JPS6378713A - 高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法 - Google Patents

高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法

Info

Publication number
JPS6378713A
JPS6378713A JP22521586A JP22521586A JPS6378713A JP S6378713 A JPS6378713 A JP S6378713A JP 22521586 A JP22521586 A JP 22521586A JP 22521586 A JP22521586 A JP 22521586A JP S6378713 A JPS6378713 A JP S6378713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
organopolysiloxane
rubber composition
layer part
liquid silicone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22521586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0688281B2 (ja
Inventor
Keiji Yoshida
啓二 吉田
Koji Shimizu
幸治 清水
Mitsuo Hamada
光男 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Silicone Co Ltd filed Critical Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP22521586A priority Critical patent/JPH0688281B2/ja
Priority to US07/095,795 priority patent/US4780260A/en
Publication of JPS6378713A publication Critical patent/JPS6378713A/ja
Publication of JPH0688281B2 publication Critical patent/JPH0688281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシ
リコーン1体成形体の製造方法に関する。
[従来の技術1 従来、高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ
ーン1体成形体は、緩衝用部材とか保護コーティング用
部材として知られており、その製造方法は、スポンジ等
の多孔質部材に室温硬化性シリコーンゴムを含浸し、未
硬化もしくは半硬化のゲル状成形体を作り、この成形体
を前記シリコーンゴムの硬化剤中に浸漬し、その表層部
を完全に硬化させる方法(特公昭59−30932号公
報参照)、金属表面上にゲル状のシリコーン硬化物を形
成させた成形体を作り、次いで、この成形体表面にけい
素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキサンを塗布
して硬化させる方法(特開昭58−163652号公報
参照)が知られている。
[発明が解決しようとする問題点1 しかし、これらの方法では寸法精度のよい成形体を得る
ことは難しく、また成形体表面に均一かつ平滑な硬化被
覆層を形成させることが非常に難しかった。さらに、こ
れらの方法ではゲル状の成形体を作る工程とその表面を
硬化剤もしくは架橋剤で処理し加熱硬化するための工程
が必要であり、生産工程が複雑であり、生産性の低いも
のであった。
本発明者らは、かかる問題点を解消すべく鋭・意検討し
た結果本発明を完成させるに至った。
本発明の目的は、表面に均一かつ平滑な硬い被覆層を有
する高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコー
ン成形体の製造方法を提供するにある。
[問題点の解決手段とその作用] 上記目的は、成形用型の内面に、1分子中に少なくとも
2個のけい素原子結合水素原子を有するオルガノポリシ
ロキサンを塗布し、次いで該成形用型の内部に液状シリ
コーンゴム組成物を流入し、前記オルガノポリシロキサ
ンおよび液状シリコーンゴム組成物を加熱硬化させ高硬
度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコーン1体成
形体を得ることによって達成される。
これを説明すると成形用型とは、液状シリコーンゴム組
成物の成形に使用されている金型、シリコーンゴム型、
ポリエステル、ナイロン等の合成樹脂型であり、液状シ
リコーンゴム組成物を流入し硬化させ成形品として得る
ことが可能なものであればよく、特に限定されない。
これらの型の内面に塗布する1分子中に少なくとも2個
