JPS63679A - 凹凸面情報検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 試料当接面に圧接した手指の指紋等を検出する凹凸面情
報検出器において、 光路分離方法で複数の検出像を同時にＩ最影可能ならし
めたことにより、 複数の鮮明な検出像が同時に得られるものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は凹凸面情報検出器、特に指紋を検出する個人照
合システムに用いる指紋センサの高性能化に関する。

情報化社会の進展に伴い情報処理システムの機密保持に
関する諸技術が発達している。例えば、コンピュータル
ームへの入室管理に紛失や盗難の可能性の多い従来のＩ
Ｄカードに変わって、各個人の指紋等を予め登録してお
き、入室時に照合する個人照合システムが導入され始め
ているが、特に重要な設備を対象としているため、より
一層の高性能化が望まれており、指紋を検出する個人照
合システムは、極めて有力な手段とＱて注目されるよう
になった。

〔従来の技術〕

第５図は個人照合装置の主要構成を示すブロック図、第
６図は従来の凹凸面情報検出器の概略を示す側面図であ
る。

第５図において、個人情報として指紋を検出対象とする
個人照合装置は、指紋センサ１と検出情報の照合用辞書
２と検出情報の照合回路３により構成されており、カー
ド等の情報照合用辞書２には、指紋センサ１を介して予
め登録された指紋が記憶されている。

このように構成した個人照合装置において、指紋センサ
１から指紋を入力すると、入力された指紋と既登録の指
紋とを情報照合回路３により比較照合し、該照合者が登
録された者であるか否かが判定される。

第６図において、↑指紋センサ１に相当する凹凸面情報
検出器（指紋センサ）４は、光学ガラスを三角プリズム
形状に形成した凹凸面情報検知媒体にてなり、検知媒体
４の上面４ａに手指５を当接すると、指紋による凹部５
ａと手指当接面４ａとの間に空間ができ、指紋による凸
部５ｂは手指当接面４ａに密着する。

検知媒体４の一方の斜面４ｂに対向する光源６を点灯し
、照明光７を手指当接面４ａに照射する。すると、凹部
５ａの対向部分に照射した照明光７の一部は、検知媒体
４を透過して凹部５ａを照明しその反射光が検知媒体４
に入射する。手指当接面４ａと凸部５ｂとの密着部に照
射した照明光７の一部は密着界面で散乱する。

そこで、凸部５ｂからの反射光７ａが入射し、凹部５ａ
からの反射光および照明光７が入射しない領域、即ち光
源６と同じ側方に位置する斜線領域Ａに１最像素子８を
配設すると、↑最像素子８は凸部５ｂのパターンをＩ最
影することができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の検出器４は一回に１枚の写真撮影であり、銀行等
のＣＤサービスで指紋の原版を保存するため複数枚必要
とするときは、複数回繰り返し撮影しなければならない
という問題点があった。

なお、従来装置で同時に複数枚（例えば２枚）の指紋写
真を撮影しようとするときは、検出器４と描像素子８と
の間にハーフミラ−を配設し、複数の撮影像に分割する
ことになるため、撮影像は暗くなって鮮明な撮影が困難
になる。また、１枚の写真を該写真と同程度の分解能で
複写することは、複数枚の写真を繰り返し撮影する以上
に長時間が必要になって不適当である。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点の除去を目的とした本発明は、その一実施例
を示す第１図によれば、光を透過する材料にてなる凹凸
面情報検知媒体１１が、試料（手指）５の凹凸面を当接
させる試料当接面１１ａと、試料当接面１１ａを内側か
ら照明する照明光７の入射面１１ｂと、入射照明光７が
試料当接面１１ａで反射した散乱光の一部７ａをそれぞ
れ出射させる複数の出射面１１ｃとを具え、試料当接面
１１ａの周囲に出射面１１ｃを形成してなることを特徴
とする凹凸面情報検出器である。

〔作用〕

上記手段によれば、従来の検出器から出射する撮影像と
同じ明るさで複数の撮影像を撮影できるようになり、複
数枚を必要とする凹凸面情報の記録が容易になる。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明の実施例になる凹凸面情報
検出器を説明する。

第１図は本発明の第１の実施例になる凹凸面情報検出器
の概略を示す側面図、第２図は本発明の第２の実施例に
なる凹凸面情報検出器の概略を示す斜視図、第３図は本
発明の第３の実施例になる凹凸面情報検出器の概略を示
す斜視図、第４図は第２図に示す凹凸面情報検出器の使
用例を説明するための平面図である。

第６図と共通部分に同一符号を使用した第１図において
、凹凸面情報検出器（指紋センサ）１１は光学ガラスを
三角プリズム形状に形成しその頂角部を除去した凹凸面
情報検知媒体にてなり、手指５を当接する手指当接面（
上面）１１ａと、上面１１ａに対向し光源６からの照明
光７がほぼ垂直に入射する照明光入射面（下面）１１ｂ
と、上面１１ａの左右に下を向いて傾斜する一対の凹凸
面情報出射面（斜面）１１Ｃを具えている。

