JPS6356861B2 - - Google Patents

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JPS6356861B2
JPS6356861B2 JP56036567A JP3656781A JPS6356861B2 JP S6356861 B2 JPS6356861 B2 JP S6356861B2 JP 56036567 A JP56036567 A JP 56036567A JP 3656781 A JP3656781 A JP 3656781A JP S6356861 B2 JPS6356861 B2 JP S6356861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing
plate
resin
resin material
plate material
Prior art date
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Expired
Application number
JP56036567A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57156243A (en
Inventor
Mikyoshi Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3656781A priority Critical patent/JPS57156243A/ja
Publication of JPS57156243A publication Critical patent/JPS57156243A/ja
Publication of JPS6356861B2 publication Critical patent/JPS6356861B2/ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は板材、特に自動車のドアパネル、ル
ーフパネル等の車体外板その他に使用される板
材、に貼着して後発泡硬化せしめ板材と一体化し
た補強リブを形成するための補強材に関する。
従来、第1図イ,ロ,ハで示すように、ドア1
の外板であるドアアウタパネル2〔金属製板材2
a〕の内面へ、予めガラス繊維、不織布等の強化
材料3を添着した熱硬化性の樹脂材4を貼着し、
この樹脂材4を加熱硬化することによつて板材を
補強することが知られている。尚、図中5はドア
インナパネル、6はドアウインドサツシユ、7は
サイドウインドガラス、8はアウトサイドドアハ
ンドルである。
しかしながら、この従来例にあつては、樹脂材
4はその厚さ寸法を相当大きくしなければ所定の
補強効果が得られず、使用する樹脂材料の量も多
くその分生産原価が高くなり且つ重量も増加する
という問題点があつた。又他の従来例として、予
め成形硬化した補強材を板材へ接着することも知
られている。しかしこの場合板材の形状に完全に
合致するよう補強材を成形することが必要である
が、このような成形は難しく、しかも補強材料と
板材の両者の接着を完全に行なうのは非常に困難
であるという問題点があつた。
そこで、本出願人は第2図イ,ロで示すよう
に、ドアアウタパネル2である金属製板材2aの
内面又は防錆用の被覆9上へ、ガラス繊維その他
の強化材料10が予め添加された熱硬化性の樹脂
部11と発泡部12とからなる補強リブ13を一
体に形成する自動車板材及びその製造方法を先に
提案した(特公昭60−44187号公報)。この提案し
た発明によれば上記従来の問題点は全て解消す
る。
ところで、この補強リブ13を形成するには、
第3図で示すような補強材14を使用するように
している。この補強材14は、加熱すれば発泡す
る未発泡の発泡材15〔例えば発泡材を入れたポ
リエチレンからなる発泡性ポリエチレンシート、
発泡剤を入れたエポキシ樹脂からなる発泡性エポ
キシシート等の帯状の発泡材〕に、上記強化材料
10が添加された未硬化状の樹脂材16〔例えば
未硬化状いわゆるBステージのエポキシシート〕
を予め積層したものである。この補強材13を板
材の補強すべき個所にその補強材自身の粘着性に
より貼着し、次いで加熱することにより発泡材1
5を発泡させると共に樹脂材16を硬化させるこ
とにより第2図ロの如き補強リブ13を板材2a
にしつかりと形成する。
そして、上記補強リブ13を一定高さ以上の十
分な強度が得られるものとするためには、発泡後
発泡部12の高さが十分に得られるように発泡材
15を発泡させなければならず、発泡材15の厚
さ寸法もそれに相応してある程度大にならざるを
得ず、仮令シート状に形成されていても発泡材1
5自体にある程度の剛性があるため、板材2aが
複雑な曲面や小さな曲率の曲折部を有するもので
あつたりすると、前記粘着力より補強材の剛性が
勝りその形状に追随しきれず樹脂材16を持ち上
げて板材2aに対する密着性を低下させることと
なるものであり、このため板材2aに対する形状
追随性の改良が望まれていたものである。
この発明は叙上の点に着目してなされたもの
