JPS6343964A - 表面改質無機粉体およびそれを含有する樹脂組成物 - Google Patents

表面改質無機粉体およびそれを含有する樹脂組成物

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JPS6343964A
JPS6343964A JP61188098A JP18809886A JPS6343964A JP S6343964 A JPS6343964 A JP S6343964A JP 61188098 A JP61188098 A JP 61188098A JP 18809886 A JP18809886 A JP 18809886A JP S6343964 A JPS6343964 A JP S6343964A
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powder
resin
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JP61188098A
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English (en)
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Yasuhiro Onishi
康裕 大西
Hiroshi Yamanaka
山中 宏
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Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Daihachi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、含燐ケイ素化合物により処理され。
各種樹脂中での分散性に優れた表面改質無機粉体。
および該粉体を含有する樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 各種樹脂の強化、剛性の向上、熱伝導性の向上。
導電性付与、帯磁性付与、難燃性の付与、増量などの目
的で、該樹脂に無機粉体を配合することが広く行われて
いる。しかし、樹脂中に無機粉体を配合すると■該樹脂
の成形性が悪くなるため配合量が制限される;■無機粉
体が充分に分散しないため、得られる成形品の各種性能
(例えば、難燃性、導電性、帯磁性)が充分ではない;
■無機粉体の不均一分散のため強度が低下する;などの
欠点がある。
無機粉体や無機繊維を配合・含有する樹脂成形品の機械
的強度の低下を抑制するために、シランカップリング剤
が使用されている。例えば、アスベスト繊維やガラス繊
維をシランカップリング剤で処理するとこれらの繊維表
面にシランカップリング剤が化学的に結合し、その結果
、該繊維と樹脂とを混合したときの接着性が高まりa械
的強度が向上する。しかし、シランカップリング処理を
行っても無機粉体(無機繊維を含む)の樹脂への充填性
(混合しやすさ)や分散性はほとんど改善されない。無
機粉体を樹脂へ混合するときの加工性を高める(操作を
容易にする)目的で滑剤として長鎖脂肪酸やその塩が、
加工性を高めかつ無機粉体の分散性を向上させる目的で
チタンカップリング剤が用いられるが、いずれも無機粉
体の分散性が充分であるとはいえない。特開昭57−1
68954号公報には、このような無機粉体の処理剤と
してのような有機リン酸系化合物が開示されている。
これは無機粉体が炭酸カルシウムであるときに樹脂中で
の分散性を充分に高める働きを有する。しかし、これを
炭酸カルシウム以外の無機粉体に適用すると2分子内に
2個の酸性OHiを有するため、該無機粉体の凝集をひ
きおこす。無機粉体表面に遊離の0■基が存在するよう
になる結果、樹脂と混合したときにゲル化を起こして樹
脂を劣化させる。さらに不飽和ポリエステル、エポキシ
樹脂などの熱硬化性樹脂に配合すると増粘現象をひきお
こし加工が困難になる。
このように、樹脂に配合したときに充分な分散性を有し
、無機粉体配合樹脂組成物の機械的強度。
導電性、帯磁性、難燃性などの必要に応じた性能を充分
に確保できる無機粉体は、得られていないのが現状であ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記従来の欠点を解決するものであり、その
目的とするところは、各種樹脂と充分な親和性を有し該
樹脂中に混合されたときの分散性が良好であるため該樹
脂の機械的強度を低下させることなく、導電性、帯磁性
など必要に応じた機能を充分に付与しうる無機粉体を提
供することにある。本発明の他の目的は、適当な処理剤
でその表面が処理され樹脂中での分散性が高められた表
