JP2020012389A - オイル供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を抑制することが可能なオイル供給装置を提供する。【解決手段】このオイル供給装置20は、オイルポンプ22から吐出されたオイルAが流れるオイル供給流路23と、オイル供給流路23に供給されたオイルAに空気Bを混入し、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給することにより冷却対象物25を冷却する空気混入部40とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、オイル供給装置に関し、特に、オイルポンプを備えるオイル供給装置に関する。
従来、オイルポンプを備えるオイル供給装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、オイルポンプと、オイルポンプから供給されたオイルをピストンに噴射して、ピストンを冷却する第1オイルジェットおよび第2オイルジェットとを備えるピストン冷却装置が開示されている。第1オイルジェットは、ピストンの内部に設けられた冷却空洞の入出孔に向けてオイルを噴射し、冷却空洞内にオイルを流すことによりピストンを冷却するように構成されている。第2オイルジェットは、ピストンの裏面に向けてオイルを噴射することによりピストンを冷却するように構成されている。
上記特許文献1に記載のピストン冷却装置では、エンジンの状態に応じて、第1オイルジェットおよび第2オイルジェットのうちの少なくとも一つを用いて、ピストンが冷却される。ここで、ピストン冷却装置では、冷却水よりも熱伝達率が低いオイルによりピストンが冷却される。したがって、ピストンが高温になるエンジンの状態(たとえば、エンジンが高負荷状態)などの場合、冷却水によりピストンを冷却する場合と比較して冷却不足とならないように、第1オイルジェットおよび第2オイルジェットの両方からピストンにオイルが供給される。
このため、上記特許文献1に記載のピストン冷却装置では、第1オイルジェットおよび第2オイルジェットの両方から、ピストンにオイルを供給可能なオイル量が保持される必要がある。この結果、装置が大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置の大型化を抑制することが可能なオイル供給装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるオイル供給装置は、オイルポンプと、オイルポンプから吐出されたオイルが流れるオイル供給流路と、オイル供給流路に供給されたオイルに空気を混入し、空気を混入したオイルを冷却対象物に供給することにより冷却対象物を冷却する空気混入部とを備える。
この発明の一の局面によるオイル供給装置は、上記のように、オイル供給流路に供給されたオイルに空気を混入し、空気を混入したオイルを冷却対象物に供給することにより冷却対象物を冷却する空気混入部を備えている。これにより、空気を混入していないオイルを冷却対象物に供給する場合よりも、オイルに空気を混入させることにより冷却対象物との摩擦が減少するので、冷却対象物の表面上の広範囲にオイルを広げることができる。また、冷却対象物の表面上の広範囲にオイルを広げることができるので、オイルと冷却対象物との接触面積を増加させることができるとともに、冷却対象物の表面上に薄いオイルの層を形成することができる。この際、冷却対象物の表面上のオイルにより冷却対象物の広範囲から熱を奪うことができるとともに、空気混入による熱伝達促進効果により、オイルの層が冷却されやすくなるので、冷却対象物からオイルの層に効率的に熱を移動させることができる。したがって、空気を混入していないオイルを冷却対象物に供給する場合よりも、空気を混入したオイルにより冷却対象物から効率的に熱を奪うことができるので、冷却対象物を冷却するために必要なオイルの量を減少させることができる。この結果、装置内に保持するオイルの量を抑制することができるので、オイル供給装置の大型化を抑制することができる。
上記一の局面によるオイル供給装置において、好ましくは、オイル供給流路は、潤滑部にオイルを供給する潤滑用流路と、潤滑用流路から分岐して設けられ、冷却対象物にオイルを供給する冷却用流路とを含み、冷却用流路には、空気混入部が配置されている。
このように構成すれば、潤滑部にオイルを供給する流路と冷却対象物に空気を混入したオイルを供給する流路とを別々に設ける場合よりも、装置内の流路の構成を簡素化することができるので、オイル供給装置の大型化をより抑制することができる。また、一つのオイルポンプにより、冷却対象物の冷却のための空気を混入したオイルの供給および潤滑部の潤滑のためのオイルの供給を行うことができるので、オイル供給装置の大型化をより抑制することができる。
上記潤滑用流路から分岐して冷却用流路を設けるオイル供給装置において、好ましくは、空気混入部は、冷却用流路の下流側端部に配置されている。
このように構成すれば、空気混入部により供給された空気を混入した冷却用のオイルが、潤滑用流路に流入することを抑制することができる。また、既存のオイル供給装置に対して、冷却用流路の下流側端部のノズルを空気混入部に変更するだけで、装置の大幅な変更をせずに冷却効果を向上させることができる。
上記潤滑用流路から分岐して冷却用流路を設けるオイル供給装置において、好ましくは、潤滑用流路から複数の冷却用流路が分岐して設けられており、空気混入部は、潤滑用流路からの分岐位置よりも下流側で、かつ、複数の冷却用流路の分岐位置よりも上流側に配置されている。
このように構成すれば、複数の冷却用流路の上流側に位置する共通のオイル供給流路上に空気混入部を配置することにより、複数の冷却用流路のそれぞれに対して個別に空気混入部を設ける必要がないので、構成を簡素化することができるとともに、オイル供給装置の大型化をより一層抑制することができる。
