JPS635934Y2 - - Google Patents

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JPS635934Y2
JPS635934Y2 JP1983094180U JP9418083U JPS635934Y2 JP S635934 Y2 JPS635934 Y2 JP S635934Y2 JP 1983094180 U JP1983094180 U JP 1983094180U JP 9418083 U JP9418083 U JP 9418083U JP S635934 Y2 JPS635934 Y2 JP S635934Y2
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JP
Japan
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oil pan
transmission
cover
rear plate
internal combustion
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JP1983094180U
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JPS603120U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、内燃機関とトランスミツシヨンと
の間に設けられる内燃機関のリヤプレート装置に
関する。
従来技術 従来の内燃機関のリヤプレート装置としては、
例えば第1図,第2図に示すようなものである
(実開昭57−83257号公報参照)。
第1図は内燃機関101の出力側にトランスミ
ツシヨン103を接続した状態を示し、シリンダ
ブロツク105のスカート部下端にオイルパン1
07が図示しないボルト・ナツトにより着脱自在
に取付けられている。前記オイルパン107の端
部107aは、シリンダブロツク105のスカー
ト部側へ接近するように形成され、クランクシヤ
フト109の出力端部側であるシール部111の
外周下部をを覆つている(第2図参照)。前記内
燃機関101のシリンダブロツク105とトラン
スミツシヨン103のミツシヨンケース113と
の間にはリヤプレート115が介設されている。
リヤプレート115の略中央部には、クランクシ
ヤフト109の出力側をトランスミツシヨン10
3側へ貫通させると共に、シール部111及びオ
イルパン107の端部107aトランスミツシヨ
ン103側へ突出させる穴117が設けられてい
る。穴117の下部には端部107aに対応する
切欠部117aが形成され、この切欠部117a
はゴム製のカバー119で閉塞されている。
従つて、オイルパン107を取外すときには、
オイルパン107をシリンダブロツク105から
離脱させ、オイルパン107を前方(第1図中左
方)へ向けて斜め下方へ引き抜けばよい。また、
オイルパン107を取付けた第1図の状態では、
カバー119によりミツシヨンケース113内の
音が切欠部117aから漏れるのをある程度防止
できる。
しかしながら、オイルパン107の引き抜き
は、オイルパン107の端部107aがカバー1
19に干渉してカバー119を弾性変形させなが
ら行なわれるため、引き抜き作業に過大な労力を
必要としていた。このような労力を軽減させるた
めに、カバー119を薄くしたり、カバー119
の弾性変形が容易となるように切欠部117aを
大きくすると、音の漏れが大きくなる。また切欠
部117aを大きくする場合にはリヤプレート1
15の剛性が低下する。さらに、カバー119を
無理に変形させるため、カバー119の材質が劣
化しているとき等には亀裂破損の心配も出てく
る。一方、内燃機関101の振動低減のために、
ベアリングキヤツプ121をビームによつて連結
したいわゆるベアリングビームを有するもので
は、オイルパン107を上記のように引抜くと、
オイルパン107の端部107aがベアリングビ
ームに干渉する。このため、干渉が起こらないよ
うにオイルパン107を一旦真下へ移動させてか
ら上記のような引抜き作業を行なう必要がある。
従つて、オイルパン107を真下へ移動させる分
だけ切欠部117aを大きくしなければならない
と共に、カバー119の変形も大きくなり、上記
問題点が一層顕著なものとなる。
加えて、カバー119が亀裂破損したときには
リヤプレート115全体の交換を必要として不経
済であり、またリヤプレート115の交換には内
燃機関101とトランスミツシヨン103との離
脱作業を伴なうため、作業が著しく繁雑になると
いう問題点があつた。
考案の目的 この考案は上記の問題点に鑑み創案されたもの
で、オイルパンの引抜き作業を容易にし、遮音効
果を有し、リヤプレートの剛性を損うことがな
く、経済的で修理を容易にすることが可能な内燃
機関のリヤプレート装置を提供することを目的と
する。
考案の構成 この目的を達成するため、この考案は、その構
成を、 (A) シリンダブロツクのスカート部下端にオイル
