JPS6368831A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPS6368831A
JPS6368831A JP61213671A JP21367186A JPS6368831A JP S6368831 A JPS6368831 A JP S6368831A JP 61213671 A JP61213671 A JP 61213671A JP 21367186 A JP21367186 A JP 21367186A JP S6368831 A JPS6368831 A JP S6368831A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不飽和単量体と光重合開始剤とを含み、さらに
必要により線状有機高分子重合体を含む感光性組成物に
関し、特に印刷用原版の作製、フォトレジスト等に有用
な光硬化像を提供しうる感光性組成物に関するものであ
る。更に詳しくは光重合開始剤が感光層表面に移動して
析出し、さらに場合によっては凝集し結晶化するいわゆ
るなき出し現象を防止した新規な感光性組成物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
重合可能なエチレン性不飽和化合物と、光重合開始剤と
、更に必要に応じて適当な皮膜形成能を有する線状有機
高分子重合体、熱重合防止剤等を混和させたものを感光
性組成物として写真的手法によって画像複製を行なう方
法は現在広く知られるところである。すなわち特公昭3
5−5093号公報、特公昭35−8495号公報等に
記載される様に該感光性組成物は活性光線の照射により
光重合を起し、不溶化する。従って、感光性組成物を適
当な皮膜となし、所望の画像の陰画を通して活性光線の
照射を行い、適当な溶媒により未感光部のみを除去する
(以下単に現像とよぶ。)ことにより所望の光重合画像
を形成させろことができろ。このタイプの感光性組成物
は印刷版あるいはフォトレジスト等の感光剤として極め
て有用であることは論を待たない。
重合可能なエチレン性不飽和化合物の光重合開始剤とし
て例えば米国特許3987037号及び特公昭59−1
.281号公報に示されるビニルハロメチル−8−トリ
アジン化合物がある。この中で特に価値があると記され
ている化合物として次のような化合物がある。
これらの化合物は、貯蔵中感光層表面に移動して析出し
、さらに場合によっては凝集して結晶化するいわゆるな
き出し現象を起こすという欠点を有する。そのため、上
記の光重合開始剤を用いた感光性組成物は、経時安定性
が悪い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明は、感光性平版印刷版、フォトレジスト等
において経時とともに光重合開始剤が感光層表面になき
出すことなく、経時安定性が良好な感光性組成物を提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記のような技術の現状に鑑み、鋭意研究
の結果、感光性組成物において光重合開始剤として特定
のトリアジン系化合物を用いると、−1−記問題点を解
決する有用な感光性組成物が得られることを見出し、本
発明をなすに至った。
すなわち本発明は、活性光線により光重合可能な少なく
とも1個のエチレン性不飽和基をもつ単量体、及び一般
式(1)の光重合開始剤を含有する感光性組成物である
〔式中、Yは−C00R1、 一〇イーCH2Cl(O→−yR,、 −0−(CI(’q−→−−COOR,、−R3−GO
OR,、−R3−CONHR,又は−N HCOR4を
表す(ただし、R1は水素原子、アルキル基、置換アル
キル基、アリール基又は置換アリール基、R2は水素原
子又はメチル基、R3はアルキレン基、R4はアルキル
基、置換アルキル基、アルコキシ基、アリール基又は置
換アリール基を表わし、β及びmは1から10の整数を
表わす。);Arは置換又は非置換のフェニレン基、ナ
フチレン基又は複素環式芳香族基を表す;Xは塩素原子
又は臭素原子を表す;nは1又は2の整数を表す。〕 本発明に使用される「活性光線により光重合が可能な少
なくとも1個のエチレン性不飽和基をもつ単量体」は、
常圧で沸点100℃以上の、少なくとも1分子中に1個
、より好ましくは2個以上の付加重合可能なエチレン性
不飽和基を有する分子量10,000以下のモノマー又
はオリゴマーである。このようなモノマー又はオリゴマ
