JPS635932B2 - - Google Patents

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JPS635932B2
JPS635932B2 JP9548176A JP9548176A JPS635932B2 JP S635932 B2 JPS635932 B2 JP S635932B2 JP 9548176 A JP9548176 A JP 9548176A JP 9548176 A JP9548176 A JP 9548176A JP S635932 B2 JPS635932 B2 JP S635932B2
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JP
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signal
terminal
circuit
output
audio
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JP9548176A
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Mairuzu Besuku Kaamitsuto
Goodon Ramusurando Deibitsudo
Buruusu Sutetsudoman Robaato
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Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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Publication date
Application filed by Motorola Inc filed Critical Motorola Inc
Publication of JPS5223201A publication Critical patent/JPS5223201A/ja
Publication of JPS635932B2 publication Critical patent/JPS635932B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0802Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
    • H04B7/0817Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with multiple receivers and antenna path selection
    • H04B7/082Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with multiple receivers and antenna path selection selecting best antenna path

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数個の受信機のうちの1つによつて
発生する最も有効な電気通信信号を選択する受信
機選択方式、特に各受信機の出力信号を普通の電
話通信線を経て中央受信機選択制御装置に送信す
る受信機選択方式に関するものである。
広域サービスエリア用の多数の無線通信方式に
おいてはサービスエリア内でおのおのが異る周波
数に割当てられた多数の種々の受信機を設ける必
要がある。これら受信機はその有効受信範囲をあ
る程度重複させてサービスエリア内で送信された
如何なるメツセージをも少くとも1個の受信機で
受信し得るようにする。送信された信号を数個の
異る受信機で受信する場合には最も良好に検出さ
れた出力信号を発生する受信機を選択してこの信
号のみを電気通信系に伝送する必要がある。しか
し多くのこの種無線通信方式においては周囲状態
の変化および例えば移動無線における送信機の位
置の変化のため1つの受信機がメツセージの全部
を受信している間中最良の出力信号を発生すると
は限らない。これがため受信機の選択をメツセー
ジの受信中でも絶えずまたは周期的に行う必要が
ある。従来の方式はかかる受信中の受信機の選択
を行わず従つて受信信号の最良の状態を絶えず監
視することはできない。
大部分の従来の受信機選択方式ではこれによつ
て検出したオーデイオ信号を信号選択が行われる
比較装置に結合する。かかる従来の受信機選択方
式では受信機と比較位置との間の種々の信号通路
に生じ得る可変伝送損失を補償しないだけでなく
補償する試みもなされていない。これがため従来
の受信機選択方式では受信機を間違つて選択し得
るようになる。その理由は最良状態の検出オーデ
イオ信号を発生する実際の受信機を、損失が他の
信号通路に関連する損失よりも多いかまたは少い
信号通路を経て比較位置に結合するからである。
信号結合装置を本発明の場合のように電話通信線
で構成する場合には伝送損失は時間単位で変化し
得るようになる。これがため電話線結合された方
式では可変伝送損失によつて電気通信系全体の特
性が低下するようになる。
また従来のある受信機選択方式では受信機にお
いて検出オーデイオ信号の品質に関連する直流信
号を発生し、この直流信号を比較位置に伝送する
ようにしている。しかしこれらの方式では標準電
話通信線を使用することができない。さらに他の
従来の受信機選択方式では検出されたオーデイオ
信号の品質を示す符号化オーデイオ信号を受信機
で発生させこの符号化信号を検出オーデイオ信号
と共に標準電話線を経て伝送する。信号比較位置
ではノツチフイルタによつてこれら信号品質を示
す符号化オーデイオ信号を受信オーデイオ信号か
ら分離する。これがためこれらノツチフイルタに
よつて生ずる受信オーデイオ信号の周波数スペク
トルの減少分によつて選択したオーデイオ信号の
品質(忠実度)を著しく減少するようになる。
さらに他の従来の受信機選択方式では検出オー
デイオ信号に次いで処理するダイヤル確認音を用
いて受信機がスケルチされた状態にあるかまたは
スケルチされていない状態にあるかを示すように
している。かかる従来の受信機選択方式では対数
増幅器、包絡線検波器およびバレー検波器を順次
設けて到来オーデイオ信号の雑音レベルを示す直
流信号を発生させることにより比較位置で受信し
たオーデイオ信号の信号品質を検出し得るように
している。この方式では音質検波器を用いて受信
機がスケルチされている場合またはスケルチされ
ていない場合を検出しこれによりスケルチ表示音
が最良(最低雑音レベル)の到来オーデイオ信号
として選択されるのを防止する。かかる従来の方
式に用いる音質検波器はオーデイオ信号の損失問
題を生ぜしめることなくスケルチ表示音に迅速に
応答するように設計することができない。またこ
の方式には受信機と比較位置との間の伝送線路に
より生ずる可変伝送損失をを等化する手段も設け
られていない。さらにこの従来の方式において最
初に選択された信号は任意に選択され従つて受信
機により生ずる最良のオーデイオ信号に通常一致
しない。
またある種の従来の方式には複数個の受信機の
うちのいずれの受信機が選択した信号を発生して
いるかを示す手段が設けられていない。この情報
があれば送信機と受信機との間の最適の信号通路
を形成する。かかる情報を設けないかまたは用い
ない場合には中央受信機選択制御装置から送信機
への信号伝送中これら従来の方式は無効となる。
本発明の目的は上述した欠点を除去し監視すべ
き数種類の信号のうちの少なくとも1つを選択す
る信号復号化方式を提供せんとするにある。
本発明の他の目的は信号復号化装置および予測
信号検出器を具える信号復号化方式を提供せんと
するにある。
監視すべき複数個の信号の少くとも1つを選択
する受信機選択方式に複数個の受信機を設け、各
受信機には、入力信号を受けて予定レベルに等し
いかまたはこれ以上の大きさの入力信号に応答し
て該入力信号に相当し、かつ前記予定レベル以下
の大きさの入力信号に応答して予定状態信号に相
当する出力信号を発生する装置を設け、ほかに前
記方式には複数個の受信機のおのおのの出力信号
を比較位置に結合する複数個の伝送線路装置と、
該比較位置に配置され受信機のおのおのの出力信
号を受けて入力信号に相当する受信出力信号の全
部の最適信号品質レベルを有する出力信号の1つ
を監視用として選択する信号選択回路装置とを設
け、該信号選択回路装置には少くとも最小時間隔
にわたり状態信号に相当する出力信号の任意の信
号に関連し前記状態信号に相当する任意の出力信
号が選択されるのを防止する検出信号を発生する
復号装置と、前記出力信号の任意の信号エネルギ
ーに休止部が存在するか否かを検出するエネルギ
ー損失検出装置と、該検出装置を前記復号装置に
結合すると共に前記任意の出力信号で検出された
休止部に応答し検出休止部を含む任意の出力信号
に対する前記復号装置の前記最小時間隔を減少す
る回路とを設ける。
受信機によつてスケルチ表示状態音(符号化信
号部分)を発生させる前にオーデイオ休止部(予
測信号部分)を設ける。従つて比較位置に配置し
たオーデイオ休止部検出器(エネルギー損失検出
