JPS6362762A - 感熱転写記録材 - Google Patents
感熱転写記録材Info
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- JPS6362762A JPS6362762A JP20826986A JP20826986A JPS6362762A JP S6362762 A JPS6362762 A JP S6362762A JP 20826986 A JP20826986 A JP 20826986A JP 20826986 A JP20826986 A JP 20826986A JP S6362762 A JPS6362762 A JP S6362762A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は感熱転写記録材に係わり、さらに詳しくはその
基材の改良に関する。
基材の改良に関する。
従来の感熱転写記録材は、第5図に示すように、ポリエ
ステルフィルムなどの樹脂フィルムからなる基材2の一
方の面に熱溶融性または熱昇華性のインク層3を設ける
ことによって作製されていた(例えば、特開昭55−3
919号公報)。
ステルフィルムなどの樹脂フィルムからなる基材2の一
方の面に熱溶融性または熱昇華性のインク層3を設ける
ことによって作製されていた(例えば、特開昭55−3
919号公報)。
そして、その使用は、第6図(a)に示すように、上記
感熱転写記録材1における基材2のインク層3を形成し
ていない側の面(以下、基材2の背面という)にサーマ
ルヘッド4を押し当て、通電して加熱し、インクl1i
3を部分的に溶融または昇華させ、該熔融または昇華し
たインクをそれに接する被転写11E5上に転写すると
いう態様で使用される。
感熱転写記録材1における基材2のインク層3を形成し
ていない側の面(以下、基材2の背面という)にサーマ
ルヘッド4を押し当て、通電して加熱し、インクl1i
3を部分的に溶融または昇華させ、該熔融または昇華し
たインクをそれに接する被転写11E5上に転写すると
いう態様で使用される。
ところで、上記のようにサーマルヘッド4を基材2の背
面に押し当てて、通電加熱した場合、基材として使用さ
れているポリエステルフィルムなどはその物理的性質が
等方性で方向性を有しないため、サーマルヘッド4から
の熱は、基材2の背面上であらゆる方向に均等に拡散し
て、インク層3の温度曲線は第6図(b)に示すように
なだらかな曲線となり、その中央部はほぼ確実に転写す
るものの、両端部では被転写紙5の表面状態やインク層
3の厚さその他の条件により転写したり、転写しなかっ
たりする。その結果、印字が不鮮明になったり、あるい
は印字エネルギーが無駄に消費されることとなった。
面に押し当てて、通電加熱した場合、基材として使用さ
れているポリエステルフィルムなどはその物理的性質が
等方性で方向性を有しないため、サーマルヘッド4から
の熱は、基材2の背面上であらゆる方向に均等に拡散し
て、インク層3の温度曲線は第6図(b)に示すように
なだらかな曲線となり、その中央部はほぼ確実に転写す
るものの、両端部では被転写紙5の表面状態やインク層
3の厚さその他の条件により転写したり、転写しなかっ
たりする。その結果、印字が不鮮明になったり、あるい
は印字エネルギーが無駄に消費されることとなった。
この発明は、上記従来製品が持っていた印字の不鮮明さ
や印字エネルギーが無駄に消費されるという問題点を解
決し、少ないエネルギーで鮮明な印字ができる感熱転写
記録材を提供することを目的とする。
や印字エネルギーが無駄に消費されるという問題点を解
決し、少ないエネルギーで鮮明な印字ができる感熱転写
記録材を提供することを目的とする。
本発明は、基材中に針状の強磁性体微粉末を混在させ、
その針状強磁性体微粉末の長軸を基材の厚み方向に配向
させることにより、基材の厚み方向の熱伝導性を高めて
、上記目的を達成したものである。
その針状強磁性体微粉末の長軸を基材の厚み方向に配向
させることにより、基材の厚み方向の熱伝導性を高めて
、上記目的を達成したものである。
すなわち、基材中に針状の強磁性体微粉末を混在させ、
その針状強磁性体微粉末の長袖を基材の厚み方向に配向
させると、強磁性体微粉末の熱伝導率が樹脂部分に比べ
てはるかに高いので、基材の厚み方向の熱伝導性は上記
強磁性体微粉末によって高くなり、その他の方向、つま