のけい素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキ
サンは、成形時に液状シリコーンゴム組成物と接触し硬
化し、得られるシリコーン成形体の表層部に硬い被覆層
を形成する働きをする成分である。このオルガノポリシ
ロキサンは、1分子中に少なくとも2個以上好ましくは
3個以上のけい素原子結合水素原子を有することが必要
である。本成分の分子構造については特に限定はなく、
直鎖状、分岐状を含む直鎖状、環状のいずれでもよいが
、シリコーン成形体表面により硬く強靭な被覆層を形成
する必要がある場合には、分岐状のオルガノポリシロキ
サン、例えば、(CH,)2HSiO’/2単位とSi
n’/2単位からなる共重合体、(CHz)2SiO’
72単位と(CHs)JSiO’八単位とへiO’/2
単位からなる共重合体が好ましく使用される。かかる成
分の具体例を示すと、例えば、両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖のメチルハイドロジエンポリシロキサン、両末
端トリメチルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−メ
チルハイドロジエンポリシロキサン共重合体、両末端ジ
メチルハイドロジエンシロキシ基封鎖のジメチルシロキ
サン−メチルハイドロジエンシロキサン共m合体、ジメ
チルシロキサンーメチルハイドロジヱンシロキサン環状
共重合体、(CHz)211sio’72単位とSiO
’/2単位からなる共重合体、(CI、)ssiO’/
2単位、(CH=)JSiO’八単位おへびSiO’/
2単位からなる共重合体があげられる。
かかる、オルガノポリシロキサンを成形用型内面に塗布
する方法としては、スプレー塗布、はけ塗り、スポンジ
塗り等があり、本発明においてはいずれの方法でもよい
。また、このオルガノポリシロキサンの塗布量は、塗膜
が成形用型内面に連続的に成形されておればよいので特
に限定されない。
本発明で使用される液状シリコーンゴムm放物は反応性
基を有する液状オルガノポリシロキサン、架橋剤および
/または硬化触媒を主剤とする常温下で液状まだはペー
スト状の組成物であり、常温下で放置するかまたは加熱
すると硬化してゴム状弾性体になるものであり、サグタ
イプ、ノンサグタイプのいずれでもよい。硬化機構につ
いては付加反応型、有機過酸化物によるラジカル反応硬
化型、縮合反応型が挙げられるが、硬化速度が速いこと
や硬化の均一性に優れる点から付加反応型が好ましい。
このような付加反応型液状シリコーンゴム組成物として
本発明において特に好ましいのは、 (A)1分子中に少なくとも2個の低級アルケニル基を
有するオルがノポリシロキサン (B)1分子中に少なくとも2個のけい素原子結合水素
原子を有するオルガノポリシロキサン本成分中のけい素
原子結合水素 原子の合計量と(A)成分中の全 低級アルケニル基の合計量との モル比が、(0,1:1)〜(1: 1)となるような量、 (C)白金系触媒 (A)〜(B)71分の合計量100万重量部に対して
白金金属として 0.1〜1000重量部 から成るものである液状シリコーンゴム組成物である。
これを説明すると、(A)成分はシリコーンゴムを与え
るオルガノポリシロキサンの主成分であり、(C)成分
の触媒作用により(B)成分と付加反応し硬化する成分
である。この(A)成分は1分子中に少なくとも2個の
けい素原子に結合した低級アルケニル基を有することが
必要であり、この低級アルケニル基が2個未満であると
網状構造を形成しないため良好な硬化物が得られない。
かかる低級アルケニル基としてはビニル基、アリル基、
プロペニル基が例示される。またかかる低級アルケニル
基は分子のどこに存在してもよいが、少なくとも分子の
末端に存在することが好ましい、さらに、本成分の分子
構造は直鎖状、分枝を含む直鎖状、環状、網目状のいず
れであってもよいが、好ましくはわずかの分枝状を含む
か含まない直鎖状である0本成分の分子量は特に限定は
なく、粘度の低い液状から非常に高い生ゴム状まで包含
し特に限定されないが、硬化物がゴム状弾性体となるに
は25℃の粘度が100センチボイズ以上であることが
好ましい。この上うなメチルビニルオルガノポリシロキ
サンとしては、ビニルポリシロキサン、メチルビニルシ
ロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、両末端ジ゛
メチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサン
、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロ
キサン−メチルフェニルシロキサン共重合体、両末端ジ
メチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−ジ
フェニルシロキサン−メチルビニルシロキサン共重合体
、両末端トリメチルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサ
