JPS6378705A - ガスバリヤ−性多層プラスチック容器の製造方法 - Google Patents

ガスバリヤ−性多層プラスチック容器の製造方法

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JPS6378705A
JPS6378705A JP22386986A JP22386986A JPS6378705A JP S6378705 A JPS6378705 A JP S6378705A JP 22386986 A JP22386986 A JP 22386986A JP 22386986 A JP22386986 A JP 22386986A JP S6378705 A JPS6378705 A JP S6378705A
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gas barrier
layer
injection
olefin
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Sadao Hirata
平田 貞夫
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • B29C45/1643Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure from at least three different materials or with at least four layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はガスバリヤ−性多層プラスチック容器の製法に
関するもので、より詳細には、優れたガスバリヤ−性と
耐居間剥離性との組合せを有し、密封保存容器として有
用なブロー成形多層プラスチック容器の製造方法に関す
る。 (従来の技術) プラスチックのブロー成形による容器は、内容物を密封
保存するための容器として各種用途に広く使用されてお
り、特に、エチレン−ビニルアルコール共重合体の如き
、ガスバリヤ−性樹脂を中間層として組合せた多層容器
は化粧品類、各種液体乃至ペースト状調味料、種々の飲
料等を密封保存するための容器として広く使用されてい
る。 多層プラスチック容器を製造するには先ず、多層構造の
プリフォームを製造する必要があり、この多層プリフォ
ームを製造するために、共押出成形法、多段射出成形法
、共射出成形法等の種々の方法が知られている。 (発明が解決しようとする問題点) エチレン−ビニルアルコール共重合体等のガスバリヤ−
性樹脂は、湿度に敏感であり吸湿した状態ではガスバリ
ヤ−性が著しく低下するため、ガスバリヤ−性樹脂層は
耐湿性樹脂の内外表面層間に封じ込めておくことが望ま
しい、また、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の
ガスバリヤ−性樹脂は、オレフィン樹脂等に対してほと
んど熱接着性を有さないため、両横脂層の間に接着剤樹
脂層を介在させることが必要であり、さもなければ、落
下衝撃等により容易に居間剥離を生じることになる。 ガスバリヤ−性樹脂層を接着剤樹脂層でサンドイッチさ
せた形で共射出する方法もすでに提案されているが、接
着剤用樹脂の射出機を必要とするのみならず、ノズル及
びホットランナ−の構造が複雑化し、さらに両横脂層の
射出タイミングを一致させることがむずかしく、多層プ
リフォーム内で両横脂層に著しい偏肉を生じたり、はな
はだしい場合には両横脂層がプリフォーム内にいきわた
らない場合を生じたりする。 従って、本発明は接着剤樹脂用の射出機を必要とせずに
、ガスバリヤ−性樹脂層が接着剤樹脂層で確実にサンド
イッチされた状態でポリオレフィン内外層間に射出され
たプリフォームが形成され、その結果として優れたガス
バリヤ−性と耐居間剥離性を有し耐圧容器として有用な
延伸多層プラスチック容器を製造し得る方法を提供する
ものである。 (問題点を解決するための手段) 即ち1本発明は、オレフィン樹脂を主体とする内外表面
層と、この内外表面層間に封入されたガスバリヤ−性熱
可塑性樹脂の少くとも一層の中間層とから成る多層プラ
スチックプリフォームを、ブロー金型内で且つ成形可能
な温度でブロー成形することから成る多層プラスチック
容器の製造方法において、射出金型内のキャビティの途
中迄オレフィン系樹脂が充満される迄該オレフィン系樹
脂を射出し、(A)ビニルアルコール含有量が40乃至
85モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体及び
キシリレン基含有ポリアミドから成る群より選択された
ガスバリヤ−性樹脂、あるいは前記エチレン−ビニルア
ルコール共重合体と前記キシリレン基含有ポリアミドと
のブレンド物のコア及び、(B)該ガスバリヤー性樹脂
の融点よりも少くとも3℃低い融点乃至軟化点を有する
、(i)酸乃至酸無水物変性オレフィン系樹脂または、
(11)該変性オレフィン系樹脂と、オレフィン系樹脂
とのブレンド物、から成る接着性樹脂のシースとから成
る複合ペレットを熔融後、前記射出金型内に射出して、
オレフィン系樹脂内外表面層の中間にガスバリヤ−性熱
可塑性樹脂層及びガスバリヤ−性熱可塑性樹脂層とオレ
フィン系樹脂内外層との間に接着剤樹脂層を形成させ、
最後にオレフィン系樹脂を射出して、ガスバリヤー層が
密閉された多層プリフォームを形成させることを特徴と
する多層プラスチック容器の製造方法に関する。 (作  用) 本発明では、エチレン−ビニルアルコール共重合体又は
キシリレン基含有ポリアミドをガスバリヤ−性樹脂及び
特定の酸乃至酸無水物変性ポリオレフィンを接着剤とし
て使用するが、ガスバリヤー性樹脂がコア、接着剤樹脂
がシースとなった複合ペレットを使用すること、及びこ
の複合ペレットを熔融後、オレフィン系樹脂内外層間に
射出することが顕著な特徴である。即ち、本発明によれ
ばガスバリヤ−性樹脂と接着剤樹脂等を単一の射出機で
射出しながら、オレフィン系樹脂内外表面層の中間にガ
スバリヤ−性熱可塑性樹脂層及びガスバリヤ−性熱可塑
性樹脂層と、オレフィン系樹脂内外層との間に接着剤樹
脂層を形成させることが可能となる。 即ち、ガスバリヤ−性樹脂をコア、接着剤樹脂をシース
とした分布構造を予じめペレットに形成させておくこと
により、両樹脂のメルトブレンド物や、トライブレンド
物を押出機に供給して射出する場合に比して、明確に区
分されたガスバリヤ−性樹脂層と接着剤樹脂層とを、ガ
スバリヤ−性樹脂層が接着剤樹脂層でサンドイッチされ
た形で形成させることが容易となる。 一般に、複数の樹脂相溶性を示すひとつの尺度として、
例えば、J、Brandrupら編″Polymer 
Handbook ”第4章(J、Wiley & 5
ons Inc、発行、1867年)に記載されている
ような、溶解度指数(SP値)が知られている0本発明
でガスバリヤ−性樹脂、として使用するエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体は、一般に8.3乃至11.7の
SP値を有しており、またキシリレン基含有ポリアミド
は一般に11.5乃至!3.8のSP値を有しているの
に対して、  ′酸乃至酸無水物変性オレフィン系樹脂
は、一般に8.0乃至9.2のSP値を有しており、ガ
スバリヤ−性樹脂と接着剤樹脂との間にSP値にかなり
の差異があることが射出プリフォーム内に多層構造を形
成し得る一つの要因と考えられる。 また、複数の樹脂熔融物の混じり合いの程度を表わす別
の尺度として、各樹脂熔融物についてのズリ応力c (
Kg/cmりとズリ速度f (sec−1)との関連に
おけるみかけ溶融粘度の相違がある。一定の加工条件に
おいて、各樹脂のみかけ溶融粘度が近接していれば各樹
脂熔融物の混じり合いが生じやすく、二つの溶融粘度が
離れていれば離れているほど、二つの樹脂の相分離を生
