JPS6377901A - 新規多糖類 - Google Patents

新規多糖類

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JPS6377901A
JPS6377901A JP22205186A JP22205186A JPS6377901A JP S6377901 A JPS6377901 A JP S6377901A JP 22205186 A JP22205186 A JP 22205186A JP 22205186 A JP22205186 A JP 22205186A JP S6377901 A JPS6377901 A JP S6377901A
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JP
Japan
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methylglucose
polysaccharide
formula
repeating units
tri
Prior art date
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Pending
Application number
JP22205186A
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English (en)
Inventor
Shigeji Koiwa
小岩 成次
Yuji Sawada
澤田 裕二
Akihiro Nishi
西 昭宏
Akira Misaki
三崎 旭
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ふくろたけ(VolvaliellaVol
vacea)からの新規多糖類及びその抗ms剤に関す
るものである。
〔従来の技術〕
+9 担子菌ふくろだけから、アルカリ溶液による抽出法にヨ
リ、レンチナン、シフフィラン。スクレログルカン及び
きくらげ子実体から得られる分岐型β−1,3グルカン
よりも枝分かれの頻度の小さい独特の構造を有するふく
ろたけ由来のβ−1,3グルカンが得られること及びこ
のβ−1,5グルカンが抗腫瘍剤として有効であること
は公知である(特開昭59−45301号及び特開昭5
9−55424号公報)。
〔発明が解決しよ5とする問題点〕 しかしながら、上記ふくろたけ由来のβ−1,5グルカ
ンは、凍結乾燥、などで乾燥した後は、水や生理食塩水
への溶解が困難であり、さらに又製造途中で溶液状態で
あっても、脱塩や濃縮などの操作を行うと、やはり時間
の経過とともに沈殿を生じ、実用上問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、この致命的な欠点を解決すべく鋭意研究
を行った結果、前記β−1,3グルカンの分子量をある
範囲以下に下げると水に対する溶解性が驚く程完全に改
善されると共に、薬効は、上記のβ−t3グルカンとほ
とんど変わらず、その上意外にも至適投与量が下がると
いう事実を発見し本発明をなすに至ったのである。
一般に、このような抗腫瘍性を有するβ−1,3グルカ
ンでは、分子量を小さくすると薬効が低下すると言われ
ており、シゾフィランでは、その分子量の下限は、約1
0万と言われている。この分子量の低下による薬効の低
下の原因としては、薬効発現にグルカンのトリプルへリ
ックス構造が関与し、分子量の低下は、この構造を破壊
する為との説もある。
しかし、本発明の新規多糖類は、分子量10万以下でも
、薬効が低下することは全くない。その上本発明の多糖
類によれば、至適投与量が下がり実用上より有用な抗腫
瘍剤を提供する結果となった。
本発明の新規多糖類は、前記β−1,3グルカンを公知
の方法によって低分子化することによって得ることが出
来る。例えば、超音波処理やβ−1゜3グルカナーゼな
どによる酵素処理及び酸等による化学的処理などの方法
が用いられる。
本発明は、第1に、ふくろたけから得られる本質的に −→3)β−D−Glu(1□ で表される第1の・繰り返し単位、式 で表される第2の繰り返し単位及び式 β−D−Glul ↓ β−n−01u: ↓ 一一→5)β−D−axu6(t −−→で表される第
3の繰り返し単位(各式中、Gluはグルコピラノシル
基を、数字は結合位置を表す)からなり、第1.第2及
び第3の繰り返し単位の個数の和100個当たり、平均
で第3の繰り返し単位の個数が約4ないし約12個で、
第2及び第3の繰り返し単位の個数の和が同じく約16
ないし約33個である新規多糖類であり、さらにこの多
糖類がジメチルスルホキシドを移動相とするゲル口過高
速液体クロマトグラフィーにおいて分子量数千ないし約
10万を与えるものであって、メチル化分析によれば1
46−テトラ−0−メチルグルコース、2.4.6−)
ジ−0−メチルグルコース、′2.へ4−トリ−o−メ
チルグルコース及び2.4−ジー0−メチルグルコース
を、2.翫4,6−チトラーO−メチルグルコースを1
とした時、モル比で2.4.6− ) リ−0−メチル
グルコース約2.7ないし約5.0,1い一トリー〇−
メチルグルコース約11ないし約l1lL55及び2.
