JPS6379065A - 液体クロマトグラフイ用充填剤 - Google Patents

液体クロマトグラフイ用充填剤

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JPS6379065A
JPS6379065A JP61223992A JP22399286A JPS6379065A JP S6379065 A JPS6379065 A JP S6379065A JP 61223992 A JP61223992 A JP 61223992A JP 22399286 A JP22399286 A JP 22399286A JP S6379065 A JPS6379065 A JP S6379065A
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polymer fine
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JP61223992A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Tomita
俊彦 富田
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Mareyoshi Sawaguchi
希能 澤口
Tadashi Asano
浅野 匡司
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、球形状で耐溶剤型の、かつ粒径の均一性に優
れる架橋重合体微粒子からなり、分離性能に優れる液体
クロマトグラフィ用充填剤に関する。
従来の技術 一般に、逆相系の液体クロマトグラフィ用充填剤として
は、充填性や性能の点などから破砕状のものより球形状
のものが好ましく、その粒径分布が狭いとなお好ましい
。すなわち、粒径が均一であるほど好ましい。
従来、有機系で球形状の液体クロマトグラフィ用充填剤
としては、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体で代表
されるポリマ系充填剤が知られていた。
しかしながら、従来のポリマ系充填剤にあっては、粒径
の均一性に劣る問題点、すなわち粒径分布が広い問題点
があった。
使用時に例え多段式精密分級方法(特開昭52−564
47号公報)などにより分級処理するとしても、その分
級処理に基づく総合的な作業効率の低下もさることなが
ら、満足できる粒径分布のものを得ることは困難であっ
た。
問題点を解決するための手段 本発明者らは上記の問題点を克服し、球形状でかつ耐溶
剤型であり、しかも粒径の均一性に優れる、望ましくは
粒径が1〜30μmで粒径分布の標準偏差が1μm以下
である液体クロマトグラフィ用充填剤を開発するために
鋭意研究を重ねた結果、シード重合方式で得た低架橋高
分子微粒子を架橋性単量体と非架橋性単量体で変性して
なる架橋重合体微粒子によりその目的を達成しうろこと
を見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、架橋性単量体と非架橋性単量体を
低架橋高分子微粒子中に吸収させてこれを共重合処理し
てなる、球形状かつ耐溶剤型で粒径の揃った架橋重合体
微粒子からなる液体クロマトグラフィ用充填剤を提供す
るものである。
作用 シード重合方式で得た低架橋高分子微粒子を架橋性単量
体と非架橋1v1.単量体で変11シてなる架橋重合体
微粒子を用いることにより、球形状かつ耐溶剤型であり
、しかも粒径の均一性に優れる液体クロマトグラフィ用
充填剤が得られる。
発明の構成要素の例示 本発明の液体クロマトグラフィ用充填剤は、架橋性単量
体と非架橋性単量体を低架橋高分子微粒子中に吸収させ
てこれを共重合処理して得た架橋重合体微粒子よりなる
この架橋重合体微粒子は例えば次の方法により製造する
ことができる。
すなわち、まず低架橋高分子微粒子と架橋性単量体と非
架橋性単量体とを分散状態で含む混合液を調製する。
その際、低架橋高分子微粒子としては、使用する架橋性
単量体及び非架橋性単量体を吸収するもの、すなわち架
橋性単量体、非架橋性単量体ないしこれらの混合物で膨
潤しうるものが用いられる。
低架橋高分子微粒子の架橋度としては、用いる前記単量
体による膨潤度(膨潤前後における粒子の容積比)が4
〜150、好ましくは8〜100のものが適当である。
また、粒径が0.4〜2hm、好ましくは0.5〜15
1Imで粒径分布の標準偏差が0 、5回m以下、好ま
しくは0.1回m以下、より好ましくは0.05回m以
下の低架橋高分子微粒子が望ましく用いられる。これに
