JPS6344331Y2 - - Google Patents

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JPS6344331Y2
JPS6344331Y2 JP1985046968U JP4696885U JPS6344331Y2 JP S6344331 Y2 JPS6344331 Y2 JP S6344331Y2 JP 1985046968 U JP1985046968 U JP 1985046968U JP 4696885 U JP4696885 U JP 4696885U JP S6344331 Y2 JPS6344331 Y2 JP S6344331Y2
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JP
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bag
pusher
heater
claw
clamping claws
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  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、物品を袋詰めする際に用いて好適
な包装機に関する。
「従来の技術」 物品を袋詰めする際に用いられる包装機には、
束ねられた袋を1枚ずつめくり垂らし、この垂ら
された袋を開口させて物品を投入し、物品投入後
において袋の上端を熱シールするタイプ(いわゆ
るブツク式)のものと、帯状に連続している袋を
所定位置に1枚ずつ搬送して垂らし、この位置で
袋を開口させて物品を投入し、その後に袋上端を
熱シールするタイプ(いわゆるカンガルー式と言
われるもので例えば実開昭56−43703号)のもの
とがあるが後者の方がより自動化に適していると
いう利点を有している。なお、両者とも袋の開口
動作は、袋上端部への送風によつて行つている。
そして、カンガルー式の包装機において用いら
れる帯状袋は、個々の袋がミシン目によつて上下
方向に連結されて構成されている。したがつて、
袋詰め処理の際に、袋内に投入した物品の重量が
大きいと、この物品の重量のために、シールを行
う以前にミシン目が切断されて袋が落下するとい
う事態が生じ、内容物が周辺に飛散するという不
都合が生じてしまう。
そこで、従来の包装機においては、袋の下端部
を板状の押え部材で支えたり、また特開昭53−
25195号の装置のように、袋容器1の両側をキヤ
リア23で把持して、これによつて、上記不都合
を防止していた。又、特開昭53−100079号のよう
に、押圧押上部材64で包装シート15を下方か
ら上方に向つて押し上げ、切断縁15cを切断位
置に一致させていた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上述した従来の包装機において
は、袋の落下は防止できるものの、以下に述べる
種々の不都合を有していた。
袋の底部を持ち上げるという構成では、袋の
開口端の縁合わせが良好にいかず、この結果、
熱シール部にシワ等が発生し易く、シール不良
が起き易い、また、内容物によつて開口端の揃
い具合が異なるため、縁合わせの調整が一律に
は行かず不揃いになるという問題がある。
袋の開口を送風のみによつて行つているた
め、開口動作が確実に行かず、物品の投入エラ
ーが発生する危険がある。このため、袋が開口
しているかどうかを検出する開口検出器を設け
る必要がある。
従来の包装装置(実開昭56−4370号や特開昭
53−100079号)に袋容器1をキヤリアで把持す
る技術(特開昭53−25195号)を導入しても装
置が大型化してしまい実用性のないものとなつ
てしまう。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、上下方向に連結された複数の袋より
なる帯状袋を所定量搬送して熱シール位置に送
り、かつ、前記熱シール位置に送られた前記袋の
開口部を物品投入後において熱シールする包装機
において、前記熱シール位置に固定状態に設置さ
れたヒータと、該ヒータに袋の開口部側面を押し
付けるプツシヤーとの間に、可動爪を固定爪側に
移動させることによつて袋の両側辺を挟持する一
対の挟持爪が配設され、これら挟持爪に、袋搬送
時には可動爪と固定爪とを開状態とするとともに
この袋を挟持して少なくとも熱シール終了後まで
の間は閉状態とする爪開閉機構が連設され、か
つ、前記プツシヤーに、その後退時には前面から
退避させられるとともにヒータに当接後に前面か
ら突出させられて袋を前記帯状袋から切り離すカ
ツターと、プツシヤーの後退移動時には両挟持爪
を近接させるとともにプツシヤーの前進移動時に
挟持爪を離間させる爪間隔制御機構と、前記後退
時には両挟持爪をヒータから離間させるとともに
前記前進移動時に挟持爪をヒータに近接させて袋
の開口部側面をヒータに接触させる挟持爪位置制
御機構とが連設されていることを特徴とする。
「作用」 前記各挟持爪が閉じると、袋の幅方向両端部が
確実に保持され、また、この状態において前記爪
間隔制御機構が前記各爪を離間させると、袋の上
端部のシワ等が延ばされる。そして、その後にお
いて熱シールが行なわれる。また、前記袋が前記
熱シール部に融着した場合においても、挟持爪位
置調整機構によつて、強制的に前記熱シール部か
ら剥がされる。この場合、プツシヤーをヒータに