ーとしては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の
単官能のアクリレートやメタクリレート;ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエクン
トリ (メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ 
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(
メタ)アクリレート、ジペンクエリスリトールヘキサ(
メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アク
リレート、トリ(アクリロイロキシエチル)イソシアヌ
レート、グリセリンやトリノチロールエタン等の多価ア
ルコールにエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド
を付加させた後(メタ)アクリレート化したもの、特公
昭48−41708号、特公昭50−6034号、特開
昭51−37193号公報に記載されているようなウレ
タンアクリレート類、特開昭48−64183号、特公
昭49−43191号、特公昭52−30490号各公
報記載載されているポリエステルアクリレート類、エポ
キシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させたエポキシア
クリレート類等の多官能のアクリレートやメタクリレー
トをあげろことができる。さらに日本接着協会誌vol
20、No、 7.300−308頁に光硬化性モノマ
−及びオリゴマーとして紹介されているものも使用する
ことができる。使用量は、全組成に対し5〜50重量%
(以下%と略称する。)、好ましくは10〜40%であ
る。
本発明に使用される光重合開始剤である、一般式(I)
で示される化合物において、R1のアルキル基は炭素数
1〜18のものが好ましく、R1の置換アルキル基は炭
素数1〜18のアルキル基に水酸基、ハロゲン原子(例
えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子など)、アミド基
(例えば、CH3C−NH−など)、カルボキシル基な
どの置換基を有するものが好ましく、R1のアリール基
としてはフェニル基及びナフチル基が好ましく、置換ア
リール基としては」−記のようなアリール基に水酸基、
ハロゲン原子(例えば弗素原子、塩素原子、臭素原子な
ど)、アミド基(例えば、CH3C−NH−など)、カ
ルボキシル基などの置換基を有するものが好ましい。R
3のアルキレン基としては炭素数1〜10のものが好ま
しい。
R4のアルキル基、置換アルキル基は上記R1のアルキ
ル基および置換アルキル基と同様のものが好ましく、R
4のアルコキシ基としては、炭素数1〜8のものが好ま
しく、R4のアリール基、置換アリール基としては前記
のR,のアリール基及び置換アリール基と同じものが好
ましい。またA「の複素環式芳香族化合物基としてはチ
オフェン環、ピロール環から誘導される基が好ましく、
またArの置換フェニレン基、置換ナフチレン基および
置換複素環式芳香族基の各置換基としては、炭素数1〜
3のアルキル基、ハロゲン原子(弗素原子、塩素原子、
臭素原子など)、アミド基 ■ (CH3C−NH−など)、カルボキンル基などが好ま
しい。
本発明で用いられる一般式(+)で示される、特に好ま
しい光重合開始剤の例としては、化合物1 化合物lO 化合物11 笠を挙げることができる。しかしながらここに示したも
のに限定されない。
一般式(1)で示される化合物は英国特許第1、388
.492号記載の方法にて合成することができる。
すなわち、 Y −Ar−Ct−10(n= 1) Y−Ar−CH=CI(−CHO(n=2)(Y、Ar
は式(1)と同義) で表されるアルデヒドと4−メチル−2,6−ジ(トリ
クロロメチル)トリアジンとをトルエン中脱水条件下で
ピペリジウムアセテートを触媒として加熱還流すること
により得られる。
光重合開始剤の本発明の組成物中への含有濃度は通常わ
ずかなものであり、また不適当に多い場合には有効光線
の遮蔽等好ましくない結果を生じる。本発明における一
般式(■)で表わされる光重合開始剤が光重合可能なエ
チレン性不飽和化合物と必要とするなら線状有機高分子
重合体との合計に対して0.01重量%から20重量%