じやすい。 本発明で、接着剤として用いる酸乃至酸無水物変性オレ
フィン系樹脂は、ガスバリヤ−性樹脂とシテ用いるエチ
レン−ビニルアルコール共重合体やキシリレン基含有ポ
リアミドに比して、一般に高ズリ速度におけるみかけ溶
融粘度が大であり。 しかも本発明で用いる射出法では、熔融押出しの際のズ
リ速度が一般に50乃至5005ec−1であるのに対
して、700乃至30005ec−1と大きく、このよ
うな高いズリ速度領域におけるみかけ溶融粘度の相違が
両樹脂間に明確に区分された層状分布構造を形成させる
第2の理由と考えられる。 本発明において、接着剤樹脂である酸乃至酸無水物変性
オレフィン系樹脂の融点乃至は軟化点[本明細書におい
て、融点乃至は軟化点とはその樹脂が、昇温速度がlO
℃/5hinにおける示差熱分析法(DTA法)により
明確な融点(ここでは前記のDTA法によって得られた
融解吸熱ピークに対応する温度を示す、)を有している
時は融点(MP)、融点がない場合には軟化点(Sof
 P。 ASTM 0−848またはASTM D−1525に
基ずく)を意味する]を、ガスバリヤ−性樹脂よりも少
なくとも3℃近いものに限定している理由は、第一には
接着性、第二にはコアーシースの形成を容易にするため
である。 (発明の好適実施態様) −M 本発明に使用するオレフィン系樹脂(以下、単にポリオ
レフィンと記すこともある。)としては、従来フィルム
、シート等の成形に広く使用されている任意のポリオレ
フィンを用いることかできる。このようなポリオレフィ
ンとしては、例えば、式 式中、R1及びR2の各々は、水素原子、炭素数4以下
のアルキル基、又はアリール基である、 のモノオレフィン、特にエチレン、プロピレン、ブテン
−1,ペンテンー1,3−メチルブテン−1,2−メチ
ルペンテン−1,4−メチルペンテン−1、スチレンの
単独重合体又は共重合体を用いることができる。これら
のオレフィン重合体又は共重合体は、フィルムにしたと
きに充分な機械的強度を有するために、一般には結晶性
であることが重要である。 このようなポリオレフィンの適当な例としては、低密度
、中密度或いは高密度のポリエチレン(PE)、アイツ
タクチイック・ポリプロピレン(pp)、結晶性エチレ
ン−プロピレン共重合体(EPC)、ポリブテン−1、
ポリペンテン−1、ポリ4−メチルペンテン−1(P4
MP1)を挙げることができる。勿論、本発明に使用し
得るポリオレフィン系樹脂は、オレフィンの単独重合体
或いは2種以上のオレフィンの共重合体に限定されず、
ポリオレフィンの性質を本質的に失わない範囲内で、少
量の他の共重合成分、例えば155モル%迄範囲内で他
のエチレン系不飽和単量体、例えば塩化ビニル、酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等を
含有していてもよい、このような共重合体の適当な例は
、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エ
ステル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイ
オノマー)などである。 用いるオレフィン樹脂は一般に0.05乃至50、特に
0.1乃至40のメルトフローレート(AST140−
1238)を有することが望ましい。 更にこのオレフィン系樹脂は顔料・染料等の着色剤、紫
外線吸収剤、帯電防止剤などの添加剤を含有することも
出来る。 また、このオレフィン系樹脂中に、バリヤー性樹脂の、
吸湿によるバリヤー性低下を防止する目的で、例えば特
願昭56−55455号公報に開示されている塩化カル
シウムなどの乾燥剤、或いは特願昭59−126371
号公報に記載されているビニルアルコール・アクリル酸
(塩)ブロック共重合体その他の高吸水性樹脂などを、
オレフィン系樹脂100重量部当り50重量部迄の範囲
で添加することができる。 本発明の一態様においては、ガスバリヤ−性樹脂層とし
て、ビニルアルコール含有量が40乃至85モル%、特
に50乃至80モル%のエチレン−ビニルアルコール共
重合体を用いることが重要である。即ち、エチレ、ンー
ビニルアルコール共重合体は、ガスバリヤ−性に最も優
れた樹脂の一つであり、そのガスバリヤ−性や熱成形性
はビニルアルコール単位含有量に依存する。ビニルアル
コール含*量が40モル%よりも小さい場合には、上記
範囲内にある場合に比して、酸素や炭酸ガスに対する透
過度が大きく、ガスバリヤ−性を改善するという本発明
の目的には適さず、一方この含有量が85モル%を越え
ると、水蒸気に対する透過性が大きくなると共に、溶融
成形性が低下するのでやはり本発明の目的に適さない。 エチレン−ビニルアルコール共fi 合体ハ、エチレン
と酢酸ビニル等のビニルエステルとの共重合体を、その
ケン化度が96%以上、特に99%以上となるようにケ
ン化することにより得られるが、この共重合体は、上記
成分以外に、酸素や炭酸ガス等へのバリヤー性を損わな
い範囲内で、例えば3モル%迄の範囲内で、プロピレン
、ブチレン−1,インブチレン等の炭素数3以上のオレ
フィンを共単量体成分として含有していてもよい。 エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子mは、フィ
ルムを形成し得るに足る分子量であれば特に制限はない
が、一般には、フェノール85重量%と水15重量%と
の混合溶媒中、30℃の温度で測定して、固有粘度〔η
〕が0.07乃至0.17A/gの範囲にあるのがよい
。 本発明の別の態様においては、キシリレン基含有ポリア
ミドをガスバリヤ−性樹脂として使用する。キシリレン
基含有ポリアミドとは、m−キシリレンジアミン及び/
又はp−キシリレンジアミンをジアミン成分として含む
ポリアミドであり、より具体的にはジアミン成分の35
モル%以上、特に50モル%以上がm−キシリレン及び
/又はp−キシリレンジアミンであり、二塩基酸成分が
脂肪族ジカルボン酸及び/又は芳香族ジカルポン酸であ
り、所望により、全アミド反復単位当り25モル%以下
、特に20モル%以下のω−7ミノ力ルボン酸単位を含
む。 キシリレンジアミン以外のジアミン成分としては、ヘキ
サメチレンジアミンのような脂肪族ジアミン、ピペラジ
ンのような脂環族ジアミン等を挙げることができ、脂肪
族ジカルボン酸としては、アジパミン酸、セバシン酸、
スペリン酸等が、また芳香族ジカルボン酸としては、テ
レフタル酸、イソフタル酸等が挙げられる。また、ω−
7ミノ力ルボン酸成分としては、ε−カプロラクタム。 アミノへブタン酸、アミノオクタン酸等が挙ケられる。 キシリレン基含有ポリアミドの例は、これに限定されな
いが、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタキシリ
レンアジパミド、ポリメタキシリレンアジパミド1m−
キシリレン/p−キシリレンアジパミド共重合体、m−
キシリレンアジパミド/イソフタラミド共重合体、m−
キシリレンアジパミド/イソフタラミド/ε−アミノカ
プロン酸共重合体などである。 用いるキシリレン基含有ポリアミドは、96重量%硫酸
を使用し1g7100mff1の濃度及び25℃の温度
で測定して0.4乃至4.5の相対粘度(ηyet )
を有することが望ましい。 また、前述したエチレン−ビニルアルコール共重合体(
a)と、前記キシリレン基含有ポリアミド(b)との重
量比が、 a:b=95:  5乃至 5:95 特に、a:b=80:20乃至10:90の組成からな
るブレンド物も、ガスバリヤ−性樹脂として使用するこ
とができる。 接着剤樹脂 本発明において、接着剤樹脂として、オレフィン系樹脂
にエチレン系不飽和カルボン酸またはその無水物をグラ
フト変性したものが使用される。 幹ポリマーであるオレフィン系樹脂としては前述したも
の、特にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、或
いはこれらのブレンド物等を挙げることができる。エチ