上記一の局面によるオイル供給装置において、好ましくは、オイルを貯留するオイルパンと、冷却対象物に供給された後にオイルパンに還流した空気を含むオイルから空気を分離する空気分離部とをさらに備える。
このように構成すれば、冷却対象物に供給され、オイルパンに還流した空気を混入したオイルから空気分離部により空気を分離することによって、空気を混入したオイルが潤滑用流路に流されることを抑制することができる。
上記潤滑用流路から分岐して冷却用流路を設けるオイル供給装置において、好ましくは、冷却用流路は、少なくとも冷却対象物としてのエンジンのシリンダヘッド、シリンダおよびピストンの少なくとも一つを冷却するオイルが流れる燃焼室冷却用流路を含み、燃焼室冷却用流路には、空気混入部が配置されている。
このように構成すれば、燃焼熱により高温になりやすいエンジンの構成部品を効率良く冷却することができるので、オーバーヒートの発生を抑制することができる。
なお、本出願では、上記一の局面によるオイル供給装置において、以下の構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記空気分離部を備えるオイル供給装置において、空気分離部は、オイルポンプにより構成されており、オイルポンプは、空気混入部により冷却対象物に供給された後にオイルパンに還流した空気を含むオイルから空気を分離し、空気を分離したオイルをオイル供給流路に供給するように構成されている。
すなわち、上記空気分離部を備えるオイル供給装置において、空気分離部は、オイルポンプにより構成されており、オイルポンプは、空気混入部により冷却対象物に供給された後にオイルパンに還流した空気を含むオイルから空気を分離し、空気を分離したオイルをオイル供給流路に供給するように構成されている。
このように構成すれば、オイルポンプを空気分離部として利用するので、オイルポンプとは別に空気分離部を設ける場合よりも、装置の部品点数を減少させることができる。これにより、オイル供給装置の構成を簡素化することができるとともに、大型化をより抑制することができる。
(付記項2)
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、オイルポンプは、外歯を有するインナーロータと、インナーロータの外歯に係合する内歯を有するアウターロータと、インナーロータおよびアウターロータを収容するハウジングと、ハウジングに形成され、オイルに含まれる空気をポンプ室から排出する排出孔とを含んでいる。
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、オイルポンプは、外歯を有するインナーロータと、インナーロータの外歯に係合する内歯を有するアウターロータと、インナーロータおよびアウターロータを収容するハウジングと、ハウジングに形成され、オイルに含まれる空気をポンプ室から排出する排出孔とを含んでいる。
このように構成すれば、オイルポンプのハウジングに排出孔を形成するだけでオイルに含まれる空気をポンプ室から排出することができるので、空気分離部を容易に形成することができる。
(付記項3)
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、オイルポンプは、空気を含むオイルから空気を分離した際、分離された空気が混入したオイルを、空気混入部に供給して冷却対象物の冷却に利用するように構成されている。
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、オイルポンプは、空気を含むオイルから空気を分離した際、分離された空気が混入したオイルを、空気混入部に供給して冷却対象物の冷却に利用するように構成されている。
このように構成すれば、空気分離部により分離された空気が混入されたオイルを再利用することにより、空気混入部から冷却対象物に供給される空気が混入したオイルの量を十分に確保することができるので、冷却対象物の冷却を十分に行うことができる。
(付記項4)
上記一の局面によるオイル供給装置において、空気混入部は、オイルが流入する流入部と、流入部から流入したオイルが流出する流出部と、流入部と流出部との間に設けられ、流入部および流出部の両方の流路断面積よりも小さい流路断面積を有する縮小部と、縮小部に接続され、オイルに空気を供給する空気供給部とを含む。
上記一の局面によるオイル供給装置において、空気混入部は、オイルが流入する流入部と、流入部から流入したオイルが流出する流出部と、流入部と流出部との間に設けられ、流入部および流出部の両方の流路断面積よりも小さい流路断面積を有する縮小部と、縮小部に接続され、オイルに空気を供給する空気供給部とを含む。
このように構成すれば、縮小部を流れるオイルの流速を大きくして負圧を発生させることができるので、オイル内に空気を効果的に引き込むことができる。この結果、オイル内に空気を確実に混入させることができるので、冷却対象物に対する冷却性能を安定させることができる。
(付記項5)
上記一の局面によるオイル供給装置において、空気混入部は、オイルの流れに乱流を発生させる乱流発生部を含み、空気混入部は、乱流発生部によりオイルの流れに乱流を生じさせ、吐出口から流出させた乱流のオイルの周りの空気をオイルの内部の乱流により巻き込ませるように構成されている。
上記一の局面によるオイル供給装置において、空気混入部は、オイルの流れに乱流を発生させる乱流発生部を含み、空気混入部は、乱流発生部によりオイルの流れに乱流を生じさせ、吐出口から流出させた乱流のオイルの周りの空気をオイルの内部の乱流により巻き込ませるように構成されている。
このように構成すれば、吐出口から流出するオイル内の流れが乱流でない場合よりも、吐出口からオイルを流出させた際にオイルの周りの空気をオイル内により多く混入させることができるので、冷却対象物の冷却を効率的に行うことができる。
