JPS6335870B2 - - Google Patents

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JPS6335870B2
JPS6335870B2 JP12391984A JP12391984A JPS6335870B2 JP S6335870 B2 JPS6335870 B2 JP S6335870B2 JP 12391984 A JP12391984 A JP 12391984A JP 12391984 A JP12391984 A JP 12391984A JP S6335870 B2 JPS6335870 B2 JP S6335870B2
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JP
Japan
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pressure
block
control
shift
valve
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Application number
JP12391984A
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English (en)
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JPS612968A (ja
Inventor
Yoichi Yagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP12391984A priority Critical patent/JPS612968A/ja
Publication of JPS612968A publication Critical patent/JPS612968A/ja
Publication of JPS6335870B2 publication Critical patent/JPS6335870B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H2045/005Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches comprising a clutch between fluid gearing and the mechanical gearing unit

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は自動変速機内において、共通な摩擦要
素の作動油圧を選択的に異なる目的で制御する
時、目的毎に適切な圧力変化特性となるようにす
るための圧力制御装置に関するものである。
(従来技術) 近年自動変速機はその商品価値を高めるため、
クリープ防止装置や変速シヨツク防止装置等を装
備されつつあるが、このような装置はいずれも電
磁弁のデユーテイ制御により、油圧作動される摩
擦要素の作動油圧を所定値に制御するよう構成さ
れる傾向になりつつある。そしてこのような装置
を複数設ける場合、共通の摩擦要素(その作動油
圧)を異なる目的で制御する可能性が生ずる。
つまり、自動変速機の前進走行レンジで第3速
はフロントクラツチの油圧作動により選択される
が、このフロントクラツチは後退走行レンジにて
作動される摩擦要素でもある。従つて、後退走行
レンジにした停止中クリープを防止するためには
フロントクラツチの作動油圧を例えば第6図中X
で示すフロントクラツチ伝達トルク範囲が得られ
るよう制御する必要があり、また前進走行レンジ
での2→3変速時における変速シヨツクを防止す
るためにはフロントクラツチの作動油圧を例えば
第6図中Yで示すフロントクラツチ伝達トルク範
囲が得られるよう制御する必要がある。これがた
め、これらクリープ防止および変速シヨツク防止
を行なうための装置は夫々共通の摩擦要素(フロ
ントクラツチ)を異なる目的で制御することにな
る。
一方、かかる2種の装置は制御対象が共通なた
め、また制御の目的上同時に作動することがない
ため、ハードウエアを共通の構成とするのが常套
であり、前記電磁弁のデユーテイ制御をクリープ
防止か変速シヨツク防止かに関係なく同じ駆動周
波数および駆動電圧によつて行なうのが普通であ
つた。
しかしてこの場合、デユーテイ比の変化に対す
るフロントフラツチ伝達トルクの変化特性は例え
ば第6図に実線または点線で示すようなものに固
