JPS6342384B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にコネクタを第１のプリント基板
にしつかりと留めるようにするため、プリント基
板を使用した電気的なコネクタ集成体に関し、こ
のコネクタはカートリツジハウジング部分から延
びた別のプリント基板のコネクタ縁を受け入れる
ためのソケツト穴を有している。

プリント基板の広範な利用は、プリント基板に
しつかりと留められた時、機械的に固い電気的コ
ネクタの必要性をもたらす結果となり、そのよう
な電気的コネクタは、ナツト及びボルト、あるい
はリベツトのような留め具によりコネクタをプリ
ント基板に機械的に接続するためにラグとアパチ
ヤー（穴）を設けるようにされている。この固い
機械的接続は、コネクタがプラグや別の部品とと
もに使用されるようになる時、そこではそのよう
な部品が繰り返し繰り返しそう入されたりコネク
タから取りはずされたりするはずなので、特に要
求されるものである。

固体素子回路と集積回路の出現で、電気的回路
部品は、一般的には機械的方面の要因を制限して
いる全体的なサイズに関して縮少することとなつ
た。プリント基板のための１つの典型的なコネク
タは1966年７月19日にGammelに発行された米国
特許第3262082に示され説明されている。その特
別なコネクタには、プリント基板にコネクタを付
けるためにボルトを受け入れるようその中にドリ
ルであけられた穴がある。

新規で改良された電気的コネクタ集成体を提供
するのが本発明の１つの目的である。

プリント基板や同様なものを用いた新規で改良
された電気的コネクタを提供するのが本発明の別
の目的である。

実質的にコネクタを取り囲んでいるポケツトの
隣接するハウジング壁と一般的に固い接続を提供
するための第１のプリント基板の隣接する縁を持
つているコネクタのソケツト部分によつて受け入
れられるために中に延びている第２のプリント基
板のコネクタ縁とともに引つ込み部分又はポケツ
トを有するカートリツジ用の電気的コネクタを含
有する電気的コネクタ集成体を提供することが本
発明の更に別の目的である。

前述した事と本発明の別の目的は、そこから延
びて等間隔にされた電気的に伝導性ある導線を列
にした第１列及び第２の列を持つ相向い合う縁を
有しているその長い縁にあるソケツト部分と共に
細長い本体を有する電気的コネクタを提供するこ
とにより達成され、その電気的導線の第１列は、
第１の列に平行に曲げられて固定していない端を
持ちかつ角度をつけて傾けられている第２の導線
の列と類似する状態で縁の平面に90゜角に延びて
いる。導線の両方の列の固定されない端はプリン
ト基板あるいはそれと同様なものの中にあるアパ
チヤーの平行な列の中に受け入れられるよう配置
されていて、そして、プリント基板の縁と一般的
に隣接した関係にあるコネクタ本体を支えるため
にトラス（部材が三角形の形体になる構造）をし
つかりと形成する時、プリント基板の縁部分はコ
ネクタ本体の長さに一般的に一致する幅を有す
る。カートリツジあるいはそれと同様なものは、
その一縁に引つ込み部分又はポケツトを形成する
ように構成されたハウジングを有し、そのポケツ
トは、カートリツジハウジングの１つの適用にの
みにより、すなわち、電気的コネクタの本体及び
そう入方向にある隣接するプリント基板縁部分を
実質的に取り囲んでいるポケツトの側面壁により
電気的コネクタソケツトにコネクタをそう入する
ようにさせるため、ポケツトの高さに関して中間
点である所から少し離れて奥に入つているような
ハウジングから部分的に延びてハウジングの内部
にあるコネクタを持つ。

本発明の他の目的、特徴及び利点は、幾つかの
図に書かれた構成要素に対応する参照数字が付け
られた図面と相まつて明細書を読むことで明らか
になる。

図面を参照してみると、特に第１図に関して
は、そこには第１の平面形プリント基板１２上に
設けられた一般的に１０と指定された電気的コネ
クタを含んでいる本発明に従つた電気的コネクタ
集成体が示されていて、コネクタ１０の下方表面
はプリント基板１２の平面で隣接する関係にあ
る。それに関して分解されて中の配列を示してい
る事で、一般的に１４と指定されたハウジング又
はカートリツジ部分が示されていて、お互いに相
向い合う側面２０及び２２とともにカートリツジ
の上方及び下方壁１６と１８は長方形の形体を形
成しており、ポケツトの開口端から内方に空間が
ある引つ込み部分又はポケツトを限定している。
引つ込み部分には、基板上に設けられ且つカート
リツジ１４の内部に形成された引つ込み内に納め
られた部品を有している第２のプリント基板のコ
ネクタ縁３０の全体に及んでいる細長いスロツト
２８が提供されている。コネクタ縁３０は一般的
な形において平面であり、隣接する側面壁２０と
２２の各々から間隔をあけたコネクタの形をとつ
ている。