面改質無機粉体を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、上記表面改質無機粉体を含有する樹脂組成
物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の表面改質無機粉体は、無機粉体を下記式で示さ
れる含燐ケイ素化合物(I)により表面処理して得られ
、そのことにより上記目的が達成される。さらに本発明
の樹脂組成物は、無機粉体を下記式で示される含燐ケイ
素化合物(1)により表面処理して得られる表面改質無
機粉体および樹脂を含有し、そのことにより上記目的が
達成される: ここで R1およびR2はそれぞれ独立して。
炭素数1〜18のアルキル基、アリール基。
置換アルキル基、および置換子り−ル基でなる群から選
択され;Qは または−C112CIl□−CO− であり、R3は炭素数1〜4のアルキル基であり;lは
0.1または2であり;そしてaは0または1である。
本発明に用いられる含燐ケイ素化合物は、上記(I)式
で示される。それには1例えば2次の化合物が挙げられ
る。
(CJsO) 2P −NH(C1l□)xsi (O
Czlls) x(CzlltO) tP −Nil 
 (CHz) sSi (OCzlls) x(C41
1tO) zP  NH(CIIz) ssi (OC
zlls) 3(CJ+tO)zr’  NH(CHz
hSi(OCzllsh(C611SO) zP  N
il  (Cllz) sSi (OCzlls) 3
(C211SO) zp −Nll−(CIl□)t 
 NH(Clh)isi(0(413)3(CJJ) 
zP −Nll−(C1l□)z  Ni1(CHz)
 zsi (OCRs) 3(C41190) 2P 
 Nll  (C1l□)z  Ni1(C1l□)+
Si (OCII:+) :1(CIlIIl?0)Z
P  Ntl  (CH2)2  N1((C1l□h
Si(OCHx)z(C611sO) zP  Nil
  (C1h) t  Nll (Cal□)3Si 
(OCH3) zI (Cm)l l ?) 2P  NH(C1l□)t−
NH(CII2)sSi(OCHz)3(C@H+ ?
O) zP  (CHz) 1si(OCII3) 3
(L;+tlhsOJzPClhC1l−GO(CHz
)zsi(OCIh)z上記含燐ケイ素化合物を用いて
表面処理がなされる無機粉体く本発明でいう無機粉体と
は、無機質の粉体、繊維、ウィスカーなどを包含する)
のII類は特に限定されない。無機粉体を配合すべき樹
脂に導電性、帯磁性、難燃性などの必要とする性能を付
与しうる素材が使用される。それには例えば、二酸化ケ
イ素(シリカ、石英、ホワイトカーボンなど)、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化
マグネシウム、アルミナ、二酸化アンチモン、酸化鉄、
フェライト。
硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、クレイ、タルク、
アスベストマイカ、各種金属、ガラスなどがある。無機
粉体の粒径は、その目的により異なるが9通常0.1〜
100μmである。無機粉体が繊維状である場合もその
直径や繊維長は特に限定されないが1通常、それぞれ1
0〜100 p mおよびin會〜3 cmである。
本発明の樹脂組成物に使用される樹脂も特に限定されな
い。その目的に応じて熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴ
ム系樹脂が使用されうる。その例としては、アルキド樹
脂、各種天然繊維、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、熱
可塑性ポリエステル。
ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリブチレン。
ポリスチレン、スチレン−ブタジェン共重合体。
ポリプロピレン、スチレン−プロピレン共重合体。
シリコーン樹脂、シリコーンゴム、 SBRゴム、ニト
リルゴム、天然ゴム、アクリル樹脂、フェノール樹脂、
ポリオキシメチレン、ポリウレタン、ポリスルホン、ポ
リスルフィドゴム、ニトロセルロース、エチルセルロー
ス、ビニル系樹脂(例エバ。
ポリビニルブチレート塩化ビニル、酢酸ビニル含有重合
体)、酢酸セルロース1酪酸セルロース。
ビスコースレーヨン、ワックス、エチレン共重合体(例
えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体)などがある。
本発明の表面改質無機粉体は、前記無機粉体を前記含燐
ケイ素化合物とを湿式処理法または乾式処理法で処理す
ることにより得られる。湿式処理法では9例えばまず、
上記無機粉体を同容積以上の有機溶剤に懸濁させる。有
機溶剤としては通常。
