JPS6363519A - ホツトランテ−ブル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、圧延材の蛇行量を修正し得るようにしたホッ
トランテーブル装置に関するものである。

［従来の技術］ 第４図に示すように、仕上圧延機ｌで圧延された圧延材
Ｓはホットランのテーブルローラ群７上を搬送され、ピ
ンチロール装置２に挾まれて巻取り機３に送られ、巻取
り機３のマンドレル４により巻取られるが、巻取られた
コイルには、第６図に示すように、テレスコープ状の突
出部５が生じることがある。

テレスコープ要因は種々あるが特に、１００ｍ以上もの
長さのあるホットランのテーブルローラ群７上を７〜８
００ｍ／ｍｉｎもの高速で、しかも先端部は無張力でテ
ーブルローラ８間の不連続面を搬送されて来るため、圧
延材Ｓの先端部の浮上り、又はテーブルローラ８上での
踊り等の設備的要因に加え、圧延材先端形状等の材料条
件によって、ホットランのテーブルローラ群上で蛇行し
てしまう。又、長いテーブルローラ群７上には積極的な
幅方向ガイドがないのでその蛇行を規制することができ
ない。蛇行した圧延材Ｓを修正しきれないまま巻取って
しまうため第５図に示すテレスコープ状の突出部５か形
成されてしまう。

このような端面位置の不揃いなコイルは、コイルをマン
ドレルから外した後行程において、横倒し時の端面の折
れ曲りやつぶれ、更にはコンベヤでの搬送時にこの突出
部が突つかえ、圧延材の端面が破断する等の損傷原因と
なり、これ等損傷部は製品となり得す歩留まり低下をき
たすばかりか、折れ曲りがひどい場合は、後行程の差戻
し作業が不能となり、人手で曲げ戻しを行う等の多大な
労力を費しており、コイル精製作業の省力化のネックと
なっていた。

そこで、上述の問題点を解決するために、第第４図及び
第５図に示すように、従来はピンチロール装置２の入側
にサイドガイド装置６を設け、該サイドガイド装置６に
よって圧延材の幅方向中心を修正することが行われてい
る。

第５図中３１は駆動装置、３２はウオーム軸、３３はウ
オームホイール、３４はナツト、３５はねじ軸、３６は
ショートストロークシリンダ、３７はサイドガイド本体
であり、圧延材はピンチロール装置２に到達するまでは
、テーブルローラ群７に乗っているだけで無張力である
。これをサイドガイド本体３７でセンタリングしようと
すると圧延材がその部分で突掛り止ってしまい、コブル
状となり、巻取り機３へ到達し得なくなってしまう。そ
のため、ピンチロール装置２へ噛込むまではサイドガイ
ド本体３７は板幅＋α（α鴇１００ｍ＋ｎ程度）で待機
し、到達後ショートストロークシリンダ３６を作動させ
てサイドガイド本体３７を板幅＋β（β鴇４〜６ｍｍ程
度）まで閉じ、圧延材のセンタリングを行っている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の装置においては、サイドガイド本
体３７がαｍｍ開いた状態で通板するため、この分たけ
圧延材の通板位置かはら付き、第５図に示すごとく圧延
材搬送用１が設備中心１２に対し、ＡＹだけずれた位置
でピンチロールに挟み込まれ、瞬時にマンドレル４に巻
付いてしまう。更にサイドガイド装置６はマンドレルへ
の初期巻付は位置に後続材を合わすことではなく、設備
中心に合わす機能しか無いため、その初期巻付は位置と
、センタリング後の巻付は位置間のずれが第６図に示す
テレスコープ状の突出部５となる。センタリング所要時
間が約１秒間もかかるので、その量もｌＯ数巻にも達す
る。

本発明は、上述の実情に鑑み圧延材を巻取ってもテレス
コープ状の突出部が生じないようにすると共に製品歩留
り及び製品品質の向上を図ることを目的としてなしたも
のである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、圧延機とピンチロール装置との間に設置した
圧延材搬送用のテーブルローラ群のうち少くとも一部を
圧延材幅方向へ傾動可能なテーブルローラ若しくはテー
パー状のテーブルローラとし、且つ傾動可能なテーブル
ローラの下り傾斜側或いはテーパー状のテーブルローラ
の小径側に、圧延材幅方向へ移動可能なガイドを設けた
構成を備えている。