レン系不飽和カルボン酸の適当な例は、例えば、特願昭
47−80297号公報、或いは特願昭47−8315
7号公報その他に記載されているようなアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸等であり、酸無水物の適当な例は、無水マレイン
酸、無水イタコン酸、テトラヒドロ無水フタル酸等であ
る。また、これらのエチレン系不飽和カルボン酸乃至は
酸無水物を必須成分としたうえで、アクリル酸アミド、
メタクリル酸アミド、マレイミドなどで更に変性しても
よい、酸または酸無水物はオレフィン系樹脂に対して0
.01乃至5重量%をグラフトさせたものが好ましい、
グラフト変性オレフィン系樹脂単独を使用する代わりに
、グラフト変性オレフィン系樹脂を未変性のオレフィン
系樹脂とブレビして用いることもでき、このブレレド物
の場合にも全体当りの酸または酸無水物の変性量が上記
範囲内にあるものであれば良好な結果が得られる。 また、この接着剤樹脂中に、バリヤー性樹脂の、吸湿に
よるバリヤー性―下を防止する目的で、前述した特願昭
56−55455号公報に記載されている塩化カルシウ
ムなどの乾燥剤、或いは特願昭59−126371号公
報に開示されているビニルアルコール・アクリル酸(塩
)ブロック共重合体その他の高吸水性樹脂などを、接着
剤樹脂100重量部当り50重量部迄の範囲で添加する
ことが可能である。 髪へペヱユ上L11 複合ペレットは、前述したガスバリヤ−性樹脂をコア、
接着剤樹脂をシースとする点を除けば、それ自体公知の
製法で製造することができる0例えば、ガスバリヤ−性
樹脂単独から成るペレットの表面に接着剤樹脂の溶液を
浸漬或いはスプレー塗布等の手段で被覆することにより
複合ペレットを製造することができる。また、特願昭5
7−190795号公報に記載されているように、ガス
バリヤ−性樹脂をコア、接着剤樹脂をシースの関係で多
層多重ダイを通して共押出しし、押出されるストランド
を切断することによって複合ペレットを製造することが
できる。 第1図は複合ペレット製造装置の一例を示すものであり
、主押出a(コア押出a)Aでガスバリヤ−性樹脂を熔
融混練した後、ダイBを通してストランドCの形に押出
し、副押出m(シース押出機)DのクロスヘッドダイE
に通す、クロスへラドダイEにおいて、押出機りで熔融
混練された接着剤樹脂がシースの形で押出され形成され
る複合ストランドGは、冷却槽Fで冷却固化され、カッ
ターHにより所定の寸法に切断されて複合ペレットJと
なる。 複合ペレットを製造する場合、シース層を形成する接着
剤樹脂の融点もしくは軟化点は、コア層を形成するガス
バリヤ−性樹脂の融点よりも低いので、例えば副押出機
(シース押出機)Dによる押出しの際、樹脂が前記押出
機の供給部分(人工部分)で溶融し、吐出量が変動した
りすることがある。このようなトラブルを避けるために
、副押出機Dスクリューの供給部分(フィードゾーン)
を温水或いは冷水等で内部冷却したり、副押出機りの材
料供給部(ホッパ一部)に強制フィーダーを設置するな
ど、接着剤樹脂の溶融によるブロッキングを防止するた
めの工夫が必要である。 このような複合ペレットの製造に使用されるガスバリヤ
−性樹脂と接着剤樹脂は、前述した観点からガスバリヤ
−性樹脂と接着剤樹脂のみかけ溶融粘度は、いずれも1
0’乃至107 poiseの範囲内にあり、且つガス
バリヤ−性樹脂と接着剤樹脂とのみかけ溶融粘度の比、
dηaが0.001乃至0.88特に0.001乃至0
.85の範囲にあることが望ましい。 本明細書に於いて、みかけ溶融粘度とは、両方の樹脂の
内の高いほうの融点よりも5℃以上高い温度に於いて、
700乃至2005ec−1の範囲内のズリ速度、tで
溶融体の流動曲線から求められる値であり、より詳細に
は、10005ecl のズリ速度、fに於いて求めら
れるズリ応力、τ(Kg/cmりから、式τ=At、即
ちA=τ/1000のAとして求められる値である。 ガスバリヤ−性樹脂と接着剤樹脂との量比は広範囲に変
化させ得るが、一般に98=2乃至5:95の重量比、
特に95:5乃至20 : 80の重量比にあることが
、ガスバリヤ−性と耐居間剥離性との組合わせから望ま
しい、複合ペレットの最小径は0.1乃至15mm、特
に0.2乃至10■腸の範囲にあることが望ましい。 層プリフォームの製 本発明の一態様においては、多層プリフォームの製造に
用いる共射出装置の一例を示す第2図において、射出金
型1とコア金型2との間には、プリフォームに対応する
キャビティ3が形成されている、金型lのプリフォーム
底部に対応する位置にはゲート4があり、ホットランナ
−ノズル5及びホットランナ−ブロック6を経て二台の
射出機7及び8に接続されている。主射出機7はオレフ
ィン系樹脂射出用のもので、バレル9及びその内部のス
クリューlOを備えており、副射出機8は複合ペレット
射出用のもので、バレル11及びその内部のスクリュー
12を備えている。ブロック6及びノズル5には、オレ
フィン系樹脂射出用の断面が環状のホットランナ−13
と、その中心に位置する複合ペレット射出用のホットラ
ンナ−14とがあり、これらは同軸で且つノズル5の先
端近傍で合流するように設けられている。オレフィン系
樹脂射出用スプル15はスプルブツシュ16を介してホ
ットランナ−13に接続され、一方複合ペレット射出用
スプル18はスプルブツシュ17を介してホットランナ
−14に接続されている。射出すべき樹脂をバレル9(
11)内で溶融し、スクリュー10(12)の回転にょ
リバレル9(11)内に貯留した後、スクリュー10(
12)を前進させて、溶融樹脂をスプル15(18)、
ホットランナ−13(14)、ノズル5及びゲート4を
介してキャビティ3内に射出するが、本発明によれば、
オレフィン系樹脂及び複合ペレットの射出を次の条件で
行なう。 オレフィン系樹脂及び複合ペレットの射出時間と射出圧
力との関係を第3図に示す。 先ず、オレフィン系樹脂射出用スクリューlOを前進さ
せ、キャビティ3内に一定圧力下で一次射出させる。オ
レフィン系樹脂20はノズル5の先端部にあるが、複合
ペレット21はホットランナ−14の先端に留まってい
る。オレフィン系樹脂の射出に伴なって、第4図に示す
通り、キャビティ3の途中迄が一次射出オレフイン系樹
脂20で充満される。 オレフィン系樹脂の所定の一部の量を射出した段階、即
ち射出時間t1経過後に、複合ペレット射出用のスクリ
ュー12を前進させ、キャビティ3内に複合ペレット2
1を射出させる。この場合、第4図に示す通り、キャビ
ティ3の表面の部分では、−次射出オレフイン系樹脂2
0が金型との接触により固化されているか、或いは固化
されていないとしても粘度の極めて高い状態となってお
り、従って、射出された複合ペレット21は、オレフィ
ン系樹脂充満層のほぼ中心面に沿ってキャビティ先端部
へ向けて流動するが、この際、前述した作用によりオレ
フィン系樹脂内層20a及びオレフィン系樹脂外層20
bとの中間にガスバリヤ−性樹脂層22とオレフィン系
樹脂内外層とガスバリヤ−性樹脂層との間に接着剤樹脂
層23a及び23bが明確に区分されて形成される。 複合ペレットの射出が終了した時点t2で、残余のオレ
フィン系樹脂の二次射出を行う。 二次射出オレフィン系樹脂24は、第5図に示す通りキ
ャビティ側外面のすレフイン系樹脂層20bとガスバリ
ヤ−性樹脂層を含む中間層21との間に流入し、ガスバ
リヤ−性樹脂を含む中間層21をキャビティ内面側に押
圧すると共に、この二次射出オレフィン系樹脂24がガ
スバリヤ−性樹脂を含む中間層をキャビティ先端に向け
て引伸しながら、自身もガスバリヤ−性樹脂を含む中間
層21と一次射出オレフイン系樹脂外面層20bとの間
を、キャビティ先端に向けて前進する。 かくして、−次射出すレフイン系樹脂の外表面層とガス
バリヤ−性樹脂を含む中間層の間に、オレフィン系樹脂
を二次射出し、この二次射出によりガスバリヤ−性樹脂
を含む中間層をプリフォーム先端近傍迄展延させること
