JPS6338609A - シリンダヘツドの冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はシリンダヘッドの冷却装置に関し、％ＫＳ・
Ｏ・Ｈ−Ｃ（シングル・オーバー・ヘッド・カムシャフ
ト）と称される動弁機構を有するシリンダヘッドの冷却
装置に関する。

〔従来技術〕

従来、４ｆイクルエンジンでは、潤滑に使用されるオイ
ル全シリンダヘッドの燃焼室上方に形成された凹部内に
噴射し、この噴射されたオイルによってシリンダヘッド
の冷却を図ったものがある（いわゆる油冷式エンノン）
。

ところで、このような油冷式エンジンでは、オイルを燃
焼室の真上から凹部内に噴射させる構成上、凹部の真上
に冷却用のオイルを噴射するオイル通路を杉成せねばな
らない。ところが、シリンダヘッドの中央にカムシャフ
トを配置せざるを得ない５ＯＨＣ式エンジンのシリンダ
ヘッドでは、この中央に配置されたカムシャフトによっ
て、凹部の真上に冷却用オイルの噴射通路を設けること
が出来ず、このため油冷式の冷却装置を採用することが
出来なかった。なお、従来、油冷式の冷却装置ハ、シリ
ンダヘッド内の両サイドに２本のカムシャフト全没けた
、いわゆるＤＯＨＣ（ダプルオーパーヘッドカムシャフ
ト）ｆｉ式のシリンダヘッドのみに採用されている。

〔発明の目的〕

この発明は上述した問題点に鑑み、潤滑に使用されるオ
イルを噴射することにより、シリンダヘッド内の中央に
カムシャフトを設けた５ＯＨＣエンジンのシリンダヘッ
ドを冷却させるようにしたシリンダヘッドの冷却装置を
提供する。

〔発明の構成〕

上述した目的を達成するため、この発明では、シリンダ
ヘッドの中央に動弁機構のカムシャフト全配設した５Ｏ
ＨＣ式エンジンのシリンダヘッドにおいて、前記シリン
ダヘッド内の、前記カムシャフトと燃焼室との間に凹部
を形成し、かつこの凹部の開口面に、該開口面を覆い、
しかも前記カムシャフトの周面を所定間間を設けて囲繞
する断面Ｕ字形の蓋体を配設するとともに、前記凹部の
側方に位置するシリンダヘッド内に、圧送された潤滑用
のオイルを前記凹部内に噴射するオイル通路を形成し、
この噴射されたオイルによって５ＯＨＣ二ン・シンのシ
リンダヘッドを冷却させるようにしている。

〔実施例〕

以下、本発明に係る冷却装置の一実施例を詳述する。

第３図は、本発明に係る冷却袋’Ｅｌ　ｆ適用したシリ
ンダヘッド１の上面図で、特に５ＯＨＣ式４バルブエン
ソンのシリンダヘッドを示してイル。

このシリンダヘッドｌの上面には、図示せぬエキゾース
トおよびインレットパルプを支承するバルブ座２，３の
他、その中央に、後述する５ＯＨＣ式動弁機構のカムシ
ャフトを支承する軸受部４゜５．６が形成されている。

また第３図のＡＡ断面で示す第４図のように、このシリ
ンダヘッドｌの燃焼室７と、前記軸受部４，５との間に
は凹部８が形成されておシ、その一端８ａは、シリンダ
ヘッドｌの右側方に形成されたカムチエーン室９と連通
している。一方、前記凹部８の側方に位置するシリンダ
ヘッド１内には、軸受部４　、５　、６ｆＣ配設される
カムシャフトの長平方向に沿ってオイル通路１０が形成
されている。このオイル通路１０の中央周面には、第３
図のように、前記凹部８内のエキゾースト側に向けて孔
１０ｍ、１０ｂが穿設されており、また、このオイル通
路１０には、第４図で示すように、前記軸受４，５の周
面に連通する孔１０ｃ　、１０ｄが形成されている。な
お、前記オイル通路ｌＯのカムチエーン室９側に位置す
る一端１０ｃは栓部材１１によシ密封されており、シリ
ンダヘッドｌの側方に開口する他端１０ｆには、図示せ
ぬオイルポンプおよびオイルクーラを介して潤滑用のオ
イルを圧送する・ぐイア’１２が連通している。一方、
シリンダヘッド１の上面中央部には、前記凹部８の開口
面８ｂが形成されており、この開口面８ｂは、カムシャ
フト１３ｉ配置した第３図のＢＢ断面で示す第１図のよ
うに、蓋体１４によって覆われている。この蓋体１４ば
、断面ｔ−Ｕ形状に形成されたプレートにより溝成さｎ
１前記凹部８の開口面８ｂを覆うとともに、前記カムシ
ャフト１３の周面を所定間隔全役けて囲繞するように配
ｆｆされている。なお、第１図で符号１５は前記凹部８
内に立設されたざスで、前記蓋体１＋は、スペーサ１６
を介して、ネジ１７によシ前記デス１５に固着されてい
る。また第１図で符号１８はエキゾーストポート、１９
はインレットポートである。

