JPS6356321B2 - - Google Patents

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JPS6356321B2
JPS6356321B2 JP54087306A JP8730679A JPS6356321B2 JP S6356321 B2 JPS6356321 B2 JP S6356321B2 JP 54087306 A JP54087306 A JP 54087306A JP 8730679 A JP8730679 A JP 8730679A JP S6356321 B2 JPS6356321 B2 JP S6356321B2
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JP
Japan
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spinning
path
gear pump
mixer
modifier
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Expired
Application number
JP54087306A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5615404A (en
Inventor
Yoshisato Shibuya
Takeo Tanimoto
Koji Yoshida
Kunio Ichihashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP8730679A priority Critical patent/JPS5615404A/ja
Publication of JPS5615404A publication Critical patent/JPS5615404A/ja
Publication of JPS6356321B2 publication Critical patent/JPS6356321B2/ja
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、双頭式紡糸装置に関するものであ
る。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 従来、ポリアミド及びポリエステルの如き熱可
塑性合成重合体に制電性、易染性、抗ピル性、難
燃性等を付与する為の種々の方法が提案されてい
る。例えば特公昭52−43926号公報には糸条化す
る直前の繊維形成性重合体に改質剤を添加し静止
糸混練素子で180秒以下で急速混合せしめたのち、
直ちに紡糸することが記載されている。
一方、生産性向上のため、設備の巨大化、単一
化、連続化が行なわれており、事実ポリエステル
ステープルの製造には直連重・直紡が採用されて
いる反面、消費者の要求は製品の多様化及び高級
化を指向している。これらの相反する如き要求に
応えるべく、本発明者等は鋭意研究開発を進めた
結果本発明を完成したものである。
本発明の目的は簡単な操作により製品の多様化
に対処し得る紡糸装置を提供するにある。特に、
紡糸パツクの交換及び改質剤注入弁の開閉のみに
より、通常の繊維から例えば制電剤、易染剤、難
燃剤等の改質剤を混合した改質繊維、更には複合
繊維まで多品種の繊維を紡出し得る紡糸装置を提
供するにある。更に本発明の他の目的は直紡方式
による紡出に於いて容易に製品の多様化に対処し
得る紡糸装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の紡糸装置は分岐路を有するポリマー流
入路、各分岐路に設置された計量ギヤポンプ、紡
糸パツクに連絡する各分岐路の流出路及び並列型
又は芯鞘型の複合繊維を紡糸する紡糸パツクとよ
りなる紡糸装置において、少なくとも一方の分岐
路には注入弁を有する改質剤注入路を該ギヤポン
プの前に、また静止混練素子を有するミキサーを
該ギヤポンプの前又は後に、又は前及び後に配設
してなるものである。
以下図面により本発明の双頭式紡糸装置につい
て説明する。1はポリマー流入路で分岐路2及び
3を有する。分岐路2には注入弁4を有する改質
剤注入路5が接続され、続いて静止混練素子を有
するミキサー6、計量ギヤポンプ7、静止混練素
子を有するミキサー8及び紡糸パツク10に連絡
する流出路9が順次配設される。ここで計量ギヤ
ポンプ7の前後にミキサー6及び8が配設されて
いるが、前又は後の何れかがあればよい。但し、