が可能となり、またガスバリヤ−性樹脂を含む中間層を
オレフィン系樹脂間に完全に封じ込めることが可能とな
る。 本発明において、オレフィン系樹脂の一次射出圧をPI
 、複合ペレットの射出圧をP2.オレフィン系樹脂の
二次射出圧をP3 としたとき、これらの圧力条件はか
なり大巾に変化させ得ることが見出された。 一般的に言って、複合ペレットの射出圧P2は、オレフ
ィン系樹脂の一次射出圧PI よりも高いことがガスバ
リヤ−性樹脂及び接着剤層を完全な連続相として形成さ
せる上で有利であり、一方オレフイン系樹脂の二次射出
圧P3はオレフィン系樹脂の一次射出圧P1よりもかな
り低くても満足すべき結果が得られることが見出された
++PI+P2及びP3は次の関係にあることが望まし
い。 Pl=50乃至500 Kg/c+s2 (ゲージ圧)
。 P2=55乃至550 Kg/cm2 (ゲージ圧)で
且つp、の1.1乃至5.0倍の圧力。 P3=20乃至450 Kg/cm2(ゲージ圧)で且
つP、の0.2乃至0.9倍の圧力。 本発明の別のS様においては、多層プリフォームの製造
に用いる別の例の共射出装置を示す第6図において、射
出金型25とコア金型26との間には、プリフォームに
対応するキャビティ27が形成されている。金型25の
プリフォーム底部に対応する位置にはゲート28があり
、ホットランナ−ノズル29及びホットランナ−ブロッ
ク30を経て王台の射出機31a、31b及び32に接
続されている。主射出機31aは内層を形成するオレフ
ィン系樹脂射出用のもので、バレル33a及びその内部
のスクリュー34aを備えており。 もう一方の主射出fi31bは外層を形成するオレフィ
ン系樹脂射出用のもので、バレル33b及びその内部に
スクリュー34bを備えている。また、副射出Ja32
は中間層を形成する複合ペレット射出用のもので、バレ
ル35及びその内部のスクリュー36を備えている。ブ
ロック30及びノズル29には、外層を形成するオレフ
ィン系樹脂射出用の断面が環状のホットランナ−37と
中間層を形成する複合ペレット射出用の断面が環状のホ
ットランナ−38、及びその中心に位置する内層を形成
するオレフィン系樹脂射出用のホットランナ−39とが
あり1.これらは同軸で且つノズル29の先端近傍で合
流するように設けられている。内層を形成するオレフィ
ン系樹脂射出用スプル40aはスプルブツシュ41aを
介してホットランナ−39に接続され、外層を形成する
オレフィン系樹脂射出用スプル40bはスプルブツシュ
41bを介してホットランナ−37に接続されている。 一方、中間層を形成する複合ペレット射出用スプル42
はスプルブツシュ43を介してホットランナ−38に接
続されている。射出すべき樹脂を各バレル35 (33
a、33b)内で溶融し、各スクリュ 36 (34a
 、34 b)(7)回転によりバレル35(33a、
33b)内に貯留したのち、スクリュー36 (34a
、34b)を前進させて、溶融樹脂をスプル42(40
a。 40b)、ホットランナ−38(37,39)、ノズル
29及びゲート28を介してキャビティ27内に射出す
るが、本発明によれば、オレフィン系樹脂及び複合ペレ
ットの射出を次の条件でおこなう。 先ず、内層を形成するオレフィン系樹脂射出用スクリュ
ー34aと中間層を形成する複合ペレット射出用スクリ
ュー36とを、同時、或いは複合ペレット射出用スクリ
ュー36を若干遅らせて前進させ、キャビティ27内に
一定圧力下で射出させる。内層を形成するオレフィン系
樹脂44と複合ペレット45とがキャビティ27を並進
し、キャビティ27の途中乃至は先端部分に到達したと
き、内層を形成するオレフィン系樹脂射出用スクリュー
34a及び複合ペレット射出用スクリュー36を止め、
外層を形成するオレフィン系樹脂射出用スクリュー34
bを前進させ、外層用のオレフィン系樹脂46をキャビ
ティ27内に一定圧力下で射出させる。この際、コア金
型26は予め冷却させであるために、内層を形成するオ
レフィン系樹脂44と複合ペレット45とは、コア金型
26との接触により固化されているが、或いは固化され
ていないとしても粘度の極めて高い状態となっており、
従って射出された外層用のオレフィン系樹脂46はキャ
ビティ27内の複合ペレット45と射出金型25との間
に充満される。そして射出金型25の冷却によって該オ
レフィン系樹脂46が固化され、第7図に示す通り外層
を形成する。また、この際、前述した第4図中の拡大図
のようにオレフィン系樹脂内外層と複合ペレット中のガ
スバリヤ−性樹脂層との間に、接着剤樹脂層が明確に区
分されて形成される。 本発明におけるこの態様によれば、内層を形成するオレ
フィン系樹脂射出a31aと外層を形成するオレフィン
系樹脂射出機31bとを別々に設けたために、樹脂供給
量のコントロールによって内層或いは外層の厚さを自由
に調整しうるという特徴を有する。勿論、複合ペレット
供給量のコントロールにより、中間層の厚さを21If
iLうることは言う迄もない。 ブロー多層容器の製法 本発明方法によれば、かくして得られた第5図もしくは
第7図に示す構造の多層プリフォームをブロー成形に付
する。 このブロー成形は、所謂インジェクションブロー成形成
いは延伸ブロー成形として知られている方法で行うこと
ができる。前者の場合多層プリフォームを熱間で射出金
型から取出し、冷却されたブロー金型内に装着し、プリ
フォーム内に高圧流体を吹き込むことにより成形が容易
に行われる。また、オレフィン系樹脂がポリプロピレン
のように分子配向可能な樹脂である場合には、延伸ブロ
ー成形を行うことも可能である。この場合多層プリフォ
ームを急冷された状態で射出金型から取出し、オレフィ
ン系樹脂の融点直下の温度(一般に融点から15℃低い
温度から5℃低い温度)に予備加熱し、延伸ブロー金型
にこのプリフォームを装着した後、軸方向に引張り延伸
すると共に、周方向に膨張延伸する。 延伸ブロー成形操作を説明するための第8図及び第9図
において、有底多層プリフォーム47の口部にマンドレ
ル48を挿入すると共に、その口部を一対の割金型49
a、49bで挟持する。マン、ドレル48と同軸に垂直
移動可使な延伸棒50が設けられており、この延伸棒5
0とマンドレル48との間には、流体吹込用の環状通路
51がある。 延伸棒50の先端52をプリフォーム47の底部の内側
に当てがい、この延伸棒50を下方に移動させることに
より軸方向に引張延伸を行うと共に、前記通路51を経
てプリフォーム47内に流体を吹込み、この流体圧によ
り金型内でプリフォームを膨張延伸させる。 プリフォームの延伸の程度は1分子配向を付与するに足
るものであるが、そのためには、容器軸方向への延伸倍
率を1.2乃至10倍、特に1.3乃至5倍、容器周方
向への延伸倍率を1.2乃至15倍、特に1.5乃至1
0倍とすることが望ましい。 本発明の多層プラスチック容器の全体の配ごを示す第1
0図において、この容器53は、厚肉の口部(ノズル部
)54、薄肉の胴部55及び閉塞底部56を有しており
、胴部55と口部54との間には、一般にこれらを接触
する台錐状の肩部57が細口容器の場合には存在するが
、前記インジェクションブロー成形の場合には、このよ
うな肩部57を設けないよう、即ち広口容器とすること
も可能である。 この容器は、オレフィン系樹脂から成る内表面層及び外
表面層と、これらの間に完全に封入されたガスバリヤ−
性樹脂とこれをサンドイッチする接着剤との中間層とか
ら成っている。即ち、この中間層は、器壁のどの部分に
おいても表面に露出することなく、シかも底部、胴部、
肩部の全てにわたって中間層として存在している0口部
54の先端には中間層は存在しないが、口部(ノズル部
)の先端近く迄中間層が介在するようにしてもよいし1
口部には中間層が介在しないようにしてもよい。 (発明の作用効果) 以上説明した本発明によれば、接着剤樹脂用の射出機を
使用することなしに、まためんどうなタイミング調整を
必要とすることなしに、多層プリフォーム中に接着剤樹
脂でサンドイッチされた構造のガスバリヤ−性樹脂層の
