JPS6380768A

JPS6380768A - サイリスタバルブ

Info

Publication number: JPS6380768A
Application number: JP22192186A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Mogi; 茂木　茂
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-09-22
Filing date: 1986-09-22
Publication date: 1988-04-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の［１的〕Ｃ１ｎ業上の利用分野）本発明は、空気絶縁方式サイリスタバルブにおける絶縁
支工部の絶縁方法に改良を施こしたサイリスタバルブに
関する。

（従来の技術）近年の電力需要の増加に伴い、大容量、長距離送電及び
異周波数系統間の電力融通等、系統運用上の多くのメリ
ットを有した直流送電が多方面に　−使用されている。

現在、国内においては、一部地域において系統を連系す
る２５０ＫＶ直流送電が実施されており、この直流送電
は今後、大容量、高電圧化することが望まれている６第３図に、従来の直流送電における交直変換所の代表的
な結線図を示した。この交直変換所は、１２相整流を行
なうもので、３相交流電圧の系統１から、変換器用変圧
器２，３を経て、サイリスタバルブ群４，５に電圧が供
給され、直流電圧に変換するものである。このサイリス
タバルブ群４゜５としては、その運転実績、保守・点検
作業の容易さから、空気絶縁方式サイリスタバルブが用
いられており、通常、バルブホール６．７と称さお。

る建屋内に収納されている。また、サイリスタバシブ群
４，５を電気的に保護するために避雷器８゜９が配設さ
れている。

この様な従来の交直変換器の周辺機器を第４図に示した
。なお、第４図は、第３図における低圧側サイリスタバ
ルブ群５及びその周辺機器を示したものである。即ち、
３相交流電圧の系統１より、変換器用変圧器３を経て、
２ア一ム分を１台にした空気絶縁方式サイリスタバルブ
１２に接続され、また、この空気絶縁方式サイリスタバ
ルブ１２にはａ電器１５が接続され、この空気絶縁方式
サイリスタバルブ１２及び避雷器１５がサイリスタバル
ブホール１１内に収納されている。さらに、サイリスタ
バルブホール１１には、侵入するサージ電圧に対するブ
ロッキングコイル１３及び直流出力をサイリスタバルブ
ホール１１の外部へ導出する壁貫ブッシング１４が配設
されている。

（発明が解決しようとする問題点）この様に構成された従来の交直変換所においては、サイ
リスタバルブホール１１内に設置されるサイリスタバル
ブ１２は、交直変換器の大容量化、及び高電圧化に伴っ
て大型化する。即ち、第５図に示した様に、サイリスタ
バルブ１２は、２ア一ム分を１台にして構成されたもの
で、数千ボルト級のサイリスタ素子を直列に数個接続し
た。−単位のサイリスタ集合体（以下、モジュール）１
６を絶縁支柱１８によって支え、所定の間隔をもって多
段配置して構成されたものである。この様に構成された
サイリスタバルブ１２においては、高電圧化及び大容量
化に伴って、前記モジュール自体も、サイリスタ素子、
コンデンサ、抵抗等の内部素子の大型化によって大きな
ものとなるので、それに伴って、サイリスタバルブ１２
も大型化する。この様にサイリスタバルブの高電圧化に
伴う大型化が進むと、サイリスタバルブを収納するため
のバルブホール１１も大きくしなければならない６例え
ば、サイリスタバルブ自体の高さ縮小化は、特に望まれ
ている。さて、この高さ縮小化の際、第５図に示したサ
イリスタバルブ本体１２下部の絶縁支工部２１の高さ縮
小は、特に注目されている。しかし、この部分は、バル
ブ本体１２を支えるための絶縁支柱１８、熱吸収のため
にバルブ内に送られる冷却水用の絶縁パイプ１９．サイ
リスタ点、弧用信号を送るためのライトガイド２０等で
構成されている。これらの絶縁部品は、これまでの改良
、工夫が生かされた結果、限界設計に近く、空気中にお
ける絶縁縮小化をこれ以上多くを望めないまでになって
いる。

従って、無理に絶縁縮小化をすることは、支工部２１の
絶縁不安定、絶縁トラブル等を招くおそれがある。しか
し、前記の様に、今後の高電圧大容量化に備え、絶縁縮
小化は、急務のＲＭであり、解決すべき課題である。こ
の様な背景から、抜本的な絶縁工夫が必要とされていた
。