で、未硬化シート状の樹脂材の片側面に未発泡シ
ート状の発泡材を、板材への貼着面を残して、積
層して一体化させ且つ、上記積層体の少くとも一
部に容易に塑性変形可能な保形用の芯材を設け、
この芯材を板材の形状に追随して曲折させること
により、叙上の点を解決することを目的としてい
る。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。第
4図〜第6図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。図中20が板材で、この板材20は略直角
に曲折された曲折部22を横方向に備え、この曲
折部22と交差させて縦方向の補強材23を貼着
する場合について説明する。補強材23は未硬化
シート状の樹脂材24の片側面25へ、両側接着
部21a,21bに板材20への貼着面25a,
25bを残して、未発泡シート状の発泡材26を
添着一体化させ全体を薄いシート状に形成してい
る。樹脂材24としては常温に於いて柔軟で粘着
性を有する熱硬化性の樹脂材、例えば熱硬化性の
エポキシ樹脂材例えばビスフエノールA型エポキ
シであるエピコート #828、 #1004(油化シエル
社製)に熱可塑性ポリエステル樹脂バイロン
#500(東洋紡績社製)を混合したもの、あるいは
前記エピコート #828、 #1004に共重合ナイロ
ン樹脂であるプラタミドH103P(日本リルサン社
製)を各々ジシアンジアミドの如き硬化剤と共に
混合したものの採用が好ましいが、メラミン系、
フエノール系、ウレア系の樹脂材でも良く、更に
は熱硬化性の樹脂材に限らず常温硬化性の樹脂材
であつても良く、また常温で粘着性を有しない場
合には片側面25全体若しくは貼着面25a,2
5bに接着性のあるエポキシ樹脂等の接着材をう
すく施せば良い。この樹脂材24の他の片側面2
7には強化材28が添着若しくは埋設される。強
化材28としては、樹脂材24と一体化し易く且
つ樹脂材24に強靭性を付与できるものであれば
ガラスクロス、ガラス繊維、カーボンフアイバ
ー、ポリエステル又はポリプロピレン等有機系不
織布、クラフト紙その他を採用することができ
る。更に、樹脂材24には、その両側接着部21
a,21bに、保形用の芯材として、容易に塑性
変形し得る鉄線その他の金属線29が設けられ
る。具体的には、この金属線29は両側接着部2
1a,21bの全長に亘つて埋設されている。し
かし、金属線29は必ずしも両側接着部21a,
21bの全長に亘つて設ける必要がなく、例えば
20の曲折部22の位置が特定されている場合に
はそれに相応する分だけの長さがあれば良く、し
かも設け方は上記埋設に限らず、貼付け又は単に
添えるだけでも良い。尚、図示せぬが、上記金属
線29に加えて発泡材26に曲折用の折溝を形成
しておくと一層良い。また、樹脂材24には、芯
材としての金属線29が発泡材26の加熱発泡時
にその膨張により引張られて持上がらぬようにす
るため、予め発泡時のガス抜き孔30を適宜位置
に形成してある。従つて、板材20へ補強材23
を貼着させる際に、板材20の形状に沿わせて金
属線29を曲折させれば、発泡材26の曲折抵抗
に拘らず、金属線29の保形性(塑性変形)によ
り、補強材23が容易に板材20の形状に追随し
且つ樹脂材24と板材20との確実な密着状態が
得られ、この状態で例えば車体の塗装工程に於け
る乾燥炉で板材20ごと補強体23を加熱処理す
れば発泡材26が発泡し、樹脂材24が板材20
に接着して熱硬化することにより確実に板材20
と一体の補強リブ13が形成できるものである。
また、上記発泡材26としては、加熱により発泡
する発泡ポリエチレンシート、発泡エポキシシー
トその他を採用することができ、樹脂材24の熱
硬化に先がけて適当な倍率で体積膨張し樹脂材2
4の中央部を持ち上げて板材20上に補強リブ1
3を形成できるものであれば良く、特に材質は限
定されない。発泡エポキシシートとしては具体的
には前述のエピコート #1004にカルボキシル基
含有ニトリルゴムであるハイカーCTBN(B.F.グ
ツドリツチ社製)、ジシアンジアミド系の硬化剤
とからなるエポキシ系樹脂組成物に発泡剤として
ビニホールAK #2(永和化成社製)を添加した
ものが好ましい。従つて、軟質、硬質性を問わ
ず、又その発泡は加熱による発泡に限らず場合に
よつては常温発泡の発泡材でも良い。
第7図及び第8図には、他の実施例を示す。こ
の実施例では、上記実施例に於ける芯材としての
金属線29に代えて、容易に曲折可能で且つ保形
性のある軟鋼板の如き金属板31を、樹脂材24
の両側接着部21a,21bに於ける板材20の
曲折部22と相応する部位に埋設させることで上
記と同様の目的を達成せんとするものである。
尚、この場合ガス抜き孔30は金属板31対応位
置にのみ形成するようにしている。
第9図及び第10図には、更に他の実施例を示
す。この実施例では、上記芯材としての金属板3
1に代えて、樹脂板32を用いるようにしてい
る。この場合樹脂板32の曲折部22と対応する
位置に予め曲折用の折溝33を形成して曲折を容
易ならしめている。その他の構成及び作用は第7
