JPS6344228Y2 - - Google Patents

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JPS6344228Y2
JPS6344228Y2 JP3886881U JP3886881U JPS6344228Y2 JP S6344228 Y2 JPS6344228 Y2 JP S6344228Y2 JP 3886881 U JP3886881 U JP 3886881U JP 3886881 U JP3886881 U JP 3886881U JP S6344228 Y2 JPS6344228 Y2 JP S6344228Y2
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welding
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は三相交流を入力とするアーク溶接機に
おいて消耗性電極や溶加材などの溶接材の送給を
より正確にかつ効率よく行えるようにしたもので
ある。
従来、アーク溶接機において消耗性電極や溶加
材などの溶接材の送給には一般に単相交流をサイ
リスタにより位相制御して送給機構の電動機に供
給して速度制御を行う方式が採用されている。
このような位相制御による方式においては、電
動機には単相交流の各半波における導通位相を制
御するものであるため供給電流のリツプル含有率
が非常に大であり、電流の実効値が大きくなる。
これに対して直流電動機の出力は供給電流の平均
値で決定されるから、このようにリツプル分が大
きく実効値のみ高い値となる電流にて駆動すると
きは温度上昇の制限から電動機の出力は定格の50
%程度しか利用することができなかつた。このた
め必要な機械的出力の2倍以上の定格容量のもの
を選択することが必要となりきわめて不経済であ
つた。またこの場合の制御対象は商用交流の半サ
イクルが単位となるので速度調整を微細に設定す
ることができなかつた。さらに電動機の回転速度
も供給電流に対応した脈動分が現われる。このた
め回転数をフイードバツクして所定の速度に保つ
場合において電機子電圧をフイードバツク信号と
して用いる場合はもちろん、回転数を検出用発電
機(タコジエネレータ)により検出する場合にも
この速度の脈動分に対応した低い周波数のリツプ
ル分が現われる。したがつてこれを制御に支障の
ない程度に除去するためには遮断周波数の十分低
いローパスフイルタ回路が必要となり、このため
制御回路が大形となるのみでなく、このローパス
フイルタを回路内に有するために制御系の応答速
度が遅くなり動特性の悪い装置となる。またこの
ような欠点を解決するものとして単相交流を整流
して直流出力を得て、この直流出力をトランジス
タでその実効抵抗を制御して電動機速度を制御す
る方法も考えられている。しかしこの場合にも整
流回路に含まれるリツプル分は大きく、またトラ
ンジスタの実効抵抗を制御するというアナログ増
幅回路を含むから温ドリフトなどアナログ増幅回
路特有の不安定性を避けることはできない。
本考案は商用周波の三相交流を所定の電圧に降
圧して溶接に適した電力を得る三相変圧器の各相
に補助巻線を設け、この補助巻線の出力を整流し
て簡単な平滑回路を通した後に、チヨツパ回路に
より所定の値に調整して溶接材送給用の電動機に
供給する構造として上記従来装置の欠点を完全に
解決したものである。
第1図は本考案のアーク溶接機の実施例を示す
接続図である。同図において2は入力端子1,
1,1に商用三相交流を受ける変圧器であり、P
はその一次巻線、S1は入力電子をアーク溶接に
適した低電圧・大電流に変換するための出力巻線
であり、S2は各相に設けられた補助巻線であ
る。3は出力巻線S1の出力から所要の直流出力
を得るサイリスタなどを用いた整流回路であり、
4は整流回路3の出力を平滑するための直流リア
クトルである。
変圧器2、整流回路3およびリアクトル4は三
相交流を溶接に適した出力に変換する電力変換器
を構成している。5は溶接トーチ、6は送給ロー
ル7により溶接トーチ5を経て被溶接物8の溶接
部に送給される溶接材であり、同図に示すような
消耗電極式アーク溶接においては通常ワイヤ状あ
るいは帯状の材料が用いられる。電力変換器の出
力は溶接トーチ5および被溶接物8に供給されて
溶接材6と被溶接物8との間に溶接アーク9を生
じる。10は補助巻線S2の三相出力を整流して
直流出力を得る整流回路であり、この整流回路に
三相全波整流回路を用いると簡単な平滑回路でほ
とんどリツプルのない直流出力が容易に得られ
る。11はトランジスタ、サイリスタなどを用い
たチヨツパ用スイツチング素子であり、12はこ
のスイツチング素子11をON−OFFしてチヨツ
パ制御するためのパルス幅変調器であり、発振器
Sの発振パルスを比較器14からの入力信号の大
きさに対応した幅のパルスに変調する。このパル
ス幅変調器12はスイツチング素子11および発
振器Sとともにチヨツパ制御回路を構成する。1
3は電動機の速度を設定するための基準信号発生
器であり、14は比較器である。15は溶接材6
を送給するための電動機であり送給用ロール7に
図示を省略した減速機を介して結合されている。
16はスイツチング素子11が遮断したときに電
動機15による誘起電圧からスイツチング素子1
1を保護するフライホイールダイオードである。
17は電動機15の回転速度を検出するための速
度検出器である。同図の実施例においては基準信
号発生器13の出力信号は回転速度検出器17の
出力信号と比較器14にて比較され両信号の差は
パルス幅変調器12に入力される。パルス幅変調
器12は入力信号に対応したパルス幅でかつ一定
周波数のパルスを発生しスイツチング素子11を