接近させる一動作で、挟持爪を離間させて袋の開
口部のしわを延ばす操作、挟持爪とともに袋をヒ
ータへ接近させる操作、開口部を熱シールする操
作およびカツターによつて袋を切り離す操作を行
うことができるものである。
「実施例」 以下図面を参照してこの考案の実施例について
説明する。
第5図は、この考案の一実施例の外観を示す斜
視図である。
図において、1は装置本体であり、上部には開
閉自在の蓋体2を備え、後部には上方に延びる支
柱3,3を備えている。支柱3,3の上端部対向
面には、各々溝が切られており、この溝内に帯状
袋8(第16図参照)が巻回されたローラ4が回
転自在に嵌入されている。蓋体2の前端面中央部
には、物品投入用のホツパ5が設けられており、
図示の状態では、このホツパ5の直下には、ロー
ラ4から引き出された帯状袋8の先端部にある袋
6が開口状態で位置している。図に示す9は熱シ
ールを行う際に過熱されるヒータである。また、
袋6の上端部左右端は、各々挟持爪7,7によつ
て挟持されている。
次に、装置各部の構成について詳細に説明す
る。
(帯状袋8の搬送機構の構成) 第2図は、この実施例の側断面図であり、第5
図の各部と対応する部分には同一の符号が付して
ある。前述した帯状袋8は、第2図に示すよう
に、ローラ4から引き出された後に搬送用のロー
ラ10,11,12,13に張設され、さらに、
滑走板14と押え板15との間を通過している。
そして、滑走板14と押え板15との間を通過し
た帯状袋8は、シール位置調整用の可動ローラ1
6の下面に張設された後に、駆動ローラ18とこ
の駆動ローラ18に従動して回転する従動ローラ
19とによつて挟まれ、そして、ホツパ5の直下
に至つている。この場合、帯状袋8はミシン目を
介して連結された多数の袋6からなつており、ホ
ツパ5の直下には、前述のように帯状袋8の先端
部の袋6が開口した状態で位置している。
また、第2図に示す20は搬送用モータであ
り、この搬送用モータ20の回転が駆動ローラ1
8に伝達され、この駆動ローラ18の回転が歯数
の等しいギアによつて従動ローラ19に伝達さ
れ、これにより、帯状袋8が挟持されながら搬送
されるようになつている。この場合、駆動ローラ
18と従動ローラ19とは歯数の等しいギアによ
つて連動されているから、その回転が同期し(回
転方向は互いに逆方向)、この結果、帯状袋8の
上面と下面とが、ずれることなく搬送されるよう
になつている。
また、ローラ11が設けられているレバー21
は、支点21aを中心に回動自在に構成されてお
り、このレバー21の右端部に上方に延びるロツ
ド22がピン結合されている。そして、ロツド2
2の上端部はブレーキ板23の右端部がピン結合
され、ブレーキ板23の左端部が固定端にピン結
合されている。ブレーキ板23が反時計方向に回
動すると、ローラ4の外周に圧接されるためにロ
ーラ4の回転にブレーキがかかり、一方、ブレー
キ板23が時計方向に回動すると、ローラ4の外
周から離間するために、ブレーキが解除される。
すなわち、上述した構成要素11,21,22,
23によつてブレーキ機構25が構成されてお
り、帯状袋8が搬送されると、ローラ11が上方
に引かれ、これによつて、レバー21が時計方向
に回動してブレーキが解除され、また、帯状袋8
の搬送が停止されると、帯状袋8の張力が弱くな
るため、ローラ11が自重により下方に移動し、
これにより、ブレーキ板23が反時計方向に回動
してブレーキがかかるようになつている。そし
て、このブレーキ機構25に動作により、帯状袋
8の搬送が停止された時に、ローラ4が慣性によ
つて回転することがなく、この結果、帯状袋8が
ローラ4側から不要に多く送り出されるという事
態が防止されている。
(シール位置の制御機構) さて、ホツパ5の直下の所定位置に搬送された
袋6は、物品投入後においてその上端が熱シール
されるが、この場合のシール位置は、正確に制御
する必要がある。そこで、この実施例においては
シール位置制御機構を具備しており、以下にこの
シール位置の制御機構について説明する。
まず、第2図に示す30は、押え板15の上面
に取り付けられているリミツトスイツチであり、
帯状袋8の搬送路側に突出するアクチエータ31
を備えている。32は送風ダクト38内に風を送
るブロアであり、33はブロア32の送風路を切
換える切換板である。切換板33は従動レバー3
4とともに、軸35を中心にして回動自在に構成
されており、また、従動レバー34がバネ36に
よつて時計方向に回動するように引かれている。
この結果、図示の状態では、切換板33が送風ダ
クト38の下面に設けられた孔部38aをふさ
ぎ、ブロア32の送風は、送風ダクト38の左端
部に導かれて吹き出し口38bから吹き出され
る。一方、従動レバー34の下部は、駆動レバー
37の上端部に係合されており、この駆動レバー
37が後述する機構によつて回動すると、従動レ
バー34が連動して反時計方向に回動し、これに
より、切換板33が反時計方向に回動して送風ダ
クト38内の左側と右側とを遮断する(第14
図、第15図参照)。この結果、ブロア32の送
風は孔部38aから吹き出され、滑走板14と押
え板15との間隙付近にある帯状袋8に吹き付け
られる。この場合、吹き出し口38bから吹き出
される風は、ホツパ5の直下に搬送されている袋
6の上端部を開口させ、また、孔部38aから吹
き出される風は、搬送途中にある袋6の上端部を
開口させて膨らませる。そして、孔部38aから
