JPS6377918A - ポリウレタン製造用触媒 - Google Patents

ポリウレタン製造用触媒

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JPS6377918A
JPS6377918A JP61221325A JP22132586A JPS6377918A JP S6377918 A JPS6377918 A JP S6377918A JP 61221325 A JP61221325 A JP 61221325A JP 22132586 A JP22132586 A JP 22132586A JP S6377918 A JPS6377918 A JP S6377918A
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JP
Japan
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catalyst
acid
polyurethane
formula
time
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JP61221325A
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English (en)
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Masayoshi Morii
森井 正芳
Akira Mamada
侭田 明
Yasuyuki Hattori
泰幸 服部
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軟質、硬質、半硬質あるいはエラストマー等
のポリウレタン製造の際に用いる触媒に関するものであ
る。更に詳しくは、分子内にエーテル結合と第3級アミ
ノ基を有する、極低臭で且つ温度依存性の小さい、ウレ
ア化反応を優先的に進行させるポリウレタン製造用触媒
と、(極)低臭で且つ温度依存性の小さいウレタン化反
応を優先的に進行させるポリウレタン製造用触媒、を組
み合わせて使用することに特徴を有するポリウレタン製
造用の触媒に関するものである。
C従来の技術〕 ポリウレタン製造用の触媒としては、従来、スズ系、鉄
系、チタン系、マンガン系等の金属系触媒や、アミン系
の触媒が用いられており、第3級アミンがポリウレタン
製造用触媒として好ましく用いられるということは、既
に広く知られている0例えば、N−メチルモルホリン、
N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミン、NIN
、 N’ 、 N“−テトラメチル−1,3−プロピレ
ンジアミン、N、N、N”Nl−テトラメチル−1,6
−ヘキサンジアミン、N、N、N”、N’、N”−ペン
タメチルジエチレントリアミン、ビス−(2−ジメチル
アミノエチル)エーテル、N、N−ジメチルシクロヘキ
シルアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、N、
N −ジメチルベンジルアミン、N、N、N’−トリメ
チルアミノエチルピペラジン等の化合物がポリウレタン
製造用触媒として用いられている。
これらのポリウレタン製造用触媒のうち、比較的ウレア
化反応を促進する触媒(泡化触媒)としては、N、N、
N’、N’、N”−ペンタメチルジエチレントリアミン
、あるいはビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテ
ルを挙げることができる。
この泡化触媒は、ポリウレタン化合物製造において、よ
り均質な結合構造を有するポリウレタン化合物の生成を
促すという、ポリウレタン化合物の物性発現に極めて重
要な役割を担っているものである。
又、前述のポリウレタン製造用触媒のうち、比較的ウレ
タン化反応を促進する触媒(樹脂化触媒)としては、1
.4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン、1.4
−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタンの有機酸かつ
/又は無機酸による誘導体、ジブチルチンジラウレート
、オクタン酸錫等を挙げることができる。
この樹脂化触媒は、ポリウレタン化合物製造において、
主に分子の高分子量化反応に寄与するため、製品の脱型
時間短縮という、生産性向上に極めて重要な役割を坦っ
ているものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これまでに開発されているポリウレタン
製造用の泡化触媒は、種々の問題を有している。即ち、
N、 N、 N’ 、N’ 、 N”−ペンタメチルジ
エチレントリアミン、ビス−(2−ジメチルアミノエチ
