JPS6348394Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスーパー、小売店等において天井にハ
ンガーデイスプレイをつるしたり、そのために画
ビヨウやヒートンを天井に取付けたりする時に使
用する取付用自在棒に関する。

最近、店頭で消費者の目をひくようにPOPデ
イスプレイがさかんに用いられており、シヨーケ
ースの上ばかりでなく天井から吊したりするのも
出回つている。この時、ハンガーデイスプレイを
天井から吊すのは大変な作業で踏台を幾つもおい
て、その上に立つて吊したりしており、非常に危
険をともなつていた。本考案はこの点に鑑みて考
え出されたもので、踏台や脚立を用いることなし
に、天井にヒートンや画ビヨウを取付けたり、シ
ーリングデイスプレイ等のヒモをヒートンに掛け
たり、取り付けたりすることができる便利な取付
用自在棒である。図面に従つて本考案を詳細に説
明する。

まず、棒状体１は操作の点から軽いものがよく
合成樹脂製パイプ等が用いられる。該棒状体は取
付ける天井の高さにもよるが約１ｍぐらいの長さ
が適当である。

棒状体の一端には挾持部２が固着されている。
固着方法としては棒状体先端に切込を入れて挾持
部を押し込んで接着剤等で固定したり、挾持部の
方をパイプに押し込める様にして固定したりす
る。挾持部２の先端は第２図の如き形状になつて
いるがこれはまず中央に細長いヒートン頭部用溝
３が設けてあり、ここにヒートンの頭部１０ａを
収納する。次に前記ヒートン頭部用溝から両端ま
で前記溝とクロスする様に約５〜８mmの深さでヒ
ートン首部用溝４が設けられている。該ヒートン
首部用溝はヒートンの首部１０ｂがここに載置さ
れる様な面積になつている。また挾持部のこれら
２つの溝の上にさらに画ビヨウ用切込５を設け
る。該切込はここに画ビヨウの頭部１１ａを載置
する為のものでほぼ画ビヨウ頭部と同じ大きさで
深さは２〜３mmである。次に棒状体の他端には前
記引掛部と同様に固着した引掛部６を設ける。該
引掛部は先が二股になつており、これに切込７が
設けられている。

ヒートン１０を天井等にねじ込んで固定する時
はヒートン頭部用溝にヒートンをさし込んで本考
案の棒を持ち、天井に押しながら回転させればヒ
ートンは天井にねじ込まれる。

また、ピンを天井にさす時は画ビヨウ用切込５
に画ビヨウの頭部１１ａを載置し、これを天井に
押しつければ天井にピンが固定される。

次にハンガーデイスプレイ等のヒモを前記の如
く取付けたヒートンに引掛ける場合はヒモ８を切
込７に通して持ち上げ第３図の如くヒートンに引
掛ければよい。

以上述べた如く本考案は商店、スーパーマーケ
ツト等において天井にヒートンや画びようの取付
け、取りはずし、ハンガーデイスプレイの引掛
け、取りはずしが簡単に行なえ非常に重宝なもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例をあらわし、第１図は
本考案の斜視図、第２図は画ビヨウ、ヒートンを
取付ける状態の説明図、第３図はハンガーデイス
プレイを引掛ける状態の説明図である。 １……棒状体、２……挾持部、３……ヒートン
頭部用溝、４……ヒートン首部用ミゾ、５……画
ビヨウ用切込、６……引掛部、７……切込、８…
…ヒモ、１０……ヒートン、１１……画ビヨウ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 棒状体の一端には画ビヨウおよびヒートンの頭
   部を挾持すべくヒートン頭部用溝およびヒートン
   首部用切込と画ビヨウ用切込を設けた挾持部を固
   着し、他端にはヒモ引掛用溝を設けた引掛部を固
   着したデイスプレイ等の取付自在棒。