(付記項6)
上記縮小部を含む空気供給部を備えるオイル供給装置において、空気供給部は、縮小部に新気を供給するように構成されている。
上記縮小部を含む空気供給部を備えるオイル供給装置において、空気供給部は、縮小部に新気を供給するように構成されている。
このように構成すれば、冷却対象物に比較的温度の低い新気を混入したオイルを供給することができるので、空気混入部近傍の比較的温度の高い空気をオイルに混入した場合と比較して、冷却対象物に対する冷却性能を向上させることができる。
(付記項7)
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、オイルポンプは、空気を含むオイルから空気を分離した際、分離された空気が混入したオイルを、空気混入部により空気を含むオイルを供給する冷却対象物とは別の冷却対象物の冷却に利用するように構成されている。
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、オイルポンプは、空気を含むオイルから空気を分離した際、分離された空気が混入したオイルを、空気混入部により空気を含むオイルを供給する冷却対象物とは別の冷却対象物の冷却に利用するように構成されている。
このように構成すれば、別の冷却対象物に対して、空気混入部を配置した冷却用流路を設けずに、オイルポンプにおいて分離された空気を混入したオイルを供給するので、オイルポンプにおいて分離された空気が混入されたオイルを有効に活用することができる。
(付記項8)
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、潤滑部は、空気を含むオイルにより潤滑可能な非高精度潤滑部を有し、オイルポンプは、空気を含むオイルから空気を分離した際、分離された空気が混入したオイルを、非高精度潤滑部に供給して冷却および潤滑に利用するように構成されている。
上記オイルポンプにより空気分離部を構成するオイル供給装置において、潤滑部は、空気を含むオイルにより潤滑可能な非高精度潤滑部を有し、オイルポンプは、空気を含むオイルから空気を分離した際、分離された空気が混入したオイルを、非高精度潤滑部に供給して冷却および潤滑に利用するように構成されている。
このように構成すれば、たとえばカムシャフトなど高精度な潤滑を必要としない非高精度潤滑部に対して空気を混入したオイルを供給するので、オイルポンプにおいて生じる分離された空気が混入されたオイルを有効に活用することができる。なお、たとえばカムシャフトなど高精度な潤滑を必要としない非高精度潤滑部の場合には、空気が混入されたオイルを供給したとしても、潤滑に支障が出ることはない。
(付記項9)
上記冷却用流路を含むオイル供給流路を備えるオイル供給装置において、冷却用流路の空気を含むオイルが供給される車両駆動用モータと、潤滑用流路のオイルが供給され、車両駆動用モータの駆動力を車輪に伝達する伝達機構部とをさらに備える。
上記冷却用流路を含むオイル供給流路を備えるオイル供給装置において、冷却用流路の空気を含むオイルが供給される車両駆動用モータと、潤滑用流路のオイルが供給され、車両駆動用モータの駆動力を車輪に伝達する伝達機構部とをさらに備える。
このように構成すれば、空気が混入されていないオイルを供給する場合よりも、車両駆動用モータの冷却を効果的に行うことができるとともに、伝達機構部の潤滑を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[エンジンの概略的な構成]
車両(自動車)用のエンジン1は、図1に示すように、上下方向に延びる複数(4個)のシリンダ3a内でピストン8がそれぞれ往復動されることにより、吸入・圧縮・膨張(燃焼)・排気の1サイクルを連続的に繰り返してクランクシャフト10を回転させるように構成されている。ここで、エンジン1において、クランクシャフト10が延びる方向をX方向とし、水平方向においてX方向に直交する方向をY方向とする。また、エンジン1において、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)とする。
車両(自動車)用のエンジン1は、図1に示すように、上下方向に延びる複数(4個)のシリンダ3a内でピストン8がそれぞれ往復動されることにより、吸入・圧縮・膨張(燃焼)・排気の1サイクルを連続的に繰り返してクランクシャフト10を回転させるように構成されている。ここで、エンジン1において、クランクシャフト10が延びる方向をX方向とし、水平方向においてX方向に直交する方向をY方向とする。また、エンジン1において、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向(上下方向)とする。
エンジン1は、シリンダブロック3と、シリンダブロック3のZ1側に固定されるシリンダヘッド4と、シリンダブロック3のZ2側(下側)に固定されるクランクケース5とを含むエンジン本体2を備える。エンジン本体2は、シリンダブロック3の側端部に取り付けられるタイミングチェーンカバー6と、シリンダヘッド4に取り付けられるヘッドカバー7とを含んでいる。
シリンダヘッド4には、図2に示すように、吸気用カムシャフト4aの回転により周期的に開閉される吸気バルブ4bと、排気用カムシャフト4cの回転により周期的に開閉される排気バルブ4dと、点火プラグ(図示せず)とが組み込まれている。また、シリンダヘッド4は、燃焼室4fと、燃焼室4fに吸入空気を送り込む吸気ポート4gと、既燃ガスが排出される排気ポート4hとを有する。吸気ポート4gは、吸気マニホールド(図示せず)に接続されている。排気ポート4hは、排気マニホールド(図示せず)に接続されている。