4−ジーQ−メチルグルコース約0.7ないし1.3の
割合で与えるものである新規多糖類からなる。
本発明は第2に、有効成分としてふくろたけから得られ
る本質的に式 %式%(1 で表される第1の繰り返し単位、式 β−D−Glu。
↓ 一−→3)β−D−Glu’(1−一→で表される第2
の繰り返し単位及び式 4式% : で表される第3の繰り返し単位(各式中、Gluはグル
コピラノシル基を、数字は結合位置を表す)からなり、
第1.第2及び第3の繰り返し単位の個数の和100個
当たり、平均で第3の繰り返し単位の個数が約4ないし
約12個で、第2及び第3の繰り返し単位の個数の和が
同じく約16ないし約53個である多糖類を含む抗m瘍
剤であり、この多糖類はジメチルスルホキシドを移動相
とするゲル口過高速液体クロマトグラフィーにおいて分
子量数千ないし約10万を与えるものであり、且つ本多
糖類が、メチル化分析により、2,3,4,6−テトジ
ーO−メチルグルコース、2.4.6−)!J−〇−メ
チルグルコース、2.44−トリ−o−メチルグルコー
ス及び2.4−ジー0−メチルグルコースを、1.46
−テトラ−0−メチルグルコースを1とした時、モル比
で2.4.6−)ジ−0−メチルグルコース#2.7な
いし約5.0.乙へ4−トリーローメチルグルコース約
0.lないし約0.35及び2.4−ジーO−メチルグ
ルコース約0.7ないし1.3の割合で与えるものであ
る新規多糖類からなる抗11瘍剤からなる。
本発明の多糖類の物理的、化学的性質は以下の通りであ
る。
(1)溶解性 水、アルカリ水溶液及びジメチルスルホキシドに可溶で
、メタノール、エタノール、n−ブタノール、アセトン
、ベンゼン、トルエン、 酢酸エチル、プロピレングリ
コール及びピリジン等に実質的に不溶である。
(2)旋光度 本発明の多糖類の0.5規定水酸化ナトリウム水溶液(
15%)での比旋光度は、 〔α〕■≠−12° である。
(3)元素分析値 注意深く十分に乾燥すると0nHznOn  から計算
値に近い値を与え、 0343−45% H3S、6−&4 N:定量限界以下 (4)赤外線吸収分析 KBr錠剤法による赤外線吸収スペクトルを第1図に示
す。896筋−寛における吸収は、D−グルコース歿基
のβ−結合に特有なものである。
(51015−NMR分析 δ値(ppm) s 10五6.86.8.7/>9.
75j!、 742゜7五紙×ロイ及び61.4にビー
ク重。
(6)発色反応 アンスロン反応   : @性 ニンヒドリン反応  ; 陰性 ディシュのカルバゾール反応;  陰性(7)分子量 ジメチルスルホキシドを移動相とするゲル口過高速液体
クロマトグラフィーにおいて分子ti千ないし約10万
の範囲に溶出する。
(8)塩化セチルピリジニウムとの反応水溶液中塩化セ
チルピリジニウムと沈殿を生成しない。
(9)構成糖類 本発明の多糖類を1規定硫酸水溶液中、100℃で加水
分解した後、ペーパークロマトグラフィーにより、及び
アルジテートアセテートに誘導後、ガスクロマトグラフ
ィーにより同定するとグルコースのみが検出される。
a1結合様式 メチル化分析により、モル比で 2.3,4,6−テトラ−0−メチルグルコース 10
02、4.6−)ジ−0−メチルグルコース 約2.7
ないし約052.44−)ジ−0−メチルグルコース 
約α1ないし約α35及び2.4−ジー0−メチルグル
コース   約0.7ないし約1.3を与える。
エキソ型β−1,3グルカナーゼを用いて酵素分解する
と、グルコースとゲンチオビオースを生成する0 又、メタ過ヨウ素酸ナトリウムで十分に酸化し、水素化
ホウ素ナトリウムで還元後、緩和な条件、例えば、α1
ないしIIL2規定硫酸で、80℃ないし100℃、1
〜2時間程度加水分解すると側鎖に相当するグルコース
基の除去された直鎖状β−1,3グルカンが得られる。
このものはメチル化分析で、2.4.6− )ジ−0−
メチルグルコースと痕跡量の2,3,4,6−テトラ−
0−メチルグルコースを与える。この直鎖状のβ−1,
3グルカンをエキソ型β−1,3−グルカナーゼで酵素
分解するとグルコースのみが生成する。従ってこの多糖
類の主鎖は、実質上β−1,3−結合のグルコース歿基
のみからなる。
これらのことからこの新規多糖類は、水に対する溶解性