ン−メチルビニルシロキサン共重合体、両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−メチル7工二
ルシロキサンーメチルビニルシロキサン共重合体、両末
端メチルビニルシロキシ基封鎖のメチル(3,3,3−
)す70ロプロビル)ポリシロキサン、両末端ツメチル
ビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−メチル(
3,3,3−)リフロロブロビル)シロキサン共重合体
、CH2=Cfl(CHa)2siO’/2単位と(C
)lz)ssiO’/2単位とSin’八単位へらなる
ポリシロキサン等が例示される。本発明においては上記
オルガノポリシロキサンを組合せて使用してもよい。
本発明で使用される(B)成分は、(A)成分の架橋剤
であり、(C)成分の触媒作用により本成分中のけい素
原子結合水素原子が(A)成分中の低級アルケニル基と
付加反応して硬化するものである。この(B)成分は1
分子中に少なくとも2個のけい素原子結合水素原子を有
することが架橋剤としての働きをするために必要である
本成分の分子構造については特に限定はなく、直鎖状、
分枝状を含む直鎖状、環状などのいずれでもよい。本成
分の分子量も特に限定はないが(A)成分との相溶性を
良好にするためには25℃の粘度が1〜50,000セ
ンチボイズであることが好ましい。
本成分の添加量は、本成分中のけい素原子結合水素原子
の合計量と(A)成分中の全低級アルケニル基の合計量
とのモル比が(0,1:1)〜(1:1)となるような
量が好ましく、(0,4:1)〜(0,6:1)となる
量が特に好ましい。これはモル比が(0,1:1)より
小さいと架橋密度が小さすぎ、硬化が不十分となり、(
1,O:1)より大きくなると架橋密度が高すぎ、シリ
コーン成形体の表面部に硬い被覆層が形成され難くなる
からである。尚、補強等のためアルケニル基を多iに含
有するオルガノシロキサン類を別途添加する場合には、
そのアルケニル基に見合うだけのけい素原子結合水素原
子を含む本成分を追加することが好ましい。
本成分の具体例を示すと、両末端トリメチルシロキシ基
封鎖のメチルハイドロジエンポリシロキサン、両末端ト
リメチルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン−メチル
ハイドロジエンポリシロキサン共重合体、両末端ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン
−メチルハイドロジエンシロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン−メチルハイドロジエンシロキサン環状共重
合体、(CH3)2HS;O’八へ位とSin’72単
位からなる共重合体、(CH=)zsio”/2単位、
(CI=)JSiO’/z単位およびS;04/2単位
からなる共重合体があげられる。
(C)成分はけい素原子結合水素原子とアルケニル基と
を付加反応させる触媒であり、具体例をあげると塩化白
金酸およびこれをアルコールやケトン類に溶解させたも
のおよびその溶液を熟成させたもの、塩化白金酸とオレ
フィン類との錯化合物、塩化白金酸とフルケニルシロキ
サンとの錯化合物、塩化白金酸とジケトンとの錯化合物
、白金黒および白金を担体に保持させたものなどである
本成分の添加量は、(八)成分と(B)成分の合計量1
00万重量部に対して白金系金属として0゜1〜100
0重量部とされるが、これは0. 1重量部以下では架
橋反応が十分進行せず、1000重量部以上では不経済
であるからである。
通常使用される場合には白金系金属として1〜100重
量部程重量部加量が好ましい。
本発明に使用される液状シリコーンゴム組成物は、流動
性を調節したり、成形品の機械的強度を向上させるため
充填剤を配合してもよい。
このような充填剤としては、沈澱シリカ、ヒユームドシ
リカ、焼成シリカ、ヒユームド酸化チタンのような補強
性充填剤、粉砕石英、ケイ藻土、アスベスト、アルミノ
ケイ酸、酸化鉄、酸化亜鉛、炭酸カルシウムのような非
補強性充填剤が例示され、そのままでもヘキサメチルシ
ラザン、トリメチルクロロシラン、ポリメチルシロキサ
ンのような有機けい素化合物で表面処理したものでもよ
い。また、本発明に使用されるオルガノポリシロキサン
組成物には硬化反応を抑制するための添加剤としてアセ
チレン系化合物、ヒドラジン類、トリアゾール類、7オ
スフイン類、メルカプタン類等を微量または少量添加す
ることは、本発明の目的を損なわない限り差し支えない
。その他必要に応じて顔料、耐熱剤、難燃剤、可塑剤や
低モジユラス化のためにアルケニル基を1分子中に1個
有するオル〃ノボリシロキサンなどを配合してもよい。
次に、好ましい液状シリコーンゴム組成物として有機過
酸化物によるラジカル反応硬化型の液状シリコーンゴム
組成物があり、常温で液状のビニル基含有ジオルガノポ
リシロキサンと触媒量の有機過酸化物を主剤とし、必要
に応じて無機質充填剤、例えばヒユームドシリカ、沈澱