改質剤とポリマーとの混練効果を挙げるためには
該ポンプ7の前後に該ミキサーを配設するのが好
ましい。第1図には他方の分岐路3にも分岐路2
と同様に注入弁4′を有する改質剤注入路5′、ミ
キサー6′、計量ギヤポンプ7′、ミキサー8′及
び流出路9′を有するものを掲げたが、注入弁
4′を有する改質剤注入路5′、ミキサー6′及び
8′はなくても差支えない。しかしながら、注入
弁4′を開閉のみで繊維の種々の改質ができるの
で、分岐路3にも分岐路2と同様な装置を配設す
れば製品の多様化の幅は格段に多くなる。
本発明の紡糸装置によると例えば連続重合工程
より紡糸工程に送られたポリエチレンテレフタレ
ートはポリマー流入路1より本発明の紡糸装置に
入り、分岐路2及び3に分流される。分岐路2及
び3の流れには改質剤注入路5及び5′より注入
弁4及び4′を通してポリエチレングリコール誘
導体よりなる改質剤が注入されミキサー6及び
6′でポリエチレンテレフタレートと混合され、
ギヤポンプ7及び7′で計量されミキサー8及び
8′で更に混合した後流出路9及び9′より紡糸パ
ツク10に送られて改質ポリエチレンテレフタレ
ートフイラメントが紡出される。1図で注入弁4
及び4′を閉じて改質剤を注入しない場合は同じ
装置を使用して通常のポリエチレンテレフタレー
ト・フイラメントが紡出される。又、第1図で注
入弁4を開き、一方注入弁4′を閉じて流出路9
より改質ポリエチレンテレフタレートを、又流出
路9′より改質剤を含まないポリエチレンテレフ
タレートを夫々紡糸パツク10に送液した場合、
改質剤が均一に混合されないポリエチレンテレフ
タレートの相と何も混合されないポリエチレンテ
レフタレートの相とが不均一に混在するフイラメ
ントが紡出される。第1図の紡糸パツク10に代
えて第2図の複合繊維製造用の紡糸パツク11を
装着し、注入弁4を開き、一方の注入弁4′を閉
じて分岐路2よりのポリエチレンテレフタレート
に改質剤を注入しミキサー6及び8で混合して流
入路9より紡糸パツク11に送液すると共に、分
岐路3よりのポリエチレンテレフタレートには改
質剤を注入することなく流出路9′より紡糸パツ
ク11に送られて、ここで両者は並列型又は芯鞘
型に接合されて複合フイラメントが紡出される。
斯様に本発明の装置を使用することにより単に
紡糸パツクの交換、及び注入弁4及び4′の開閉
のみにより、通常の繊維のみでなく、改質繊維や
複合繊維を極めて容易に紡出することができる。
本発明の紡糸装置はナイロン6、ナイロン66、
ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12又はそれ
らの共重合体等のポリアミド類、ポリエチレンテ
レフタレート又はそれらの共重合体のポリエステ
ル類、ポリエチレン及びポリプロピレンなどのポ
リオレフイン類、ポリウレタン、ポリスチレン、
ポリ尿素、ポリアクリロニトリル等の紡出に適用
し得る。
本発明に適用する混練素子を有するミキサーと
しては、例えばケニツクス社製の「スタテイツ
ク・ミキサー」、特殊機化工社製の「ロス−LSG
−ミキサー」、スルザー社製の「SM−ミキサー」
等が挙げられるが、これ以外の公知のミキサーも
勿論使用し得る。混練素子の数は適用するポリマ
ーの種類、注入する改質剤の量及び種類、或いは
混練の度合等により異なり、余りに少なすぎると
混練が不十分であり、一方余りに多きに過ぎると
圧損失を惹起するが、一般的には一方の分岐路に
少なくとも6ケ、通常20〜40ケのものが使用され
る。
本発明に適用する計量ギヤポンプはダブルギヤ
ーポンプ或いは通常使用されているものがそのま
ま使用し得るが混練装置を組込んだギヤポンプを
使用すれば更に混練効果を挙げることができる。
本発明の紡糸装置に於いてポリマーの分岐路と
改質剤注入路との会合部及びミキサー6は計量ギ
ヤポンプの入口迄の流路に配設されるが、特に紡
糸各ポジシヨンの計量ギヤポンプ接合用のウエア
ープレート内に組込むことが好ましい。斯様にす
ることにより、改質剤の注入側の圧力が経時的に
一定に保持されて改質剤の計量精度が安定するば
かりでなく、ミキサーの取付が容易且つコンパク
トにし得る。特に、計量ポンプの前後にミキサー
を配設する場合、混練効果が向上するばかりでな
く、ミキサー6の圧力損失をそれ以前のポンプ等
に負担させ、ミキサー8の圧力損失を計量ギヤポ
ンプに負担させることにより、全体としての許容
圧損失を大きく採ることが可能となり、安定して
紡糸することができる。
(発明の効果) 本発明の紡糸装置は極めて簡単な装置であるに
も拘わらず、改質剤等も何も混入しない通常の繊
