JPS6346820B2 - - Google Patents

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JPS6346820B2
JPS6346820B2 JP55140627A JP14062780A JPS6346820B2 JP S6346820 B2 JPS6346820 B2 JP S6346820B2 JP 55140627 A JP55140627 A JP 55140627A JP 14062780 A JP14062780 A JP 14062780A JP S6346820 B2 JPS6346820 B2 JP S6346820B2
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JP
Japan
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block
central
groove
wall
grooves
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Application number
JP55140627A
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English (en)
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JPS5697044A (en
Inventor
Enu Rashiasu Jon
Emu Kuraaku Seshiri
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JPS5697044A publication Critical patent/JPS5697044A/ja
Publication of JPS6346820B2 publication Critical patent/JPS6346820B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B2/00Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
    • E04B2/02Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls built-up from layers of building elements
    • E04B2/42Walls having cavities between, as well as in, the elements; Walls of elements each consisting of two or more parts, kept in distance by means of spacers, at least one of the parts having cavities
    • E04B2/52Walls having cavities between, as well as in, the elements; Walls of elements each consisting of two or more parts, kept in distance by means of spacers, at least one of the parts having cavities the walls being characterised by fillings in some of the cavities forming load-bearing pillars or beams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築ブロツク、該ブロツクで作つた壁
構造体及び該壁構造体を製造する方法に関するも
のであり、特に継手部にモルタルを要せず乾式壁
の態様にて且つ表面に細長鍵穴及び溝を必要とす
ることなく積上げることのできる建築ブロツク及
び壁に関するものである。該ブロツク及び壁には
垂直及び水平の両方向に金属補強ロツドを受容す
ることのできる開口が設けられる。補強ロツドの
まわりには前記開口を介してグラウトが注入され
極めて強度が高く且つ外部にモルタル継手を露出
させない絶縁性及び剛性の大きな壁が形成され
る。
乾式壁の態様で積重ねそしてブロツク内の相互
連結通路へと注入されたセメントグラウトの内部
網状組織によつてその状態に保持するようにした
建築ブロツクを提供することは知られている。典
型的な従来のブロツクは米国特許第3534518号、
2696102号、2811035号、2634602号、2749739号、
3968615号、4075808号及び3382632号に開示され
る。これらの特許においては壁の上部から底部へ
と、又端から端へと、又コーナーのまわりに連続
して補強ロツドを挿入することは不可能であり、
且つ垂直及び水平方向の絶縁管又はガス、水道用
の配管を受容することは出来ず、更には成形され
た一体の相互連結用突起若しくは溝又はその両方
を必要とした。その結果、このようなブロツクに
て作られた壁は補強されていないコンクリート壁
のように多くの要因にてクラツク(割れ)及びセ
パレーシヨン(分離)を生ぜしめるか、又はもし
相互係止部材を使用する場合には該部材の製造、
貯蔵及び取扱いに費用がかかつた。このような壁
に補強ロツドを挿入する試みが繰り返しなされた
が、特に水平及び垂直補強ロツドの交差点位置に
空隙が形成されるという理由から失敗に終わつ
た。この問題を解決するべく行なわれた本発明以
前の試みは全てうまく行かなかつた。前記特許に
例示される壁構造体は極めて制限された分野のみ
で使用され、種々の分野で広く利用され得るもの
ではない。
本発明者等は上記従来の問題を解決し、コンク
リート又はモルタルグラウトに沿つて垂直及び水
平方向の補強ロツドを装入し、この時従来技術の
大きな問題であつた許容することのできない程度
の空隙が最終のグラウト網状組織に発生するとい
つた危険が全くないように構成されたブロツク及
び壁構造体並びにその製造方法を発明した。本発
明に係るブロツク及び壁は我々が知る限りの分野
に於る建築規準に合格するものであり且つ又所要
