JPS6376625A - 無線送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は無線通信機に関し、特に複数の周波数帯域にわ
たって通信を可能とした無線送受信機に関する。

（従来技術） 従来無線通信機による移動通信に於いて、ＶＨＦ　（１
５０ＭＨｚ帯）　、　ＵＨＦ　（４００ＭＨｚ帯）の如
く異なる周波数帯に使用する無線機はアマチーア無線等
極一部を除き夫々異なる装置を用意するのが一般的であ
った。

又、上述したアマチーア無線に於ける複数帯域に対高し
うる無線機であっても、どれか一つの帯域のチャンネル
に切替えて通信するものであって同時に複数帯域にて通
信しりるものではなかった。

近年、移動通信の必要性が高凍り無線局の数も増加の一
途をたどっているが、特に治安維持或は防災用無線通信
等に於いては多数の無線局、しかもＶＨＦ帯、ＵＨＦ帯
或はＳＨ，Ｆの如く数の異なる周波数帯の夫々に属した
多くの無線機を使用している。

このように多数の無線機を運用する場合も従来は各々の
帯域別々に通信系統を設は互いに帯域を越えて通信を行
うことはなく、一つの移動局は一つの帯域内のチャンネ
ルのみによる通信を行っていたこと上述の通りである。

しかしながら、上述したような治安維持或は防災関連通
信等では緊急を要することが多く夫々の帯域に属する無
線に同時に情報を伝達できうれば便利なことが多い。

又、移動局に於いても他の移動局或は複数の基地局に対
し同時にかつ帯域を越えて通信できれば更に都合がよい
。

従来この要求に対しては各々帯域の通信に供供する無線
機を単に同時に運用するのが一般的であって、マイク操
作をはじめとして取扱いが不便であるばかりでなく大型
かつ高価になる欠点があった。

（発明の目的） 本発明は上述した事情に鑑みて力されたものであって、
一つの装置によって複数の異なる帯域に於ける通信を同
時に又はいづれか必要のものを選択して互いに通信を行
うことを可能とした無線送受信装置を提供することを目
的とする。

（発明の概要） 本発明ではこの目的を達成するために次の如く構成する
。

即ち、一つの基本送受信機に一つ又は複数のローカル信
号発生装置と混合回路とを備え、これらによって前記基
本送受信機の入出力信号を周波数変換して互いに異なる
周波数帯域に於いて同時に或は個別に通信を行うように
構成する。

（実施例） 以下図示した実施例に基づいて本発明の詳細な説明する
。

第１図（ａｌ（ｂｌは本発明に係かろ無線送信機及び受
信機の一実施例を示すブロック図である。

同図（ａｌに於いて点線で囲ったブロック１は例えばＶ
ＨＦ帯の基本送信機であって、その終段電力増幅器２の
出力を空中線共用器３を介して空中線４に供給すると共
に、該終段電力増幅器２の入力の一部を導出し、ローカ
ル発振器５の出力を一つの入力とする混合回路６に入力
しこの混合出力から例えば和の周波数を通過するフィル
タ７及び第２の終段電力増幅器８を介して前記空中線共
用器３のもう一部の入力端に接続したものである。

伺、この図に示した実施例では説明簡単のためマイク、
及びチャンネル切替等の付属回路或はその他の制御部分
の図示は省略しである。

以上の構成に於いてその動作を具体的数値を用いて説明
する。

例えば今、　ＶＩ（Ｆ帯基本的送信機１の出力周波数ｆ
１を１５０ＭＨｚ　とすると該ＶＨＦ送信機の出力は空
中線共用器３を経て空中線４に供給される。一方前記Ｖ
ＨＦ基本送信機１から導出された終段電力増幅器入力信
号の一部である周波数ｆ　１　（−１５０ＭＨｚ　）　
　なる信号は混合回路６に於いて、ローカル発振器５の
出力ｆｚ（−２５０ＭＨｚ）と混合されｆ２十ｆｔ、ｆ
ｌ、ｆ２（７）各周波数成分を生ずるが、このうち、ｆ
２＋ｆｘ（＝４ｏ。

ＭＨｚ）のみを次段のフィルタ７によって抽出したのち
第２の電力増幅器８により所望の電力に増幅し空中線共
用器３を介して空中線４に供給する。

このように構成すれば基本となる一台の送信機に簡単な
ブロックを付加するのみでＶＨＦ帯とＵＨＦ帯の如く互
いに異なる帯域に於いて同時に電波を発射することがで
きる。