形成が可能となる。 このプリフォームを延伸ブロー成形した容器は、ガスバ
リヤ−性と耐層剥離間性との組合せに優れており、落下
衝撃に付した場合にも居間剥離を起こすことなく、また
落下衝撃に付した時にも居間剥離を生ずることがないと
いう利点を有する。 本発明の容器は、前述した優れた特性を有することから
1種々の内容物に対する容器、特に酸素や炭酸ガス或い
は香り成分の透過を遮断する軽量容器として有用である
。 (実施例) 本発明を次の実施例で説明する。なお、各実施例におけ
る各測定は、それぞれ下記の方法に準じておこなった。 (1)酸素ガス 過度 Q O2 測定すべきボトル内を真空中で窒素ガスに置換し、さら
に口部とゴム栓との接触表面部分をエポキシ系接着剤で
覆ったのち、ボトルを温度が37℃、湿度が20%RH
1の恒温恒湿槽内へ一定期間保存したのち、ボトル内へ
透過した酸素の濃度をガスクロマトグラフで求め、次式
に従って酸素ガス透過度Q O2を算出した。結果はN
=3の平均値である。 QO2=[mXCt/1001/l  X0PXAここ
で、 層;ボトル内への窒素ガスの充填量(1)t;恒温槽内
での保存期間(day) Ct ;を8後のボトル内の酸素濃度(マo1.X)A
;ボトルの有効表面積(rn’) OP;酸素ガス分圧(= 0.209)(atm)(2
)五工羞遺: (2−1)垂直落下強度、Fvニ 一種類について10本のボトルに一定重量の食塩水を充
填し1口部をキャップで密封した後。 −2℃の雰囲気中に二昼夜静置した。 その後、ボトルを5℃の温度下で、100cmの高さか
らコンクリート面へ「ボトルの底面」が当たるように落
下させた。落下回数は最高lO回迄繰り返しおこなった
。 10[881i下後に破損しなかったボトルの本数から
次式に従って破損率を計算した。 破損率(Fv)・100X(N −nlo ) /N、
($)ここで。 N ;試験本数(=10)(本) (2−2)水平落下強度、Fh: 測定本数、測定方法や測定条件などについては、r(2
−1)垂直落下強度」の場合と同一である。 但し、サンプルを落下させる場合に100cjの高さか
らコンクリート面へ「ボトルの壁面部分」が当たるよう
に落下させた。 破損率(この場合、Fh)の計算は、先の「垂直落下強
度」の場合と同一である。 (3)落下衝撃 離(的剥離試験): (3−1)垂直落下剥離、Dv: 先述した落下強度の測定時に、各回数に於ける垂直落下
試験を施工した後に、目視によってサンプルボトルの層
間剥離の有無を観察した。結果は、N=10本の試験本
数のうち、最初に居間剥離が発見された落下回数を示す
。 (3−2)水平落下剥離、Dh: 先述した落下強度の測定時に、各回数に於ける水平落下
試験を施工した後に、目視によってサンプルボトルの居
間剥離の有無を観察した。結果は、N=10本の試験本
数のうち、最初に層間剥離が発見された落下回数を示す
。 実施例 1 第1図に示すような逐次押出法による複合ペレットの製
造装置を使用して、直径が65mm、有効長さが143
0mmのフルフライト型スクリューを内蔵した主押出機
(コア押出機A)に、相対粘度77 REL 2>(2
,24、溶解度指数SPカ12.3、DTA法による融
点MPが243℃、250’0におけるみかげ溶融粘度
Aが5050 poiseの各特性値を有するポリメタ
キシリレンアジパミド11した。 一方、直径が40mm、有効長さが800℃腸のフルフ
ライト型スクリューを備えた副押出a(シース押出機D
)に、DTA法(昇温速度:10℃/win )による
融点、MPが131℃、メルトフer −レー ト(A
STM [1−1238)、 MFRカ0.3g/ 1
0w1n 、先述したみかけ粘度、Aが24500 p
oise、密度(AST)! D−1505)、 dが
0.942g/ cc、無水マレイン酸濃度、MAAが
1.04%、溶解度指数、SPカ12.3の無水マレイ
ン酸変性の高密度ポリエチレンを供給した。 そして、コア層が前記ポリメタキシリレンアジパミド、
シース層が前記無水マレイン酸変性高密度ポリエチレン
からなり、最小径が3.5 mm、コア樹脂とシース糊
面との重量比が90:10の複合ペレットを製造した。 このときの製造条件は、主押出機(コア押出機A)のス
クリュー回転数が6ORPM、、設定温度は材料供給部
が150’O、スクリュー圧縮部が240℃、同先端部
が250℃であり、副押出機(シース押出機D)のスク
リュー回転数は15PPM、設定温度は材料供給部が1
30’C!、スクリュー圧縮部が160℃、同先端部が
160℃であった。また、クロスヘッドダイEの設定温
度は150℃であった。 つぎに、第2図に示すように、主射出機が日精樹脂工業
株製のFS−17ON型、副射出機が同社製FS−75
Nm型の各射出機、及び同社製の試作共射出用金型(共
射出グイ)からなる共射出装置を使用して主射出機に、
メルトフローレート(ASTM D−1238) 、 
M F Rが0.5g/ l Owin 、 ’IE度
(ASTM 0−1505) 、 dが0.954g/
ccの高密度ポリエチレン(HDPEと記す、)を、ま
た、副射出機に前記複合ペレットをそれぞれ供給した。 そして、第3図及び第4図に示すように。 ■主射出機の設定温度:後部=200℃、中間部、20
0℃、ノズル部;205℃。 ■副射出機の設定温度:後部=200℃、中間部;25
0℃、ノズル部;260℃。 ■ホットランナーのノズル部温度225℃。 ■HDPEの一次射出圧(ゲージ圧):355 Kg/
cm2 。 ■複合ペレットの射出圧(ゲージ圧):460 Kg/
cm2 。 ■HDPHの二次射出圧(ゲージ圧):240 Kg/
cm2 。 の条件下で、重量が35g、内外層と中間層との厚さ比
が1ollの、第5図に示すような多層プリフォームを
射出成形した。 そして、前記多層プリフォームを、成形後直ちに日精樹
脂工業■製の試作ダイレクトブロー成形機に移し、ブロ
ー成形を行って、滴注内容積が455+l!!、の円筒
状のボトルを成形した。 以下、本発明による前記多層ボトルを”ML−1″と記
す。 比較のため、i]前記HDPE単体のボトル(HDPE
と記す、)、ii]ilポリメタキシリレンアジパミド
単体を中間層としたボトル(内外層と中間層との厚さ比
は10:1.ML−XIと記す、)、及び111]前記
ポリメタキシリレンアジパミドと、前記無水マレイン酸
変性高密度ポリエチレンとを90:10の重量比でトラ
イブレンドした組成物を中間層としたボトル(内外層と
中間層との厚さ比は10 : 1.ML−DB 1と記
す、)も先と同一の条件下で成形した。゛このようにし
て得られた4種類のボトルについて、明細書に記載した
方法に従って、酸素ガス透過度、 QO2[cc /r
n’ 拳da7−ate ] 、垂直落下強度、Fマ[
%]、水平落下強度、Fh[%]、垂直落下剥離、Dマ
[回]、水平落下剥離、 Oh [回]を測定した。 結果を第1表に示す、この表から明らかなように、本発
明による多層ボトル、ML−1は比較のために成形した
、il HDPE、ii]ML−Xl、及びiiilM
L−DBIからなる各ボトルよりも酸素ガス透過度+ 
QO2、垂直落下側111.Dマ、水平落下剥gl 、
 Dhについて、特に性能が優れていることが知られる
。 実施例 2 実施例1に記載した逐次押出法による複合ペレット製造
装置の主押出機(コア押出機A)に、ビニルアルコール
含有量が50.2mo1%、ケン化度カl19.2%、
固有粘度〔η〕が0.08f /g 、溶解度指数sp
が10.3. DTA法ニよル融点MPが160℃、み
かけ粘度Aが2900 poiseの各特性値を有スる
エチレン−ビニルアルコール共重合体を供給した。 一方、前記複合ペレット製造装置の副押出機(シース押
出機D)に、前記MPが109℃、前記MFRが0.8
g710 sin 、前記Aが18700poise 
、前記dが0.922g/ cc、前記MAAが0.3
θ%、前記SPがlJ、1の各特性値を有する無水マレ
