JPS6352388A - 小型テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は標準テープカセットよりは小型な小型テープカ
セットに係り、特に、カセット筐体の前面開口部を開閉
するガードパネルを閉蓋状態にロック又はこれを解除す
るロック機構を具備したテープカセットに関するもので
ある。

（従来の技術） ビデオテープレコーダの普及と共に、最近では、ビデオ
カメラとビデオテープレコーダとが一体となった、いわ
ゆるカメラ・一体型ビデオテープレコーダが製作されて
いる。このようなカメラ一体型ビデオテープレコーダで
は、携帯九影に適するように、標準テープカセットより
も小型な小型テープカセットを使用して装置の小型化を
８１っている。

一方、ビデオテープレコーダに使用される標準テープカ
セットや小型テープカセットは、記録再中間に、カセッ
ト筐体に内蔵された磁気テープがカセット筐体の前面開
口部からカセット筐体の外部に引き出されて使用される
ものであるが、この１１り面間口部には、テープカセッ
トがビデオテープレコーダに装填されていない時に、前
面部に張架された磁気テープを保護するためのガードパ
ネルが設けられている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、従来の小へ１２テープカセツトでは、標準テ
ープカセットのようなガードパネルを閉蓋状態にロック
するロック機構が具備されていないので、容易にガード
パネルが開蓋して、カセット筐体の前面間口部に張架さ
れた磁気テープが露出し、＋ｔ、１像しいすく、特に小
型テープカセットをポケットなどに入れると、取り出す
際にガードパネルが引っ１１トって開蓋しやすいもので
あった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決するためカセット筐体内に磁
気テープを巻回した一対のテープリールが収納され、前
記カセット筐体の前面開口部を間開するガードパネルの
両側部が前記力セットユ体の両側面に回動自在に軸支す
るととも（こ、前記ガードパネルの一側に形成された係
合部と係合するロック用係止部と前記カセット筐体の一
側面より外方に突出するロック解除用突出部とからなる
ロック片が前記カセット筐体の内側方向に弾性変位して
前記ガードパネルを閉蓋状態にロック又はこれを解除す
る小型テープカセットであって、前記一対のテープリー
ルの各中心点を結ぶ延長線上の近傍で、かつ前記カセッ
ト筐体の一側内面側を支点部とする弾性変位可能なロッ
クハを配設するとともに、前記ロック片の前記ロック用
係止部と前記支点部との略中間位置よりしく１・かにロ
ック用係止部に近接する位置に前記ロック解除用突出部
を形成した小型テープカセットを提供するものである。

（実施例） 本発明になる小型テープカセットの一実施例を以下図面
とともに説明する。第１図は本発明になる小型テープカ
セットの一実施例を示す平面図で上ハーフの上板を切り
除いた状態を示す図で、第４図は小型テープカセットを
底部から見た斜視図で、第５図はそのガードパネルのロ
ック機構部を示す斜視図である。

第４図に示すように、小型テープカセット１には、土ハ
ーフ２Ｘと下ハーフ２Ｙとを蓋合せしたカセット筺体２
内に、磁気テープ３を巻回した供給リール４９巻取リー
ル５が収納されている。さらに、このカセット筺体２の
前面間口部６を間開するガードパネル７が１噛（ピン）
８によりカセット筺体２の両側面２Ａ、（２Ｂ＞に回動
自在に軸支され、ｌ１１１１８に嵌挿されたバネ１０（
第５図参照）により、このガードパネル７は常時、閉蓋
方向へ付勢されている。また、士ハーフ２×には、巻取
リール５の外周面に形成した歯巾５ａをカセット筐体２
の側面２Ａから外部に臨ませるための切欠部２Ｚが形成
されている。、なお、この切欠部２Ｚは上ハーフ２Ｘ、
Ｖ−ハーフ２Ｙを組立てた時に区画形成されるものであ
る。