より、粒径が1〜30μmで粒径分布の標準偏差が1μ
m以下のものを分級処理することなく得ることができる
前記した低架橋高分子微粒子は例えば下記の調製法によ
り得ることができる。
すなわち、その−は、架橋性単量体と非架橋性単量体と
を乳化剤を含む分散媒又は含まない分散媒に分散させ、
分散媒に可溶性の重合開始剤の共存下に通常の重合方式
を適用して得る方式である。
この場合には乳化剤を用いない無乳化重合方式が得られ
る重合体の粒径がより大きい点で好ましい。
他の調製法は、架橋性単量体と非架橋性単量体を通例の
乳化重合方式で処理して得たエマルジョンにおける架橋
重合体を初期のシード粒子とし、このシード粒子に分散
媒、架橋性単量体、非架橋性単量体、さらには必要に応
じて反応の安定化に要する量の乳化剤(表面張力が55
ダイン/印以上となるようにすることが好ましい。)及
び重合開始剤を加えて重合処理するシード重合を1回又
は必要に応じ2回以上繰り返し適用して径を成長させ、
所定の大きさと膨潤度を有する低架橋高分子微粒子とす
る方式である。
さらに他の調製法は、非架橋性単量体を通例の乳化重合
方式で処理して得たエマルジョンにおける非架橋重合体
を初期のシード粒子とし、このシード粒子に対して架橋
性単量体を用いないで、前記したシード重合を1回又は
2回以上繰り返して径を成長させたのち、得られた非架
橋高分子微粒子をシード粒子としてこれに架橋性単量体
と非架橋性単量体を用いたシード重合を適用し、所定の
大きさと膨潤度を有する低架橋高分子微粒子とする方式
である。
上記の調製法において非架橋性単量体と架橋性単量体の
使用割合については特に限定はな(、使用単量体の種類
等により適宜に決定される。一般には、非架橋性単量体
98〜99゜95重量%、架橋性単量体2〜0.05重
量%の使用割合が適当である。
架橋性単量体の使用割合が過少であると膨潤度の過大な
ものが得られ、最終目的物の液体クロマトグラフィ用充
填剤が耐溶剤性に乏しいものとなる場合がある。一方、
架橋性単量体の使用割合が過多であると膨潤度の過小な
ものが得られ、その低架橋高分子微粒子中に架橋性単量
体ないし非架橋性単量体を充分に吸収させることができ
ず、新粒子生成の原因となって本発明の目的が充分に達
成されにくい。
上記したシード重合方式で得た低架橋高分子微粒子は粒
径の均一性に特に優れており、本発明において好ましく
用いうる。
なお、上記した低架橋高分子微粒子の調製法においては
分散媒として通常、水が用いられるので、低架橋高分子
微粒子を得るための非架橋性単量体、架橋性単量体とし
ては、そのものないしその重合体が水に難溶性のものな
いし溶解しないものが好ましく用いられる。水に溶解し
やすいものであると、水中で重合が進行してシード粒子
等の粒径が成長しに(かったり、新たな粒子ができやす
くなったりして好ましくない。
分散媒が水である場合に好ましく用いつる非架橋性単量
体としては、例えばスチレン、メチルスチレン、エチル
スチレンのようなスチレン系単量体、アクリル酸ブチル
、メタクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
、メタクリル酸2−エチルヘキシルのような炭素数が4
以上のアルキル基を有するアクリル酸、メタクリル酸の
エステル系単量体などをあげることができる。
一方、架橋性単量体の好ましいものとしては、例えばト
リメチロールプロパントリメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼンのよう
なエチレン性二重結合を2以上有する単量体などをあげ
ることができる。
用いる非架橋性単量体、架橋性単量体は1種のみであっ
てもよいし、2種以上であってもよい。
目的物の用途に応じて決定される。一般には、耐圧性に
優れることが要求されるので、重合体のガラス転移点が
高いスチレン系車量体を非架橋性単量体として用い、水
への溶解性の低いジビニルベンゼンを架橋性単量体とし
て用いることが好ましい。なお、スチレン系単量体は共
重合処理において凝集することなく安定に処理を進めつ
る利点なども有している。
上記した混合液の調製は通常、低架橋高分子微粒子の分
散液、殊に乳化重合液上しての水分散液と、架橋性単量
体及び非架橋性単量体、殊に架橋性単量体及び非架橋性
単量体からなる単量体混合物に重合開始剤を添加したも
のとを混合する方式により行われる。もちろん、この方
式に限定するものでない。
その混合割合は、低架橋高分子微粒子100重量部あた
り前記両車量体の合計量で100〜3000重量部が適
当である。該単量体の混合割合が100重量部未満であ
ると得られる液体クロマトグラフィ用充填剤が耐溶剤性