イン酸変性低密度ポリエチレンを供給した。 そして、コア層が前記エチレン−ビニルアルコール共重
合体、シース層が前記無水マレイン酸変性低密度ポリエ
チレンからなり、最小径が1.5■、コア樹脂とシース
樹脂とのff1ffi比が20二80の複合ペレットを
製造した。このときの製造条件は、主押出a(コア押出
機A)のスクリュー回転数が1sRpHi、、設定温度
は材料供給部が135℃、スクリュー圧縮部が170℃
、同先端部が165℃であり、副押出機(シース押出機
D)のスクリュー回転数は75RPM、設定温度は材料
供給部が110℃、スクリュー圧縮部が140℃、同先
端部が130℃であった。また、クロスへラドダイEの
設定温度は130℃であった。 つぎに、実施例1に記載の共射出装置を使用して、主射
出機に前記MFRが1.5g710m1n 、前記dが
0.91’1g/ CC(7)低密度ポリエチレン(L
D PEと記す、)を、また、副射出機に前記複合ペレ
ットをそれぞれ供給した。そして、第3図及び第4図に
示すように、 ■主射出機の設定温度:後部;160℃、中間部;16
0℃、ノズル部;165℃。 ■副射出機の設定温度:後部;130℃、中間部;23
0℃、ノズル部;225℃。 ■ホットランナーのノズル部温度225℃。 ■LDPHの一次射出圧(ゲージ圧):200 Kg/
crs2 。 ■複合ペレットの射出圧(ゲージ圧):310 Kg/
cm2 。 ■LDPHの二次射出圧(ゲージ圧):100 Kg/
cm2 。 の条件下で1重量が33g、内外層と中間層との厚さ比
がl:lの、第5図に示すような多層プリフォームを射
出成形した。 そして、前記多層プリフォームを、成形後直ちに実施例
1に記載のダイレクトブロー成形機に移し、ブロー成形
を行って、溝柱内容積が455m1の円筒状ボトルを成
形した。 以下、本発明による前記多層ボトルを”ML−2”と記
す。 比較のため、i]前記LDPE単体のボトル(LDPE
と記す、)、ii]前記エチレン−ビニルアルコール共
重合体を中間層としたボトル(内外層と中間層との厚さ
比は1 : 1.ML−EV2と記す、)、及び111
]前記エチレン−ビニルアルコール共重合体と、前記無
水マレイン酸変性低密度ポリエチレンとを20 : 8
0の重量比でトライブレンドした組成物を中間層とした
ボトル(内外層と中間層との厚さ比は1 : 1.ML
−DB2と記す、)も先と同一の条件下で成形した。 このようにして得られた4種類のボトルについて、明細
書に記載した方法に従って、酸素ガス透過度、 QO2
[CC/ m’ * day・atml、垂直落下強度
、Fv[%]、水平落下強度、Fv[%]、垂直落下剥
離、Dマ[回]、水平落下剥fi、[]h[回]を測定
した。 結果を第2表に示す。この表から明らかなように、本発
明による多層ボトル、ML−2は、比較のために成形し
た、i ] LDPE 、 iil ML−EV2.及
びiii]ML−DB2からなる各ボトルよりも酸素ガ
ス透過度、QO2,垂直落下剥離、Dマ、水モ落下剥離
、 ohについて、特に性能が優れていることが知られ
る。 実施例 3 実施例1に記載した逐次押出法による複合ペレット製造
装置の主押出a(コア押出機A)に、ビニルアルコール
含有量が70.3so1%、ケン化度が98.6%、固
有粘度〔η〕が0.15t/g、溶解度指数SPが11
.4、DTA法による融点MPが182℃、みかけ溶融
粘度が4500 poise、の各特性値を有するエチ
レン−ビニルアルコール共重合体を供給した。 一方、前記複合ペレット製造装置の副押出機(シース押
出機D)に、DTA法による融点MPが159℃、メル
トフローレートMFRが4.5 g/l 0 sin 
、みかけ溶融粘度が8950paise 、密度d カ
0.91 g/ cc、無水?L/イアmW度MAAが
3.1、溶解度指数SPが8.7の各特性値を有する無
水マレイン酸変性ポリプロピレンを、それぞれ供給した
。 そして、コア層が前記エチレン−ビニルアルコール共重
合体、シース層が前記無水マレイン酸変性ポリプロピレ
ンからなり、コア樹脂とシース樹脂との重量比がそれぞ
れ70:30(ペレット最小径:51)及び30ニア0
(同最小径:3I1m)の、2種類の複合ペレットを製
造した。このときの製造条件は、主押出機(コア押出a
A)のスクリュー回転数がそれぞれ60PPM、及び1
5PPM、、設定温度は材料供給部が130℃、スクリ
ュー圧縮部が200℃、同先端部が185℃であり、副
押出機(シース押出機D)のスクリュー回転数は4OR
PM、、設定温度は材料供給部が140℃、スクリュー
圧縮部が170℃、同先端部が170℃であった。また
、クロスヘッドダイEの設定温度は165℃であった。 つぎに、実施例1に記載した共射出装置を使用して、主
射出機にメルトフローレー)MFRが3.0g/l 0
 sin、密度dが0.90 g/cc 、 xチレン
含有量が2wt%のエチレン−プロピレン共重合体(R
PCと記す、)を、また、同機の副射出機に前記複合ペ
レットをそれぞれ供給した。そして。 第3図及び第4図に示すように、 ■主射出機設定温度:後部、200℃、中間部、200
℃、ノズル部:205℃。 ■副射出機設定温度:後部;130℃、中間部;230
℃、ノズル部;225℃。 ■ホットランナーのノズル部設定温度:220℃。 ■EPCの一次射出圧(ゲージ圧): 220 Kg/cm2 。 ■複合ペレットの射出圧(ゲージ圧):それぞれ260
 Kg/c+s2及び280 Kg/c+*2 。 ■PETの二次射出圧(ゲージ圧): 190 Kg/cm2 。 の条件で、重量が32g、内外層と中間層との厚さの比
が5:1の、第5図に示すような多層プリフォームを成
形した。 そして、前記多層プリフォームを、成形後直ちに実施例
1に記載のダイレクトブロー成形機に移し、ブロー成形
を行って、滴注内容積が4551の円筒状ボトルを成形
した。 以下、コア/シース各樹脂の重量比が70:30の多層
ボトルをML−3”と、同じく重量比が30770の多
層ボトルを”ML−4″と記す。 比較のため、i]前記EPCの単体のボトル(EPCと
記す、)、iil前記エチレン−ビニルアルコール共重
合体単体を中間層とした、滴注内容積が4551の円筒
状のボトル(内外層と中間層トノ厚さ比は5 : 1.
ML−EVIと記す、)、及びtii ]]前記エチレ
ンービニルアルコール共重合と、前記無水マレイン酸変
性ポリプロピレンとをそれぞれ70 : 30及び30
 : 70の重量比でトライブレンドした組成物を中間
層とした、滴注内容積が4551の円筒状のボトル(内
外層と中間層との厚さ比はいずれも5:1.それぞれM
L−DBS及びML−DB4と記す、)も先と同一の条
件下で成形した。 このようにして得られた6種類のボトルについて、明細
書に記載した方法に従って、酸素ガス透過度+ QO2
[cc/m2−da!・ate]、垂直落下強度、Fv
[t]、水平落下強度、 Fh[$1 、 m直N 下
2IIfll 、 Dv[回]、水平落下剥離、Db[
回]を測定した。 結果を第3表(実施例)及び第4表(比較例)にそれぞ
れ示す、これらの表から明らかなように本発明による多
層ボトル、ML−3及びML−4は、比較のために成形
した、EPC,ML−EVl、及びML−DB3及びM
L−DB4の各ボトルよりも、酸素ガス透過度、QO2
,垂直落下剥離Dマ、水平落下剥離、Dhについて、特
に性能が優れていることが知られる。 第3表 (注)QO2:酸素ガス透過度[cc/+w2・da7
−atmlFマ:垂直落下強度[%] Fh:水平落下強度[%] Dマー垂直落下強度l[回] Dh二水平落下剥離[回J 実施例 4 実施例1に記載した逐次押出法による複合ベレット製造
装置の主押出機(コア押出機A)に、実施例1に記載の
ポリメタキシリレンアジパミドを供給した。 一方、前記複合ペレット製造装置の副押出機(シース押
出機D)に、■DTA法による融点MPが87℃、メル
ト70−レートMFRが10.1g/10+*in、み
かげ溶融粘度Aが7650 poise、密度dが0.