定される。一方で、この特性はクリープ防止制御
範囲Xおよび変速シヨツク防止制御範囲Yにおい
て緩やかであるのが望ましいという要求があり、
さもなくばデユーテイ比のずれに対するフロント
クラツチ伝達トルクのずれ量が大きくなつて、フ
イードフオワード制御の場合は勿論フイードバツ
ク制御の場合も制御のハンチングを生ずる。しか
るに第6図中実線特性の場合、制御範囲Yにおい
て特性が緩やかになるものの、制御範囲Xにおい
て緩やかさが不足し、第6図中点線特性の場合、
制御範囲Xにおいて特性が緩やかになるものの、
制御範囲Yにおいて特性が急になつてしまうとい
つたように、固定の特性を持つて異なる制御範囲
における特性を共に十分緩やかにすることは不可
能である。
この問題解決のためには、各装置のハードウエ
アを共通とせず、個々に設けることが考えられる
が、この場合価格的にも、また取付けスペースの
点でもはなはだ不利となる。
(発明の目的) 本発明は制御の目的毎に夫々の制御範囲におい
て上記の特性を丁度良い勾配となるよう変更する
ことにより上述の問題を解決しようとするもの
で、共通な摩擦要素の作動油圧を共通なハードウ
エアにより制御目的毎に要求される所定値に制御
するようにした圧力制御装置を具える自動変速機
において、制御目的毎に夫々の油圧領域における
上記の特性が丁度良い勾配となるよう当該特性を
変更し得るようにし、両制御共にハンチングを生
じない安定した制御が得られるようにすることを
目的とする。
(発明の構成) この目的のため本発明は第1図に概念を示す如
く、選択された共通な摩擦要素の作動油圧を複数
の圧力制御目的に応じ異なる油圧領域で制御して
圧力制御の目的を個々に達成するようにした自動
変速機に設けられ、前記摩擦要素の作動油圧を前
記いずれの油圧領域においても、通電時間幅決定
手段で決定された設定周期内の通電時間幅中に所
定電圧を印加されて作動される電磁弁により所定
値にするようにした圧力制御装置において、制御
すべき前記油圧領域を判別する油圧領域判別手段
と、この手段により判別した油圧領域に応じ前記
設定周期又は所定電圧を変更して設定周期に占め
た通電時間幅の割合に対する圧力変化特性を変更
する圧力変化特性変更手段とを設けてなることを
特徴とする。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第2図は本発明圧力制御装置を適用する前進3
速、後退1速のロツクアツプ式自動変速機をその
動力伝達部分につき模式的に示す。
第2図の動力伝達部分は、原動機(エンジン)
のクランクシヤフト4、ロツクアツプ機構17を
備えたロツクアツプトルク・コンバータ1、イン
プツトシヤフト7、フロント・クラツチ104、
リア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ10
6、ロー・リバース・ブレーキ107、一方向ブ
レーキ108、中間シヤフト109、第1遊星歯
車群110、第2遊星歯車群111、アウトプツ
トシヤフト(変速機出力軸)112、第1ガバナ
ー弁113、第2ガバナー弁114、オイル・ポ
ンプ13より構成される。トルク・コンバーター
1はポンプ翼車3、タービン翼車8、ステータ翼
車9より成り、ポンプ翼車3はクランクシヤフト
4により駆動され、中に入つているトルク・コン
バータ作動油を回しインプツトシヤフト7に固定
されたタービン翼車8にトルクを与える。トルク
は更にインプツトシヤフト7によつて変速歯車列
に伝えられる。ステータ翼車9はワンウエイクラ
ツチ10を介して固定スリーブ12上に置かれ
る。ワンウエイクラツチ10はステータ翼車9に
クランクシヤフト4と同方向の回転すなわち矢印
方向の回転(以下正転と略称する)は許すが反対
方向の回転(以下逆転と略称する)は許さない構
造になつている。第1遊星歯車群110は中間シ
ヤフト109に固定される内歯歯車117、中空
伝導シヤフト118に固定される太陽歯車11
9、内歯歯車117および太陽歯車119のそれ
ぞれに噛み合いながら自転と同時に公転し得る2
個以上の小歯車から成る遊星歯車120、アウト
プツトシヤフト112に固定され遊星歯車120
を支持する遊星歯車支持体121から構成され、
第2遊星歯車群111はアウトプツトシヤフト1
12に固定される内歯歯車122、中空伝導シヤ
フト118に固定される太陽歯車123、内歯歯
車122および太陽歯車123のそれぞれに噛み
合いながら自転と同時に公転し得る2個以上の小
歯車から成る遊星歯車124、遊星歯車124を
支持する遊星歯車支持体125より構成される。
フロント・クラツチ104はタービン翼車8によ