り基材の幅方向や長さ方向の熱伝導性より高(なる。そ
のため、この基材を用いた感熱転写記録材では、インク
層の加熱が従来のものに比べ°ζ、選択的かつ効率的に
できるようになり、その結果、切れの良い鮮明な印字が
少ないエネルギーで行えるようになる。
その針状強磁性体微粉末の長袖を基材の厚み方向に配向
させると、強磁性体微粉末の熱伝導率が樹脂部分に比べ
てはるかに高いので、基材の厚み方向の熱伝導性は上記
強磁性体微粉末によって高くなり、その他の方向、つま
り基材の幅方向や長さ方向の熱伝導性より高(なる。そ
のため、この基材を用いた感熱転写記録材では、インク
層の加熱が従来のものに比べ°ζ、選択的かつ効率的に
できるようになり、その結果、切れの良い鮮明な印字が
少ないエネルギーで行えるようになる。
本発明において用いる厚み方向に針状の強磁性体微粉末
の長軸を配向させた基材は、例えば樹脂と針状の強磁性
体微粉末を混合して、フィルム状に成形し、その樹脂成
分が内部流動性を有する間あるいは固化後回加熱により
流動性を持たせた状態で、配向用磁石のN極とS極との
間を通すことによって作製される。
の長軸を配向させた基材は、例えば樹脂と針状の強磁性
体微粉末を混合して、フィルム状に成形し、その樹脂成
分が内部流動性を有する間あるいは固化後回加熱により
流動性を持たせた状態で、配向用磁石のN極とS極との
間を通すことによって作製される。
基材作製のための樹脂成分としては、例えばポリエステ
ル(ポリエチレンテレフタレートをいう)、ポリカーボ
ネート、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミドなどが
用いられる。
ル(ポリエチレンテレフタレートをいう)、ポリカーボ
ネート、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミドなどが
用いられる。
一方、針状の強磁性体微粉末としては、例えばニッケル
、コバルト、マグネタイト(Fe304)、カンマ−ヘ
マタイトCr−Fe203)、コバルトフェライト(C
00・Fe203)、コバルト−ニッケル合金(Co−
Nf)、コバルト−リン合金(Co−P)、二酸化クロ
ム(Cr 02)、鉄(Fe)、バリウムフェライトな
どの強磁性体の針状微粉末が用いられる。
、コバルト、マグネタイト(Fe304)、カンマ−ヘ
マタイトCr−Fe203)、コバルトフェライト(C
00・Fe203)、コバルト−ニッケル合金(Co−
Nf)、コバルト−リン合金(Co−P)、二酸化クロ
ム(Cr 02)、鉄(Fe)、バリウムフェライトな
どの強磁性体の針状微粉末が用いられる。
本発明においては、基材の厚み方向の熱伝導性を高める
ために針状の強磁性体の微粉末を用いるが、その際にお
ける針状とは、文字どおりの針状のものだけではなく、
例えば円柱状、紡錘状など、球形ではなく、例えば長袖
の長さが短軸の長さの約3倍以上というようにその軸方
向の長さが均等でないものをすべて含んでいる。
ために針状の強磁性体の微粉末を用いるが、その際にお
ける針状とは、文字どおりの針状のものだけではなく、
例えば円柱状、紡錘状など、球形ではなく、例えば長袖
の長さが短軸の長さの約3倍以上というようにその軸方
向の長さが均等でないものをすべて含んでいる。
上記のような針状の強磁性体微粉末は、磁石のN極とS
極との間に配置すると、その長袖方向が容易に磁化され
、長軸方向が磁石の橿方向に向(という性質をもってい
る。そのため、これを樹脂と混合して、フィルム状に成
形し、それをその樹脂成分が内部流動性を有する状態で
配向用磁石のNiとS極との間を通過させると、その長
軸方向が基材の厚み方向に配向するようになり、厚み方
向の熱伝導性を高めた基材が得られるようになる。
極との間に配置すると、その長袖方向が容易に磁化され
、長軸方向が磁石の橿方向に向(という性質をもってい
る。そのため、これを樹脂と混合して、フィルム状に成
形し、それをその樹脂成分が内部流動性を有する状態で
配向用磁石のNiとS極との間を通過させると、その長
軸方向が基材の厚み方向に配向するようになり、厚み方
向の熱伝導性を高めた基材が得られるようになる。
つぎに、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の感熱転写記録材の一実施例を模式的に
示す断面図であり、第2図(a)は第1図に示す感熱転
写記録材を通電加熱するときの状態を示す断面図であり
