JPS6337021A - 搬送物の向き変換位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、例えば、収納物を入れたトレイを樹脂フィ
ルムにより包装する包装機（特開昭６１−１４２１０９
号公報等参照）において、包装品に計量ラベルを貼ると
き、包装品の向きを変換した後包装品を位置決めしてラ
ベル貼着装置へ搬送する装置に関するものである。

（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点）従来
、包装品に計量ラベルを貼るために包装品を位置決めす
る装置としては、実開昭６１−４９７２８号公報に記載
されたものがある。

通常、包装前のトレイはその長手方向が搬送方向に対し
直交するように搬送装置上に載せられ、包装後もトレイ
はその長手方向が搬出方向に対し直交するように搬串ベ
ルト上に載せられる。前記従来公報の包装機もこうした
機種のものである。

同包装機の包装品位置決め装置においては、包装品が前
述した搬出状態のままで載せられ、その−側を案内面に
沿わせて位置決めされている。そして、包装品はこの搬
出状態のままラベル貼着装置へ搬送され、包装品の一定
位置に計量ラベルが貼られるようになっている。

ところが、包装品の長手方向が搬出方向に対し直交する
状態でその一側が案内面に接すると、その接触部から包
装品の他側までの距離が長いため、同他側に加わる搬送
力により同接触部を中心とする回動モーメントが生じ、
包装品が傾くおそれがあった。包装品が傾くと、ラベル
の貼着位置がまちまちになり、場合によっては包装品に
ラベルを貼ることができなくなることも起り得た。

そこで、包装品の長手方向が搬送方向に沿うように包装
品の向きを変換した状態で包装品の位置決めを行えるよ
うに改良することにより、包装品の傾きをなくし、ラベ
ルを包装品の一定位置に確実に貼ることができるように
したものが本発明である。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） すなわち、本発明は後記する実施例の図面に示すように
、回転可能な搬送体９を備えた第一コンベヤ３と回転可
能な搬送体１６を備えた第二コンベヤ４とを連続させ、
第一コンベヤ３上にはその搬送方向Ａに対し斜状をなす
搬送物向き変換用ガイド面１４ａを設け、第二コンベヤ
４上にはこのガイド面１４ａに連続する搬送物位置決め
用ガイド面２０ａを第一コンベヤ３の搬送方向Ａにほぼ
沿って設け、第二コンベヤ４の搬送方向Ｂをこのガイド
面２０ａ、に対し斜状にしたものである。

（作用） そして、搬送物例えば包装品２１はその長手方向が搬送
方向Ａに直交する状態で第一コンベヤ３の搬送体９上に
搬送される。第１図の想像線Ｐ１に示すように包装品２
１の一側２１ａが第一コンベヤ３上のガイド面１４ａに
接すると、それらの間に生ずる抵抗により、包装品２１
の一側２１ａが搬送体９との間で滑りを生じ、ガイド面
１４ａに沿って少しずつ進むが、包装品２１の他側２１
ｂは搬送体９上に載って進む。そのため、第１図の想像
線Ｐ２．Ｐ　３に示すように、包装品２１はその一側２
１ａを中心に搬送方向Ａ側へしだいに回動する。その回
動は包装品２１の他側２１ｂが第二コンベヤ４の搬送体
１６上に載ると助長される。

第１図の想像ＭＰ　４に示すように、包装品２１の一側
２１ａが第一コンベヤ３上のガイド面１４ａから第二コ
ンベヤ４上のガイド面２０ａに移ったときには、包装品
２１の他側２１ｂが回動してガイド面２０ａに相当近づ
く。その後、包装品２１の他側２１ｂは第二コンベヤ４
の搬送方向日に沿うようにガイド面２Ｏａ側へさらに寄
せられ、第１図の想像線Ｐ５に示すようにそのガイド面
２０ａに接する。このようにして包装品２１の向きが変
換され、その長手方向がこのガイド面２０ａに沿った状
態となる。この状態で包装品２１はガイド面２０ａに軽
く押え付けられながらガイド面２０ａに沿って搬送され
る。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

本実施例に係る包装品向き変換位置決め装置１は包装機
（図示はしないが、特開昭６１−１４２１０９号公報に
示すように、収納物を入れたトレイを樹脂フィルムによ
り包装するもの）の搬出部にあるヒータ装置２に連続し
て配設されている。