器)によつてオーデイオ休止部を検出することに
よりスケルチ表示状態音の発生を予測すると共に
状態音がスピーカに結合されるのを防止する切換
自在の状態音ノツチフイルタを挿入して状態音復
号器のの感度を高めるようにする。かように状態
音復号器の感度を高めることによつてこの復号器
を正しい状態音の発生に迅速に応答せしめると共
に状態音に瞬時的にのみ相当する受信機検出オー
デイオ信号に状態音復号器が迅速に応答するのを
防止し得るようにする。符号信号が予測される際
復号器の応答時間を変化させる技術は符号信号お
よび情報信号を順次受ける任意の回路に適用する
ことができる。
基本的にはかかる方式の各受信機によつて、受
信機がスケルチされた状態にあることを示す状態
信号と受信機がスケルチされていない状態にある
ことを示す受信入力信号に一致するオーデイオ信
号の何れにも相当する出力信号を発生させるよう
にする。受信機の出力信号は標準電話線を経て中
央比較位置に結合する。この比較位置では受信し
た出力信号のおのおのの信号品質に関連する信号
を発生させる。これら信号品質表示信号は受信し
た出力信号のおのおのの信号対雑音比の目安とな
り従つて受信した出力信号のおのおのの背景雑音
レベルにも関連するようになる。次いでこれら信
号品質表示信号を互に比較して最良の信号品質表
示信号を有するスケルチされていない受信機の出
力信号を最適の信号品質レベルを有する出力信号
として選択する。この最適の出力信号を監視用負
荷例えばスピーカに結合する。受信機が選択した
出力信号を発生した状態はLED(発光ダイオー
ド)によつて表示する。最適の出力信号を何れの
受信機が発生するかを検出することにより比較位
置に対する最適の送信機の信号通路を決めること
ができる。
本明細書に言う「信号品質」とは背景残音の基
底レベルに関連する信号の任意の割合を意味する
ものとする。これがためかかる「信号品質」には
信号の信号対雑音比が含まれるようになる。また
本明細書に言う「監視用」とは例えば他の信号処
理、再伝送または信号をスピーカに結合すること
等の信号の任意の使用が含まれることを意味する
ものとする。
電話伝送線路により生ずる可変信号損失を比較
位置に配置された複数個のAGC(自動利得制御)
回路によつて等化する。各AGC回路によつて受
信した信号を増幅し、この増幅した信号がスケル
チ表示状態信号に相当する際かかる増幅出力信号
を一定振幅レベルに保持し得るようにする。各ス
ケルチされた受信機により生ずる状態信号の大き
さを正しく制御することにより、また各AGC回
路により生ずる増幅した出力信号レベルを制御す
ることにより、受信機を比較位置に結合する電話
線のおのおのにより発生した種々の信号損失を、
状態音伝送中正しく等化すると共にその他の信号
伝送中ほぼ等化し得るようにする。
任意の受信機により受信した最も強い入力信号
を監視すべき信号として最初に選択する。この最
も強い入力信号を選択する場合にはターンオン時
間を遅延する受信機のスケルチ回路を用い、この
遅延時間を受信した信号の強さに応じて変化し得
るようにする。かかるスケルチ回路を各受信機に
用いることにより最初に選択した信号が最も強
い、従つて最適の受信入力信号に常時相当し得る
ようにする。この場合高速スケルチ回路を可変時
間遅延スケルチ回路に並列に接続して受信機がス
ケルチされた状態に復帰する際にスケルチテイル
が発生するのを防止し得るようにする。
入力信号とその背景雑音レベルとを比較するこ
とにより作動するエネルギー損失またはその休止
部検出器を設けこれにより入力信号のエネルギー
量を正しく決め得るようにする。このエネルギー
損失検出器を受信機選択方式の線路損失検出回路
と共に用いて充分な時間隔にわたり背景雑音レベ
ル以上の信号エネルギー量を有さない任意の受信
機出力信号を無効にし得る装置を形成する。
図面につき本発明を説明する。
第1図に示す本発明受信機選択方式20は、基
本的には3個の受信機21,22および23と、
中央信号選択制御装置27(点線で示す)と、こ
れらの間を接続する3個の各別の伝送リンク回路
網24,25および26とをもつて構成する。こ
の中央信号選択制御装置27は伝送リンク24,
25および26にそれぞれ結合された3個の選択
回路28,29および30をもつて構成する。各
選択回路には関連するオーデイオ出力端子28
a,29aおよび30aと、関連する雑音レベル
基準端子28b,29bおよび30bとを設け
る。これら雑音レベル基準端子28b,29bお
よび30bはその全部を相互接続すると共にオー
デイオ出力端子28a,29aおよび30aのお
のおのを共通選択出力端子31に接続しこの出力
端子31をスピーカ32に結合し、このスピーカ
32を監視用オーデイオ負荷として用いるように
する。
各受信機例えば受信機21はその関連するアン
テナ21′から入力信号を受けて出力信号を発生
しこれら出力信号を伝送装置例えば伝送リンク2
4を経て中央信号選択制御装置27に供給する。
選択回路28〜30のおのおのによつて、受信し
た出力信号を各別に処理し、この出力信号の雑音
レベルに関連する信号品質表示信号を発生し、こ
の信号品質表示信号と他の受信出力信号の全部に
関連する信号品質表示信号とを相互接続端子28
b,29bおよび30bを経て比較し、受信した
出力信号の何れの信号を監視用として選択し選択
出力端子31に発生させるかを決めるようにす
る。これがため受信機選択方式20によつて受信
機21〜23およびこれに関連する伝送リンク2
4〜26の何れが所望の信号出力を発生するかを
検出し得るようにする。
第1図に示す伝送リンクのおのおのは標準電話
通信線とし従つてその固有のオーデイオ周波数通
過帯域は約300〜3000Hzとなる。本発明では受信
機21〜23はスケルチ回路を含むFM(周波数
変調)受信機とする。従つて受信したFM信号が
受信機のスケルチレベル以上の大きさを有する場
合にはこれら受信機によつて検波オーデイオ信号
を発生しこの信号を伝送リンク24〜26に供給
する。第1図には3個の受信機のみを示したが本
発明はこれに限定されず受信機の数を任意に変更
し得ることは勿論である。また選択出力端子31
には1個のスピーカを結合したがその数も任意と
しかつ出力端子に存在する選択された信号に対し
他の表示手段を用いることもできる。
本例では受信機選択方式20は受信機21、伝
送リンク24および選択回路28で表わされる信
号通路に対し特定の番号で説明する。すなわち受
信機21を導体21aを経て伝送リンク24に接
続し、この伝送リンク24を導体24aを経て選
択回路28に接続する。その他の信号通路の回路
素子の作動も上述した所と同様であるため、これ
ら他の回路素子例えば受信機22および選択回路
30についてはその説明を省略する。従つて他の
図面においても関連する回路素子および端子には
同一番号を付して示す。
第1図に示す受信機21の回路を第2図にブロ
ツク図で示す。本例受信機21には標準受信機フ
ロントエンド回路35を設ける。このフロントエ
ンド回路はアンテナ21′からオーデイオ変調RF
(無線周波数)信号を受けて選択かつ増幅したRF
信号をIF段増幅器36に供給する。このIF段増
幅器によつて増幅した信号をFM検波器37に供
給し、これによりその出力端子38に検波された
オーデイオ出力信号50(第3図)を発生し得る
ようにする。これら回路部分35〜37によつて
標準FM受信機回路を構成する。この標準FM受
信機回路は従来既知であるためさらに詳細な説明
は行わない。
オーデイオ出力端子38の信号はオーデイオス
ケルチ回路40、符号化スケルチ回路41および
レーススケルチ回路42にそれぞれ供給する。こ
れらスケルチ回路40,41および42のおのお
のによつてその関連する出力端子40a,41a
および42aにそれぞれスケルチ表示論理電圧を
発生させるようにする。出力端子40aおよび4
1aをANDゲート43に入力として直接接続す
ると共に出力端子42aを遅延回路44を経て
ANDゲート43に入力として接続する。すなわ
ち遅延回路44の出力端子44aをANDゲート
43に直接接続する。
またオーデイオ出力端子38をスケルチゲート
45の入力側に直接接続し、このゲート45の出
力端子を加算端子46に接続しこの加算端子46
を導体21aを経て伝送リンク24に直接接続す
る。スケルチゲート45の制御端子45aには
ANDゲート43の論理出力側から制御電圧を供
給する。このANDゲート43の出力側をリレー
装置48の制御端子47にも接続する。リレー装
置48は状態音発生器49からの信号音を受けて
その制御端子47の電圧に応答してこれら信号音
を加算端子46に通過せしめるようにする。また
状態音発生器49の出力側を遅延回路44にも接
続して安定な時間基準信号を発生しこれにより遅
延回路が精密な時間遅延を保持し得るようにす
る。状態音発生器49は一定周波数の状態音を発
生する発振器としこの一定周波数の状態音を、オ
ーデイオゲートすなわちスケルチゲート45がオ
ーデイオ出力端子38から加算端子46にオーデ
イオ信号の通過するのを防止する際を示すスケル
チ表示信号として用いる。
無線受信機においては検波したオーデイオ信号
の雑音量は到来無線周波信号の強さに対しほぼ逆
に作用する。オーデイオゲートによつて雑音を含
む検波オーデイオ信号がスピーカに供給されるの