燃焼室4fは、シリンダ3a内の上部に形成され、吸気ポート4gから吸気される空気および燃料を点火プラグにより燃焼させるように構成されている。複数のシリンダ3aのそれぞれの内部には、往復移動可能に収容されるピストン8と、ピストン8とクランクシャフト10とを接続するコンロッド9とが設けられている。
また、吸気用カムシャフト4aには、回転を遅角方向または進角方向にずらす吸気用可変バルブタイミング機構(図示せず、以下、吸気用VVT)が取り付けられている。また、排気用カムシャフト4cには、回転を遅角方向または進角方向にずらす排気用可変バルブタイミング機構(図示せず、以下、排気用VVT)が取り付けられている。
エンジン本体2は、図1に示すように、内部にオイルA(エンジンオイル)を循環させてエンジン1の各部にオイルAを供給するオイル供給装置20を含んでいる。オイル供給装置20は、エンジン1内を循環するオイルAを貯留するオイルパン21と、オイルパン21内のオイルAを吸い上げ、オイルパン21内のオイルAをエンジン1の各部に供給するためのオイルポンプ22(O/P)とを含んでいる。オイルポンプ22は、クランクシャフト10の駆動力を利用して回転される。オイルポンプ22は、図3に示すように、オイルAをオイルパン21(図2参照)から吸入ポート51aを介してポンプ室54に吸入した後、ポンプ室54の縮小とともに所定の油圧を発生させた状態(圧縮状態)において吐出ポート51bから吐出する。なお、オイルポンプ22の詳細な構成については後述する。
オイル供給装置20は、図1に示すように、オイルポンプ22から吐出されたオイルAを流すオイル供給流路23を備えている。オイル供給流路23は、エンジン1の潤滑部24にオイルAを供給する潤滑用流路31と、潤滑用流路31から分岐して設けられ、冷却対象物25にオイルAを供給する冷却用流路32とを含んでいる。ここで、潤滑部24とは、エンジン1内の構成同士の摩擦を小さくするため、エンジン1内を循環するオイルAを供給する、クランクシャフト10の軸受5a、吸気用カムシャフト4a、排気用カムシャフト4c、吸気用VVTおよび排気用VVTなどの部材である。冷却対象物25とは、エンジン1内を循環するオイルAを供給することにより冷却される、シリンダ3a(ピストン8の外周にある部材)、シリンダヘッド4およびピストン8などの部材である。
潤滑用流路31は、オイルパン21とオイルポンプ22の吸入ポート51aとを接続する第1油路31aと、オイルポンプ22の吐出ポート51bとメインオイルギャラリ31cとを接続する第2油路31bと、メインオイルギャラリ31cと、メインオイルギャラリ31cの下流側端部(X2側端部)から上方(Z1側)に延びる第3油路31dとを有している。また、潤滑用流路31は、第3油路31dの下流側に接続される給油パイプ31eを有している。給油パイプ31eには、吸気用カムシャフト4aおよび排気用カムシャフト4cにオイルAを供給することによって、吸気用カムシャフト4aおよび排気用カムシャフト4cを潤滑させるためのカムシャワー26が取り付けられる。また、潤滑用流路31は、メインオイルギャラリ31cから分岐してクランクシャフト10の軸受5aにオイルAを供給する軸受用油路31fを有している。
冷却用流路32は、メインオイルギャラリ31cから分岐してピストン8にオイルAを供給するピストン用冷却油路32a(特許請求の範囲の「燃焼室冷却用流路」の一例)を有している。ピストン用冷却油路32aの下流側端部には、オイルジェット機構27が設けられている。オイルジェット機構27は、所定の作動圧において開弁することによりピストン8の裏側に冷却用のオイルAを噴射することによって、ピストン8を冷却しつつ、ピストン8周りを潤滑させる機能を有している。
冷却用流路32は、給油パイプ31eから分岐してシリンダヘッド4にオイルAを供給するシリンダヘッド用冷却油路32b(特許請求の範囲の「燃焼室冷却用流路」の一例)を有している。シリンダヘッド用冷却油路32bの下流側端部には、噴射ノズル28が設けられている。噴射ノズル28は、シリンダヘッド4の内面部4eに冷却用のオイルAを噴射することによって、シリンダヘッド4を冷却することにより燃焼室4f(図2参照)を冷却させる機能を有している。
冷却用流路32は、メインオイルギャラリ31cから分岐してシリンダ3aにオイルAを供給するシリンダ用冷却油路32c(特許請求の範囲の「燃焼室冷却用流路」の一例)を有している。シリンダ用冷却油路32cの下流側端部には、噴射ノズル29が設けられている。噴射ノズル29は、シリンダ3aの内側面に冷却用のオイルAを噴射することによって、シリンダ3aを冷却することにより燃焼室4f(図2参照)を冷却させる機能を有している。
このように、オイル供給装置20では、潤滑用流路31からピストン用冷却油路32a、シリンダヘッド用冷却油路32bおよびシリンダ用冷却油路32cといった複数の冷却用流路32が分岐して設けられている。
オイル供給装置20は、吸気用カムシャフト4aおよび排気用カムシャフト4cに供給されたオイルAおよびシリンダヘッド4の内面部4eに供給されたオイルAをオイルパン21に還流させる還流路30を備えている。ここで、オイル供給装置20では、クランクシャフト10の軸受5aに供給されたオイルAおよびピストン8に供給されたオイルAは、還流路30を介さず自重により落下してオイルパン21に還流される。
(空気混入部)
本実施形態のオイル供給装置20では、図2に示すように、オイルジェット機構27および噴射ノズル28が、それぞれ、空気混入部40として構成されている。すなわち、空気混入部40は、冷却用流路32(ピストン用冷却油路32a、シリンダヘッド用冷却油路32bおよびシリンダ用冷却油路32c)の下流側端部に配置されている。そして、空気混入部40は、オイル供給流路23に供給されたオイルAに空気Bを混入し、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給することにより冷却対象物25(ピストン8、シリンダヘッド4およびシリンダ3a)を冷却するように構成されている。すなわち、空気混入部40は、冷却対象物25に供給するオイルAに空気Bを巻き込ませて、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給するように構成されている。ここで、空気混入部40は、オイルAを噴射することにより、冷却対象物25にオイルAを付着させている。