そして、同ヒータ装Ｈ２により包装品２１のフィルム重
合部が熱着された後、包装品２１が本装置１へ搬送され
るようになってる。

次に、本装置１を詳述する。本装置１は舶記ヒータ装［
２に連続する第一コンベヤ３とこのコンベヤ３に連続す
る第二コンベヤ４とを備えている。

第一コンベヤ３においては、同機枠５，６に支持された
一対のプーリ７．８間に断面円形状のエンドレス丸ベル
ト９（搬送体）が複数本平行に掛は渡され、それらの内
側で垂れ下がり防止板１０が同機枠５，６ｆｌに架設さ
れている。一方の機枠５には駆動モータ１１が取着され
、一方のプーリ８に連動されている。

この駆動プーリ８付近で一方の機枠５に固定された一対
の支柱１２上には略四半円弧状の支持板１３が載せられ
、この支持板１３に形成された長孔１３ａを通して支持
板１３の位置決めねじ１２ａが螺合されている。支持板
１３の外周円弧部は第一コンベヤ３のエンドレス丸ベル
ト９の上方にあり、同円弧部の下面にはこれに沿って複
数個のガイドローラ１４が回転可能に支持されている。

各ガイドローラ１４の外周面を結ぶガイド面１４ａは第
一コンベヤ３のエンドレス丸ベルト９の搬送方向Ａに対
し斜状をなしている。

第二コンベヤ４においては、前記駆動プーリ８と両様枠
５．６に支持されたプーリ１５との間に同様なエンドレ
ス丸ベルト１６（ｉｌｌ送体）が複数本平行に掛は渡さ
れ、それらの内側で垂れ下がり防止板１７が両様枠５．
６間に架設されている。

一方の機枠５に固定された一対の支柱１８にはロッド１
９が移動可能に挿通され、この支柱１８上にロッド１９
の位置決めねじ１８ａが螺合されている。この両ロッド
１９にはガイド板２０が第二コンベヤ４のエンドレス丸
ベルト１６上で固着され、そのガイド面２０ａは第一コ
ンベヤ３の搬送方向Ａに沿うように前記各ガイドローラ
１４によるガイド面１４ａに連続している。又、第二コ
ンベヤ４のエンドレス丸ベルト１６の搬送方向Ｂはこの
ガイド面２０ａに対し斜状になっている。

さて、このように構成された本Ｉ装置１においては、包
装機の稼動前にまず第一コンベヤ３上のガイドローラ１
４及び第二コンベヤ４上のガイド板２０の位置を調節す
る。本装置１の駆動モータ１１は包装機の稼動に伴い駆
動し、この駆動により各エンドレス丸ベルト９，１６が
回転する。

包装品２１はその長手方向が搬送方向Ａに対し直交する
ようにヒータ装置２上に搬出され、そこで包装品２１の
フィルム重合部が熱着される。

ヒータ装置２上の包装品２１はこの搬出状態のまま第一
コンベヤ３の各エンドレス丸ベルト９上に搬送される。

第１図の想像線Ｐ１に示すように包装品２１の一側２１
ａがガイドローラ１４に接すると、それらの間に生ずる
抵抗により、包装品２１の一側２１ａがエンドレス丸ベ
ルト９との間で滑りを生じ、各ガイドローラ１４による
ガイド面１４ａに沿って少しずつ進むが、包装品２１の
他側２１ｂはエンドレス丸ベルト９上に載って進む。そ
のため、第１図の想像線Ｐ２．Ｐ　３に示すように、包
装品２１はその一側２１ａを中心に搬送方向Ａ側へしだ
いに回動する。その回動は包装品２１の他側２１ｂが第
二コンベヤ４の各エンドレス丸ベルト１６に載ると助長
される。

第１図の想像線Ｐ４に示すように、包装品２１の一側２
１ａが各ガイドローラ１４によるガイド面１４ａから第
二コンベヤ４のガイド板２０のガイド面２０ａに移った
ときには、包装品２１の他側２１ｂが回動してガイド板
２０に相当近づく。