の絶縁特性を提供する。加うるに、本発明に係る
ブロツクは上面及び底面から突出する相互係止突
起及び溝又は他の部材を必要とせず、従つて成
形、貯蔵及び取扱いが簡単であり、且つ製造、取
扱い及び貯蔵に当り特別な装置、器具を必要とし
ない。
建築ブロツク 本発明の目的は壁構造体に使用されるブロツク
の上面、両側面及び底面を一様な集約された平ら
な表面とすることによつてブロツクの積上げ、調
整及び整列を迅速に且つ容易にすることである。
本発明は互いに噛合するようにした突起部材又は
凹凸部材を有せず、従つて上部のまぐさを設ける
ブロツク層にてこれらを除去する必要のない、本
当の三次元形状物を提供する。本発明の接触面は
平らであるので、従来のように、突起物及び溝の
成形が正常でなかつたり、損傷していたり又は該
溝等に異物が詰つたりして生じていたブロツクの
不整列状態は完全に防止することができる。本発
明においては接触面を平らにすることによつて更
に壁構造体の任意の箇所の特定の寸法を容易に修
正することが可能となる。
本発明に於る相互係止手段はグラウト又は他の
セメント様材料を注入する導管として作用する内
部の垂直及び水平溝によつて具現化される。これ
らグラウトが詰められる溝は該ブロツクのまわり
に設けた全ブロツクの各々の垂直及び水平グラウ
ト溝に連通する。
本発明のブロツクは上部及び底部にて中央の支
持殻体の全長にわたつて該殻体の実質的に長手方
向に溝が形成され、該二つの溝はブロツクの端部
にてブロツクの各端部の全垂直長さにわたつて延
在する同じ形状をした溝と連結される。
本発明は更にブロツクの中央部にて支持殻体の
上部及び底部の中央溝と交差する垂直溝を提供す
る。
本発明の目的はグラウト又は他のセメント様の
材料のための注入導管を提供である。該材料は所
定の溝に注入され、そしてグラウトが上下左右の
まわりの隣接したブロツクの同じ形状、配置の溝
に充填されるにつれてまわりのブロツクは相互に
結合されるであろう。
本発明は支持殻体の位置にてブロツクの本体へ
と長手方向に延在する第二の溝を有し有意の長さ
だけ伸長した中央及び端部垂直溝を提供する。本
発明がこの特徴を有する目的はグラウトをグラウ
ト注入溝の主要部分に送給する際に混入された空
気を確実に逃出せしめそれによつて全てのグラウ
ト溝にグラウトを確実に充填するための適当な大
きさを持つた逃出溝を提供することである。
本発明の他の特徴は垂直及び水平補強ロツドが
ブロツクの上部及び底部にて交差するときグラウ
ト溝内の充填領域が不十分であるために起る空隙
を溝内に発生することなく大型の補強ロツド又は
管を垂直溝内に装入するだけの大領域を形成せし
めたことである。
本発明の他の特徴はグラウトが充填されるとき
の長手方向に延在した垂直グラウト溝に見出すこ
とができる。該グラウド溝は各ブロツクを貫通し
て且つブロツクを周回してグラウト鍵型継手を壁
の内部に形成せしめ且つ相当丈夫になつた垂直及
び水平グラウト格子を形成せしめる。このように
して形成された鍵型継手は実際に壁構造体の横方
向負荷担持能力を増大せしめる。
本発明においてはブロツク内にグラウト溝が設
けられ、補強ロツドを壁構造体を積上げるときに
垂直方向及び水平方向の両方向に配置することが
でき、しかもグラウトが任意の高さ位置から壁内
に注入されるときグラウトの全方向への流れを防
害することがない。本発明の他の特徴は補強ロツ
ドが壁内のいずれに配置されようと垂直及び水平
補強ロツドを完全に囲包する補強可能なグラウト
格子構造体を壁内に作ることである。同時に固定
用の継手グラウト柱が壁全体にわたつて垂直方向
に所定の間隔、例えば2インチ間隔で形成され
る。
本発明の他の特徴は、垂直及び水平グラウト溝
に完全にグラウトを注入しながら、グラウトが複
数の水平及び垂直絶縁室に流入しないようにした
グラウト溝の流れ塞き止め能力にある。
本発明の他の利益はブロツクの上部分の支持殻
体の中央幅の両側に各々配置された第二の長手方
向溝に見られる。これら溝の機能は側部殻体とブ
ロツクの長手方向中心線に沿つて配置された支持
殻体との間の各溝の下方に配置される絶縁室の容
積を増大させることである。これらの溝はブロツ
クの全長にわたつて延在するので、該溝が全ての
ブロツクを垂直方向にも、又水平方向にも両方向
にわたつて相互に連結する配管用網状組織を更に
提供することは明らかである。
ブロツク内の空気室は絶縁隔室として機能する
には理想的であるので、本発明は更に絶縁室内に
電気ボツクス、水道用継手、輻射暖戻用配管及び
電気導線を配置することを可能とする。更に設備
用配線、配管用の導管は該室を通り越して、ブロ
ツクの上部に位置した室の上方の溝部分が空気室
の水平方向の限界を超えて続いている点にまで垂
直方向に配置せしめることができる。この方法を
利用することによつて設備用配管は垂直から水平
態様に配置することができ且つ空気室の長手方向
溝を通つて所定長さだけ配管でき、更には壁全
体、即ち、同じ壁構造体の他の連続した空気室を
通つて上下して配管することも可能である。
本発明は壁の建築時に垂直及び水平方向の設備
配管、即ち、電気、ガス、水道暖戻用配管をなす
ことのできる格子状構造体にあると言える。更
に、空気室に補強ロツドを挿入し、次でグラウト
を充填することによつて壁に補強壁柱を容易に設
けることができ高荷重壁構造体とすることができ
る。
本発明の他の特徴はグラウト及び鉄製補強ロツ
ド(鉄筋)から設備配管を絶縁することである。
このようにして作られた絶縁性の網状組織の他
の利益は設備取付具及び導管を装着するとき壁に
構造上の完全性を提供することである。ブロツク
の中央支持殻体はグラウト及び補強ロツドのため
の垂直及び水平網状組織として作用するので、絶
縁室の完全性は指定された網状組織内にグラウト
を有した支持殻体の垂直壁によつて保証される。
本発明はグラウト注入前に又はグラウト溝にグラ
ウトを注入した後に設備用品及び導管を配置する
ことも可能とする。中央支持殻体グラウト塞き止
め手段によつて提供される対の絶縁室間は分離さ
れているので、設備をブロツクの片側に装着する
ことによつてブロツクの完全性が損なわれること
はない。本発明は更に壁の支持殻体の片側又は両
側に壁を少しも損傷することなく壁構造体を貫い
て設備を配設する手段を提供する。後になつて壁
に追加の配管を施したいと思つた場合には、一つ
