JPS6344940Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電池収納体の着脱装置に関する。

ポータブルVTR等の携帯用電子機器には電源
として電池が使用されるが、電池収納体として独
立している方が、電池交換時に都合がよい。この
場合、電池収納体と機器本体との電気的接触手段
が必要であり、野外で使用される事を考慮し、電
極端子が、外部に露出していないものが望まし
い。

本考案は上述の点に鑑みなされたもので、電極
端子が露出しておらず、汚れ等により接触不良が
生じたり、電極端子の変形のおそれのない電池収
納体の着脱装置を提案するものである。

以下本考案の実施例を示す第１〜第４図に従い
説明する。第１図は機器本体のイ側面図、ロ正面
図、及びハ電源端子突出時の側面図である。図番
１は機器本体、２はツマミ３によりスライドされ
る摺動子であつて、その突出部分には、電源端子
４が設けられている。５は電池収納体との係合を
なす係合凸部である。図より明らかな様にツマミ
３を図中上方に押上げると（第１図イの状態）、
摺動子は本体１内に完全に収容されて、電源端子
４は露出しない。

第２図は、電池収納体６の外観斜視図である。
収納体６は内部に電池を入れるものでも、電池自
体の形状が図示のものでも良い。図番７は係合凸
部５と係合する係合凹部である。係合凸部５と係
合凹部７とを係合させ、電池収納体６を本体１に
装着した時、摺動子２の対応位置には、該摺動子
の突出部分が挿入される凹部８がある。凹部８に
は本体の電源端子と接触する電極端子９が内側に
設けられている。第３図に電池収納体のイ平面
図、ロＡ−A′断面図、ハＢ−B′断面図を示す
（電池は省略してある）。

第４図は、摺動子２と凹部８の関係を示す部分
断面図イ，ロである。突起９，１０は摺動子２を
本体内に収容し係止するためのものであり、割溝
１１によつて、ツマミを押すと両者の係合がはず
れ、矢印方向に押下げることにより第４図ロの様
に摺動子２が凹部内に挿入され、電源端子４と電
極端子９が圧接される。摺動子２が凹部に挿入さ
れることにより、本体１と電池収納体６とが完全
に係止保持され、はずれる心配がない。尚、摺動
子２は電極端子９の弾性により第４図ロの状態で
保持されるが、突起９，１０と同様のものを本体
下部に設けて係止手段としてもよい。また係合凸
部５、凹部７は逆であつてもよい。

以上の如く本考案によれば、本体の電源端子４
が、電池交換時に、外部へ露出せず、ゴミ等が付
着するおそれがなく、収納体の電極端子１０も凹
部内にあり、指で触れたり、変形するおそれがな
く接触不良が生じない。また、収納体６と本体１
の電気的接続手段と係止手段とが一体となつてい
るので、簡単な構造の電池収納体の着脱装置が実
現でき有用である。

【図面の簡単な説明】

図はいずれも本考案の実施例に係り、第１図は
電子機器本体のイ側面図、ロ正面図、ハ電源端子
突出時の側面図、第２図は電池収納体の外観斜視
図、第３図は収納体のイ平面図、ロＡ−A′断面
図、ハＢ−Ｂ断面図、第４図イ，ロは摺動子２と
凹部８の夫々異なる状態を示す部分断面図であ
る。 主な図番の説明、１……機器本体、２……摺動
子、４……電源端子、５……係合凸部、６……電
池収納体、７……係合凹部、８……凹部、９……
電極端子。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 第１位置で機器本体内に収納され、第２位置で
   前記本体外部に突出する摺動子であつて該突出部
   分に電源端子を有する摺動子と、電池収納体との
   係合凸部（又は係合凹部）とを備える機器本体
   と、 前記突出部分が挿入され、前記電源端子と接触
   する電極端子を備える凹部と、前記係合凸部（又
   は、係合凹部）と係合する係合凹部（又は、係合
   凸部）を備える電池収納体、 とよりなる電池収納体の着脱装置。