本実施形態のオイル供給装置20では、図2に示すように、オイルジェット機構27および噴射ノズル28が、それぞれ、空気混入部40として構成されている。すなわち、空気混入部40は、冷却用流路32(ピストン用冷却油路32a、シリンダヘッド用冷却油路32bおよびシリンダ用冷却油路32c)の下流側端部に配置されている。そして、空気混入部40は、オイル供給流路23に供給されたオイルAに空気Bを混入し、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給することにより冷却対象物25(ピストン8、シリンダヘッド4およびシリンダ3a)を冷却するように構成されている。すなわち、空気混入部40は、冷却対象物25に供給するオイルAに空気Bを巻き込ませて、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給するように構成されている。ここで、空気混入部40は、オイルAを噴射することにより、冷却対象物25にオイルAを付着させている。
具体的には、空気混入部40は、図4に示すように、オイルAに空気Bを巻き込む機構として、内部を流れるオイルAの流れに乱流を発生させる乱流発生部41を有している。乱流発生部41は、オイルAの流れに乱流を生じさせ、吐出口45から流出させた乱流のオイルAの周りの空気BをオイルAの内部の乱流によりオイルAに巻き込ませるように構成されている。乱流発生部41は、上流側のオイル吐出方向Dに直交する断面の流路径よりも、オイル吐出方向Dに直交する断面の流路径の小さい縮径部42を有している。縮径部42は、オイル吐出方向Dの下流側に向かうにしたがい、流路の中央部側に徐々に狭くなる。
これにより、縮径部42に流れてきたオイルAのうち外側部分のオイルAの流れは、縮径部42の内壁部44に当たることにより、縮径部42よりも上流側におけるオイルAの流れとは異なる方向のオイルAの流れとなる。この結果、縮径部42内では、外側部分のオイルAの流れの変化により、他の部分のオイルAの流れも変化するので、乱流が発生する。すなわち、縮径部42内の流路は、オイルAの流れを乱す乱流発生領域である。また、縮径部42を流れるオイルAの流速は、オイル吐出方向Dに直交する断面の流路径の縮小に伴い、縮径部42の上流側のオイルAの流速よりも速くなる。これにより、空気混入部40では、縮径部42内においてより乱流が発生しやすくなる。
縮径部42は、図5に示すように、オイル吐出方向Dから視て、丸みを帯びた円弧状の辺部43を有する多角形形状(五角形形状)である。ここで、縮径部42内の流路も、オイル吐出方向Dから視て、丸みを帯びた円弧状の辺部43を有する多角形形状(五角形形状)である。すなわち、縮径部42内の内壁部44は、複数の円弧状部44aを有している。これにより、縮径部42内の内壁部44の表面積は、縮径部42内の流路を円形形状にした場合の内壁部44の表面積よりも大きくなる。この結果、縮径部42の吐出口45から吐出したオイルAのオイル吐出方向Dから視た形状も丸みを帯びた円弧状の辺部43を有する五角形形状となるので、縮径部42内の流路を円形形状にした場合よりも、縮径部42の吐出口45から吐出したオイルAに接触する空気Bの量を大きくすることが可能である。
このように、空気混入部40は、図4に示すように、乱流を発生させたオイルAに吐出口45の近傍の空気混入領域の空気Bを巻き込ませて、気泡としてオイルAに取り入れるように構成されている。
〈空気を混入したオイルによる冷却〉
図6〜図9を参照して、空気混入部40により空気Bを混入させたオイルAを、冷却対象物25の表面に供給した際における空気Bを混入させたオイルAの冷却能力について説明する。ここで、冷却対象物25に対する冷却能力は、空気Bを混入させたオイルAの熱伝達率および冷却面積の大きさによって変わる。すなわち、熱伝達率および冷却面積が大きいほど、冷却対象物25からより大きな熱量を奪うことができる。
図6〜図9を参照して、空気混入部40により空気Bを混入させたオイルAを、冷却対象物25の表面に供給した際における空気Bを混入させたオイルAの冷却能力について説明する。ここで、冷却対象物25に対する冷却能力は、空気Bを混入させたオイルAの熱伝達率および冷却面積の大きさによって変わる。すなわち、熱伝達率および冷却面積が大きいほど、冷却対象物25からより大きな熱量を奪うことができる。
図6および図7に示すように、空気混入部40から噴射された空気Bを混入したオイルAは、冷却対象物25の表面に供給されることにより、冷却対象物25の表面に広がる。ここで、図8(A)に示す空気Bが混入されたオイルAと、図8(B)に示す空気Bが混入されていないオイルAとを、それぞれ、同量を冷却対象物25の表面に噴射した場合において比較すると、空気Bが混入されたオイルAの方が広範囲に広がる。
空気Bが混入されたオイルAの方が広範囲に広がる理由として、たとえば、次のようなことが考えられる。空気Bが混入されたオイルAでは、冷却対象物25の表面とオイルAとの接触面積が、空気Bを混入した分、オイルAのみ(空気Bを混入していないオイルA)の場合よりも小さくなる。これにより、空気Bが混入されたオイルAと冷却対象物25の表面との間に生じる摩擦力が、オイルAのみの場合よりも小さくなるので、空気Bが混入されたオイルAの方が広範囲に広がるようになる。