シリカや耐熱剤、顔料などを添加したものである。有機
過酸化物は分解温度が+25゛C〜+1oo’cの範囲
にあるものを選択することが好ましい。
このようにして製造された高硬度の表層部と低硬度の内
層部からなるシリコーン1体成形体の硬化形態について
説明すると、高硬度の表層部とは内層部に対して相対的
に架橋密度が高く硬度が高いシリコーン硬化物からなる
ものであり、その硬度の値は特に限定されないが、本発
明を防振部材とか緩衝部材とする場合にはJISゴム硬
度計において硬さ40以上であることが好ましい。
そしてこの層の厚さは液状シリコーンゴムの硬化温度条
件によって異なるが通常は1000ミクロン以下である
一方、低硬度の内層部とは、表層部に対して相対的に架
橋密度が低く硬度が低いシリコーン硬化物からなるもの
であり、その硬度の値はJISゴム硬度計において硬さ
10以下であることが好ましい。
成形金型内部に液状シリコーンゴム組成物を流入し、こ
れを加熱硬化させる方法としては、通常液状シリコーン
ゴム組成物の成形方法に用いられる圧縮成形、トランス
ファー成形、射出成形による方法が使用可能である。
この液状シリコーンゴム組成物の加熱硬化温度すなわち
成形温度は、低すぎると液状シリコーンゴム組成物の硬
化速度が低下し生産性が低下するし、逆に成形温度が高
くなりすぎると得られるシリコーンゴム成形体が型内面
に付着し、脱型し難くなる傾向を示すので通常は50〜
220℃の範囲であり、好ましくは50〜170℃の範
囲である。
[実施例] 次に実施例により本発明を説明する。実施例中部とある
のは重量部を示し、粘度は25℃における値である。
実施例1 分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度2000センチボイズのジメチルポリシロキサン(
ビニル基含有量0.23重量%)100部に比表面積2
00m27Hの乾式シリカ25部、分子鎖両末端がトリ
メチルシロキシ基で封鎖された粘度10センチポイズの
メチルハイドロジエンポリシロキサン(けい素原子に結
合する水素原子含有量0.9重量%)0゜5部を加えて
混合し、剪断速度10sec−’で5000ボざズの粘
度を有する混合物を得た。次に該混合物に塩化白金酸の
イソプロピルアルコール溶液(白金含有量3重量%)0
.1部を加えて混合し、液状シリコーンゴム組成物を得
た。
一方、内面をクロムメッキした金型を準備し、その内面
にメチルハイドロジエンポリシロキサン(けい素原子結
合水素原子含有量1.0重量%)を0.2g/m2の厚
さに均一に塗布した。次いでこのキャビティ内部に上記
で得られた液状シリコーンゴム組成物を注入し、150
℃にて10分間加熱硬化させた。冷却後シリコーン成形
体を取り出しその内部をナイフで切断して各部分の硬度
を測定したところ、表層部の硬度は50度、内層部の硬
度は10度であり、表層部の硬い被覆層の厚さは0.5
1I11であった。
実施例2 分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度2000センチボイズのジメチルポリシロキサン(
ビニル基含有量0.23重量%)100部、比表面積2
00m2/gの乾式シリカ20部、両末端がトリメチル
シロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジエンポリシロ
キサン(けい素原子に結合する水素原子の含有量1゜0
重量%)0.4部および塩化白金酸のイソプロピルアル
コール溶液(白金含有量3重量%)0゜1部を加えて混
合し、液状シリコーンゴム組成物を得た。次に射出成形
用金型内面に上記と同一のメチルハイドロジエンポリシ
ロキサン(けい素原子結合水素原子の量1.0%)をス
プレーで塗布した。次にこの金型を120℃に加熱した
後、その内部に前記で得られた液状シリコーンゴム組成
物を射出してシリコーンゴム1体成形体を得た。この成
形体は表層部の硬度38度、内層部の硬度3度であり、
高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコーン1
体成形体であった。
実施例3 分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度2000センチボイズのジメチルビニルシロキサン
(ビニル基含有i0,23重量%)100重量部、カー
ボンブラック[電気化学(株)製デンカブラック]10
部、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖された
粘度10センチポイズのメチルハイトロンエンポリシロ
キサン(けい素原子結合水素原子の含有量0.8重量%
)0.3部を加えて混合し、剪断速度10sec−’で
800ボイズの粘度を有する混合物を得た。次にこの混
合物に塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液(白金
含有量3重量%)0.1部を加えて混合し液状シリコー
ンゴム組成物を得た。
一方、プレス成形用金型(キャビティ12×30φmm
