JPS637923B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS637923B2
JPS637923B2 JP5965378A JP5965378A JPS637923B2 JP S637923 B2 JPS637923 B2 JP S637923B2 JP 5965378 A JP5965378 A JP 5965378A JP 5965378 A JP5965378 A JP 5965378A JP S637923 B2 JPS637923 B2 JP S637923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratio
cutting thickness
continuously variable
variable transmission
adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5965378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54150799A (en
Inventor
Masakuni Iwamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
Priority to JP5965378A priority Critical patent/JPS54150799A/ja
Publication of JPS54150799A publication Critical patent/JPS54150799A/ja
Publication of JPS637923B2 publication Critical patent/JPS637923B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベニヤレースにおける切削厚調整方法
に関するものである。
従来のベニヤレースにおいては、スピンドルの
回転を、刃物台を移動させる送りネジに伝達し
て、原木一回転毎に刃物台を所定量づつ移動させ
る場合、スピンドルから刃物台への駆動系統に、
予め回転比を設計した段歯車又は歯車列等歯車等
を介在させて行う、所謂歯車伝達方式を採用して
おり、正確な伝達が成し得る利点はあるものの、
原木一回転当りの刃物台の移動量の設定或は変
更、つまり削成すべきベニヤ単板の切削厚の調整
は、噛合する歯車の変換或は予備の替歯車の交換
による故に、次に指摘する欠点も有していた。
第1に指摘する点は、切削厚の調整が有段階で
あつて、細かい調整ができない点である。即ち、
少なくとも数種に亙る主要なベニヤ単板の厚さに
適合させるべく、各種歯車類の回転比を予め設計
するものであるが、歯車の歯数はあくまでも整数
に限定されるから、如何様に組合わせても、調整
が有段階とならざるをえず、たとえ予備の替歯車
の交換によつて、設計以外の回転比を補足すると
しても、必要十分な補足は到底できず、例えば原
木毎の硬度差に応じて、或は原木内の硬度差に応
じて、主要なベニヤ単板毎に、例えば千分の数糎
単位で設定厚を調整することは事実上不可能であ
る。
第2に指摘する点は、設定厚を調整する際の作
業性が劣悪となる点である。即ち、所望ベニヤ単
板の厚さに適合させて、各種歯車類の回転比を都
度変換するものであるが、予め設計した範囲であ
れば、噛合する歯車の切削厚との関係を表示した
表を参照して、また設計範囲外であれば、所要替
歯車の歯数を算出して、各歯車の噛合を変える必
要があり、而もいずれにせよ、一旦駆動系統の伝
達を断つて変える必要があるから、その作業性が
甚だ劣悪で、ベニヤレースの稼動率を低下させる
要因となつている。
本願発明は以上のような諸欠点を解決するため
に成されたもので、確実性が保障される歯車伝達
方式に代えて、敢て、不確実性が内在する無段変
速機を主体的に用いて成る切削厚の調整方法を提
案するものであるが、前記無段変速機は、現在の
技術水準にあつてはかなり請度が向上しており、
而も本願発明においては、実際の変速比の検証手
段との結合によつて、前記不確実性が解消される
に至つている。
扨て、本願発明は先記諸欠点を解決するために
成されたものであるが、特に注目すべき目的は、
如何なる切削厚で切削中であつても、例えば原木
の性質に応じて、或は後工程で誘発されるベニヤ
単板の厚さの変動(特に熱圧工程において多発す
る)を予測して、微量な切削厚の調整が、無段に
且つ容易に成し得るよう図ることにあり、斯様な
目的の達成は、合板製造工程中において最も困難
とされた、ベニヤ単板の厚さの管理に、多大な成
果を挙げることができる。なぜならば、たとえ変
動が1%であつても、ベニヤ単板の長さ或は幅で
あれば、変動が数糎単位で現れるのに対し、厚さ
では、千分の数糎単位でしか変動が現れず、後工
程における識別は勿論のこと、補修も極めて困難
で、従来はベニヤ単板の厚さの管理は事実上不可
能であつたものが、近年の原木事情の悪化、省資
源の観点等からして、ベニヤ単板の厚さの管理の
重要性が益々拡大されてきたからである。そし
て、当初から、即ち、切削時に即応して対処し得
る本願発明は、原則に基づく故に、厚さの管理に
極めて効果的であつた。
従つて、本願発明においては、スピンドルと刃
物台との駆動系統に無段変速機を介在させて採用
し、その変速比に基づいて切削厚を決定すること
を基本としている。そして、前記無段変速機を境
に、スピンドル側の駆動系統に於ける適宜位置の
実質的な回転数と、刃物台側の駆動系統に於ける
適宜位置の実質的な回転数とを検出し、更に各回
転数の比を求め、該比に基づき前記無段変速機の
変速比を実質的に調節することにより、切削厚調
整を行う。
斯様な方法によれば、たとえ切削途上であつて
も、無段変速機の変速比を調節するだけで、所望
の切削厚の調整が、無段に且つ容易に成し得るの
で、従来に比べて格段に合理的であるのは勿論の
こと、各回転数の比を求め、実際の変速比を検証
して、調節するものであるから、無段変速機自体
の精度にかかわりなく、精度良い切削厚調整を行
うことができ効果的である。
以下、本願発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。
第1図はベニヤレースの内の主に本願発明に関
係する部分を説明するための説明図である。図
中、1は刃物台2に保持された原木切削用の刃物
である。また刃物台2には、プレツシヤーバー等
のプレツシヤー部材5と、その位置を調整する調
整ネジ6が備えられている。そして、それら各部
材が備えられた刃物台2は、送りネジ4の送り作
用により、スピンドル3に向つて送られ、原木
(図示省略)を切削する。尚、記号A,B,Cは、
駆動系統を説明する便宜上、主要部材に付したも
ので、Aはスピンドルを、Bは送りネジを、Cは
調整ネジを夫々示す。
次に、切削厚の決定を司る駆動系統について具
体的に説明する。
第2図は本願発明の第1の実施例を説明するた
めの説明図であり、スピンドルAと送りネジB
を、無段変速機7を介して連結している。そし