の範囲で充分であり、更に好ましくは1重量%から10
重量%で良好なる結果を得る。
更に本発明で用いる光重合開始剤に必要に応じてN−フ
ェニルグリシン、2−メルカプトベンツf’77’−/
lz、N、N−ジアルキル安息香酸アルキルエステル等
の水素供与性化合物、または、特願昭61−56377
号明細書に記載されているような9,10−ジフェニル
アントラセン、及び特願昭6i56378号明細書に記
載されているような9−フェニルカルバソール等を加え
ることによって更に光重合開始能力を高めることができ
ろ。
本発明において使用することのできる「線状有機高分子
重合体」としては当然光重合可能なエチレン性不飽和化
合物と相溶性を有しているものを選択しなければならな
い。光重合可能なエチレン性不飽和化合物と相溶性のあ
る線状有機高分子重合体である限り、どれに使用しても
構わないが、望ましくは水現像あるいは弱アルカリ水現
像を可能とする様な線状有機高分子重合体を選択すべき
である。線状有機高分子重合体は、該組成物の皮膜形成
剤としてだけではなく、水、弱アルカリ水あるいは有機
溶剤現像剤としての用途に応じて使用される。たとえば
水可溶性有機高分子重合体を用いると水現像が可能とな
る。好適な線状有機高分子重合体としては、側鎖にカル
ボン酸を有する付加重合体、たとえばメタクリル酸共重
合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロ
トン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化
マレイン酸共重合体等があり、また同様に側鎖にカルボ
ン酸を有する酸性セルロース誘導体がある。この池水酸
基を有する付加重合体に環状酸無水物を付加させたもの
等が有用である。この他に水溶性線状有機高分子重合体
としてポリビニルピロリドンやポリエチレンオキサイド
等が有用である。また硬化皮膜の強度をあげるためにア
ルコール可溶性ナイロンや2.2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンとエビクロロヒドリンのポリ
エーテル等も有用である。これらの線状有機高分子重合
体は全組成中に任意な量を混和させることができるが、
90重量%を超えることは形成される画像強度等の点で
好ましい結果を与えない。
さらに本発明においては、以上の基本成分の他にジアゾ
樹脂を添加してもよい。
ジアゾ樹脂としては、ネガ作用を有し、実質的に水不溶
性で有機溶媒可溶性のものが適している。
このようなジアゾ樹脂としては4−ジアゾ−ジフェニル
アミン、1−ジアゾ−4−N、N−ジメチルアミノベン
セン、1−ジアゾ−4−N、N−ジエチルアミノベンセ
ン、1−ジアゾ−4−N−工チル−N−ヒドロキシエチ
ルアミノベンゼン、1−ジアゾ−4−N−メチル−N−
ヒドロキシエチルアミノベンゼン、1−ジアゾ−2,5
−ジェトキシ−4−ベンゾイルアミノベンゼン、1−シ
アソー4−N−ベンジルアミノベンゼン、1−シアソー
4−N、N−ジメチルアミノベンゼン、1−ジアゾ−4
−モルフォリノベンゼン、■−ジアゾー2.5−ジメト
キシ−4−P−)リルメルカブトベンゼン、1−ジアゾ
ル2−エトキシ−4−N、N−ジメチルアミノベンゼン
、P−ジアゾ−ジメチルアニリン、■−ジアゾー2,5
−ジブトキシー4−モルフォリノベンゼン、■−ジアゾ
ー2.5−ジェトキシ−4−モルフォリノベンゼン、1
−ジアゾ−2,5−ジメトキシ−4−モルフォリノベン
ゼン、1  ’−”アゾ−215−ジェトキシ−4−モ
ルフォリノベンゼン、■−ジアゾー2,5−ジェトキシ
ー4−P−)リルメルカブトベンゼン、■−ジアゾー3
−エトキシー4−N−メチル−N−ベンジルアミノベン
ゼン、1−ジアゾ−3−クロロ−4−N、 N−ジエチ
ルアミノベンゼン、1−ジアゾ−3−メチル−4−ピロ
リジノベンゼン、1−シアソー2−クロロ−4−N、N
−ジメチルアミノ−5−メトキシベンゼン、1−ジアゾ
−3−メトキシ−4−ピロリジノベンセン、3−メトキ
ン−シアンジフェニルアミン、3−エトキシ−4−シア
ンジフェニルアミン、3−(n−プロポキシ)−4−ジ
アゾジフェニルアミン、3−(イソプロポキン)−4−
ジアゾジフェニルアミンのようなジアゾモノマーと、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデ
ヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、また
