JPS6349948Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6349948Y2
JPS6349948Y2 JP1986069831U JP6983186U JPS6349948Y2 JP S6349948 Y2 JPS6349948 Y2 JP S6349948Y2 JP 1986069831 U JP1986069831 U JP 1986069831U JP 6983186 U JP6983186 U JP 6983186U JP S6349948 Y2 JPS6349948 Y2 JP S6349948Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic field
sensitive element
magnetically sensitive
coercive force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986069831U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61184326U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986069831U priority Critical patent/JPS6349948Y2/ja
Publication of JPS61184326U publication Critical patent/JPS61184326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6349948Y2 publication Critical patent/JPS6349948Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種機械装置の自動制御系たとえば自
動車の点火装置や回転計あるいは近接スイツチな
ど、諸種の分野に応用できるパルス信号発生装置
に関するものである。
このようなパルス発生手段のうち強磁性体の性
質を利用したものに、例えば特公昭52−13705号
公報に示された“パルス発生装置”がある。これ
は磁気ワイヤにおいて、その軸線方向に磁化して
いた外部磁界が遮断された時に、線心部の磁化方
向のみが外殻の磁力線の帰磁路を形成する方向に
自律的に反転せしめられる。この反転時の磁束変
化にもとずきパルスを発生させようとするもので
あるが、概して出力が小さく、またパルス発生時
点を正確に制御し難いという問題点がある。
本考案のパルス信号発生装置は、感磁要素と呼
ぶ特殊な性状を備えた強磁性体を利用したもの
で、上述のパルス発生装置とはパルス発生原理の
全く異なるものである。
すなわち本考案のパルス信号発生装置は、線軸
方向に単軸磁気異方性を備え、その線心部付近に
保磁力の大きい部分を有し、これと隣接する外周
部に保磁力の小さい部分をもつ複合強磁性体で構
成された感磁要素と、これを磁化するための一個
の永久磁石とを近接して固定し、その感磁要素と
永久磁石との間を、可動体に備えさせた磁性部と
空隙部とが交互に通過するように構成しておき、
前記感磁要素に検出コイルを捲回して成ることを
特徴とするものである。
まず、本考案に用いられている感磁要素の概要
を説明する。
たとえば線状の強磁性体にひねり等の外部応力
を加えて処理したものは、線軸方向に単軸磁気異
方性を備え、その線心部付近に比較的保磁力の大
きい部分を有し、これと隣接する外周部に保持力
の小さい部分をもつ複合強磁性体になる。あるい
は保磁力の異なる磁性層を積層して複合強磁性体
を形成することによつても、次に述べる特性の感
磁要素を構成することができる。
感磁要素の特性は、まずその全体を充分に大き
な第1磁界により正方向(例えば軸線に対し右方
向)に配向磁化した後、この第1磁界を遮断す
る。次に比較的保磁力の小さい部分のみの磁化方
向を反転させるための弱い第2磁界を作用させて
負方向(左方向)に磁化しておく。この状態にお
いて再び正方向の第3磁界を作用させると、保磁
力の小さい部分は、保磁力の大きい部分がもつ正
方向の配向磁気の作用を受けて、急速かついつせ
いに正方向(右方向)に逆転せしめられる。故に
この時の磁束変化に呼応して、その近くに配置し
た検出コイルに急峻で大きなパルス起電力を誘発
させることができる。
このようなパルス起電力の誘発原理であるがた
めに、弱い負の第2磁界の次に正の第3磁界が鎖
交しさえすれば、例えその鎖交磁束の変化割合が
極めて小さい超低速周波のものであつたとして
も、常に一定値以上の大きさのパルス起電力を発
生することができるという卓越した性質を備えた
ものである。
これは複合磁性体内部において、互いに隣接す
る異種の磁気層間の磁気的交換相互作用に基づく
磁束変化が、検出コイルに誘起する起電力の大き
さを支配するものであるから、外部磁界の鎖交磁
束の変化割合に依存して誘起するものとされてき
た従来の誘導起電力とは全く異質のものである。
なお、前記第1磁界と第3磁界とは同一方向で
あるから、実際には同一のものを用いてもよい。
次に、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図、第2図において、1は前述の感磁要素
であり、2はその周りに巻かれた(または近くに
配置された)検出コイルである。また、3は感磁
要素を全体的に正方向へ磁化するための第1磁界
発生源(一般には永久磁石であるが電流磁界であ
つてもよい)である。以上のものは何れも固定さ
れた状態にある。そして第1磁界発生源3と感磁
要素1との間に、磁性部4と空隙部とを備えた可
動体5が介在するように組合せられている。この
可動体5としては第5図ないし第8図に例示した