に乏しくなり、3000重量部を超えると新粒子を生成
しやすくなる。
他方、両車量体すなわち架橋性単量体と非架橋性単量体
の配合割合は、非架橋性単量体1モルあたり架橋性単量
体0.1〜1モル、好ましくは0.2〜0.8モルが適
当である。その架橋11単量体の配合割合が0.1モル
未満であると形成される架橋重合体の架橋密度が過少と
なり、1モルを超えるとその架橋密度が過多となってい
ずれの場合も本発明の目的が達成されにく(なる。
前記した混合液の調製に用いうる架橋性単量体、非架橋
性単量体としては、上記した低架橋高分子微粒子を調製
する場合に例示したものと同様のものをあげることがで
きる。従って、水分散系の場合には、ジビニルベンゼン
とスチレン系単量体との組合せのように水に難溶性のも
のの組合せが好ましい。殊に、ジビニルベンゼンとスチ
レン系単量体との組合せからなるものは、スチレン系単
量体に基づ(高いガラス転移点性により耐圧性が要求さ
れる場合に適している。この場合、その配合割合として
はジビニルベンゼン10〜50重量%、スチレン系単量
体90〜50重量%が適当である。
調製された混合液は重合開始剤の共存下に重合過程にお
かれるが、その共重合処理は低架橋高分子微粒子中に架
橋性単量体と非架橋性単量体とを吸収させた状態で行わ
れる。その吸収は、例えば低架橋高分子微粒子の分散液
に前記単量体の混合物を加えて撹拌することにより行わ
しめることができる。その際、該単量体の吸収速度を上
げるために加熱してもよいし、水分散系の場合にはアセ
トンやエタノールなどの水溶性溶剤を加えてもよい。ま
た、該単量体を予め乳化して加える手段などによっても
よい。なお、溶剤を用いる方式においては、その溶剤を
重合開始前に除去しておくことが好ましい。
共重合処理は通例の処理条件で行うことができる。水媒
系による場合、重合開始剤としては通常の油溶性のラジ
カル系開始剤が好ましく用いられる。水溶性のものであ
ると新たな粒子が生成するときがあって不都合を生じる
場合がある。
重合開始剤は使用単量体に0.1〜′3重量%溶解させ
て用いる方式が、重合を円滑に行わしめるうえで望まし
い。
重合に際しては、粒子の安定化のために乳化剤、重合安
定剤を用いることが一般に望ましい。その使用量は低架
橋高分子微粒子以外に新粒子が生成しない量とすること
が適当である。
上記のようにして共重合処理することにより、低架橋高
分子微粒子中に架橋性単量体と非架橋性単量体に基づ(
より架橋密度の高い架橋重合体を有する構造の、粒径が
1”3hmで粒径分布の標準偏差がIIJI11以下、
好ましくは0.5νl以下で、球形状の真球性及び耐溶
剤性に優れる架橋重合体微粒子が得られる。
得られた架橋重合体微粒子はそのまま本発明の液体クロ
マトグラフィ用充填剤として用いることができる。
一方、本発明の液体クロマトグラフィ用充填剤は多孔性
のものであってもよい。
多孔性の付与は上記した架橋重合体微粒子を、アセトン
やトルエン等の溶剤を用いた超音波処理等で溶剤可溶物
質を除去する方式により行いうる場合もあるが、この場
合には例え多孔性のものを得たとしてもその比表面積の
増大はさほど太き(ない。
多孔性の付与の好ましい方法は、用いる単量体からなる
重合体の良溶剤ないし貧溶剤等からなる孔調整剤を単量
体で低架橋高分子微粒子を処理する段階で用いる方法で
ある。これにより、比表面積の任意な拡大ないし孔形の
調整が可能になる。
孔調整剤の適用方式としては、用いる単量体より先に、
あるいは用いる単量体と共に(単量体混合物に添加して
用いる方式を含む。)低架橋高分子微粒子に吸収させて
これを重合処理したのち、得られた孔調整剤を含む架橋
重合体微粒子より溶剤可溶物質を抽出除去する方式など
をあげることができる。
孔調整剤の使用量は、低架橋高分子微粒子100重量部
あたり6000重量部以下が適当である。一般には、単
量体の使用量に基づいて決定され、単量体の種類によっ
ても異なるが通常、単量体ないしその混合物に対し35
0重量%以下、好ましくは10〜250重量%が適当で
ある。孔調整剤の使用量が過多の場合には形成される孔
が過大となり、内部が空洞化した中空物が得られるとき
があり、多孔性の観点よりは好ましくない。
孔調整剤としては、後続の抽出処理過程で溶剤可溶物質
として除去可能なものが用いられる。−般には、水に対
する溶解度が室温において1重量%以下(水不溶性)で
あり、用いる非架橋性単量体又は/及び架橋性単量体に
可溶のものが用いられる。その溶解度が1重量%を超え
るものでは、低架橋高分子微粒子中に吸収されずに水媒
中に残存して多孔性の形成に寄与しなかったり、反応系
の安定を阻害したりする場合がある。