の絶縁室を切欠くことによつて壁の該切欠側の絶
縁室の全網状組織に壁の構造上の損失を生せず且
つ最小限の切除によつて垂直方向にも又水平方向
にも容易に接近可能とされる。更に、絶縁室の中
心位置にて且つブロツクの中心の支持殻体を貫通
して外側殻体を穿孔することによつて内側及び外
側絶縁室への接近は一点にて容易に達成される。
壁自体に損傷を与えることなく壁の任意の箇所か
ら内、外の垂直及び水平絶縁室網状組織に進入し
得る能力は本発明の重要な特徴の一つである。
本発明の他の利益は以上の如くに構成されたブ
ロツクがモルタルを使用せずに乾式にて積上げる
ことができ、それによつて未熟練労働者を最大限
に使用し得るということである。ブロツクの積上
げが完了すると、ブロツクの上層の開口にグラウ
ト又は他のセメント様材料が注入され、これによ
つて構造体の各ブロツクを貫通し且つ各ブロツク
のまわりに形成された垂直及び水平の連結通路へ
の充填が確実となる。
本発明は以上の如くに構成されるのでブロツク
層を食い違い態様でも又整列態様にても積上げる
ことができ、積上げの容易さ及び強度は大略同じ
にすることができる。
本発明の他の利益は未熟練労働者を最大限使用
することによつて例えば壁及び類似の構造体を建
築する際に使用することのできる方法を提供する
ことである。上方及び下方の当接するブロツクの
表面と接触する各ブロツクの全表面は互いに平面
であるので、構造体の組立作業を乾式で行ない次
で上述のようにグラウトの注入作業を行なうこと
ができ、又例えば室、ガレージ、又は窓領域にド
アを設けると言つた既設の壁の改造を将来必要と
するような場合にはその部分を積上げグラウトを
注入しないままにしておくことも可能である。
格子クリツプ 本発明によると金属製の又は他の剛性材料でで
きた格子クリツプが提供される。格子クリツプは
各ブロツク層が適所に配列されると当接したブロ
ツク絶縁室間に挿入される。格子クリツプの片側
の下方部分は一つのブロツクの絶縁室の端部に装
入され、下方部分の他側は当接するブロツクの絶
縁室の端部に嵌合される。格子クリツプ中央部に
位置した横部片は該クリツプをブロツクの絶縁室
内にしつかりと保持し、同時に格子クリツプの二
つの上方向突出体は積上げられているブロツクか
ら上方向に突出する。次のブロツク層が積重ねら
れるとき、クリツプの突出部分はブロツクの底部
の絶縁室に装入される。これにより各ブロツク層
は長手方向及び横方向に剛性を持つたものとな
る。結合桁の列の直ぐ下側の特にグラウト充填が
なされなかつた上部ブロツク層においては、格子
クリツプは上述のように絶縁室に挿入されるが、
上方突出部分は絶縁室内へと曲げ込まれ結合桁の
配設の防害とならないようにされる。後述される
がグラウト塞き止め用結合桁によつて所定空間へ
の垂直方向のグラウトの注入が阻止される。
グラウトのない前記空間において、格子クリツ
プを使用すると、食い違い積上げ構造とされる場
合には次のブロツク層の一つのブロツクと、二つ
の隣接するブロツクとが結合され、又水平積上げ
構造とされる場合には二つの直ぐ上のブロツク
と、二つの当接するブロツクとが一結に結合され
る。
本発明に係る壁構造体内に格子クリツプを配置
する利益は壁を作りそして壁の任意の場所をグラ
ウト未注入のままとし将来他の部分への接近を可
能とするべくその部分を分解し得るようにした点
にある。当該ブロツク層の上部のわずかに数個の
ブロツクを損失することによつて、壁のグラフト
未注入部分は全て格子クリツプ及び該クリツプに
よつて保持されたブロツクを除去することによつ
て分解することができる。該方法は結合されたグ
ラウト注入済壁部分の外観を損なわないと共に構
造上の、断熱上の、又は防音上の完全性を維持し
得るという特徴を有する。
本発明の更に他の利益はグラウト未注入ブロツ
クを破損せずに除去し得るため、該除去されたブ
ロツクは今から作られる他の構造体に使用し得る
ということである。
本発明の他の目的は高熟練工を使用するのが慣
行となつているような分野では熟練労働者によつ
て使用される相互係止ブロツク及び該ブロツクを
使用した構造体を提供することである。建築ロー
ンの利率が極めて高くなつているので、建築業者
は設計者にプレハブ構造のパネルか又は現場打込
みコンクリート構造体を使用して建物を設計する
ように指示する。これらの方法は通常のコンクリ
ートブロツク構造体に比較すると、現場での1平
方フート当りの価格が著しく高くなり且つコンク
リートブロツクの絶縁性、防音性及び構造上の特
性の幾つかの点で劣つているが、業者は当面の企
画を出来るだけ早く完了し、物件を購売者に引き
渡し資金面の回転を良くするために余儀なくプレ
ハブ方式を採用している。
本発明の目的は未熟練労働力をも最大限に利用
し、時間及び価格を節約し且つ構造物の品質及び
生産性の向上を図ることである。
本発明に従つた結合桁の現場装着、コーナーカ
ラム、壁柱構造体、ドア及び窓構造体によつて石
積み職人の生産性は著しく増大する。更に今日石
積み職人は生産性が限られているため経済的に成
り立たなくなつている。
本発明の特徴及び本発明によつてもたらされる
生産性及び品質の向上により、熟練した石積み職
人は自分のブロツク積み作業の生産性が向上した
ばかりでなく、従来は自分の作業領域でなかつた
分野の構造物にも進出し得るようになつた。本発
明によつてもたらされる生産性の著しい増大によ
り熟練した石積み職人もプレハブ及び現場打込み
方法に対抗し得るようになつた。
結合桁、壁柱及びコーナーカラム構造体 本発明の他の主たる利益は、何ら大工仕事も枠
組作業も必要とせず、又それに伴なう遅れとか時
間、労働力及び材料の追加を必要とせず、現場で
の結合桁、壁柱及びコーナーカラム構造体を迅速
に造り、又直ちに追加の層を次々に積上げること
ができるということである。添附した図面にて明
らかなように、結合桁が装入されるべきだと思わ
れる層高さに達したとき、次の工程が行なわれ
る。結合ビームが装入される構造体の周辺上部の
直線高さを表わすためのブロツクが地上においた
厚板の上にて平らな状態に並べられる。グラウト
又は他のセメント様の材料が絶縁室にだけ該絶縁
室の容積の半分を表わす高さにまで注入される。
グラウトが注入されたブロツクは数時間硬化工程
に置かれ、この工程の間更に作業が進められ壁は
結合桁層が必要とされる高さにまで積上げられ
