JPS637218A - 携帯用電動工具の集じん機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、携帯用電動工具の集じん機構に関するもので
ある。

〔発明の背景〕

本発明の説明に先立ち、従来形携帯用電動工具の構成を
、第３図および第４ｒＡにもとづいて説明すると、第３
図はその一部横断平面図、第４図は第３図の一部縦断正
面図である。

第３図および第４図において、携帯用電動工具１は、モ
ーターを内蔵するケーシング３と、ケーシング３と連結
し、かつモーターと回転工具取付軸４とを軸支するエン
ドブラケット５と、エンドブラケット５の下面に取り付
けられ、切断また切削時に加工基準面となるベース６と
、モーターの回転動力を工具取付軸４に伝達するベルト
７およびプーリー８とから構成されている。また、エン
ドブラケット５には、工具取付軸４に取り付けられた回
転工具９を収納する回転工具収納室］が設けられており
、その開口部をカバー■が覆っている。さらに、回転工
具収納室ｌ）は、被削材νを加工するときに発生する切
粉または切屑を案内する案内路ｎと、この案内路ｎと連
連する排出口ドが設けられており、排出口ドにはダスト
ボックス１５が取り付けられている。

以上の構成において、回転工具９により被削材四を加工
した場合に発生する切粉や切屑は、前記回転工具９によ
って与えられた慣性力と、回転工具９の回転によって発
生した空気流とにより、第４図の矢印Ａ方向に流れ、そ
の大部分が案内路Ｂおよび排出口ｙを通ってダストボッ
クスｂに集じんされる。なお、このような集じん方式を
慣性集じん方式という。

しかして、慣性集じん方式を採用する携帯用電動工具に
おいて、被削材νを加工した場合に発生する比較的大き
な切粉や切屑は、前記回転工具９によって与えられた慣
性力、さらには回転工具９の回転によって発生した空気
流とにより、効率よくダストボックス巧に集じんされる
。

しかしながら、その反面、比較的小さな切粉や切屑は、
回転工具９とともに回転し、第４図矢印Ｂ方向に流れた
後、同図矢印Ｃに示すごとく、ペース６の刃口りより外
部に排出される結果、これら比較的小さな切粉や切・屑
の集じん効果が損なわれるという難点がある。

慣性集じん方式を採用する前記電動工具の問題点を解決
すべく、第５図および第６図に示す携帯用電動工具が先
に提案されており、同図において、第３図および第４図
に示す電動工具と同一符号は同一部分を示している。

しかして、第５図および第６図に示す携帯用電動工具に
おいて、モーター２には、集じんファンＩが取り付けら
ろており、またエンドブラケット５には集じんファン■
を収納する集じんファン収納室脂、さらには集じんファ
ン収納室脂と回転工具収納置引とを連通ずる案内路百が
設けられている。また、集じんファン収納室あには排出
口ド′が設けられており、排出口に′には通気性を有す
るダストボックス巧′が取り付けられている。

以上の構成において、回転工具９により被削材νを加工
した場合に発生する切粉や切屑のほとん・　ど（大きな
切粉や切屑は勿論、小さな切粉や切屑）は、前記回転工
具９によって与えられた慣性力と、回転工具９の回転に
よって発生した空気流、さらには集じんファン■によっ
て発生した強制空気流と１こより、第６図の矢印り方向
に流れ、案内路１３′に導かれる。そして、その後、前
記した切粉や切屑は、第５図の矢印Ｅ方向に流れ、朶じ
んファン収納室ｌおよび排出口に′を通って、ダストボ
ックス１５′に集じんされ、ダストボックス１５′に入
った空気流は、当該ダストボックス１５′に通気性を持
たせであるので、大気中に放出される。なお、このよう
な集じん方式を強制集じん方式という。

、　しかして、強制集じん方式を採用する携帯用電動工
具において、被削材νを加工した場合に発生する切粉や
切屑は、集じんファンＵによって強制的に集じんされる
ので、単位時間当たりにして高い集じん率を得ることが
できる。

しかしながら、その反面、ダストボックスゴ内には、大
小全て、の切粉や切屑が集じんされるので、特に大きな
切粉や切屑によってダストボックス巧′の通気部が直ぐ
に目詰まりをおこし、集じん率が早期のうちに低下する
という難点がある。

