JPS6376820A - 繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents
繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製造方法Info
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- JPS6376820A JPS6376820A JP22077986A JP22077986A JPS6376820A JP S6376820 A JPS6376820 A JP S6376820A JP 22077986 A JP22077986 A JP 22077986A JP 22077986 A JP22077986 A JP 22077986A JP S6376820 A JPS6376820 A JP S6376820A
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Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製
造方法に関する。
造方法に関する。
方向性珪素鋼板は通常Ｓｉ：４．０％以下を含有する珪
素鋼素材を熱間圧延した後、中間焼鈍を挟む１回以上の
冷間圧延工程により最終成品厚とし、次に脱炭を兼ねた
１次再結晶焼鈍を施し、更にこの脱炭鋼板の表面にＭｇ
Ｏを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後、最終仕上焼
鈍することによって製造される。
素鋼素材を熱間圧延した後、中間焼鈍を挟む１回以上の
冷間圧延工程により最終成品厚とし、次に脱炭を兼ねた
１次再結晶焼鈍を施し、更にこの脱炭鋼板の表面にＭｇ
Ｏを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後、最終仕上焼
鈍することによって製造される。
上記工程をとって製造されろ方向性珪素鋼板は変圧器、
モーター等の鉄芯材料として用いられるが、その際スリ
ット、打抜加工、曲げ等の塑性変形が必然的に付与され
る。従って方向性珪素鋼板に対しては、本来の磁気特性
のほかにこれらの機械的加工に、耐え得るに十分な機械
的性質が必要であり、これをチェックするためにＪＩＳ
規格Ｃ２５５０によって繰返し曲げ試験の施行が定めら
れている。
モーター等の鉄芯材料として用いられるが、その際スリ
ット、打抜加工、曲げ等の塑性変形が必然的に付与され
る。従って方向性珪素鋼板に対しては、本来の磁気特性
のほかにこれらの機械的加工に、耐え得るに十分な機械
的性質が必要であり、これをチェックするためにＪＩＳ
規格Ｃ２５５０によって繰返し曲げ試験の施行が定めら
れている。
従って方向性珪素鋼板に対して：よ、すぐれた磁気特性
と共に、すぐれた繰返し曲げ特性も要求され、種々の改
善技術が開示されている。
と共に、すぐれた繰返し曲げ特性も要求され、種々の改
善技術が開示されている。
従来技術として特開昭５６−８１６２８号、特開昭５９
−２０４２２号等が開示されている。
−２０４２２号等が開示されている。
特開昭５６−８１６２８号は方向性珪素鋼板の繰返し曲
げ特性を低下する要因の一つは鋼中に残留するＮとＳの
含有量であり、鋼中に残留するＮが１０ ｐｐｗＩを越
すか、もしくはＳがＯ，ＯＯ２％を越すと繰返し曲げ特
性が劣化することを見出だしたもので、特に鋼中Ｎ含有
量を高度に減少させるため、最終仕上焼鈍に際して９５
０〜１０５０℃の温度領域を５〜ｂ かつ少なくとも９５０℃以上の温度領域の加熱を水素雰
囲気中で行う方法である。しかし、昇温速度が極めて遅
いため最終仕上焼鈍時間が長くなり生産性が悪化し、特
に回転式連続最終仕上焼鈍炉に適したパターンではない
。実際操業で９５０〜１０５０℃の平均昇温速度が規定
より速くなると繰返し曲げ特性の劣るものが発生する欠
点がある。
げ特性を低下する要因の一つは鋼中に残留するＮとＳの
含有量であり、鋼中に残留するＮが１０ ｐｐｗＩを越
すか、もしくはＳがＯ，ＯＯ２％を越すと繰返し曲げ特
性が劣化することを見出だしたもので、特に鋼中Ｎ含有
量を高度に減少させるため、最終仕上焼鈍に際して９５
０〜１０５０℃の温度領域を５〜ｂ かつ少なくとも９５０℃以上の温度領域の加熱を水素雰
囲気中で行う方法である。しかし、昇温速度が極めて遅
いため最終仕上焼鈍時間が長くなり生産性が悪化し、特
に回転式連続最終仕上焼鈍炉に適したパターンではない
。実際操業で９５０〜１０５０℃の平均昇温速度が規定
より速くなると繰返し曲げ特性の劣るものが発生する欠
点がある。
また特開昭５９−２０４２２号は冷却過程でＮが鋼中に
逆に侵入することを見出し、その防止策゛ として６
００℃までの冷却過程雰囲気をアルゴン単独もしくは水
素とアルゴンの混合ガス雰囲気とし、かつ前記焼鈍雰囲
気内圧をインナーケース外圧よｌＪ２ｍ水柱以上高く保
持し大気中Ｎのインナーケース内侵入を防止することに