ル)エーテルは、蒸気圧が高く、揮発性が極めて大きい
ため、刺激臭を有しており、このことにより、ポリウレ
タン製造工程における作業環境を著しく悪化させている
。また、N。
N、N’、N’、N’−ペンタメチルジエチレントリア
ミンは、温度依存性が大きいため、発泡初期、つまり反
応温度が低い時(具体的には樹脂原料温度が40℃内外
以下の時)は、著しく、ウレア化反応(泡化反応)を促
進するが、反応温度が上昇すると、徐々にウレタン化反
応(樹脂化反応)をも促進し、ウレタン結合とウレア結
合のバランスが保ち難くなり、反応初期に生成したウレ
タン結合とウレア結合の分散の度合と、反応終期に生成
したウレタン結合とウレア結合の分散の度合が大きく異
なる為、設計された樹脂物性の発現が困難となる場合が
多い。
更には、N、N、N’、N’、N’−ペンタメチルジエ
チレントリアミン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル
)エーテルは、ウレタン樹脂原料温度中で単独で使用す
ると、原料の混合・攪拌を開始してから発泡が始まる直
前までの時間(クリーム・タイム)が極端に短くなるた
め、ポリウレタン樹脂製造工程上望ましいキュア・タイ
ム(脱型が可能となる時間)を確保出来るための添加必
要量を用いると、ウレタン樹脂原料が均一に混合される
のに必要な原料攪拌時間を確保することが出来無くなり
、必要な樹脂物性が発現されなくなる。
また、他の第3級アミン系ウレタン触媒、金属系ウレタ
ン触媒と組み合わせて使用した場合にも、クリームタイ
ムが短縮する傾向は残る。
この為、生産性向上を目的として、樹脂化触媒と組み合
わせて用いようとしても、クリームタイムが短縮するた
め、触媒を増加することが製造工程上不可能となり、事
実上、生産性を向上させるのを非常に困難にしている。
次に、ポリウレタン製造用触媒でウレア化反応促進触媒
(泡化触媒)であると考えられるものでは、特開昭59
−65050号公報に、次式RR (上式で、Rはメチル又はエチル基であり、nは2であ
り、Xは1であり、yはXが1のときは0又はlであり
、2はyがOのときはOでそしてyが1のときは1であ
る) により表されるポリウレタン製造用触媒が記載されてお
り、具体的には、N゛−2−ジメチルアミノエチル−N
、N’、N’  −)リメチルービス(2−アミノエチ
ル)エーテルをポリウレタン製造用触媒として用いた例
が記載されている。
しかしながら、N、 N、 N’ 、 N’ 、 N″
−ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス−(2−ジ
メチルアミノエチル)エーテルと比較して、必要十分な
りリームタイムを有しているとは言い難い。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題点を解決するために、鋭意検
討を重ねた結果、分子内に2個のエーテル結合と第3級
アミノ基を有する化合物が、極めて低臭であり、また、
ポリウレタン製造用触媒としての好適な活性を有してお
り、かつ、ウレア化反応を促進する泡化触媒でありなが
ら、前述の泡化触媒、すなわち、N、N、N’、N”、
N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス−(2
−ジメチルアミノエチル)エーテル、N’−2−ジメチ
ルアミノエチル−N、N”、N’−)リメチルービス(
2−アミノエチル)エーテルと比較すると、必要十分な
りリームタイムを有することを見出し、ポリウレタン製
造用触媒を完成した。
更に、このポリウレタン製造用触媒、1,2−ビス(2
−ジメチルアミノエトキシ)エタンと1,4−ジアザビ
シクロ(2,2,2)オクタン、1.4−ジアザビシク
ロ(2,2,2)オクタンの有機酸かつ/又は無機酸に
よる誘導体、ジブチルチンジラウレート、オクタン酸錫
等の樹脂化触媒を組み合わせることにより、より均質な
結合構造を有するポリウレタン化合物を生成することが
でき、かつ生産性向上に大きく関与する脱型時間短縮の
為にポリウレタン樹脂の製造工程上に支障を与えること
無くポリウレタン製造用触媒を増加させることができる
、ポリウレタン製造用組み合わせ触媒を見出した。
即ち本発明は、次の一般式 で表わされる化合物95〜5重量部、及び(a)  1
.4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン又はその
有機酸もしくは無機酸によるジアザビシクロ(2,2,
2)オクタン誘導体、(b)  次式 (式中R1、R2は炭素数1〜16のアルキル基、R3
、R4は炭素数1〜20のアルキル基)で表わされる有
機スズ系化合物 (C1次式 (式中、RいRz、R3、R4は上記のものと同じ)で
表わされる有機スズ系化合物 から成る群より選ばれた化合物5〜95重量部よりなる
ポリウレタン製造用触媒を与えるものである。