図9を参照して、水、空気Bを混入したオイルAおよびオイルA(空気Bを混入していないオイルA)の三種類の流体における、冷却対象物25の表面に噴射する流速と熱伝達率との関係について説明する。水と、空気Bを混入したオイルAと、オイルAとを比較すると、熱伝達率は、水、空気Bを混入したオイルAおよびオイルAの順に小さくなることがわかる。
(空気分離部)
オイルポンプ22は、図2に示すように、冷却対象物25に供給された後にオイルパン21に還流した空気Bを含むオイルAから空気Bを分離する空気分離部50として構成されている。すなわち、オイルポンプ22は、空気混入部40により冷却対象物25に供給された後にオイルパン21に還流した空気Bを含むオイルAから空気Bを分離し、空気Bを分離したオイルAをオイル供給流路23に供給するように構成されている。
オイルポンプ22は、図2に示すように、冷却対象物25に供給された後にオイルパン21に還流した空気Bを含むオイルAから空気Bを分離する空気分離部50として構成されている。すなわち、オイルポンプ22は、空気混入部40により冷却対象物25に供給された後にオイルパン21に還流した空気Bを含むオイルAから空気Bを分離し、空気Bを分離したオイルAをオイル供給流路23に供給するように構成されている。
すなわち、具体的には、オイルポンプ22は、図3に示すように、ハウジング51と、インナーロータ52と、アウターロータ53とを含んでいる。インナーロータ52は、外歯52aと、外歯52a同士の間の谷部52bに形成される排出溝52cとを有している。アウターロータ53は、インナーロータ52の外歯52aに係合する内歯53aを有している。インナーロータ52の外歯52aとアウターロータ53の内歯53aの間にはポンプ室54が形成されている。ハウジング51には、オイルAを外歯52aと内歯53aの間のポンプ室54に導く吸入ポート51aが形成されている。また、ハウジング51には、オイルAをポンプ室54外に導く吐出ポート51bが形成されている。また、ハウジング51には、排出溝52cと連通し、オイルAに含まれる気泡をポンプ室54外に導く排出孔51cが形成されている。
オイルポンプ22では、ポンプ室54が矢印R方向への回転移動とともに拡大したり縮小したりしてポンプ機能が生み出される。吸入ポート51aは、オイルパン21に接続されており、オイルパン21からオイルAが供給される。吐出ポート51bは、オイル供給流路23に接続されている。
ここで、排出孔51cは、ポンプ室54と吐出ポート51bとが連通するタイミングよりも早く、かつ、ポンプ室54の容積が最大になるタイミングよりも遅く連通する。すなわち、オイルポンプ22では、ポンプ室54の容積を縮小させ始めたタイミングで、ポンプ室54と排出孔51cとが連通するので、図2に示すように排出孔51cから排出溝52cを介してオイルパン21に、分離された空気Bを混入したオイルAを排出することが可能である。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、オイル供給装置20は、オイル供給流路23に供給されたオイルAに空気Bを混入し、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給することにより冷却対象物25を冷却する空気混入部40を備えている。これにより、空気Bを混入していないオイルAを冷却対象物25に供給する場合よりも、オイルAに空気Bを混入させることにより冷却対象物25との摩擦が減少するので、冷却対象物25の表面上の広範囲にオイルAを広げることができる。また、冷却対象物25の表面上の広範囲にオイルAを広げることができるので、オイルAと冷却対象物25との接触面積を増加させることができるとともに、冷却対象物25との熱伝達率を向上させることができる。この際、冷却対象物25の表面上のオイルAにより冷却対象物25の広範囲から熱を奪うことができるので、冷却対象物25からオイルAの層に効率的に熱を移動させることができる。したがって、空気Bを混入していないオイルAを冷却対象物25に供給する場合よりも、空気Bを混入したオイルAにより冷却対象物25から効率的に熱を奪うことができるので、冷却対象物25を冷却するために必要なオイルAの量を減少させることができる。この結果、装置内に保持するオイルAの量を抑制することができるので、オイル供給装置20の大型化を抑制することができる。
また、空気Bを混入していないオイルAを冷却対象物25に供給する場合よりも、空気Bを混入したオイルAにより冷却対象物25から効率的に熱を奪えることにより、冷却水による冷却対象物25の冷却に代えてオイル供給装置20から供給されるオイルAによる冷却対象物25の冷却を行わせることができるので、冷却水、冷却用のポンプおよび配管などを減少若しくは廃止することが可能である。この結果、エンジン1の構成の簡素化、小型化および軽量化を図ることが可能であるとともに、エネルギ消費の低減を図ることが可能である。
また、本実施形態では、上記のように、オイル供給流路23は、潤滑部24にオイルAを供給する潤滑用流路31と、潤滑用流路31から分岐して設けられ、冷却対象物25にオイルAを供給する冷却用流路32とを含み、冷却用流路32には、空気混入部40が配置されている。これにより、潤滑部24にオイルAを供給する流路と冷却対象物25に空気Bを混入したオイルAを供給する流路とを別々に設ける場合よりも、装置内の流路の構成を簡素化することができるので、オイル供給装置20の大型化をより抑制することができる。また、一つのオイルポンプ22により、冷却対象物25の冷却のための空気Bを混入したオイルAの供給および潤滑部24の潤滑のためのオイルAの供給を行うことができるので、オイル供給装置20の大型化をより抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、空気混入部40は、冷却用流路32の下流側端部に配置されている。