JPS6365212B2 - - Google Patents

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JPS6365212B2
JPS6365212B2 JP58135715A JP13571583A JPS6365212B2 JP S6365212 B2 JPS6365212 B2 JP S6365212B2 JP 58135715 A JP58135715 A JP 58135715A JP 13571583 A JP13571583 A JP 13571583A JP S6365212 B2 JPS6365212 B2 JP S6365212B2
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JP
Japan
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vibration damping
weight
asphalt
parts
foamed
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JP58135715A
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English (en)
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JPS6028436A (ja
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輛等の板金部材の軽量化と制振性を
同時に満足する制振シートに関するものである。
従来より自動車に代表される車輛等において歴
青質物等を主材とするシート状物が制振を目的と
して使用されてきた。たとえば、アスフアルトを
主材とし繊維質充填材、粉質充填材等よりなる配
合物を2〜5m/mのシート状に圧延成形し所定
形状に裁断した物を加熱により熔着せしめる制振
技術は公知であり(特公昭47−13324)、またアス
フアルト、ゴムラテツクス、ケイ砂等より成る振
動減衰材(特公昭48−4364)なども公知である。
然るにこれら従来公知の制振材を用い制振効果
を高めんとすれば、旋用面積を増加するか、制振
材の厚みを増すか、ケイ砂等の混入により制振材
そのものの比重を高めるしかなく、自動車の場合
に於ては車輛重量の軽量化の要求を満すことが出
来ずその改良が強く望まれて来た。
本発明者らはかかる事情に鑑み鋭意研究の結果
本発明を完成するに至つたものである。
即ち、本発明は、車輛等の床面において同等の
重量を有する歴青系の制振材と較べ著しく優れた
制振効果を有する、言い換えれば軽量化を可能と
した発泡型制振シートを提供することにある。
即ち本発明の要旨とするところは、 1 歴青質物及び無機質充填材を主成分とする加
熱融着型の制振シートであつて、加熱融着後に
おいて厚み比で1.2〜2倍の発泡倍率を生起せ
しめる100℃以上の加熱により揮散ガスを排出
する有機組成物を含有してなる発泡型制振シー
ト。
に存する。
本発明に使用する歴青質物であるアスフアルト
は目的とする制振シートの主成分のアスフアル
ト、充填材配合組成物に応じた任意のアスフアル
トであつてよく、ストレートアスフアルト、ブロ
ンアスフアルト、セミブロンアスフアルト等の1
種もしくは2種以上の混合物であつてよい。一般
的にはストレートアスフアルト単独、ブローンア
スフアルト単独、ストレートアスフアルトとブロ
ーンアスフアルトの混合物である。
無機質充填材としてはタルク、クレー、炭酸カ
ルシウム等の粉末状、アスベスト、スラツグウー
ル等の繊維状、マイカ、雲母等の鱗片状等の任意
の通常無機質充填材として用いられるものの単独
もしくは2種以上の混合物であつて良い。
アスフアルトと無機質充填材との使用量比は、
重量比でアスフアルト100重量部に対し、無機質
充填材50重量部乃至250重量部が好ましい。50重
量部未満であると、加熱融着に際してタレ切れ等
による施工性能の低下があり、250重量部を超え
ると、ビード部等の凹凸を有する部位に馴じみに
くい不具合を有する。
本発明になる発泡型制振シートは、基体への加
熱融着時に制振シートを1.2〜2倍の倍率で発泡
せしめて制振効果の向上を計るものであるため、
加熱により揮散ガスを排出する組成物として、有
機発泡剤を混練せしめることを必須とするもので
ある。発泡剤としては、 分解温度が100℃以下のものは好ましくなく、
好ましくは発泡剤と発泡助剤とを組み合せて、該
発泡剤の分解温度以下でアスフアルトを混練する
方法である。ヂアゾアミノベルゾール、アゾイソ
ブチルニトリル、ベンゾールスルホヒドラヂド、
カーバミン酸アザイド等も使用しうるが、好まし
くはアゾジカルボンアミド、P,P′−オキシベン
ゾールスルホヒドラジド、ベンジルモノヒドラゾ
ール、ヂニトロソペンタメチレンテトラミンなど
である。
発泡助剤としては尿素およびその誘導体と熱硬
化樹脂等を使用することが効果的である。
該発泡剤は、制振材主成分100重量部に対して、
0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜3重量部の混合
がよく、0.1重量部未満の配合では満足に発泡せ
ず、10重量部を超えると制振材の圧縮強度がなく
なる。
発泡型制振シートの製造方法は、従来の制御シ
ートと同様工程で製造することが出来る。例えば
加熱熔融したアスフアルトと無機質充填材を加温
混練機にて混合し、押出した後厚延すれば良い。
これら従来の工程に於てアスフアルトは180℃程
度に加熱熔融されているため揮散ガスを排出する
組成物を含有せしめる場合、アスフアルトと充填
