JPS637116Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS637116Y2 JPS637116Y2 JP5768183U JP5768183U JPS637116Y2 JP S637116 Y2 JPS637116 Y2 JP S637116Y2 JP 5768183 U JP5768183 U JP 5768183U JP 5768183 U JP5768183 U JP 5768183U JP S637116 Y2 JPS637116 Y2 JP S637116Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet seat
- friction member
- rotating shaft
- bracket
- fixed shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 claims description 5
- 239000008601 oleoresin Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Toilet Supplies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は洋式便器における便座の開閉装置に
関する。
関する。
従来の洋式便器の便座は、その端部を単に便器
本体上へ軸着させたものがほとんどであるので、
便座の開閉中にうつかり手を離すと、便座が勢い
よく閉じて大きな音をたてて便座上縁部にぶつか
つたり、或いは便座を勢いよく開くと、便座カバ
ーにぶつかり、反動で大きな音を立てて閉じ、う
るさいことの他に、手を挾んだり、便座が割れて
しまう等の恐れがあつた。また、便器本体自体が
かなりの高さを有しているので、幼児等が便座を
開閉させる際に手が届きにくいという欠点もあつ
た。
本体上へ軸着させたものがほとんどであるので、
便座の開閉中にうつかり手を離すと、便座が勢い
よく閉じて大きな音をたてて便座上縁部にぶつか
つたり、或いは便座を勢いよく開くと、便座カバ
ーにぶつかり、反動で大きな音を立てて閉じ、う
るさいことの他に、手を挾んだり、便座が割れて
しまう等の恐れがあつた。また、便器本体自体が
かなりの高さを有しているので、幼児等が便座を
開閉させる際に手が届きにくいという欠点もあつ
た。
この考案の目的は、別座が勢いよく閉じること
がなく、一定の開角度範囲においてはこれを安定
保持でき、さらに、一定の開角度以上では自動的
に開くことができるように成した、洋式便器にお
ける便座の開閉装置を提供せんとするにある。
がなく、一定の開角度範囲においてはこれを安定
保持でき、さらに、一定の開角度以上では自動的
に開くことができるように成した、洋式便器にお
ける便座の開閉装置を提供せんとするにある。
以下にこの考案を図面に示した一実施態様に基
づいて詳細に説明すると、第1図乃至第2図にお
いて、便器本体1の後部上端縁両側には、ブラケ
ツト2,2が固着されると共に、このブラケツト
2,2間の中央にヒンジ棒3によつて開閉自在に
軸着されているのが便座カバー4であり、ヒンジ
棒3にはさらに便座5の後端部両側より突設した
取付部5a,5aが開閉自在に軸着されている。
づいて詳細に説明すると、第1図乃至第2図にお
いて、便器本体1の後部上端縁両側には、ブラケ
ツト2,2が固着されると共に、このブラケツト
2,2間の中央にヒンジ棒3によつて開閉自在に
軸着されているのが便座カバー4であり、ヒンジ
棒3にはさらに便座5の後端部両側より突設した
取付部5a,5aが開閉自在に軸着されている。
ブラケツト2は、第3図乃至第6図に示したよ
うに基盤部2aと、この基盤部2aの下方に突設
させられた取付ボス2bと、基盤部2aの一側方
に一体に設けられたスプリングケース部2cとか
ら成り、スプリングケース部2c内には、中空の
固定軸6とスプリング係止突起7が各々突設され
ている。そして、取付ボス2bは便器本体1の上
端縁を構成する上部スリーブ部1aに設けた取付
穴1bに挿入され、ナツト8によつて締着される
と共に、固定軸6にはヒンジ棒3の一端部が挿入
されている。尚、基盤部2aと上部スリーブ部1
aとの間、及びナツト8と上部スリーブ部1aと
の間に各々取付ボス2bを貫通させつつ介在され
られているのは、パツキング9,10である。
うに基盤部2aと、この基盤部2aの下方に突設
させられた取付ボス2bと、基盤部2aの一側方
に一体に設けられたスプリングケース部2cとか
ら成り、スプリングケース部2c内には、中空の
固定軸6とスプリング係止突起7が各々突設され
ている。そして、取付ボス2bは便器本体1の上
端縁を構成する上部スリーブ部1aに設けた取付
穴1bに挿入され、ナツト8によつて締着される
と共に、固定軸6にはヒンジ棒3の一端部が挿入
されている。尚、基盤部2aと上部スリーブ部1
aとの間、及びナツト8と上部スリーブ部1aと
の間に各々取付ボス2bを貫通させつつ介在され
られているのは、パツキング9,10である。
11は回転フレームであり、この回転フレーム
11は、正面略コの字形状を呈した基板部12a
と一対の係止突片12b,12bから成る便座係
止部12と、この便座係止部12の基板部12a
より突設させた中空の回転軸13とから成り、基
板部12aには回転軸13に設けた穴13aと同
軸同径の取付穴12cが設けられると共に、回転
軸13をブラケツト2の固定軸6の外側へ回動自
在に嵌合させている。そして、基板部12aの取
付穴12cを貫通して該基板部12aの一側より