風が吹き出されると、袋6内に風が吹き込むた
め、袋6が膨らんで上端面の高さが高くなり、こ
の結果、袋6の最上端と最下端とでは、袋の膨ら
み分だけその高さが異なつてくる。そして、アク
チエータ31は、搬送途中にある袋6の上面に接
しているから、この上面の高さに応じて上下動
し、したがつて、袋6のつなぎめ部分において
は、一旦持ち上げられたアクチエータ31が、次
の袋の最下端部に接することにより急激に落下す
る。この場合において、アクチエータ31が持ち
上げられた際のリミツトスイツチ30をオン状態
とし、アクチエータ31が落下した際のリミツト
スイツチ30をオフ状態とするように構成してお
けば、リミツトスイツチ30がオフした瞬間を、
袋6のつなぎめとして検出することができる。そ
して、第2図に示すように、アクチエータ31の
検出位置からヒータ9に至るまでの袋の搬送路長
は、可動ローラ16の上下位置によつて調整する
ことができる。従つて、可動ローラ16を調整す
ることにより、ヒータ9に対向している袋6の部
分(すなわち、シール位置)を変えることがで
き、これにより、つなぎめが検出された時点にお
いて、ヒータ9とシールしたい部分とが対向した
位置で帯状袋8の搬送を停止するように調整すれ
ばよい。この場合、可動ローラ16の両端部に
は、第3図に示すように軸芯を共通にするピニオ
ン16aが設けられており、このピニオン16a
が上下方向に延びるラツク16bにかみ合つて移
動するようになつている。また、可動ローラ16
は、第3図に示す固定用ネジ16cを締め付ける
ことによつてその位置が固定され、固定用ネジ1
6cを緩めることによつて、任意の位置に移動で
きるようになつている。そして、可動ローラ16
の両端は、各々長孔を介して本体1から突出して
いるが、この長孔の近傍には、第5図に示すよう
に、可動ローラ16の位置を示すための袋の間隔
に対応した目盛りSが付されている。以上がシー
ル位置調整機構の構成である。
このように、この実施例においては、搬送中の
袋を送風によつて膨らませ、この膨らみ具合の変
化から袋のつなぎめを検出し、さらに、つなぎめ
検出時におけるヒータ9の対向側をシール位置と
して設定している。この場合、送風による袋の開
口を確実にするために、押え板15には、第3図
に示すように多数の孔15aが全面に空けられて
いる。この孔15aの機能は、以下の通りであ
る。すなわち、押え板15と袋6の上面との間に
風が進入したとすると、孔15aがない場合に
は、逃げ場を失つた風が袋6の上面を押し下げよ
うとするため、袋6が開口しなかつたり、袋6の
上端部が振動したりする不都合が生じてしまう。
一方、孔15aがある場合には、押え板15と袋
6の上面との間に進入した風は、孔15aを介し
て上方に逃げるので、袋6の上面を押し下げるよ
うには作用せず、この結果、袋6の開口が容易に
行なわれる。次に、第4図は蓋体2を開いた場合
の状態を示す側面図であり、図示のように蓋体2
側には、ブロア32、押え板15、従動レバー3
4、および従動ローラ19等が設けられている。
また、本体1側に設けられている可動ローラ16
は、最も上方に移動させた場合に、袋6の搬送路
より上方に位置するようになつている。このよう
な構成を取つたのは、搬送路を構成する各部分を
上下に分離可能とすることにより、帯状袋8のセ
ツトを容易にするためである。すなわち、帯状袋
8をセツトする際は、蓋体2を開き、次いで、可
動ローラ16を袋搬送路より上方にセツトし、こ
の状態においてローラ4から帯状袋8を引き出し
て可動ローラ16をくぐらせ、さらに、帯状袋8
の先端部をホツパ5の下方に位置させ、その後
に、蓋体2を閉じればよい。そして、蓋体2が閉
じられると、帯状袋8が搬送路中に装填され、こ
れにより、セツトが終了する。したがつて、狭い
搬送路中に帯状袋8を差し込んで行くような操作
が不要となり、セツトが簡単かつ迅速に行えるよ
うになつている。
(挟持爪7およびその周辺部分の構成) 次に、挟持爪7について説明する。挟持爪7
は、第2図に示すように、固定爪7aとこの固定
爪7aに図面左右方向に移動自在に設けられてい
る可動爪7bとからなつている。この場合、可動
爪7bが、ばね40によつて図面右方に押されて
いるため、外力が加わらなければ、可動爪7bは
固定爪7aに圧接した状態、すなわち、挟持爪7
が閉じた状態を保持する。また、可動爪7bの下
面には、ローラ7cがもうけられており、爪押板
41がローラ7cを図面左方に押すと、可動爪7
bがばね40の弾性力に逆らつて左方に移動し、
挟持爪7が開いた状態になる。ここで、第1図は
第2図に示すA−A線矢視図であり、図に示すよ
うに、固定爪7aは3個の車輪43,43,43
によつてレール42に摺動自在に取り付けられて
いる。また、固定爪7aの下面には、ピン7dが
設けられており、このピン7dにL字状のレバー
45の一端が嵌合されている。この場合、レバー
45は固定爪7a,7aの各々に対して、対称と
なるように設けられている(第8図参照)。また、
レバー45は、軸45aを中心に回転自在に構成
されるとともに、下端面から突出するピンと固定
端46との間に設けられたばね45bによつて、
固定爪7a,7aの間隔を広げるように付勢され
ている。さらに、レバー45,45は、第8図に
示すハンドル130を回すことにより、その間隔
調整が行えるようになつている。この機構につい
て、以下に説明する。まづ、第8図に示す130