パンを着脱自在に取付け、該オイルパンの端部
によりクランクシヤフトの出力端部側の外周下
部を覆つた内燃機関と、 (B) 開口端部を形成したケースを備え前記内燃機
関の出力側に該開口端部を接続したトランスミ
ツシヨンと、 (C) 前記内燃機関と該トランスミツシヨンの間に
介設され、前記オイルパンの端部を、トランス
ミツシヨン側へ突出させると共に前記クランク
シヤフトの軸受より下方への移動を可能とする
略楕円状の穴を有するリヤプレートと、 (D) 内縁形状が前記オイルパンの端部の下部外縁
形状に対応して形成され、前記リヤプレートの
穴の下半部を覆う硬質板材のカバーとを有し、 (E) 該カバーを前記リヤプレートを介して前記開
口端部に螺着すると共に、 (F) 前記カバーの内縁が前記オイルパンの端部外
縁とシール部材を介して当接するものとした。
実施例 以下、第3図〜第7図に基づき、この考案の一
実施例を詳細に説明する。
第3図は第1図と略同様に、内燃機関1の出力
側にトランスミツシヨン3を接続した状態を示し
ている。そして第1図の場合と略同様に配置され
たシリンダブロツク5,オイルパン7、クランク
シヤフト9,シール部11,ミツシヨンケース1
3、及びリヤプレート15を有し、加えてベアリ
ングキヤツプ21を連結しオイルパン7の底面に
沿うようにして配置されたベアリングビーム23
を有している。
前記リヤプレート15の略中央部には第4図,
第5図のようにクランクシヤフト9の出力側をト
ランスミツシヨン3側へ貫通させると共に、シー
ル部11及びオイルパン7の端部7aをトランス
ミツシヨン3側へ突出させる下方に長い大略楕円
状の穴17が設けられている。穴17は、下部に
端部7aに対応した形状の切欠部17aを有して
おり、切欠部17aは上下方向の直線部17b,
17cをもつて穴17に連続している。直線部1
7b,17cの長さは、オイルパン7取付時の端
部7a(第5図,第7図A)がオイルパン7を取
外して真下へ移動させたときにベアリングビーム
23に干渉せずに取外せる位置(同図B)へ移動
し得る程度のものである。切欠部17a、及び直
線部17b,17cの周縁部はトランスミツシヨ
ン3側へ若干突設され(第7図参照)、周縁部に
沿つてゴム体18が接着されている。15aはボ
ルト穴である。
前記リヤプレート15とオイルパン7の端部7
aとの間における穴17、換言すれば切欠部17
aはカバー19によつて覆われている。カバー1
9は硬質材、例えば鋼板で成形されており、外縁
19aはリヤプレート15の下部外縁形状と略同
一に形成され、内縁19bはオイルパン7の端部
7aの下部外縁形状に対応して形成されている。
カバー19の内縁19bにはオイルパン7の端部
7aに当接して密閉性を保つゴム体20が接着さ
れている。カバー19は外縁19a部にはリヤプ
レート15のボルト穴15aと略同一位置にボル
ト穴19cが設けられており、各ボルト穴19c
及び15aにボルト25が貫通されてカバー19
がリヤプレート15と共にトランスミツシヨン3
側であるミツシヨンケース13に共締されてい
る。
つぎに、上記一実施例の作用について述べる。
オイルパン7を取外すときには、カバー19を
共締しているボルト25を抜き取り、カバー19
を取外す。オイルパン7をリンダブロツク5から
離脱させ、そのまま真下へ移動させる。オイルパ
ン7の端部7aは第5図,第7図のようにオイル
パン7取付時の位置(第5図,第7図A)からベ
アリングビーム23に干渉せずに取外せる位置
(同図B)である切欠部17a内へ移動する。従
つてオイルパン7を前方(第3図中左方)へ向け
て斜め下方へ何の抵抗も受けることなく容易に引
き抜くことができる。
オイルパン7の取付けは上記とは逆の作業によ
り、第3図のように行なうことができる。この状
態では、リヤプレート15の穴17の切欠部17
aによつて大きくなつた分が鋼板製のカバー19
の共締によつて覆われているため、リヤプレート
15の剛性は保たれている。カバー19は硬質材
であるからトランスミツシヨン3内の音の漏れを
防止するに効果的であり、さらにゴム体18,2
0によつて密閉性が高められ、遮音性能の向上が
図られている。ゴム体20の亀裂破損等によりカ
バー19の交換をするときは、カバー19を共締
しているボルト25を取外すことにより極めて容
易に行なうことができる。
なおこの考案は上記一実施例に限定されるもの
ではない。例えばカバー19は鋼板に限らず、硬
質の樹脂板にすることもできる。内燃機関1とし
てはベアリングビーム23を有しないものにも応
用することができる。
考案の効果 以上より明らかなように、この考案の構成によ
れば、その構成を、 (A) シリンダブロツクのスカート部下端にオイル
パンを着脱自在に取付け、該オイルパンの端部
によりクランクシヤフトの出力端部側の外周下
部を覆つた内燃機関と、 (B) 開口端部を形成したケースを備え前記内燃機
関の出力側に該開口端部を接続したトランスミ
ツシヨンと、 (C) 前記内燃機関とトランスミツシヨンの間に介
設され、前記オイルパンの端部を、トランスミ
ツシヨン側へ突出させると共に前記クランクシ