はベンズアルデヒドのような縮合剤をモル比で各々11
〜1:0.5、好ましくは10.8〜1:0.6を通常
の方法で縮合して得られた縮合物と陰イオンとの反応生
成物である。陰イオンとして四フッ化ホウ酸、六フッ化
燐酸、トリイソプロピルナフタレンスルホン酸、5−ニ
トロオルト−トルエンスルホン酸、5−フルホサリチル
酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホンL 2,4.6
−) IJメチルベンゼンスルホン酸、2−ニトロベン
ゼンスルホンL 3−クロ0ベンゼンスルホン酸、3−
ブロモベンゼンスルホン酸、2−フルオロカプリルナフ
タレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、■−
ナフトールー5−スルホン酸、2−メトキシ−4−ヒド
ロキシ5−ベンゾイル−ベンゼンスルホン酸、及びパラ
トルエンスルホン酸等をあげることができる。又、米国
特許第3.867、147号に記載されているジアゾ樹
脂も適している。
これらの中でも特に六フッ化燐酸やトリイソプロピルナ
フタレンスルホン酸や2,5−ジメチルベンゼンスルホ
ン酸のごときアルキル芳香族スルホン酸が好適である。
これらのジアゾ樹脂の全組成物に対する添加量は1〜3
0%であり、より好ましくは3〜15%である。
更にジアゾ樹脂の安定化剤として、リン酸、亜リン酸、
酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、ジピコリン酸、多核芳香
族スルホン酸およびその塩、スルホサリチル酸を必要に
応じて添加することもできる。
更に露光時の酸素の影響を排除するために、特願昭60
−125460号及び特願昭60−151864号に記
載されている高級脂肪酸及び高級脂肪酸アミド、例えば
ベヘン酸及びベヘン酸アミF等を添加することもできる
更に露光時の真空密着性を向上させ感光層表面の酸素を
減少させる技術としてマット剤を添加することができる
さらに本発明においては以上の基本成分の他に感光性組
成物の製造中あるいは保存中において重合可能なエチレ
ン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止するために少量
の熱重合防止剤を添加することが望ましい。適当な熱重
合防止剤としてはハイドロキノン、p−メトキシフエノ
ーノペジ−を一フチルーp−タレゾーノペピロガロール
、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4.4’−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2
.2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾール、N−
ニトロソフェニルヒドロキシアミン第一セリウム塩等が
あげられる。また、場合によっては、感光層の着色を目
的として染料もしくは顔料や、硬化皮膜の物性を改良す
る目的として無機光てん剤を加えてもよい。
本発明の光重合性組成物は、例えば、2−メトキンエタ
ノール、2−メトキシエチルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテノペ3−メトキシプロパノー
ル、3−メトキシプロピルアセテート、メチルエチルケ
トン、エチレンジクロライドなどの適当な溶剤の単独ま
たはこれらを適当に組合せた混合溶媒に溶解して支持体
上に設けることができる。その被覆量は乾燥後の重量で
約0、1 g / m’〜約10g/m’の範囲が適当
であり、より好ましくはO15〜5 g / m’であ
る。
さらにまた、本発明の光重合性組成物が、所期の目的を
達成するだめの公知の他の添加剤(例えば、焼出し剤等
)を含み得ることは論をまたない。
」1記支持体としては、寸度的に安定な板状物が用いら
れる。このような寸度的に安定な板状物としては、従来
印刷版の支持体として使用されたものが含まれ、それら
を好適に使用することができq る。かかる支持体としては、紙、プラスチック(例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)が
ラミネートされた紙、例えばアルミニウム(アルミニウ
ム合金も含む。)、亜鉛、銅などのような金属の板、例