a,130bは各々反対方向にねじが切られてい
るねじ部であり、このねじ部130a,130b
にスリーブ131,131が螺合されている。そ
して、このスリーブ131はハンドル130が回
されてねじ部130a,130bが回転すると、
各ねじ部130a,130bに沿つて互いに逆方
向に移動するようになつている。そして、このス
リーブ131に各々前述したレバー45回転自在
に取り付けられており、また、固定端46もこの
スリーブに取り付けられている。この場合、固定
端46はレバー45の回動限界を規制しており、
この結果、レバー45,45は挟持爪7,7を広
げる方向に対しては、所定角度以上は回動しない
ようになつている。
次に、48は、ローラ48aを介してレバー4
5の右端面に接する腕であり、レール42が固定
された状態で、腕48が図面左方に移動すると、
レバー45がばね45bの弾性力に逆らつて回転
し、この結果、固定爪7a,7b(すなわち、挟
持爪7,7)が互いに近付くように移動する。
ここで、第6図はレバー45付近の拡大図であ
り、第1図の各部と対応する部分には同一の符号
が付してある(ただし第6図は第1図に示すレバ
ー45の反対側にあるレバー45を示している)。
この図に示す49,50は各々レール42の移動
を規制するストツパであり、ストツパ49はレー
ル42の左端面に当接し、また、ストツパ50は
レール42の両端部に設けられているスリーブ4
2aの右端面に当接するようになつている。ま
た、スリーブ42aの左端面は、ばね51を介し
て後述するプツシヤー駆動部材80によつて押圧
されるようになつている。一方、レール42の左
端面がストツパ49に当接した状態で腕48がさ
らに左方に移動すると、前述したように、レバー
45がばね45bの弾性力に逆らつて回転し、挟
持爪7,7が互いに近付く。
(プツシヤー55およびカツター60の構成) 第1図に示す55は、熱シール時にヒータ9側
に移動して、袋6のシール部分をヒータ9に押圧
するプツシヤーであり、60は熱シールを行う袋
の最上端にあるミシン目を切断するカツターであ
る。以下に、これらの構成と駆動機構について説
明する。
まず、第1図に示す65は、搬送機構を除く装
置各部の駆動源となるモータであり、このモータ
65の駆動力がギア66,67を介して軸68に
伝達され、軸68の回転が両端部に設けられたギ
ア69,69を介してギア70,70に伝達さ
れ、ここで、上記各ギアによつてモータ65の垂
直回転が水平回転に変換される。そして、ギア7
0,70の回転が水平旋回軸を介してカム板7
1,71に伝達され、これにより、カム板71が
水平旋回するようになつている。また、カム板7
1の上端面および下端面には、各々ローラ72,
73が偏心して設けられており、ローラ72は、
第2図に示すように断面コ字状のスライド部材7
6に嵌合されている。この場合、カム板71が取
り付けられている水平旋回軸の周囲には、タイミ
ングスイツチが適宜もうけられており、カム板7
1が所定の角度に回転に達したときは、検出信号
を出力するようになつている(検出タイミングに
ついては後述)。このように、タイミングスイツ
チを設けたのは、このカム板71の回転角が、装
置各部の状態に対応するためである。
スライド部材76は、摺動スリーブ77に取り
付けられており、摺動スリーブ77は水平に延び
る円柱状のロツド78に環装されている。この場
合、2個対称に設けられているカム板71は、互
いに逆方向に同期して回転するようになつてお
り、したがつて、モータ65が回転すると、スラ
イド部材76がロツド78に沿つて図面左右方向
に平行移動する。そして、スライド部材76の左
端面には、前述した腕48,48が設けられてお
り、さらに、スライド部材76の上端面両端部と
プツシヤー駆動部材80の上端面両端部とが、ロ
ツド78に平行な連結板81,81によつて連結
されている。したがつて、プツシヤー駆動部材8
0はスライド部材76とともに平行移動する。
このプツシヤー駆動部材80は両端に設けられ
たスリーブによつてロツド78に環装されてお
り、また、プツシヤー駆動部材80にはロツド8
3が摺動自在に環装されている。このロツド83
の右端部にはプツシヤー55が取り付けられてお
り、この結果、図面左右方向に摺動自在となつて
いる。そして、ロツド83の所定位置とプツシヤ
ー駆動部材80の左端壁との間には、ばね84が
介装されており、この結果、プツシヤー55は移
動限界まで右方に押し出されている。また、プツ
シヤー55の左端中央部には平板状の腕取付部9
1が設けられており、この腕取付部91には腕9
3,93の一端がピン結合されている。腕93,
93の中央部は、プツシヤー駆動部材80から下
方に延びるピン92,92に貫通されており、ピ
ン92,92を中心に回転自在となつている。そ
して、カツター60の両端部には、リンク94,
94の一端がピン結合され、リンク94,94の
他端と腕93,93の他端とが各々ピン結合され
ている。また、カツター60の両端部にはプツシ
ヤー55の移動方向に延びる長孔60a,60a
が設けられており、カツター60はこの長孔60
a,60aを貫通する平ネジ90,90によつて
プツシヤー55の上面に摺動自在に取り付けられ
ている。この図に示す状態では、プツシヤー55
が右方に押し出されている状態であるから、腕9
3,93は、カツター60を図面左方に引くよう
に回動し、この結果、カツター60の右端はプツ
シヤー55の右端面から突出しない状態になつて