(a) 1 、4−ジアザビシクロ(2,2,2)オク
タン又はその誘導体、(b)、 (C)有機錫系触媒は
、1種又は2種以上を組み合わせて、上記の式で表わさ
れる化合物と伴に用いることができる。
上記有機酸又は無機酸の誘導体としては、蟻酸、酢酸、
プロピオン酸、酪酸、吉草酸、オレイン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、メシルスルホン酸、2−エチルヘキサン
酸、イソデカン酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、アクリル酸、マレイ
ン酸、ドデセニルこはく酸、ヘキサヒドロフタル酸、3
.6−ニンドメチレンテトラヒドロフタル酸、フタル酸
、乳酸、りんご酸、酒石酸、くえん酸、サリチル酸、安
息香酸、ピルビン酸、シアノ酢酸、クロル酢酸、フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、ナフトール、カテコ
ール、ヒドロキノン、レゾルシン、ビスフェノール、ピ
ロガロール、ベンゼンスルホン酸、キシレンスルホン酸
、ドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸
、モノプロピルナフタリンスルホン酸、ジプロピルナフ
タリンスルホン酸等の有機酸、塩酸、硫酸、りん酸、ポ
リりん酸、亜りん酸、モノアルキルりん酸、ジアルキル
りん酸、硝酸等の無機酸から誘導される1、4−ジアザ
ビシクロ(2,2,2)オクタンの塩、特に好ましくは
、蟻酸、酢酸、2−エチルヘキサン酸から誘導される1
、4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタンの塩が挙
げられる。
前記の山)及び(C)で規定される化合物においては、
R3及びR2は炭素数1〜4のものが本発明においては
特に好ましく用いられ、また、P、及びR4は、炭素数
8〜12のものが特に好ましく用いられる。
本発明の組み合わせ触媒の使用量は、ポリウレタンの製
造に使用されるポリオール100部(重量基準、以下同
じ)に対して、0.1〜10部の範囲が好ましく、特に
好ましくは0.5〜5部の範囲であるが、触媒の添加量
をコントロールすることによってポリウレタン製造工程
の最適化を図るという目的のもとにこの範囲を外して使
用することも可能である。
本発明の新規触媒を使用してポリウレタンを製造する際
に用いることのできるポリイソシアネートとしては、一
般公知のポリイソシアネートであればいずれのものでも
良く、例えば、2゜4−トリレンジイソシアネート、2
.6− )リレンジイソシアネート、414゛−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、シクロヘキ
サンジイソシアネート、トルイジンジイソシアネート、
p−フェニレンジイソシアネート、o−フェニレンジイ
ソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、1.
5−ナフチレンジイソシアネート、4.4’−ビフェニ
ルジイソシアネート、3.3’−ジメチルビフェニル−
4,4”−ジイソシアネート、3.3’−ジメトキシビ
フ二二ルー4,4゛−ジイソシアネート等を例示するこ
とができる。
本発明の新規触媒を使用してポリウレタンを製造する際
に用いることのできるポリオールとしては、一般公知の
ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等を
使用することができ、例えば、通常の二塩基酸と多価ア
ルコールとから製造されるポリエステルポリオール類、
グリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
メチロールプロパン、蔗糖等の多価アルコールに、エチ
レンオキシドもしくはプロピレンオキシドを付加して得
られるポリエーテルポリオール類、あるいはトリエチレ
ンジアミン、トリレンジアミン、1.6−ヘキサンジア
ミン、1.3−プロピオンジアミン、イソホロンジアミ
ン等の多価アミンに、エチレンオキシドもしくはプロピ
レンオキシドを付加して得られるアミンポリオール類等
を例示することができる。
更に、ポリウレタンフォームを製造する際に使用できる
有機ポリオール反応剤にポリマーポリオールがある。こ
れは遊離基触媒の存在下で、本明細書において述べる他
の種類のポリオールのいずれかに溶解又は分散した一つ
以上のエチレン性不飽和モノマーを重合させることによ
ってつくられる。エチレン性不飽和モノマーの代表例と
しては、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、α−メチルスチ
レン、メチルメタクリレート及びブタジェン等があり、
これらを単独か又は組み合わせで用いてよい、一般にこ