より繰返し曲げ゛特性を改善したものである。しかしな
がら、この方法は冷却過程でのＮの鋼中侵入は防止でき
るが昇温過程での脱窒不良をカバーできる技術ではない
。〔発明が解決しようとする問題点〕本発明の目的は、
上記従来技術の問題点を解決し、鋼中のＮ含有量に影響
されない繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製
造方法を提供するにある。
逆に侵入することを見出し、その防止策゛ として６
００℃までの冷却過程雰囲気をアルゴン単独もしくは水
素とアルゴンの混合ガス雰囲気とし、かつ前記焼鈍雰囲
気内圧をインナーケース外圧よｌＪ２ｍ水柱以上高く保
持し大気中Ｎのインナーケース内侵入を防止することに
より繰返し曲げ゛特性を改善したものである。しかしな
がら、この方法は冷却過程でのＮの鋼中侵入は防止でき
るが昇温過程での脱窒不良をカバーできる技術ではない
。〔発明が解決しようとする問題点〕本発明の目的は、
上記従来技術の問題点を解決し、鋼中のＮ含有量に影響
されない繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製
造方法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明の、
要旨とするところは次の如くである。
要旨とするところは次の如くである。
すなわち、最終板厚を有する冷延した方向性珪素鋼素材
に脱炭焼純を施し焼鈍分離剤を塗布しｔコ後、最終仕上
焼鈍を施す方向性珪素鋼板の製造方法において、前記最
終仕上焼鈍の６００℃までの冷却過程における冷却速度
をコイル内の最急冷点で２５℃／ｈｒ以下に制御するこ
とを特徴とする繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼
板の製造方法である。
に脱炭焼純を施し焼鈍分離剤を塗布しｔコ後、最終仕上
焼鈍を施す方向性珪素鋼板の製造方法において、前記最
終仕上焼鈍の６００℃までの冷却過程における冷却速度
をコイル内の最急冷点で２５℃／ｈｒ以下に制御するこ
とを特徴とする繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼
板の製造方法である。
鋼中の残留ＮＷＡ度が８〜１２ ｐｐｗＩと比較的に高
い材料について仕上げ焼鈍時のタイトコイルの外巻と白
場の部分から別個に試料を採取し繰返し曲げ試験を行い
、その結果を第１図に示した。第１図において、白場は
繰返し曲げ回数０〜１回の不良は全く生せず６回以上が
最も頻度が多く、外巻に比して繰返し曲げ特性が著しく
すぐれており、外巻に不良が集中することが分かった。
い材料について仕上げ焼鈍時のタイトコイルの外巻と白
場の部分から別個に試料を採取し繰返し曲げ試験を行い
、その結果を第１図に示した。第１図において、白場は
繰返し曲げ回数０〜１回の不良は全く生せず６回以上が
最も頻度が多く、外巻に比して繰返し曲げ特性が著しく
すぐれており、外巻に不良が集中することが分かった。
このコイルの白場と外巻の繰返し曲げ特性の差を解明す
るなめコイルの焼純履歴を調査しなところ、コイル内の
最急冷点がコイル外巻にあり、これが繰返し曲げ特性劣
化に関係することが判明した。そこで最終仕上焼鈍の最
急冷点の冷却速度を種々に変更して繰返し曲げ不合格率
を調査し、その結果を第２図に示した。第２図から最急
冷点の冷却速度が２５℃／ｈｒ以下の場合は繰返し曲げ
不合格率が１％以下であり、繰返し曲げ特性のすぐれて
いることが分かっな。
るなめコイルの焼純履歴を調査しなところ、コイル内の
最急冷点がコイル外巻にあり、これが繰返し曲げ特性劣
化に関係することが判明した。そこで最終仕上焼鈍の最
急冷点の冷却速度を種々に変更して繰返し曲げ不合格率
を調査し、その結果を第２図に示した。第２図から最急
冷点の冷却速度が２５℃／ｈｒ以下の場合は繰返し曲げ
不合格率が１％以下であり、繰返し曲げ特性のすぐれて
いることが分かっな。
本発明はこの知見に基づき、最終仕上焼鈍の６００℃ま
での冷却過程における冷却速度をコイル内の最急冷点で
２５℃／ｈｒ以下に制御し繰返し曲げ特性の改善を図っ
た。
での冷却過程における冷却速度をコイル内の最急冷点で
２５℃／ｈｒ以下に制御し繰返し曲げ特性の改善を図っ
た。
方向性珪素鋼板はり開面が圧延方向に揃った多結晶体で
あり、その結晶粒界にＮ化合物が析出すると非常に脆く
なり繰返し曲げ特性が劣化する。
あり、その結晶粒界にＮ化合物が析出すると非常に脆く
なり繰返し曲げ特性が劣化する。
本発明においては、最終仕上げ焼鈍時の冷却速度を制御
することにより、鋼中の残留Ｎ濃度が高くても、Ｎ化合
物の析出形態を変え、繰返し曲げ特性が改善されるもの
と考えられる。
することにより、鋼中の残留Ｎ濃度が高くても、Ｎ化合
物の析出形態を変え、繰返し曲げ特性が改善されるもの
と考えられる。
［実施例］
Ｓｉ：３．０％を含有する珪素鋼素材を２．０ ｍｍ厚
に熱延しｔこ後、中間焼鈍を挟んで２回の冷延により０