ヤフトの軸受より下方への移動を可能とする略
楕円状の穴を有するリヤプレートと、 (D) 内縁形状が前記オイルパンの端部の下部外縁
形状に対応して形成され、前記リヤプレートの
穴の下半部を覆う硬質板材のカバーとを有し、 (E) 該カバーを前記リヤプレートを介して前記開
口端部に螺着するように構成したので、オイル
パンを取外すときは、カバーを取外すだけでリ
ヤプレートの穴が大きくあいているためその穴
を利用してオイルパンを下方へ移動させること
ができ、そこから容易に引き抜き、取外すこと
が可能となる。また、カバーを破損したときは
カバーのみを取換えればよいから経済的であ
り、カバーの取換えに際しては内燃機関とトラ
ンスミツシヨンとの離脱を必要としないから修
理を容易にすることが可能となり、 また、 (D)″ 前記リヤプレートの穴の下半部を覆う硬質
板材のカバーとを有し、 (E) 該カバーを前記リヤプレートを介して前記開
口端部に螺着する構成としたので、リヤプレー
トの穴が大きくなつても、リヤプレートの剛性
を損うことがなく、トランスミツシヨンの遮音
効果も良いという効果が得られ、更に、 (D)′ 内縁形状が前記オイルパンの端部の下部外
縁形状に対応して形成され、 (F) 前記カバーの内縁が前記オイルパンの端部外
縁とシール部材を介して当接する構成としたの
で、外部よりトランスミツシヨン内へ水、小石
等が侵入することを防止できるとともに、トラ
ンスミツシヨン内部から発生する騒音を一段と
防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例に係る一部切欠き組立て図、第
2図は第1図−線矢視断面図、第3図はこの
考案の一実施例に係る一部切欠き組立て図、第4
図は同リヤプレート及びカバーの斜視図、第5図
は同リヤプレートの正面図、第6図は同カバーの
正面図、第7図は同作用説明図である。 1……内燃機関、3……トランスミツシヨン、
7……オイルパン、7a……端部、9……クラン
クシヤフト、11……シール部(クランクシヤフ
トの出力端部側)、15……リヤプレート、17
……穴、17a……切欠部、19……カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (A) シリンダブロツクのスカート部下端にオイル
    パンを着脱自在に取付け、該オイルパンの端部
    によりクランクシヤフトの出力端部側の外周下
    部を覆つた内燃機関と、 (B) 開口端部を形成したケースを備え前記内燃機
    関の出力側に該開口端部を接続したトランスミ
    ツシヨンと、 (C) 前記内燃機関と該トランスミツシヨンの間に
    介設され、前記オイルパンの端部を、トランス
    ミツシヨン側へ突出させると共に前記クランク
    シヤフトの軸受より下方への移動を可能とする
    略楕円状の穴を有するリヤプレートと、 (D) 内縁形状が前記オイルパンの端部の下部外縁
    形状に対応して形成され、前記リヤプレートの
    穴の下半部を覆う硬質板材のカバーとを有し、 (E) 該カバーを前記リヤプレートを介して前記開
    口端部に螺着すると共に、 (F) 前記カバーの内縁が前記オイルパンの端部外
    縁とシール部材を介して当接することを特徴と
    する内燃機関のリヤプレート装置。
JP9418083U 1983-06-21 1983-06-21 内燃機関のリヤプレ−ト装置 Granted JPS603120U (ja)

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JP9418083U JPS603120U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 内燃機関のリヤプレ−ト装置

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JP9418083U JPS603120U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 内燃機関のリヤプレ−ト装置

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JPS603120U JPS603120U (ja) 1985-01-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318266Y2 (ja) * 1984-11-12 1991-04-17
JP6292271B1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-14 マツダ株式会社 エンジンのエンドプレート周辺構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57109233U (ja) * 1980-12-26 1982-07-06

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