JPS6336606Y2 - - Google Patents

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JPS6336606Y2
JPS6336606Y2 JP13842283U JP13842283U JPS6336606Y2 JP S6336606 Y2 JPS6336606 Y2 JP S6336606Y2 JP 13842283 U JP13842283 U JP 13842283U JP 13842283 U JP13842283 U JP 13842283U JP S6336606 Y2 JPS6336606 Y2 JP S6336606Y2
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electrode body
support rod
sintered electrode
sintered
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は閃光放電灯に関するものである。
一般に閃光放電灯は、第1図イに示すように、
リード棒11にタングステンより成る陽極12を
接続し、その中央部にガラスビーズ13を設けて
成る陽極部材10と、第1図ロに示すように、リ
ードを兼ねる支持棒21の一端に焼結電極体22
を接続して形成された陰極23の前記支持棒21
の他端にリード棒24を接続し、さらに支持棒2
1の中央部にガラスビーズ25を設けて成る陰極
部材20とを製作し、次いで第1図ハに示すよう
に、ガラス管の両端をそれぞれ前記陽極部材10
および陰極部材20のガラスビーズ13および2
5に溶着して封体30を形成せしめることにより
製造され、このようにして得られた閃光放電灯
は、陽極12および陰極23が封体30内におい
て互に対向し、リード棒11および24が外部に
突出する構成を有する。
そして、陰極23を構成する焼結電極体22と
支持棒21との接続方法としては、高周波加熱に
よるロウ付法、アーク溶接法、プラズマ溶接法、
一体成形による方法、機械的固定方法などが提案
されているが、以下に述べるような種々の事情が
あり、結局は工程数の多い機械的固定方法が一般
的に用いられている。
例えば、高周波加熱によるロウ付法において
は、焼結電極体の接続部にあらかじめ支持棒の先
端を挿入する盲穴を設け、この盲穴内にロウ材な
らびに支持棒の先端を挿入し、高周波加熱によつ
てロウ付を行つて焼結電極体と支持棒とを接続す
るものであるが、この方法によれば、加熱時間が
数秒間にも及び、比較的長いために、ロウ材が蒸
散して封体を黒化させたり、また焼結電極体中の
「エミツター」と呼ばれる電子放射性物質、例え
ばセシウムなどが蒸散してしまうために、高性能
で使用寿命の長い閃光放電灯を得ることができな
い。
また、アーク溶接法においては、焼結電極体の
接続部に対して若干の距離を隔てて支持棒を対向
させて両者間にアークを発生せしめ、このアーク
の熱によつて両者を溶接するものであるが、この
方法によれば、発生するアークによつて焼結電極
体全体が加熱されてその温度が著しく高くなるこ
とから、前記ロウ付法と同様、焼結電極体のエミ
ツターが蒸散し、使用寿命の長い閃光放電灯を得
ることができず、また溶接部の外観が劣悪であつ
て商品価値を損ねる。
プラズマ溶接法においては、焼結電極体の接続
部に支持棒の先端を付き合せ、この付き合せ部分
にノズルよりプラズマジエツトを吹き付けて溶接
するものであるが、この方法によれば、通常被溶
接物である焼結電極体および支持棒が小型である
ことなどからプラズマジエツトが被溶接部分に飛
行せずにノズルに近接するより尖鋭な突出部、例
えば焼結電極体の稜線部などに飛行しやすく、そ
のため高能率で確実な溶接を行うことができな
い。
本考案は以上のような背景の下になされたもの
であつて、封体内を汚染することがなく、しかも
エミツターの蒸散のない優れた特性を有する陰極
を具え、使用寿命が長く、製造の容易な閃光放電
灯を提供することを目的とし、その特徴とすると
ころは、陽極と、リードを兼ねる支持棒の一端に
焼結電極体を接続して形成される陰極とを、両者
が対向するよう封体内に封入して成る閃光放電灯
において、前記焼結電極体と支持棒とがスポツト
溶接によつて接続されてなる点にある。
以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて詳細に説明する。
第2図は本考案に係る閃光放電灯の製造方法の
要部をなす、スポツト溶接による焼結電極体と支
持棒との接続工程を示す説明用斜視図である。
ここに焼結電極体22は、タングステン、モリ
ブデン、タンタルなどの高融点金属の粉末に「エ
ミツター」と呼ばれる電子放射性物質(例えば
BaCO3,BaAl2O4等のバリウム化合物、その他
セシウム等のアルカリ金属系物質)を数重量%添
加してこれらを焼結させた、空孔率(ポロシテ
イ)15〜50%の多孔質焼結体より成り、通常、直
径3〜8mm、高さ3〜10mmの円柱形とされる。支
持棒21としては通常直径0.5〜10mmのタングス
テン棒もしくはモリブデン棒が用いられる。
焼結電極体22が保持される溶接用電極40
は、例えばモリブデンなどの高融点金属より成る
柱体41と、この柱体41をカバーする冷却効果
の高い銅より成る筒体42とから構成され、柱体
41の端面43には焼結電極体22を挿入・保持
する電極体保持孔44が形成されている。
支持棒21が保持される溶接用電極50は、分
割可能な銅製の上板51と下板52とより成り、
上板51の下面53および下板52の上面54の
それぞれ対応する位置にはモリブデンなどの高融
点金属より成る芯材55,56が埋設され、さら
にこれら芯材55,56の表面には支持棒挿通溝
57,58が形成され、上板51と下板52とを
接合したときに支持棒21の外形に適合する孔が
形成されることとなる。
以上述べた溶接用電極40および50を用いる
スポツト溶接においては、一方の電極40の電極
保持孔44内に焼結電極体22の端部を挿入して
固定・接続し、他方の電極50の下板52の支持
棒挿通溝58内に支持棒21を配置し、さらにこ
の上から上板51を載置して支持棒21を固定・
接続し、その後前記焼結電極体22と支持棒21
とをその接続部において突き合せ、瞬間的に大電
流を供給して溶接する。
この図示例においては、被溶接物たる焼結電極
体22および支持棒21を保持する電極体保持孔
44および支持棒挿通溝57,58を高融点金属
によつて形成しているので、通電による発熱によ