る。
この点に達すると、半分だけ充填されたブロツ
クが個々に壁の上へと持上げられそしてその垂直
グラウト溝が下方のブロツクのグラウト溝と整列
するようにして配置される。食い違い積上げ又は
水平積上げのいずれの方法をも使用することがで
きる。壁柱を作るべき箇所では絶縁室が空になつ
たブロツクが配置される。該ブロツク層を配置し
た直後に所要の水平補強ロツドがブロツクの上部
の長手方向溝に配設される。本発明の他の重要な
特徴、即ち、全方向コーナーブロツクを設けるこ
とによつて、直角に曲げられた補強ロツドがコー
ナーブロツクのカラム部分に配置される。このブ
ロツク層の工程が終わると直ちに、層全体に空の
ブロツクを用いて結合桁の上層が配置される。設
計者の要求に応じて上層の長手方向溝内にも追加
の補強ロツドを配置することができる。
この点において垂直補強ロツドが壁柱を形成し
ようとする特定の垂直グラウト溝へと挿入され
る。又、極めて高荷重の壁柱が必要とされる場合
には、この時に既にグラウト溝を貫いて垂直補強
ロツドを受容しているブロツクカラムの絶縁室へ
と更に補強ロツドを装入することもできる。
上層を配置しそして補強ロツドを挿入すると、
壁にはグラウド又は他のセメント様の材料がポン
プにて送給される。グラウトのホースは壁の一端
から垂直グラウト溝の開口に差し向けられ、垂直
溝が充満するにつれて次に進められる。グラウト
が各垂直グラウト溝を充満するにつれて、水平方
向の相互連結グラウト溝へとグラウトは流れ、そ
れによつて構造体内の全ての垂直及び水平グラウ
ト溝がグラウトで充填される。
最後のブロツク層に隣接した半分充填の絶縁室
はグラウト塞き止め手段として作用し、グラウト
が下方の複数のブロツク層の絶縁室へと流動しな
いようにするが、壁柱のために必要な領域への流
動は許容される。全ての垂直のグラウト溝が、従
つて水平のグラウト溝がグラウトで充填される
と、グラウトの作業者は全ての絶縁室を含め上層
全体にグラウトを充填する。このようにすること
によつてグラウトは絶縁室を介し直ぐ下方の絶縁
室へと流動し、それ以上の垂直流れは最後の層に
隣接した前に半分充填された絶縁室によつて阻止
される。
壁柱が指定されている領域においては、壁柱が
形成される領域の直ぐ上のブロツクの絶縁室には
半分だけ充填された絶縁室を有してはいないの
で、グラウトは基礎から突出した補強ロツドを囲
包しそれによつて結合桁から壁柱を介し基礎へと
至る補強構造部材と境界をなすその壁部分の底部
へと流れるであろう。グラウトが絶縁室の水平方
向溝を通つて流れるのを防止するために、コーナ
ーブロツクは壁柱位置にて交互に重ね合せられ、
同時にコーナー位置にて補強ロツドが該ブロツク
のカラム端部を貫通して垂直方向に延在する。本
発明の他の特徴はグラウトを垂直態様にて包含す
るコーナーブロツクの上部分に配置された絶縁室
塞き止め手段にある。
従つて壁、結合桁、壁柱及びコーナーカラムへ
と注入されたグラウトがそれ自体荷重担持用ブロ
ツクの格子状構造体内にしつかりと保持される
と、該グラウトは天候の変化から保護されそれに
よつて理想状態での硬化が可能となる。
結合桁、壁柱又はコーナーカラムを形成するの
に枠組作業は必要とされず、壁内の各ブロツクは
それ自体荷重担持能力があり、又各ブロツクはブ
ロツク同志を担持し従つてモルタル継手が硬化す
るのを持つ必要がないので、次のブロツク層を作
るための積上げ作業は引き続き次々と直ちに始め
ることができる。
本発明に係る構造体の更に他の利益は補強ロツ
ドを引き続き積上げられるブロツク層のために垂
直方向に直ちに配設し得ることにある。結合桁に
注入されたグラウトは未だ軟らかいので、垂直補
強ロツドを二つの通路に配置することも可能であ
る。前の階の垂直補強ロツドは先に形成された結
合桁層の上部より幾分高くすることができる。次
の階のための第1のブロツク層は結合桁から突出
している前の階の補強ロツドの延長体のすぐ上に
配置される。別法として或る角度に曲げられた補
強ロツドがまだ軟らかい結合桁のグラウトへと挿
入され、その上にブロツクを配置することがで
き、補強ロツドは壁柱が形成される特定の垂直グ
ラウト溝を貫通して突出することとなる。結合桁
が硬化すると、該結合桁は各階層間の境界補強手
段となる。該方法によると前の階層の結合桁を穿
孔し該桁にドエルを設ける必要をなくし、ドエル
孔を穿孔する前に結合桁が硬化することを必要と
する。
まぐさ 本発明の他の特徴はまぐさを同時に形成するこ
とができるということにある。ドア及び窓を設け
る箇所にはドア及び窓枠が適所に配置される。壁
の工事が枠の最上部に達すると、水平方向補強ロ
ツドが枠の上方及び前後のブロツクの長手方向グ
ラウト溝に配設される。該ロツドは枠の各端部に
位置した取付用ブロツクのグラウト溝に一部達す
る程度の十分な長さのものとされる。次で補強ロ
ツドを囲包したブロツクの絶縁室がグラウト又は
モルタルで充填される。グラウトが結合桁の高さ
まで送給されると、グラウトはまぐさの垂直及び
水平グラウト溝を充填するであろう。これにより
補強された単一体のまぐさが形成され、取付用ブ
ロツクに完全に結合される。
上記作業にて重要なことはまぐさを形成するブ
ロツクと、両側にて当接しているブロツクとの間
の高さを完全に同じにすることである。本発明に
おいては上面及び底面が全て一様に平らであるの
で従来のものに見られるような高さの異なる部分
を削取ると言つた作業が必要でなくなる。高さが
異なると前述のようにまぐさ及び上部ブロツク層
の高さが異なることとなる。この高さの相違のた
めにまぐさ及び上層の高さを変えずにモジユール
調整をすることは困難となる。
コーナーブロツク及び/又は半分のブロツク 本発明の他の利益は、壁又は類似の構造体へと
構成されそしてグラウト詰めがなされるとき構造
上コーナーカラム(角部柱)として機能すること
のできる全方向性コーナーブロツクを提供するこ
とができるということである。本発明に従つて形
成されたコーナーカラムは、体積が大で且つ角部
接合部分の設計に防害するものがないという理由
から、複数の大径の補強ロツドを結合桁の高さ位
置にある水平補強ロツドと交差して垂直方向及び
水平方向に受容し得るだけの容積を有する。
更に、コーナーブロツクは全方向性を有するよ
うに構成されているので、該ブロツクは左側コー
ナーにも右側コーナーにも使用することができ、