えば二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン
酸セルロース、醋酸セルロース、酢酸醋酸セルロース、
硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート、ポリビニルアセタールなどのようなプラスチック
のフィルム、上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着
された紙もしくはプラスチックフィルムなどが含まれる
。これらの支持体のうち、アルミニウム板は寸度的に著
しく安定であり、しかも安価であるので特に好ましい。
更に、特公昭48−18327号公報に記されているよ
うなポリエチレンテレツクレートフィルム上にアルミニ
ウムシートが結合された複合体シートも好ましい。
また金属、特にアルミニウムの表面を有する支持体の場
合には、砂目立て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム
酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるいは
陽極酸化処理などの表面処理がなされていることが好ま
しい。また、米国特許第2.714.066号明細書に
記載されている如く、砂目立てしたのちに珪酸す) I
Jウム水溶液に浸1貴処理されたアルミニウム板、特公
昭47−5125号公報に記載されているようにアルミ
ニウム板を陽極酸化処理したのちに、アルカリ金属珪酸
塩の水溶液に浸漬処理したものも好適に使用される。上
記陽極酸化処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼
酸等の無機酸、若しくは蓚酸、スルファミン酸等の有機
酸またはこれらの塩の水溶液又は非水溶液の単独又は二
種以上を組み合わせた電解液中でアルミニウム板を陽極
として電流を流すことにより実施される。
また、米国特許第3.658.662号明細書に記載さ
れているようなシリケート電着も有効である。
更には特公昭61−27481号公報、特開昭52−5
8602号公報、特開昭52−30503号公報に開示
されているような電解グレインを施した支持体と、上記
陽極6弓 酸化処理及び珪酸ソーダ処理を組合せた表面処理も有用
である。
更には、特願昭56−28893号公報に開示されてい
るような、ブラシフレイン、電解グレイン、陽極酸化処
理はさらに珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適であ
る。
更にこれらの処理を行った後に、水溶性の樹脂、たとえ
ばポリビニルフォスホン酸、スルホン酸基を側鎖に有す
る重合体および共重合体、ポリアクリル酸等を下塗りし
たものも好適である。
これらの親水化処理は、支持体の表面を親水性とするた
めに施される以外に、その上に設けられる光重合性組成
物の有害な反応を防ぐため、更には感光層の密着性の向
上等のために施されるものである。
支持体上に設けられた光重合性組成物の層の上には、空
気中の酸素による重合禁止作用を完全に防止するため、
例えばポリビニルアルコール、酸性セルロース類などの
ような酸素遮断性に優れたポリマーよりなる保護層を設
けCもよい。この様な保護層の塗布方法については、例
えば米国特許第3.458.311号、特公昭55−4
9729号明細書に詳しく記載されている。
本発明の光重合性組成物を支持体−にに設けた感光性プ
レートをメタルハライドランプ、高圧水銀灯などのよう
な紫外線に富んだ光源を用いて画像露光し、現像液で処
理して感光層の未露光部を除去し、最後にガム液を塗布
することにより印刷版とする。−11記現像液として好
ましいものは、ベンジルアルコール、2−フェノキシエ
タノール、2−ブトキシェタノールのような有機溶媒を
少景含むアルカリ水溶液であり、例えば米国特許第3、
475.171号および同3.615.480号に記載
されているものを挙げることができる。
更に、特開昭50−266旧号、特公昭56−3946
4号、同56−42860号の各公報に記載されている
現像液も上記感光性印刷版の現像液として優れている。
以下実施例をもって本発明を説明するが本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1〜14 厚さ0.30mmのアルミニウム板をナイロンプランと
400メツシユのパミストンの水懸濁液とを用いその表