アルコール、ベンゼン、トルエン、キシレンなどが用い
られる。このスラリー状の懸濁液に含燐ケイ素化合物を
加えて充分に攪拌を行う。含燐ケイ素化合物は無機粉体
に対して0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜5
重量%の割合で添加される。過少であると無機粉体の樹
脂組成物中での分散効果が得られず、過剰であっても含
有量に比例した効果が得られないため無駄である。懸濁
液を充分に攪拌した後、これを昇温し攪拌下で加熱還流
を行う。次に、固液分離し、ケーキ状の粉体を取り出し
、乾燥させる。溶剤を充分に除去するために。
減圧乾燥を行うことが推奨される。このような湿式処理
法を採用すると各粒子表面が均一に処理されるという利
点がある。
乾式処理法では2例えばまず、無機粉体を高速攪拌・昇
温が可能な粉体混合機(例えばヘンシェル形粉体混合n
)に仕込み、高速攪拌下、これに適当量の溶剤に溶解さ
せた含燐ケイ素化合物を噴射ノズルなどを用いて添加す
る。含燐ケイ素化合物の添加量は上記湿式処理法の場合
と同様である。
粉体混合機で充分に混合した後、昇温し、溶剤を除去す
る。このような乾式処理法は、多量の溶剤を使用せず、
装置が簡単であり短時間で処理が可能であるためコスト
的に有利であるという利点がある。上記湿式処理法、乾
式処理法のいずれの方法で処理した場合も、粉体の処理
効果にはほとんど差がない。無機粉体の種類や形状に応
じて適宜処理方法を選択する。
(作用) このようにして得られる表面改質無機粉体は。
各種樹脂中に配合される。例えば、樹脂のa械的強度を
向上させるために表面処理したガラス繊維を、帯磁性を
付与するため表面処理したバリウムフェライト粉体を配
合する。磁気塗料中には1表面処理したα−酸化鉄粉体
を配合する。配合量は。
無機粉体の種類やその使用目的に応して異なり。
はぼ従来例に準する。
本発明の表面改質無機粉体においては、 (■)式の含
燐ケイ素化合物の−Si (OR’) xの部分が、従
来のシランカップリング剤と同様の機構で無機粉体表面
に化学的に結合している。この表面改質無機粉体が樹脂
中に混合されると、上記含燐ケイ素化合物のリン酸エス
テルの部分が樹脂と会合的に結合する。この点は、従来
のシランカップリング剤が、ビニル栽、アミノ基、メタ
クリルオキシ基などを有し、これらの基が樹脂と共有結
合する機構と異なる。リン酸エステルの部分が樹脂と会
合的に結合するということは、含燐ケイ素化合物と樹脂
、つまり表面改質無機粉体と樹脂との親和性が向上する
ことを意味する。さらに含燐ケイ素化合物は可塑剤とし
ての機能をも有する。その結果。
表面改質無機粉体は樹脂中に均一に分散しうる。
表面改質無機粉体が配合された樹脂組成物は。
例えば、射出成形、トランファ成形、圧縮成形。
注型成形などにより所望の形状に成形されたり。
塗料として使用される。このように2本発明の表面改質
無機粉体が配合された樹脂組成物は、無機粉体がその中
に均一に分散されているため2例えば、可電性、帯磁性
、難燃性などの目的とする性能に優れ、かつ表面改質無
機粉体の混合により樹脂の機械的強度が低下することが
ない。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
叉施炎よ」 (A)表面改質無機粉体の調製:ヘンシエル形粉体混合
機に無機粉体として粒径3μmの水酸化アルミニウム粉
体(日本軽金属社製、 B−103)を100重量部仕
込んだ。これに高速攪拌下で下記の含燐ケイ素化合物0
.5重量部のイソプロパツール溶液をスプレーした。
OClll0 il     l  :1 (Call l 7) 2P  CI□−CIl  C
O(CHz)ssi(OClh)sさらに攪拌を1時間
続けた後、120°Cに加熱しイソプロパツールを実質
的に除去し1表面改質熱機粉体を得た。
(B)表面改質無機粉体の性能評価=(八)項で得られ
た表面改質無機粉体を次の割合で含有する混合物を調製
し、その25℃における粘度をB形粘度計(ローター隘
3使用)を用いて測定した。粘度は11 、700cp
sであった。
星金側丘 塩化ビニル樹脂(ゼオン121)     150重量
部DOP                  90重
量部液状亜鉛系安定剤 (共同薬品社製KF80A−8)       5重量
部表面改質水酸化アルミニウム粉末 (@)項で調製)60重量部 尖立拠土」 含燐ケイ素化合物の量を1.0重■部として実施例1−
H^)項に準じて表面改質無機粉体を調製した。実施例
1−1(B)項と同様の操作で混合物を調製し、その粘
度を測定したところ、  9800cpsであった。
l射吐上 実施例1−1の表面改質無機粉体の代わりに表面処理を
行っていない同質の水酸化アルミニウム粉体を配合した
混合物を調製し、その粘度を測定したところ、 15.