り駆動されるインプツトシヤフト7と両太陽歯車
119,123と一体になつて回転する中空伝導
シヤフト118とをドラム126を介して結合
し、リア・クラツチ105は中間シヤフト109
を介してインプツトシヤフト7と第1遊星歯車群
110の内歯歯車117とを結合する働きをす
る。セカンド・ブレーキ106は中空伝導シヤフ
ト118に固定されたドラム126を巻いて締付
けることにより、両太陽歯車119,123を固
定し、ロー・リバース・ブレーキ107は第2遊
星歯車群111の遊星歯車支持体125を固定す
る働きをする。一方向ブレーキ108は遊星歯車
支持体125に正転は許すが、逆転は許さない構
造になつている。第1ガバナー弁113および第
2ガバナー弁114はアウトプツトシヤフト11
2に固定され車速に応じたガバナー圧を発生す
る。
次に撰速桿をD(前進自動変速)位置に設定し
た場合における動力伝動列を説明する。
この場合は始めに前進入力クラツチでありリ
ア・クラツチ105のみが締結されている。エン
ジンからトルク・コンバータ1を経た動力は、イ
ンプツトシヤフト7からリア・クラツチ105を
通つて第1遊星歯車群110の内歯歯車117に
伝達される。内歯歯車117は遊星歯車120を
正転させる。従つて太陽歯車119は逆転し、太
陽歯車119と一体になつて回転する第2遊星歯
車群111の太陽歯車123を逆転させるため第
2遊星歯車群111の遊星歯車124は正転す
る。一方向ブレーキ108は太陽歯車123が遊
星歯車支持体125を逆転させるのを阻止し、前
進反力ブレーキとして働く。このため第2遊星歯
車群111の内歯歯車122は正転する。従つて
内歯歯車122と一体回転するアウトプツトシヤ
フト112も正転し、前進第1速の減速比が得ら
れる。この状態において車速が上がりセカンド・
ブレーキ106が締結されると第1速の場合と同
様にインブツトシヤフト7からリア・クラツチ1
05を通つた動力は内歯歯車117に伝達され
る。セカンド・ブレーキ106はドラム126を
固定し、太陽歯車119の回転を阻止し前進反力
ブレーキとして働く。このため静止した太陽歯車
119のまわりを遊星歯車120が自転しながら
公転し、従つて遊星歯車支持体121およびこれ
と一体になつているアウトプツトシヤフト112
は減速されてはいるが、第1速の場合よりは早い
速度で正転し、前進第2速の減速比が得られる。
更に車速が上がりセカンド・ブレーキ106が解
放されフロント・クラツチ104が締結される
と、インプツトシヤフト7に伝達された動力は、
一方はリア・クラツチ105を経て内歯歯車11
7に伝達され、他方はフロントクラツチ104を
経て太陽歯車119に伝達される。従つて内歯歯
車117、太陽歯車119はインターロツクさ
れ、遊星歯車支持体121およびアウトプツトシ
ヤフト112と共にすべて同一回転速度で正転し
前記第3速が得られる。この場合、入力クラツチ
に該当するものはフロントクラツチ104および
リアクラツチ105であり、遊星歯車によるトル
ク増大は行われないため反力ブレーキはいずれも
働かない。
次に選速桿をR(後退走行)位置に設定した場
合の動力伝動列を説明する。
この場合はフロント・クラツチ104とロー・
リバース・ブレーキ107が締結される。エンジ
ンからトルクコンバータ1を経た動力は、インプ
ツトシヤフト7からフロント・クラツチ104、
ドラム126を通つてサン・ギヤ119,123
に導びかれる。この時、リア・プラネツト・キヤ
リア125がロー・リバース・ブレーキ107に
より固定されているので、サン・ギヤ119,1
23の上記正転でインターナル・ギヤ122が減
速されて逆転され、このインターナル・ギヤと一
体回転するアウトプツト・シヤフト112から後
退の減速比が得られる。
第3図は上記自動変速機に係わる変速制御装置
の油圧系統を本発明装置と共に示したもので、オ
イル・ポンプ13、ライン圧調整弁128、増圧
弁129、トルク・コンバーター1、選速弁13
0、第1ガバナー弁113、第2カバナー弁11
4、1−2シヤフト弁131、2−3シヤフト弁
132、スロツトル減圧弁133、カツト・ダウ
ン弁134、セカンド・ロツク弁135、2−3
タイミング弁136、ソレノイド・ダウン・シフ
ト弁137、スロツトル・バツク・アツプ弁13
8、バキユーム・スロツトル弁139、バキユー
ム・ダイヤフラム140、フロントクラツチ10
4、リア・クラツチ105、セカンド・ブレーキ
106、サーボ141、ロー・リバース・ブレー
キ107および油圧回路網よりなる。オイル・ポ
ンプ13は原動機によりクランクシヤフト4およ
