JPS6371044A

JPS6371044A - 紙葉類取出装置

Info

Publication number: JPS6371044A
Application number: JP61212559A
Authority: JP
Inventors: Tomoji Nagasawa; 長沢　智二
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-09-11
Filing date: 1986-09-11
Publication date: 1988-03-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［：９！明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、多数枚一括して積層された紙葉類、特に郵便
物等の厚さ、硬さあるいは大きさに変化のある紙葉類を
一枚ずつ順次取り出して紙葉類処理装置等に供給するに
用いられる紙葉類取出装置の改良に関するものである。

（従来の技術）従来、この種の紙葉類処理装置１例えば郵便局内の郵便
物区分センタなどに設置される自動郵便物区分機等に組
み込まれる紙葉類取出装置においては、第７図及び第８
図に示すような構成となっている。

すなわち、図中１が支持手段を構成するバックアップ部
材で、このバックアップ部材１により水平方向に立位状
に一括して積層された多数の紙葉類１例えば種々の厚さ
、硬さあるいは大きさの郵便物Ｐを支持して一方向に押
出し移動可能になっている。

一方、上記バックアップ部材１による移動方向の一方側
には、紙葉類取出し分離手段２が配置され、この紙葉類
取出し分離手段２は、図示しない真空減圧装置に真空引
きされるチャンバ３と、このチャンバ３上を図示しない
駆動装置により走行する取出しベルト４とから構成され
ていて、前記チャンバ３により最端層の郵便物Ｐを吸着
保持して取出しベルト４の搬送で順次一枚ずつ分離して
下流側に取り出し得るようになっているものである。

そして、上記紙葉類取出し分離手段２の下流側には、２
枚取り防止手段５が設置され、この２枚取り防止手段５
は、支持アーム６と、この支持アーム６にガイド部材７
を介して支持された先端部８ａが前記取出しベルト４側
に近接位置する板バネ部材８とからなり、前記支持アー
ム６を、支持台９に立設された固定フレーム１０に支軸
１１を中心に回動自在に軸支させるとともに、スプリン
グ１２の付勢力により、常に郵便物Ｐを取出し方向とは
逆方向の押し上げ方向に付勢し、かつ、前記支持台９に
設けたストッパ部材１３により初期位置を規制し得るよ
うになっている。

このような従来の紙葉類取出装置、特に、２枚取り防止
手段５では、例えば厚めの郵便物Ｐを取出す際、第８図
に示すように、支持アーム６の回動で板バネ部材８の先
端部８ａの変位量りが大きくなるとともに、板バネ部材
８の先端部８ａと取出しベルト４この間のギャップＧが
広がり、このため、後続の郵便物Ｐの先端を乱したり、
あるいは板バネ部材８の先端部８ａで挟み込んだりし易
く、板バネ部材８が元の位置に復帰しようとするとき、
後続の郵便物Ｐの先端を、板バネ部材８の先端部８ａと
取出しベルト４この間に挟んだりすることによって、挟
み込んだ郵便物２間の圧力を高め、２通取りを引き起こ
すばかりでなく、これによって、郵便物Ｐを傷めること
がある。

また、上記のように、板バネ部材８を支持する支持アー
ム６が大きく回動することは、板バネ部材８と郵便物Ｐ
の先端このなす角度θが９０°から小さくなって２枚取
り防止効果が低下する根本的な不具合を生じ、しかも、
後続の郵便物Ｐの先端の乱れは、取出しピッチを乱した
り、チャンバ３が２通目の郵便物Ｐを吸着して２通取り
する場合が頻繁に発生し易い。

（発明が解決しようとする問題点）このような従来の紙葉類取出装置にあっては、常に均一
な厚さの紙葉類の取出しの際してはこれといった問題は
生じないが、例えば郵便物のように種々の厚さ、特に、
厚い物に対しての取出しの場合において、上述した不具
合が生じ易いという問題があった。

本発明は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、紙葉類の大きさ、特に厚さの変化に
起因する取り出し不調や２枚取りの発生を確実に防止し
、安定した取り出し動作が行なえるようにしだ紙葉類取
出装置を提供することにある。

［発明の構成コ（問題点を解決するための手段）上記した問題点を解決するために、本発明は、多数の紙
葉類を積層状態で支持して押出し移動可能な支持手段と
、この支持手段の移動方向の一方側に配置されたチャン
バに前記最端層の紙葉類を吸着保持しかつこのチャンバ
上を走行する取出しベルトの搬送で順次一枚ずつ分離し
て取り出す紙葉類取出し分離手段と、この紙葉類取出し
分離手段の下流側に設置された２枚取り防止手段とを具
備した紙葉類取出装置において、前記２枚取り防止手段
は、支持台上に軸支された２対のリンク機構に支持アー
ムを介して可動自在に支持してなる構成としたものであ
る。

（作　用）すなわち、本発明は、上記の構成とすることによって、
２枚取り防止手段を、支持台上に軸支された２対のリン
ク機構に支持アームを介して可動自在に支持するように
してなることから、リンク機構の揺動作用で支持アーム
の変位量を小さくすることができるため、取出し時にお
ける後続の紙葉類の先端の乱れを少なくすることができ
、しかも、復帰範囲も小さいことから、２枚取りを確実
に防止することができ、これによって、紙葉類の取出し
を紙葉類の厚さ変化に左右されることなく。

安定して取出すことが可能になる。

（実　施　例）以下、本発明の一実施例を第１図から第６図に示す図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明に係る図
示の実施例において、第７図及び第８図に示す従来装置
と構成が重複する部分は同一符号を用い、その説明は省
略する。

第１図から第３図は、本発明に係る紙葉類取出装置の一
実施例を概略的に示すものであり、２枚取り防止手段５
を構成する支持アーム６を支持台９に支持させるにおい
て、後述するリンク機構２０を介して揺動自在に支持し
てなるものである。