を防止する場合には受信機は通常「スケルチされ
た状態」にあると言われている。到来RF信号が
ある予定レベル以上にある場合には検波オーデイ
オ出力の雑音は少なくなりその結果オーデイオ信
号がスピーカに供給されるようになる。かかるオ
ーデイオゲートの作動を制御する回路を通常「ス
ケルチ回路」と称する。本発明ではスケルチゲー
ト45の作動は、オーデイオ出力端子38と
ANDゲート43との間に並列に接続された3つ
のスケルチ回路40,41および42のおのおの
から制御論理入力を受けるANDゲート43によ
つて制御する。
オーデイオスケルチ回路40は相対的に迅速に
作動するスケルチ回路を示し、このスケルチ回路
によつてオーデイオ出力端子38に存在するオー
デイオ信号雑音レベルを感知し直ちにこれに応答
して出力端子40aに関連する高いかまたは低い
制御論理電圧を発生する。この種スケルチ回路は
通常FM受信装置に用いられ、オーデイオ信号の
雑音レベルの大きさに相対的に無関係な短い時間
隔後論理応答信号を発生する。このオーデイオ雑
音レベルはアンテナ21′に到来したFM信号の
強さに逆に作用する。
レーススケルチ回路42によつて雑音レベルを
感知しその出力端子42aに遅延した論理信号を
発生し、その遅延量をオーデイオ出力端子38の
オーデイオ雑音信号の強さに依存させるようにす
る。すなわちレーススケルチ回路42の基本的な
特性はこの回路により到来信号に対しある遅延し
た論理応答信号を発生し、その遅延量が受信機2
1に受信した信号の強さに依存することである。
かかる回路は既知である。米国特許第3769592号
の明細書に記載されているスケルチ回路では可変
スケルチターンオフ遅延を生ずるような強さの信
号を処理するが本発明のレーススケルチ回路42
では可変スケルチターンオン遅延を生ずるような
強さの信号を処理する。
符号化スケルチ回路41は、予定のオーデイオ
符号が出力端子38に現われた後にのみ出力端子
41aに高い論理レベルの信号を発生し得るよう
にする。既知の型のこれらスケルチ回路には、ス
ケルチゲートが開く前に一連の予定オーデイオ音
を識別する必要がある音符号化スケルチ回路と、
スケルチゲートが開く前に予定デイジタル符号を
識別する必要があるデイジタルスケルチ回路とを
設ける。かように符号化スケルチ回路41の基本
的な特性は予定の符号を識別した後にのみ出力端
子41aに高い論理レベルの信号を発生するもの
である。
高い論理状態の信号を出力端子41aに発生さ
せる前には識別すべき符号の長さに依存して充分
長い時間隔を必要とする。
オーデイオ出力端子38に存在するオーデイオ
雑音信号の大きさに時間的に関連する信号に応答
してANDゲート43により高い論理レベルの出
力を発生させるためには出力端子40aおよび4
1aに高い論理状態が発生した後まで遅延回路4
4によつて端子42aのレーススケルチ論理信号
を遅延させる必要がある。ANDゲート43の高
論理出力は論理入力の全部が高レベルにある際に
発生し、かつこの出力はオーデイオ出力端子38
に符号化オーデイオ信号が発生した後の可変時間
に発生する。この可変時間はオーデイオ信号の背
景雑音の強さに関連し従つて最も強いFM信号を
受信する第1図の受信機21〜23の1つが最初
に関連するスケルチゲートを開くようになる。こ
れがため中央信号選択制御装置27によつて最も
強い受信信号を最初に選択することができる。か
かる点を以下詳細に説明する。
受信機21を構成する第2図の種々の回路の作
動を第3A〜3G図の電圧波形により説明する。
第3図の縦軸は振幅、横軸は時間をそれぞれ示
し、図中の横軸は同一スケールとする。
第3A図はアンテナ21′により受信したRF信
号に応答してオーデイオ出力端子38に生ずる代
表的な検波オーデイオ電圧信号50を示す。この
オーデイオ信号50は時間T1で発生し時間T5
終了する。第3B〜3F図はオーデイオ信号50
に対する種々の受信機回路の出力論理応答を表わ
す正の電圧パルスを示す。第3G図はオーデイオ
信号50に応答して受信機21により発生し端子
46に現われる出力オーデイオ信号51を示す。
さらに第3B,3Cおよび3D図はスケルチ回路
40,41および42の論理応答をそれぞれ示
し、第3Eおよび3F図は遅延回路44および
ANDゲート43の論理応答をそれぞれ示す。
第3B図の論理パルスは時間T1で発生し時間
T5で終了する。このことはオーデイオスケルチ
回路40がオーデイオ信号50に対し極めて迅速
に応答してオーデイオ信号50の発生時にほぼ一
致する論理出力を発生する。第3C,3Dおよび
3F図に示すパルスは時間T2,T3およびT4でそ
れぞれ発生する。この場合時間T3は時間T1より
も遅く、時間T2は時間T3より遅く、時間T4は時
間T2よりも遅い。第3F図に示すANDゲートの
出力パルスは時間T4で発生し時間T5で終了する。
第3G図に示す受信機の出力信号51は、時間
T4より前に存在する一定周波数の状態音51a
と、時間T4およびT5間に存在するオーデイオ信
号51bと、時間T5およびT6間に存在する予測
信号、即ちオーデイオ休止部(信号エネルギーの
欠損部)51cと、時間T6以降に存在する状態
音信号51dとをもつて構成する。又、この予測
信号51cは極めて高い周波数又は極めて低い周
波数の信号或いはデイジタル符号化信号とするこ
ともできる。
オーデイオスケルチ回路40が迅速に応答する
ことにより「スケルチテイル」が発生するのを防
止することができる。このスケルチテイルは到来
RF信号が終了した後の充分な時間でスケルチゲ
ートが閉成する場合に生ずる雑音バーストであ
る。出力端子38に存在する雑音レベルの変化に
対するスケルチ回路40の迅速な応答によつて
ANDゲート43の出力論理パルス(第3F図)
を発生しこれにより到来FM信号の損失にも迅速
に応答し得るようにする。スケルチゲート45は
ANDゲート43の出力論理によつて直接制御さ
れるため長いスケルチテイルが発生するのを有効
に防止することができる。
第3A〜3F図から明らかなようにANDゲー
ト43をスケルチ回路42の応答によつて作動さ
せるために時間T4までレーススケルチ回路42
の応答(時間T2)を遅延回路44により遅延さ
せる必要がある。選択符号を使用しない方式では
符号化スケルチまたは遅延回路を必要としない。
受信機21により出力オーデイオ信号51を発
生させる手段を以下詳細に説明する。
リレー装置48にはその制御端子47にスケル
チゲート45を制御する場合と同様の論理状態信
号(第3F図)を供給する。リレー装置48の基
本的な機能は、状態音発生器49からの状態音信
号を加算端子46に供給することによりスケルチ
ゲート45を閉成する論理状態に応答することに
ある。スケルチゲート45が開くとリレー装置4
8によつて加算端子46から状態音信号を除去す
る。これがため2本の導線の接続点で示されかつ
伝送リンク24に接続された加算端子46にはス
ケルチゲート45からのオーデイオ信号およびオ
ーデイオ信号休止部が供給されるかまたはスケル
チゲート45が閉成したことを示すリレー装置4
8からの状態音信号が供給されるようになる。
リレー装置48の代表的な例を第4図に示す。
図中第2図に示す回路素子と同一の素子には同一
符号を付して示す。リレー装置48にはダイオー
ド52を設けその陽極を端子47に接続し陰極を
直列接続の抵抗54および55を経てNPNトラ
ンジスタ53のベースに接続する。抵抗54およ
び55の共通接続点をコンデンサ56を経て接地
する。トランジスタ53はそのベースを抵抗57
を経て接地し、エミツタを直接接地し、コレクタ
を抵抗58を経て端子46に接続すると共に抵抗
59を経て状態音発生器59に接続する。
端子47の高論理レベル信号によつてダイオー
ド52を順方向にバイアスしてコンデンサ56を
抵抗54を経て迅速に充電する。かようにしてト
ランジスタ53を飽和状態にしこれにより状態音
発生器49からの状態音信号が加算端子46に到
達するのを防止し得るようにする。次いで低い論
理レベル信号が端子47に現われるとダイオード
52は逆バイアスされコンデンサ56が抵抗54
よりも著しく抵抗値の高い抵抗55を経て放電す
る。これがためトランジスタ53は低い論理状態
の信号が端子47に現われた後の充分な時間にわ
たつて飽和状態に保持されるようになる。
スケルチゲート45が端子47の低い論理状態
の信号に応答して直ちに開いても状態音信号は加
算端子46に直ちに供給されない。これがため端
子46に存在する信号に、従つて伝送リンク24
によつて中央信号選択制御装置27に供給される
出力信号に遅延すなわちオーデイオ休止部51c
が現われるようになる。
端子46の信号波形を第3G図に出力オーデイ
オ信号51として示す。ANDゲート43によつ
て時間T4に高い論理レベルの信号を発生し、こ
の高論理レベル信号によつてスケルチゲート45
を直ちに閉成すると共に端子46に現われた状態
音信号を終了させるようにする。スケルチゲート
45を時間T5に開くと共に状態音信号を時間T6
で加算端子46に再び供給する。これがためスケ
ルチ表示状態音信号が加算端子46に再び供給さ
れる前に時間T5およびT6間に存在するオーデイ
オ休止部51cが挿入されたことになる。この
15msのオーデイオ休止部は有効に使用される。
すなわちこの挿入休止部を用い中央信号選択制御