突出した固定軸6の先端部分をかしめることによ
つて回転フレーム11が外れてこないようになつ
ている。回転軸13の外周には、切欠13aが設
けられ、この切欠13aには、例えば含油樹脂製
の摩擦部材14が収納され、その一側面を固定軸
6の外周に当接させている。スプリングケース部
2c内の回転軸13の回りには、便座5の重量と
ほぼバランスするトルクを備えた捻じりコイルス
プリング15が環巻きされ、その一端部をブラケ
ツト2のスプリングケース部2c内より突設させ
たスプリング係止突起7に係止させ、他端部を回
転フレーム11に設けた係止穴12dに係止させ
ている。
11は、正面略コの字形状を呈した基板部12a
と一対の係止突片12b,12bから成る便座係
止部12と、この便座係止部12の基板部12a
より突設させた中空の回転軸13とから成り、基
板部12aには回転軸13に設けた穴13aと同
軸同径の取付穴12cが設けられると共に、回転
軸13をブラケツト2の固定軸6の外側へ回動自
在に嵌合させている。そして、基板部12aの取
付穴12cを貫通して該基板部12aの一側より
突出した固定軸6の先端部分をかしめることによ
つて回転フレーム11が外れてこないようになつ
ている。回転軸13の外周には、切欠13aが設
けられ、この切欠13aには、例えば含油樹脂製
の摩擦部材14が収納され、その一側面を固定軸
6の外周に当接させている。スプリングケース部
2c内の回転軸13の回りには、便座5の重量と
ほぼバランスするトルクを備えた捻じりコイルス
プリング15が環巻きされ、その一端部をブラケ
ツト2のスプリングケース部2c内より突設させ
たスプリング係止突起7に係止させ、他端部を回
転フレーム11に設けた係止穴12dに係止させ
ている。
そして、回転フレーム11の便座係止部12の
一対の係止突片12b,12b間には、パツキン
グ16a,16bを介して便座5の取付部5a,
5bが挿入され、この取付部5a,5bは一方の
係止突片12bに取りつけた取付ビス17によつ
て固定されている。尚、スプリングケース部2c
には回転軸13を貫通させて、カバー18が取り
つけられてもいる。
一対の係止突片12b,12b間には、パツキン
グ16a,16bを介して便座5の取付部5a,
5bが挿入され、この取付部5a,5bは一方の
係止突片12bに取りつけた取付ビス17によつ
て固定されている。尚、スプリングケース部2c
には回転軸13を貫通させて、カバー18が取り
つけられてもいる。
したがつて、今便座5を閉じた状態において、
第5図に示したように、スプリング15は巻き込
まれた状態にあるが、この巻き込まれたスプリン
グ15はその腹部15aで矢印イの方向に摩擦部
材14を押圧しているので、この時に摩擦部材1
4と固定軸6との間に生じている摩擦力によつ
て、便座5は閉じ状態を維持している。
第5図に示したように、スプリング15は巻き込
まれた状態にあるが、この巻き込まれたスプリン
グ15はその腹部15aで矢印イの方向に摩擦部
材14を押圧しているので、この時に摩擦部材1
4と固定軸6との間に生じている摩擦力によつ
て、便座5は閉じ状態を維持している。
この閉じた便座5を開く際には、摩擦部材14
の摩擦力により、便座5は最初若干の抵抗に遭遇
するが、開かれるにつれてスプリング15が巻き
戻され、その腹部15aによる摩擦部材14への
押圧力を除々に解くので、スムーズに開かれ、そ
の間の中間位置で自由に停止保持される。便座5
が一定の開角度を越えると該便座5が回転フレー
ム11に与えるトルクよりスプリング15が回転
フレーム11に与えるトルクが勝り、便座5は自
動的に開かれることになる。実施態様では、便座
カバー4が約100゜開かれた位置で、後部の水タン
ク19に当接するので、便座5の開放角度もこの
角度である。この便座5を開いた状態において
は、スプリング15の腹部15aと摩擦部材14
との間には、間隙Pが存在するので、該摩擦部材
14による固定軸6に対する摩擦力は生じていな
い。開いた便座5を閉じると、これにつれて、ス
プリング15が巻き込まれ、トルクを増大させる
が、その腹部15aが摩擦部材14に対する押圧
力を増大させるので、便座5はこの抵抗に遭遇し
つつ押されることによつてのみ閉じられ、急激か
つ自動的に閉じることはない。尚、その間、中間
角度で任意に停止保持されることは前述した。
の摩擦力により、便座5は最初若干の抵抗に遭遇
するが、開かれるにつれてスプリング15が巻き
戻され、その腹部15aによる摩擦部材14への
押圧力を除々に解くので、スムーズに開かれ、そ
の間の中間位置で自由に停止保持される。便座5
が一定の開角度を越えると該便座5が回転フレー
ム11に与えるトルクよりスプリング15が回転
フレーム11に与えるトルクが勝り、便座5は自
動的に開かれることになる。実施態様では、便座
カバー4が約100゜開かれた位置で、後部の水タン
ク19に当接するので、便座5の開放角度もこの
角度である。この便座5を開いた状態において
は、スプリング15の腹部15aと摩擦部材14
との間には、間隙Pが存在するので、該摩擦部材
14による固定軸6に対する摩擦力は生じていな
い。開いた便座5を閉じると、これにつれて、ス
プリング15が巻き込まれ、トルクを増大させる
が、その腹部15aが摩擦部材14に対する押圧
力を増大させるので、便座5はこの抵抗に遭遇し
つつ押されることによつてのみ閉じられ、急激か
つ自動的に閉じることはない。尚、その間、中間
角度で任意に停止保持されることは前述した。
その他の実施態様として、便座係止部に設ける
回転軸をブラケツト側に設ける固定軸内へ挿入さ