いる。
本考案において、前記両挟持爪7,7相互を離
間接近させる爪間隔制御機構および挟持爪7,7
をヒータ9に対して離間接近させる挟持爪位置制
御機構は、一実施例では、前記レール42、レバ
ー45、腕48、スライド部材76、ローラ7
2、カム板71およびモータ65等を組み合わせ
て構成され、カム板71を介してスライド部材7
6を移動させることによつて、レバー45を回動
させて挟持爪7,7をレール42に沿つて移動さ
せる操作と、レール42を両ストツパ49,50
の間で往復移動させてヒータ9に離間接近させる
操作とを行うことができる。そして、前述したよ
うにプツシヤー55とカム板71とが接続状態と
されていることにより、プツシヤー55の移動に
伴つて挟持爪7,7が連動させられるようになつ
ている。
(挟持爪7,7の開閉機構) 第2図に示す95は、固定部材98を摺動自在
に貫通しているロツドであり、爪押板41に右端
面がこのロツド95に接合され、ロツド95の右
端面が駆動板96の左端面に接合されている。ま
た、駆動板96の左端面と固定部材98の右端面
との間におけるロツド95には、ばね97が介装
されており、この結果、爪押板41、ロツド9
5、および駆動板96が図面右方に引かれてい
る。そして、前述したローラ73は、駆動板96
の右端面に当接するようになつており、ローラ7
3によつて駆動板96が左方に押されると、ロツ
ド95および爪押板41が、ばね97の弾性力に
逆らつて左方に移動し、この結果、前述したよう
に爪押板41がローラ7cを押してレール42を
左方に移動させ、スリーブ42aがストツパー4
9に突き当たり、さらに、左方に押動して挟持爪
7が開状態となる。
(可動案内板100とその駆動機構) 次に、第2図に示す100は、搬送される袋6
を挟持爪7,7に案内する可動案内板であり、平
行リンク機構101によつて斜め左下方に移動し
得るように構成されている(第14,15図参
照)。また、平行リンク機構101は、ロツド1
02の一端にピン結合されており、ロツド102
の他端には、2個のばね103,104が介装さ
れている。このばね103,104は、各々左端
部および右端部が固定されるとともに、ばね10
3,104の間にL字部材105が摺動自在に設
けられている。そして、L字部材105の下部
は、断面コ字状の摺動部材106に取り付けられ
ており、この摺動部材106がロツド107およ
びL字金具108によつて爪駆動板96の上端面
に連結されている(第1図参照)。この場合、摺
動部材106の両端は、スリーブを介してロツド
78に摺動自在に嵌合されている。
上述した構成によれば、駆動板96の動きが摺
動部材106に伝達され、また、摺動部材106
の動きがばね103,104を介してロツド10
2および平行リンク機構101に伝達され、これ
により、可動案内板100が駆動される。また、
可動案内板100の上部には、駆動ローラ18か
ら移送された帯状袋8を前記可動案内板100に
導く固定案内板120が設けられている。この場
合、固定案内板120の傾斜と、可動案内板10
0の傾斜とは同一角度になつており、可動案内板
100が降下した際には、可動案内板100と固
定案内板120とが直線的に同一面状となり、ま
た、可動案内板100の上端は、固定案内板12
0の下端部近傍に位置し、これにより、帯状袋8
の移送がより確実となるように構成されている。
(駆動レバー37の駆動機構) 次に、第2図に示す駆動レバー37は、前述し
たようにブロア32の送風方向を切り換えるもの
であり、その下端部がばね110を介して水平腕
111の左端部に連結されている。そして、水平
腕111の右端部は、第1図に示すように摺動部
材106の右端部に接合されており、この結果、
駆動レバー37は摺動部材106の動きに連動し
て回動するようになつている。
(実施例の動作) 次に、上述した構成によるこの実施例の動作に
ついて説明する。
(1) 始めに、帯状袋8の先端にある袋6を、所定
位置に搬送する空送り動作について第7図〜第
15図を参照して説明する。なお、空送り時に
おいては、第7図〜第15図に示す袋6は、ま
だ装填されていない。
まず、初期状態においては、装置各部が第7図
および第8図に示す状態(前述した第2図、第3
図、および第1図に示す状態と同様)、になつて
おり、この状態において操作者は、第4図に示す
ように蓋体2をあけて帯状袋8をセツトする。帯
状袋8のセツトに際しては、その先端を搬送用の
ローラ10,11に通した後に、可動ローラ16
をくぐらせ、その後に可動案内板100の左端面
に垂らす。この場合、可動ローラ16は帯状袋8
の装填前には、予め上方に位置させておき、帯状
袋8の装填後には、前述した目盛りSを参照しな
がら、袋6の長さに合わせてその位置を調整す
る。次ぎに、蓋体2を閉めて電源スイツチを投入
すると、ブロア32が送風を開始する。この場
合、第2図に示すように、切換板33が孔部38
aを塞いでいるから、ブロア32の送風は、吹き
出し口38bから吹き出される。また、この初期
状態は、前述したタイミングスイツチによつて検
出されるようになつている。
次に、スタートスイツチSTが押されると、こ
の初期状態においては、モータ65のみが回転を
開始する。モータ65が回転すると、カム板71
が回転し、これにより、スライド部材76および
摺動部材106が図面右方に移動する。そして、
スライド部材76が右方に移動すると、第9図に