次に、上述した冷却装置の作用を説明し、併せて構成を
よシ詳細に説明する。

５ＯＨＣ式エンジンが始動すると、図示せぬオイルポン
プによって吸引された潤滑用のオイルは、オイルクーラ
を介して冷却され第１図の要部ＣＣ断面図で示す第２図
のようにノやイブ１２へ圧送される。この／ＩＰイブ１
２へ圧送されたオイル（矢印）は、連通ずるオイル通路
１０および孔１０Ｃ２１０ｄ’ｉ介して、カムシャフト
１３の軸受４，５に圧送され、また凹部８内に臨んで形
成された孔１０ａ、１０ｂから凹部８内のエキゾースト
側に噴射される（第１図）。このうち、凹部８内に噴射
さルたオイルは、主に燃焼室７のエキゾースト側に発生
する熱を吸収し、さらＧて一時滞留して燃焼室７上方の
熱全吸収した後、凹部８の一端８ａを介してカムチエー
ン室９に排出され、図示せぬオイルノ９ンヘ返却される
こととなる。なお、前記凹部８の開口面８ｂは蓋体１４
で覆われているため、凹部８内に噴射されたオイルが飛
散し、図示せぬ動弁機溝のパイプスプリング等に付着し
てメカニカルロスを発生させることはない。一方、前記
孔１０ｃ　、１０ｄを介してカムシャフト１３の軸受４
，５へ圧送されたオイルは、この軸受４゜５を潤滑した
後、該軸受４，５に沿って蓋体１４の上面に案内され、
そこに一時貯留される。そして、この蓋体１４の上面に
一時貯留されたオイルは、カムシャフト１３に形成され
たカム２０の潤滑に使用されるとともに（第１図）、そ
こからあふれたオイルは、第３図に示すシリンダヘッド
１の上面に沿って、カムチエーン室９１Ｃ流れ、そこか
ら図示せぬオイル・ダンへ返却される。

なお、上記実施例では、オイル通路１０の略中央に２つ
の孔１０ａ、１０ｂを穿設しく第２図）、この孔１０ａ
、１０ｂからオイルを凹部８内のエキゾースト側へ噴射
させるようにしたが、この孔１０ａ　、１０ｂの数およ
びその方向は上記実施例に限定されることなく、冷却に
必要なオイルの量および噴射位置に応じて、任意の数お
よび方向疋穿設しても良い。

〔発明の効果〕

この発明は、シリンダヘッド内に形成したオイル通路を
介し、シリンダヘッド内の燃焼室上方に形成された凹部
内に潤滑油を噴射させる簡単な構成によって、シリンダ
ヘッド内の中央てカムシャフトを配置したＳ　ＯＨＣエ
ンジンのシリンダヘッドｆ、？ＴＪ　滑川のオイルによ
って、積極的に冷却させることが出来、このため５ＯＨ
Ｃ式エンジンの冷却効率を向上させて、安定し念出力の
５ＯＨＣエンジンを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る冷却装置を適用した５ＯＨＣ式エ
ンジンのシリンダヘッドを示す要部断面図、第２図は第
１図のＣＣ断面図、第３図は第１図に示すシリンダヘッ
ドの上面図、第４図は第３図のＡＡ断面図である。 １・・・シリンダヘッド、７・・・燃焼室、８・・・凹
部、１０・・・オイル通路、１３・・・カムシャフト、
１４・・・蓋体。 出　願　人　鈴木自動車工業株式会社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダヘッドの中央に動弁機構のカムシャフトを配設
   したＳＯＨＣ式エンジンのシリンダヘッドにおいて、該
   シリンダヘッド内の、前記カムシャフトと燃焼室との間
   に凹部を形成し、かつ該凹部の開口面に該開口面を覆い
   、しかも前記カムシャフトの周面を所定間隔を設けて囲
   繞する断面Ｕ字形の蓋体を配設するとともに、前記凹部
   の側方に位置する前記シリンダヘッド内に、圧送された
   潤滑用のオイルを前記凹部内に噴射するオイル通路を形
   成し、該凹部内に噴射されたオイルによってシリンダヘ
   ッドを冷却させるようにしたことを特徴とするシリンダ
   ヘッドの冷却装置。