JPS6342973Y2 - - Google Patents

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JPS6342973Y2
JPS6342973Y2 JP1984032484U JP3248484U JPS6342973Y2 JP S6342973 Y2 JPS6342973 Y2 JP S6342973Y2 JP 1984032484 U JP1984032484 U JP 1984032484U JP 3248484 U JP3248484 U JP 3248484U JP S6342973 Y2 JPS6342973 Y2 JP S6342973Y2
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JP
Japan
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cross slide
cylinder
sprocket wheel
rod
saddle
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JP1984032484U
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English (en)
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JPS60143634U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は旋削工作機械の刃物台を円滑に移動さ
せるためのバランスシリンダに係り、特に設置ス
ペースが狭く周囲との干渉を回避する必要のある
旋削工作機械に使用して好適なバランスシリンダ
に関するものである。
スラント式又は垂直式のベツドを有する旋削工
作機械においてクロススライドがサドルに沿つて
上昇移動を行なう際、刃物台を含むクロススライ
ドの重量に基づく重力がクロススライド用のサー
ボモータに過大の負荷を生ずることを回避するた
め、バランスシリンダが設けられる。
第1図は自動工具交換装置付数値制御旋盤に適
用した従来技術におけるバランスシリンダを示
す。
サドル5の側面にはシリンダ10が固定され、
サドル5の上面側にはスプロケツトホイール1
1,12が枢着されている。シリンダ10のロツ
ド13の先端にはチエーン14の一端側が固着さ
れ、チエーン14はスプロケツトホイール11,
12に巻掛けされてその他端側をクロススライド
601に固着する。
以上の構成により、クロススライド601を含
む刃物台側の重量はシリンダ10によりバランス
される。
自動工具交換装置付数値制御旋盤は複合化、無
人化を目的として工具マガジン等を装備し、刃物
台を移動せしめてツール交換やチヤツクジヨー等
の交換を行つている。従つて、刃物台の移動範囲
が広くなり、これに伴つてX方向のストロークも
増大する。このためストロークの大きいシリンダ
10が必要となる。限られたスペース内にストロ
ークの大きい大形のシリンダ10を取付けると周
囲と干渉する不具合が生ずる。
又、大形のシリンダ10はコスト高の原因とな
る。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、小ストロークで大きな動作範囲
が得られると共に、設置スペースが小さくてす
み、バランスシリンダ装置全体を1セツトとして
簡単に工作機械に取付け可能な旋削工作機械のバ
ランスシリンダを提供するにある。
本考案はこの目的を達成するために、旋盤のベ
ツドに摺動自在に保持されるサドルに固定される
シリンダと、該シリンダのロツド先端に枢着され
るホイールと、該ホイールに巻掛けされ且つその
一端側を前記サドルに固着すると共に他端側を前
記サドルに水平面と交わる方向に沿つて摺動自在
に保持されるクロススライドに固着する巻掛伝動
部材とから構成される旋盤工作機械のバランスシ
リンダを特徴としたものである。
以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。
第2図は本考案の一実施例に係るバランスシリ
ンダを適用した自動工具交換装置付数値制御旋盤
の全体正面図である。同図において、水平面上に
載置されるベース2上には上記水平面に交わつて
立上るベツド3が載置されると共に主軸台4が載
置される。主軸台4は水平面と平行な軸線を有す
る主軸401と該主軸401に嵌着されるチヤツ
ク403と、これ等を回転駆動するモータ402
等とから構成される。ベツド3には主軸401の
軸線方向(Z方向)に伸延するガイド301(第
3図に示す)が形成される。ガイド301にはサ
ドル5がZ方向に摺動自在に載置される。又第3
図に示す如く、サドル5のガイド501にはクロ
ススライド601が載置される。ベツド3は第3
図に示すスラント式の場合には水平面と斜めに交
叉する向き(X方向)に形成され、垂直式の場合
には直交して形成される。クロススライド601
は明示しない手段によりX方向に移動自在に形成
される。クロススライド601上には、モータ6
03で回動するタレツトヘツド602を有する刃
物台6が載置される。又タレツトヘツド602に
は工具マガジン7に準備されるツールブロツク9
が交換手段8により着脱自在に取付けられる。
上記構成の旋盤1で工作物を加工する場合、刃
物台6はX方向およびZ方向に頻繁に移動する。
特に、X方向に移動する場合には重力の影響を受
けながら移動する。従つて、切削時におけるX方
向への駆動力は切削力以外に重力分の負荷が余分
にかかる。これを防止し、負荷を低減させるため
この重力分の負荷を相殺する手段としてバランス
シリンダが設けられている。
第4図はバランスシリンダの側面図、第5図は
第4図のV矢視正面図である。サドル5の側面に
はシリンダ10aが固定され、サドル5の上面に
は案内体であるブラケツト15が載設される。該
ブラケツト15はシリンダ10aのロツド13a
を挾んで配設され、且つ該ロツド13aの移動方
向に伸延して形成される。ブラケツト15の長手
方向には長穴21が貫通形成される。
前記ロツド13aの先端には移動部材である保
持具16が取着けられ、該保持具16には軸受1
8を介し、軸体であるホイール軸17が支持され
る。又、ホイール軸17にはスプロケツトホイー
ル19がキー20により固定される。ホイール軸
17の両端側には縮小段付部17aが形成され、
縮小段付部17aはブラケツト15の長穴21に
緩挿されて係合する。
巻掛伝動部材としてチエーン22はスプロケツ
トホイール19に巻掛けされると共に一端側を金
具23を介しサドル5に固定すると共に、他端側
を金具23を介しクロススライド601に固定す
る。両金具23,23はチエーン22の張力を調
整し得るようにサドル5およびクロススライド6
01に螺着される。
次に、本実施例の作用を説明する。
前記の構成により、クロススライド601はチ
エーン22およびスプロケツトホイール19を介