て、スピンドルAと無段変速機7の間、及び送り
ネジBと無段変速機7の間に、夫々回転検出器8
を備え、更に検出した各回転数又は回転角を、電
気信号等の適当な手段を介して回転比率計9に伝
達し、該回転比率計9においてその比を求め、表
示器10に表示すると共に、該表示を基に、無段
変速機の変速レバー等の調節機構11を操作し
て、無段変速機7の変速比を調節することによ
り、切削厚を調整する。
斯様な方法によれば、スピンドルAと送りネジ
Bを、無段変速機7を介して連結していることか
ら、その変速比を調節することにより、たとえ切
削途上であつても、原木一回転当りの刃物台の移
動量、つまり切削厚を、無段に且つ容易に調整し
得ることが理解されるであろう。そして更に、表
示器10に表示される各回転数の比、つまり実際
の変速比を基に、変速比を調節するものであるか
ら、無段変速機自体の精度にかかわりなく、精度
良い切削厚調整が成し得ることもまた容易に理解
されるであろう。
尚、前記実施例を具体化する装置としては、主
としてサイクルカウンターの応用としての装置類
を用いると良い。即ち、例えば回転に伴つてパル
スを発生させる回転トランスジユサーにて回転検
出器8を構成し、パルス数を以つて回転数又は回
転角を検出する。次いで、回転比率計9に於て
は、各回転検出器8からのパルス数を別々にカウ
ントさせ、一方を基準にして比較すれば良く、例
えば一方のパルス数が100パルスに達した時点で、
他方のパルス数を出力すれば、実質的に比が求め
られるから、その出力をアナログ方式又はデジタ
ル方式の表示器10に表示させる。この種の装置
類は市場に豊富に用意されている。
次に、本願発明の第2の実施例を第3図を基に
説明する。本例は、第2図の例を更に改良したも
ので、前記表示器10に代えて、比較回路12を
設置し、各回転検出器8による検出に関連して、
回転比率計9にて求められた各回転数の比を、前
記比較回路12へ入力すると共に、設定器13を
用いて予め比較回路12に設定した値と比較し、
該設定した値と前記比が一致しない場合、或はそ
の差が許容値を越える場合には、比較回路12か
ら操作信号を発信して、調節機構11を操作し、
自動的に無段変速機の変速比を調節して、前記比
が設定した値と、一致乃至はその差が許容値に収
るよう制御する。
表示器の表示を基に調節を行う先例に比べ、本
例における切削厚の調整は、設定器13を用いて
比較回路12に値を設定するだけで足り、一層合
理的である。
尚、本例を具体化する装置としての、サイクル
カウンターの応用としての装置類を用いるのが良
い。即ち、例えばデジタル式のカウンターを設定
器13として用いれば至便であり、また比較回路
12についても、同様にパルス数を比較するもの
が至便であつて、例えば市販のサムタク株式会社
製の回転比率計(型式…PR−14−A2)を用いれ
ば、回転比率計9・比較回路12及び設定器13
が一体状に組合わされているので、極めて好便で
ある。更に調節機構11についても、パイロツト
モーターとして無段変速機7に一体状に付設され
たものを用いれば、無段で制御でき、また操作信
号による正逆転等の遠隔操作も容易で至便であ
る。
第4図に例示した実施例は、第3図の例を発展
させた例であり、比較回路12から発信される操
作信号を利用して、調節機構11の操作と共に、
調整ネジCをも操作し、切削厚の調整に同調させ
て、プレツシヤー部材の位置の調整をも行うもの
で、実用上著しく有効である。
尚、前記いずれの実施例にあつても、例えば比
が壱であれば、切削厚が1mmとなり、比が参であ
れば、切削厚が3mmとなるように、比が、切削厚
に相当する数値で求められるべく、実質的な回転
数の検出条件を設定すれば、表示器の表示に基づ
く調節や、比較回路における設定器による値の設
定が著しく簡便となるので、実用上極めて好都合
である。
それを具現化する手段としては、例えば各回転
検出器8を、夫々の駆動系統内における前記検出
条件を満たす位置へ選択的に配置する手段が挙げ
られ、或は夫々の駆動系統における回転数を、前
記検出条件を満たす回転数に比例的に拡大又は縮
少させて、各回転検出器8により検出するように
しても差支えなく、更にはパルスを応用した装置
類を用いる場合であれば、個々の検出器の一回転
当りのパルス数を、前記検出条件を満たすよう異
ならせても差支えなく、要は第5図に例示する如
く、比Kが、切削厚Tに相当する数値で求められ
れば差支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図はベニヤレースの内の主に本願発明に関
係する部分を説明するための説明図、第2図・第
3図及び第4図は実施例を説明するための説明
図、第5図は比と切削厚との好ましい関係を説明
するための説明図である。 1……刃物、2……刃物台、3……スピンド
ル、4……送りネジ、5……プレツシヤー部材、
6……調整ネジ、7……無段変速機、8……回転
検出器、9……回転比率計、10……表示器、1
1……調節機構、12……比較回路、13……設
定器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スピンドル・刃物・刃物台・プレツシヤー部
    材を備えたベニヤレースの切削厚調整を、前記ス
    ピンドルから刃物台への駆動系統に介在させた無
    段変速機の変速比に基づいて行うこととし、前記
    無段変速機を境に、スピンドル側の駆動系統にお
    ける適宜位置の実質的な回転数と、刃物台側の駆
    動系統における適宜位置の実質的な回転数とを検
    出し、更に各回転数の比を求め、該比に基づき前
    記無段変速機の変速比を実質的に調節することに
    より、切削厚の調整をすることを特徴とするベニ
    ヤレースにおける切削厚調整方法。 2 比が、切削厚に相当する数値で求められるべ
    く、実質的な回転数の検出条件を設定して成る特
    許請求の範囲第1項に記載するベニヤレースにお
    ける切削厚調整方法。 3 比を表示し、該表示に基づき無段変速機の変
    速比を調節して成る特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載するベニヤレースにおける切削厚調整
    方法。 4 比を予め設定した値と比較して自動的に無段
    変速機の変速比を調節して成る特許請求の範囲第
    1項又は第2項に記載するベニヤレースにおける
    切削厚調整方法。
JP5965378A 1978-05-18 1978-05-18 Cutting thickness adjusting method in veneer lace Granted JPS54150799A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5965378A JPS54150799A (en) 1978-05-18 1978-05-18 Cutting thickness adjusting method in veneer lace