導通させる。この結果、電動機15には一定周波
数でかつパルス幅変調器12によつてチヨツパ制
御された略矩形波状の電流が供給される。ここで
パルス幅変調器12の発振周波数を定める発振器
Sの発振周波数を例えば数kHzないし10kHz程度
の高い値に設定しておけば電動機15の回転速度
にはほとんど脈動は現われない。したがつて回転
速度検出器17の出力電圧は回転速度に正確に比
例しかつほとんどリツプル分を含まない直流電圧
となるから何らこの検出回路にフイルターを用い
ずとも基準信号発生器13にて設定された速度で
正確に回転させることができる。この結果、検出
回路の時定数に起因する制御系の遅れは全く発生
せず応答性の極めて優れた送給速度の制御ができ
る。
また送給速度の検出を電動機の回転速度が電機
子電圧に比例することを利用して電機子電圧を検
出することにより行う場合においても、電機子電
圧は高い周波数の略矩形波状のパルス電圧となる
のでその検出電圧の平滑のために使用すべきフイ
ルターはパルス幅変調器12の発振周波数による
リツプル分のみを除去すればよいから、その遮断
周波数は比較的高いものでよく、この結果、制御
系の電気的な時定数は電動機の機械的応答速度に
比較して問題にならない程度に十分小さな値とな
り、すぐれた応答性が得られる。また電動機15
に供給される電流が略矩形波状になることから実
効値と平均値との差が少なくなり電動機15の出
力は定格の100%近くまで利用することが可能と
なり、その分だけ小容量の電動機が使用できるこ
とになる。さらに電動機への供給電力の制御はチ
ヨツパ制御回路の周波数を十分に高くしておけば
微細な速度設定も極めて精度よく再現することが
可能となる。そして電動機のための電源は溶接用
電力を得る変圧器に補助巻線を巻き足すことによ
つて得るので他に電動機のための独立した電源を
用意する必要がなく経済的である。
なお図示の実施例において消耗性電極の送給開
始および停止は溶接開始信号をパルス幅変調器1
2の発信開始信号として入力することにより行う
ことができる。また電力変換器には単一の三相出
力巻線と図示のサイリスタを用いた三相全波整流
回路の他に変圧器にタツプを設けて出力調整をし
た後整流器で整流するだけのものや変圧器の出力
巻線を変更して六相半波式などの他の多相方式も
利用できる。同様に補助巻線S2および整流回路
も三相全波方式以外に六相半波などの多相整流回
路とする方がよりリツプル含有率を少なくするこ
とができる。またチヨツパ制御回路は第1図に示
した実施例においては、パルス幅変調器を利用す
るものについて説明したが、チヨツパ制御回路は
これに限るものではなく、パルス幅は一定で入力
信号に対応した周波数のパルスを発生する電圧制
御発振器を利用してもよい。さらに本考案の適用
される溶接方法は図示の消耗性電極式アーク溶接
方法に限るものではなく、電力変換回路の出力を
非消耗電極に導いてアークを発生するTIG溶接あ
るいはプラズマ溶接において、溶接部に外部から
溶加材を送給する場合、あるいは消耗性電極を用
いるアーク溶接においても外部からさらに溶加材
を送給する場合において、この溶加材送給速度を
制御する場合にも適用できるものである。
以上のように本考案の装置においては電動機の
定格出力を十分に生かすことができるので経済的
であり、また速度制御も極めて高精度でかつ応答
性のよい溶接材の送給速度の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す接続図である。 2……変圧器、3,10……整流回路、6……
溶接材、8……被溶接物、11……スイツチング
素子、12……パルス幅変調器、15……電動
機、P……一次巻線、S1……出力巻線、S2…
…補助巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 三相交流を入力としアーク溶接に適した特性の
    出力を得る三相変圧器を含む電力変換器と、前記
    三相変圧器の各相に設けられた補助巻線と、前記
    補助巻線の出力から直流出力を得る整流回路と、
    前記整流回路の出力を調整するチヨツパ制御回路
    と、前記チヨツパ制御回路の出力により駆動され
    る溶接材送給機構とからなるアーク溶接機。
JP3886881U 1981-03-18 1981-03-18 Expired JPS6344228Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3886881U JPS6344228Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3886881U JPS6344228Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57152377U JPS57152377U (ja) 1982-09-24
JPS6344228Y2 true JPS6344228Y2 (ja) 1988-11-17

Family

ID=29836013

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3886881U Expired JPS6344228Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18

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JPS57152377U (ja) 1982-09-24

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