94g/cc、無水マレインSei度MAAが7.8%
、溶解度指数SPが8.6の各特性値を有する無水マレ
イン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
濃度:5wt%)と、■前記融点MPが110℃、メル
トフローレートMFRが0.5g710m1n、みかけ
粘度Aが22000poige、無水マレイン酸濃度が
0%、溶解度指数SPが7.9の各特性値を有する未変
性低密度ポリエチレンとの混合比が■:■=50:50
(ffiffi比)のトライブレンド物を、それぞれ供
給した。 そして、コア層が前記ポリメタキシリレンアジパミド、
シース層が前記■と■との混合物からなり、コア樹脂と
シース樹脂との重量比がそれぞれ70:30(ベレット
最小径:6mm)及び30ニア0(同最小径:4■)の
、2種類の複合ペレットを製造した。このときの製造条
件は主押出機(コア押出機A)のスクリュー回転数がそ
れぞれ70RPM、、及び25RPM、、設定温度は材
料供給部が150℃、スクリュー圧縮部が250℃、同
先端部が245℃であり、副押出機(シース押出機D)
のスクリュー回転数は50RPM、、設定温度は材料供
給部が115℃、スクリュー圧縮部が130℃、同先端
部が130℃であった。また、クロスヘッドダイEの設
定温度は140℃であった。 つぎに、第6図に示すような系において、内層用及び外
層用の各射出機は、それぞれ日清樹脂工業v4製のFS
−17ON型、中間層用射出機が同社製のFS−75N
m型、及び同社製の試作共射出用金型(共射出ダイ)か
らなる共射出装置を使用して、内層用及び外層用の各射
出機に、■メルトフローレー)MFRが5.0g/10
m1n、密度dが0、.91g/ccのアイツタクチイ
ックポリプロピレンと、■実施例1に記載した高密度ポ
リエチレンとの重量比が■:■+=7Q : 30のト
ライブレンド物(POと記す、)を、また、中間層用射
出機に前記複合ペレットをそれぞれ供給した。そして、
■内層及び外層角番主射出機設定温度:後部;160℃
、中間部;180℃、ノズル部:200℃ ■中間層用射出機設定温度:後部;200℃。 中間部;250℃、ノズル部260℃。 ■ホットランナーのノズル部設定温度=255℃。 ■POの内層射出圧(ゲージ圧): 150 Kg/cm2  。 ■複合ペレットの射出圧(ゲージ圧):それぞれ180
 Kg/cm2及び200 Kg/cm2 。 ■POの外層射出圧(ゲージ圧): 110 Kg/cm2 。 の条件で、重量が34g、内外層と中間層との厚さ比が
5二!の、第7図に示すような多層プリフォームを成形
した。 そして、前記多層プリフォームを、成形後直ちに実施例
1に記載のダイレクトブロー成形機に移し、ブロー成形
を行って、滴注内容積が455+slの円筒状ボトルを
成形した。 以下、コア/シース各樹脂の重量比が70:30の多層
ボトルを”ML−5”と、同じく重量比が30 : 7
0の多層ボトルを”ML−6”と記す。 比較のため、1]前記PPとHDPEとのブレンドボト
ル(POと記す、)、iil前記ポリメタキシリレンア
ジパミド単体を中間層とした、滴注内容積が4551の
円筒状ボトル(内外層と中間層ト(7)厚ざ比jt5 
: 1.ML−X2と記す、)、及びiii ]前記ポ
リメタキシリレンアジパミトト、前記■と■との重量比
が50 : 50の混合物とを、それぞれ70 : 3
0及び30ニア0の重量比でトライブレンドした組成物
を中間層とした、滴注内容積が4551の円筒状ボトル
(内外層と中間層との厚さ比はいずれも5:1.それぞ
れML−DBS及びML−DBSと記す、)も先と同一
の条件下で成形した。 このようにして得られた6種類のボトルについて、明細
書に記載した方法に従って、酸素ガス透過度、 QO2
[cc/m2 ・da7−atml、垂直落下強度、F
【2]、水平落下強度、Fh[X] 、垂直落下剥離
、Dマ[回]、水平落下剥離、Dh[回]を測定した。 結果を第5表(実施例)及び第6表(比較例)にそれぞ
れ示す、これらの表から明らかなように本発明による多
層ボトル、ML−5及びML−6は、比較のために成形
した。PO2ML−X2゜及びML−DB5及びML−
DBSのボトルよりも、酸素ガス透過度、QO2,垂直
落下剥離、Dマ。 水平落下剥離、Dhについて、特に性能が優れているこ
とが知られる。 第5表 (注)QO2:酸素ガス透過度[cc/m2・day−
atsJFマ:垂直落下強度[%] Fh:水平落下強度[%] Dマ二垂直落下、ha c回] Dh=水平落下剥離[回] 実施例 5 特願昭57−190795号公報に記載した共押出法に
よる複合ペレットの製造装置を使用して、直径が65■
、有効長さが1430+smのフルフライト型スクリュ
ーを内臓したコア用押出機(主押出機)に、実施例3に
記載したエチレン−ビニルアルコール共重合体を供給し
た。 一方、直径が40m組有効長さが8001のフルフライ
ト型スクリューを備えたシース用押出機(副押出機)に
、DTA法による融点MPが122℃、メルトフローレ
ートMFRが2.0g/l 0sin 、みかけ溶融粘
度Aが13800poise 、密度dが0.9253
/cc 、無水マレイン酸濃度MAAが1.2%、溶解
度指aSPが8,4の各特性値を有する無水マレイン酸
変性線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)を供給し
た。 そして、コア層が前記エチレン−ビニルアルコール共重
合体、シース層が前記無水マレイン酸変性線状低密度ポ
リエチレンからなり、最小径が3ms、コア樹脂とシー
ス樹脂との重量比が50:50の複合ペレットを製造し
た。このときの製造条件は、コア用押出機(主押出機)
のスクリュー回転数が301?PM、、設定温度は材料
供給部が130℃、スクリュー圧縮部が200℃、同先
端部が200℃であり、シース用押出m(副押出機)の
スクリュー回転数は50PPM、、設定温度は材料供給
部が110℃、スクリュー圧縮部が160℃、同先端部
が170℃であった。また、多層多重ダイの設定温度は
190℃であった。 つぎに、日精ニーエスピー機械株製の試作共射出/二軸
延伸ブロー成形機を使用して、同機の主射出機にメルト
フローレー)MFRが5.0g710w1n 、密度d
が0.91g/ccのアインタクティックボリプロピレ
ン(PPと記す、)を、また、同機の副射出機に前記複
合ペレットをそれぞれ供給した。そして、第3図及び第
4図に示すように、■主射出機設定温度:後部;180
℃、中間部;180℃、ノズル部;185℃。 ■副射出機設定温度:後部;130℃、中間部;230
℃、ノズル部;225℃。 ■ホットランナーのノズル部設定温度:225℃。 ■PPの一次射出圧(ゲージ圧): 120 Kg/cm2 。 ■複合ペレットの射出圧(ゲージ圧):150 Kg/
cts2 。 ■PPの二次射出圧(ゲージ圧): 90 Kg/cm2 。 の条件で1重量が43g、内外層と中間層との厚さ比が
5:1の、第5図に示すような多層プリフォームを成形
し、次いでブローゾーンに於いて、 ■前記多層プリフォームの加熱温度: 156℃。 の条件下で、縦(軸)方向延伸倍率がり、6倍、構(周
)方向延伸倍率が3.1倍の二軸延伸ブローをおこない
、溝柱内容積が1020+mlの円筒状の多層ボトルを
得た。以下、この多層ボトルを、”ML−7”と記す。 比較のため、i]前記PPの単体ボトル(PPと記す、
