JPS6375478A - 乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、汚泥、パルプスラッジ等の泥滓やその他の湿
潤物の乾燥に適した、殊にスチーム、高温油等を加熱媒
体とする乾燥シリンダ一方式の乾燥機に関する。

従来技術と問題点 湿潤乾燥物の乾燥機として、スチームを加熱媒体とする
乾燥シリンダーが知られているが、従来のように乾燥シ
リンダー内にスチーム室を形成し、該スチーム室を画成
する熱板を介してシリンダー内の乾燥物を乾燥する構造
では、非常に熱効率が悪く乾燥性能に劣るものとなる。

乾燥度の向上（含水率の低下）には乾燥行程及び熱板と
の接触面積を大きくせねばならず、シリンダー径及び長
さを著しく大型なものとせねばならない。

発明の目的 本発明は被乾燥物を乾燥シリンダー内における限定さ−
れた搬送行程において良好に乾燥処理でき、従ってより
長さが短かく且つ小径の乾燥シリンダーの適用にて、被
乾燥物に対するスチーム又は高温油等の加熱媒体による
加熱処理及び乾燥が極めて効率良く行えるようにし、加
熱機構を合理的に構成して小型化と高性能化を図ったシ
リンダー形乾燥機を提供するものである。

目的を達成するための手段 本発明は上記目的を達成する手段として、乾燥シリンダ
ーの軸心に設けた回転シャフトに加熱媒体通流パイプを
螺旋軌跡となるように設けて被乾燥物の搬送機能を具有
させつつ、加熱手段として機能させると共に、乾燥シリ
ンダーに上記加熱媒体通流パイプを包囲する環状加熱媒
体室を形成し、該環状加熱媒体室を画成する筒状熱板内
周において上記加熱媒体通流パイプが回転するようにし
、被乾燥物が上記加熱媒体通流パイプによって拡散と加
熱を同時に受けながら、該環状加熱媒体室の筒状熱板と
も接触させて被乾燥物の内外から効率良く複合して加熱
するように構成したものである。

実施例 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。

１は乾燥シリンダーであり、該乾燥シリンダー１は一端
に被乾燥物投入口８を、他端に同排出口９を設け、投入
口８より乾燥シリンダー内腔２２へ被乾燥物を供給し、
排出口９より排出する構成とする。

投入口８にはミキサーを設ける。該ミキサーは周面に多
数の角型ピン２５を突設した相対回転する一対の泥酔ロ
ーラ１０から成り、被乾燥物を該泥酔ローラｌＯ間へ通
して充分に分散させ上記乾燥シリンダー内腔２２への供
給を行う、２１は該泥酔ローラ１０の回転駆動用モータ
である。

上記乾燥シリンダー１の軸心にシャフト２を貫装し、乾
燥シリンダー１をフレーム３に固定して設けると共に、
回転シャフト２は乾燥シリンダー１から突出する両端を
軸受４で支え回転駆動可に設ける。５，６はモータ７の
回転駆動力を上記シャフト２に伝達するウオームギヤ及
びウオームホイルである。

上記回転シャフト２は加熱媒体供給兼加熱シャフトであ
り、シリンダーシャフトを用い内部に加熱媒体供給室１
１を形成し、シャフト２の一端に設けた加熱媒体導入口
１２を通じて該加熱媒体供給室１１内八所定圧の加熱媒
体を導入してこれを満し、回転シャフト２の他端に設け
た加熱媒体導出口１８より導出する構成とする。

上記回転シャフト２にその全長に亘って加熱媒体通流パ
イプ１３を取付ける。該加熱媒体通流パイプ１３は回転
シャフト２周囲において螺旋軌跡となるような配置とし
、上記加熱媒体供給室１１と連通させる。

一実施例として第７図に示すような略馬蹄形の加熱媒体
通流パイプ１３を多数準備する。即ち、該加熱媒体通流
パイプ１３は夫々馬蹄形のパイプ両端において開口する
。該加熱媒体通流パイプ１３を第５図に示すように螺旋
軌跡上に所定間隔で取付け、各加熱媒体通流パイプ１３
の両端で該螺旋軌跡上において加熱媒体供給室１１と連
通させる。該連通にて回転シャフト２の加熱媒体供給室
１１内から各加熱媒体通液パイプ１３内へとスチームや
高温油等の加熱媒体の供給が行われる。

各加熱媒体通流パイプ１３は第４図、第５図に示すよう
に、各螺旋ピッチにおいてその取付位置を互いに２分の
１ピツチずつ位相をずらし配置する。

上記螺旋軌跡上において相互に隣接する各加熱媒体通流
パイプ１３間を連結フィン１４にて連結する。上記連結
フィン１４は一例として第８図に示すように隣接する加
熱媒体通流パイプの対毎に形成し、６対の加熱媒体通流
パイプ１３をその頂部において連結する。又連結フィン
１４は他側として第４図に仮想線で示すように螺旋状連
結フィンとなし、加熱媒体通流パイプ１３・・・の側面
に添えて螺旋状に巡らせ、各パイプ１３への添接部にお
いて溶接等により固着する。

該各連結フィン１４と各加熱媒体通流パイプ１３とで連
続した螺旋フィン、即ち搬送スクリューフィンを形成す
ると同時に該連結フィン１４は各加熱媒体通流パイプ１
３の取付は強度を高め、これらを相互に剛結合する。