及びその分子量が特願昭57−157058で開示され
たβ−1,5グルカンとは、明らかに興なり別の物質で
ある。
本発明の新規多糖類は、ふくろたけ民に属する担子菌(
Volvariella Volvacea)特にふく
ろたけをアルカリ水溶液で抽出した後、これを低分子化
することによって容易に調製することが出来る。
原料として用いるふくろたけは、その子実体及び菌子体
のいずれであっても良い。そしてこれらは、生の状態で
あっても乾燥品であっても良い。
抽出にあたり原料をあらかじめ細断することは抽出効率
を上げるために有効である。
抽出に用いるアルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ水酸化物を用いること
が出来る。特に水酸化す) IJウムが便利である。
用いるアルカリの濃度は特に限定的でないが、約α1規
定ないし約3規定の範囲内で用いるのが好ましい。抽出
に用いるアルカリ水溶液の量は、通常1回の抽出光たり
、原料乾燥重量の約5ないし約100倍程度である。こ
の量は少なすぎれば抽出効率が悪く、多すぎれば後処理
が両側である。
この抽出工程においては、多糖の分解又は過酸化等の変
成を防ぐため、窒素等の不活性ガスの雰囲気下で行うこ
とが好ましい。またさらに、水素化ホウ素ナトリウム等
の還元剤の存在下で行っても良い。
抽出温度には格別の限定はないが、約30℃以下が望ま
しい。さらに高湿、例えば、通常の熱アルカリ抽出の温
度条件である60ないし80℃程度で抽出すると、さら
に多くの分岐を有する多糖類が抽出されるからである。
抽出操作は繰り返し行ってもよい。
本発明の新規多糖類の原料であるふくろたけは、自己の
生命を維持するため多くの成分をその菌体内に含んでい
る。従ってアルカリ水溶液でそのまま抽出すれば種々の
侠雑物が目的の多糖類中に含まれてしまう。この抽出液
から目的の多糖類を調製することは可能ではあるが、煩
雑な工程を必要とする。本発明の多糖類は、水、アルコ
ール等の溶媒では抽出されないので、アルカリ水溶液で
抽出する工程に先立ち、水、熱水、緩衝水溶液、アルコ
ール又はこれらを組み合わせた溶媒により、これらの侠
雑物を除去しておくことが好ましい。
なお、このような操作によりアルカリ水溶液抽出の際、
侠雑物となる蛋白質、マンノガラクタン。
グリ;−ダン様多糖類等を予め除去することが出来る。
このよ5にして抽出を行ったアルカリ水溶液は、塩酸、
酢酸等の酸で中和する。通常この状態では多糖は、塩溶
液中に溶解している。ついでこの溶液に塩化セチルピリ
ジニウム等の第四級アンモニウム塩を加えて侠雑する酸
性物質等を不溶性沈殿として析出させる。この沈殿は、
口過、遠心分離等の通常の分離手段により除去する。こ
5して得た上清液をそのまま又は、濃縮液、水で透析し
、透析液を乾燥しズ、次の低分子化を行う。
低分子化の方法は、既に述べたように超音波処理や酵素
処理及び酸などによる化学的処理の公知の方法を用いる
ことが出来るが、方法自体が簡便であること、後処理が
容易であること及び任意の分子量の多糖が容易に調製で
きることなどから、通常は、超音波処理方法を用いるの
が便利である。
用いる超音波発生装置は、出力100〜1000W、周
波数5〜100KH2の物であれば十分である。通常は
、出力100〜soow、周波数10〜20 KHzの
ものが用いられる。
超音波照射時間は、上記通常の超音波発生装置を用いた
場合には、20〜500時間の照射が必要である。照射
時間が短いと分子量の低下が十分でなく、多糖が水に完
全に溶解しないし、逆に照射時間が長すぎても分子は、
照射時間の割には、小さくならず時間の浪費である。実
際には超音波の照射時間は、超音波処理を高連液体クロ
マトグラフィーで追跡しながら、分子す^が数千〜10
万の範囲に入った所で処理を終え本発明の目的物を得る
超音波処理は、上記上清液をそのまま用いてもよいし、
一旦上記の如く乾燥した後、これを再溶解して用いても
よい。再溶解する場合、アルカリ抽出多糖は、水には溶
解しないので、まずアルカリ水溶液に溶解させた後、酢
酸等の酸で中和して超音波処理に供する。本多糖の溶媒
であるジメチルスルホキシドに溶解して超音波処理に供
してもなんらさしつかえない。
超音波処理に供する溶液の濃度は、約01%〜1%のも
