JPS6377668A - ねじ締め方法 - Google Patents

ねじ締め方法

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JPS6377668A
JPS6377668A JP21937986A JP21937986A JPS6377668A JP S6377668 A JPS6377668 A JP S6377668A JP 21937986 A JP21937986 A JP 21937986A JP 21937986 A JP21937986 A JP 21937986A JP S6377668 A JPS6377668 A JP S6377668A
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JP
Japan
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tightening
axial force
screw
characteristic
torque
Prior art date
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Pending
Application number
JP21937986A
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English (en)
Inventor
寛 長谷川
因幡 英敏
洋 加藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はねじ締付は方法にかかわり、特に、軸力のばら
つきをできるだけ少な(するように管理するのに好適な
ねじ締め方法に関する。
〔従来の技術〕
従来からあるねじの締付は管理の1つとして。
特公昭60−55268号公報に記載されているように
一定のトルク値に達したときに締付けを終了するトルク
法があり、広く一般に利用されている。この方法におい
ては、トルクと締付力すなわち軸力とは1次式で示す関
係となっている。
ここで、T:トルク、F:軸力、 dp :おねじの有
効径、−二リード角、α:ねじ山の半角、μ9:ねじ面
の摩擦係数、dW:座面の摩擦における等価直径、μW
:座面の摩擦係数である。式(1)かられかるように、
トルクと軸力の関係は、ねじの座面およびねじ面の摩擦
抵抗に大きく依存する。しかし。
その摩擦抵抗も面状態等により一定しておらず。
そのためトルク値を一定にするように締付けても。
実際の締付力すなわち軸力は必ずしも一定にならず、従
って締付状態を高精度に管理することが難しい。そこで
、ねじの完全密着後の弾性域内では、ねじの回転角と軸
力とが下記式〇)に示すように線形関係にあるというこ
とに着目した他の締付は方法がある。
ここで、θ;回締角、)゛:締付力(@力)、P:ねじ
ピッチ、 Kt :ねじ結合の引張ばね定数、KC:被
締結物の圧縮ばね定数である。この方法は、特公昭60
−55271号公報に記載されているよ5K。
密着状態に相当した締付トルクを設定し、そのトルクに
達したことを判別して、密着状態になったと判断し、そ
の後あらかじめ定めた設定角だけ締付けて軸力な管理す
るもので、トルク・回転角法と呼ばれる方法である。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術の1つであるトルク法は1式(1)で示し
たように、一定トルクで締付けても、ねじの座面あるい
はねじ面の摩擦係数がその面状態等により大きく変化す
るため、軸力を精度良く管理することは困難である。
また、別の従来技術であるトルク・回転角法では、密着
状態つまり回転角での締付開始点をトルクによって設定
しているため、上記トルク法で述べたような摩擦係数の
変動等によって、トルクを一定にしてもそのトルクに対
応する密着状態が変動してしまい、従って、その後所定
の回転角で締付けても、軸力が変動してしまうことにな
る。また、被締結部材とねじとが完全密着した染は、@
力と回転角は式(21で示すように比例するが、完全密
着状態に至るまでは、軸力と回転角は第2図に示すよう
に非線形となり、特に、小ねじにおいては、その最終目
標軸力が小さくなるために目標軸力が十分に線形領域に
入り切っていない場合があり、このような状態では非常
に制御性が悪くなるという問題があった。
さらに、ねじを始めて締付けるとき、ねじの接触部(ね
じ面、座面、接合面)の面状態、ぼり等のために局部的
な塑性変形が生じ、軸力−回転角特性において、ねじの
ばね定数の計算から求めた回転角よりもはるかに大きい
回転角にしないと所定軸力が得られないという問題があ
った。
本発明の目的は、従来のトルクあるいは回転角を管理し
たねじ締付は方法によって得られる軸力の精度以上の高
い精度で軸力管理を行うことができるねじ締め方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ねじの締付けを1回で終らせず2回締めと
し、1回目の締付けにおいてねじが塑性域に近い状態に
なるまで締付けてから、いったん緩め、さらに2回目の
締付けを行うことにより。
達成される。
第1図は本発明の方法による制御処理手順の一例を示す
フローチャートである。
[作用] 1回目の締付は時にねじの塑性域に近い大きい軸力を発
生する状態にまで締付けることにより。
ねじ、ナツトおよび被締結部材の接触部分の面状態によ
ると考えられる軸力−回転角特性の傾き低下をなくし、
2回目の締付は時の軸力−回転角特性として、理論式に
よる線形特性にできるだけ近い特性を得ることができる
。また、1回目の締付けにおいて所定軸力より大きい軸
力で締付けを行うことKより、2回目の締付は時に完全
密着状態に達するまでの軸力−回転角特性の非線形範囲
を小さくすることができる。以上のことを行って回転角
を管理することにより、高精度の軸力管理を行うことが
できる。
ここで1本発明の詳細な説明する。第2図はねじ締付け
