JPS6350816Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6350816Y2 JPS6350816Y2 JP15820382U JP15820382U JPS6350816Y2 JP S6350816 Y2 JPS6350816 Y2 JP S6350816Y2 JP 15820382 U JP15820382 U JP 15820382U JP 15820382 U JP15820382 U JP 15820382U JP S6350816 Y2 JPS6350816 Y2 JP S6350816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- annular magnet
- gate
- resin
- ferrite powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はその円周方向に多数の磁極をN極,S
極を交互に着磁する薄肉円環状のプラスチツクス
マグネツトの改良に関するものである。
極を交互に着磁する薄肉円環状のプラスチツクス
マグネツトの改良に関するものである。
本考案の目的は多数の磁極を均等に着磁し得る
プラスチツクスマグネツトを得るにある。
プラスチツクスマグネツトを得るにある。
本考案のプラスチツクスマグネツトは、円環状
マグネツトの上端面に半径方向に延びるリム部を
形成し、このリム部に樹脂射出によるフエライト
粉末の密度の高い部分を形成せしめたことを特徴
とする。
マグネツトの上端面に半径方向に延びるリム部を
形成し、このリム部に樹脂射出によるフエライト
粉末の密度の高い部分を形成せしめたことを特徴
とする。
以下図面に従い従来及び本考案マグネツトにつ
いて説明する。
いて説明する。
第1図a,bは従来の円環状マグネツトを示
し、この円環状マグネツト1はその内外径に比し
肉厚と高さ方向の幅が狭いのでフエライトで製造
することは実用上困難となる。従つて合成樹脂の
中にフエライトの粉末を分散混合したプラスチツ
クスマグネツトとすることが実施されている。
し、この円環状マグネツト1はその内外径に比し
肉厚と高さ方向の幅が狭いのでフエライトで製造
することは実用上困難となる。従つて合成樹脂の
中にフエライトの粉末を分散混合したプラスチツ
クスマグネツトとすることが実施されている。
プラスチツクスマグネツトは熱可塑性プラスチ
ツクスの中にフエライトの粉末を分散混合した素
材を加熱し溶融状態として金型に設けた円環状の
空洞内に射出成形機で射出し成形する射出成形方
法で成形される。その為に成形用の金型には溶け
たプラスチツクスを金型の空洞内に射出する為の
ゲート(小孔)2を複数個、適宜の間隔で成形後
の製品に影響の少ない位置に設け、このゲート
(小孔)2を射出成形機の溶湯の射出管に結合し
て射出成形を行うようになつており第1図a,b
の例ではゲート(小孔)2は円環状マグネツトの
上端面に4個設けられている。
ツクスの中にフエライトの粉末を分散混合した素
材を加熱し溶融状態として金型に設けた円環状の
空洞内に射出成形機で射出し成形する射出成形方
法で成形される。その為に成形用の金型には溶け
たプラスチツクスを金型の空洞内に射出する為の
ゲート(小孔)2を複数個、適宜の間隔で成形後
の製品に影響の少ない位置に設け、このゲート
(小孔)2を射出成形機の溶湯の射出管に結合し
て射出成形を行うようになつており第1図a,b
の例ではゲート(小孔)2は円環状マグネツトの
上端面に4個設けられている。
この射出成形の時に溶けた樹脂が、ゲートから
金型の空洞内に流れる状況を示すと第1図cのよ
うにゲート2より矢印のように流れ、ゲートとゲ
ートの中間で両方のゲートから流れた樹脂が衝突
し、この部分で樹脂の温度が低下しこの中間部分
より樹脂の硬化が始まり空洞内の樹脂の流動性が
低下し空洞内でゲート近くまで樹脂が充満した時
には極度に流動性が低下するので射出圧力を上げ
て射出成形を完了する。
金型の空洞内に流れる状況を示すと第1図cのよ
うにゲート2より矢印のように流れ、ゲートとゲ
ートの中間で両方のゲートから流れた樹脂が衝突
し、この部分で樹脂の温度が低下しこの中間部分
より樹脂の硬化が始まり空洞内の樹脂の流動性が
低下し空洞内でゲート近くまで樹脂が充満した時
には極度に流動性が低下するので射出圧力を上げ
て射出成形を完了する。
その結果完成した環状マグネツトの組成は第1
図dに示すようにゲートを設けた位置に近い部分
にフエライト粉末の密度が高い部分3を生じ、こ
の部分3の近くは他の部分より残留磁束が多くな
るように作用し、この円環状マグネツトの外周に
細かいピツチでN極,S極を交互に着磁した時の
残留磁束の分布は第1図eのようになりゲートの
位置近くの残留磁束が4のように他の部分より極
度に大きくなり、この円環状マグネツトを回転検
出器の回転子として使用した場合、高い残留磁束
のある4の部分で異常に大きな出力が検出され、
これが雑音電圧となるという欠陥がある。
図dに示すようにゲートを設けた位置に近い部分
にフエライト粉末の密度が高い部分3を生じ、こ
の部分3の近くは他の部分より残留磁束が多くな
るように作用し、この円環状マグネツトの外周に
細かいピツチでN極,S極を交互に着磁した時の
残留磁束の分布は第1図eのようになりゲートの
位置近くの残留磁束が4のように他の部分より極
度に大きくなり、この円環状マグネツトを回転検
出器の回転子として使用した場合、高い残留磁束
のある4の部分で異常に大きな出力が検出され、
これが雑音電圧となるという欠陥がある。
本考案は上記のような従来技術による円環状マ
グネツトを改良したものでその実施例を第2図
a,bに示す。
グネツトを改良したものでその実施例を第2図
a,bに示す。
本考案に於ては第2図a,bに示すように円環
状マグネツト1の上端面内周に半径方向に狭い幅
のリム部11を一体的に形成し、このリム部11
の上面に樹脂射出によるフエライト粉末の密度の
高い部分3が形成されるようにする。
状マグネツト1の上端面内周に半径方向に狭い幅
のリム部11を一体的に形成し、このリム部11
の上面に樹脂射出によるフエライト粉末の密度の