示すようにプツシヤー55がヒータ9側に移動を
開始し、また、腕48が右方に移動してレバー4
5が挟持爪7,7を離間させる方向に回動する。
プツシヤー駆動部材80の両端部がばね51を介
してスリーブ42a(第6図参照)を押し、これ
により、スリーブ42aがストツパ50に当接す
るまで右方に移動する。すなわち、レール42お
よび挟持爪7,7がヒータ9に近接する(第11
図参照)。次に、プツシヤー55がヒータ9に接
触し、この状態からプツシヤー駆動部材80がさ
らにヒータ9側に移動すると、プツシヤー55の
上面に設けられたカツター60が右方に突出す
る。そして、この状態においてタイミングスイツ
チが作動し、このタイミングスイツチの出力信号
によつてモータ65が停止される。次に、図示せ
ぬ第1のタイマが動作を開始し、この第1のタイ
マの動作中において、ヒータ9に電流が供給され
る。そして、第1のタイマの計時動作が終了する
と、第2のタイマが計時動作を開始し、この第2
のタイマの計時動作が終了すると、再びモータ6
5が駆動され、カム板71が回転を開始する。こ
の場合、第1のタイマは通電時間を制御し、第2
のタイマは熱シール部の冷却時間を制御する。モ
ータ65が再駆動されると、今度はスライド部材
76、摺動部材106およびプツシヤー55が、
第13図に示すように、図面左方に移動を開始す
るとともに、駆動板96がローラ73に押されて
左方に移動を開始し、これにより、爪押板41が
可動爪7bの下面に設けられているローラ7cに
接する。そして、爪押板41がさらに左方に移動
すると、ローラ7cが左方に押される。この時、
プツシヤー55は左方に移動しているので、ばね
51の付勢から解放されており、これにより、挟
持爪7,7とレール42とが左方に移動してヒー
タ9から離れる。上記動作中においては、摺動部
材106の移動が、ばね103,104によつて
吸収されるため、可動案内板100は静止状態を
維持する。
次に、第14図に示すように、スライド部材7
6がさらに左方に移動してプツシヤー55がヒー
タ9から遠ざかる。また、レール42の両端部に
設けられているスリーブ42aが第6図に示すス
トツパ49に当接し、挟持爪7,7およびレール
42の移動が停まり、この状態からさらに爪押板
41が左方に移動すると、可動爪7bがばね40
の弾性力に逆らつて左方に移動し、これにより、
挟持爪7,7が開状態になる。また、摺動部材1
06が左方に移動し、この摺動部材106の移動
がばね103,104を介してロツド102、平
行リンク機構101に伝達され、これにより、可
動案内板100が左下方(装置の手前側)に移動
する。また、摺動部材106が左方に移動する
と、水平腕111が左方に動き、この動きがばね
110によつて駆動レバー37に伝達され、これ
によつて、駆動レバー37が時計方向に回転す
る。この結果、従動レバー34がばね36の弾性
力に逆らつて反時計方向に回動し、これにより、
切換板33が反時計方向に回動してダクト38内
を右側と左側とに分離する。したがつて、ブロア
32の送風は、孔部38aから吹き出されて帯状
袋8の上面に吹き込む。
そして、挟持爪7が開状態となるタイミング
が、タイミングスイツチによつて検出され、この
検出信号によつてモータ20の回転が開始される
とともに、モータ65が停止する。そして、モー
タ20が回転すると、帯状袋8の搬送が開始さ
れ、また、滑走板14上にある袋6が風を含んで
膨らみ、リミツトスイツチ30のアクチエータ3
1が上昇する。帯状袋8の搬送が開始されると、
帯状袋8の先端は可動案内板100に沿つて下方
に移動し、これにより、すでに開状態となつてい
る挟持爪7,7内に進入する。
次に、帯状袋8の搬送がさらに進むと、第15
図に示すように、袋の境目(ミシン目部分)がア
クチエータ31の接触位置に達し、これにより、
アクチエータ31が反時計方向に回動してリミツ
トスイツチ30がオフ状態になる。そして、リミ
ツトスイツチ30がオフ状態となると、モータ2
0が停止し、帯状袋8の搬送が停止され、かつ、
モータ65が再び回転される。この場合、可動ロ
ーラ16が所定位置に調整されているので、ヒー
タ9の左方に、袋6の熱シール部分(通常はミシ
ン目の近傍)が位置した状態となる。
また、カム板71の回転が進むと、爪押板41
および摺動部材106が各々右方に移動を開始
し、また、スライド部材76は、さらに左方に移
動を開始する。そして、爪押板41が右方に移動
すると、ばね40の弾性力によつて可動爪7bが
右方に移動し、これにより、袋6の上端部両端が
挟持爪7,7によつて挟持される。
そして、摺動部材106が右方に移動し、これ
により、ロツド102および水平腕111が右方
に移動し、可動案内板100が上昇するとととも
に、切換板33が第7図に示す初期位置に復帰す
る。したがつて、ブロア32からの送風は、吹き
出し口38bから吹き出される。この時、ばね1
04の弾性によつて、可動案内板100の上昇が
一瞬遅れるようになつている。そして、このよう
に構成したために、挟持爪7,7が袋6を確実に
挟持した後に可動案内板100が上昇するので、
吹き出し口38bから送風があつたとしても、袋
6は固定爪7aと可動爪7bとの間から逃げるこ
とがなく、挟持動作が確実になる。また、スライ
ド部材76は、第13図に示す状態以降は左方に
移動しており、この結果、腕48(第1図参照)
が左方に移動してレバー45を回動させ、これに
よつて、挟持爪7,7が互いに近接し、第7図に
