JPS6344134Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6344134Y2
JPS6344134Y2 JP8874384U JP8874384U JPS6344134Y2 JP S6344134 Y2 JPS6344134 Y2 JP S6344134Y2 JP 8874384 U JP8874384 U JP 8874384U JP 8874384 U JP8874384 U JP 8874384U JP S6344134 Y2 JPS6344134 Y2 JP S6344134Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
die
component mixed
molding die
glass fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8874384U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS614767U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8874384U priority Critical patent/JPS614767U/ja
Publication of JPS614767U publication Critical patent/JPS614767U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6344134Y2 publication Critical patent/JPS6344134Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光フアイバ心線を製造する工程で用
いられるプリコート塗布装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、2液混合型の熱硬化樹脂をガラスフアイ
バに接触させつつ引き出すプリコート塗布装置で
は、この2液混合樹脂の粘度のばらつきが大き
く、塗布される樹脂被覆の外径がばらつくという
問題、あるいはこの外径を一定に保持するために
線引き速度等を制御することが困難であるという
問題、さらに成形ダイ装置のダイス部にスコーチ
が短時間で発生し易く、これに伴つて塗布される
樹脂被覆の表面に凹凸(肌荒れ)が発生する等の
問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来の問題点を解決し、均
一な外径の光フアイバ心線を確実に得ることが出
来、かつ、ダイス部にスコーチが発生せずに線引
きがロングラン(長時間)可能であるプリコート
塗布装置の提供を目的とする。
〔考案の構成〕
本考案のプリコート塗布装置は、2液混合型の
熱硬化樹脂をガラスフアイバに接触させつつ引き
出して該ガラスフアイバの外面に樹脂を被覆する
プリコート塗布装置に於て、2液混合樹脂をいつ
たん受ける中間受ポツト、該ポツトから成形ダイ
装置まで2液混合樹脂を送る配管系統、及び該成
形ダイ装置を、所定温度域に冷却する冷却装置を
付設したものである。
〔実施例の説明〕
以下、添付図面に基づいて実施例を説明する。
第1図に於て、1はプリコート塗布装置であ
り、母材供給装置2により一定速度にてガラス母
材3が矢印C方向に送られつつ線引炉4で加熱溶
融されつつ引き伸ばされて、このプリコート塗布
装置1の成形ダイ装置5に送られる。6はこのよ
うにして引き伸ばされたガラスフアイバであり、
第4図に示すように光フアイバ心線7の中心部を
構成する。
この成形ダイ装置5は、2液混合型の熱硬化樹
脂を、ガラスフアイバ6の外面に塗布するもの
で、塗布された線条体は成形孔8から引き出され
る。直ちにこれを加熱・乾燥するために硬化炉9
が成形孔8の近くに設けられ、この硬化炉9を通
過した上記線条体の樹脂は硬化して、一次プリコ
ート(プライマリー)が行なわれる。第4図中の
樹脂被覆10がこのようにして形成される。な
お、11は引取装置であつて、上述のガラスフア
イバ6を線引きする作用をなす。
しかして、12は樹脂液Aと樹脂液Bの2液を
混合すると共に吐出量を制御可能な混合装置であ
る。13はこの混合装置12から2液混合樹脂を
いつたん受けるレベルコントロール付中間受ポツ
トである。14は中間受ポツト13と成形ダイ装
置5とを連通連結する配管系統であつて、図例で
は、その途中にポンプ15が介装されている。こ
のポンプ15によつて2液混合樹脂を加圧して成
形ダイ装置5に供給し、ガラスフアイバ6に2液
混合樹脂を加圧しつつ接触させる。16はDCモ
ータのように速度制御可能な電気モータで、ポン
プ15を回転駆動する。17は圧力計である。ま
た配管系統14はポンプ15の吐出側において2
本に分岐している。
さらに、成形ダイ装置5は、1個又は(図示省
略したが)分割形のダイブロツク17と、前記成
形孔8を有すると共にこのダイブロツク17の先
端に設けられるダイス18と、ダイブロツク17
内に挿入されるニツプル19とを備えている。そ