びトルク・コンバータ1のポンプ翼車3を介して
駆動され、エンジン作動中は常にリザーバ142
からストレーナ143を通して有害なゴミを除去
した油を吸いあげライン圧回路144へ送出す。
油はライン圧調整弁128によつて所定の圧力
に調整されて作動油圧としてトルク・コンバータ
ー1および選速弁130へ送られる。ライン圧調
整弁128はスプール172とバネ173よりな
り、スプール172にはバネ173に加えて、増
圧弁129のスプール174を介し回路165の
スロツトル圧と回路156のライン圧とが作用
し、これらにより生ずる力がスプール172の上
方に回路144からオリフイス175を通して作
用するライン圧および回路176から作用する圧
力に対抗している。トルク・コンバーター1の作
動油圧は、回路144からライン圧調整弁128
を経て回路145へ導入されるオイルが作動油流
入通路50よりトルクコンバータ1内に通流した
後作動油流出通路51および保圧弁146を経て
排除される間、保圧弁146によつてある圧力以
内に保たれている。ある圧力以上では保圧弁14
6は開かれて油はさらに回路147から動力伝達
機構の後部潤滑部に送られる。この潤滑油圧が高
すぎる時はリリーフ弁148が開いて圧力は下げ
られる。一方動力伝達機構の前部潤滑部には回路
145から前部潤滑弁149を開いて潤滑油が供
給される。選速弁130は手動による流体方向切
換弁で、スプール150によつて構成され、選速
桿(図示せず)にリンケージを介して結ばれ、各
選速操作によつてスプール150が働いてライン
圧回路144の圧送通路を切換えるものである。
第3図に示されている状態はN(中立)位置にあ
る場合でライン圧回路144はポートdおよびe
に開いている。第1ガバナー弁113および第2
ガバナー弁114に前進走行の時に発生したガバ
ナー圧により1−2シヤフト弁131、および2
−3シフト弁132を作動させて自動変速作用を
行い、またライン圧をも制御するもので選速弁1
30がD、およびの各位置にある時、油圧は
ライン圧回路144から選速弁130のポートC
を経て第2カバナー弁114に達し、車が走行す
れば第2ガバナー弁114によつて調圧されたガ
バナー圧は回路157に送り出され第1ガバナー
弁113に導入され、ある車速になると第1ガバ
ナー弁113のスプール177が移動して回路1
57は回路158と導通してガバナー圧が発生し
回路158よりガバナー圧は1−2シフト弁13
1、2−3シフト弁132およびカツトダウン弁
134の各端面に作用しこれらの各弁を右方に押
しつけているそれぞれのバネと釣合つている。ま
た、選速弁130のポートCから回路153、回
路161および回路162を経てセカンド・ブレ
ーキ106を締めつけるサーボ141の締結側油
圧室169に達する油圧回路の途中に1−2シフ
ト弁131とセカンド・ロツク弁135を別個に
設け、更に選速弁130のポートbからセカン
ド・ロツク弁135に達する回路152を設け
る。
従つて、選速桿をD位置に設定すると、選速弁
130のスプール150が動いてライン圧回路1
44はポートa,b、およびcに通じる。油圧は
ポートaからは回路151を通り一部はセカン
ド・ロツク弁135の下部に作用して、バネ17
9により上に押付けられているスプール178が
ポートbから回路152を経て作用している油圧
によつて下げられることにより導通している回路
161および162が遮断されないようにし、一
部はオリフイス166を経て回路167から2−
3シフト弁132に達し、ポートcからは回路1
53を通り第2ガバナー弁114、リア・クラツ
チ105および1−2シフト弁131に達して変
速機は前進第1速の状態になる。この状態で車速
がある速度になると回路158のガバナー圧によ
り、バネ159によつて右方に押付けられている
1−2シフト弁131のスプール160が左方に
動いて前進第1速から第2速への自動変速作用が
行われ回路153と回路161が導通し油圧はセ
カンド・ロツク弁135を経て回路162からサ
ーボ141の締結側油圧室169に達しセカン
ド・ブレーキ106を締結し、変速機は前進第2
速の状態になる。この場合、1−2シフト弁13
1は小型化しているため、変速点の速度は上昇す
ることなく所要の速度でスプール160は左方に
動き前進第1速から第2速への自動変速作用が行
われる。更に車速が上がりある速度になると回路
158のガバナー圧がバネ163に打勝つて2−
3シフト弁132のスプール164を左方へ押つ
けて回路167と回路168が導通し油圧は回路
168から一部はサーボ141の解放側油圧室1