示すように袋6の上端部を開口させる。この場合
は、上述のように吹き出し口38aから送風が行
なわれているので、袋6の開口動作はより確実に
なる。そして、上述したことから分かるように、
この実施例においては第15図に示す状態の後に
は、第7図に示す初期状態となる。そして、この
初期状態がタイミングスイツチによつて検出され
てモータ65が停止する。
また、カム板71の回転が進むと、爪押板4
1、スライド部材76および摺動部材106が
各々右方に移動を開始する。そして爪押板41が
右方に移動すると、ばね40の弾性力によつて可
動爪7bが右方に移動し、これにより、袋6の上
端部両端が挟持爪7,7によつて挟持される。
次に、カム板71がさらに回転すると、摺動部
材106が右方に移動し、これにより、ロツド1
02および水平腕111が右方に移動し、可動案
内板100と駆動レバー37とが各々第7図に示
す初期位置に復帰する。したがつて、ブロア32
からの送風は、吹き出し口38bから吹き出され
る。また、スライド部材76は、第13図に示す
状態以降は右方に移動しており、この結果、腕4
8(第1図参照)が右方に移動してレバー45を
回動させ、これによつて、挟持爪7,7が互いに
近接し、第7図に示すように袋6の上端部を開口
させる。
(2) 次に、シール動作について説明する。
なお、シール動作と前述した空送り動作におけ
る装置各部の動きは、全く同様である。すなわ
ち、スタートボタンが押される毎に、上述した動
作が繰り返し行なわれる。ただし、袋6がシール
位置に順次搬送されるため、熱シールおよびミシ
ン目切断動作が行なわれる。以下、この動作につ
いて説明する。
まず、第7図に示す初期位置においては、前述
した空送り動作によつて搬送された袋6が開口し
ており、かつ、この状態において装置各部が静止
している。ここで、操作者はホツパ5から物品を
投入して、袋6内に物品を入れる。そして、スタ
ートボタンを押すと、プツシヤー55およびスラ
イド部材76が右方に移動を開始する。スライド
部材76が右方に移動すると、腕48が右方に移
動し、この結果、レバー45がばね45bの弾性
力によつて回動し、挟持爪7,7が互いに離間す
る方向に移動する。このため、袋6の上端部は幅
方向に引つ張られて閉じるとともに、上端部が直
線状に張られるためこの部分のシワ等が延ばされ
る(第10図参照)。
次に、スライド部材76がさらに右方向に移動
すると、レール42がばね51の弾性力によつて
右方向に移動し(第6図参照)、これにより、挟
持爪7,7がヒータ9側に移動し、袋6の上端部
(シール部分)がヒータ9に接する。そして、プ
ツシヤー55がさらに右方向に移動すると、プツ
シヤー55の上面に設けられたカツター60が右
方に突出し、これにより、袋のつなぎ目にあるミ
シン目が切断される(第12図参照)。そして、
この状態においてヒータ9に通電が行なわれ、こ
れにより、袋6の上端部分が熱シールされる。
次に、爪押板41が可動爪7bの下面に設けら
れているリング7cを左方に押すと、挟持爪7,
7およびレール42が左方に移動してヒータ9か
ら遠ざかり、袋6のシール部分がヒータ9から引
きはがされる。この場合、熱シール時において、
袋6がヒータ9に融着されたとしても、袋6は上
述した挟持爪7,7の離間動作によつて、強制的
にヒータ9から引きはがされる(第13図参照)。
次いで、カム板71がさらに回転すると、第1
4図に示すように挟持爪7が開状態となり、熱シ
ール終了後の袋6が下方に落下するとともに、次
にシールを行う袋6が可動案内板100にガイド
されて、挟持爪7内に搬送される。次いで、カム
板71がさらに回転すると、第15図に示すよう
に爪押板41が右方に駆動され、これにより、挟
持爪7が閉じて袋6が挟持される。そして、スラ
イド部材76がさらに左方に駆動されると、袋6
を挟持した状態で挟持爪7,7げ互いに近付き、
再び第7図に示す初期位置に戻り、以後は上記動
作が繰り返し行なわれる。
なお、この実施例においては、帯状袋8の幅に
合わせてハンドル130を回し、これにより、挟
持爪7,7の間隔を調整すると、前述したように
レバー45も同時に移動する。そして、レバー4
5の移動によつて腕48がレバー45を押す位置
が異なつてくるため、挟持爪7,7の近接する量
が異なつてくる。そして、この実施例の場合、幅
の狭い袋に対しては、挟持爪7,7の近接する量
が多くなり、これによつて、袋の膨らみが大とな
り、物品投入操作が極めて行い易くなる。
また、この実施例においては、挟持爪7,7が
ヒータ9に対して近接、離間するので、シール後
にヒータ面に袋が融着したとしても、この袋を強
制的に引きはがすことができ、かつ、袋の開口が
ヒータ9によつて妨害されないという利点を有し
ている。
また、可動案内板100が袋の搬送時に装置前
方に移動するので、袋の移送が正確に行なわれ、
かつ、袋開口時、物品充填時、および熱シール時
においては可動案内板100が装置後方に戻され
るので、上記各動作の邪魔にならない。
さらに、この実施例においては、以下に述べる
ような変形例が可能である。
装置上面に計数秤を載置し、投入する物品を
この計数秤によつて計数する。
筒状のシートから所定の大きさの袋を連続的
に製造する製袋機を装置上部に設け、この製袋
機から袋を搬送する。
物品を所定量計数して、計数後の物品を自動
投入する自動計数充填機を設け、これによつ
て、物品の投入を行う。なお、この場合は、動