周知の如く、プリント基板のコネクタ縁は、そ
の上方及び下方表面上に形成された列状になる伝
導性接触細片３２と３４を有する絶縁基質であ
り、該接触細片３２は互いに平行であり、そう入
方向に延びている。同様に、コネクタ縁３０の下
面上にある接触細片３４は互いに平行であり、細
片３４のすぐ上にある接触細片３２と共に縦断方
向に一線となつている。

プリント基板の縁コネクタ３０が電気的コネク
タのソケツト部分にそう入するためのプラグとし
て使用される時、もしそのプラグ部材が対応する
電気的コネクタ１０に繰り返しそう入されたり取
りはずされるように作られたカートリツジ１４の
ような部品に接続されるとしたら、むき出しにな
つたコネクタ縁に関して、例えば、破損、変形、
カートリツジ内の部品に放電された静電気による
損傷、接触細片３２と３４にオイルを塗るという
ような、損傷等の、そこに起り得る損傷は極めて
大きい。これらの全ての問題はコネクタ１０のソ
ケツトにそう入されるコネクタ縁３０に関して機
械的及び電気的な問題を引き起こす結果となる。
第１図及び第３図に描かれているように、コネク
タ縁３０の前縁は、このコネクタ縁３０と一方の
接触部材であるばねが直接接触するのを最小限に
するために、又、コネクタ縁３０の破損や屈折を
最小限にするために、ポケツト２４の開口から距
離をおいてポケツト２４の開口内部に引つ込んで
いる。更に、コネクタ縁を一つのくさび栓として
利用するには、本発明にあるように、中心より少
しはずしてカートリツジ１４の上方壁１６と下方
壁１８に平行になる平面からコネクタ縁３０の平
面を位置させる事により達成される。それ故、コ
ネクタ縁３０の平面は一般的に上方壁及び下方壁
に平行ではあるが、ポケツト２４の縦断面の中心
線から少しずらした位置に設けられている。コネ
クタ縁３０は、コネクタ縁の側端と相向い合つて
間隔をあけて配置されていることで別々になつて
いる側面壁２０及び２２の内の１つとの間に間隔
をあけることで同様にくさび栓とされている。

第１図から第３図を参照してみると、電気的コ
ネクタ１０には、カートリツジ１４のそう入方向
に各々関連している前面４０と側面４４を有し上
方表面３６と下方表面３８を有する細長い本体部
分が設けられている。向い合う側面４４と４６
は、長方形の箱状のコネクタボデイを限定するた
めに、上方及び下方表面３６と３８に対して垂直
で、互いに平行である。第３図に最もよく描かれ
ているように、前面４０は開口しており、この開
口の内部にソケツト部分５０が提供されている。
従来の構成のソケツト５０は、コネクタ縁３０が
そう入される迄、通常はごく接近した関係（点線
で示されているように）にある、固定されない端
を持つ向い合う一対として組み合わされた複数対
の夫々の上方及び下方バネ接触部材５２と５４を
有しており、上方バネ接触部材端５６は上述した
列状の上方細片３２と係合する。又下方接触部材
端５８は列状の下方接触細片３４に係合する。上
方及び下方バネ接触部材５２と５４の基端は伝導
性導線６０，６２に電気的に各々接続されてい
る。該導線６０と６２は一般的に横断面において
棒状で、一般的に列になる伝導性導線６０と６２
の２つの平行列（第１図をみよ）を形成するため
にコネクタ本体の背面４２の表面にごく近くに隣
接するように下方へ延びていて、上方列の導線６
０は、導線６０の傾斜部６０ａ部を形成するため
に、又、そこから下方へ導線６２と一般的に平行
列にある６０ｂ部分を形成するために約45゜の角
度で曲げられる。下方の列の導線６２は引出され
たのち直角に下方に折曲され端がアパチヤー６４
に固定される。プリント基板１２には、導線６２
と６０の最終端を夫々受け入れるためにアパチヤ
ー６４と６６の２つの平行になる列が提供されて
いる。プリント基板集成体においては公知である
ように、アパチヤー６４と６６の表面に隣接して
いる基板１２の上方そして／さもなくば下方表面
にはアパチヤーを取り囲んでいる電気的に伝導性
ある領域が提供され、これらの域は接続受け台と
して利用される。アパチヤー６４と６６の夫々に
そう入される導線６０と６２の最終端に関して
は、電気的な接続と同様に固い機械的な接続を提
供するために、はんだ付けや同様なもののような
周知の手段で適切にしつかりと留められる。この
接続は、プリント基板１２の隣接する表面に関し
て一般的に接する関係にあるコネクタ１０の本体
部分の底面３８にしつかりと留められる。第２図
と第３図に描かれているように、基板１２は、カ
ートリツジ１４にコネクタ１０にそう入したとき
カートリツジの外方に突出するプリント基板部１
３を有している。