該連結フィンを設けない場合には加熱媒体通流パイプ１
３の前記配置（螺旋軌跡上における定間隔配置）によっ
て断続的な搬送スクリューを形成することができる。

又シリンダー軸方向において隣接する加熱媒体通流パイ
プ１３間を所定間隔をおいてすくいフィン２６にて連結
する。該すくいフィン２６は筒状熱板１５に接近して配
置され、回転時筒状熱板１５の内周面に沿い滞流しがち
である被乾燥物を掻き寄せ、搬送を均一に促進させる。

上記により投入−８より投入された被乾燥物を回転シャ
フト２の駆動に伴なう上記加熱媒体通流パイプ１３の回
転にて乾燥シリンダー１の一端から他端へ撹拌しつつ搬
送し排出口９より排出する構成とすると共に、被乾燥物
を加熱媒体通流パイプ１３群及び回転シャフト２の周面
に接触させ、その伝導熱及び輻射熱にて加熱する構成と
する。

更に上記乾燥シリンダー１の外周壁１６の内面側に同外
周壁と同心円状となるように筒状熱板１５を配し、該筒
状熱板１５と乾燥シリン・ダーｌの外周壁１６との間に
環状加熱媒体室１７を画成する。

該環状加熱媒体室１７は一端に加熱媒体導入口１９を、
同他端に加熱媒体導出口２０を有し、該加熱媒体導入口
１９と前記回転シャフト２の加熱媒体導出口１８とを接
続し加熱媒体供給室１１から導出された加熱媒体を導入
口１９を通じて上記環状加熱媒体室１７内へ供給し、こ
れを加熱媒体導出口２０より排出する構成とする。

上記によって環状加熱媒体室１７により加熱媒体通流パ
イプ１３を包囲し、該加熱媒体通流パイプ１３が筒状熱
板１５内周に沿い回転する如く構成する。

前記の如く投入口８より乾燥シリンダー内腔２２へ投入
された被乾燥物は回転シャフト２の駆動による加熱媒体
通流パイプ１３の搬送作用により乾燥シリンダー一端か
ら他端へと撹拌、搬送され、該搬送過程において既述の
如く加熱媒体通流パイプ１３及び回転シャフト２の伝導
熱及び輻射熱にて加熱されると同時に、上記環状加熱媒
体室１７の筒状熱板１５とも接しつつ搬送され、その伝
導熱及び輻射熱にて複合して加熱され、該加熱にて被乾
燥物の水分は蒸気化されるに至る。

上記乾燥シリンダー１には該シリンダー内腔２２と通ず
る排気口２３を設け、上記加熱によって発生した蒸気を
該排気口２３を通じシリンダー外へと排気し乾燥を促す
。該排気を促進するため、排気口２３内に排気ファン２
４を設ける。

発明の効果 本発明は上記の通り加熱媒体通流パイプを回転シャフト
の周囲に螺旋軌跡となるように配置することによりこれ
を被乾燥物の撹拌及び搬送スクリューとして機能させつ
つ、これを良好な加熱手段たる熱交換パイプとして機能
させることができ、被乾燥物の撹拌、搬送、加えて極め
て効率の良い加熱及び乾燥が可能である。

本発明は加熱媒体通流パイプに上記機能を担わせて被乾
燥物内部より均一な加熱を行うと同時に、乾燥シリンダ
ー内周に筒状熱板を配して環状加熱媒体室を形成し、該
筒状熱板内周において上記加熱媒体通流パイプを回転さ
せる構成とすることにより、シリンダー内腔を内外周か
らの加熱にて高温雰囲気とすることができ、更には被乾
燥物を上記筒状熱板に接触させることにより上記加熱媒
体通流パイプの加熱作用と協働してその伝導熱及びシリ
ンダー内腔の上記高温の輻射熱にて、より均一で且つ効
率の良い乾燥が行え、乾燥性能を著しく向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す乾燥機を一部断面して示
す側面図、第２図は同平面図、第３図は一部断面して示
す同正面図、第４図は加熱媒体供給シャフトたる回転シ
ャフトに対する加熱媒体通流パイプの配置を示す平面図
、第５図は加熱媒体通流パイプを同配置を以って取付け
た回転シャフト横断面図、第６図は同縦断面図、第７図
は加熱媒体通流パイプを一部断面して示す側面図、第８
図は連結フィン側面図である。 １・・・乾燥シリンダー、２・・・回転シャフト、１１
・・・加熱媒体供給室、１３・・・加熱媒体通流パイプ
、１５・・・筒状熱板、１７・・・環状加熱媒体室、２
２・・・シリンダー内腔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端に被乾燥物の投入口を設け、他端に同排出口を設け
   た乾燥シリンダーの軸心にシャフトを回転駆動可に設け
   、該回転シャフト全長に亘り加熱媒体通流パイプをシャ
   フト周囲において螺旋軌跡となるように取付け、更に乾
   燥シリンダー外周壁の内面側に筒状の熱板を設けて該筒
   状熱板と乾燥シリンダー外周壁との間に環状加熱媒体室
   を画成し、上記加熱媒体通流パイプを該環状加熱媒体室
   にて包囲し筒状熱板内周において回転する如く構成した
   ことを特徴とする乾燥機。