又大きな空洞を有した該ブロツクの半分が壁柱の
内部形態として使用される場合には連続した長手
方向組立体中に使用することもできる。
コーナーブロツクの大きな空洞を有した側の半
分体の右側、左側及び端部の上方部分には塞き止
め部材を有した切込部が設けられる。該塞き止め
部材はいずれもハンマーで簡単に壊すことができ
る。従つて該コーナーブロツクを直交壁に使用す
る場合には追加の補強ロツドを中央溝及び水平絶
縁溝に沿つて導きそして該コーナーブロツク内で
右側、左側又は左右の方向に同時に90度だけ折り
曲げて案内することができ、又折り曲げず長手方
向へと貫通して案内することもできる。
本発明によると高荷重用の直径をした直角に曲
げられた補強ロツドの相当長いものを分離してコ
ーナーにて突き当てて使用することなくそのまま
コーナーに配置することができる。
本発明の他の特徴 1 本発明に係る成型箱の空所の一つを簡単に調
整することによつて全長さのコーナーブロツク
の製造は2個の半分体ブロツクモジユールの製
造に切換えることができる。即ち、一つの半分
体は伸長ブロツクの完全に半分として形成され
るが一端には水平絶縁室溝のための塞ぎ止め部
材を有し、又他方の半分体は8×8×8の壁柱
ブロツクとして機能するように形成され、又端
部ブロツクとして作用する能力を有している。
2 大きな空洞を有する壁柱用半分体ブロツクは
破壊することのできる上部分によつて塞ぎ止め
部材が設けられた二つの側部と一つの端部を有
するので、グラウトが注入されたときこれら塞
ぎ止め部材がグラウトの壁からの洩れを防止す
るので長手方向壁の端部ブロツクとして使用す
るのに極めて適している。従つて壁の端部にて
開口したグラウト溝を塞いだり又は枠組をした
りする必要がなくなり、それによつて時間の節
約を図り且つ熟練工及び材料の必要を著しく低
減せしめることができる。
3 前に結合桁の項にて述べた壁の項に於る壁柱
を形成する他の方法は次の通りである。ブロツ
クの第1の層が基礎の上に配置されたとき、壁
柱を必要とする各点に完全なコーナーブロツク
を配設する。以後の層においても更にコーナー
ブロツクが配設される。従つてコーナーブロツ
クの大きな空洞部分が垂直方向に整列する。次
で補強ロツドがこのようにして形成された壁柱
の上層へと垂直方向に装入され、ブラウトが結
合桁へと注入される。グラウトが結合桁を充填
するにつれて補強された、即ち、鉄筋入り壁柱
は結合桁と交差して形成されるであろう。
4 ドア開口部にてコーナーブロツクは第1の層
にてドア枠に当接するようにして配置され、こ
のとき大きな空洞部が枠に当接するようにされ
る。次の層では壁柱半分体ブロツクは直ぐ下方
のコーナーブロツクの大きな空洞部分の直ぐ上
に配置される。壁柱の半分体の直ぐ上にはコー
ナーブロツクの大きな空洞部分が配置され、以
後繰り返され食い違い積上げ方法が達成され
る。もし水平積み上げ方法を使用するのであれ
ば、ドア枠に当接するすべての層において完全
なコーナーブロツクを、コーナーブロツクの大
きな空洞部分側がドア枠に近接するようにして
積重ねることによつて行なわれる。いずれの積
上げ方法においても大きな空洞部分を有する側
が枠に近接して配設される。グラウトが壁の上
部に送給されると、壁全体にわたつて垂直及び
水平グラウト溝がグラウトで充填されるであろ
う。又コーナーブロツクは完全なコーナーブロ
ツクの中心位置に水平溝への連通口を有してい
るので、グラウトはドア枠のための重要な壁支
持体を作るために使用されているコーナーブロ
ツクの大きな空洞内に流入するであろう。又該
空洞内のグラウトは自動的に壁柱をドア枠上の
まぐさに連結する。該方法は又全窓枠の支持を
増大したり、天候に対するシール効果を向上せ
しめるのに使用することもできる。従つて本発
明によつてドア及び窓開口部上の対応のまぐさ
を構造上相互に連結するドア及び窓枠の両側に
壁柱形成手段が迅速に且つ低価格にて提供され
る。該方法は通常応力のかかり易い領域に追加
の横方向強度を与えることができる。更に該方
法は、このようにして形成された壁柱を取付け
ているブロツクの垂直グラウト溝内にミシガン
タイプの又は類似の調整継手を設置して通常の
構造体に於る主たる構造上及び保守上の問題と
なるクラツキングを防止することができる。
5 前記1にて説明した定常の半分体ブロツクの
水平絶縁室の塞ぎ止め部材は、該ブロツクがコ
ーナーブロツク又は壁柱ブロツクに当接するブ
ロツクとして使用されるときに壁構造体の任意
の点にて絶縁室に流入するのを停止するために
機能する。該ブロツクは、設備用配管のための
溝又は他の相互連結用絶縁領に連通するブロツ
クの一端の二つの塞ぎ止め部材を壊しそして水
平絶縁溝を連続させることによつて通常の伸長
ブロツクに容易に変換される。
6 全方向性コーナーブロツクは融通性が大きい
ために、該ブロツクは壁内に垂直に配置し、水
平方向及び垂直方向に補強可能な交差隔壁用界
面手段として作用することができる。本発明は
更に交差する二つの壁を横方向に支持する際の
改良をなし且つ金属用係止部材、丸型締結部材
又は金属布を必要とせず両交差壁の横方向荷重
担持能力を極めて増大せしめる。本発明の該能
力は時間と材料の節約となり、同時に構造体全
体の強度の増大をもたらす。
7 上述のように使用されるコーナーブロツクの
大きな空洞部分はコーナー継目内にて大量のグ
ラウトによる水平及び垂直方向の補強ロツドの
適当な囲包作用を可能としそれによつて壁構造
体の重要部分に於る横方向負荷能力を最大とす
る。
8 更に本発明のコーナーブロツクは設備配管等
を元の地点より直角方向に連続し得るようにコ
ーナーブロツク自体を貫通して90度折曲して配
設し得るように溝成される。これは、設備用配
管を担持した水平絶縁溝に対応するコーナーブ
ロツクの大きな空洞部の一つの塞ぎ止め部材を
壊し且つ該壊された第一の塞ぎ止め部材に対し
90度の位置に設けられた他の塞ぎ止め部材を除
去することによつて達成される。次で設備用配
管が水平絶縁溝に置かれ、90度の折曲部分はコ
ーナー空洞部に配置され第一の方向から90度軸
向した方向へと延在するように設置される。次
で少量のモルタル又はセメント様材料が破壊し
た塞ぎ止め部材の配管部分に置かれる。これに
より該塞ぎ止め部材領域を再びシールし、グラ
ウトがコーナーブロツクの垂直空洞部に注入さ