磁気チー７３はか右のガイドローラ９−１．９−２によ
り案内された状態で前面開口部６を横切るように張架さ
れており、前記ガードパネル７が閉蓋することにより外
部から保５されるように構成されている。また、カセッ
ト筐体２の一側面２Ａには、前記ガードパネル７を閉蓋
状態にロックまたはこれを解除するロック機構が設【づ
られている。

次に、ロック機構の構成について説明する。第５図は、
第４図に示す小型テープカセット１において下ハーフ２
Ｙ、Ｑ取す−ル５を取り除いて示したロック機構の斜視
図である。同図に示すように、上ハーフ２Ｘには、ガー
ドパネル７の回動を阻止するための弾性変位可能な仮状
のロツクハ２１が、側面２Ａの切欠部２Ｚに近接して配
胃されている。

このロック片２１は、例えば、合成樹脂などにより成型
されたものであり、カセット筐体２の上記切欠部２Ｚの
位置と対応する本体部２１ａと、この本体部２１ａと連
設した弾性変位可能な可動部２１ｂ及び後々−１部２１
ｄより大略構成されてぃる。ロック片２１は、その可動
部２１ｂの先端に形成したフック状のロック用係止部２
１ｃがガードパネル７の内側面に突出形成した係合部７
ａと係合するように、本体部２１ａの後端部２１ｄがカ
セット筐体２の後部近傍（誤挿入防止用の満１２の近傍
）にて上ハーフ２Ｘに形成された支持部２２、及び支持
ビン２２−に嵌着され、この上ハーフ２Ｘに着脱自在に
取付けられている。

さらに、ロック片２１の可動部２１ｂには、ロック解除
用突出部２１ｅが形成されており、この・ロック解除用
突出部２１ｅはガードパネル７側に近接した位置に穿設
された上ハーフ２Ｘの透孔２３を通じてカセット筐体２
の側面２Ａの面より所定倒突出している。

なお、前記支持ビン２２−は、第１図に示すように、前
記供給リール４２巻取リール５の各中心点４−．５′を
結ぶ延長線Ｌ−Ｌ上に植設してあり、ロック片２１は°
この支持ビン２２′に当接した支点部２１ｆを支点とし
てカセット筐体２の内側に弾性変位するように構成され
ている。このため弾性変位したロック片２１の可動部２
１ｂが巻取り−ル５に巻回された磁気アー１３と接触し
て、磁気テープ３を損傷するおそれはなく、かつ、ロッ
ク片２１の係合部２１ｃと支点部２１ｆ間の距離は所要
の距離となるので、ロック片２１は充分な弾性力を持っ
て弾性変位して、確実なロックまたはロック解除をなし
得る。

また、前記ロック片２１の支点位置は、上記支点２１ｆ
の位置が理想的であるが、この他に支点部２１「の近傍
もしくは支点部２１ｆよりカセット筐体の後方（第１図
に６３ける下方）に位置させてもよい。

このように、ガードパネル７の係合部７ａとロック片２
１のロック用係止部２１ｃとの係合により、ガードパネ
ル７が開蓋状態にロックされた小型テープカセット１を
ビデオテープレコーダやアダプタに装填すると、このロ
ックが解除される。

次にロック片２１のロック解除用突出部２１ｅの形成位
置について第２図及び第３図を参照して説明する。第２
図は小型テープカセットのロック磯構を構成するロツク
ハを示す平面図、第３図（Ａ＞及び（Ｂ）はロック片に
設けられるロック解除用突出部のそれぞれの最適な位置
関係を説明するためのロック機構部の各平面図である。

上述したようなロック橢構を備えた小型テープカセット
１において、前記ロック及びロック解除を確実にかつ円
滑にするために、ロック片２１上に形成されるロック解
除用突出部２１ｅの形成位置をどこに設定するかは、以
下説明する如く千要なポイントとなる。