しシリンダ10aに支持されバランスされる。シ
リンダ10aの作動によりロツド13aを移動す
ると、保持具16がブラケツト15の長穴21に
沿いながら移動し、これに伴つてスプロケツトホ
イール19が自転しながら上下動する。クロスス
ライド601はスプロケツトホイール19の移動
により上下動すると共に、スプロケツトホイール
19の自転分だけ余分に上下動する。
第6図において、当初スプロケツトホイール1
9が位置101に保持されていたとする。この状
態でクロススライド601は位置103に保持さ
れる。次に、図示の如く、ロツド13aを距離l
だけ下向せしめると、スプロケツトホイール19
は位置102に到る。サドル5からクロススライ
ド601までのチエーン22の長さは一定のた
め、スプロケツトホイール19が位置102に来
た場合にはクロススライド601は位置104に
到り、位置103と104間は2lとなる。従つ
て、クロススライド601はロツド13aのスト
ロークの2倍だけ移動することになる。スプロケ
ツトホイール19は移動時に上記の如く自転する
が、軸受18を介し保持具16に支持されている
ため円滑に回転し、これによりクロススライド6
01は円滑に移動する。
以上の如く、クロススライド601を従来技術
のものと同一距離だけ移動させるためには半分の
ストロークをもつシリンダ10aで足りる。従つ
て長手方向の動作範囲の短いシリンダ10aでよ
く、その分設置スペースが少くなる。更にシリン
ダ10aの軸線とスプロケツトホイール19の中
心とが同一線上にあり、チエーン22の移動空間
も従来のものよりかなり縮小され且つスプロケツ
トホイールが1個あれば足りる。従つて、周囲と
の干渉が回避される。
なお、本実施例において巻掛伝動部材としてチ
エーン22を用いたが、クロススライド601を
支承し、これを円滑に移動し得る他の部材、例え
ばロープ等を用いても構わない。
以上の説明によつて明らかの如く、本考案によ
れば旋削工作機械の刃物台等を設置スペースの少
ない小ストロークのシリンダで大きくストローク
し得ると共に、周囲との干渉を防止し得る効果が
上げられる。更にバランスシリンダ装置全体を1
セツトとして自由に持運びでき、概存の工作機械
に簡単に取付けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバランスシリンダを示す側面
図、第2図は本考案一実施例を設けた旋削工作機
械の正面図、第3図は第1図の矢視側面図、第
4図は実施例に係るバランスシリンダの側面図、
第5図は第4図のV矢視正面図、第6図は実施例
の作用を説明する説明図である。 1……自動工具交換装置付数値制御旋盤、2…
…ベース、3……ベツド、301,501……ガ
イド、4……主軸台、5……サドル、6……刃物
台、601……クロススライド、602……タレ
ツトヘツド、603……モータ、7……工具マガ
ジン、8……交換手段、9……ツールブロツク、
10,10a……シリンダ、11,12……スプ
ロケツトホイール、13,13a……ロツド、1
4,22……チエーン、15……ブラケツト、1
6……保持具、17……ホイール軸、18……軸
受、19……スプロケツトホイール、20……キ
ー、21……長穴、23……金具、101,10
2,103,104……位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刃物台を回動自在に保持するクロススライド
    と、ベツドに支持されて主軸軸線方向に摺動する
    と共に前記主軸軸線を含む傾斜面内で上記クロス
    スライドを摺動自在に保持するサドルとを有する
    旋削工作機械に取付けられるバランスシリンダ装
    置であつて、前記サドルに着脱自在に設けられる
    シリンダと、該シリンダのロツド先端に固着され
    該ロツドの上下動とともに移動する移動部材と、
    該移動部材に前記ロツドの軸線方向と直交し且つ
    回動自在に設けられた軸体と、該軸体に固着され
    たスプロケツトホイールと、前記シリンダ上部に
    一体的に設けられ前記スプロケツトホイール、軸
    体等が上下動するに際し前記軸体と係合する長孔
    を具備すると共に前記スプロケツトホイール等を
    一定方向に案内する案内体と、前記スプロケツト
    ホイールに巻掛けされ且つその一端側が前記サド
    ルに固着されると共に他端側が前記クロススライ
    ドに固着される巻掛伝動部材から成ることを特徴
    とする旋削工作機械のバランスシリンダ装置。
JP3248484U 1984-03-07 1984-03-07 旋削工作機械のバランスシリンダ Granted JPS60143634U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3248484U JPS60143634U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 旋削工作機械のバランスシリンダ

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JP3248484U JPS60143634U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 旋削工作機械のバランスシリンダ

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Publication Number Publication Date
JPS60143634U JPS60143634U (ja) 1985-09-24
JPS6342973Y2 true JPS6342973Y2 (ja) 1988-11-10

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ID=30534039

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JP3248484U Granted JPS60143634U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 旋削工作機械のバランスシリンダ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4866280A (ja) * 1971-12-16 1973-09-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4866280A (ja) * 1971-12-16 1973-09-11

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Publication number Publication date
JPS60143634U (ja) 1985-09-24

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