れたときグラウトが絶縁室の方へと流出しない
ようにされる。このようにして配管することに
より、配管はコーナーカラムのグラウト詰めさ
れた領域内に安全に保持される。該方法は設備
の据付作業を著しく改善し、更には設備が損傷
しないように保護されるという利益を提供す
る。該方法は又壁の工事が終わつた後に設備を
据付けるためにブロツクを再び壊すといつた工
事の必要性をなくす。このような従来行なわれ
ている設備配管類の据付工事においては壁構造
体の安全性を損うばかりでなく、破壊部分の修
復のために追加の工事、時間及び材料を必要と
した。
9 本発明を使用すると、壁工事をするときに壁
内に設備用配管等の網状体を装入することによ
つて追加の熟練労働者の力を最小限とし且つ壁
板の使用、及び設備配管を支持しそして被覆す
るためにブロツク殻体表面に通常釘付け又は他
の方法で取付けられている添木の使用の必要性
が著しく減少される。
10 壁柱用半分体ブロツクは壁内に配設される大
径の水道管及び排水管のための垂直導管として
機能するには理想的である。ブロツクの三側面
の塞ぎ止め部材を完全なままに残し、上部及び
底部のグラウト出入口の上に少量のモルタル又
は他のセメント様材料を置くことによつて、半
分体ブロツクへのグラウト充填が所望されない
場合のブロツクへのグラウトの流入を制限する
ことができる。該方法は壁柱用半分体ブロツク
をHVAC用配管の導管として使用することも
可能とする。
11 前記の如く本発明は壁内に設備用配管及び導
管の網状構造を形成せしめ得ると言つた固有の
特徴を有し、更に該網状構造はブロツク階層間
を連結するために任意の位置で結合桁を介して
他の網状構造に連結され、設備配管に接近する
ために従来においては必要とされた工事完了後
の壁構造体又は結合桁を穿孔する工事が全く必
要とされない。
12 本発明に係る壁構造体はモジユール形式とさ
れるので、もし追加の出口が必要とされる場合
には容易に接続し得るように補助管路を配設し
得るという利益を有する。
13 本発明の利益は設備用導管を直立状態に格子
クリツプで保持された壁内に配置し得るという
ことである。ドア、窓又は他の開口を作るため
に格子クリツプによつて保持された壁部分を分
解し壁構造体を改造するときには壁或は壁構造
体のその部分に配設された設備を損傷すること
なく設備配管等に容易に接近し得る。次で設備
配管の再配管が行なわれ、所望領域に固定され
る。
本発明に従うと実質的に矩形の建築用基本ブロ
ツクが提供され、該建築ブロツクは概略平行に離
隔して対向して配置された一対の側面と、離隔配
置された上面及び底面と、離隔配置された両端面
とを有し、上面と底面には各々中央溝が設けら
れ、上面と底面のいずれの面の、好ましくは上面
の中央溝の両側には各側に一つづつ幅の狭い溝が
設けられ、側壁と端壁との間には垂直方向に二重
鍵穴型通路が設けられ、各端壁には二重鍵穴型通
路の半分に等しい鍵穴型溝が設けられ、前記通路
及び溝は上部及び底部の中央溝を連結し、一対の
垂直通路は幅狭の溝から上部又は底部へと垂直方
向に延在するように構成される。本発明は又一端
は平らで、他端は基本ブロツクと同じように溝が
設けられたコーナーブロツクを提供する。コーナ
−ブロツクの半分には基本ブロツクの半分と全く
同じように溝が形成され、他の半分には一般に正
方形の大きな垂直通路が形成される。該垂直通路
の上部及び底部の壁には基本ブロツクの溝間隔に
一致した壁厚の薄くなつた切欠部分が設けられ、
該壁厚の薄くなつた切欠部分は容易に破壊し基本
ブロツクの溝と一致した通路を形成し得るように
構成される。コーナーブロツクはコーナーブロツ
クとして作用する他に、壁構造体の中間部分に設
け垂直通路又は壁柱を形成するように使用するこ
ともできる。角部及び中間位置にて形成された垂
直通路は導管又は配管を通すために使用され、所
望に応じ中実の角部及び中間壁柱を形成するため
にグラウト及び垂直補強ロツドが充填される。半
分体ブロツクは勿論二つの半分体ブロツク部材を
形成せしめるべくコーナーブロツクのいずれの半
分体にも容易に形成可能である。好ましくはブロ
ツクは、積重ねられたブロツクの上部と底部とに
挿入され該ブロツクをその場に保持する一般にH
形の格子クリツプによつて取付けられる。壁の組
立が終わると、グラウトが中央の垂直通路及び水
平溝へと注入され後で更に詳しく説明される一体
の中央部材を形成する。格子クリツプの利点はグ
ラウトの注入がなされていない壁又は壁の一部分
を分解し他の領域に接近し得るようにした点にあ
る。これは構造上の、断熱上の、又防音上の完全
性が損なわれず且つ隣接したグラウト充填済壁構
造体の外観も損なわれないという点で利益を有
し、更には除去されたグラウト未注人ブロツクは
破損しておらず従つて他の構造体に再使用出来る
という点においても利益を有する。
本発明に従つたブロツクを使用するブロツク対
ブロツクの積上げ方法はモルタル継手の必要をな
くし、従つて天候状態に左右されることなく工事
を進めることを可能とする。従つて本発明に従う
と、壁の建築工事はブロツクを積上げ次で圧力下
にグラウトを注入することによつて雨期にも又極
寒期にも続行することができる。グラウトはブロ
ツク殻体内の諸要素を保護し且つ化学薬品を添加
することによつて凍結を防止することができる。
強風、日照り、雨又は雪は従来のモルタル式ブロ
ツク工事を妨害するものであるが、本発明に係る
ブロツクを使用した場合には何ら妨害とならな
い。
本発明の他の目的及び利益は以下の説明により
より明瞭となるであろう。
図面を参照すると、平行な離隔した側壁11及
び12、端壁13及び14、上面15並びに底面
16を有したブロツク10が例示される。上面1
5には一対の互いに離隔して概略平行に配列され
た長手方向溝17及び18が設けられる。該溝1
7及び18は側壁11及び12から内方向に離間
して設けられ、又該溝17と18との間に該両溝
より実質的に幅が広くされた中央長手方向溝19
が配設される。底面16には中央長手方向溝20
が設けられる。該溝20は下側に位置した下方の
隣接するブロツクの上面の溝と合致し、連続した
各ブロツク層間に概略卵形をした水平通路を形成
せしめる。溝19と20との間には2重鍵穴通路
の形態をした中央垂直通路21が貫通して設けら
れる。ブロツクの両端には夫々通路21の半分の
形をした中央凹所22が溝19と20の間に延在