．３−の最終板厚とした。次いでこの冷延鋼板を８２０
や×３分湿水素中で脱炭焼鈍し、脱炭コイルに焼鈍分離
剤を塗布した後、回転式焼鈍炉で最終仕上焼鈍を行った
。
に熱延しｔこ後、中間焼鈍を挟んで２回の冷延により０
．３−の最終板厚とした。次いでこの冷延鋼板を８２０
や×３分湿水素中で脱炭焼鈍し、脱炭コイルに焼鈍分離
剤を塗布した後、回転式焼鈍炉で最終仕上焼鈍を行った
。
最終仕上焼鈍は１２００℃Ｘ１０ｈｒの保定後、６００
℃までの冷却過程を最急冷点で２０℃／ｈｒの冷却速度
で冷却した。製造した方向性珪素鋼板は鋼中の残留Ｎｉ
１３度が１０ ｐｐｍであったが、破断までの最小繰返
し曲げ回数は５回であり、繰返し曲げ特性はすぐれてい
た。
℃までの冷却過程を最急冷点で２０℃／ｈｒの冷却速度
で冷却した。製造した方向性珪素鋼板は鋼中の残留Ｎｉ
１３度が１０ ｐｐｍであったが、破断までの最小繰返
し曲げ回数は５回であり、繰返し曲げ特性はすぐれてい
た。
なお、１００コイルについて本発明法により仕上焼鈍を
行ったが、上記と同様に成品の繰返し曲げ特性はすぐれ
ており、繰返し曲げ不合格品は皆無であった。
行ったが、上記と同様に成品の繰返し曲げ特性はすぐれ
ており、繰返し曲げ不合格品は皆無であった。
［発明の効果］
本発明は上記実施例からも明らかな如く、最終仕上焼鈍
後の鋼中Ｎ６度が８〜１２ｐｐｍと高くても、最終仕上
焼純におけるコイル内の最急冷点の冷却速度を２５℃／
ｈｒ以下に側部するどとにより繰返し曲げ回数０〜１回
の不合格品の発生を防止することができる。特に、出鋼
成分中のＮ濃度が高く、鋼中残留Ｎｆａ度が高くなると
予見される材料に本発明法を適用すると、繰返し曲げ特
性の改善効果が顕著であり製品品質を安定化することが
できる。
後の鋼中Ｎ６度が８〜１２ｐｐｍと高くても、最終仕上
焼純におけるコイル内の最急冷点の冷却速度を２５℃／
ｈｒ以下に側部するどとにより繰返し曲げ回数０〜１回
の不合格品の発生を防止することができる。特に、出鋼
成分中のＮ濃度が高く、鋼中残留Ｎｆａ度が高くなると
予見される材料に本発明法を適用すると、繰返し曲げ特
性の改善効果が顕著であり製品品質を安定化することが
できる。
第１図はコイルの白場と外巻の繰返し曲げ回数試験にお
ける曲げ回数側の不良発生比率を示す線図、第２図は最
終仕上焼鈍における最急冷点の冷却速度と繰返し曲げ不
合格率との関係を示す関係図である。
ける曲げ回数側の不良発生比率を示す線図、第２図は最
終仕上焼鈍における最急冷点の冷却速度と繰返し曲げ不
合格率との関係を示す関係図である。
Claims (1)
- （１）最終板厚を有する冷延した方向性珪素鋼素材に脱
炭焼鈍を施し焼鈍分離剤を塗布した後、最終仕上焼純を
施す方向性珪素鋼板の製造方法において、前記最終仕上
焼純の６００℃までの冷却過程における冷却速度をコイ
ル内の最急冷点で２５℃／ｈｒ以下に制御することを特
徴とする繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22077986A JPS6376820A (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22077986A JPS6376820A (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6376820A true JPS6376820A (ja) | 1988-04-07 |
Family
ID=16756435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22077986A Pending JPS6376820A (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 繰返し曲げ特性のすぐれた方向性珪素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6376820A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012112006A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Jfe Steel Corp | 方向性電磁鋼板およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-09-18 JP JP22077986A patent/JPS6376820A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012112006A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Jfe Steel Corp | 方向性電磁鋼板およびその製造方法 |
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