かかる検出器１１は各出射面１１ｃの側方に、手指凸部
からの反射光が入射し手指凹部からの反射光および照明
光７が入射しない撮影領域Ｂが形成される。

そこで、上面１１ａに手指５を当接し照明光７を下面１
１ｂから照射すると、手指凸部が密着する点Ｐで反射し
た散乱光の各−部７ａは各斜面１１ｃから側方に向けて
出射して、領域Ｂの内側に配設した各撮像素子８に入射
し、手指凸部のパターン（指紋パターン）が２枚同時に
撮影される。

第２図において、凹凸面情報検出器（指紋センサ）２１
は光学ガラスを六角錐台形状に形成した凹凸面情報検知
媒体にてなり、手指を当接する手指当接面（上面）２１
ａと、上面２１ａに対向し照明光７が入射する照明光入
射面（下面）２１ｂと、上面２１ａの周囲に下向き傾斜
する６面の凹凸情報出射面（斜面）２１ｃを具えている
。

かかる検出器２１は各斜面２１ｃの外側には、第１図の
領域Ｂに相当し、手指凸部からの反射光が入射し手指凹
部からの反射光および照明光７が入射しない撮影領域（
図示せず）が形成される。

そこで、上面２１ａに手指を当接し照明光７を下面２１
ｂから照射すると、手指凸部が密着する点Ｐで反射した
散乱光の各−部７ａは、各斜面２１ｃから側方に向けて
出射し、前記撮影領域内に配設した撮像素子に入射し、
手指凸部のパターン（指紋パターン）が６個の各撮像素
子にそれぞれ撮影される。

第３図において、凹凸面情報検出器（指紋センサ）３１
は光学ガラスを円錐台形状に形成した凹凸面情報検知媒
体にてなり、手指を当接する手指当接面（上面）３１ａ
と、上面３１ａに対向し照明光７が入射する照明光入射
面（下面）３１ｂと、当接面３１ａの周囲に下向き傾斜
する筒状の凹凸面情報出射面（斜面）３１Ｃを具えてい
る。

かかる指紋センサ３１は、第２図の斜面２１ｃの面数を
無限大にしたものであり、斜面３１ｃの外側には第１図
の領域Ｂに相当し、手指凸部からの反射光が入射し手指
凹部からの反射光および照明光７が入射しない撮影領域
（図示せず）が形成される。

そこで、前記撮影領域内の任意の位置に、例えば５個の
撮像素子を配設し、上面３１ａに手指を当接し照明光７
を下面３１ｂから照射すると、手指凸部が密着する点Ｐ
で反射した散乱光は斜面３１ｃから各撮像素子に向けて
出射し、手指凸部のパターン（指紋パターン）を５枚、
同時に撮影することができる。

第２図と共通部分に同一符号を使用した第４図において
、（イ）に示すように検出器２１の各斜面２１Ｃに対向
し、適宜の角度だけ下向きに傾斜した反射鏡２２を配設
し、それらの下方に撮影フィルム２３を収納した撮像素
子（図示せず）を配置する。すると、各斜面２１ｃから
側方に出射した散乱光の一部７ａは、反射鏡２２によっ
て下方に屈折し、（ロ）に示すようにフィルム２３の↑
最影領域２３ａ〜２３ｆにそれぞれが入射するため、１
枚のフィルム２３に６枚の指紋像が撮影されることにな
る。

なお、第４図においてフィルム２３には、放射状の６個
所に指紋が撮影されるようになるが、反射鏡２２と斜面
２１ｃとの対向角度および、反射鏡２２とフィルム２３
との傾斜角度を適宜に設定することで、例えば１枚のフ
ィルム２３に３つずつ２列に６つの指紋像を整列し撮影
することが可能であり、ＣＣＤ等の撮像素子でも検知可
能であることを付記する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、凹凸面情報を同時
に複数枚↑最影可能ならしめるため、撮影が短時間で可
能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例になる凹凸面情報検出器
の概略を示す側面図、 第２図は本発明の第２の実施例になる凹凸面情（イ） （ロ）　　　　７ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光を透過する材料にてなる凹凸面情報検知媒体が、試料
   の凹凸面を当接させる試料当接面（１１ａ、２１ａ、３
   １ａ）と、 該試料当接面（１１ａ、２１ａ、３１ａ）を内側から照
   明する照明光（７）の入射面（１１ｂ、２１ｂ、３１ｂ
   ）と、該入射照明光（７）が該試料当接面（１１ａ、２
   １ａ、３１ａ）で反射した散乱光の一部（７ａ）をそれ
   ぞれ出射させる複数の出射面（１１ｃ、２１ｃ、３１ｃ
   ）とを具えてなることを特徴とする凹凸面情報検出器。