における軸力−回転角特性を示したもので、特性1は1
回目の締付時の軸力−回転角特性を示し、特性2は特性
1で締付けたねじをいったん緩め、再び締付けた時、つ
まり2回目の締付時の軸力−回転角特性を示している。
図に示すように、特性1つまり1回目の締付けにおいて
は、ねじ面、ねじの座面、接合面等のねじの接触部での
面状態、あるいはその部分に出来ているばつ等等のため
に局部的な塑性変形が生じ、軸力−回転角特性においで
ある回転角を与えて得られる軸力は。
計算により求まる軸力に比べてかなり低い値となる。こ
れに対し、ねじをいったん緩め、再び締付けると、1回
目の締付けでねじ面、ねじの座面、接触面等が加工硬化
され、特性2に示すように、特性1に比べて軸力−回転
角特性の傾きは立ってきて、安定した傾きを示すように
なる。また、1回目の締付けにおいて所定の軸力よりも
大きい軸力つまり塑性域に近い大きい軸力まで締付ける
ことにより、ねじが被締結物と完全密着するまでの軸力
−回転角特性の非線形範囲が、特性1に比べ特性2では
狭くなっている。
第5図に、1回目の締付けを第2図の特性1より低い軸
力のところで締付けを止めた場合の1回目と2回目の軸
力−回転角特性をそれぞれ特性5゜特性4として示す。
特性5は、第2図における特性1と特性形状が同じであ
るが、最終到達軸力が特性1に対し特性5は低くなって
いる。この特性5で締付けたねじをいったん緩め、再び
締付けた時の特性が特性4であるが、これを特性3と比
べると、軸力−回転角特性の傾きは特性3に対し特性4
は立ってきており、線形部分における傾きは第2図の特
性2とほとんど等しくなっている。しかし、非線形部分
の特性は全く異なっている。すなわち、第2図では、特
性1に対し特性2の非線形範囲はかなり狭くなっており
、線形特性が早い時期に表われている。これに対し、第
3図では。
特性4は特性5に対し非線形範囲は若干狭くなっている
が、第2図における特性1に対する特性2のような大き
な変化は表われていない。すなわち、10目の締付けに
おいて弾性域で締付けを止めた場合は、2回目の締付は
特性では、軸力−回転角特性の傾きは改善できても、ね
じと被締結物とが完全密着するまでの非線形特性の改善
は、1回目の締付けにおいて塑性域に近い大きい他力の
ところまでいったん締付けたときの2回目の締付は特性
のような顕著な改善効果は得られない。
次に、上記の原理を用いた実際の締付は方法について説
明する。実製品のねじ締付げに際しては。
オンラインで軸力な測定することは困難である。
特殊なケースとして、大きなボルトの内部に歪ゲージを
埋設しておいて、締付けと同時に軸力の測定が可能な場
合もあるが、通常のねじ、特に小ねじにおいては不可能
である。そこで、実際の締付けに際して得らねる情報の
信号としては、トルクと回転角ということになる。ここ
で1回転角はねじと被締結物が密着した後では有力な情
報となるが1回転角によって密着状態を判別することは
できない。従って、情報の信号としては、まずトルクを
入力信号として用い、これを制御することになる。本発
明では、1回目の締付けでは所定の軸力よりも大きな軸
力が発生されるまで締付ける必要があるが、実際には軸
力は情報として得られないためにトルクでもって制御し
なげねばならない。
そのとき、どのようなトルク設定を行えばよいかを次に
述べる。
第4図にトルク−軸力特性を示す。トルクと軸力との関
係は、式(1)に示したように、ねじ面およびねじ座面
のg!寡係数の変化により、トルクに対し軸力が変動す
る。いま、第4図において、ある決めらねたトルク係数
で示した特性を特性5.ねじ面およびねじ座面の摩擦係
数が変化したことにより変動したトルク係数で示した特
性を特性6゜7とする。目標軸力FOを得るために特性
5のトルク係数で求めたトルクはT、となる。逆に、ト
ルクTOで締付けを行えば、トルク係数の変動により発
生される軸力はF−oからF’+oの範囲内になる。こ
こで、第2図の特性1の締付け、すなわち1回目の塑性
域に近い状態での締付けを行うには、そのねじの耐力で
の軸力Ftを得るためのトルクFtを特性5のトルク係
数により求め、このトルクTtで1回目の締付けを行う
。そして、実際に締付けられたことにより発生する軸力
は、トルク係数の変動の上限と下限とから、F+tから
F−tの範囲となるが、特性7のときに発生する軸力の
下限値F−tでも十分塑性域に近い締付けができる。
次に、いったんねじを緩め、その後2回目の締付けを行
うが、2回目の締付けは、従来の回転角管理による締付
は方法1例えばトルク・回転角法により締付けを行う。
すなわち、ねじと被締結物が密着した状態に相当する位
置までトルクを制御して締付け、密着状態に相当するト
ルク(スナツグトルクと呼ぶ)に達した後は回転角を制
御して締付ける。第2図において、θ1はスナツグトル
クになったときの回転角で、θCが所定軸力を発生する
回転角である。両者の差Δl=θ0−σ1はあらかじめ
求めておく。
以上のように、1回目において塑性域に近い大きい軸力
な発生するように締付け、それをいつたん緩め1次に回
転角管理による締付けを行うことによって、軸力のばら
つきの少ない高精度締付けが可能となる。
〔実施例〕
以上1本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第5図は本発明の一実施例に用いるねじ締付装置を示す
ブロック図である。図において、1oはねじ締付装置を
駆動するサーボモータであり、これによりビット11を
回転してねじを締結する。ねじの回転角はロータリエン
コーダ12により電気信号に変換され、カウンタ13を
通して制御装置14へ転送される。また、ねじに加わる
トルクはトルク変換器15により電気信号に変換され、
アンプ16を通りA/D変換器17でA/D変換されて
制御装置14へ転送される。ここで用いている制御装置
14は最も簡単な構成をとっており、中央処理装置18
.メモIJ 19.  I / O装置20かうなる。
制御装置14は。
前に述べたロータリエンコーダ12およびトルク変換器