図及び第8図の実施例と同様である。
以上説明してきたように、この発明によれば、
その構成を、未硬化シート状の樹脂材の片側面に
未発泡シート状の発泡材を、積層一体化させ且
つ、上記積層体に容易に曲折する保形用の芯材を
設けることとしたため、発泡材あるいは樹脂材に
ある程度の厚さ寸法があり曲折抵抗剛性が存在す
るにも拘らず、芯材を板材の形状に沿つて曲折さ
せれば、その保形性により板材の形状に追随させ
た状態で補強材を維持させることができ、板材、
特にドアのチエツクリンク取付部や種々の穴まわ
り等曲率の小さな曲折部を備えた板材、に対する
汎用性を向上させることができる上に、樹脂材の
板材に対する密着性を向上させることができ、そ
の結果発泡材及び樹脂材への加熱処理による補強
リブの形成を容易且つ確実にすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来例を示すドアの正面説明図、同
ロは第1図イのロ−ロ線に沿う断面説明図、同ハ
は第1図ロのハ部拡大断面説明図、第2図は従来
例の課題解決手段として既に提案済みのドアアウ
タパネルの要部斜視説明図、同ロは第2図イの
−線に沿う断面説明図、第3図は第2図ロに至
る前の補強材の断面説明図、第4図はこの発明の
第1実施例を示す斜視図、第5図は第4図−
線に沿う拡大断面図、第6図は補強材の拡大斜視
図、第7図は他の実施例を示す斜視図、第8図は
第7図−線に沿う断面図、第9図は更に他の
実施例を示す斜視図、そして第10図は第9図
−線に沿う断面図である。 20……板材、23……補強材、24……樹脂
材、25……片側面、25a,25b……貼着
面、26……発泡材、29……芯材としての金属
線、31……芯材としての金属板、32……芯材
としての樹脂板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 未硬化シート状の樹脂材の片側面に、未発泡
    シート状の発泡材を、積層一体化させ且つ、前記
    積層体の少くとも一部に容易に塑性変形し得る保
    形用の芯材を設けたことを特徴とする板材補強用
    の補強材。
JP3656781A 1981-03-16 1981-03-16 Reinforcing material for reinforcing board material Granted JPS57156243A (en)

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JP3656781A JPS57156243A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Reinforcing material for reinforcing board material

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JP3656781A JPS57156243A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Reinforcing material for reinforcing board material

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Publication Number Publication Date
JPS57156243A JPS57156243A (en) 1982-09-27
JPS6356861B2 true JPS6356861B2 (ja) 1988-11-09

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JP3656781A Granted JPS57156243A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Reinforcing material for reinforcing board material

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5636565A (en) * 1979-09-04 1981-04-09 Kashiwa Kagaku Kogyo:Kk Jetting-type defrosting and de-icing agent

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5636565A (en) * 1979-09-04 1981-04-09 Kashiwa Kagaku Kogyo:Kk Jetting-type defrosting and de-icing agent

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JPS57156243A (en) 1982-09-27

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