〔発明の目的〕

本発明は、前記した従来技術の問題点を解決すべく検討
の結果なされたものであって、その目的とするところは
、高い集じん率を従来よりも長く維持することのできる
、改良された携帯用電動工具の集じん機構を提供しよう
とするものである。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するため、本発明は、回転工具により被
削材を加工した場合に発生する切粉や切屑のうち、比較
的大きな切粉や切屑は慣性集じん方式で集じんし、また
比較的小さな切粉や切屑は強制集じん方式で集じんすれ
ば、高い集じん率を長く維持できる点に着目し、モータ
ーを軸支するエンドブラケットの形状やダストボックス
の配置などに工夫をほどこしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を第１図および第２図の一実施例にもとづ
いて説明すると、同図において、第１図〜第４図に示す
従来形電動工具と同一符号は同一部分を示しており、従
来形電動工具とは以下の点で構成を異にしている。

すなわち、エンドブラケット５の回転工具収納室組内に
は、２つの案内路Ｂおよびｎ′が設けられており、ケー
シング３に対して遠い方に位置する案内路１３°は、排
出口にと連通しており、排出口Ｈにはダストボックス巧
が取り付けられている。また、ケーシング３に対して近
い方に位置する案内路１３′は、集じんファン収納室］
８七連通しており、集じんファン収納室追には排出口／
が設けられており、排出口ド′には通気性を有するダス
トボックスｂが取り付けられている。

本発明は以上のごときであり、次に、図示実施例に示す
集じん機構の動作系について説明すると、回転工具９に
より被削材νを加工した場合に発生する切粉や切屑のう
ち、比較的大きなものは、１１」記回転工具９によって
与えられた慣性力と、回転工具９の回転によって発生し
た空気流とにより、第２図の矢印Ａ方向に流れ、ケーシ
ング３に対して遠い方に位置する案内路ｎおよび排出口
ドを通ってダストボックス】５に集じんされる。−方、
前記のごとくして発生した切粉や切屑のうち、比較的小
さなものは、集じんファンＩによって発生した強制空気
流により、第２図の矢印り方向に流れ、案内路３′に導
かれる。そして、その後、前記した切粉や切屑は、第１
図のＥ方向に流れ、集じんファン収納室梠および排出口
ｙ′を通って、ダストボックス１５′に集じんされ、ダ
ストボックス１５′に入った空気流は、当該ダストボッ
クスビが通気性を有しているので、大気中に放出される
。

すなわち、本発明によれば、回転工具９により被削材ｐ
を加工した場合に発生する切粉や切屑のうち、比較的大
きなものは、慣性集じん方式を採用するダストボックス
巧に集じんされる一方、比較的小さな切粉や切屑は、強
制集じん方式を採用するダストボックスｂ′に集じんさ
れ、高い集じん効果が得られるばかりでなく、通気性を
有するダストボックスｈ′には、比較的小さな切粉や切
屑のみが集じんされるので、ダストボックスビの通気部
が直ぐに目詰まりをおこすようなことはない。

〔発明の効果〕

以上、図示実施例の説明からも明らかなように、本発明
によれば、高い集じん率を従来よりも長く維持すること
のできる、改良された携帯用電動工具の集じん機構を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る集じん機構を備えた携帯用電動工
具の一実施例を示す一部横断平面図、第２図は第１図の
一部縦断平面図、第３図は従来形携帯用電動工具の一部
横断平面図、第４図は第３図の一部横断平面図、第５図
は第３図と異なる従来形携帯用電動工具の一部横断平面
図、第６図は第５図の一部縦断正面図である。 １０．携帯用電動工具、２１．モータ、３．６ケーシン
グ、５１．エンドブラケット、９．１回転工具、狛９１
回転工具収納室、ＢおよびＢ′、。 案内路、ｙおよびに′０．排出口、６およびｂ′、。 ダストボックス、■１．集じんファン、脂１．集じんフ
ァン収納室。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、モーターと、モーターを内蔵するケーシングと、モ
   ーター内蔵ケーシングと連結してモーターを軸支するエ
   ンドブラケットと、エンドブラケットに設けられた回転
   工具を収納する回転工具収納室と、エンドブラケットに
   軸支された工具取付軸と、工具取付軸に取り付けられた
   回転工具とを備える携帯用電動工具において、前記モー
   ターに集じんファンを取り付け、かつ前記エンドブラケ
   ットに集じんファン収納室を設け、さらに前記エンドブ
   ラケットに集じんファン収納室と連通する排出口を設け
   、この排出口に通気性を有するダストボックスを取り付
   ける一方、前記回転工具収納室に対し、集じんファン収
   納室と連通する案内路を設け、さらに前記回転工具収納
   室に対し、前記排出口と異なる排出口と連通する案内路
   を設けて、その排出口にダストボックスを取り付けてな
   ることを特徴とする携帯用電動工具の集じん機構。