高い部分3が形成されるようにする。
本考案マグネツトを製造するには射出成形用金
型に第2図a,bに示す円環状マグネツトが成形
できる空洞を設け、この金型の空洞内に射出成形
機で溶けた樹脂を射出ゲート2より注入する。こ
の時の溶けた樹脂の流れる状態は第2図cに示す
ようにゲート2からリム部11を経由して円環状
マグネツト1の方に流れ、円環状マグネツト1の
中の樹脂はゲート2のほゞ中間の位置から硬化が
始まり、更にリム部11のゲート2より遠い部分
から硬化し、最後にゲート2と接した部分が硬化
して樹脂の注入が完了する。この場合、フエライ
ト粉末の密度が高い部分3は第2図dに示すよう
にリム部11のゲート2に接した部分に生じ、円
環状マグネツト1の部分には存在せず、円環状マ
グネツト1内ではフエライト粉末が一様に分布さ
れているので、円環状マグネツト1の外周に沿つ
てN極,S極を交互に細かいピツチで着磁した時
の残留磁束の分布は第2図eに示すように一様に
なり、従来のマグネツトのように磁束密度の高い
部分が存在しないから、これを回転検出装置に用
いた場合に雑音電圧を発生する等の不都合がなく
なる大きな利益がある。
型に第2図a,bに示す円環状マグネツトが成形
できる空洞を設け、この金型の空洞内に射出成形
機で溶けた樹脂を射出ゲート2より注入する。こ
の時の溶けた樹脂の流れる状態は第2図cに示す
ようにゲート2からリム部11を経由して円環状
マグネツト1の方に流れ、円環状マグネツト1の
中の樹脂はゲート2のほゞ中間の位置から硬化が
始まり、更にリム部11のゲート2より遠い部分
から硬化し、最後にゲート2と接した部分が硬化
して樹脂の注入が完了する。この場合、フエライ
ト粉末の密度が高い部分3は第2図dに示すよう
にリム部11のゲート2に接した部分に生じ、円
環状マグネツト1の部分には存在せず、円環状マ
グネツト1内ではフエライト粉末が一様に分布さ
れているので、円環状マグネツト1の外周に沿つ
てN極,S極を交互に細かいピツチで着磁した時
の残留磁束の分布は第2図eに示すように一様に
なり、従来のマグネツトのように磁束密度の高い
部分が存在しないから、これを回転検出装置に用
いた場合に雑音電圧を発生する等の不都合がなく
なる大きな利益がある。
第1図aは従来より実施されている薄肉の円環
状マグネツトの平面図、第1図bはその断面図、
第1図cは射出成形時の溶けた樹脂の流れを示す
説明図、第1図dは硬化後のマグネツトの磁性粉
末の分布を示す説明図、第1図eは着磁した時の
磁束分布を示す線図、第2図aは本考案マグネツ
トの平面図、第2図bはその断面図、第2図cは
射出成形時の樹脂の流れを示す説明図、第2図d
は磁石組成の分布図、第2図eは着磁後の磁束分
布を示す線図である。 1……円環状マグネツト、2……ゲート、3…
…密度の高い部分、4……残留磁束の大きい部
分、11……リム部。
状マグネツトの平面図、第1図bはその断面図、
第1図cは射出成形時の溶けた樹脂の流れを示す
説明図、第1図dは硬化後のマグネツトの磁性粉
末の分布を示す説明図、第1図eは着磁した時の
磁束分布を示す線図、第2図aは本考案マグネツ
トの平面図、第2図bはその断面図、第2図cは
射出成形時の樹脂の流れを示す説明図、第2図d
は磁石組成の分布図、第2図eは着磁後の磁束分
布を示す線図である。 1……円環状マグネツト、2……ゲート、3…
…密度の高い部分、4……残留磁束の大きい部
分、11……リム部。
Claims (1)
- 円環状マグネツトの上端面に半径方向に延びる
リム部を形成し、このリム部に樹脂射出によるフ
エライト粉末の密度の高い部分を形成せしめたこ
とを特徴とするその円周方向に多数の磁極を着磁
するプラスチツクスマグネツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15820382U JPS5963405U (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | プラスチツクスマグネツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15820382U JPS5963405U (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | プラスチツクスマグネツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5963405U JPS5963405U (ja) | 1984-04-26 |
JPS6350816Y2 true JPS6350816Y2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=30348580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15820382U Granted JPS5963405U (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | プラスチツクスマグネツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5963405U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0752515B2 (ja) * | 1987-02-24 | 1995-06-05 | 三菱電機株式会社 | 対物レンズ駆動装置 |
JP5252101B2 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-07-31 | 日本精工株式会社 | エンコーダ付転がり軸受 |
-
1982
- 1982-10-21 JP JP15820382U patent/JPS5963405U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5963405U (ja) | 1984-04-26 |
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