づなわち、第３図＜Ａ＞に示すように、ロック片２１の
先端のロック用係止部２１ｃに近接した位置にロック解
除用突出部２１ｅを形成すると、ロック片２１の変位？
が小さくなるので、ロック片２１のロック用係止部２１
ｃとガードパネル７の係合部７ａとの係合が解かれにく
くなり、確実な［Ｊツク解除ができなくなるおそれが生
じ、また下ハーフ２Ｙの切り欠き部１３と係合する装置
の開蓋機構（開蓋ビン１４）が、このロック片２１のロ
ック解除用突出部２１ｅに衝突して、間道することがで
きなくなる。

一方、第３図（Ｂ）に示すように、ロック片２１の後端
の支点部２１ｆに近接した位置にロック解除用突出部２
１ｅを形成すると、ロック片２１の変位量が大きくなる
ので、確実なロック解除ができる反面、ロック用突出部
２１ｅと支点部２１ｆとの距離が狭くなり、ロック片２
１の弾性が減少して、ロック解除に必要とされるカゼッ
トホルダーの側壁２５による押圧力が大きくなり、小型
テープカセット１の５Ａ置への装填が円滑にできなくな
る。

本考案になる小型テープ力ゼット１において、ロック解
除用突出部２１ｅは、第２図に示すように、前記ロック
用係止部２１ｃと前記支点部２１ｆとの略中間位置より
ロック用係止部２１ｃに僅かに近接する位置のロック片
２１上に形成されており（Ｊ！＋＜Ｊ２）、カセット筐
体２の側面２Ａの面より　１．５（ｔｌ’、ｌ）程度突
出している。

次に、小型テープカセット１のロック様構の動作、特に
ロック片２１の動作について主として第２図を参照して
説明する。

小型テープカセット１をビデオテープレコーダやアダプ
タに装填する場合には、小型テープカセット１をこれら
装置のカセットホルダ（図示せず）に挿入すると、カセ
ット筐体２の側面２Ａの面より突出したロック解除用突
出部２１ｅがカセットホルダの側壁２５の内面によって
押圧され、ロック片２１の可動部２１ｂはカセット筐体
２の内側方向に支持ピン２２−に当接した支点部２１ｆ
を支点として弾性変位し、ガードパネル７の係合部７ａ
とロック片２１のロック用係止部２１Ｃの係止状態が解
除され、つまり、ロックが解除されて、装置の閉蓋機構
（図示せず）によってガードパネル７は同品される。

前記ロック解除用突出部２１ｅを前記ロック係止部２１
ｃと前記支点部２１［との略中間位富よりもロック用係
止部２１ｃに僅かに近接してロック片２１に設定したの
で、ロック解除に際し、ロック用係止部２１Ｃと支点部
２１ｆと、ロック解除用突出部２１ｅと支点部２１ｆ間
との距離比の関係からロック片２１のロック用係止部２
１Ｃが所要量変位するので、確実なロック解除をなすこ
とができる。さらに、ロック用解除用突出部２１ｅと支
点部２１［間の距離も所葭の長さを冑ることができて、
ロック片２１４よ所要の弾性力を持つので、ロック解除
に必要とされる押圧力も比較的弱い圧力で充分となり、
小型テープカセット１の装置への装填を円滑に１１なう
ことができる。

さらに、ロック片２１のロック解除用突出部２１ｅに装
置の開蓋門構（閉蓋ピン１４）が衝突して、開とできな
くなるおそれもない。

また、装填した小型テープカセット１をビデオテープレ
コーダやアダプタから取り出すと、これら装置のカセッ
トホルダの側壁２５によるロック片２１への押圧が解か
れ、ロック片２］は自身の弾性力によってカセット筐体
２の外側方向に復帰するとともに、ガードパネル７は軸
８を中心として捩りばね１０の付勢力によって閉蓋方向
に回動させられ、再び、ガードパネル７カ係合部７ａと
［］ツク片２１のロック用係止部２１Ｃとが係１’ｙし
てガードパネル７；よ閉蓋状態にロックされる。