本発明は、上記した様な従来のサイリスタバルブの問題
点を解消するため提案されたもので、その目的は、絶縁
支工部の絶ｅ構成を改良することにより、この部分の絶
縁安定化、絶縁寸法縮小化を図って、小型化した信頼性
のあるサイリスタバルブを提供することにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段とその作用）第１図に、
問題点を解決するために改良を施こした実施例を示した
０図において、サイリスタバルブ本体１２の下部の支工
部２１の周囲を絶縁板２３で囲み、内部に絶縁ガスを封
入して内部の絶縁強化を図り、外周部にひだを取り付は
沿面距離をのばすことで絶縁強化を図る。これらの手段
を施こすことにより、支工部２１の絶縁寸法の縮小化を
図る。

（実施例）第１図に、一実施例を示した。第１図は、第５図におけ
るサイリスタバルブ支二部２１をとくに拡大して示した
図である８支二部２１は、サイリスタバルブ本体１２内
部の熱を吸収するための冷却水用絶縁パイプ１９．サイ
リスタ素子点弧用信号を送るためのライトガイド装置２
０．サイリスタバルブ本体を支えるための絶縁支柱１８
等で構成されている。

これら部品の周囲に、気密が保たれる様に、絶縁板２３
を設置し、内部は、大気圧相当の絶縁ガス（例えばＳ　
Ｆ、）を封入する。また、絶縁板外周部には、ひだを取
り付は沿面路を長くしている。

第２図に、絶縁板２３のサイリスタバルブ下部シ−ルド
２２と架台２６間の設置方法の一例を示した。

図の様に、下部シールド２２と架台２６にそれぞれ絶縁
板２３を、はめ込むことができる溝２４．２５を設け。

絶縁板２３を設置する。そして、溝２４．２５の外周部
には、気密保持用の絶縁性接着剤２８を取り付けである
。

この様に、構成された、絶縁支工部２１は、絶縁板２３
の内部は、空気より数倍耐圧強度があるＳＦ、ガスの封
入により、絶縁強化される。外部は、ひだを取り付ける
ことにより沿面距離が延長され、これにより絶縁耐力が
向上する。これにより支工部２１の絶縁耐力は、著しく
向上する。これにより、高さ方向の縮小化は、可能にな
る。また。

絶縁板２３内部に絶縁ガス（ＳＦ、ガス）を封入し、密
閉したことで、従来、外気温、湿度、ホコリ等に影響を
受けていた、水パイプ、ライトガイド。

絶縁支柱の沿面絶縁部は、とくに支障が無くなるため、
絶縁が安定する。これにより、絶縁支工部の信頼性は向
上する。

（他の実施例） ■　本実施例では、封入する絶縁ガスをＳＦ。

ガスとして説明したが、他の絶縁ガスでも可である。

■　絶縁板２３は、とくに指定しなかったが、ＦＲＰ、
エポキシ材、塩ビ等、高絶縁体であれば良い、材料の厚
さは、内部封入するガス圧に耐え、また、機械的に加わ
る力に耐えるものであればよｔ）。

■　絶縁板２３の外周部に取り付けられるひだは、寸法
指定はとくにしない。沿面路が長く取れる形状であれば
良い。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、本発明の構成にすることにより、絶
縁支工部の絶縁は強化され、この部分の絶縁寸法の縮小
化が成される。また、外部環境に影響を受けないため絶
縁が安定し、絶縁信頼性が増す。

これら効果により、サイリスタバルブの高さ方向の縮小
化および絶縁信頼性向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す図、第２図は第１図の部
分拡大図、第３図は交直変換所の結ａ図を示す図、第４
図は交直変換器の周辺機器の配置を示す斜視図、第５図
は交直変換器の正面を示す図である。１・・・３相交流電圧系統２．３・・・変換器用変圧器４．５，１２・・・サイリスタバルブ６．７，１１・・・バルブホール８．９．１５・・・アレスター　１０　用直流線路１３
・・・ブロッキングリアクトル１４・・・壁貫ブッシング　１６・・・モジュール１７
・・・高圧シールド　　１８・・・絶縁支柱１９・・・
絶縁パイプ　　　２ｏ・・・ライトガイド装置２１・・
・バルブ本体支工部２２・・・バルブ下部シールド　　２３・・・絶縁板２
４、２５・・・溝　　　　　２６川架台２７・・・絶縁
板のびた　　２８・・・接着剤第１図第２図第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）数個のサイリスタ素子を直列に接続した一単位の
サイリスタ素子集合体を絶縁支柱にて支え、所定の間隔
をもって多段配置してなる空気絶縁方式サイリスタバル
ブにおいて、前記サイリスタバルブ下部における絶縁支
柱、絶縁パイプ等で構成されている絶縁支工部の周囲を
、気密が保たれる様に絶縁板で囲み、さらに内部に絶縁
ガスを封入して、絶縁支工部を構成したことを特徴とす
るサイリスタバルブ。
（２）絶縁板の外周部に、ほぼ水平方向にひだを設けた
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のサイリス
タバルブ。