、第2図(b)は第2図(a)に示す状態で感熱転写記
録材を加熱したときのインク層の温度曲線を示す図であ
る。第3図および第4図は第1図に示す感熱転写記録材
に用いられている基材の作製中の状態を示す断面図であ
る。
示す断面図であり、第2図(a)は第1図に示す感熱転
写記録材を通電加熱するときの状態を示す断面図であり
、第2図(b)は第2図(a)に示す状態で感熱転写記
録材を加熱したときのインク層の温度曲線を示す図であ
る。第3図および第4図は第1図に示す感熱転写記録材
に用いられている基材の作製中の状態を示す断面図であ
る。
第1図に示す感熱転写記録材の製造にあたっては、まず
第3図に示すように、樹脂2bに針状の強磁性体微粉末
2aを混合してフィルム状に成形し基材の元となるフィ
ルム2cを作製する。この時点では第3図に示すように
強磁性体微粉末2aはまだ特定の方向に配向していない
。本実施例においては、上記樹脂2bとしてはポリエス
テル(ポリエチレンテレフタレート)が用いられ、針状
の強磁性体微粉末2aとしてはニッケルの針状微粉末(
文字どおり針状のもの)が用いられている。
第3図に示すように、樹脂2bに針状の強磁性体微粉末
2aを混合してフィルム状に成形し基材の元となるフィ
ルム2cを作製する。この時点では第3図に示すように
強磁性体微粉末2aはまだ特定の方向に配向していない
。本実施例においては、上記樹脂2bとしてはポリエス
テル(ポリエチレンテレフタレート)が用いられ、針状
の強磁性体微粉末2aとしてはニッケルの針状微粉末(
文字どおり針状のもの)が用いられている。
次に、このフィルム2cを樹脂2bがまだ内部流動性を
有する間あるいは固化後回加熱により流動性を持たすた
状態で、第4図に示すように配向用磁石6のN極とSl
iとの間を通過させる。それによって、強磁性体微粉末
2aはその長軸がフィルム2Cの厚み方向、つまり基材
2の厚み方向に向くように配向する。
有する間あるいは固化後回加熱により流動性を持たすた
状態で、第4図に示すように配向用磁石6のN極とSl
iとの間を通過させる。それによって、強磁性体微粉末
2aはその長軸がフィルム2Cの厚み方向、つまり基材
2の厚み方向に向くように配向する。
このようにして強磁性体微粉末(本実施例ではニッケル
微粉末) 2aの長軸方向を厚み方向に配向させたフィ
ルム2cを基材とし、その一方の面に熱溶融性または熱
昇華性のインク(ただし、本実施例では後にその組成を
示すように熱熔融性のインクが用いられている)を常法
により塗布して感熱転写記録材を作製した。
微粉末) 2aの長軸方向を厚み方向に配向させたフィ
ルム2cを基材とし、その一方の面に熱溶融性または熱
昇華性のインク(ただし、本実施例では後にその組成を
示すように熱熔融性のインクが用いられている)を常法
により塗布して感熱転写記録材を作製した。
上記のようにして作製された感熱転写記録材を第1図に
示す、第1図において、2は基材で、3は熱熔融性のイ
ンク層であり、基材2は上記のようにフィルム2c中に
分散させた強磁性体機PI)末2aをその厚み方向に配
向させたものである。
示す、第1図において、2は基材で、3は熱熔融性のイ
ンク層であり、基材2は上記のようにフィルム2c中に
分散させた強磁性体機PI)末2aをその厚み方向に配
向させたものである。
そして、この感熱転写記録材Iに、第2図(a)に示す
ように、サーマルヘッド4をその基材2の背面側から押
し当て、通電加熱したときのインク層3の温度曲線は第
2図(b)に示すとおりである。
ように、サーマルヘッド4をその基材2の背面側から押
し当て、通電加熱したときのインク層3の温度曲線は第
2図(b)に示すとおりである。
すなわち、この!3熱転写記録材lでは、その基材2の
厚み方向の熱伝導率が高いので、サーマルヘッド4の熱
がインクN3に効率よく伝わり、また基材2の幅方向や
長さ方向の熱伝導率は従来と同程度であって特に高くは
ないので、幅方向や長さ方向への熱の分散が少ないため
、第2図(b)に示すように、インク層の温度はほぼサ
ーマルヘッドに対応する部分が高くなり、その結果、印
字の不確実な領域が狭くなり、鮮明な印字が可能になっ
た。また、インク層3への熱伝導性が良いため、従来に
比べて印加するエネルギーを小さくしても後記第1表に
示すように従来と同程度の転写面積が得られるようにな
った。
厚み方向の熱伝導率が高いので、サーマルヘッド4の熱