（発明の効果） 本発明になる小幇テープカセットは、カセット筺体内に
磁気テープを巻回した一対のテープリールが収納され、
前記カセット筐体の前面開口部を開閉するガードパネル
の両側部が前記カセット筐体の両側面に回動自在に軸支
するとともに、前記ガードパネルの一側に形成された係
合部と係合する［ｌツク用係止部と前記カセット筐体の
一側面より外ア〕に突出するロック解除用突出部とから
なるロック片が前記カセット筐体の内側方向に弾性変（
ｆｆして前記ガードパネルを閉蓋状態にロック又はこれ
を解除する小型テープカセットであって、前記一対のテ
ープリールの各中心点を結ぶ延長線上の近傍で、かつ前
記カセット筐体の一側内面側を支点部とする弾性変位可
能なロック片を配設するどともに、前記１１７９片の前
記ロック用係止部と前記支点部との略中間イ装置よりも
僅かにロック用係止部に近接する６γ置に前記ロック解
除用突出部を形成したものであるから、上記位置への支
点部の設定により、弾性変位するロツクハのロック用係
止部と支点部間の距離が長く、ロック片は充分な弾性力
をもって弾性変位するので、確実なロックまたはロック
解除をなしうる効果があり、かつ、ロック片が巻取リー
ルに巻回された電気テープと接触して、磁気テープを損
！ｔｌ！するおそれもない。

また、上記位置へのロック解除用突出部の設定により、
ロック用係止部と支点部間と、ロック解除用突出部と支
点部間との距離比の関係からロック片のロック用係止部
が所要帛変惚するので、確実なロック解除をなすことが
できる、かつ、ロック解除用突出部と支点部間の距円１
も所要の長さを得ることができて、ロツクハはｊ月要の
弓ψ性力を持つので、ロック解除に必廿とされる押圧力
も比較的弱い圧力で充分となり、小型テープカセットの
装置への装填を円滑に（１なうことがでさる効果もある
。

さらに、ロック片のロック解除用突出部に装置の開蓋１
楢（開蓋ピン）が衝突して、閉蓋できなくなるおそれも
なくなる千り点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる小型テープカセットの一実施例を
示す上ハーフを上板を切り除いた平面図、第２図はその
小型テープカセットのロック機構を構成するロツクハを
示す平面図、第３図（Ａ）及び（Ｂ）はロック片に設け
られるロック解除用突出部のそれぞれのＲ適な位置関係
を説明するためのロック機構部の各平面図、第４図は小
型テープカセットを底部から見た斜視図、第５図はその
ガードパネルのロック機構部を示す斜視図である。 １・・・小型テープカセット、７・・・ガードパネル、
７ａ−・・・係合部、２１・・・ロック片、２１ａ・・
・本体部、２１ｂ・・・可動部、２１ｃ・・・ロック用
係止部、２１ｄ・・・後端部、２１ｅ・・・ロック解除
用突出部、２１ｆ・・・支点部、２２・・・支持部、２
２−・・・支持ピン。 特　許　出願人　日本ビクター株式会社代表者　　塩水
　邦夫 １ｒＥＪ 第２図 （Ａ）　　　　　ＣＢ） 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カセット筐体内に磁気テープを巻回した一対のテープリ
   ールが収納され、前記カセット筐体の前面開口部を開閉
   するガードパネルの両側部が前記カセット筐体の両側面
   に回動自在に軸支するとともに、前記ガードパネルの一
   側に形成された係合部と係合するロック用係止部と前記
   カセット筐体の一側面より外方に突出するロック解除用
   突出部とからなるロック片が前記カセット筐体の内側方
   向に弾性変位して前記ガードパネルを閉蓋状態にロック
   又はこれを解除する小型テープカセットであって、 前記一対のテープリールの各中心点を結ぶ延長線上の近
   傍で、かつ前記カセット筐体の一側内面側を支点部とす
   る弾性変位可能なロック片を配設するとともに、 前記ロック片の前記ロック用係止部と前記支点部との略
   中間位置よりも僅かにロック用係止部に近接する位置に
   前記ロック解除用突出部を形成したことを特徴とする小
   型テープカセット。