70に達してセカンド・ブレーキ106を解放
し、一部はフロント・クラツチ104に達してこ
れを締結し、変速機は前進第3速の状態になる。
なお、運転者がD位置での走行中大きな加速力
を所望してアクセルペダルをスロツトル開度が全
開に近くなるまで大きく踏込むと、キツクダウン
スイツチがONになり、ソレノイド・ダウン・シ
フト弁137に対設したダウン・シフト・ソレノ
イド137aが通電により附勢される。これによ
り、ソレノイド・ダウン・シフト弁137のスプ
ール190はばね191により第3図中上方にロ
ツクされた位置から下方に押される。この時、回
路154に通じていたキツクダウン回路180が
ライン圧回路144に通じ、ライン圧が回路14
4,180を経て1−2シフト弁131および2
−3シフト弁132にガバナー圧と対向するよう
供給される。この時第3速での走行中であれば、
先ず2−3シフト弁132のスプール164が上
記ライン圧により左行位置からガバナ圧に抗して
右行位置へ強制的に押動され、ある車速限度内で
第3速から第2送への強制的なダウンシフトが行
なわれ、十分な加速力が得られる。ところで、第
2速での走行中に上記キツクダウンが行なわれる
と、この時は負荷が大きく低速のため、ガバナ圧
も低いことから、回路180に導びかれたライン
圧は1−2シフト弁131のスプール160も左
行位置からガバナ圧に抗して右動される。従つ
て、この場合は第2速から第1速への強制的なダ
ウンシフトが行なわれ、大負荷に対応した更に強
力な加速力を得ることができる。
選速桿を(前進第2速固定)位置に設定する
と選速弁130のスプール150は動いてライン
圧回路144はポートb,cおよびdに通じる。
油圧はポートbおよびcからはDの場合と同じ場
所に達し、リア・クラツチ105を締結し、一方
セカンド・ロツク弁135の下部にはこのの場
合は油圧が来ていないためとスプール178の回
路152に開いて油圧を作用する部分の上下のラ
ンドの面積は下の方が大きいためセカンド・ロツ
ク弁135のスプール178はバネ179の力に
抗して下に押し下げられて回路152と回路16
2が導通し、油圧はサーボ141の締結側油圧室
169に達しセカンド・ブレーキ106を締結し
変速機は前進第2速の状態になる。ポートdから
は油圧は回路154を通りソレノイド・ダウン・
シフト弁137およびスロツトル・バツク・アツ
プ弁138に達する。選速弁130のポートaと
ライン圧回路144との間は断絶していて、回路
151から2−3シフト弁132には油圧が達し
ていないためセカンド・ブレーキ106の解放と
フロント・クラツチ104の締結は行われず変速
機は前進第3速の状態になることはなく、セカン
ド・ロツク弁135は選速弁130と相俟つて変
速機を前進第2速の状態に固定しておく働きをす
る。選速桿を(前進第1速固定)位置に設定す
るとライン圧回路144はポートc,dおよびe
に通じる。油圧はポートcおよびdからはの場
合と同じ場所に達し、リア・クラツチ105を締
結し、ポートeからは回路155より1−2シフ
ト弁131を経て、回路171から一部はロー・
リバース・ブレーキ107に達して、前進反力ブ
レーキとして働くロー・リバース・ブレーキ10
7を締結し、変送機を前進第1速の状態にし、一
部は1−2シフト弁131の左側に達してバネ1
59と共にスプール160を右方に押しつけてお
くよう作用し、前進第1速は固定される。
なお、第2図に示すようにトルクコンバータ1
内にはロツクアツプ機構17が設けられ、これを
第3図に示すロツクアツプ制御弁30およびロツ
クアツプソレノイド31よりなるロツクアツプ制
御装置100で制御するが、これらロツクアツプ
機構17およびロツクアツプ制御装置100は周
知であるし、本発明と関係ないため説明を省略す
る。
本発明においては、上記自動変速機においてR
レンジでの停車中クリープを防止するクリープ防
止装置、およびDレンジでの2→3シフトアツプ
変速にともなう変速シヨツクを防止する変速シヨ
ツク防止装置として構成した圧力制御装置200
を第3図の如くに設ける。Rレンジでは前述した
処から明らかなように、油路168からフロント
クラツチ104へライン圧PLをフロントクラツ
チ圧PF/Cとして供給することにより後退発進が可
能な状態になり、またDレンジでの2→3変速も
前述した処から明らかなように、油路168から
フロントクラツチ104へライン圧PLをフロン
トクラツチ圧PF/Cとして供給することにより達成
される。これがため、上記クリープ防止および変
速シヨツク防止は油路158よりフロントクラツ