)を準備し、この内面にメチルハイドロジエンポリシロ
キサン(水素原子含有量1゜0重量%)の10%トルエ
ン溶液を5g7m2になるようにスプレー塗布し、乾燥
後このキャビティ内部に上記で得られた液状シリコーン
ゴム組成物を注入し150℃で5分間加熱硬化させた。
得られた硬化物は、表面に硬い被覆層を有し内部がゲル
状のシリコーン1体成形物であった。
また、この成形体の電気特性を測定したところ、その抵
抗値は500Ωであり、この成形物を50%圧縮した時
の抵抗値は250Ωであった。
実施例4 分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
粘度1ooooセンチポイズのジメチルポリシロキサン
(ビニル基含有量0.12重量%)100重量部、比表
面積20On+2/gの乾式シリカ30部、塩化白金酸
のイソプロピルアルコール溶液(白金含有量3重量%)
0.1部およびジクミルパーオキサイドのジブチル7タ
レート溶液(パーオキサイド含有量40%)0゜08部
を加えて混合し、剪断速度10sec””で13000
ポイズの粘度を有する液状シリコーンゴム組成物を得た
。この液状シリコーンゴムi成物を予めメチルハイドロ
ジエンポリシロキサン(実施例1で用いたメチルハイド
ロジエンポリシロキサンと同一物)を塗布量5g/Ia
2で塗布したプレス成形用金型に充填し、170℃で1
0分間加熱し硬化させた。得られた成形物は表面硬化被
覆層を有し、内層部が低硬度のゲル状シリコーン硬化物
である成形体であった。またこの成形体の物理特性を測
定したところ硬度5(JISA)、反発弾性率10%で
あった。
実施例5 実施例1においてメチルハイドロジエンポリシロキサン
(けい素原子結合水素原子含有量1゜0重量%)0.5
部の代りにMe2HSiO’八単位と5i0へ単位から
成り、けい素原子結合水素原子含有量1.2%のメチル
ハイドロジエンポリシロキサン0.5部を金型に塗布し
た他は実施例1と同一の方法によりシリコーン成形体を
得た。
得られたシリコーン1体成形体の表層部の硬度は55度
であり、内層部の硬度は10度であった。
[発明の効果1 本発明では、成形用型の内面に1分子中に少なくとも2
個のけい素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロ
キサンを塗布し、次いで該成形用型内部に液状シリコー
ンゴム組成物を流入し、前記オルガノポリシロキサンお
よび液状シリコーンゴム組成物を加熱硬化させているの
で、表面に均一かつ平滑な硬い被覆層を有する高硬度の
表層部と低硬度の内層部から成るシリコーン1体成形体
を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 成形用型の内面に、1分子中に少なくとも2個のけ
    い素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン
    を塗布し、次いで該成形用型の内部に液状シリコーンゴ
    ム組成物を流入し、前記オルガノポリシロキサンおよび
    液状シリコーンゴム組成物を加熱硬化させることを特徴
    とする高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ
    ーン1体成形体の製造方法。 2 液状シリコーンゴム組成物が (A)1分子中に少なくとも2個の低級アルケニル基を
    有するオルガノポリシロキサン (B)1分子中に少なくとも2個のけい素原子結合水素
    原子を有するオルガノポリシロキ サン 本成分中のけい素原子結合水素 原子の合計量と(A)成分中の全 低級アルケニル基の合計量との モル比が、(0.1:1)〜(1: 1)となるような量、 (C)白金系触媒 (A)〜(B)成分の合計量100万 重量部に対して白金金属として 0.1〜1000重量部 から成るものである特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。
JP22521586A 1986-09-24 1986-09-24 高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0688281B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22521586A JPH0688281B2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法
US07/095,795 US4780260A (en) 1986-09-24 1987-09-14 Method for producing silicone rubber moldings having a hard exterior layer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22521586A JPH0688281B2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6378713A true JPS6378713A (ja) 1988-04-08