のが用いられる。濃度が低すぎると効率が悪いし、逆に
濃度が高すぎると溶液の粘度が非常に高くなるため実質
的に超音波処理が不可能となる。
所定の時間超音波を照射した後、溶液から目的物を回収
するが、処理後の溶液は、超音波破砕機の金属片や極端
に分子量の低下した薬効のないオリゴ糖及び塩等を含ん
でいるので遠心分離等通常の方法で沈殿物を除いた後、
限外口過や透析チューブを用いて塩や極端に分子量の低
いオリゴ糖等を除く。このようにして得た溶液から乾燥
して目的の多糖類を得る。この際の乾燥方法としては、
減圧乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥等適切な乾燥手段を用い
ることが出来る。
ジメチルスルホキシドを用いた場合には、遠心分離後、
水で希釈して透析後乾燥して本発明物質を得るのが便利
である。
本発明の抗腫瘍剤は、こうして得られる多糖類を慣用の
処方で含んでよい。
例えば、必要に応じて助剤を含有する生理食塩水に溶解
して調製することが出来る。
〔作用〕
本発明の抗腫瘍剤は、レンチナン、シゾフィラン等の免
疫賦活剤と同様、例えば静脈内に容易に投与することが
出来る。他の抗腫瘍剤と併用することも出来る。
〔実施例〕
以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 〔アルカリ抽出〕 凍結乾燥したふくろたけ子実体500gを0.9%の塩
化ナトリウムを含むpH7,0の11Mリン酸ナトリウ
ム塩緩衝液6tに一夜浸した後、ミキサー及びホモジナ
イザーで粉砕した。さらにこれに同じリン酸塩緩衝液6
tを加えて24時時間上んし遠心分離した。得られた沈
殿を12tの水に分散させ、オートクレーブ中、120
℃で30分間加熱した。冷却後遠心分離して沈殿を得た
。この熱水抽出処理をもブ一度繰り返し、水溶性画分を
ほぼ完全に除去した。
こうして得られた水不溶性画分を、水素化ホウ素す) 
IJウム5gを溶解させた1規定水酸化ナトリウム水溶
液15tに分散させた。窒素気流下に25℃で4時間攪
はんした後遠心分離した。この沈殿に対して1規定水酸
化ナトリウム水溶液による抽出操作を繰り返した。雨水
酸化ナトリウム抽出液を合併し、これを濃塩酸で中和し
、pH&5に調製した。
こうして得た抽出液に塩化セチルピリジニウム水溶液(
10%)を攪はん下に1その添加によって新たな沈殿が
生じなくなる迄滴下し、ついで1万Gで30分間遠心分
離を行い、生じた沈殿を除去した。この上清に等容のメ
タノールを加えて攪はんし、多糖類を沈殿させた。この
沈殿に蒸留水2.5tを加え、ホモジナイザーで分散後
、流水中に一週間透析した。透析内液を凍結乾燥し、ふ
くろたけ子実体からアルカリ抽出物659を得た。
〔超音波処理〕
先に調製したアルカリ抽出物29を1規定水酸化ナトリ
ウム水溶液400 ccに溶解させた後、酢酸でpH7
,OK調整した。この溶液にBRANSON製Mode
1185の超音波連続処理装置を用い計3α5時間、1
50W、20KHzの超音波を照射した。
超音波処理後、遠心分離を行い金属片等を除いた後、カ
ットオフ分子f15000の透析チェープを用いて一週
間透析し塩及びオリゴ糖等を除いた。
透析内液を凍結乾燥し、本発明の多糖1.267(収率
63%)を得た。
この多糖の物理的及び化学的性質は以下の通りであった
(1)元素分析値 os4五4% H;&4 N : 定量限界以下 (2)溶解性 中性の水に、常温で速やかに溶解した。
(3)比旋光度 (4)分子量 ジメチルスルホキシドを移動相として、東洋曹達工業■
製G−6000FWのカラムを用いたゲル口過高速液体
クロマトグラフィーで分子量4.5万の位置に溶出した
。この際の分子量決定の標準物質トしては、ファルマシ
ア製の標準デキストランを用いた。
(5)赤外吸収スペクトル 第1図KKBr錠剤法による、7−リエ変換赤外吸収ス
ペクトルを示す。
+61015 NMR分析1発色反応及び塩化セチルピ
リジニウムとの反応 前述した物理的及び化学的性質と同じであった。
(7)構成糖及び結合様式 得られた多糖をメチル化し、さらに加水分解した後アル
ジトールアセテートに誘導し、これをガスクロマトグラ
フィーで分析した。得られたメチル北朝のそル比は 2、へ4.6−テトラ−0−メチルグルコース  1.