つて電極体保持孔44あるいは支持棒挿通溝5
7,58を形成する材が溶融して被溶接物に付着
し、これを汚染するおそれがない。
スポツト溶接に影響を与える重要な要素として
は、溶接電流、通電時間、電極加圧力などが挙げ
られるが、溶接部においては充分な発熱量が得ら
れ、一方非溶接部、特に焼結電極体22の非溶接
部においては焼結電極体22の組織構造に悪影響
を及ぼすような熱が発生しないことが要求され
る。そのため、溶接部にできるだけ短時間に大エ
ネルギー(大電流)を供給して非溶接部への熱拡
散を抑制すること、ならびに非溶接部と溶接用電
極との接触面積を大きくして非溶接部における電
流密度を小さくすると共に発生した熱を効率的に
放散することなどの配慮が必要とされる。また溶
接部における酸化を防止するために、例えばアル
ゴンなどの不活性保護ガスを溶接部分に流してこ
の付近を中性雰囲気に保つことが好ましい。
以上のことから、スポツト溶接においては、数
ミリセカンド〜数十ミリセカンドの瞬時に、数百
アンペア〜数千アンペアの大電流を流すことが必
要であり、ここにスポツト溶接の条件の一例を挙
げると次のとおりである。
(条件) 焼結電極体:直径6mm、長さ6mmの円柱形をな
す、モリブデン、タングステン粉末
のプレス焼結体 支 持 棒:直径2mmのタングステン棒 溶接 電流:3000A(実効値) 通電 時間:6/1000秒 電極加圧力:5Kg/cm2 不活性保護ガス:アルゴン このようにして得られた陰極は、焼結電極体の
溶接部周辺のごく限られた小範囲においてのみ溶
接時の融解に伴う組織変化が認められるに止ま
り、エミツターの蒸散・飛散もなく全体として優
れた特性を有し、しかも焼結電極体と支持棒との
接合強度も十分なものであつた。
以上のように本考案においては、焼結電極体と
支持棒との接続による閃光放電灯の陰極の形成に
おいてスポツト溶接構造を採用していることか
ら、得られる閃光放電灯は次のような利点を有す
る。
(1) スポツト溶接によれば溶接に要する時間が極
めて短いことから焼結電極体と支持棒との接続
作業を非常に高能率で行うことができ、製造が
容易である。
(2) スポツト溶接においては、溶接部における温
度上昇は大きいが、その他の非溶接部における
温度上昇は比較的小さいことから、過熱によつ
て焼結電極体が変質するおそれがなく、またエ
ミツターの蒸散・飛散がなく、したがつて特性
が良好であつて使用寿命が長い。
(3) スポツト溶接においては、ロウ材などの電極
部材以外の材料を用いないことから、これらの
材料の蒸散によつて封体内が汚染されることが
ない。
(4) 焼結電極体と支持棒との接合強度が十分大き
いので、良好な耐振性を有する。
以上のように、本考案に係る閃光放電灯は陽極
と、リードを兼ねる支持棒の一端に焼結電極体を
接続して形成される陰極とを、両者が対向するよ
う封体内に封入して成る閃光放電灯において、前
記焼結電極体と支持棒とがスポツト溶接によつて
接続されてなることを特徴とするものであるの
で、封体内を汚染することがなく、しかもエミツ
ターの蒸散のない優れた特性を有する陰極を具
え、使用寿命が長く、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図イ〜ハは閃光放電灯の製造方法の一例を
工程順に示す説明用断面図、第2図はスポツト溶
接による陰極の製造工程を示す説明用斜視図であ
る。 10………陽極部材、11……リード棒、12
……陽極、13……ガラスビーズ、20………陰
極部材、21……支持棒、22……焼結電極体、
23……陰極、24……リード棒、25……ガラ
スビーズ、30……封体、40……電極、41…
…柱体、42……筒体、44……電極体保持孔、
50……電極、51……上板、52……下板、5
5,56……芯材、57,58……支持棒挿通
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陽極と、リードを兼ねる支持棒の一端に焼結電
    極体を接続して形成される陰極とを、両者が対向
    するよう封体内に封入して成る閃光放電灯におい
    て、前記焼結電極体と支持棒とがスポツト溶接に
    よつて接続されてなることを特徴とする閃光放電
    灯。
JP13842283U 1983-09-08 1983-09-08 閃光放電灯 Granted JPS6046648U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13842283U JPS6046648U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 閃光放電灯

Applications Claiming Priority (1)

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JP13842283U JPS6046648U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 閃光放電灯

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Publication Number Publication Date
JPS6046648U JPS6046648U (ja) 1985-04-02
JPS6336606Y2 true JPS6336606Y2 (ja) 1988-09-28

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ID=30310590

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JP13842283U Granted JPS6046648U (ja) 1983-09-08 1983-09-08 閃光放電灯

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JP2006140129A (ja) * 2004-10-13 2006-06-01 Toshiba Lighting & Technology Corp 電極部材、封着用リード線および冷陰極蛍光ランプ

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JPS6046648U (ja) 1985-04-02

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