チ104に供給される作動油圧PF/Cを所定通りに
制御することにより達成することができ、これら
の目的のため圧力制御装置200は油路168に
関連して上記の圧力制御を行なうよう設ける。
圧力制御装置200は第4図に明示するよう
に、油路168に圧力制御弁201を挿入して具
え、この弁はライン圧PLを一部ドレン回路20
2より排除してフロントクラツチ圧PF/Cを調圧す
るものとする。このため圧力制御弁201はスプ
ール201aを具え、その一端を室201bに、
また他端を室201cに夫々臨ませた構成にし、
室201bに分岐路203を経てフロントクラツ
チ圧PF/Cを、また室201cに分岐路204を経
てライン圧PLを導びく。分岐路204にオリフ
イス205を設け、これより大きな開口面積を持
つたオリフイス206を経て室201cをドレン
回路202にも通じさせ、オリフイス206に電
磁弁207を対設することによりこの電磁弁で室
201c内を制御圧PSにするものとする。
電磁弁207はばね207aにより図中下半部
に示す開弁位置に弾支されたプランジヤ207b
を具え、このプランジヤをソレノイド207cの
付勢により図中上半部に示す閉弁位置に電磁吸引
する時、室201cをドレン回路202から遮断
するものとする。
電磁弁207(ソレノイド207c)はコンピ
ユタ208からの第5図a,bに示すようなパル
ス信号のパルス幅(オン時間)中において付勢さ
れるようデユーテイ制御される。第5図aに示す
ようにデユーテイ(%)が小さい時室201cと
ドレン回路202との連通時間が長く、従つて室
201c内の制御圧PSは第6図に実線または点線
で示すようにデユーテイの減少につれ低下し、遂
にはオリフイス205,206の開口面積差で決
まる最低値となる。逆に第5図bの如くデユーテ
イ(%)が大きい時室201cとドレン回路20
2との連通時間が短かく、従つて制御圧PSは第6
図に実線または点線で示すようにデユーテイの増
大につれ上昇し、遂には元圧、即ちライン圧PL
と等しい最高値にされる。
一方、圧力制御弁201は制御圧PSが高くなる
につれてプール201aを第4図中上半部位置に
され、ドレン回路202からのライン圧PLの排
除を行なわない。これによりフロントクラツチ圧
PF/Cはライン圧PLの補充を受けて上昇し、このフ
ロントクラツチ圧PF/Cが室201bにおいてスプ
ール201aを第4図中下半部位置へ押戻す。こ
の時フロントクラツチ圧PF/Cがライン圧PLの補充
を受けるもその量を減じられると同時にドレン回
路202より排除されるようになる結果、フロン
トクラツチ圧PF/Cは低下し、これによりスプール
201aの上記押戻しを行なう力が減少して、ス
プール201aは再び第4図中上半部位置へ向け
ストロークする。かかる作用の繰返しにより圧力
制御弁201はフロントクラツチ圧PF/Cを制御圧
PSに等しく保つ。
しかして制御圧PSは前述したように電磁弁ソレ
ノイド207cのデユーテイ(%)により第6図
の如くに変化するから、フロントクラツチ圧PF/C
(つまりフロントクラツチ伝達トルク)も、制御
圧変化特性が第6図中実線または点線の如くであ
るとすると、同図中実線または点線で示すような
変化特性を持つたものとなる。
ところで、電磁弁ソレノイド107cのデユー
テイ(%)に対する制御圧(PS)特性、従つてフ
ロントクラツチ圧(PF/C)特性は、電磁弁107
の駆動周波数が低い場合第6図に実線で示す如く
になり、この駆動周波数が高い場合同図に点線で
示す如くになるといつたように異なる。以下その
理由を説明するに、電磁弁207は第12図に示
すように通電に対する応答にむだ時間t1および遅
れ時間t2を避けられず、第12図a,b,cに示
す如く駆動周波数が高い場合、同図d,e,fに
示す如く駆動周波数が低い場合よりこれらをむだ
時間t1および遅れ時間t2の影響を大きく受ける。
つまり第12図中a,dの比較、b,eの比較お
よびc,fの比較から夫々明らかなように、同じ
デユーテイ比も駆動周波数が低い場合より高い場
合の方が電磁弁207の駆動パルス幅は小さくな
り、電磁弁207がデユーテイ域でオリフイス2
06を全閉し得ない程度は駆動周波数が低い場合
より高い場合の方が大きくなる。従つて、同じデ
ユーテイ比でもオリフイス206からのドレン量
(第12図中斜線を付した面積がこのドレン量に
相当する)は駆動周波数が低い場合より高い場合
の方が多くなり、制御圧PSは駆動周波数が高い場
合第6図中点線で示す如くに変化し、駆動周波数
が低い場合同図中実線で示す如く制御圧PSは点線
特性より総じて高くなる。
電磁弁207の前記デユーテイ制御を行なうた