して設けられ、隣接した両端のブロツクの端部と
の間に実質的に通路21と同じ通路を形成する。
一対の垂直通路23及び24が溝17と底面16
との間に貫通して設けられ、又同様の一対の垂直
通路25及び26が溝18と底面16との間に貫
通して設けられる。各通路23,24,25及び
26はブロツクの長さの約1/3にわたつて延在し、
そして各通路は各々の中心が中央通路21の端部
と端部凹所22の端部の中間に位置しそして各通
路間に概略一様の壁厚が維持されるように互いに
離隔して設けられる。
第4図と第5図には本発明に従つたコーナーブ
ロツク30が例示される。該ブロツクの半分30
aは第1図〜第3図のブロツクの半分に相当する
ものであり、同じ部分には(′)を付した同じ番
号が使用される。ブロツクの他の半分30bは概
略一様の厚みを持つた壁31,32,33及び3
4によつて囲包された四角の垂直通路30cを有
する。各外壁31,32及び33並びに内壁34
の上面及び下面には切欠35及び36が設けられ
る。該切欠は壁の厚みの途中まで凹まされるが、
壁34の切欠36だけは壁を貫通して形成され
る。各切欠35はメイン建築ブロツクの長手方向
溝17及び18と同じ幅及び深さに形成される。
切欠36はメイン建築ブロツクの上面の中央溝1
9と同じ幅及び深さに形成される。いずれかの切
欠群の壁厚の釣合を崩すことによつて該コーナー
ブロツクを壁の両端の中間部に配置して壁柱を作
ることも、汚物管又は排水管を担持させることも
又は該コーナーブロツクを任意の方向に伸びるコ
ーナーとして使用することも可能となる。切欠3
6はブロツクの中央部に形成された壁34の溝3
7の両側に設けられる。ブロツクはこの壁34に
沿つて分割することができ、それによつて図面か
らも明らかなようにコーナーブロツク又はメイン
ブロツクと係合する二つの異なる種類の半分のブ
ロツクを形成する。
第6図には本発明に従つたブロツクで作られた
壁の角部が平面図で例示され、壁建築時のコーナ
ーブロツク及び標準ブロツクにおける補強ロツド
の配列態様が示される。第1図〜第5図のブロツ
クを使用して壁を建築するに当つては、壁の積み
上げに際してモルタルを使用しないので熟練され
ていない労働者を使用することができる。標準の
ブロツク10が層状に次々に積み上げられる。又
この時角部は各ブロツク層毎にコーナーブロツク
30の方向を変えて食い違い継手状に形成され
る。水平補強ロツド50,51,52が90度曲げ
られ、切欠35及び36位置に未だ残つていた壁
厚部分を除去して形成されたコーナーブロツクの
溝17′,18′,19′並びに標準ブロツクの溝
19に適合される。垂直補強ロツド53,54,
55及び56がコーナーブロツク30の垂直開口
30c内に配置される。垂直補強ロツド57が又
開口21と、凹所22の接合によつて形成された
開口とに配置される。壁構造体が完全に組立てら
れた後液体グラウト60が十分な圧力下にて垂直
通路30c、垂直通路21及び接合凹所22によ
つて形成された垂直通路へとポンプにて送給され
る。液体グラウトは水平方向にも通路19及び1
9′を介して流れ、壁構造体内にてグラウトと補
強ロツドの網状組織を形成し、壁構造体を結合す
る。該グラウトの壁構造体に於る配列態様は第7
図、第8図及び第9図に明瞭に図示される。
第7図及び第8図には好ましい実施態様が例示
される。該態様においては上部の二層分のブロツ
ク61,62、底部の一層のブロツク66又は最
大3層のブロツク17,18及び19並びに垂直
通路22,23及び21にグラウトが充填され、
実質的に単一体の桁が形成される。中間のブロツ
ク層にもグラウトが注入されるが、通路17及び
18は絶縁のために充填されず空のままとされ
る。
第10図にはドアのわき柱とか窓の枠を壁構造
体の一体部分として組込んだ好ましい実施態様が
例示される。ドアわき柱及び窓枠70には蟻溝7
1が設けられる。該蟻溝71はグラウト注入前に
はブロツク10の端部の通路22と整列して配置
され、壁へのグラウト注入が行なわれると蟻溝グ
ラウト72の相互係止作用によつてそこに固着さ
れる。
第11図は本発明に従つた建築ブロツクの第二
の実施態様を表わす。該図面において同じ要素に
は同じ番号に(″)を付して表わされる。本実施
態様に係るブロツク10″とブロツク10との唯
一の相違は垂直通路21″と22″の形状にある。
第12図はクリツプ80を例示する。該クリツ
プ80は、上述のように引き続きグラウト詰めさ
れるか、又は一時的な壁とか後で取外される壁部
分のようにグラウト詰めされないままとされるよ
うな壁又は壁の一部分を積上げる際に使用するこ
とができる。クリツプは一般にH形の形状とさ
れ、互いに離隔して設けられた垂下脚81及び8
2は一つのブロツク層の隣り合つたブロツクの通
路23,24,25及び26に嵌合され、上方突
出脚83及び84は上のブロツク層のブロツクの
同じ通路に嵌合するようにされる。
第13図に例示されるブロツクの実施態様は第
1図〜第3図のブロツクと実質的に同じであり、
同じ部分には同じ番号に()を付して表わされ
る。両ブロツク間の唯一の相違は溝17,18
及び19の形状にある。
第14図に例示されるブロツクの実施態様は第
13図の実施態様と実質的に同じであり、ただ底
部溝20が設けられていない。
溝17及び18並びに通路23,24,25及
び26は第10図に点線で図示されるように、電
気用導管、ガス・水道管又は類似の敷設工事に使
用することができる。これは又他の水平及び垂直
通路19,21,22及び30cのいずれの通路
を利用することも可能である。
従来の建築ブロツク又はレンガ壁に本発明の特
徴を有するものはない。又従来、構造が簡単で且
つ本発明に係る壁構造体が有する程の強度及び剛
性を有した壁に積上げることのできるブロツクは
見出し得ない。
以上の説明は本発明の好ましい一実施態様の例
示したに過ぎず、本発明の範囲内にて他に種々の
変更実施態様が想到されるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つた基本ブロツクの斜視図
である。第2図は第1図のブロツクの端面図であ
る。第3図は第1図のブロツクの平面図である。
第4図は本発明に従つたコーナーブロツクの斜視
図である。第5図は第4図の平面図である。第6
図は本発明に従つたコーナーブロツクとこれに隣
