JPS6381302A - ライトコントロ−ルフイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、光学的表示装置の表示面として好適なライト
コントロールフィルムに関し、詳しくは、透過光が平行
光となるように整光するためのライトコントロールフィ
ルムに関する。　　　−従来技術 近年、この種のライトコントロールフィルムが、例えば
、自動車のインストルメントパネルに装着されたスイッ
チノブの表示面として利用されている。このライトコン
トロールフィルムを表示面として使用したスイッチノブ
においては、表示面としてのライトコントロールフィル
ムの背後に光源が配置されており、自動車の夜間走行中
、この光源を点灯してライトコントロールフィルムの背
面より照明するようになっている。

第４図に代表的なライトコントロールフィルムＣの拡大
断面を示している。図において、４は透明ベースフィル
ム、２は、所定のパターン（縞状、ハニカム状、格子状
等の様々のパターン）の光吸収仕切壁２ａにより構成し
た光吸収層であって、上記ベースフィルム４の片面に接
着されている。

このライトコントロールフィルムにおいて、その背後か
ら前方に向かって透過する透過光は平行光となるように
整光される。すなわち、各光吸収仕切壁２ａに対して略
平行な光Ｌ０はベースフィルム４並びに光吸収仕切壁２
ａ間の空間を通って前方に達するが、一方、傾斜光り、
、Ｌ、は光吸収仕切壁２ａの側面に入射してこれに吸収
され、その結果、ライトコントロールフィルムの前方に
は殆ど放射されないのである。このように、スイッヂノ
ブの表示面としてのライトコントロールフィルムが整光
された光を発することにより、光は見易いものとなり、
運転者はこのスイッヂノブの位置を容易に視認すること
が可能となるのである。

尚、上記構成において、ベースフィルム４は平行光を得
るためには、必ずしも必須の部材ではない。

ところが、この種のライトコントロールフィルムにあっ
ては、光吸収層は光を吸収するために、通常、暗黒色に
染色あるいは塗装されているため、夜間照明時には特別
問題はないが、夜間照明を行わない昼間にあっては、こ
のライトコントロールフィルムは非常に黒っぽくなり、
その結果、視認性が非常に悪いという問題がある。

従って、本発明の解決すべき技術的課題は、夜間照明時
における光の整光性に支障をきたすことなく、昼間にお
いてもコントロールフィルムの表面の視認性をよくする
ことである。

発明の開示 上記技術的課題を達成するため、本発明は以下の如く構
成した。

すなわち、本発明に係るライトコントロールフィルムは
所定パターンの光吸収仕切壁により構成した光吸収層の
光吸収仕切壁で区分けされる区域毎に光反射層と光吸収
層と透光層を光吸収仕切壁を介して隣合うように形成し
たことを特徴としている。

上記光吸収仕切壁については、照明時における整光性と
昼間における表示面の視認性向上という本発明の目的を
達成するために適したパターンが任意に選択される。上
記構成における透光層は透明材料が光仕切壁間に充填さ
れる構造であっても、あるいは仕切壁間が空間である構
造であってもよい。

上記構成においては、光源より発せられる光のうち傾斜
光が光吸収仕切壁の表面で吸収されることにより、大略
平行に整光された光のみを前方に得ることができる。ま
た、昼間においては、光反射層の表面で外光が反射する
ことにより、ライトコントロールフィルムの表面に一定
の照度ヲ得ることができるため、視認性が非常に向上す
る。この場合、光反射層目体が着色されていれば、その
反射光も着色されることになる。

このようにして、上記技術的課題が達成される。

宋血桝 以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図にライトコントロールフィルムの一例を示してい
る。ここに示されたライトコントロールフィルムＣにお
いては、光吸収層２、つまり光吸収仕切壁２ａは互いに
一定の間隔をおいて平行な層としてのパターンつまり縞
状パターンとして構成される。そして、この縞状パター
ンの光吸収仕切壁２ａで区分けされる区域毎に光反射層
３と透光層１を順に、つまり光吸収仕切壁２ａを介して
隣合うように、形成している。

上記構成においては、光源より発せられかつ各光吸収仕
切壁２ａに大略平行な光り。は透過層１を透過して前方
に達する。一方、昼間においては、外光Ｌ′は光反射層
３の表面で反射して、ライトコントロールフィルム全体
を明るくする。これにより、昼間においても、このライ
トコントロールフィルムによる表示面を明瞭に視認する
ことが可能となる。

第２図は本発明の他の実施例を示すものであって、この
実施例においては、光吸収仕切壁２ａはハニカム状に形
成される。さらに正確に述べれば、この実施例において
は、各光吸収仕切壁２ａはハニカム状における各六角内
壁を構成している。−方、光反射層３はこのハニカム状
パターンの骨格を形成する部分を占めている。そして、
光吸収仕切壁２ａ内の部分は透光層１として形成されて
いる。

第２実施例においても、光源よりの略平行な光は透光層
１を透過して前方に達し、一方傾斜光は各六角状光吸収
壁２ａの壁面に吸収される。さらに昼夜における外光は
光反射層３の表面に反射してライトコントロールフィル
ム全体を明るくすることができる。

第１．２図に示すように、光吸収仕切壁２ａのパターン
は種々多くの形状が設計され得る。また、透光部ｌと光
吸収壁２ａと光反射層３の夫々が占める位置は互いに交
換することができる。例えば、第２図において、透光層
ｌと光反射層３との位置を代えてもよく、また光吸収仕
切壁２と光反射層３の位置を交換することも可能である
。

次に、上記構成のライトコントロールフィルムの好まし
い製造法を第３．４図に従って説明する。

第３図に示す製造法は、まず最初に、透光層ｌと光吸収
層２と光反射層３とを交互に積層して厚さの大きいシー
ト状中間物を構成し、第２段階において、製作すべきコ
ントロールフィルムの厚み寸法に従ってフィルム面方向
沿いに薄く切断することにより多数のライトコントロー
ルフィルムを得る方法である。

第２の製造方法は、特別の図には表わしてはいないが、
第４図を利用して説明すれば、予め、従来の如きベース
フィルム付きのライトコントロールフィルムＣを感光性
樹脂を用いかつフォトリソ加工を行って構成しておき、
第２段階で各光吸収仕切壁２ａ間に形成される空間に透
光層の材料並びに光反射層の材料を交互に充填すること
により所望のライトコントロールフィルムを得るのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係るライトコントロール
フィルムの拡大斜視図および拡大平面図、第３図はライ
トコントロールフィルム−製造法を示す拡大斜視図、第
４図は従来例に係るライトコントロールフィルムの拡大
断面図である。 １・・・透光層、２・・・光吸収層、２ａ・・・光吸収
仕切壁、３・・・光反射層、４・・・ベースフィルム、
Ｃ・・・ライトコントロールフィルム、Ｌｏ・・・平行
光、Ｌ　ｒ　。 し、・・・傾斜光。 特許出願人　株式会社東海理化電機製作所代　理　人　
弁理士　青白　葆　ほか２名Ｉ１１図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、所定パターンの光吸収仕切壁（２ａ）により構成し
   た光吸収層（２）の吸収仕切壁（２ａ）で区分けされる
   区域毎に光反射層（３）と透光層（１）を光吸収仕切壁
   （２ａ）を介して隣合うように形成してなることを特徴
   とするライトコントロールフィルム。