めのコンピユータ208は第4図に示すように電
源+Vにより駆動され、フロントクラツチ圧PF/C
を検出する圧力センサ209からの信号SP、エン
ジンスロツトル開度THを検出するスロツトル開
度センサ210からの信号STH、エンジン回転数
NEを検出するエンジン回転数センサ211から
の信号Sir、トルクコンバータ1の出力回転数
(インプツトシヤフト7に回転を伝えるタービン
翼車8の回転数)NTを検出するトルクコンバー
タ出力回転数センサ212からの信号Str、変速
機出力回転数(アウトプツトシヤフト112の回
転数)Npを検出する変速機出力回転数センサ2
13からの信号Spr、および自動変速機のギヤ位
置(変速段)、変速の有無、変速の種類を検出す
るシフトスイツチ214からの信号SS、自動変速
機の選択レンジを検出するインヒビタスイツチ2
15からの信号SL、アクセルペダルの釈放を検出
するアイドルスイツチ216からの信号ST、およ
び自動変速機の作動油温Tを検出する温度センサ
217からの信号SCの演算結果に基づき電磁弁2
07(ソレノイド207c)のデユーテイ制御を
行なうものとする。なお、シフトスイツチ214
としては例えば特開昭56−127856号公報に示され
ている如くシフト弁131,132に組込んで構
成されたものを使用可能である。
制御用コンピユータ208は例えば第7図に示
すようにランダムアクセスメモリ(RAM)を含
むマイクロプロセツサユニツト(MPU)24と、
読取専用メモリ(ROM)25と、入出力インタ
ーフエース回路(I/O)26と、アナログ.デ
ジタル(A/D)変速器27と、波形整形回路2
8と、増幅器29とよりなるマイクロコンピユー
タで構成し、第8図乃至第11図に示す制御プロ
グラムを実行するものとする。
第8図はメインルーチンを示し、そのブロツク
70でエンジンイグニツシヨンスイツチが投入さ
れると、コンピユータ208は作動を開始し、次
のブロツク71でMPU24およびI/O26の
初期値設定(イニシヤライズ)が行なわれる。次
で制御はブロツク72に進み、ここでMPU24
はスロツトル開度センサ210からのスロツトル
開度信号STHをA/D変換器27によりデジタル
信号に変換した後(但し、本例ではスロツトル全
閉から全開までの間を8分割してデジタル信号を
量子化しているものとする)I/O26を経て読
込み、スロツトル開度THの読込みを行なうと同
時に、アイドルスイツチ216からのアイドル信
号SIを読込む。次のブロツク73でMPU24は
圧力センサ209からの信号SPをA/D変換器2
7によりデジタル信号に変換した後I/O26を
経て読込み、フロントクラツチ圧PF/Cの読込みを
行う。
次で制御はブロツク74に進み、ここでMPU
24はエンジン回転数センサ211からの信号
Sirを基に以下の如く第9図aの割込みルーチン
を実行してエンジン回転数NEを演算する。セン
サ211はエンジンの点火信号を検出して第9図
bに示すような信号Sirを発し、この信号は、波
形整形回路28によりノイズを除去され、第9図
bに示すように点火信号の入力毎に立上がる矩形
波信号Sir′となる。そしてMPU24は該信号
Sir′の立上がり毎に第9図aの割込みルーチンを
開始し、先ずブロツク40で信号Sir′の立上がり
をI/O26を経て読込み、次のブロツク41で
前回の信号Sir′の立上がりとの時間差から信号周
期TEを測定し、MPU24はこの周期TEからエン
ジン回転数NEを演算することができる。その後
制御はブロツク42に進み、ここで第8図のメイ
ンルーチンに後帰する。
第8図中次のブロツク75では、温度センサ2
17からの信号SCをA/D変換器27によりデジ
タル信号に変換した後I/O26を経て読込み、
自動変速機作動油温Tの読込みを行なう。次のブ
ロツク76では上記エンジン回転数NEと前回の
エンジン回転数NE(OLD)から1演算サイクル中
のエンジン回転数変化ΔNEをΔNE=NE(OLD)−
NEの演算により求める。このエンジン回転数変
化ΔNEは演算サイクルが1定であるからエンジ
ン回転数の時間変化率と見なせる。次のブロツク
77でMPU24は、センサ212からの信号Str
を基に以下の如く第10図aの割込みルーチンを
実行してトルクコンバータ1の出力回転数NT
演算する。センサ212はインプツトシヤフト7
の周囲に取付けられ、その回転中第10図bに示
す信号Strを出力する正弦波形発生器とし、該信
号はその振幅がスレツシヨールドレベルを越える
毎に波形整形回路28をトリガして該波形整形器
により第10図bに示す矩形波信号Str′にされ