その後、包装品２１の他側２１ｂは第二コンベヤ４の各
エンドレス丸ベルト１６の搬送方向臼に沿うようにガイ
ド板２０側へさらに寄せられ、第１図の想像線Ｐ５に示
すようにそのガイド面２０ａに接する。このようにして
包装品２１の向きが変換され、その長手方向がこのガイ
ド面２０ａに沿った状態となる。この状態で包装品２１
はガイド面２０ａに軽く押え付けられながらガイド面２
０ａに沿って搬送される。

本装置１にはラベル貼着装置く図示せず）が連続して配
設され、包装品２１は前述した状態のままこのラベル貼
着装置へ搬送される。

特に本実施例では、包装品２１の長手方向が搬送方向Ａ
に対し直交するように包装品２１がヒータ装置２上に搬
出されても、包装品２１の向きが変換されて、包装品２
１の長手方向がガイド板２０のガイド面２０ａに沿った
状態で、包装品２１がガイド面２０ａに接しながらラベ
ル貼着装置へ搬送される。従って、このガイド面２０ａ
と直交する方向の包装品２１の幅が短くなり、前述した
従来技術の場合に比較して、搬送力による回動モーメン
トが生じにクク、包装品２１が傾くおそれは少なくなる
。

又、第−及び第二コンベヤ３．４にエンドレス丸ベルト
９．１６を利用しているので、同ベルト９．１６と包装
品２１のフィルム重合部とが線接触状態となってその接
触面積が少なく、フィルム重合部が剥離しにくくなる。

しかも、その線接触部分の延びる方向が包装品２１の搬
送方向Ａ、　Ｂとほぼ同一であり、フィルム重合部がエ
ンドレス丸ベルト９，１６に巻き込むおそれが少なくな
る。

なお、前述した実施例において、第一コンベヤ３上の各
ガイドローラ１４を強制回転させたり、第二コンベヤ４
上のガイド板２０に代えて平ベルトを回転可能に掛は渡
したり強制回転させたりしてもよい。又、エンドレス丸
ベルト９．１６に代え、搬送体としてローラや平ベルト
を用いてもよい。

発明の効果 要するに本発明によれば、搬送物例えば包装品２１の長
手方向が搬送方向Ａに対し直交するように包装品２１が
搬出されても、包装品２１の向きが変換されて、包装品
２１の長手方向がガイド面２０ａに沿った状態で、包装
品２１がガイド面２０ａに接しながら例えばラベル貼着
装置へ搬送されるので、このガイド面２０ａと直交する
方向の包装品２１の幅が短くなり、前述した従来技術の
場合に比較して、搬送力による回動モーメントが生じに
クク、包装品２１が傾くおそれは少なくなる。従って、
包装品２１の位置決めが確実になり、例えばラベルを包
装品２１の一定位置に確実に貼ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例に係る包装品向き変換位置決め装置を
示す平面図、第２図は同装置を一側面から見た断面図、
第３図は同装置の他側面図である。 包装品向き変換位置決め装置１、第一コンベヤ３、第二
コンベヤ４、エンドレス丸ベルト９（搬送体）、ガイド
ローラ１４、ガイド面１４ａ、エンドレス丸ベルト１６
（搬送体）、ガイド板２０、ガイド面２０ａ、包装品２
１、搬送方向Ａ、Ｂ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転可能な搬送体（９）を備えた第一コンベヤ（３
   ）と回転可能な搬送体（１６）を備えた第二コンベヤ（
   ４）とを連続させ、第一コンベヤ（３）上にはその搬送
   方向（Ａ）に対し斜状をなす搬送物向き変換用ガイド面
   （１４ａ）を設け、第二コンベヤ（４）上にはこのガイ
   ド面（１４ａ）に連続する搬送物位置決め用ガイド面（
   ２０ａ）を第一コンベヤ（３）の搬送方向（Ａ）にほぼ
   沿つて設け、第二コンベヤ（４）の搬送方向（Ｂ）をこ
   のガイド面（２０ａ）に対し斜状にしたことを特徴とす
   る搬送物の向き変換位置決め装置。 ２、第一コンベヤ（３）の搬送体（９）及び第二コンベ
   ヤ（４）の搬送体（１６）は共に断面円形状のエンドレ
   ス丸ベルトである特許請求の範囲第１項に記載の搬送物
   の向き変換位置決め装置。