これにより、空気混入部40により供給された空気Bを混入した冷却用のオイルAが、潤滑用流路31に流入することを抑制することができる。また、既存のオイル供給装置に対して、冷却用流路32の下流側端部のノズルを変更するだけで、装置の大幅な変更をせずに冷却効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、オイル供給装置20は、オイルAを貯留するオイルパン21と、冷却対象物25に供給された後にオイルパン21に還流した空気Bを含むオイルAから空気Bを分離する空気分離部50とを備える。これにより、冷却対象物25に供給され、オイルパン21に還流した空気Bを混入したオイルAから空気分離部50により空気Bを分離することにより、空気Bを混入したオイルAが潤滑用流路31に流されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、冷却用流路32は、冷却対象物25としてのエンジン1のシリンダヘッド4、ピストン8およびシリンダ3aのそれぞれを冷却するオイルAが流れるシリンダヘッド用冷却油路32b、ピストン用冷却油路32aおよびシリンダ用冷却油路32cを含んでいる。シリンダヘッド用冷却油路32b、ピストン用冷却油路32aおよびシリンダ用冷却油路32cには、それぞれ、空気混入部40が配置されている。これにより、燃焼熱により高温になりやすいエンジンの構成部品を効率良く冷却することができるので、オーバーヒートの発生を抑制することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、オイルポンプ22では、排出孔51cから排出溝52cを介してオイルパン21に、分離された気泡を混入したオイルAを排出する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、オイルポンプ122は、図10に示す第1変形例のように、空気Bを含むオイルAから空気Bを分離した際、分離された空気Bが混入したオイルAを、空気混入部140に供給して冷却対象物25の冷却に利用するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、空気混入部40は、冷却対象物25に供給するオイルAに空気Bを巻き込ませることにより、空気Bを混入したオイルAを冷却対象物25に供給するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、空気混入部240は、図11に示す第2変形例のように、ベンチュリ管形状であってもよい。すなわち、空気混入部240は、オイルが流入する流入部261と、流入部261から流入したオイルが流出する流出部262とを含んでいる。また、空気混入部240は、流入部261と流出部262との間に設けられ、流入部261および流出部262の両方の流路断面積よりも小さい流路断面積を有する縮小部263と、縮小部263に接続され、オイルに空気を供給する空気供給部264とを含んでいる。なお、空気供給部264の流路断面積は、縮小部263の流路断面積よりも小さい。
また、上記第2変形例では、空気混入部240は、周りの空気Bを縮小部263内のオイルAに供給するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、空気混入部は、縮小部内のオイルに新気を供給するように構成されていてもよい。
また、上記第1変形例では、オイルポンプ122は、空気Bを含むオイルAから空気Bを分離した際、分離された空気Bが混入したオイルAを、空気混入部140に供給して冷却対象物25の冷却に利用するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図12に示す第3変形例のように、オイルポンプ322は、空気Bを含むオイルAから空気Bを分離した際、分離された空気Bが混入したオイルAを、空気混入部40により空気Bを含むオイルAを供給する冷却対象物25とは別の冷却対象物25の冷却に利用するように構成されていてもよい。ここで、空気混入部40により空気Bを含むオイルAは、シリンダヘッド4に供給され、オイルポンプ322により分離された空気Bを混入したオイルAは、ピストン8およびシリンダ8aに供給されている。
また、上記第1変形例では、オイルポンプ122は、空気Bを含むオイルAから空気Bを分離した際、分離された空気Bが混入したオイルAを、空気混入部140に供給して冷却対象物25の冷却に利用するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図13に示す第4変形例のように、オイルポンプ422は、空気Bを含むオイルAから空気Bを分離した際、分離された空気Bが混入したオイルAを、空気Bを含むオイルAにより潤滑可能な非高精度潤滑部424a(吸気用カムシャフト4aまたは排気用カムシャフト4c)に供給して冷却および潤滑に利用するように構成されていてもよい。
また、上記第1変形例では、空気混入部140は、複数の冷却用流路32のそれぞれの下流側に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図14に示す第5変形例のように、空気混入部540は、潤滑用流路31からの分岐位置D1よりも下流側であり、かつ、複数の冷却用流路32の分岐位置D2よりも上流側に配置されていてもよい。ここで、給油パイプ31eは、冷却用流路32である。これにより、複数の冷却用流路32の上流側に位置する共通のオイル供給流路23上に空気混入部540を配置することにより、複数の冷却用流路32のそれぞれに対して個別に空気混入部540を設ける必要がないので、構成を簡素化することができるとともに、オイル供給装置520の大型化をより一層抑制することができる。