孔調整剤の具体例としては、ヘキサン、ヘプタン、イソ
オクタン等の飽和炭化水素類、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキシルアル
コール、n−オクチルアルコール、2−エチルヘキシル
アルコール等のアルコール類、ポリスチレン、流動パラ
フィン等の線状高分子類などをあげることができる。孔
調整剤は1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用し
てもよい。
溶剤可溶物質の抽出は、例えば次の方式により行うこと
ができる。
すなわち、得られた架橋重合体微粒子を含む水分散液に
おける分散媒としての水を、より極性の低い媒体へと徐
々に置換して、使用した非架橋性単量体ないしその重合
体あるいは孔調整剤とSP値(溶解性パラメータ)が類
似した媒体に最終的に置換し、この媒体で洗浄を繰り返
して架橋重合体微粒子中の溶剤可溶物質を抽出する。
置換媒体としては、究極には微粒子中より除去されるこ
とが望まれるので、揮発性の低沸点溶剤が一般に好まし
く用いられる。その代表例としてはメタノール、エタノ
ールのようなアルコール類、アセトンのようなケトン類
、その化アセトニトリル、クロロホルム、テトラヒドロ
フラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ンなどをあげることができる。置換媒体は、水との温媒
体あるいは2種以上の溶剤を用いた温媒体などであって
もよい。
抽出処理は、架橋重合体微粒子を置換媒体中に分散させ
て処理する方式が効率的である場合もある。その場合に
は、例えば超音波による分散方式を適用することも可能
である。
なお、抽出処理後の架橋重合体微粒子中に残存する置換
媒体の除去は、例えば減圧乾燥方式、スプレードライヤ
ー等による方”式などで容易に行うことができる。
上記のようにして、網状の多孔性構造を有する球形状で
耐溶剤型、かつ粒径の均一性に優れる架橋重合体微粒子
よりなり、比表面積が5nf/g以上、好ましくは10
〜100OJ / gの液体クロマトグラフィ用充填剤
が得られる。
本発明の液体クロマトグラフィ用充填剤は、通常の逆相
系ないし順相系にいたる分離モード(吸着及び分配によ
る)の液体クロマトグラフィにも適用できるものである
が、さらに本発明においては、架橋重合体微粒子にスル
ホン基、カルボキシル基、水酸基等の種々の官能基を付
与してイオン交換クロマトグラフィ、アフィニイテーク
ロマトグラフィ用などの液体クロマトグラフィ用充填剤
とすることもできる。
官能基を有する架橋重合体微粒子を得る方法としては、
官能基を有する単量体を非架橋性単量体ないし架橋性単
量体として、あるいは別途に非架橋性単量体等に混合し
て用いて低架橋高分子微粒子に吸収させ、これを共重合
処理する方式、又は官能基を有する単量体を用いないで
得た架橋重合体微粒子を硫酸、水酸化カリウム等の導入
剤で処理する方式などをあげることができる。
なお、本発明の液体クロマトグラフィ用充填剤は、限定
するものでないが、粒径1〜30μmで粒径分布の標準
偏差1μm以下の架橋重合体微粒子群、あるいは粒径分
布が1μm以下の差内に全粒子数の90%以上を含む状
態にある任意な粒径の架橋重合体微粒子群からなるもの
などとして一般に実用途に供される。
発明の効果 本発明の液体クロマトグラフィ用充填剤は、特殊な架橋
重合体微粒子よりなるので、有機系でありながら耐溶剤
性に優れており、また球形状でしかもその粒径の均一性
に優れている。
その結果、分級処理を施すことな(使用することができ
、工程ないし作業時間の短縮化など効率的な作業を可能
にする。また、精度に優れる液体クロマトグラフィを行
うことができる。
実施例 参考例 ラウリル硫酸ナトリウム0.6部(重量部、以下同様)
を溶解・させたイオン交換水70部にジビニルベンゼン
を0.23%(重量%、以下同様)含むスチレン30部
を分散させた後、これを撹拌しながら窒素気流下で70
℃に昇温させ、ついで過硫酸カリウム0.03部を溶解
させたイオン交換水5部を加え、70℃に8時間保持し
て初期シード粒子としての架橋系重合体の水分散液を得
た。この重合体の粒径は0.045ums粒径分布の標
準偏差は0.01部mであった。
次に、得られた初期シード粒子の水分散液10部とイオ
ン交換水65部を混合して70℃に昇温したのちジビニ
ルベンゼンを0.25%含むスチレン30部を加えて1
時間撹拌し、ついで過硫酸カリウム0.03部を溶解さ
せたイオン交換水5部を加えて70℃に8時間保持し、
粒径が0.152μm、粒径分布の標準偏差が0.01
2μmの2次シード粒子の水分散液を得た。そして、さ