接する二つの壁部分の部分平面図である。第7図
は本発明に従つたコーナーブロツクとこれに隣接
する二つの壁部分の部分斜視図である。第8図は
本発明に従つた壁の一部破断された斜視図であ
る。第9図は各ブロツク層間のグラウト詰めの模
様を例示するコーナーブロツクとこれに隣接する
二つの壁部分の平面図である。第10図は本発明
に従つた壁のドア開口部及びわき柱を下方向に見
た部分斜視図である。第11図は本発明に従つた
建築ブロツクの第二の態様の平面図である。第1
2図は本発明に従つたクリツプの斜視図である。
第13図は本発明に従つた建築ブロツクの第三の
実施態様の端面図である。第14図は本発明に従
つた建築ブロツクの第四の実施態様の端面図であ
る。 10:ブロツク、11,12:側壁、13,1
4:端壁、15:上面、16:底面、17,1
8:長手方向溝、19:中央長手方向溝、21:
中央垂直通路、22:端部凹所、23,24,2
5,26:垂直通路、30:コーナーブロツク、
30a,30b:ブロツク半分体、30c:四角
の垂直通路、35,36:切欠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 概略平行に離隔対向して配置された一対の側
    壁と、隔設された上面及び底面と、一対の端壁と
    を有し、前記上面の概略中央部に水平方向に延在
    する中央溝を設け、前記上面の中央溝の両側に水
    平方向に延在して成る前記中央溝よりは幅狭の溝
    を各一つ設け、前記底面には前記上面の中央溝の
    中心線に沿つて延在する底面中央溝を設け、前記
    底面中央溝の両側を平坦面とし、該平坦面が下段
    のブロツク上面の中央溝両側の前記幅狭の溝を被
    覆する様にし、中央垂直通路をその実質部分の幅
    が前記上面の中央溝及び底面中央溝の最も幅広の
    部分に一致し且つそこから少くとも一つの脚部が
    前記中央溝の長手方向に沿つて前記中央溝より幅
    狭に於て延在するような概略鍵穴形状にて形成
    し、前記中央垂直通路をして前記上面及び底面の
    中央溝同志を連結せしめ、前記幅狭の溝に、前記
    端壁から予備選択された距離に於て且つ前記中央
    垂直通路に対し長手方向に偏倚して少くとも一つ
    の全体的に角を丸めた細長矩形の垂直通路を形成
    し、そして前記一対の端壁の両方或は予備選択さ
    れた一方に前記各中央溝同志を連結し且つ実質的
    に前記中央垂直通路の半分に等しい横断面を有し
    た垂直凹所を形成した事を特徴とする実質的に矩
    形の建築ブロツク。 2 中央垂直通路は中央開口及び2つの対向する
    脚部を有し且つブロツク長さの約25%から35%だ
    けブロツク長手方向に延在し、該通路の最も幅広
    の点はブロツク幅の約25%から35%とされている
    特許請求の範囲第1項記載の建築ブロツク。 3 幅狭の溝に形成された各垂直通路はブロツク
    長さの約25%から35%だけブロツク長手方向に延
    在し、該通路の最も幅広の部分はブロツク幅の約
    25%から35%とされている特許請求の範囲第2項
    記載の建築ブロツク。 4 中央垂直通路の長さ及び幅はブロツクの対応
    寸法の約1/3である特許請求の範囲第2項記載の
    建築ブロツク。 5 各垂直通路の長さはブロツク長さの1/3であ
    り、またその最も幅広の部分はブロツク幅の約20
    %である特許請求の範囲第3項記載の建築ブロツ
    ク。 6 中央垂直通路は最も大きい部分の横断面形状
    が6角形とされ且つ中央溝の長手方向に概略鍵穴
    形状に舌縁部分を突出させて形成され、二重鍵穴
    形状とされている特許請求の範囲第3項記載の建
    築ブロツク。 7 幅狭の溝に設けられた垂直通路の横断面形状
    は細長の長円形とされている特許請求の範囲第1
    項から第5項の何れかに記載の建築ブロツク。 8 中央垂直通路の横断面形状は最も大きい部分
    が長円形とされた二重鍵穴形状とされている特許
    請求の範囲第3項記載の建築ブロツク。 9 概略平行に離隔対向して配置された一対の側
    壁と、隔設された上面及び底面と、一対の端壁と
    を有する建築物ブロツクであつて、 該ブロツクの半分には上下に貫通する四角形状
    の中空部を形成し、前記ブロツクの残余の半分に
    は、前記上面の概略中央部を水平方向に延在する
    中央溝を設け、前記上面の中央溝両側には水平方
    向に延在し且つ前記中央溝よりは幅狭の溝を各一
    つ設け、前記底面には前記上面の中央溝の中心線
    に沿つて延在する底面中央溝を設け、該底面中央
    溝の両側を平坦面とし、該平坦面が下段のブロツ
    ク上面の中央溝両側の前記幅狭の溝を被覆する様
    にし、前記中央溝の前記ブロツク中央側にはその
    最大幅が前記中央溝及び底面中央溝の最大幅に一
    致する中央垂直通路にして、そこから一つの脚部
    が前記中央溝の長手方向に沿つて前記中央溝より
    は幅狭にて延在されそれによつて概略鍵穴形状を
    呈する中央垂直通路を設け、前記中央垂直通路を
    して前記上面及び底面の中央溝同志を連結せしめ
    前記幅狭の溝には前記端壁から予備選択された距
    離に於て且つ前記中央垂直通路に対し長手方向に
    偏倚して少くとも一つの全体的に角を丸めた細長
    矩形の垂直通路を形成しそして、前記各中央溝同
    志を連結し且つ実質的に前記中央垂直通路に等し
    い横断面を有した垂直凹所をブロツクの前記残余
    の半分側の端壁に形成し、ブロツクの半分に形成
    した前記上下に貫通する四角形状の中空部分の四
    周内壁上縁には、ブロツクの前記残余の半分に形
    成した水平方向に延在する各溝と整列し且つそれ
    ら溝と幅及び深さの点で実質的に同一寸法にて外
    面の手前まで凹まされた複数の切欠きを設けて弱
    化線を形成し、それによつて前記各溝を連続溝と
    成す為に側壁の一部分を容易に除去し得る様に構
    成した事を特徴とする建築ブロツク。
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