作をより確実なものとするために、袋の開口を
検出する開口センサーを設けてもよい。
上記実施例においては、挟持爪7,7等がメ
カ的に駆動されたが、これに換えて、たとえ
ば、ソレノイド等をもちいて電気的に駆動して
もよい。
また、上記実施例においては、挟持爪7,7
が袋6の上端部の両端を挟持するようにした
が、挟持爪の高さ方向形状を長くして、袋の両
端部を上端から下端にかけて広く挟持するよう
に構成してもよい。このようにすると、挟持爪
が離間した際に袋が上端から下端にかけて幅方
向に引つ張られるので、袋内の空気が排出さ
れ、これにより、熱シール後の袋が内部空気に
よつて膨らむという事態が防止される。
また、挟持爪7,7を近接させる際に、袋の
前面と後面とを幅方向にづらすように爪を駆動
させると、づれ量に対応する分が袋の上端中央
部に逃げるため、上端中央部が膨らみ、開口動
作がより確実となる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案によれば、袋の
開口が確実となり、物品の投入操作が確実とな
る。また、熱シール直前において袋の両端部が幅
方向に引つ張られるので、熱シール部分のシワ等
が延ばされ、熱シールが確実となるとともに、そ
の仕上がりが美しくなる利点を有している。ま
た、前記前記各挟持爪が閉じると、袋の幅方向両
端部が内容物の形状や量に係わりなく確実に保持
される。また、前記袋が前記熱シール部に融着し
た場合においても、挟持爪位置制御機構によつ
て、強制的に前記熱シール部から剥がされる。
そして、固定状態のヒータに袋の開口部側面を
押し付けるプツシヤーに連動させるようにカツタ
ー、爪間隔制御機構および挟持爪位置制御機構を
設けたから、袋の開口部のしわを延ばす操作、袋
をヒータへ接近させる操作、開口部を熱シールす
る操作およびヒータから袋を切り離す操作を、プ
ツシヤーがヒータに接近する一動作で行い得て、
効率的であるとともに、その分、各機構の一部を
共有化し、挟持爪を備えた装置の小型化に寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示す平断
面図、第2図は同実施例の側断面図、第3図は同
実施例の一部切欠平面図、第4図は蓋体2を空け
た場合の側断面図、第5図は同実施例の構成を示
す斜視図、第6図は挟持爪7付近の構成を示す平
面図、第7図、第9図および第11図〜第15図
は各々同実施例の動作を説明するための側断面
図、第8図および第10図は各々第7図、第9図
に示す状態に対応する平断面図、第16図は帯状
袋8の構成を示す斜視図である。 7a……固定爪、7b……可動爪、7……挟持
爪、9……ヒータ、42……レール、40……ば
ね、41……爪押板、45……レバー、48……
腕、51……ばね、55……プツシヤー、65…
…モータ、71……カム板、72……ローラ、7
6……スライド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に連結された複数の袋よりなる帯状袋
    を所定量搬送して熱シール位置に送り、かつ、前
    記熱シール位置に送られた前記袋の開口部を物品
    投入後において熱シールする包装機において、前
    記熱シール位置に固定状態に設置されたヒータ
    と、該ヒータに袋の開口部側面を押し付けるプツ
    シヤーとの間に、可動爪を固定爪側に移動させる
    ことによつて袋の両側辺を挟持する一対の挟持爪
    が配設され、これら挟持爪に、袋搬送時には可動
    爪と固定爪とを開状態とするとともにこの袋を挟
    持して少なくとも熱シール終了後までの間は閉状
    態とする爪開閉機構が連設され、かつ、前記プツ
    シヤーに、その後退時には前面から退避させられ
    るとともにヒータに当接後に前面から突出させら
    れて袋を前記帯状袋から切り離すカツターと、プ
    ツシヤーの後退移動時には両挟持爪を近接させる
    とともにプツシヤーの前進移動時に挟持爪を離間
    させる爪間隔制御機構と、前記後退時には両挟持
    爪をヒータから離間させるとともに前記前進移動
    時に挟持爪をヒータに近接させて袋の開口部側面
    をヒータに接触させる挟持爪位置制御機構とが連
    設されていることを特徴とする包装機。
JP1985046968U 1985-03-30 1985-03-30 Expired JPS6344331Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265779A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Ishida Co Ltd 製袋包装機

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JPS5325195A (en) * 1976-08-19 1978-03-08 Yoshizaki Kozo Device for sealing up mouth of pouch packed with food
JPS53100079A (en) * 1977-02-14 1978-09-01 Yoshinobu Miyasato Automatic packing apparatus

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