15から得られる回転角およびトルクのデータを基に、
前記第1図に示したフローチャートに従って所定の演算
を順次実行し、サーボモータ10へ速度指令値あるいは
位置指令値として、これをD/A変換器21を通してD
/A変換してサーボアンプ22へ送り、サーボモータ1
00回転制御を行う。
また、サーボモータ10は、それに直結されているタコ
ジェネレータ23により電流フィードバックされており
、安定した回転制御を可能としている。
また、所定の演算手順および処理方法は、前述のメモリ
19に記憶されている。
次に、第1図のフローチャートを参照して、本実施例の
動作を説明する。まず、メモリ19に初期値を設定する
。初期値としては、1回目の締付はトルク値Tt、2回
目のスナツグトルクTJおよび締付角度△θ等、必要な
係数、定数の設定を行う。次に、サーボモータ10を回
転させて、1回目の締付けを行い、トルク値Ttに達し
たらサーボモータ10を逆転させ、今度はトルクな0に
する。次に、2回目の締付けを行う。サーボモータ10
をスナツグトルクTJになるまで正転、させ、トルクデ
ータがT/になったときの回転角を記憶する。その地点
から、今度は回転角制御を行って、Δθだけ回転させ5
Δθだげ回転した時点でサーボモータ1oを停止し、ね
じ締めを終了する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ねじ締めにおいて、1回目の締付けで
塑性域近くの状態まで締付け、さらに2回目の締付けを
することにより1回転角−軸力特性の傾さの変動を安定
させ、計算あるいは実験的にあらかじめ求めた締付角度
を用いたトルク・回転角法を実行しても、理論値に近い
値が実際に得られ、精度良く軸力な管理することができ
る。また、ねじと被締結物が完全密着するまでの特性の
非線形範囲が狭くなり、線形範囲が広がるので。
制御性がよくなり、そわに伴ない高精度での軸力管理が
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法による制御処理手順の一例を示す
フローチャート、第2図ないし第4図は本発明の詳細な
説明するための図、第5図は本発明の一実施例に用いる
装置の構成を示すブロック図である。 符号の説明 10・・・サーボモータ、11・・・ビット、12・・
・ロータリエンコーダ、13・・・カウンタ、14・・
・制御装置、15・・・トルク変換器、16・・・アン
プ、17・・・A/D変換器、18・・・中央処理装置
、19・・・メモリ、2o・・・I 10装置。 21・・・D/A変換5.22・・・サーボアンプ、2
3・・・タコジェネレータ。 /ぐ− 代理人弁理士 小 川 勝 男(/ 第 1 図 察 3 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ねじを所定の軸力にあるように回転角を管理して締
    付けるねじ締め方法において、ねじを塑性域に近い状態
    まで締付けてから、いったんねじを緩め、その後該ねじ
    を回転角を管理して締付けることを特徴とするねじ締め
    方法。
JP21937986A 1986-09-19 1986-09-19 ねじ締め方法 Pending JPS6377668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21937986A JPS6377668A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 ねじ締め方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21937986A JPS6377668A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 ねじ締め方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6377668A true JPS6377668A (ja) 1988-04-07

Family

ID=16734495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21937986A Pending JPS6377668A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 ねじ締め方法

Country Status (1)

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JP (1) JPS6377668A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03170239A (ja) * 1989-11-30 1991-07-23 Honda Motor Co Ltd ネジ締付方法、及びネジ締付装置
JPH03294123A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Toyota Motor Corp ねじ締付方法
JPH03294124A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Toyota Motor Corp ねじ締付方法
US7464838B2 (en) 1999-05-21 2008-12-16 Panasonic Corporation Viscous material application apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH03294123A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Toyota Motor Corp ねじ締付方法
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