材がある程度混練され、混練物の温度が100℃以
下になつた時点で混入すべきである。この際初期
混合と、初期混合物への揮散ガス排出組成物の混
入とは別工程であつても良く、横細型連続混合機
の場合、核混合機の途中で揮散ガス排出組成物を
混入せしめても良い。初期混合と揮散ガス排出組
成物との混合を同一機械にて行う場合、多少の揮
散ガス排出に備え、排出口を設けておくことは好
ましいことである。
本発明の発泡型制振シートの施用は従来の制振
シートと全く同様であつて良く、自動車のフロア
一面等に単に載置し100〜180℃の加熱を行うこと
により、該発泡型制振シートをフロアー面の凹凸
に馴ませ融着、発泡をほぼ同時に行はしめること
により防振処理を施すものである。しかしながら
本発明にあつては加熱融着後の発泡状態が加熱融
着前と較べ、該制振シートの厚み比で1.2〜2倍
に発泡することを必須とするもので、かかる範囲
の発泡状態に成し得て始て、軽量にして制振性の
優れた制振シートを得ることが出来るものであ
る。発泡倍率が1.2以下の場合制振性の向上は得
られず、20以上の場合制振効果が逆に減じて行く
ことに加え圧縮強度が低下し自動車のフロアー等
への施用には供し得なくなる。
また、優れた制振効果を得る為には制振シート
の加熱前の厚さはほぼ2m/m以上とすることが
好ましい。
以下に実施例を挙げ本発明のより詳細な理解に
供する。当然のことながら本発明は以下の実施例
のみに限定されるものではない。
実施例 アスフアルト40重量部、アスベスト10重量部及
び炭酸カルシウム50重量部を横細型連続混練機に
て順次混練し、該混練物の温度が100℃以下に低
下した時点で途中から発泡剤としてアゾジカルボ
ンアミド2重量部を添加、攪拌分散し、3m/m
厚の発泡型制振シートとなした。
該発泡型制振シートを20×180m/mの大きさ
に裁断し、0.8×20×200m/mの鋼板に160℃で
20分間の焼付けを行つた。発泡型制振シートは鋼
板に融着し、4.8m/mに発泡した。
比較例 アスフアルト40重量部、アスベスト10重量部及
び炭酸カルシウム50重量部を横細型連続混練機に
て撹拌混練後、3m/m厚の圧延シート状物とな
した。
試験方法(防振性能試験) 測定は共振性(日本音響材料協会出版「騒音対
策ハンドブツク」438頁参照)により20℃に於け
る損失係数ηを求めた。ηは値が大きい程防振効
果は高く、0.05以上であれば防振効果があるとさ
れている。
試験結果 実施例 0.37 比較例 0.19 本発明になる発泡型制振シートは、発泡しない
制振シートに比べ、著しく優れた効果を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 歴青質物及び無機質充填材を主成分とする加
    熱融着型の制振シートであつて、加熱融着後にお
    いて厚み比で1.2〜2倍の発泡倍率を生起せしめ
    る100℃以上の加熱により揮散ガスを排出する有
    機組成物を含有してなることを特徴とする発泡型
    制振シート。
JP58135715A 1983-07-27 1983-07-27 発泡型制振シート Granted JPS6028436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58135715A JPS6028436A (ja) 1983-07-27 1983-07-27 発泡型制振シート

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58135715A JPS6028436A (ja) 1983-07-27 1983-07-27 発泡型制振シート

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Publication Number Publication Date
JPS6028436A JPS6028436A (ja) 1985-02-13
JPS6365212B2 true JPS6365212B2 (ja) 1988-12-15

Family

ID=15158185

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JP58135715A Granted JPS6028436A (ja) 1983-07-27 1983-07-27 発泡型制振シート

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63141731A (ja) * 1986-12-05 1988-06-14 株式会社アサヒコーポレーション 車両用制振シ−ト
JP6223560B2 (ja) * 2013-07-23 2017-11-01 ファイアストン ビルディング プロダクツ カンパニー エルエルシー 膨張黒鉛を含むアスファルトシート材料を製造するための方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924266A (ja) * 1972-06-22 1974-03-04
JPS5014783A (ja) * 1973-06-09 1975-02-17
JPS58122931A (ja) * 1981-12-31 1983-07-21 ボスティック インコーポレーテッド 自動車床板に用いられる熱溶融性発泡性マスチツク

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4924266A (ja) * 1972-06-22 1974-03-04
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