ようなロータあるいは磁性体の一方向移動体や往
復運動体(振動体等)が用いられる。
第5図の場合は、磁性体の円板を切取つて放射
状に磁性部4に相当する凸部6を残した風車状の
ロータを示し、第6図のものは磁性体の円板に幾
つかの空隙部7をあけたロータの例であり、図中
8は回転軸である。また第7図の如く、非磁性体
の円板9に適当な数の磁性部4を固定(埋込み、
接着、嵌合など)したものでもよいし、さらに第
8図のように円筒状にしたロータを用いてもよ
い。第8図の場合は円筒状の円周部10に磁性部
と空隙部(スリツト等)を交互に設けることがで
きる。
このようなロータを第1図、第2図のように配
置して回転させると、第1磁界発生源3と感磁要
素1との間には空隙部が断続的に介在することに
なり、その都度パルス信号を検出コイル2からと
り出すことができる。
すなわち、第1図のように、第1磁界発生源3
と感磁要素1との間に磁性体部が無い空隙部の場
合は、感磁要素1は第1磁界発生源3から発生す
る第1磁界によつて正方向に直接磁化される。次
に第2図のように、磁性部4が回動して来た場合
は、感磁要素1に対する第1磁界の影響を遮断す
ると共に、その磁性部4が第1磁界発生源3によ
つて磁化され、磁性部4自体が第2磁界の発生源
に変化して感磁要素1の比較的保磁力の小さい部
分を負方向に磁化する作用をなす。従つて磁性部
4が回動して除去れた次の時点では第1磁界発生
源3の磁化作用を受けて感磁要素1の保磁力の小
さい部分がいつせいに正方向に磁化され、その時
の磁束変化によつて検出コイル2に急峻なパルス
起電力が誘発されるのである。
このようにして、ロータの回転軸8を同期すべ
き何らかの運動体に連動させれば、その1回転ご
とに多数の同期パルス信号を発生させることがで
きる。
なお、1回転当りのパルス信号を増やすため、
空隙部7や凸部6の数を増加する場合は、ロータ
の機械的強度を補強するため、ロータを合成樹脂
でモールドすることもできる。
本考案による場合、感磁要素1と第1磁界発生
源3の間に断続的に挿入される磁性部4が、感磁
要素1に対する第1磁界の影響を遮断するのみで
なく、磁性部4自体が極性の異なる第2磁界の発
生源と変化するため、従来使用されていた例えば
第2磁界発生源の永久磁石を省略することがで
き、コストやサイズの点で有利になるばかりでな
く、設計の自由度が大きくなり、また精度もそれ
程厳密にする必要がない等の効果がある。ちなみ
に、第1磁界と第2磁界とをそれぞれ発生させる
2個の永久磁石を用いる場合は、その磁石間の寸
法精度、磁石の方向、磁石の強度等によつてパル
ス起電力に微妙な影響があり、安定的なパルス信
号を再現性よく得ることが難かしく、したがつて
設計の自由度が小さく、精度も厳密さが要求され
るが、本考案による場合は永久磁石は1個のみで
済むから、そのような厄介さがなく、再現性のよ
い安定なパルス信号が得やすいという利点があ
る。
殊に前述した如き動作原理の感磁要素を組み合
わせたものであるから、パルス信号の大きさは可
動体5の回転速度すなわち鎖交磁束の変化割合に
関係なく、しかも超低速回転時においても一定値
以上の波高値のパルス信号が確実に得られるとい
う卓越した効果を有する。
また、本考案による場合は、第1磁界発生源3
と感磁要素1との位置関係はある程度粗雑であつ
てもよい。例えば第3図の如く、第1磁界発生源
3に対して、感磁要素を非平行な位置に対設させ
るとか、あるいは1a,1bまたは1cで示すよ
うに、感磁要素の位置をずらせたり、傾斜させた
りしてもS/Nのよい誘発パルスを再現性よく発
生させることができる。逆に感磁要素1をそのま
まにして第1磁界発生源の磁石をずらせたり、傾
けたりしてもよい。
また第4図に示すように、ロータ側に継鉄(ヨ
ーク)11をとり付け、このヨーク11を介して
感磁要素1を負方向に磁化するようにしてもよ
い。この場合、ヨーク11の長さを大きくすれ
ば、感磁要素1を第1磁界発生源3よりかなり離
れた場所に固定することも可能である。
以上は可動体5としてロータの例をあげたが、
この可動体5は磁性部4を第1磁界発生源3と感
磁要素1との間に挿入したり外したりするような
振動体や往復運動体であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の原理と実施例を
示す線図、第5図ないし第7図は円盤状の磁性部
と空隙部とを備えた可動体(ロータ)を例示した
平図面、第8図は円筒状の可動体の実施例を示す
断面図である。 1:感磁要素、2:検出コイル、3:第1磁界
発生源、4:磁性部、5:可動体、7:空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 線軸方向に単軸磁気異方性を備え、その線心部
    付近に保磁力の大きい部分を有し、これと隣接す
    る外周部に保磁力の小さい部分をもつ複合強磁性
    体で構成された感磁要素と、これを磁化するため
    に一個の永久磁石とを近接して固定し、その感磁
    要素と永久磁石との間を、可動体に備えさせた磁
    性部と空隙部とが交互に通過するように構成して
    おき、前記感磁要素に検出コイルを捲回して成る
    パルス信号発生装置。
JP1986069831U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPS6349948Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986069831U JPS6349948Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986069831U JPS6349948Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61184326U JPS61184326U (ja) 1986-11-17