装置27の選択回路28によりスケルチ表示状態
音の発生するのを予測し得るようにする。かかる
点について以下説明する。
受信機21からの検波オーデイオ信号および状
態音信号の双方は伝送リンク24を経て伝送する
必要がある。従つて状態音信号の周波数は伝送リ
ンクの周波数帯域通過範囲内とする必要がある。
本例では受信機選択方式20の各伝送リンクを電
話伝送線路とするため状態音信号の周波数は2175
Hzとする。
第1図に示した選択回路28を第5図にブロツ
ク図で示す。この選択回路を図中点線で示し、か
つ図中第1図の回路素子と同一部分には同一符号
を付して示す。まず最初選択回路28の一般的な
作動を第5図のブロツク図につき説明し次いで第
5図の種々の回路素子の作動および構成を詳細に
説明する。
伝送リンク24(導体24a)からの受信機出
力信号を自動利得制御(AGC)回路60に供給
し、AGC回路60によつてその端子61に増幅
した受信機出力信号を供給する。この端子61は
オーデイオゲート62、状態音復号器63、エネ
ルギー損失検出器64および高域通過フイルタ6
5にそれぞれ接続し、これら回路に上記増幅した
出力信号を供給する。
端子61の増幅信号の周波数がスケルチ表示状
態音の周波数すなわち2175Hzにほぼ一致する場合
には状態音復号器によつてその出力端子63aに
高レベルの出力信号を発生する。復号器63の出
力端子63aをAGC回路60に接続してこの回
路の利得制御機構を作動させこれによりスケルチ
表示状態信号が受信される際端子61に増幅され
た受信機出力信号に対する一定レベルの出力を発
生し得るようにする。
また、復号器63の出力端子63aをエネルギ
ー損失検出器64にも接続してこれを制御し得る
ようにする。端子63aに現われる信号に対し相
補関係にある制御論理信号を復号器63によりそ
の出力端子63bに発生させる。この端子63b
を線路損失検出回路66および雑音レベル比較回
路67に接続する。
エネルギー損失検出器64によつて、端子61
のオーデイオ信号に信号休止部が含まれる場合に
は端子68に制御論理信号を発生させるようにす
る。端子68は状態音復号器63、線路損失検出
回路66および切換自在のノツチフイルタ69に
接続してこれら回路を制御し得るようにする。こ
のノツチフイルタ69はオーデイオゲート62と
オーデイオ出力端子28aとの間に接続する。
高域通過フイルタ65は雑音基底レベル表示回
路70に接続し、これに端子61のオーデイオ信
号の周波数スペクトルの一部分を伝送し得るよう
にする。この雑音基底レベル表示回路70によつ
て端子61のオーデイオ信号の背景雑音レベルに
関連する直流雑音レベル表示信号を発生し得るよ
うにする。雑音基底レベル表示回路70をエネル
ギー損失検出器64および雑音レベル比較回路6
7に接続してこれら回路に上記雑音レベル表示信
号を供給する。
雑音レベル比較回路67を端子28bおよびオ
ーデイオゲート62に接続する。この比較回路6
7は端子28bからの基準雑音レベル信号を受け
この信号と雑音基底レベル表示回路70からの雑
音表示信号とを比較して制御選択信号を発生しこ
の信号をオーデイオゲート62に供給する。
線路損失検出回路66を雑音レベル比較回路6
7に接続して制御論理信号を発生しこの信号によ
つて線路損失が検出された際に比較回路67を不
作動状態にし得るようにする。線路損失は充分な
時間にわたり端子61にオーデイオ信号が不存在
となることによつて検出し得るようにする。線路
損失検出回路66はエネルギー損失検出器64お
よび状態音復号器63への接続部からオーデイオ
信号エネルギーが存在しない場合の情報を受ける
ようにする。
これら回路60〜70によつて選択回路28を
構成し、これら回路のおのおのの機能を以下詳細
に説明する。
AGC回路60を他の回路63からの高レベル
論理状態により作動する自動利得制御回路とす
る。復号器63は、端子61の信号が状態音信号
に一致する際この高い論理作動信号を発生する。
復号器が作動するとAGC回路60が作動して標
準AGC回路の場合と同様に端子61に一定振幅
の増幅された出力信号を発生する。
端子61のかかる増幅出力信号が最早や状態信
号に一致しなくなると端子63aに低い論理状態
の信号が発生しこの信号によつてAGC回路60
の利得を変化させる作用を終了させる。この
AGC回路の利得は、端子63aに低論理信号す
なわちAGC作動を停止する信号が現われる直前
の値に保持する。
受信機21〜23により生ずる出力信号のおの
おのに対し伝送リンク24〜26のおのおのによ
り生ずる種々の可変損失は、伝送リンク24〜2
6のおのおのに伝送されるスケルチ表示状態音信
号に対し振幅を一定に保持することにより、かつ
選択回路28〜30のおのおのの各AGC回路の
利得を調整して増幅した受信機のの出力信号を一
定レベルに保持することにより等化することがで
きる。伝送リンクを標準電話ケーブルとするため
これら可変損失は任意のオーデイオ信号の伝送中
ほとんど変化しないが長期間のあいだには著しく
変化するようになる。これがため選択回路28〜
30のおのおのにAGC回路60を設けることに
より各伝送リンク24〜26による状態音信号の
瞬時伝送中可変伝送損失を精密に等化すると共に
検波オーデイオ出力信号の伝送中これら損失をほ
ぼ等化することができる。
選択回路28〜30のおのおののAGC回路を
まず最初調整し次いで受信機21〜23の状態音
発生器の出力信号を一定レベルに保持することに
より選択回路のおのおのの各AGC回路の出力信
号レベルを等レベルに保持することができる。か
ようにして各選択回路により信号品質表示信号を
発生させ、この信号を他の選択回路から発生させ
た信号品質表示信号と直接比較し得るようにす
る。
AGC回路60は、基本的には制御信号により
不作動状態となり不作動状態となる直前まで利得
を保持する標準AGC回路をもつて構成する。か
かる回路は、例えばAGC回路のフイードバツク
ループ内にリレー装置を組込むような既知の技術
を用いて達成し得るためAGC回路60の構成の
説明は省略する。
かかるAGC回路60は代表的にはコンデンサ
の電圧を監視する制御ループに設けた高インピー
ダンス電圧増幅器をもつて構成することができ、
この場合コンデンサの電圧はAGC回路が作動す
る際のAGCフイードバツク制御電圧に応じて変
化する。AGC回路60が不作動状態になるとリ
レー装置によつて制御電圧がコンデンサ電圧を変
化させるのを防止すると共にコンデンサが充放電
されるのをも防止する。監視電圧増幅器はそのイ
ンピーダンスが高いためコンデンサはこの増幅器
を経て放電されず従つてAGC回路の利得を制御
する監視電圧増幅器の出力は一定に保持されたま
まである。
状態音復号器63は端子61からの信号を復号
して端子63aに高論理状態の信号を発生すると
共に端子61からの信号が予定の状態音の周波数
にほぼ一致する際に端子63bに低論理状態の信
号を発生する。端子63aの高論理状態信号によ
つて前述したようにAGC回路60を作動させる
と共にエネルギー損失検出器64を不作動状態に
する。また端子63bの低論理状態信号によつて
線路損失検出回路66を不作動状態にすると共に
雑音レベル比較回路67をも不作動状態にする。
状態音が復号器63に最早や供給されなくなると
端子63aおよび63bに発生する論理信号の状
態が逆となりその結果エネルギー損失検出回路6
4、線路損失検出器66および雑音レベル比較回
路67を作動状態にする。これら端子63aおよ
び63bの電圧論理状態を検出信号と称すること
ができる。その理由はこれら信号によつて状態音
信号が復号されたか否かを示すことができるから
である。さらに状態音信号が終了すると前述した
ようにAGC回路60を不作動状態にする。
雑音レベル比較回路67を状態音復号器63に
より不作動状態にするとオーデイオゲート62が
閉成状態に保持されると共に端子61の任意の信
号がオーデイオ出力端子28に到達するのを防止
する。これがため復号器63によつて、受信機2
1がスケルチされた状態にあることを伝送リンク
24からの信号が示す際、選択回路28から端子
28aに信号出力を発生するのを防止する。
受信機21がスケルチされない状態になると受
信機からの検波されたオーデイオ信号が端子61
に現われる。これがため雑音基底レベル表示回路
70は高域通過フイルタ65からの信号の一部分
を受けてその出力側に直流雑音レベル表示信号を
発生する。この表示信号は受信したオーデイオ信
号の背景雑音レベルに一致する。かかる雑音基底
レベル表示回路70の直流出力信号は入力信号の
背景雑音レベルに一致すると共にオーデイオ音間
に生ずる休止部中に入力信号の大きさを分析する
ことにより発生させる。かかる雑音基底レベル表
示回路は一致に既知である。
本発明ではかかる回路として本願人が1975年8
月14日に出願した米国特許出願第604563号明細書
の「雑音基底レベル表示回路」に記載した回路を
使用する。
高域通過フイルタ65によつて雑音成分に対し
分析すべきオーデイオ周波数スペクトルの一部分
を有効に選択する。本例では高域通過フイルタ6
5として2KHzで3dBの減衰特性を有するフイル
タを選択する。雑音基底レベル表示回路70が受
信する信号の周波数スペクトルをかように制限し