らに前記に準じて2次シード粒子より3次シード粒子を
、3次シード粒子より4次シード粒子を表に示す組成で
順次調製した。
なお、シード粒子のスチレンに対する膨潤度を測定する
と4次シード粒子で15であった。
実施例1 参考例で4次シード粒子として得た低架橋高分子微粒子
を含む水分散液10部にイオン交換水120部とポリビ
ニルアルコール(ケン化度88%)の10%水溶液5部
を加えて均一に撹拌したのち、これにスチレン75%と
ジビニルベンゼン25%からなる単量体混合物60部に
過酸化ベンゾイル0.6部を溶解させたものを加え、撹
拌しながら窒素気流下60℃で4時間、続いて80℃に
昇温して5時間共重合処理し、架橋重合体微粒子の水分
散液を得た。
この微粒子の粒径は4.62部m、粒径分布の標準偏差
は0.15印であった。
次に、前記分散液を減圧ろ過して生成物を分離し、これ
を充分に水洗後アセトン、トルエンの順で充分に超音波
洗浄し、乾燥させて比表面積が10.3n? / g 
(B、E、T法;窒素ガス吸着)の液体クロマトグラフ
ィ用充填剤を得た。このものは、球形状の真級性及び耐
溶剤性に優れ、粒径と粒径分布は前記と同じであった。
得られた充填剤を内径4.6m+n、長さ250mmの
ステンレスカラムにメタノールを用いて充填し、この充
填カラムを用いてベンゼンを溶質として理論段数を測定
したところ、2000段であった。
実施例2 参考例で4次シード粒子として得た低架橋高分子微粒子
を含む水分散液10部にイオン交換水120部とポリビ
ニルアルコール(ケン化度88%)の10%水溶液5部
を加えて均一に撹拌したのち、これにスチレン75%と
ジビニルベンゼン25%からなる単量体混合物60部と
トルエン71部との混液に過酸化ベンゾイル0.6部を
溶解させたちのを加え、撹拌しながら窒素気流下60℃
で4時間、続いて80℃に昇温して5時間共重合処理し
、架橋重合体微粒子の水分散液を得た。
この微粒子の粒径は4.80部m N粒径分布の標準偏
差は0.15μmであった。
次に、この水分散液における分散媒を水よりメタノール
°、エタノール、アセトン、アセトン/トルエン(1/
1)混溶剤、トルエンへと順次置換してトルエン分散液
とし、その沸点温度で40時間加温した。その後、トル
エン分散液より微粒子を分離してさらにトルエンで洗浄
し、ついで前記とは逆の順序で分散媒を置換して水分散
液とした。
得られた水分散液より抽出処理後の架橋重合体微粒子を
分離し、これを減圧下に乾燥させた。
得られた多孔性の架橋重合体微粒子からなる液体クロマ
トグラフィ用充填剤は、その粒径が4.80911粒径
分布の標準偏差が0.15μmであり、前記した処理前
の架橋重合体微粒子と変わりはなかった。
また、抽出処理後における微粒子の重量減少、すなわち
処理前の架橋重合体微粒子に対し、これを抽出処理して
得た多孔性の架橋重合体微粒子の重量減少分は40%で
あった。さらに、B、E、T法(窒素ガス吸着)により
求めた比表面積は、320.5of / gであり、そ
の球形状の真級性及び耐溶剤性にも優れていた。
得られた充填剤を内径4.[3+nm、長さ250mの
ステンレスカラムにメタノールを用いて充填し、この充
填カラムを用いてベンゼンを溶質として理論段数を測定
したところ、5000段であった。
また、この充填カラムを用いてトルエン、ベンゼンを分
離したところ図に示した結果が得られた。
その際1.溶離液としてメタノールを用い、流速0.8
i+l/minで検出器にU V254nmを用いた。
【図面の簡単な説明】
図は実施例2におけるクロマトグラムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、架橋性単量体と非架橋性単量体を低架橋高分子微粒
    子中に吸収させてこれを共重合処理してなる、球形状か
    つ耐溶剤型で粒径の揃った架橋重合体微粒子からなる液
    体クロマトグラフィ用充填剤。 2、架橋重合体微粒子が粒径1〜30μmで粒径分布の
    標準偏差1μm以下のものである特許請求の範囲第1項
    記載の液体クロマトグラフィ用充填剤。 3、架橋重合体微粒子が多孔性のものである特許請求の
    範囲第1項記載の液体クロマトグラフィ用充填剤。 4、任意な粒径の架橋重合体微粒子群からなりその粒径
    分布が1μm以下の差内に全粒子数の90%以上を含む
    状態にある特許請求の範囲第1項記載の液体クロマトグ
    ラフィ用充填剤。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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