700cpsであった。
実施例1−1.1−2および比較例1から9本発明の表
面改質無機粉体を樹脂中に配合すると1表面未処理熱機
粉体を利用したときに比べて粘度が著しく降下し、成形
などの操作が容易になされうろことがわかる。
スl」LL」 アルミナ粉体(日本軽金属社製; A−34) 100
重量部を、下記の含燐ケイ素化合物0.5重量部を用い
実施例1(A)項に準じて処理し1表面改質熱機粉体を
得た: 得られた表面改質無機粉体100重量部および硬化剤(
油化シェル製;エビキュア126) 24重量部を加え
て、減圧下で20分間脱泡・混合した。この混合物の粘
度を実施例1(B)項に阜して測定したところ1200
cpsであった。この混合物を5日間放置したが沈降を
生じなかった。
尖庭炭1」 含燐ケイ素化合物の量を1.0重量部としたこと以外は
実施例2−1と同様に表面改質無機粉体を調製した。実
施例2−1の表面改質無機粉体の代わりに、この表面改
質無機粉体を用いて同様の混合物を調製し、その粘度を
測定したところ720cpsであった。この混合物を5
日間放置したが沈降を生じなかった。
此fil生先 表面改質無機粉体の代わりに表面処理を行っていない同
質のアルミナ粉体(日本軽金属社製;^−34)を用い
て、実施例1−1に準じて混合物を調製した。その粘度
を測定したところ15.500cpsであった。この混
合物を5日間放置したところ、固形成分の沈降が生じた
実施例2−1.2−2および比較例2から1本発明の表
面処理が行われた無機粉体を樹脂中に配合すると1表面
未処理無機粉体を利用したときに比べて低粘度であり、
かつ沈降を生じることなく安定に保存しうろことが明ら
かである。
尖施炭主 (A)表面改質無機粉体の調製:高速形ミキサーに水酸
化アルミニウム粉体(昭和軽金属社製;ト32) 10
0重量部を仕込んだ、これに下記の含燐ケイ素化合物の
10%メタノール溶液5重量部を加え。
高速攪拌を30分間行った: 温度を120℃に上げてメタノールを除去・乾燥し。
表面改質無機粉体を得た。
(B)表面改質無機粉体の性能評価:不飽和ポリエステ
ル(日本触媒化学社製; S−355LT) 100重
量部に9本実施例(A)項で得られた表面改質無機粉体
140重量部をフィラーとして添加した。この混合物の
粘度を実施例1(B)項に阜じて測定した。
同様の混合物を2組準備し、さらにスチレン15重量部
および25重量部をそれぞれ添加し、各々の粘度を測定
した。その結果を表1に示す。比較例3−1および3−
2の結果もあわせて表1に示す。
ル較侃1ユ 実施例3(A)項で得られた表面改質無機粉体の代わり
に表面処理を行っていない同質の水酸化アルミニウム粉
体を用い、実施例3に準じて混合物を調製し、その粘度
を測定した。
(以下余白) 此皇13u C1□1lzs 0P(OH)zを用いたこと以外は、
実施例3と同様である。
表1 実施例3(A)項で得られた表面改質無機粉体140重
量部と不飽和ポリエステル(日本触媒化学社製;S−3
55LT) 100重撥部とを均一に混合し、これをガ
ラスマット(# 150)に含浸させた。このような含
浸ガラスマット3枚を積層し軽く圧縮した後、 110
℃で2時間アフターキュアーを行い、成形体を調製した
。このような成形体を4枚準備し、その1枚を用い1曲
げ強度保持率をJISに−6911の方法で測定した。
残りの3枚を70℃に保管し、20時間後。
40時間後および80時間後に1枚ずつ取り出して同様
の方法で測定を行なった。成形直後の曲げ強度を100
%とし、20時間後、40時間後および80時間後の曲
げ強度の百分率を算出した。その結果を表2に示す。比
較例4−1および4−2の結果もあわせて表2に示す。
止較■(ユ 実施例3(八)項で得られた表面改質無機粉体の代わり
に表面処理を行なっていない同質の水酸化アルミニウム
粉体を用い、実施例4に準じて成形体を調製し9曲げ強
度を測定した。
C+zflzs 0P(OH)zを用いて表面改質無機
粉体を調製した。これを用い、実施例4に準じて成形体
を調製し2曲げ強度を測定した。
表2 (^)表面改質無機粉体の調製;高速形ミキサーに水酸
化アルミニウム粉体(日本軽金属社製;B2O2) 1
00重量部を仕込んだ。高速攪拌しながら。
これに下記の含燐ケイ素化合物1重量部を加えて充分に
混合した。