の様な組成物は、パーオキサイド、バーサルフェート、
パーカーボネート、パーボレート及びアゾ化合物を含む
ラジカル発生開始剤のいずれかを用いて約40℃と約1
50℃との間の温度において基体ポリオール中でモノマ
ーを重合させることによってつくられる。
本発明の新規触媒を用いてポリウレタンを製造する際に
は、必要に応じて添加剤として、CFCl3やCHzC
lz等の発泡剤、オルガノポリシロキサン等の界面活性
剤、ハロゲン化アルキル化合物、ハロゲン化リン化合物
等の難燃剤、その他の添加剤を用いることができる。こ
れらの添加剤の種類及び添加量については、通常使用さ
れる種類及び範囲に於いて十分使用できる。
〔作用〕
本発明は、泡化触媒として、1,2−ビス(2−ジメチ
ルアミノエトキシ)エタンを用い、樹脂化触媒として、
1.4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン、その
有機酸かつ/又は無機酸による誘導体、及び有機錫化合
物から選ばれる化合物を用いることにより、製造工程上
、ひいてはポリウレタン樹脂製品の物性上に大きな影響
を与えるクリームタイムを、現在使用されているポリウ
レタン製造用触媒よりも必要かつ十分に長くすることが
可能である。
本発明のポリウレタン製造用触媒の組み合わせの1つと
して使用されている1、2−ビス(2−ジメチルアミノ
エトキシ)エタンは、その分子量がこれまでに知られて
いるものより比較的大きく、また、分子中に極性の大き
いと考えられる酸素原子が2つ存在するため、蒸気圧が
小さく沸点が高く、極めて低臭性であると考えられる。
また、この触媒は、分子中に(CL)J−基を有してお
り、ポリウレタン製造用の触媒として適当な活性を有し
、更に、水との親和性が大きな酸素原子が分子中に存在
する為、イソシアネート基と水との反応(ウレア化反応
)を主に促進する泡化触媒となることが考えられる。
更に、1.4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン
、その有機酸かつ/又は無機酸から成るジアザビシクロ
(2,2,2)オクタン誘導体、及び有機錫化合物は、
1.2−ビス(2−ジメチルアミノエトキシ)エタンと
同様に、通常、ポリウレタン製造用触媒として使用する
上では、必要かつ十分にクリームタイムが長い為、1.
2−ビス(2−ジメチルアミノエトキシ)エタンと併用
することにより、複雑な形状を有する金型へのポリウレ
タン樹脂の充填性の向上、脱型直後及び低温時における
寸法収縮等の樹脂物性の向上、と同時に製造工程上、な
んらの支障をきたさずに、ポリウレタン製造用触媒の増
加が図れることによる、脱型時間短縮、つまり生産性の
向上が可能になるものと予想される。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。
実施例1及び比較例I〜■ ポリウレタン製造のための原料の混合割合を第1表に示
す配合とし、通常の手順に従ってウレタン発泡を実施し
た。即ち、ポリオール、水、界面活性剤、触媒、発泡剤
、ポリイソシアネートを混合、攪拌し、20℃に保った
紙製カップに注ぎ込み、ウレタンフオームを形成させた
(紙製カップの上部は解放状態)。
第2〜3表に評価結果を示す。
表中クリームタイムとは、原料の混合・攪拌を開始して
から発泡が始まる直前までの時間を意味し、ゲルタイム
とは、ポリウレタンフォーム表面上に鋭利な物体を接触
させ、続いて引き離した場合、ポリウレタンフォームか
ら糸を引くまでに十分に高分子量化が進行するのに要し
た時間であり、タックフリータイムとは、ポリウレタン
フォームに指で触れた時、もはや指先に樹脂が付着しな
くなる(タックフリー)までの時間を指す。
第   1   表 $1:旭オーリン側製芳香族系アミンポリオール(OH
V・450) 率2:住友バイエルウレタン側製シュガー系ポリエーテ
ルポリオール(011V=530 )*3;三井東圧化
学側製グリセリン系ポリエーテルポリオール(OHV=
235 ) 傘4:日本ユニカー社製界面活性剤 傘5;三井東圧化学■製イソシアネート(クルードMD
I とTDIプレポリマーの混合物、NCO%=31) 第   3   表 実施例及び比較例I〜■のポリウレタン製造用触媒を用
いて成形したポリウレタン樹脂の樹脂物性の比較 注(1)  長さ2mの長尺モールドの一端に、原料混
合液を注入し、次に示した様な成形条件によってポリウ
レタン樹脂を成形した。得られたパネル(成形品)の長
さをモールド充填性とした。ここで、ポリウレタン製造
用触媒の添加量は、ゲルタイムがほぼ90秒となる様に
、各々調整した。
成形条件 モールド:サイズ=2mx12cmx3cm。
温度=40℃、型角度−3゜ ミキシング:ラボオートミキサー 10.000rpm X 5秒 液温:20℃ 注入量: 240g (2)  同様の原料を用いて、成形したポリウレタン
樹脂を手早く金型からはずし、樹脂の表面硬度をショア