維から、易染性、制電性、防燃性、吸湿性等を有
する改質繊維、更には相互に異なるポリマーを接
合した複合繊維迄の多岐に亘る繊維を改質剤注入
弁の開閉、通常の紡糸パツク及び複合繊維用紡糸
パツク等の交換により極めて容易に製造する事が
可能であり、しかも斯かる紡糸パツクの交換も短
時間にしかも容易にできる為切替に要する時間も
短縮でき、従つてロスも少なく生産性、操業性は
極めて高い。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
実施例 1 ポリエチレンテレフタレートよりなるポリマー
流1をポリマー流2及び3に分割し、各混練ブロ
ツクA及びBの改質剤4,4′として染色性向上
剤及び制電剤を夫々弁6,6′よりポリマー流2,
3に注入する。染色性向上剤として数平均分子量
2000のポリエチレングリコール又制電剤としては
エチレンテレフタレートオリゴマーとポリエチレ
ングリコール(数平均分子量2000)とよりなる数
平均分子量15000の低重合体を用い、ポリエチレ
ンテレフタレートに対し夫々5重量%添加した。
急速混練器7,7′,9,9′はそれぞれ素子数が
20、12ケであり均質混練されたポリマー流の温度
はそれぞれ285℃にコントロールした。これら混
練ブロツクA、Bからポリマーを1対1の割合で
紡糸用パツク10に導き、紡糸温度290℃、紡糸
速度800m/分、ホール数500の円形ノズルを用
い、吐出量夫々265g/分で並列型に接合紡糸し
た。紡出時での虫、糸切れは全くなく、未延伸糸
を70℃の温水中で38倍に延伸し130℃で熱処理し
たものは繊度3.13d、強度4.06g/d、伸度47.2%
であつた。得られた複合繊維の染色吸尽率、静電
気発生量はそれぞれ80.3%、+1.4KV(30℃/25
%)であつた。また、染色斑も全く見いだせなか
つた。
比較の為に改質剤を注入しない以外は前記と全
く同様にして得られた繊維について上記各物性値
を求めたが、それぞれ36.5%、+10.7KVであつ
た。
尚、染色吸尽率は次の条件で行なつた。
染料:Miketon Polyester Blue F.B.L. 3%
owf 浴比:1:30(キヤリアーなし) 温度:97〜98(常圧沸騰) 時間:60分 また、静電気発生量とは、雰囲気30℃、25%
RHの雰囲気においてアクリル板で一定条件の摩
擦を与えた時発生する電圧を集電式静電気で測定
した値である。
【図面の簡単な説明】
第2図は本発明の紡糸装置の概略説明図であ
り、第1図は第2図の複合繊維用紡糸パツク11
に代えて通常の繊維用紡糸パツク10を装着した
参考図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分岐路を有するポリマー流入路、各分岐路に
    設置された計量ギヤポンプ、紡糸パツクに連絡す
    る各分岐路の流出路及び並列型又は芯鞘型の複合
    繊維を紡糸する紡糸パツクとよりなる紡糸装置に
    おいて、少なくとも一方の分岐路には注入弁を有
    する改質剤注入路を該ギヤポンプの前に、また静
    止混練素子を有するミキサーを該ギヤポンプの前
    又は後に、又は前及び後に配設したことを特徴と
    する双頭式紡糸装置。 2 ギヤポンプの前及び後に静止混練素子を有す
    るミキサーを配設した特許請求の範囲第1項記載
    の装置。 3 一方の分岐路のミキサーの静止混練素子数が
    少なくとも6ケ所である特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の装置。
JP8730679A 1979-07-09 1979-07-09 Double-headed spinning device Granted JPS5615404A (en)

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JPS5615404A JPS5615404A (en) 1981-02-14
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Families Citing this family (5)

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JPS6189316A (ja) * 1984-10-03 1986-05-07 Teijin Ltd 溶融混合紡糸装置
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