(CzHsO) zP−NH−(CHz) zsi (
OCzHs) 3これを130℃に加温して1時間乾燥
し1表面改質無機粉体を得た。
CB)表面改質無機粉体含有樹脂成形品の性能評価:エ
チレンー酢酸ビニル共重合樹脂(三井ポリケミカル社製
;エバフレックスr’−2805)  100重量部8
本実施例(A)項で得られた表面改質無機粉体120重
量部、酸化防止剤(入内新興社製;ツクラック300)
 1.3重量部およびステアリン酸2.6重量部を75
℃の混練ロールで30分混練し、100°C2100k
g / cjの条件でプレス成形を行った。この成形体
の引張強度を軟質塩化ビニルの試験法(JISK−67
23)に準じて測定した。その結果を表3に示す。表3
において、100%モジェラスとは、試験片の100%
伸長時における単位面積(龍2)あたりの引張力(kg
)をいう。実施例5−2〜5−4および比較例5の結果
もあわせて表3に示す。
実上皿工」 含燐ケイ素化合物として次の化合物を使用したこと以外
は実施例S−tと同様である。
(C41190) zP−Nll−(CHり JH(C
1l□) :IS i (QC)13) s実隻撚工」 含燐ケイ素化合物として次の化合物を使用したこと以外
は実施例5−1と同様である。
(CJsO) zP−Nl(−(CHz) zNH(C
Il□)isi (OCII:l) 3裏上與】」 含燐ケイ素化合物として次の化合物を使用したこと以外
は実施例5−1と同様である。
表面改質無機粉体の代わりに表面処理を行っていない同
質の水酸化アルミニウム粉体を用い、実施例5−1に準
じて成形体を調製した。この成形体を比較例5−1と同
様の方法で評価した。
(以下余白) 表3 表3より1本発明の表面改質無機粉体を含有する組成物
を用いて得られる成形体は1表面未処理無機粉体を含有
する組成物を用いて得られる成形体に比べて、引張強度
、伸びともに優れていることが明らかである。
裏血五l」 (A)表面改質無機粉体の調製:粒径0.4μIのγ−
Fe、O,粉体100重量部およびトルエン500重量
部をホモミキサー(特殊機械工業社製)に仕込み、これ
に下記の含燐ケイ素化合物2重量部を加えて1時間撹拌
した。
これを濾過して溶剤を除き、100℃で1時間乾燥して
表面改質無機粉体を得た。
(B)表面改質無機粉体を含む磁気記録媒体の性能評価
二次の処方により磁性塗料を調製した。
磁性■料配合割合: (A)項で得られた表面改質無機粉体 100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15重量部ジオクチ
ルフタレート      5重量部トルエン     
      122重量部メチルエチルケトン    
  110重量部この磁性塗料をポリエステルフィルム
に塗布し。
配向、乾燥させて磁気記録媒体を得た。この磁気記録媒
体の保磁力(llc)および配向度を測定した。
次に、  10KIIzにおける出力を測定し、これを
基準(OdB)とし、後述の実施例6−1および比較例
6との比較を行った。その結果を表4に示す。前記10
にIlzにおける出力の比較は「電気特性」の項に記載
した。実施例6−2および比較例6の結果もあわせて表
4に示す。
遍1粗彰( 含燐ケイ素化合物として次の化合物を使用したこと以外
は実施例6−1と同様である。
o     C1h  O II     I   II (Cell+tO) 2P −C1lz −CIl−C
O(C11□)+5i(OCIIi) z上較適i 表面改質無機粉体の代わりに表面処理を行っていない同
質のγ−Fe20.粉体を用いて磁性塗料を調製し、得
られた磁気媒体の性能評価を行った。
(以下余白) 表4から9本発明の表面改質無機粉体を含有する組成物
を用いた磁気記録媒体は、従来の磁気記録媒体に比較し
て保磁力が高く、かつ磁気記録媒体として必要な高周波
領域における出力が5〜6dBも高いことがわかる。
夫施貫ユ」 (A)表面改質無機粉体の調製:異方性バリウムフェラ
イト粉体(粒径1.2μm)100重量部をヘンシルミ
キサーで低速攪拌し、これに下記の含燐ケイ素化合物0
.5重量部を3倍量のメタノールに溶解させたメタノー
ル溶液を、5分間かけて徐々に滴下・混合した。
(CsHI 70) 2P−NH−(CH2) 2−N
11 (C112) zsi (OCR:l) :1さ