ーC硬度針により測定し、測定硬度が50に達する時間
を脱型可能時間とした。ここで、ポリウレタン製造用触
媒の添加量は、ゲルタイムがほぼ90秒となる様に、各
々調整した。
成形条件 モールド:サイズ−20cm X 20cm X 5 
C11s温 度−40℃ ミキシング:ラボオートミキサー 10、OOOrpm X 5秒 液温:20℃ 注入量: 50g +3]  (2)の方法により測定した脱型時間で金型
より脱型し、樹脂の厚みを測定する(この値をT (m
m) とする)。
上式に測定値Tを代入してふくらみの割合を算出した。
なお、式中の49.5とは、脱型時間を30分として行
った場合のポリウレタン樹脂の厚み(lIIll)であ
る。
(4)  表1に示した原料を用い、成形したポリウレ
タン樹脂を一30℃の環境試験室に24時間放置した後
、樹脂の外観を目視により判定した。
判定基準 ×:明らかに樹脂全体が変形している。
○:樹脂の一部分、又は一方向に変形、又は歪が観察さ
れる。
◎:変形、歪等は全く観察されない。
成形条件 モールド:サイズ= 20cw X 20cm X 5
 cta。
温 度=40℃ ミキシング:ラボオートミキサー 10、OOOrpm X 5秒 液温:20℃ 注入R: 50g 脱型時間:30分 実施例■ 本発明触媒及び比較触媒について臭いの評価を行った。
・アミン触媒の臭気チェックテスト方法アミン系ウレタ
ン触媒をMN −700(三井東圧化学■製グリセリン
ベースポリエーテルポリオール、分子量約700)に所
定の濃度となる様に溶解し、選出された臭いのパネラ−
50人によって評価した。
結果を第4表に示す。臭気の評価の基準は以下の通りで
ある。
◎:殆ど臭わない O:かすかに臭う Δ:臭う ×:強く臭う 第4表 尚、通常、触媒の添加量は10%以下(好ましくは1〜
5%)であり、第4表から、本発明の新規なポリウレタ
ン製造用の触媒により、作業環境が著しく改善できるこ
とが理解できる。
〔発明の効果〕
実施例に於いても具体的に示した様に、本発明のポリウ
レタン製造用触媒は、必要かつ十分なりリームタイムを
有する組み合わせ触媒である。
樹脂の充填性が、その製品の性能を大きく左右する様な
場合(例えば、電気冷蔵庫断熱材用硬質ポリウレタン樹
脂等)、複雑な形状を有する金型に完全に充填できる様
な流動性及び反応性がポリウレタン原料、特にポリウレ
タン製造用触媒に要求される。一般に、ウレタン化反応
(これを樹脂化反応と呼ぶ)を優先的に促進する、ジア
ザビシクロ(2,2,2)オクタン等の樹脂化触媒のみ
を用いて反応を行うと、泡化/樹脂化反応の均衡がとれ
ないまま反応が進行するため、樹脂の流動性が確保でき
ず、金型に完全に樹脂の充填が出来ない状態で反応が終
了し、製品の不良率が上昇するばかりか、脱型時のふく
らみ、又、経時変化等における製品の変形の問題が発生
する(第3表、比較例Iを参照)。
これらの問題を解決する為に、一般に泡化触媒/樹脂化
触媒が組み合わされて使用されるが、泡化触媒を使用す
るとクリームタイムが短縮する傾向を示すため、生産性
向上を目的として、脱型時間短縮のために多量に用いる
と、原料の攪拌が困難となり、作業工程上ポリウレタン
樹脂の製造が不可能となる欠点を有していた(第2表 
比較例n、 m、第3表 比較例n、 mを参照)。
しかしながら、本発明のポリウレタン製造用触媒は、従
来品と比較し、必要十分なりリームタイムを有する為、
多量に使用することが可能となり、製品物性を維持しな
がら、同時に脱型時間を短縮し、生産性を向上させるこ
とが出来る(第2表 実施例I、第3表 実施例Iを参
照)。
更に蒸気圧の高いポリウレタン製造用触媒を組み合わせ
ることにより、低臭化触媒とすることが可能となった。
このことにより、ポリウレタン製造工程における作業環
境をも著しく改善することが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物95〜5重量部、及び (a)1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタン
    又はその有機酸もしくは無機酸によるジアザビシクロ(
    2,2,2)オクタン誘導体、 (b)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1、R_2は炭素数1〜16のアルキル基、
    R_3、R_4は炭素数1〜20のアルキル基)で表わ
    される有機スズ系化合物 (c)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4は上記のもの
    と同じ)で表わされる有機スズ系化合物 から成る群より選ばれた化合物5〜95重量部よりなる
    ポリウレタン製造用触媒。
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