てもこの回路の特性を害うことはない。その理由
は一般に雑音がオーデイオ周波数スペクトル全体
にわたつて均一に分布するからである。また、高
域通過フイルタを使用する理由は音声および低周
波数の音が雑音基底レベルの測定に及ぼす影響を
最小にする必要があるからである。
この雑音基底レベル表示信号は雑音レベル比較
回路67およびエネルギー損失検出器64に供給
する。この雑音レベル信号によつてエネルギー損
失検出器64の基部レベルを発生し、これにより
検出器64を作動状態にして端子61からのオー
デイオ信号の大きさが背景雑音レベル以上となら
ない場合を検出し得るようにする。
雑音レベル比較回路67は雑音基底レベル表示
回路70からの雑音レベル表示信号を受けてこの
信号と端子28bの雑音基準レベルとを比較す
る。この端子28bの雑音基準レベルは、選択回
路28〜30の1つが最低雑音レベルを示す場合
には雑音基底レベル表示回路70の出力に関連す
るようになる。雑音表示信号のレベルが基準レベ
ルよりも充分に低い場合には雑音レベル比較回路
67からオーデイゲート62に低論理信号を供給
しこれにより端子61のオーデイオ信号をオーデ
イオ出力端子28aに供給し得るようにする。ま
た雑音レベル比較回路67は、最低の背景雑音レ
ベルを有するように選択されたオーデイオ信号を
選択回路(28,29または30)の何れの回路
が供給するか否かを発光ダイオードによつて表示
する。さらに比較回路67によつて出力端子28
bに新たな雑音レベル基準電圧を発生しこの電圧
は選択されたオーデイオ信号に関連する雑音レベ
ル表示信号に相当する。かかる比較回路67は、
端子61に状態音信号が存在しないことを示す高
論理レベル信号を端子63bから受ける際、およ
び線路損失が生じないことを示す高論理レベル信
号を線路損失検出回路66から受ける際のみ作動
状態となるようにする。
線路損失検出回路66は状態音復号器63bお
よび端子68から論理入力を受けるように構成す
る。従つて状態音が存在しないことを端子63b
で復号器63により示す際および端子68で検出
器64により示される信号エネルギーの不存在が
予定時間以上にわたつて存在する際には検出器6
6から比較回路67に不作動信号を供給する。こ
れがため状態音すなわちオーデイオ信号がある期
間例えば約15秒にわたつて受信されない場合には
線路損失検出回路66によつて比較回路67を不
作動にし従つて選択回路28を不作動状態にす
る。
要約するに選択回路28の基本的な機能は受信
機21からの出力信号を監視すると共にこの信号
が状態音信号に一致しない場合およびこの信号が
状態音信号に一致しない他の受信機からの出力信
号の任意の信号よりも良好な信号品質レベルを有
する場合にかかる信号を選択することである。こ
れがため選択回路28によつて、受信機21の検
波オーデイオ信号の信号品質に関連する雑音レベ
ル表示信号と他の受信機(22および23)から
の検波オーデイオ信号の信号品質に関連する雑音
レベル表示信号とを比較して最適の信号品質レベ
ルを有する検波オーデイオ信号を選択する。中央
信号選択制御装置27におのおのが受信機21〜
23のおのおのに対応する3個の選択回路を設け
るためこの制御装置27の基本的な機能は最良の
信号品質を有する検波オーデイオ信号を発生する
受信機および伝送リンクを監視用として選択する
ことである。
第5図に示す種々のブロツク回路の機能を達成
するための回路を以下詳細に説明する。この場合
オーデイオゲート62は制御電圧に応答する標準
リレー回路で構成でき、かつ高域通過フイルタ6
5は標準高域通過フイルタで構成できるため、こ
れら回路62および65についてはその詳細な説
明を省略する。また自動利得制御回路60も前述
したようにフイードバツクループ内に設けられた
リレー装置を有する標準AGC回路として構成す
ることができるためその詳細な説明は省略する。
第6図は状態音復号器63、エネルギー損失検
出器64および線路損失検出回路66の回路配置
の一例を示す。これら回路はそれぞれ点線内に示
し図中第5図の回路部分と同一部分には同一符号
を付して示す。これら回路63,64および66
の機能は第5図につきすでに説明した。
状態音復号器63は端子61からオーデイオ信
号を受けて少くとも予定の最小時間隔にわたり予
定状態音の周波数にほぼ一致する受信オーデイオ
信号に応答して端子63aに高電圧レベルの論理
状態信号を発生すると共に端子63bに比較的低
い電圧レベルの論理状態信号を発生する。これと
は逆に端子61からのオーデイオ信号がかかる最
小時間隔にわたり予定状態音にほぼ一致しない場
合には復号器63は端子63aに低電圧レベルの
論理状態信号を発生し端子63bに高電圧レベル
の論理状態信号を発生する。
また復号器63はオーデイオ信号の休止部を検
出する場合にはエネルギー損失検出器64から低
レベルの論理状態信号を受ける。かかる検出器6
4からの低論理レベル信号によつて、有効状態音
が存在することを復号器63が識別する前に端子
61からのオーデイオ信号を状態音信号に一致さ
せる必要のある前記予定最小時間隔を減少させる
ようにする。従つて復号器63はオーデイオ信号
の休止部の検出前に検出器64から高論理レベル
信号を受けるようになる。この高論理レベル信号
によつて復号器63を有効に不作動状態にする。
かようにして前述した最小時間隔は不定となりか
かる減少最小時間隔を20msとなるようにする。
復号器63には端子61から入力オーデイオ信
号を受けてこれら信号を増幅するトランジスタ増
幅段71を設ける。増幅段71の後段には同調回
路段72を設けこれによつて増幅オーデイオ信号
の周波数が同調回路72の共振周波数にほぼ一致
する際に端子73に同期電圧波形を発生させるよ
うにする。本発明では同調回路72の周波数と状
態音信号の周波数とを等しくする。
同調回路72の後段にはNPNトランジスタ7
4を設け、そのベースを端子73に直接接続し、
エミツタを抵抗75を経て接地すると共に抵抗7
7を経てB+端子76に接続し、コレクタを直列
接続の抵抗79および80に並列に接続されたコ
ンデンサ78を経てB+端子に接続する。
抵抗79および80の共通接続点をPNPトラ
ンジスタ81のベースに接続し、トランジスタ8
1のエミツタはB+端子に接続し、コレクタは抵
抗82を経て接地すると共にPNPトランジスタ
83のベースに直接接続する。トランジスタ83
はそのエミツタをB+端子に接続し、コレクタを
出力端子63bに直接接続すると共に抵抗85を
経てNPNトランジスタ84のベースに接続する。
トランジスタ84はそのエミツタを接地し、コレ
クタを抵抗86を経てB+端子に接続すると共に
出力端子63aに直接接続する。エネルギー損失
検出器の出力端子68を直列接続のダイオード8
7および抵抗88を経てトランジスタ74のエミ
ツタに接続する。回路素子71〜88によつて状
態音復号回路63を構成する。
端子61の入力オーデイオ信号が状態音信号の
周波数に一致する際に発生する大振幅の交流信号
が端子73に存在する場合にはトランジスタ74
が交流信号の正のピーク中に周期的にパルスを発
生する。トランジスタ74がスイツチオンされる
とコンデンサ78が充電されこれによりトランジ
スタ81をスイツチオンしトランジスタ83をス
イツチオフする。コンデンサ78の容量によつて
トランジスタ74の周期的なターンオン瞬時とト
ランジスタ83のターンオフ瞬時との間の時間隔
を決める。
また、トランジスタ83がターンオフする際に
トランジスタ84をオフ状態に切換えて端子63
aを高論理レベル(B+)にする。これがため端
子61に状態音信号が存在すると端子63aが高
論理状態のレベルとなり、端子63bが低論理状
態のレベルとなる。
エネルギー損失検出器64によつてオーデイオ
信号の休止部を検出する前に端子68に高論理レ
ベル信号が存在する。これがため抵抗88および
75に直流電流が流れこれによりトランジスタ7
4のエミツタの直流電圧が上昇する。検出器64
によつて休止部が検出されると端子68に低論理
状態の信号が現われるようになる。これがためト
ランジスタ74のエミツタ電圧は低くなる。端子
73に現われる周期的電圧に応答してトランジス
タ83がターンオンする時間はトランジスタ74
の周期的なターンオンおよびオフによつて決ま
り、このトランジスタ74の周期的なターンオン
およびオフはそのエミツタ電圧とベースの信号と
によつて決まる。これがためエネルギー損失検出
器64によるオーデイオ信号休止部の検出によつ
て端子73に発生する正の電圧波形に対するトラ
ンジスタ74の感度を増大し従つて端子61にお
ける状態音信号の発生瞬時に対する復号器63の
応答時間(無限大から20msまで)を短縮し得る
ようにする。従つて復号器63の感度(応答時
間)の変化は有利となる。その理由はこれによつ
て端子61に存在する検波オーデイオ信号(例え
ば音声)の低音の状態音周波数に対し復号器が迅
速に応答するのを防止するからである。本例では
正しい状態音が常時オーデイオ信号休止部に先行
するため状態音検出器は受信機21により生ずる
正しいスケルチ表示状態音に迅速に応答するよう
になる。
エネルギー損失検出器64は休止部検出器とす
る。この検出器は端子61のオーデイオ信号を受
けて少くとも予定最小時間隔にわたるオーデイオ
信号エネルギーの不存在部を検出するまで端子6