して、ダイブロツク17とダイス18によつて、
内側に円錐状の空間を形成し、またニツプル19
は先端部が先細テーパ状に形成され、このニツプ
ル19の先端部の孔と、ダイス18の成形孔8と
は一直線状に配設されると共に、ニツプル19の
外面と、ダイブロツク17等の内面とで形成され
る空間部20に2液混合樹脂が充填される。即
ち、この空間部20の上端部から外径方向に2本
の樹脂流入路21,21を形成してダイブロツク
17の外面に開孔し、これに接手22,22を取
付けて、前述の分岐された配管系統14の配管2
3,23を接続する。ポンプ15にて加圧された
樹脂は、配管23、樹脂流入路21を経て、空間
部20に流入し、しだいに先端側に送られて、成
形孔8から押出される。
しかして、24は冷却装置であり、この冷却装
置24によつて、第1図中に仮想線にて囲つたブ
ロツクG内を所定温度域に冷却する。即ち、2液
混合樹脂をいつたん受ける中間受ポツト13、該
ポツト13からダイブロツク17まで樹脂を送る
ポンプ15を含む配管系統14、及びダイブロツ
ク17を、所定温度に、矢印Lのように、冷却装
置24にて冷却する。
具体的には、ダイブロツク17に冷却流体が流
れるための冷却孔25を形成し、配管26,26
及び接手27,28…等により、冷却装置24に
て冷却された流体をダイブロツク17に送ると共
に、ダイブロツク17を冷却後の流体を還流させ
て、循環させることによつて、成形ダイ装置5を
冷却している。
勿論、図示省略するが、ダイス18そのものに
も冷却孔を設けたり、ニツプル19側に冷却孔を
設けるも好ましい。また28は温度検出器であつ
て、検出信号を送出して、冷却装置24を制御
し、もつてダイブロツク17等の温度を所定の低
温度に保持するものである。
また、第1図中の矢印Lのように、中間受ポツ
ト13、配管系統14等を冷却するには、冷却装
置24からの冷却流体が流れる配管を、中間受ポ
ツト13内に挿入したり、中間受ポツト13の容
器、及び配管に沿つて取付けて行なう。あるいは
断熱壁にてブロツクG内の各装置や部品を包囲
し、その断熱壁内を冷却装置24にて循環冷却さ
せることも、自由である。
なお、第1図に示すプリコート塗布装置1及び
冷却装置24等を、引取装置11の下流側に付設
して、二次プリコート(バツフアー)を行なうも
望ましいが、図示省略した。そして、一次プリコ
ート(プライマリー)及び二次プリコート(バツ
フアー)を行なえば、第4図に示すように、二重
の被覆10,29の光フアイバ心線7が得られ
る。
2液混合型の熱硬化樹脂としては、シリコン
系、ポリ弗化ビリデン系、ウレタン系、エポキシ
系等が使用される。また配管系統14にポンプを
省略して、成形ダイ装置に加圧しないで樹脂を送
る場合(DIP方式)も、本考案に包含されるのは
当然である。
〔作用〕
第2図は、横軸に2液混合後の経過時間Hをと
り、縦軸に2液混合樹脂の粘度Eをとつて、樹脂
の温度によつて、2液混合後にその粘度がどのよ
うに変化するかを示したものである。この図よ
り、低温では粘度がほとんど変化しないが、樹脂
の温度が上昇すればする程、短時間にて急激に粘
度が高くなることが分る。
また第3図は、横軸に樹脂に温度Tをとり、縦
軸は第2図と同様に粘度Eをとつた図であるが、
流体又は流動体として、温度が上昇するほど粘度
が低くなることが分る。
本考案は、第2図と第3図で示した2液混合樹
脂の特性に着眼してなされたものであつて、中間
受ポツト13から以降の流れにおいて、2液混合
樹脂は常に所定の低い温度に保持されるから、樹
脂の粘度は(やや高いが)常時ほぼ一定に保持出
来、成形ダイ装置5内での樹脂のキユアを有効に
防止し、ダイス18の成形孔にスコーチが発生せ
ず、線引きを中断せずに、長時間継続可能とな
る。また、スコーチが発生しないから、樹脂被覆
10又は29の外観の乱れ(形状及び寸法の変
動)が無く、優れた特性の光フアイバ心線が確実
に得られる。また、粘度Eがほぼ一定であるか
ら、樹脂被覆10又は29の外径寸法を均一に線
引きする線引速度の制御、あるいは電気モータ1
6の回転数を変化させてポンプ15の吐出量の制
御(樹脂供給量の制御)が、いずれも著しく容易
となる。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により、所期目的を有効に
達成出来た。特に、成形ダイ装置内の2液混合樹
脂の粘度が一定に保持されるため、粘度変化に伴
なう樹脂被覆外径寸法のばらつき、変動が発生せ
ず、高品質の光フアイバ心線が得られる。
さらに、成形ダイ装置のダイス部にスコーチが
起こらないため、装置をロングランさせることが
可能となつた。勿論、長期間使用しても樹脂被覆
の外観に乱れが発生しない。
また、線引速度を高めたとき、成形ダイ装置の
ダイスに、加熱乾燥用の硬化炉を可能な限り接近
して設けなければ、樹脂被覆の外観に乱れが発生
しやすい。本考案ではこのダイスを含む成形ダイ
装置が冷却されているから、硬化炉をダイスの成
形孔に最も接近させても、樹脂のキユアが発生せ
ず、高品質の樹脂被覆が高速にて実現出来た。し
かも定粘度であるから、線引速度の制御、樹脂供