JPH0688281B2 JPH0688281B2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=16825788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22521586A Expired - Lifetime JPH0688281B2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0688281B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000026733A (ja) * 1998-07-06 2000-01-25 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーンゲルシート、組成物およびその製法
JP2010158897A (ja) * 2010-02-09 2010-07-22 Dow Corning Toray Co Ltd シリコーン積層体の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3280224B2 (ja) * 1996-02-06 2002-04-30 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 熱伝導性シリコーンゲルシートおよびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000026733A (ja) * 1998-07-06 2000-01-25 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーンゲルシート、組成物およびその製法
JP2010158897A (ja) * 2010-02-09 2010-07-22 Dow Corning Toray Co Ltd シリコーン積層体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0688281B2 (ja) 1994-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5279890A (en) Silicone composite product and process for preparing the same
JP5072508B2 (ja) シリコーンゴム組成物
JPS63186024A (ja) シリコ−ンゴム被覆ロ−ル
JPS63183843A (ja) ポリオレフイン樹脂とシリコ−ンゴムの一体化成形体およびその製造方法
JPH0317657B2 (ja)
JPS6317959A (ja) シリコ−ンゴム粒状物の製造方法
JPH106440A (ja) シリコーンゲル成形物と剥離性フィルムからなる複合成形体およびその製造方法
JP3317092B2 (ja) シリコーン接着剤組成物及びシリコーン硬化物と有機樹脂との複合体
US4780260A (en) Method for producing silicone rubber moldings having a hard exterior layer
JPH0811243A (ja) 定着ロールの製造方法
JPH06207104A (ja) シリコーン樹脂とシリコーンゴムとの複合体及びその製造方法
KR20040031021A (ko) 저비중 액체 실리콘 고무 조성물 및 이로부터 성형된 제품
JP4801941B2 (ja) タイヤ製造用シリコーンゴム組成物およびその製造方法
JP2502714B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPS62205159A (ja) オルガノポリシロキサン組成物の硬化方法
US20020188059A1 (en) Mouldable silicone gel composition
EP0314847B1 (en) A method for producing silicone rubber moldings having a hard exterior layer
JPS6378713A (ja) 高硬度の表層部と低硬度の内層部からなるシリコ−ン1体成形体の製造方法
JP3542161B2 (ja) ポリチタノシロキサンの硬化方法
JP2547134B2 (ja) シリコーン複合体の製造方法
JP2522722B2 (ja) 圧縮抵抗性シリコ―ンゴム組成物
JP4208435B2 (ja) シリコーンゴム型取り材
JPH0569512A (ja) シリコーン複合体の製造方法
JP2002194219A (ja) 型取り材
KR950010576B1 (ko) 경질 외층을 갖는 실리콘 고무 성형품의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term