8に高論理状態の信号を発生する。オーデイオ信
号エネルギーの休止部が発生すると検出器64は
端子68に低論理状態の信号を発生する。端子6
8に低論理状態の信号が現われると前述したよう
に状態音復号器の応答を迅速にし、状態音ノツチ
フイルタ69を作動し、さらに線路損失検出回路
66のタイマー回路を作動させるようにする。
第6図に点線で示すエネルギー損失検出器64
はトランジスタ化した抵抗性分離段90と、積分
回路(主として低域通過フイルタ)91と、演算
増幅器92と、タイミング回路93と比較回路9
4とをもつて構成する。トランジスタ化抵抗分離
段90は端子61からオーデイオ入力信号を受け
て端子61と次段の積分回路91との間を分離す
る。積分回路段91の出力側を演算増幅器92の
入力端子92aに接続する。増幅器92の他方の
入力端子92bは端子61のオーデイオ信号の背
景雑音レベルを示す雑音基底レベル表示回路70
から直流レベルの信号を受けるように接続する。
端子92aに現われる交流オーデイオ信号を第7
A図に示すと共に端子92bに現われる直流信号
を第7A図に点線で示す。演算増幅器は既知の標
準増幅回路とし、従つて演算増幅器92は端子9
2aおよび92bの信号の正の差信号を増幅する
高利得増幅器とする。これがため演算増幅器の出
力端子95に現われる出力信号は第7B図に示す
波形となる。
トランジスタ化抵抗性分離段90、積分器91
および演算増幅器92の基本的な機能は、端子6
1からの到来オーデイオ信号を受け、これら信号
と雑音基底レベル表示回路70からの雑音基準レ
ベルとを比較し、交流入力オーデイオ信号が背景
雑音レベル以上となる際出力端子95に一連の電
圧パルスを発生するものである。交流入力信号が
背景雑音レベル以上とならない場合には演算増幅
器92がバイアスされて出力端子95には高レベ
ルの直流信号が保持されるようになる。
入力オーデイオ信号とその基底雑音(背景雑
音)に関連する信号とを比較することによりエネ
ルギー損失検出器64によつて入力信号のエネル
ギーを精密に測定する。またこの回路、すなわち
エネルギー損失検出器64によつて選択回路28
が高雑音信号と信号エネルギーとしての入力信号
とを誤選択するのを防止する。この目的のため低
域通過フイルタの積分段91を用い残存する低周
波(オーデイオ)信号と端子92bの雑音レベル
表示信号とを比較する。これがため背景雑音レベ
ルよりも著しく大きなオーデイオ信号のみを信号
エネルギーとして確認し得るようにする。
次いでエネルギー損失検出器64により検出さ
れた信号エネルギーのレベルを用い線路損失検出
回路66によつて受信機21または伝送リンク2
4に信号が存在しない場合を検出する。エネルギ
ー損失検出器64に用いる比較方法により検出さ
れた信号エネルギーによつて線路損失検出回路6
6を作動させて著しく高い雑音出力信号を確認す
ると共に予定時間隔にわたる信号エネルギーの欠
損を線路損失として確認する。この線路損失を検
出することによりエネルギーすなわち状態音が再
び現われるまで受信機21からの信号を選択する
のを防止する。
タイミング回路93は基本的にはPNPトラン
ジスタ96をもつて構成しそのベースを出力端子
95に接続しコレクタを接地し、エミツタを直列
接続のダイオード97および抵抗98を経て比較
器94の負入力端子94bに接続する。ダイオー
ド97の陰極をトランジスタ96のエミツタに直
接接続する。端子94bを抵抗99を経てB+端
子に接続すると共にコンデンサ100を経て接地
する。比較器のトリガ入力端子94aを出力端子
95に直接接続する。
タイミング回路93によつてオーデイオ信号エ
ネルギーが存在しない場合を検出して立上り電圧
を発生し、これにより予定時間内でオーデイオエ
ネルギーが再発生して上記立上り電圧が低レベル
にリセツトされるまで端子68に低電圧論理レベ
ル信号を発生する。
比較器94は基本的には直流レベル比較器と
し、これにより端子94bの直流電圧レベルと内
部基準電圧とを比較して出力信号を発生しこの信
号を出力端子68に直接供給する。入力端子94
aには直流レベルの比較を行う負のトリガパルス
を供給する。かかる比較器は基本的には既知の微
分形の回路で構成する。本例で使用する比較器
は、カリフオルニア州 サニーベイルのシグネチ
ツク・コーポレーシヨンで製造された555型集積
回路タイマーとする。
また比較器94はその入力端子94aに端子9
5から負パルスを受ける。この場合最初の負パル
スによつて比較器94をトリガし、端子68を高
論理レベルにセツトして端子94bから大地への
内部短絡回路を不作動にする。かようにしてコン
デンサ100を充電し端子94bの電圧を上昇さ
せるようにする。端子94bの電圧は内部基準電
圧と比較する。端子94bの電圧が内部基準電圧
に等しくなると比較器94は端子68に低論理レ
ベルの信号を発生して比較器自体をリセツトし端
子94aに他の負パルスが供給されるのを待機す
るようになる。この際第1パルスの到来後かつ比
較器がリセツトされる前に端子94aに他の負パ
ルスが現われてもこのパルスは比較器の作動に何
等の影響も与えない。
オーデイオ信号エネルギーを示す多数の交流パ
ルスが端子95に現われる場合にはトランジスタ
96が周期的にターンオンされその結果コンデン
サ100が周期的に放電されるようになる。オー
デイオ信号エネルギーが存在する場合にはこの周
期的な放電によつて端子94bの電圧をほぼ内部
直流基準レベル以下に保持し得るようにする。端
子94bの直流レベルが内部基準レベルに等しく
なる場合には比較器94から端子68に低論理状
態の信号を発生する。これがため端子61のオー
デイオエネルギーによつて端子68を常時高論理
レベルに保持する。
オーデイオ信号の休止部が生じる場合には端子
95には交流パルスが存在しない。これがためト
ランジスタ96はターンオンされず従つてコンデ
ンサ100が充電されると共に端子94bの電圧
レベルが上昇する。端子94bの電圧が基準レベ
ルに等しいかこれよりも大きくなると比較器94
は出力端子68に低論理状態の信号を発生する。
これがためタイミング回路93はオーデイオ信号
の休止部に応答して端子94bに立上り電圧を発
生し、これにより端子68に低論理状態の休止部
表示信号を発生する。本例では抵抗99の抵抗値
を抵抗98の値の約5倍としこれによりコンデン
サ100を抵抗98を経て迅速に放電すると共に
抵抗99を経て徐々に充電する。これがためタイ
ミング回路93は、オーデイオ信号の休止部の期
間中コンデンサ100を徐々に充電すると共にオ
ーデイオ信号エネルギーが発生する際このコンデ
ンサ100を迅速に放電することによりオーデイ
オ信号の休止部の時間を検出することができる。
また、ダイオード101はその陰極を端子95
に接続し陽極を状態音復号器の出力端子63aに
接続する。前述したように状態音を検出すると端
子63aに高論理状態の信号が発生する。この高
論理状態の信号によつて端子95に負パルスが発
生するのを防止し従つてトランジスタ96がター
ンオンされるのを防止する。かかるダイオード接
続によつて状態音が検出される際、エネルギー損
失検出器64を不作動状態にする。ダイオード1
01は、状態音が検出される際端子95に大きな
負パルスが発生するのを防止し従つて端子94b
の電圧を低レベルにすると共に出力端子68に高
論理レベル信号を発生するトランジスタ96がタ
ーンオンするのを防止する。これがためダイオー
ド101によつて状態音が復号器63により検出
される際出力端子68を高論理レベルに保持す
る。
第6図に点線で示す線路損失検出回路66は代
表的には容量性タイマー回路102とトリガ端子
103aおよび入力端子103bをそれぞれ有す
る比較回路103とをもつて構成する。線路損失
検出回路の基本的な機能はオーデイオ信号の休止
部が充分長い時間隔、例えば15秒にわたつて存在
する場合を検出するものである。これは10msの
オーデイオ信号休止部が生ずる際表示論理レベル
を発生するエネルギー損失検出器64に対比すべ
きものである。
選択回路28にオーデイオ信号エネルギーすな
わち状態音が供給されない時間隔が長く例えば15
秒にもなると線路損失検出回路66によつて受信
機21または伝送リンク24の何れかが故障した
と判断し比較回路67を不作動状態にして選択回
路28の機能を停止させるようにする。この線路
損失検出回路66はオーデイオ信号エネルギーま
たは状態音の何れかが発生するとリセツトされこ
れにより比較回路67を作動状態にする。
タイミング回路102はNPNトランジスタ1
04をもつて構成する。このトランジスタ104
はそのベースを抵抗105を経て端子68に接続
するとともに抵抗106を経て接地し、エミツタ
を直接接地し、コレクタを抵抗107を経て端子
103bに接続する。また、端子103bをタイ
ミングコンデンサ108を経て接地すると共に抵
抗109を経て端子63bに接続する。比較器1
03はそのトリガ端子103aを抵抗110を経
て端子103bに接続しこれにより端子63bお
よび68から負のトリガパルスを受け得るように
する。比較器103の出力側をダイオード112
を経て比較回路67に接続しダイオード112の
陽極を比較器103に直接接続する。線路損失検
出回路66は基本的には回路素子102〜112
の全部をもつて構成する。