給量の自動制御も容易化する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面の概
略構成図、第2図は2液混合後の経過時間と樹脂
の粘度との関係を示す特性図、第3図は樹脂の温
度による粘度の変化を示す特性図、第4図は光フ
アイバ心線の拡大横断面図である。 5……成形ダイ装置、6……ガラスフアイバ、
10,29……樹脂被覆、13……ポツト、14
……配管系統、15……ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 2液混合型の熱硬化樹脂をガラスフアイバに
    接触させつつ引き出して該ガラスフアイバの外
    面に樹脂を被覆するプリコート塗布装置に於
    て、2液混合樹脂をいつたん受ける中間受ポツ
    ト、該ポツトから成形ダイ装置まで2液混合樹
    脂を送る配管系統、及び該成形ダイ装置を、所
    定温度域に冷却する冷却装置を付設したことを
    特徴とするプリコート塗布装置。 2 ポツトから成形ダイ装置まで2液混合樹脂を
    送る配管系統が、2液混合樹脂をガラスフアイ
    バに加圧しつつ接触させるためのポンプを備え
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載のプ
    リコート塗布装置。
JP8874384U 1984-06-13 1984-06-13 プリコ−ト塗布装置 Granted JPS614767U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8874384U JPS614767U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 プリコ−ト塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8874384U JPS614767U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 プリコ−ト塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS614767U JPS614767U (ja) 1986-01-13
JPS6344134Y2 true JPS6344134Y2 (ja) 1988-11-16

Family

ID=30642173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8874384U Granted JPS614767U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 プリコ−ト塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS614767U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5075215B2 (ja) * 2010-01-29 2012-11-21 三菱電機株式会社 線材への塗布剤の塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS614767U (ja) 1986-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3068402B2 (ja) 光導波路ファイバを被覆する方法および装置
JPH0718083B2 (ja) 繊維の被覆方法およびその装置
US4374161A (en) Pressure coating of fibers
US2386818A (en) Coating method and apparatus
JPS6344134Y2 (ja)
JPS626962A (ja) 繊維被覆装置
US3112226A (en) Apparatus for coating wire
CN109798803A (zh) 一种覆膜金属管材和制备装置、制备方法及其制成的蒸发器
CN204727776U (zh) 一种独立控制温度的湿对湿涂覆装置
JPS60103052A (ja) 光フアイバの製造方法
JP2002521712A (ja) 冷却ガイドダイを有するファイバコーティングアセンブリおよびその使用方法
JPS61266336A (ja) 光フアイバの製造方法
JPS597655B2 (ja) 光フアイバの製造方法
JP3378704B2 (ja) 光ファイバの線引き被覆方法
CN113387557B (zh) 一种光纤加工装置
JP2618424B2 (ja) 光ファイバ心線の製造方法
JPS636504B2 (ja)
JPS627142B2 (ja)
JP3126307B2 (ja) 光ファイバの樹脂被覆方法
JPS6211909B2 (ja)
JPS61199064A (ja) 溶融めつき装置
JPS589836A (ja) 光フアイバの高速紡糸方法
JPS6253763A (ja) 芯材の塗装用ダイ
JPS6229450Y2 (ja)
JPS6213772B2 (ja)