らに、これを1時間高速撹拌し、この間冷々に昇温し溶
剤を除去して表面改質無機粉体を得た。
(B)表面改質無機粉体を含むプラスチック磁石の性能
評価二(^)項で得られた表面改質無機粉体(表面改質
異方性バリウムフェライト)を85重量部、そしてナイ
ロン6を15重組部押出機に仕込み。
混練してペレット化した。このペレットを、磁場発生装
置の付設された射出成形機に仕込み、キャビティ内充填
と同時にコイル磁場1.5万ガウスをかけ配量着磁を行
った。この試験片(プラスチック磁石)についての各試
験結果を表5に示す、実  ・施例7−2〜7−3.お
よび比較例7−1〜7−2の結果もあわせて表5に示す
大指開1」 含燐ケイ素化合物として次の化合物を使用したこと以外
は実施例7−1と同様である。
(C4H90) zP−NH−(CHz) ssi (
OC2H5) 3災胤桝1」 含燐ケイ素化合物として次の化合物を使用したこと以外
は実施例7−1と同様である。
を較±1ユ 本発明の含燐ケイ素化合物の代わりに従来のチタンカッ
プリング剤(味の素社製、 TTS )  0.5重量
部を使用したこと以外は実施例?−1と同様である。
此μm1L」 表面改質無機粉体の代わりに表面処理を行っていない同
質の異方性バリウムフェライト粉体を用いてプラスチッ
ク!8石を調製したこと以外は実施例?−1と同様であ
る。
(以下余白) 表5から1本発明の表面改質無機粉体を用いたプラスチ
ック磁石は、従来の表面処理剤によって処理されたある
いは表面未処理の無機粉体を含むプラスチック磁石に比
べ、残留磁束密度、保磁力。
最大エネルギー積および配向性に優れていることがわか
る。このような磁石としての性質のみならず、 fJi
?J1強度や引張強度にも優れていることが明らかであ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、各種樹脂中での分散性に
優れた表面改質無機粉体およびそれを含有する樹脂組成
物が得られる。本発明の表面改質無機粉体は、樹脂中に
均一に分散するため樹脂組成物の機械的強度を低下させ
ることがないのはもちろんのこと、導電性、帯磁性、難
燃性など必要に応じた効果を充分に付与しうる。このよ
うな表面改質無機粉体およびそれを含有する樹脂組成物
は1強化プラスチック複合製品、難燃材、プラスチック
磁石、磁気記録媒体など各種製品に有効に利用されうる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無機粉体を下記式で示される含燐ケイ素化合物(
    I )により表面処理して得られる表面改質無機粉体:▲
    数式、化学式、表等があります▼( I ) ここで、R^1およびR^2はそれぞれ独立して、炭素
    数1〜18のアルキル基、アリール基、置換アルキル基
    、および置換アリール基でなる群から選択され;Qは−
    NH−、−NH(CH_2)_2NH−、▲数式、化学
    式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ であり;R^3は炭素数1〜4のアルキル基であり;l
    は0、1または2であり;そしてaは0または1である
    。 2、無機粉体を下記式で示される含燐ケイ素化合物(
    I )により表面処理して得られる表面改質無機粉体およ
    び樹脂を含有する組成物: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ここで、R^1およびR^2それぞれ独立して、炭素数
    1〜18のアルキル基、アリール基、置換アルキル基、
    および置換アリール基でなる群から選択され;Qは−N
    H−、−NH(CH_2)_2NH−、▲数式、化学式
    、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ であり;R^3は炭素数1〜4のアルキル基であり;l
    は0、1または2であり;そしてaは0または1である
JP61188098A 1986-08-11 1986-08-11 表面改質無機粉体およびそれを含有する樹脂組成物 Pending JPS6343964A (ja)

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