比較器103をエネルギー損失検出器64の比
較器94と同一構造としかつ両比較器の作動も同
一とする。従つて比較器103は端子103aに
負パルスが到来した後端子103bの直流電圧が
内部基準電圧に等しいかこれよりも大きくなるま
で高論理状態の出力電圧を発生する。
復号器63により状態音を検出すると端子63
bに低論理電圧が現われる。この電圧により比較
器103をトリガするがコンデンサ108が充電
されるのは防止する。これがため端子103bの
電圧は低レベルに保持される。かようにしてオー
デイオ入力端子61に状態音が存在する場合には
線路損失検出回路66の出力は常時高論理状態と
なる。
復号器63により状態音を検出しない場合には
端子63bに高論理状態の電圧が現われこれによ
りコンデンサ108を充電する。エネルギー損失
検出器64により有効エネルギーを検出すると出
力端子68に高論理レベルの電圧を発生し、これ
によりトランジスタ104をスイツチオンする。
かようにしてトリガ端子103aに負パルスを供
給するがコンデンサ108が高電圧レベルに充電
されるのは防止する。これがため入力端子61に
状態音が存在せずオーデイオ信号のエネルギーの
休止部をエネルギー損失検出器64により検出す
る場合にのみコンデンサ108は高電圧レベルに
充電され得るようになる。コンデンサ108の充
電応答時間は抵抗109の値とコンデンサ108
の容量値とによつて決まる。端子103bの電圧
が内部基準電圧に等しいかこれよりも大きくなる
と比較器103はダイオード112を経て比較回
路67に結合された出力側に低論理レベルの信号
を発生する。これがため予定長さの時間にわたり
入力端子61に状態音が存在せずかつオーデイオ
信号エネルギーが存在しない場合には線路損失検
出回路66によつて論理信号のレベル変化を生ぜ
しめるようにする。
エネルギー損失検出器64によつてエネルギー
を再び検出するとタイミング回路102および比
較器103は自動的にリセツトされる。その理由
はエネルギーの検出により端子68の電圧を高レ
ベルにし、これによりトランジスタ104をター
ンオンし従つてコンデンサ108を放電するから
である。トランジスタ104がターンオンすると
端子103aに負パルスを発生して比較器103
をリセツトする。
第8図は切換自在の状態音ノツチフイルタ69
(点線で示す)の実際の回路を示す。このフイル
タ69は例えば電界効果トランジスタのような半
導体リレー装置117の電流端子間に接続された
並列接続のコンデンサ115およびインダクタ1
16をもつて構成する。リレー装置の制御端子1
17bにはエネルギー損失検出器64からの、特
に端子68からの出力論理レベル信号を供給す
る。リレー装置117は、その制御端子に到来す
る高論理レベルの信号に応答して電流端子間を短
絡すると共に制御端子に到来する低論理レベルの
信号に応答して電流端子間を開放するように作動
する。これがためエネルギー損失検出器64が端
子61に到来した信号のオーデイオ信号エネルギ
ギーの休止部を低論理レベルにより示す場合には
切換自在のノツチフイルタ69を挿入する。
回路素子115および116によつて同調回路
を構成する。この同調回路は状態音の周波数で並
列共振しこれにより制御端子117aに低論理レ
ベルの信号が到来する際この状態音が通過するの
を防止する。これがため切換自在のノツチフイル
タ69によつて選択回路28の選択された出力端
子28aに信号状態音が現われるのを防止する。
第9図は比較回路67(点線で示す)の実際の
回路を示す。図中第5図の回路素子と同一部分に
は同一符号を付して示す。比較回路67の基本的
な機能は雑音基底レベル表示回路70からの雑音
基底レベル表示信号と端子28bの雑音基準レベ
ル電圧とを比較するものである。前記表示回路7
0からの直流電圧が雑音基準レベル電圧よりも充
分低い場合には比較回路67が作動してオーデイ
オゲート62を開く低論理レベルの信号を発生す
る。次いで比較回路67によつて端子28bに新
たな雑音レベルの基準電圧を発生すると共に選択
回路(28,29または30)が作動状態にある
比較回路を有するか否かを表示する。
比較回路67にはPNPトランジスタ120を
設けこのトランジスタにはそのベース端子に抵抗
121を経て雑音基底レベル表示回路70から雑
音レベル表示電圧を供給する。トランジスタ12
0のエミツタをダイオード122を経て雑音基準
レベル端子28bに接続する。ダイオード122
の陽極は端子28bに直接接続する。トランジス
タ120はそのベースを抵抗123を経て接地し
コレクタを抵抗124を経て接地すると共に抵抗
126を経てNPNトランジスタ125のベース
に接続する。トランジスタ125はそのエミツタ
を接地しコレクタを抵抗127を経てPNPトラ
ンジスタ128のベースに接続する。トランジス
タ128のエミツタを抵抗129を経てトランジ
スタ125のコレクタに接続する。またトランジ
スタ128のコレクタを抵抗130を経て接地す
ると共に抵抗132を経てNPNトランジスタ1
31のベースに接続しかつ抵抗134を経て
NPNトランジスタ133のベースに接続する。
トランジスタ131はそのベースを並列接続の抵
抗135およびコンデンサ136を経て接地し、
エミツタを直接接地し、コレクタを直列接続の発
光ダイオード137および抵抗138を経てB+
端子に接続する。またトランジスタ131のコレ
クタをオーデイオゲート62にも接続する。トラ
ンジスタ133はそのベースを抵抗139を経て
接地し、エミツタを抵抗140を経て接地しコレ
クタをトランジスタ120のベースに接続する。
線路損失検出回路66からの論理入力を抵抗1
42を経てNPNトランジスタ141のベースに
供給し、復号器63からの論理入力を直列接続の
抵抗143および142を経てトランジスタ14
1のベースに供給する。トランジスタ141はそ
のベースを抵抗144を経て接地し、コレクタを
抵抗145を経てB+端子に接続すると共に抵抗
147を経てPNPトランジスタ146のベース
に接続する。トランジスタ146はそのベースを
抵抗148を経てB+端子に接続し、コレクタを
トランジスタ128のエミツタに接続しエミツタ
をダイオード149を経てB+端子に接続する。
ダイオード149の陽極をB+端子に直接接続す
る。トランジスタ141のコレクタをダイオード
150を経てトランジスタ120のベースに接続
し、ダイオード150の陰極をトランジスタ12
0のベースに直接接続する。これら回路素子12
0〜150をもつて比較回路67を構成する。
比較回路67は雑音基底レベル表示回路70か
らの直流雑音表示電圧信号を受けてこの電圧と雑
音基準端子28bからの電圧とを比較する。トラ
ンジスタ120によつて実際の電圧比較を行い、
そのベース電圧がそのエミツタ電圧よりも充分低
い場合にはこのトランジスタ120をターンオン
しこれによりトランジスタ125,128,13
1および133を順次ターンオンする。トランジ
スタ131のターンオンによつて発光ダイオード
137をターンオンしてそのコレクタ電圧を低く
し、この低電圧をオーデイオゲート62に供給す
る。これがためトランジスタ120が作動すると
比較回路67によつて選択を行いこれにより選択
回路28の選択された端子28aに入力端子61
からのオーデイオ信号を供給する。かかる選択は
発光ダイオード137のターンオンにより表示す
る。すなわちこの発光ダイオード137によつて
中央信号選択制御装置27が受信した最低雑音レ
ベルの選択オーデイオ信号を何れの受信機、この
場合受信機21が発生したかを示すようにする。
トランジスタ120のベースに到来した実際の
雑音レベル信号は雑音基底レベル表示回路70か
らの雑音レベル表示信号の分数値となる。その理
由は抵抗121および123が分圧器として作用
するからである。比較回路67が作動するとトラ
ンジスタ133によつてトランジスタ120のベ
ースに供給する電圧を低レベルにする。従つてベ
ース電圧が比較回路67の作動前よりも低くなる
ためヒステリシス効果を呈するようになる。この
ヒステリシス効果によつて、種々の雑音基底レベ
ル表示回路からの実際の雑音レベル信号間に僅か
な相違が存在する際種々の選択回路の種々の比較
回路間が前後に切換わるのを防止する。トランジ
スタ120がターンオンした後には雑音レベル基
準端子28bの電圧は低下し2個のダイオードの
電圧降下によりトランジスタ120のベース電圧
以上の値に保持されるようになる。その理由はダ
イオード122およびトランジスタ120のベー
ス・エミツタ接合が順方向にバイアスされて電圧
降下を呈するからである。
状態音が到来しない場合には復号器63から比
較回路67を経て高電圧の論理信号が発生するよ
うになる。この論理電圧信号によつてトランジス
タ141をターンオンし次いでトランジスタ14
6をターンオンしこれによりトランジスタ125
および128に直流作動電圧を供給するようにな
る。状態音が受信されずこれにより線路損失故障
が検出されると、線路損失検出回路66によつて
低論理レベルの電圧信号を発生する。この低論理
レベルの信号によつてトランジスタ141をター
ンオフしてトランジスタ125および128が作
動しないようにし、これにより比較回路67を有
効に不作動状態にする。状態音が受信されると復