がインクN3に効率よく伝わり、また基材2の幅方向や
長さ方向の熱伝導率は従来と同程度であって特に高くは
ないので、幅方向や長さ方向への熱の分散が少ないため
、第2図(b)に示すように、インク層の温度はほぼサ
ーマルヘッドに対応する部分が高くなり、その結果、印
字の不確実な領域が狭くなり、鮮明な印字が可能になっ
た。また、インク層3への熱伝導性が良いため、従来に
比べて印加するエネルギーを小さくしても後記第1表に
示すように従来と同程度の転写面積が得られるようにな
った。
上記本発明の感熱転写記録材と第5図に示すような構造
で基材2として通常のポリエステルフィルムを用いた従
来の感熱転写記録材を面積200μIfi X 200
μmのサーマルヘッドで印字したときの印字エネルギー
および転写面積を第1表に示す。
で基材2として通常のポリエステルフィルムを用いた従
来の感熱転写記録材を面積200μIfi X 200
μmのサーマルヘッドで印字したときの印字エネルギー
および転写面積を第1表に示す。
なお、基材の厚みは両者とも6μmであり、インク層の
厚みは両者とも4μlであって、インクはカーボンブラ
ンク20重量部、カルナウバワックス20重量部、バラ
フィンワックス40重量部および石油樹脂20重量部か
らなる黒色の熱熔融性インク組成物からなるものである
。
厚みは両者とも4μlであって、インクはカーボンブラ
ンク20重量部、カルナウバワックス20重量部、バラ
フィンワックス40重量部および石油樹脂20重量部か
らなる黒色の熱熔融性インク組成物からなるものである
。
第 1 表
第1表に示すように、同面積のサーマルヘッドで印字し
たとき、本発明では転写面積のバラツキ範囲(つまり、
第1表の転写面積の欄における±で示される数値ンが従
来品に比べて小さく、しかも、それが少ない印字エネル
ギーで達成することができた。
たとき、本発明では転写面積のバラツキ範囲(つまり、
第1表の転写面積の欄における±で示される数値ンが従
来品に比べて小さく、しかも、それが少ない印字エネル
ギーで達成することができた。
以上の結果から明らかなように、本発明によれば、従来
品に比べて、基材の厚み方向の熱伝導率が高く、その結
果、少ない印字エネルギーで、切れの良い鮮明な印字を
することが可能になった。
品に比べて、基材の厚み方向の熱伝導率が高く、その結
果、少ない印字エネルギーで、切れの良い鮮明な印字を
することが可能になった。
以上説明したように、本発明では、基材中に針状の強磁
性体微粉末を混在させ、その強磁性体微粉末の長袖を基
材の厚み方向に配向させることにより、基材の厚み方向
の熱伝導性を高めて、少ない印字エネルギーで、切れの
良い鮮明な印字をすることができるようになった。
性体微粉末を混在させ、その強磁性体微粉末の長袖を基
材の厚み方向に配向させることにより、基材の厚み方向
の熱伝導性を高めて、少ない印字エネルギーで、切れの
良い鮮明な印字をすることができるようになった。
第1図は本発明の感熱転写記録材の一実施例を模式的に
示す断面図である。第2図(a)は第1図に示す感熱転
写記録材をサーマルヘッドで通電加熱するときの状態を
示す断面図で、第2図(b)は第2図(a)に示す状態
で感熱転写記録材を加熱したときのインク層の温度曲線
を示す図である。 第3図および第4図は第1図に示す感熱転写記録材に用
いられた基材の作製中の状態を示す断面図である。第5
図は従来の感熱転写記録材を示す断面図である。第6図
(a)は第5図に示す従来の感熱転写記録材をサーマル
ヘッドで通電加熱するときの状態を示す断面図であり、
第6図(b)は第6図(a)に示す状態で感熱転写記録
材を加熱したときのインク層の温度曲線を示す図である
。 1・・・感熱転写記録材、 2・・・基材、 2a・・
・針状の強磁性体微粉末、 3・・・インク層、 4・
・・サーマルへラド、 5・・・被転写紙 ■・・・感熱転写記録材 2・・・基材 2a・・・針状の強磁性体微粉末 3・・・インク層 4・・・サーマルヘッド 5・・・被転写紙 第 図 2図 (a (b ■・・・感熱転写記録材 2・・・基材 2a・・・針状の強磁性体微粉末 3・・・インク層 第 第 3図 4薗 5図 第 6 (a) 1・・・感熱転写記録材 2・・・基材 3・・・インク層 4・・・サーマルヘッド 5・・・被転写紙 (b) 温度(C)
示す断面図である。第2図(a)は第1図に示す感熱転
写記録材をサーマルヘッドで通電加熱するときの状態を