JPS6349948Y2 true JPS6349948Y2 (ja) 1988-12-22

Family

ID=30605878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986069831U Expired JPS6349948Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6349948Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111011A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Omron Automotive Electronics Co Ltd サイドスタンドの位置検出装置
JP2014137233A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Yaskawa Electric Corp モータ
JP2014137232A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Hirose Electric Co Ltd 回転検出装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5144803B2 (ja) * 2009-02-26 2013-02-13 アルプス電気株式会社 回転検出装置
DE102015102013A1 (de) * 2015-02-12 2016-08-18 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Sensorvorrichtung mit einer Drehmomentsensoreinrichtung und einer Inkrementalsensoreinrichtung und Kraftfahrzeug mit einer solchen Sensorvorrichtung

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213705A (en) * 1975-07-23 1977-02-02 Hitachi Ltd Hang-up prevention method

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336042Y2 (ja) * 1972-11-15 1978-09-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213705A (en) * 1975-07-23 1977-02-02 Hitachi Ltd Hang-up prevention method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111011A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Omron Automotive Electronics Co Ltd サイドスタンドの位置検出装置
JP2014137233A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Yaskawa Electric Corp モータ
JP2014137232A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Hirose Electric Co Ltd 回転検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61184326U (ja) 1986-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4103191A (en) Step motor
JP2006158030A (ja) アキシャルギャップ型電動機
US4319151A (en) Pulse generator
US5057727A (en) Shaft position sensor employing a wiegand-effect device
US6080352A (en) Method of magnetizing a ring-shaped magnet
JPS6139839A (ja) トルクモ−タ
JP2008086166A (ja) ミシン駆動用モータ
JPS6349948Y2 (ja)
JP2019022393A (ja) モータ
JPH07177690A (ja) 永久磁石型同期電動機
JPH048926B2 (ja)
JP2002228486A (ja) 磁気式エンコーダ
JPH083183Y2 (ja) 発電機
JPS6349947Y2 (ja)
JPS648929B2 (ja)
JPH05244754A (ja) 回転検出装置付モータの着磁方法
JPH0161016B2 (ja)
SU1062830A1 (ru) Вентильный электродвигатель
JPS58170347A (ja) ロ−タマグネツト
JPS6139841A (ja) Dcブラシレスモ−タ
JP2006003251A (ja) 磁気エンコーダ
JPH01321851A (ja) モータ
JP2742078B2 (ja) モータ
SU794526A1 (ru) Датчик скорости на эффектебАРКгАузЕНА
JPH10257745A (ja) ロータ位置検出機構付きステッピングモータ