)、iil前記エチレン−ビニルアルコール共重合体単
体を中間層とした、滴注内容積が10102Oの円筒状
のボトル(内外層と中間層との厚さ比は5 : 1.M
L−EVl と記t、)、 及c/1iil前記エチレ
ンービニルアルコール共重合体と前記無水マレイン酸変
性線状低密度ポリエチレンとを50 : 50の重量比
でトライブレンドした組成物を中間層とした溝柱内容蹟
が10102Oの円筒状ボトル(内外層と中間層との厚
さ比は5:1、ML−DB7と記す、)も先と同一の条
件下で成形した。 このようにして得られた4種類のボトルについて、明細
書に記載した方法に従って酸素ガス透過度* QO2[
cO/112 ・da!・atm]、垂直落下強度、F
v[駕]、水平落下強度、 Fh[X] 、垂直落下剥
離、Dマ【回】、水平落下剥離、Dh[回]を測定した
。 結果を第7表に示す、この表から明らかなように、本発
明による多層ボトル、ML−7は、比較のために成形し
たi ] PP 、 ii] ML−EV 1 。 及びiii]ML−DB7の各ボトルよりも、酸素ガス
透過度* QO2、垂直落下剥離、Dマ、水平落下剥離
、Dhについて、特に性能が優れていることが知られる
。 実施例 6 第1図に於ける副押出機(シース押出alD)を止め、
且つ、冷却槽(F)に、三井化学工業■製のユニストー
ル[商品名] R−120(酸変性ポリプロピレンの、
固形分濃度が15wt%のトルエン会ディスパージョン
)を充満させた。 そして、主押出機(コア押出機A)によって、実施例2
に記載したエチレン−ビニルアルコール共重合体を、材
料供給部が135℃、スクリュー圧縮部が170℃、同
先端部が165℃の温度条件下、15rp履のスクリュ
ー回転数で押出し、前記ユニストール、R−120入り
の冷却槽に、前記エチレン−ビニルアルコール共重合体
のストランドを導き、冷却を兼ねて前記ストランドの表
面への前記酸変性ポリプロピレンのコーティングをおこ
なった。 そして、前記ストランドをペレット化した後。 80℃の温度で真空乾燥し、コア樹脂が前記エチレン−
ビニルアルコール共重合体で、シース樹脂が前記酸変性
ポリプロピレンからなる複合ペレットを得た。 このようにして得られた複合ペレットの、コア樹脂とシ
ース樹脂との重量比は92:8であり。 該ペレットの最小径は約3.8腸層であった。 つぎに、実施例1に記載した共射出装置を使用して、主
射出機にメルトフローレー)MFRが2.4g/10m
1n、密度dが1.02g/ccの耐衝撃性ポリスチレ
ン(HIPSと記す、)を、また、同装置の副射出機に
前記複合ペレットをそれぞれ供給した。そして第3図及
び第4図に示すように、■主射出機の設定温度:後部;
150℃、中間部:170℃、ノズル部;220℃。 ■副射出機の設定温度:後部;130℃、中間部;23
0℃、ノズル部;230℃。 ■ホットランナーのノズル部温度225℃。 ■PETの一次射出圧(ゲージ圧): 300 Kg/c+s2 。 0複合ペレットの射出圧(ゲージ圧):390 Kg/
c+w2 。 ■PETの二次射出圧(ゲージ圧): 180 Kg/cm2 。 の条件下で、重量が36g、内外層と中間層との厚さ比
が20:1の、第5図に示すような多層プリフォームを
射出成形した。 そして、前記多層プリフォームを、成形後直ちに実施例
1に記載のダイレクトブロー成形機に移し、ブロー成形
を行って、滴注内容積が455+slの円筒状ボトルを
成形した。 以下、本発明による前記多層ボトルを”ML−8”と記
す。 比較のため、i]前記HIPS単体のボトル(HIPS
と記す、)及び11]前記エチレン−ビニルアルコール
共重合体単体を中間層としたボトル(内外層と中間層と
の厚さ比は20:1、ML−EV3と記す、)も先と同
一の条件で成形した。 このようにして得られた3種類のボトルについて、明細
書に記載した方法に従って、酸素ガス透過度、 QO2
[cc/m2−da7・atm]、垂直落下強度、Fv
[X]、水平落下剥離、Fh[$] 、垂直落下剥離、
Dマ[回]、水上落下剥離、Dh[回]を測定した。 結果を第8表に示す、この表から明らかなように、本発
明による多層ボトル、ML−8は、比較のために成形し
た1lHIPs、及びii]ML−EV3の各ボトルよ
りも、酸素ガス透過度QO2、垂直落下剥離、Dマ、水
平落下剥離、 [lhについて、特に性能が優れている
ことが知られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、複合ペレット製造装置の一例を示す。 第2図は、多層プリフォームの製造に用いる共射出装置
の一例を示す。 第3図は、オレフィン系樹脂及び複合ペレットの射出時
間と射出圧力との関係を示す。 第4乃至5図は、多層プリフォームの射出成形操作を説
明するための図であり、 第6図は、多層プリフォームの製造に用いる別の例の共
射出装置を示す。 第7図は、別の例の多層プリフォームの射出成形操作を
説明するための図であり、 第8乃至9図は、延伸ブロー成形操作を説明するための
図であり、 第10図は、多層プラスチック容器の全体の配置を示す
。 1・・・射出金型、2・・・コア金型、3・・・キャビ
ティ、6・・・ホットランナ−ブロック、7・・・主射
出機、8・・・副射出機、16.17・・・スプルブッ
ウニ、2o00.オいツイン系樹脂層、21・・・複合
ペレット、22・・・ガスバリヤ−性樹脂層、23・・
・接着剤樹脂層、47・・・有底多層プリフォーム、4
8・・・マンドレル、49・・・割金型、50・・・延
伸棒、53・・・容器、54・・・厚肉口部、55・・
・胴部、56・・・閉塞底部、57・・・肩部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オレフィン系樹脂を主体とする内外表面層と、こ
    の内外表面層間に封入されたガスバリヤー性熱可塑性樹
    脂の少くとも一層の中間層とから成る多層プラスチック
    プリフォームを、ブロー金型内で且つ成形可能な温度で
    ブロー成形することから成る多層プラスチック容器の製
    法において、射出金型内のキャビティの途中迄オレフィ
    ン系樹脂が充満される迄該オレフィン系樹脂を射出し、 (A)ビニルアルコール含有量が40乃至85モル%の
    エチレン−ビニルアルコール共重 合体及びキシリレン基含有ポリアミドから 成る群より選択されたガスバリヤー性樹脂 あるいは前記エチレン−ビニルアルコール 共重合体と前記キシリレン基含有ポリアミ ドとのブレンド物のコア及び、 (B)該ガスバリヤー性樹脂の融点よりも少くとも3℃
    低い融点乃至軟化点を有する、 (i)酸乃至酸無水物変性オレフィン系樹 脂または、 (ii)該変性オレフィン系樹脂と、オレ フィン系樹脂とのブレンド物 から成る接着性樹脂のシースとから成る複合ペレットを
    熔融後、前記射出金型内に射出して、オレフィン系樹脂
    内外表面層の中間にガスバリヤー性熱可塑性樹脂層及び
    ガスバリヤー性熱可塑性樹脂層とオレフィン系樹脂内外
    層との間に接着剤樹脂層を形成させ、 最後にオレフィン系樹脂を射出して、ガスバリヤー層が
    密閉された多層プリフォームを形成させることを特徴と
    する多層プラスチック容器の製造方法。
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