また、上記実施形態では、オイル供給装置20は、冷却対象物25としてシリンダヘッド4、シリンダ3aおよびピストン8を備え、潤滑部24として軸受5aなどを備える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、オイル供給装置620は、図15に示す第6変形例のように、冷却用流路の空気を含むオイルが供給される冷却対象物としての車両駆動用モータ671と、潤滑用流路のオイルが供給され、車両駆動用モータ671の駆動力を車輪に伝達する潤滑部としての変速機構部610(伝達機構部の一例)とを備えていてもよい。ここで、オイル供給装置620では、車両駆動用モータ671に空気を含むオイル供給するため、オイルポンプ622に接続されたオイル供給流路623の車両駆動用モータ671の上流側に空気混入部640が配置されている。なお、空気を混入したオイルは、車両駆動用モータ671の内部の発熱体(コイルなど)に供給される。
また、上記実施形態では、縮径部42は、オイル吐出方向Dから視て、丸みを帯びた円弧状の辺部43を有する五角形形状である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、縮径部は、丸みを帯びた円弧状の辺部を有する五角形形状以外の多角形形状であってもよい。
また、上記実施形態では、乱流発生部41は、上流側のオイル吐出方向Dに直交する断面の流路径よりも、オイル吐出方向Dに直交する断面の流路径の小さい縮径部42を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、乱流発生部は、冷却用流路の内壁に形成され、オイルの流れを妨げる複数の突出壁により構成されてもよい。
また、上記実施形態では、オイルポンプ22が、空気分離部50として構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、空気分離部は、オイルポンプではなく、オイルポンプの上流側に、空気が混入したオイルから空気を分離する気液分離室を配置してもよい。
また、上記実施形態では、車両用のエンジン1にオイル供給装置20を適用して、冷却対象物25を冷却する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、オイル供給装置は、ガスコージェネレーションシステムのエンジンなどに備えられた冷却対象物を冷却するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、噴射ノズル29が設けられるシリンダ用冷却油路32cにより、シリンダ3aを冷却する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シリンダ用冷却油路は、還流路をシリンダ周辺に配置し、オイルをオイルパンに戻しながらシリンダを冷却するように構成されてもよい。
3a シリンダ
4 シリンダヘッド
8 ピストン
20、520、620 オイル供給装置
21 オイルパン
22、122、322、422、622 オイルポンプ
23、523、623 オイル供給流路
24 潤滑部
25 冷却対象物
31 潤滑用流路
32 冷却用流路
32a ピストン用冷却油路(燃焼室冷却用流路)
32b シリンダヘッド用冷却油路(燃焼室冷却用流路)
32c シリンダ用冷却油路(燃焼室冷却用流路)
40、140、240、540、640 空気混入部
50 空気分離部
A オイル
B 空気
D1、D2 分岐位置
4 シリンダヘッド
8 ピストン
20、520、620 オイル供給装置
21 オイルパン
22、122、322、422、622 オイルポンプ
23、523、623 オイル供給流路
24 潤滑部
25 冷却対象物
31 潤滑用流路
32 冷却用流路
32a ピストン用冷却油路(燃焼室冷却用流路)
32b シリンダヘッド用冷却油路(燃焼室冷却用流路)
32c シリンダ用冷却油路(燃焼室冷却用流路)
40、140、240、540、640 空気混入部
50 空気分離部
A オイル
B 空気
D1、D2 分岐位置
Claims (6)
- オイルポンプと、
前記オイルポンプから吐出されたオイルが流れるオイル供給流路と、
前記オイル供給流路に供給されたオイルに空気を混入し、空気を混入したオイルを冷却対象物に供給することにより前記冷却対象物を冷却する空気混入部とを備える、オイル供給装置。 - 前記オイル供給流路は、潤滑部にオイルを供給する潤滑用流路と、前記潤滑用流路から分岐して設けられ、前記冷却対象物にオイルを供給する冷却用流路とを含み、
前記冷却用流路には、前記空気混入部が配置されている、請求項1に記載のオイル供給装置。 - 前記空気混入部は、前記冷却用流路の下流側端部に配置されている、請求項2に記載のオイル供給装置。
- 前記潤滑用流路から複数の前記冷却用流路が分岐して設けられており、
前記空気混入部は、前記潤滑用流路からの分岐位置よりも下流側で、かつ、前記複数の冷却用流路の分岐位置よりも上流側に配置されている、請求項2に記載のオイル供給装置。 - オイルを貯留するオイルパンと、
前記冷却対象物に供給された後に前記オイルパンに還流した空気を含むオイルから空気を分離する空気分離部とをさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載のオイル供給装置。 - 前記冷却用流路は、少なくとも前記冷却対象物としてのエンジンのシリンダヘッド、シリンダおよびピストンの少なくとも一つを冷却するオイルが流れる燃焼室冷却用流路を含み、
前記燃焼室冷却用流路には、前記空気混入部が配置されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載のオイル供給装置。
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