面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化
す) IJウムに70℃で60秒間浸漬してエツチング
した後、流水で水洗後20%HN○3で中和洗浄し、次
いて水洗した。これをVA−12,7Vの条件下で正弦
波の交番波形電流を用いて1%硝酸水溶液中で160ク
ロ一ン/dm’の陽極特電気量で電解阻血化処理を行っ
た。その表面粗さを測定したところ、0.6μ(Ra表
示)であった。ひきづづいて30%のH2SO,水溶液
中に浸漬し50℃で2分間デスマットした後、20%H
2SO4水溶液中、電流密・度2Δ/ d m’におい
て厚さが2.7 g / m’になるように2分間陽極
酸化処理した。その後70℃のケイ酸ソーダ2.5%水
溶液に1分間浸漬水洗乾燥させた。
このように処理されたアルミニウム板上に、下記組成の
感光液を乾燥塗布重量が2g/m’となるように塗布し
、100℃で2分間乾燥させ感光性プレートを得た。尚
、使用した光重合開始剤及びその感光液中の使用量はそ
れぞれ第1表に示す。
〔感光液の組成〕
・光重合開始剤(第1表に表示)0.1 gS 、−、
、7酸             6.05g・ベヘン
酸アミド           0.05 g・エチレ
ンクリコールモノメチルエーテル 25g・メタノール
             7.5g・メチルエチルケ
トン          15g得られた感光性平版印
刷版を60℃の条件に5日間放置した。こうして得られ
た感光性平版印刷版を顕微鏡により表面観察し、版の表
面を濾紙でこすりメタノールで抽出してU■測測定行な
い光重合開始剤のなき出しの有無を確認した。結果を第
1表に示す。
比較例1〜9の試料のなき出した部分を分析したところ
、各光重合開始剤であることが同定できた。
一般式(1)の光重合開始剤においてYが極性基のもの
が特に良い結果を与えている。
更に実施例1〜14で得られた感光性平版印刷版を25
℃(実験室内)及び60℃の温度条件にそれぞれ5日間
放置した。
こうして得られた感光性平版印刷版の感光層上に富士写
真フィルム側製の富士PSステップガイド(△D=0.
15で不連続に透過濃度が変化するグレースケール)を
密着させ、10アンペアの高圧水銀灯で70cmの距離
から露光を行なった。
現像は特公昭56−42860号明細書記載の現像液で
処理し、未露光部を除去した。25℃(実験室内)と6
0℃の温度条件に5日間放置した各試料をグレースケー
ルで3段目が完全にベタとなる露光時間を比較した。
第1表で光重合開始剤の結晶析出がなかった実施例1〜
14の試料は、ステップガイドで3段目が完全にベタと
なる露光時間に差はなかった。しかしながら比較例1〜
9の試料は、60℃の条件に放置した方がすべて露光時
間が長く必要であった。
(発明の効果) 本発明によれば一般式(1)の光重合開始剤を用いるこ
とによって、経時により光重合開始剤が感光層表面に移
動して析出し、さらに場合によっては凝集して結晶化す
るいわゆるなき出し現象を防止した新規な感光性組成物
を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)活性光線により光重合可能な少なくとも1個のエ
    チレン性不飽和基をもつ単量体、及び一般式( I )の
    光重合開始剤を含有する感光性組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Yは−COOR_1、 ▲数式、化学式、表等があります▼ −O−(CH_2)−_lCOOR_1、 −R_3−COOR_1、−R_3−CONHR_1又
    は−NHCO−R_4を表す(ただし、R_1は水素原
    子、アルキル基、置換アルキル基、アリール基又は置換
    アリール基、R_2は水素原子又はメチル基、R_3は
    アルキレン基、R_4はアルキル基、置換アルキル基、
    アルコキシ基、アリール基又は置換アリール基を表わし
    、l及びmは1から10の整数を表わす。);Arは置
    換又は非置換のフェニレン基、ナフチレン基又は複素環
    式芳香族基を表す;Xは塩素原子又は臭素原子を表す;
    nは1又は2の整数を表す。〕
  2. (2)更に線状有機高分子重合体を含有する特許請求の
    範囲第(1)項記載の感光性組成物。
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