［作　　　用］ 圧延材は、蛇行が生じると傾動可能なテープルローラ又
はテーパー状のテーブルローラによって圧延材幅方向へ
蛇行がなくなるよう一方方向へ強制的に移動させられ、
その幅端位置は竪ローラによって規制される。従って、
一方向に強制的に規制されることにより、テーブルロー
ラ群上でのストリップの蛇行が抑制でき、巻取られるコ
イルにテレスコープ状の突出部が生じにくくなる。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図〜第２図は本発明の一実施例で、仕上圧延機１と
ピンチロール装置２との間に配設された多数のテーブル
ローラ群７のうち、少くとも一部のテーブルローラ８は
流体圧シリンダ９により夫々１本ずつ独立して圧延材Ｓ
幅方向へピン１０を中心として傾動し得るようになって
いる。更に傾動量を任意に制御するための位置センサー
１９、角度センサー２０、演算制御装置２２、制御弁２
３が設けられている。更に各テーブル口−ラ８は電動機
１１によって駆動し得るようになっている。

各テーブルローラ８間には、軸箱１２に回転自在に支持
された竪ローラ１３が、テーブルローラ８の軸線方向一
端側に配設され、軸箱１２の背面にはテーブルローラ８
の軸線方向へ延びるねじ軸１４が連結され、ねじ軸１４
のねじ部はウオームホイール１５のねじ部に螺合され、
ウオームホイール１５には電動機１６によって駆動し得
るようにしたウオーム１７が噛合し、ウオーム１７によ
りウオームホイール１５を回転させることによりねじ軸
１４を介して竪ローラ１３を圧延材Ｓの幅方向へ進退動
させ、テーブルローラ８上の圧延材Ｓの幅方向位置を規
制し得るようになっている。又本設備と、ピンチロール
装置２出側に設置した幅端検出器２１、竪ローラ用電動
機の回転計１８、更にそれ等の演算制御装置２２を組合
わせることにより、ストリップ先端がマンドレルに巻付
いた位置に後続ストリップが追従できるよう竪ローラ１
３の幅方向位置を制御することも可能になっている。

このような構成とすることにより、圧延材Ｓはテーブル
ローラ８が傾動させられて蛇行の防止が行われ、巻取ら
れた場合にもコイルにテレスコープ状の突出部が生じに
くい。

第３図は本発明の他の実施例で、前記実施例ではテーブ
ルローラ８を傾動させていたのに対し、本実施例ではテ
ーブルローラ８をテーパー状のローラとし、テーブルロ
ーラ８の大径部と小径部の周速差の違いにより圧延材Ｓ
を竪ローラ１３側へ移動させるようにしている。斯かる
構成としても、圧延材Ｓの幅方向位置が所定の位置にな
るよう竪ローラ１３でテーブルローラ８上の圧延材Ｓの
幅方向位置を規制することにより蛇行が抑制でき、巻取
られたコイルにテレスコープ状の突出部が生じにくい。

又、本実施例ではテーブルローラの片側に竪ローラを使
用しているがディスクロール又は板ガイド等を使用して
もよい。

［発明の効果］ 　８一 本発明のホットランテーブル装置によれば、テーブルロ
ーラを傾動させるかテーブルローラの周速差により、圧
延材を幅方向へ移動させ、その幅端位置をガイドにより
規制するようにしているため、圧延材の幅端位置を所要
位置に修正でき、従って圧延材を巻取って形成されるコ
イルにテレスコープ状の突出部が生じることを防止でき
、その結果、コイルを横倒しした場合にもコイルに折れ
曲りが生じることがなく、製品歩留り及び製品品質の向
上を図ることができる、等種々の優れた効果を奏し得る
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のホットランテーブル装置の一実施例の
説明図、第２図は第１図の■方向矢視図、第３図は本発
明のホットランテーブル装置の他の実施例の説明図、第
４図及び第５図は従来の圧延設備の一般的な説明図、第
６図はコイルに生じるテレスコープ状の突出部の説明図
である。 図中１は仕上圧延機、２はピンチロール装置、＝　９− ３は巻取り機、７はテーブルローラ群、８はテーブルロ
ーラ、９は流体圧シリンダ、１３は竪ローラ、１４はね
じ軸、１５はウオームホイール、１Ｂは電動機、１７は
ウオーム、２１は幅端位置検出器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧延機とピンチロール装置との間に設置した圧延
   材搬送用のテーブルローラ群のうち少くとも一部を圧延
   材幅方向へ傾動可能なテーブルローラ若しくはテーパー
   状のテーブルローラとし、且つ傾動可能なテーブルロー
   ラの下り傾斜側或いはテーパー状のテーブルローラの小
   径側に、圧延材幅方向へ移動可能なガイドを設けたこと
   を特徴とするホットランテーブル装置。