002、4.6− )リー〇−メチルグルコース   
 2.852.3.4−)ジ−0−メチルグルコ〒ス 
    0.242.4−ジー0−メチルグルコース 
      1.02別にこの多糖をエキソ型β−1,
3グルカナーゼで酵素分解した。グルコースとゲンチオ
ビオースが得られた。
さらに又、この多糖をメタ過ヨウ素酸ナトリウムで充分
に酸化し、水素化ナトリウムで還元した。
これをさらにα1規定の硫酸中、100℃で2時間加水
分解したところ、側鎖に相当するグルコース基の除去さ
れた直鎖状のグルカンが得られた。
これを同様にしてメチル化分析を行ったところ、2、4
.6−トリ−o−メチルグルコースと痕跡量の2、44
.6−チトラーO−メチルグルコースを与えた。又、エ
キソ型β−1,3グルカナーゼで酵素分析したところ、
グルコースのみが生成した。
従って、得られた多糖は、前述の式11式2及び式3の
繰り返し単位からなり、その個数の比が、これら繰り返
し単位の合計の個数100個当たり、式3の繰り返し単
位6個、式2の繰り返し単位と式3の繰り返し単位との
和は26個であった。
実施例2 超音波照射時間を120時間とした以外は、実施例1と
同様にして、本発明の目的物t 209(収率60%)
を得た。
この多糖の分子量は、実施例1の方法によれば、2−7
万の位置に溶出した。又中性の水に、常温で速やかに溶
解した。
この多糖のその他の物理的及び化学的性質は、実施例1
の物質とほぼ同様であった。
実施例3 体重約259のIOR系マウスを用い、本発明の多糖類
のザルコーマ180固型腫瘍に対する効果を試験した。
腹水化されたザルコーマ180細胞600万個をそけい
部皮下から背部に向は皮下に接種した。実験群は1群6
匹とした。腫瘍細胞接種後翌日より10日間、1日1回
薬剤を腹腔内に投与した。対照群としては、α5%のカ
ルボキシメチルセルロースを含む生理食塩水を用い、試
験群は、本発明の多糖類を2■/ kg/ dayの投
与量になるように、上記生理食塩水に溶解させて用いた
。腫瘍移植後35日間に腫瘍を摘出してその重量を測定
した。各群の層温抑制率は、次式より算出した。
腫瘍抑制率慎)=Lニエ×100 に こでC;対照群の平均腫瘍重量 T;試験群の平均腫瘍重量 結果を第1表に示す。
試   料  平均腫瘍重量 膿瘍抑制率実施例1の製
品   021g  9&1%実施例2の製品   α
11   9aO対    照     5.39  
    0実施例4 本発明の多糖の投与量を、α08. cL4,2.0゜
10及び50”S’ / PC9/ (1&7とした以
外は、実施例5と同様に試験した。比較例として、実施
例1のアルカリ抽出物(水に溶解しない、高分子量の一
超音波処理していない−もの)−グルカンAと称する−
を試験した。結果を第2表に示した。
第2表 投与量と腫瘍抑制率 投 与 量  実施例1の製品 比較例(グルカンA)
α08’9/に9/day   99.0%     
 49%[lL4            99.6 
        9&?2             
 9 & 1         99.610    
          64.9         9&
?50               47     
    64.0(数字は、腫瘍抑制率を示している) 〔発明の効果〕 本発明の多糖は、薬効が優れ且つ水に溶解することから
、抗議瘍剤としての用途を可能ならしめると共に、低い
投与量で使用可能であり、実用上の価値をさらに高める
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の新規多糖類の赤外吸収スペクトルを
示す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)本質的に式 →3)β−D−Glu(1− で表される第1の繰り返し単位、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される第2の繰り返し単位及び式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される第3の繰り返し単位(各式中、Gluはグル