示す断面図で、第2図(b)は第2図(a)に示す状態
で感熱転写記録材を加熱したときのインク層の温度曲線
を示す図である。 第3図および第4図は第1図に示す感熱転写記録材に用
いられた基材の作製中の状態を示す断面図である。第5
図は従来の感熱転写記録材を示す断面図である。第6図
(a)は第5図に示す従来の感熱転写記録材をサーマル
ヘッドで通電加熱するときの状態を示す断面図であり、
第6図(b)は第6図(a)に示す状態で感熱転写記録
材を加熱したときのインク層の温度曲線を示す図である
。 1・・・感熱転写記録材、 2・・・基材、 2a・・
・針状の強磁性体微粉末、 3・・・インク層、 4・
・・サーマルへラド、 5・・・被転写紙 ■・・・感熱転写記録材 2・・・基材 2a・・・針状の強磁性体微粉末 3・・・インク層 4・・・サーマルヘッド 5・・・被転写紙 第 図 2図 (a (b ■・・・感熱転写記録材 2・・・基材 2a・・・針状の強磁性体微粉末 3・・・インク層 第 第 3図 4薗 5図 第 6 (a) 1・・・感熱転写記録材 2・・・基材 3・・・インク層 4・・・サーマルヘッド 5・・・被転写紙 (b) 温度(C)
Claims (1)
- (1)基材の一方の面に熱溶融性のインク層または熱昇
華性のインク層を設け、他方の面にサーマルヘッドを押
し当て、通電加熱することにより上記インク層を溶融ま
たは昇華させて被転写紙上に転写する感熱転写記録材に
おいて、基材中に針状の強磁性体微粉末を混在させ、そ
の強磁性体微粉末の長軸を基材の厚み方向に配向させて
、基材の厚み方向の熱伝導性を高めたことを特徴とする
感熱転写記録材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20826986A JPS6362762A (ja) | 1986-09-03 | 1986-09-03 | 感熱転写記録材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20826986A JPS6362762A (ja) | 1986-09-03 | 1986-09-03 | 感熱転写記録材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6362762A true JPS6362762A (ja) | 1988-03-19 |
Family
ID=16553444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20826986A Pending JPS6362762A (ja) | 1986-09-03 | 1986-09-03 | 感熱転写記録材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6362762A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6649012B2 (en) | 1999-12-17 | 2003-11-18 | Polymatech Co., Ltd. | Adhesion method and electronic component |
JP2007230544A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-09-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 吸音体及び吸音構造体 |
-
1986
- 1986-09-03 JP JP20826986A patent/JPS6362762A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6649012B2 (en) | 1999-12-17 | 2003-11-18 | Polymatech Co., Ltd. | Adhesion method and electronic component |
JP2007230544A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-09-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 吸音体及び吸音構造体 |
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