ｍ１図（ｂ）は本発明に係かる受信機部分の一実施例を
示すブロック図であって、９は空中線。

１０は空中線共用器で、該空中線共用器１０にて分岐し
たＶＨＦ帯の受信信号ｆ　１（＝１５０ＭＨ２）を加算
器１１を介して基本受信機ＶＨＦ帯６一 受信部１２に、又前記空中線共用器１０の他方出力ｆあ
るＵＨＦ帯受信信号ｆ　２　（−４００ＭＨｚ）を高周
波増幅器１３．混合回路１４及びフィルタ１５を経て前
記加算器１１に入力する。伺このときの前記混合回路１
４に接続したローカル発振器１６の出力ｆｒ、ｎを２５
０ＭＨｚにすると共にフィルタ１５の選択周波数ｆｒは
ｆｔ（＝１５０ＭＨｚ）となるよう設定する。

このように構成すれば上述した送信部と同様基本受信機
に簡単なブロックを付加するのみで同時に複数の帯域の
受信を行うことができる。

同、第１図（ｂ）に示した受信機に於いてＶＨＦ帯のｆ
ｌとＵＨＦ帯のｆ２が同時に着信するとＶ　ＨＦ帯基本
受信機１２にはＶＨＦｆｔは直接、υＨＦｆ２はｆｌに
周波数変換され同時に２つの近似周波数信号が入力する
こととなって両者のビートが生ずると共に受信信号のエ
ネルギ帯域が広がる結果同時に両方の信号を正常に復調
できない欠点があるが、この場合は通話によっていづれ
か一方のみ送信するよう伝達して重送を防止するように
運用を工夫すれば支障をきたさないであろう。

或は、この欠点を除去するためにＵ　Ｉ−Ｉ　Ｆ又はＶ
ＨＦいづれか一方に優先権を付して９重送された場合い
づれか一方の信号が基本受信機に入力を３のを阻止する
よう構成してもよく、この手段としては例えばＵＨＦ、
ＶＨＦ　　ともに中間周波増幅部を備え夫々のリミッタ
電流の存在を監視して所要のスイッチを操作せしめれば
よいであろう。

以上の実施例では送受信機を別々のものとして説明した
が２本発明の実施にあたってはこれらに限定する必要は
なく互いに共用しうる部分は一つにして回路の簡略化を
はかることができる。

例えば、空中線の他ローカル発振器は送受信共用にでき
る。又、該ローカル発振器の出力周波数を切替えれば多
チャンネル化が可能であろうし、ＶＨＦ帯或いはＵＨＦ
帯のいづれか一方のみを選択的に動作させること、更に
は前記２つの帯域のみならずその他の帯域の通信を可能
としたもの等種々の変形例が考えられる。

又、近年複数帯域にて使用可能な空中線も考案されてお
り本発明の実施にあたっては便利である。

（発明の効果） 本発明は以上説明した如く構成するものであるから簡単
な構成によって異なる複数の帯域に於ける同時又は個別
の通信を可能とするうえで効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ及び（ｂｌは夫々本発明に係かる無線送受
信機の送信機及び受信機の一実施例を示すブロック図で
ある。 １・・・・・・・・・基本送信機、　　　５及び１６・
・・・・・・・・ローカル発振器、　　　６及び１４・
・・・・・・・・混合器、　　　７及び１５・−・・・
・・・・フィルタ。 １２・・・・・・・・・基本受信機。 特許出願人　　東洋通信機株式会社 （ｔｏ） 第　１　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＶＨＦ帯とＵＨＦ帯の如く異なる複数の帯域の両
   方のチャンネルにて同時に又は任意に選択したチャンネ
   ルに於いて通信を可能とする送受信装置に於いて、前記
   複数の帯域のうちいづれか一つの周波数帯域に共する送
   受信機を基本送受信機とし、これにローカル信号導出手
   段と、該ローカル信号と前記基本送受信機の入出力信号
   とを混合する手段とこの混合した信号のうちから所望の
   信号のみを抽出するフィルタ手段とを備え、前記基本送
   受信機による通信の他前記フィルタ手段によって抽出し
   た帯域の通信をも可能ならしめたことを特徴とする無線
   送受信装置。
2. （２）前記無線送受信装置の送信部が、前記基本送受信
   機の送信機終段電力増幅器の入力信号の一部を導出しこ
   の信号と前記ローカル信号とを前記混合手段によって混
   合すると共に該混合信号を前記フィルタ手段を介して第
   ２の終段電力増幅器に入力するよう構成されたものであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の無線送
   受信装置。