導線６０と６２の互いに関連した、又、コネク
タ１０の本体部分に関する導線６０と６２の配置
は、自由接続のための留め具にカートリツジ１４
の電気的接続を繰り返しそう入したりするのを可
能にするべくプリント基板１２へとしつかりと留
められたコネクタ１０を提供するために機械的に
固い三角形の又はトラス型構造を提供する。更
に、カートリツジ１４のポケツト内に引つ込んだ
コネクタ縁３０によつて、コネクタ本体３０の接
続面は最小限に抑えられる。又第３図に示されて
いるように、ソケツト５０内にそう入されたコネ
クタ縁３０をともなうカートリツジ１４のポケツ
ト２４はプリント基板１２の隣接する縁部分１３
と一緒にコネクタ１０の本体部分を実質的に取り
囲む。ポケツト２４が、コネクタ本体を確実に受
入れ固い接続を提供するために、コネクタ本体１
０の上方表面３６、側面４４，４６、及び基板１
２の下表面は密着した関係にあるような寸法にお
いて配置されている。更に、ポケツト２４の中心
から少しはずれているコネクタ縁３０によつて両
者の組み立てはくさびを打つたように確実に固定
される。このような組立てによつて、コネクタ１
０の本体部分の側面から延びたラグ又はイヤ（耳
状のもの）を設置する事が省かれ、対応して設置
のためにコネクタを透して延びているアパチヤー
も同様に省かれる。導線６０と６２の平行になる
部分間の間隔は極めて短い間隔で整列していて、
横からの視界で見る時に伝導性導線による三角形
のトラス型構造を示している。

このように本発明によれば、側面に開口を有
し、開口内部に引つ込んだ水平のコネクタ基板を
持つハウジングと、該ハウジングの上記開口に差
込みされるコネクタ集成体とから成り、該コネク
タ集成体はプリント基板上にの１側に固定したコ
ネクタ本体を持ち、該コネクタ本体の差込み側は
開口しており、この開口内部に上記ハウジングの
コネクタ基板を弾力的に上方から挾持接触する複
数の対向する水平ばねを設け、更に該ばねの延長
した引出し端は互いに並列した固い三角形のトラ
ス型構造を成形して上記プリント基板の導電部分
に固着されたものとしたから、コネクタ本体をハ
ウジングに繰返し挿入する動作に対し、導線群の
トラス型構造に支持されたコネクタ本体はプリン
ト基板との間で接続が緩むことがなく、機械的な
強度を永く保持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は部分的に分解されている本発明に従つ
た電気的コネクタ集成体の分解斜視図。第２図は
プリント基板について組み立てられた関係にある
本発明に従つた電気的コネクタの一端図。第３図
は組み立てられた関係にある第１図の電気的コネ
クタ集成体の部分的横断面図。 （主な符号の説明）、１０……電気的コネクタ、
１２……プリント基板、１４……カートリツジ、
２４……ポケツト、３０……コネクタ縁、３２，
３４……接触細片、５０……ソケツト部分、５
２，５４……バネ接触部材、６０，６２……導
線、６４，６６……アパチヤー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 側面に開口を有し、開口内部に引つ込んだ水
   平のコネクタ基板を持つハウジングと、該ハウジ
   ングの上記開口に差込みされるコネクタ集成体と
   から成り、該コネクタ集成体はプリント基板上の
   １側に固定した細長い箱形のコネクタ本体を持
   ち、該コネクタ本体の差込み側は開口しており、
   この開口内部に上記ハウジングのコネクタ基板を
   弾力的に上下から挾持接触する複数の対向する水
   平ばねを設け、更に該ばねの延長した引出し端は
   互いに並列した固いほゞ三角形のトラス型構造を
   成形して上記プリント基板の導電部分に固着され
   たものとし、上記トラス型構造に支持されたコネ
   クタ本体をプリント基板との間で機械的な強度を
   保つて接続するようにしたことを特徴とするコネ
   クタ集成体。 ２ 特許請求の範囲１の記載において、上記三角
   形のトラス型構造は伝導性導線であり、横方向に
   列状に配置されていることを特徴とするコネクタ
   集成体。 ３ 特許請求の範囲１の記載において、上記三角
   形のトラス型構造は伝導性導線であり、棒状のも
   のであることを特徴とするコネクタ集成体。