すなわち、上記リンク機構２０は、前記支持アーム６と
支持台９この間に互いに支軸２１．２２．２３．２４に
よって軸支される２対のリンク２５゜２６及び２７．２
８で構成され、これら一方のリンク２５．２６間に初期
位置を規制するスプリング１２を連結し、これによって
、取出し方向の力を、取出し方向と垂直な方向の２つの
動きの合成に作用するようにしてなるものである。なお
、図中３０は送り機構で、掴みローラ３１と、ピンチロ
ーラ３２とで取出された紙葉類、例えば郵便物Ｐを次の
工程に送り込むようになっている。

しかして、上記した構成によれば、第３図に示すように
、厚めの郵便物Ｐの取出しに際して、２枚取り防止手段
５を構成する板バネ部材８は、はぼ水平状態を保って動
き、その先端部８ａが郵便物Ｐの先端により斜め左下方
へ押し除けられるように動かされる。ところが、スプリ
ング１２のバネ力により、前記板バネ部材８には、単に
取出しベルト４側に押し呂されようとする力が働いてい
るため、後続の郵便物Ｐに対してほぼ９０″で当り。

しかも、板バネ部材８の先端部８ａの動きによって、取
出し方向の変位量りが小さい割りには、予め初期設定値
が最小厚さの郵便物Ｐ程度に設定されたギャップＧを大
きくすることが可能になり、このため、第８図に示す従
来装置と比較して後続の郵便物Ｐの先端の乱れを小さく
することができる。また、このとき、前記板バネ部材８
は、はぼ水平状態を保っていることから、後続の郵便物
Ｐに対する２枚取りの阻止効果を高め、これによって、
スプリング１２のバネ力が弱くても、２枚取りの阻止効
果を十分発揮させることが可能になり、厚めの郵便物Ｐ
の取出しが容易となって、郵便物Ｐを傷めることがない
。

なお、上記した実施例において、対をなすリンク２５．
２６及び２７．２８の長さを異ならせたが（リンク２５
．２７の長さくリンク２６．２８の長さ）、第４図に示
すように、リンク間の幅Ｗを同じにしてリンク２５．２
７の長さ　＝　リンク２６．２８の長さとしても良く、
この場合のリンク機構２０の動きは、平行移動となる。

また、第５図及び第６図に他の実施例として示すように
、２枚取り防止手段５を構成するガイド部材７及び板バ
ネ部材８の代おりに、ワンウェイクラッチ４１で回転方
向が一方向に規制されたローラ４０を用いても良い。

その他、本発明は、本発明の要旨を変えない範囲で種々
変更実施可能なことは勿論である。

［発明の効果コ以上の説明から明らかなように、本発明によれば、多数
の紙葉類を積層状態で支持して押出し移動可能な支持手
段と、この支持手段の移動方向の一方側に配置されたチ
ャンバに前記最端層の紙葉類を吸着保持しかつこのチャ
ンバ上を走行する取出しベルトの搬送で順次一枚ずつ分
離して取り出す紙葉類取出し分離手段と、二〇紙葉類取
出し分離手段の下流側に設置された２枚取り防止手段と
を具備した紙葉類取出装置において、前記２枚取り防止
手段を、支持台上に軸支された２対のリンク機構に支持
アームを介して可動自在に支持してなることから、リン
ク機構の揺動作用で支持アームの変位量を小さくするこ
とができるため、取出し時における後続の紙葉類の先端
の乱れを少なくすることができるとともに、２枚取り防
止手段の復帰範囲も小さいことから、２枚取りを確実に
防止することができ、これによって、紙葉類ノ取出しを
紙葉類の厚さ変化に左右されることなく、安定して取出
すことができるというすぐれた効果を有する紙葉類取出
装置を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙葉類取出装置の一実施例を示す
概略的側面図、第２図は第１図ｎ−ｎ線における要部拡
大断面図、第３図は同じく動作状態を示す概略的側面図
、第４図は同じくリンク機構の他の実施例を示す概略的
説明図、第５図は本発明に係る他の実施例を示す概略的
側面図、第６図は同じく２枚取り防止手段の要部半断面
図、第７図は従来の紙葉類取出装置の概略的側面図、第
８図は同じく紙葉類の取り出し状態を示す概略的側面図
である。１・・・支持手段（バックアップ）、２・・・紙葉類取出し分離手段、３・・・チャンバ、　　　　４・・・取出しベルト。５・・・２枚取り防止手段、６・・・支持アーム、　　　７・・・ガイド部材。８・・・板バネ部材、　　　　８ａ・・・先端部、９・
・・支持台、２０・・・リンク機構、　　　　Ｐ・・・紙葉類。出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第１図第３図第Ｓ図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）多数の紙葉類を積層状態で支持して押出し移動可
能な支持手段と、この支持手段の移動方向の一方側に配
置されたチャンバに前記最端層の紙葉類を吸着保持しか
つこのチャンバ上を走行する取出しベルトの搬送で順次
一枚ずつ分離して取り出す紙葉類取出し分離手段と、こ
の紙葉類取出し分離手段の下流側に設置された２枚取り
防止手段とを具備した紙葉類取出装置において、前記２
枚取り防止手段は、支持台上に軸支された２対のリンク
機構に支持アームを介して可動自在に支持したことを特
徴とする紙葉類取出装置。
（２）２枚取り防止手段は、２対のリンク機構に付設し
たスプリングの付勢力により支持アームを介して前記紙
葉類取出し分離手段の取出しベルト側に向け常に押圧付
勢されているとともに、ストッパ部材により前記取出し
ベルトに対する初期位置を規制してなることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項に記載の紙葉類取出装置。