せるようにし、摩擦部材を固定軸に設けた切欠内
に収納させて回転軸と当接させることも考えられ
る。この場合には、摩擦部材自体は先の実施態様
のように回転軸と共に回転しないので、使用中に
摩擦部材が外れてくるという心配は皆無となる利
点がある。また、摩擦部材は一個所ばかりでな
く、数個所に設けられる場合がある。
回転軸をブラケツト側に設ける固定軸内へ挿入さ
せるようにし、摩擦部材を固定軸に設けた切欠内
に収納させて回転軸と当接させることも考えられ
る。この場合には、摩擦部材自体は先の実施態様
のように回転軸と共に回転しないので、使用中に
摩擦部材が外れてくるという心配は皆無となる利
点がある。また、摩擦部材は一個所ばかりでな
く、数個所に設けられる場合がある。
以上詳細に説明したようにこの考案は、便座を
開閉する際のフイーリングが良い他、便座を開い
ておいても前に倒れる心配がなく、かつ、閉じて
も急激に閉じることがないので安全であると共
に、既存の便座を改造することなく、単にブラケ
ツトのみを替えるのみで使用でき、さらに、便座
を途中で止めたままで小用を足すことができるの
で、子供にとつても操作性が良く便利である等々
の作用効果を奏し得る。
開閉する際のフイーリングが良い他、便座を開い
ておいても前に倒れる心配がなく、かつ、閉じて
も急激に閉じることがないので安全であると共
に、既存の便座を改造することなく、単にブラケ
ツトのみを替えるのみで使用でき、さらに、便座
を途中で止めたままで小用を足すことができるの
で、子供にとつても操作性が良く便利である等々
の作用効果を奏し得る。
図面はこの考案の一実施態様を示し、第1図は
この考案を実施した便器の一部を切欠いて見た側
面図、第2図は同平面図、第3図は第2図のA−
A線断面図、第4図は第2図のB−B線断面図、
第5図は第2図のC−C線断面図、第6図は第3
図のD−D線断面図、第7図はその動作関係を示
す側断面図である。 1……便器本体、2,2……ブラケツト、5…
…便座、6……固定軸、6a……切欠、11……
回転フレーム、12……回転軸、14……摩擦部
材、15……捩じりコイルスプリング、15a…
…腹部。
この考案を実施した便器の一部を切欠いて見た側
面図、第2図は同平面図、第3図は第2図のA−
A線断面図、第4図は第2図のB−B線断面図、
第5図は第2図のC−C線断面図、第6図は第3
図のD−D線断面図、第7図はその動作関係を示
す側断面図である。 1……便器本体、2,2……ブラケツト、5…
…便座、6……固定軸、6a……切欠、11……
回転フレーム、12……回転軸、14……摩擦部
材、15……捩じりコイルスプリング、15a…
…腹部。
Claims (1)
- 便座本体の後部上縁に取りつけられるブラケツ
トと、このブラケツトに設けた回転軸と、便座と
共に回転する回転フレームと、この回転フレーム
に設けた前記固定軸へ回転自在に取りつけられる
回転軸と、前記固定軸又は回転軸に設けた切欠に
収納された摩擦部材と、この摩擦部材の外側に環
巻きされて前記ブラケツトと回転フレームとの間
に弾設された捩じりコイルスプリングとから成
り、便座の閉じ動作にともない巻き込まれる前記
捻じりコイルスプリングの腹部で前記摩擦部材を
前記固定軸又は回転軸へ押圧させてブレーキ作用
を営ませるように成したことを特徴とする、便座
の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5768183U JPS59164596U (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | 便座の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5768183U JPS59164596U (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | 便座の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59164596U JPS59164596U (ja) | 1984-11-05 |
JPS637116Y2 true JPS637116Y2 (ja) | 1988-02-29 |
Family
ID=30187979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5768183U Granted JPS59164596U (ja) | 1983-04-18 | 1983-04-18 | 便座の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59164596U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0438799Y2 (ja) * | 1985-08-09 | 1992-09-10 | ||
JPH0319838Y2 (ja) * | 1985-12-06 | 1991-04-26 | ||
JP2524717B2 (ja) * | 1986-10-24 | 1996-08-14 | 加藤電機株式会社 | 洋式便器の便蓋等の開閉装置 |
-
1983
- 1983-04-18 JP JP5768183U patent/JPS59164596U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59164596U (ja) | 1984-11-05 |
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