号器63によつて低論理レベルの信号を発生しこ
れによりトランジスタ141をターンオフする。
その理由は線路損失検出回路66の出力論理レベ
ル電圧がトランジスタ141をターンオンするに
は不充分な大きさであるからである。
トランジスタ141がターンオフするとそのコ
レクタ電圧が高レベルとなりこれによりダイオー
ド150の作動と相俟つてトランジスタ120の
ベース電圧レベルを上昇させるようにする。これ
がため復号器63からの状態音または線路損失検
出回路66により検出された線路故障により比較
回路63が不作動状態になるとトランジスタ12
0のベース電圧が新たに高レベルになる。この高
レベルのベース電圧は雑音基底レベル表示回路7
0からの雑音レベル表示電圧に最早や一致しなく
なる。また雑音基準端子28bの電圧は2個のダ
イオード電圧降下によりトランジスタ120のベ
ース電圧以上に保持されなくなる。その理由はダ
イオード122およびトランジスタ120のベー
ス・エミツタ接合が逆バイアスされているからで
ある。端子28bの電圧は選択回路28以外の選
択回路によつて決まるようになる。さらにトラン
ジスタ120がターンオフするとトランジスタ1
31および発光ダイオード137がターンオフし
かつオーデイオゲート62が開くようになる。こ
れがため選択回路28は、有効状態音または線路
故障が生じると受信機21からのオーデイオ信号
を選択しなくなる。
第9図において定電流発生器151は比較回路
67の外側に示し、この発生器を用いて中央信号
選択制御装置27の選択回路28,29および3
0の端子28b,29bおよび30bに電流を供
給し得るようにする。これがため選択回路にその
関連する受信機から適当な信号が供給されない場
合には雑音基準端子28b,29bおよび30b
は共通の高電圧レベルとなる。選択回路が作動す
ると雑音基準端子はスピーカ32に供給される選
択オーデイオ信号の背景雑音レベルに関連する共
通の低電圧レベルに保持されるようになる。定電
流発生器151によつて1個の比較回路のみをタ
ーンオンさせるようにする。その理由は定電流発
生器151によつて1個の比較回路例えば回路6
7をターンオンするに充分な電流を供給し得るか
らである。
上述した例では選択回路28の作動のみを説明
したが選択回路29および30の作動も上述した
所と同様である。また選択回路の数は受信機の入
力側の数に一致するように任意に選択することが
でき、これにより上述した利点の全部を有する広
範囲の受信機選択方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明信号復号化方式の一例を示すブ
ロツク図、第2図は第1図の受信機の一例を示す
ブロツク図、第3図は第2図に示す回路の諸部分
の電圧を示す波形図、第4図は第2図のリレー装
置を示す図路図、第5図は第1図の選択回路の構
成を示すブロツク図、第6図は第5図の状態音復
号器、エネルギー損失検出器および線路損失検出
回路の構成を示す回路図、第7図は第6図の回路
の諸部分の電圧を示す波形図、第8図は第5図の
ノツチフイルタの構成を示す回路図、第9図は第
5図の比較回路の構成を示す回路図である。 20……受信機選択方式、21,22,23…
…受信機、24,25,26……伝送リンク回路
網、27……中央信号選択制御装置、29,2
8,30……選択回路、28a,29a,30a
……オーデイオ出力端子、28b,29b,30
b……雑音レベル基準端子、31……共通選択出
力端子、32……スピーカ、35……受信機フロ
ントエンド回路、36……IF段増幅器、37…
…FM検波器、38……オーデイオ出力端子3
7、40……オーデイオスケルチ回路、41……
符号化スケルチ回路、42……レーススケルチ回
路、43……ANDゲート、44……遅延回路、
45……スケルチゲート、45a……制御端子4
5、46……加算端子、47……制御端子48、
48……リレー装置、49……状態音発生器、5
0……オーデイオ信号、51……出力オーデイオ
信号、60……自動利得制御(AGC)回路、6
2……オーデイオゲート、63……状態音復号
器、64……エネルギー損失検出器、65……高
域通過フイルタ、66……線路損失検出回路、6
7……雑音レベル比較回路、69……ノツチフイ
ルタ、70……雑音基底レベル表示回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 情報信号51B及び、予測信号51C並びに
    符号化信号51Dをこの順序で有する出力信号5
    1を発生する受信手段21と、 前記出力信号を受けてその情報信号51Bを負
    荷32に選択的に結合する回路手段24,27と
    を具え、 この回路手段には、 前記負荷が前記符号化信号51Dを受信するの
    を防止すると共に前記情報信号51Bを通過せし
    める手段69と; 前記符号化信号が少なくとも最小時間間隔に亘
    り存在した後符号化信号を検出する復号化手段6
    3と、 前記予測信号51Cの発生状態を検出する予測
    信号検出手段64とを設け、 この予測信号51Cは前記符号化信号に先行す
    ると共に前記予測信号検出手段により検出され、
    これにより符号化信号受信防止手段69を駆動す
    ると共に、符号化信号復号手段63によつても符
    号化信号を検出して符号化信号受信防止手段69
    を駆動し、 符号化信号51dを符号化して検出するに要す
    る最小時間間隔中も前記負荷32が符号化信号を
    受けるのを防止するようにしたことを特徴とする
    信号復号化方式。 2 特許請求の範囲1記載の方式において、前記
    符号化信号部分の受信防止手段69に、フイルタ
    115,116を設けたことを特徴とする信号復
    号化方式。 3 特許請求の範囲1記載の方式において、前記
    情報信号部分に予定周波数帯域内のオーデイオ音
    を包含させかつ前記符号化信号部分に同一予定周
    波数帯域内の少なくとも1つのオーデイオ音を包
    含させるようにしたことを特徴とする信号復号化
    方式。 4 特許請求の範囲1記載の方式において、前記
    予測信号部分に前記予定周波数帯域内のオーデイ
    オ信号エネルギーの休止部を包含させるようにし
    たことを特徴とする信号復号化方式。 5 特許請求の範囲1記載の方式において、該方
    式に、複数個の出力信号を発生する複数個の受信
    手段21〜23を設け、かつ前記回路配置24,
    27は複数個の出力信号のおのおのを受けてその
    全部の情報信号部分の最適信号品質レベルを有す
    る受信出力信号の1つを選択しこれを監視用とし
    て前記負荷32に結合するようにしたことを特徴
    とする信号復号化方式。 6 特許請求の範囲5記載の方式において、前記
    複数個の受信手段のおのおのには、入力信号を受
    けて予定レベルに等しいかこれ以上の大きさの入
    力信号に応答して入力信号にほぼ一致する前記出
    力信号の情報信号部分を発生する手段35〜48
    を設けると共に、前記予定レベル以下の大きさの
    入力信号に応答して前記出力信号の前記符号化信
    号部分を発生する手段35〜49を設けたことを
    特徴とする信号復号化方式。 7 特許請求の範囲5記載の方式において、該方
    式に、複数個の受信手段のおのおのの出力信号を
    該出力信号の選択が行われる単一比較位置に結合
    する複数個の伝送線路手段24〜26を設けたこ
    とを特徴とする信号復号化方式。 8 情報信号51B及び、予測信号51C並びに
    符号化信号51Dをこの順序で有する出力信号5
    1を発生する受信手段21と、 前記出力信号を受けてその情報信号51Bを負
    荷32に選択的に結合する回路手段24,27と
    を具え、 この回路手段には、 前記負荷が前記符号化信号51Dを受信するの
    を防止すると共に前記情報信号51Bを通過せし
    める手段69と; 前記符号化信号が少なくとも最小時間間隔に亘
    り存在した後符号化信号を検出する復号化手段6
    3と、 前記予測信号51Cの発生状態を検出する予測
    信号検出手段64とを設け、 この予測信号51Cは前記符号化信号に先行す
    ると共に前記予測信号検出手段により検出され、
    これにより符号化信号受信防止手段69を駆動す
    ると共に、符号化信号復号手段63を作動可能状
    態にし、この符号化信号復号手段の検出出力によ
    つて前記予測信号検出手段64の動作状態を継続
    させて、 符号化信号51dを符号化して検出するに要す
    る最小時間間隔中も前記負荷32が符号化信号を
    受けるのを防止するようにしたことを特徴とする
    信号復号化方式。 9 特許請求の範囲8記載の方式において、前記
    予測信号部分に、信号エネルギーの休止部分を包
    含させかつ前記情報信号部分に予定周波数帯域内
    の信号を包含させ、前記符号化信号部分をも前記
    予定周波数帯域内に位置させるようにしたことを
    特徴とする信号復号化方式。
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