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5965378A JPS54150799A (en) 1978-05-18 1978-05-18 Cutting thickness adjusting method in veneer lace

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54150799A JPS54150799A (en) 1979-11-27
JPS637923B2 true JPS637923B2 (ja) 1988-02-19

Family

ID=13119367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5965378A Granted JPS54150799A (en) 1978-05-18 1978-05-18 Cutting thickness adjusting method in veneer lace

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS54150799A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57178707A (en) * 1981-04-25 1982-11-04 Uroko Seisakusho Co Ltd Veneer lathe
JPS57178710A (en) * 1981-04-27 1982-11-04 Uroko Seisakusho Co Ltd Veneer lathe

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54150799A (en) 1979-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5109936A (en) Dynamic weight control system
US4437367A (en) Process and apparatus for controlling the cutting feed of band saw machines
US4020406A (en) Web cutting control system
US4384500A (en) Registration control for a label cutoff apparatus
US4398877A (en) Sheeting of biscuit dough
JPS6397566A (ja) 輪転機における料紙切断位置自動調整装置
US4991761A (en) Web guide apparatus
GB2105875A (en) Control system for blank presser
US5119981A (en) Web guide apparatus
CA1173939A (en) Apparatus for decelarating the drive to a winding device for strip material
JPS637923B2 (ja)
JP2709468B2 (ja) ベニヤレース
GB1349563A (en) Control systems for gear cutting machines
GB1325483A (en) Length control method and apparatus
JPS598493B2 (ja) カツタと被加工物との間隔調整装置
US4194421A (en) Safety system for the drive of a synchronous cross cutter
JPS6345928B2 (ja)
US3736821A (en) Electronically adjusted variable ratio drive
JPH04101971A (ja) 圧造機の線材切断装置における線材送り量制御装置
JPS6345927B2 (ja)
JPS5946775B2 (ja) 押出機の制御方法
JP2524110B2 (ja) スリツタ−巻取機
CA2058353C (en) Dynamic weight control system
US3173323A (en) Automatic set-up means for cut-off
US2999197A (en) Motor control system