    コピラノシル基を、数字は結合位置を表す)からなり、
    第1、第2及び第3の繰り返し単位の個数の和100個
    当たり、平均で第3の繰り返し単位の個数が約4ないし
    約12個で、第2及び第3の繰り返し単位の個数の和が
    同じく約16ないし約33個であり、ジメチルスルホキ
    シドを移動相とするゲルロ過高速液体クロマトグラフィ
    ーにおいて分子量数千ないし約10万を与える多糖類。
  2. (2)ふくろたけ由来の多糖類である特許請求の範囲第
    1項記載の多糖類。
  3. (3)メチル化分析により、2,3,4,6−テトラ−
    o−メチルグルコース、2,4,6−トリ−o−メチル
    グルコース、2,3,4−トリ−o−メチルグルコース
    及び2,4−ジ−o−メチルグルコースを、2,3,4
    ,6−テトラ−o−メチルグルコースを1とした時、モ
    ル比で2,4,6−トリ−o−メチルグルコース約2.
    7ないし約5.0、2,3,4−トリ−o−メチルグル
    コース約0.1ないし約0.35及び2,4−ジ−o−
    メチルグルコース約0.7ないし1.3の割合で与える
    ものである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の多糖
    類。
  4. (4)水、アルカリ水溶液及びジメチルスルホキシドに
    可溶で、メタノール、エタノール、n−ブタノール、ア
    セトン、プロピレングリコール、ベンゼン、トルエン及
    び酢酸エチルに実質的に不溶なものである特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかの項記載の多糖類。
  5. (5)有効成分として本質的に式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される第1の繰り返し単位、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される第2の繰り返し単位及び式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される第3の繰り返し単位(各式中、Gluはグル
    コピラノシル基を、数字は結合位置を表す)からなり、
    第1、第2及び第3の繰り返し単位の個数の和100個
    当たり、平均で第5の繰り返し単位の個数が約4ないし
    約12個で、第2及び第3の繰り返し単位の個数の和が
    同じく約16ないし約33個であり、ジメチルスルホキ
    シドを移動相とするゲルロ過高速液体クロマトグラフィ
    ーにおいて分子量数千ないし約10万を与える多糖類を
    含む抗腫瘍剤。
  6. (6)多糖類が、ふくろたけ由来の多糖類である特許請
    求の範囲第5項記載の抗腫瘍剤。
  7. (7)多糖類が、メチル化分析により、2,3,4,6
    −テトラ−o−メチルグルコース、2,4,6−トリ−
    o−メチルグルコース、2,3,4,−トリ−o−メチ
    ルグルコース及び2,4−ジ−o−メチルグルコースを
    、2,3,4,6−テトラ−o−メチルグルコースを1
    とした時、モル比で2,4,6−トリ−o−メチルグル
    コース約2.7ないし約5.0、2,3,4−トリ−o
    −メチルグルコース約0.1ないし約0.35及び2,
    4−ジ−o−メチルグルコース約0.7ないし1.3の
    割合で与えるものである特許請求の範囲第5項または第
    6項記載の抗腫瘍剤。
  8. (8)多糖類が、水、アルカリ水溶液及びジメチルスル
    ホキシドに可溶で、メタノール、エタノール、n−ブタ
    ノール、アセトン、プロピレングリコール、ベンゼン、
    トルエン及び酢酸エチルに実質的に不溶なものである特
    許請求の範囲第5項ないし第7項のいずれかの項記載の
    抗腫瘍剤。
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