る。そしてMPU24は信号Str′の立上がり毎に
第10図aの割込みルーチンを開始し、先ずブロ
ツク50で信号Str′をI/O26を経て読込み、
次のブロツク51で、前回の信号Str′との時間差
から信号周期TTを測定し、MPU24はこの周期
を基にトルクコンバータ1の出力回転数NTを演
算することができる。その後制御はブロツク52
に進み、ここで第8図のメインルーチンに後帰す
る。
第8図中次のブロツク78でMPU24は上述
の如くに求めたトルクコンバータ出力回転数NT
を適当数に分割して量子化し、次のブロツク79
でMPU24はセンサ213からの信号Sprを基に
自動変速機の出力回転数Npを演算する。センサ
213はセンサ212と同様のものとし、アウト
プツトシヤフト112に取付ける。従つて、変速
機出力回転数NpもMPU24が第10図aに示す
と同様な割込みルーチンを実行することにより、
ブロツク77においてトルクコンバータ出力回転
数NTを求めたと同様にして演算することができ
る。
次のブロツク80では、変速判定子S1が1にな
つているか否かを判別する。この変速判定子は本
例において変速シヨツクを軽減しようとする2→
3シフトアツプ変速中を示すもので、S1=1なら
当該変速中、S1=0ならそれ以外の変速中または
非変速中を示すものとする。2→3シフトアツプ
変速中でS1=1なら、制御はブロツク72に戻
り、上記の各実行ブロツクを繰り返すが、当該シ
フトアツプ変速中でなくS≠1なら、制御をブロ
ツク81〜83に順次進める。ブロツク81では
シフトスイツチ214からのシフト信号SSを読込
み、ブロツク82ではインヒビタスイツチ215
から信号SLより自動変速機の選択レンジを読込
み、ブロツク83ではシフト信号SSから2→3変
速指令が有つたか否かを、つまり2→3シフト弁
132が第3速を選択するようにシフトアツプ位
置に切換わつたか否かを判別する。
2→3変速指令がなければ、制御をブロツク7
2に戻し、2→3変速指令があれば制御をブロツ
ク84に進めて2→3変速中であることを示すよ
うにS1=1にセツトする。次のブロツク85では
本例において2→3変速シヨツク防止作用を開始
するための時期、つまりフロントクラツチ104
が締結を開始した時期(変速開始時期)を判断す
るための1演算サイクル中におけるエンジン回転
数変化(ΔNEpをROM25から読込む。この
(ΔNEpで変速開始時期を判断できる理由は、フ
ロントクラツチ104が締結を開始して2→3変
速が開始されるとエンジン回転数NEが急変する
ためであり、変速指令後エンジン回転数変化
ΔNEが(ΔNEp以上になる時変速開始と見做すこ
とができる。なお、ブロツク85の実行後制御は
ブロツク72に戻り、上述のループが繰返され
る。
第11図は第8図に示すメインルーチンの実行
結果に基づき本例が目的とするRレンジでの停車
中におけるフリープ防止制御および2→3変速シ
ヨツク防止制御を行なうための割込みルーチン
で、この割込みルーチンはブロツク300でタイ
マ(図示せず)から設定時間隔ΔTns毎に入力さ
れる割込み信号により繰返し実行され、クリープ
防止制御ブロツク群301と、変速シヨツク防止
制御ブロツク群302と、これらブロツク群の演
算結果を出力する共通なデユーテイ出力ブロツク
群303とに大別される。
先ずブロツク304において、自動変速機の選
択レンジが後退走行(R)レンジであるか否かを
判別する。Rレンジでなければブロツク305で
今度は中立(N)または駐車(P)レンジか否か
を判別し、NまたはPレンジであればブロツク3
06で当該レンジ中に、つまり自動変速機の動力
伝達不能なニユートラル状態においてトルクコン
バータ入出力回転数差ΔN′がいかなるものかを
ΔN′=NE−NTの演算により求める。そして、次
のブロツク307で出力デユテイ(Duty)を0
%にし、ブロツク308で制御を第8図のメイン
ルーテンに戻す。この出力デユーテイ0%でコン
ピユータ208は電磁弁207(ソレノイド20
7c)を減勢し続け、オリフイス206を開放状
態に保つて第6図から明らかな如く制御圧PS、従
つてフロントクラツチ圧PF/Cを最低値に保つ。こ
れがためフロントクラツチ104は非作動状態に
保たれ、動力伝達を行なわず、車両をこのNまた
はPレンジで駐停車させておくことができる。
ブロツク304はRレンジと判別した場合ブロ
ツク309を選択し、ここで電磁弁207の駆動
周波数を第6図中点線で示すような制御圧(PS
特性およびフロントクラツチ圧(PF/C)特性が得
られるよう高周波数に切換える。その後制御はブ
ロツク310に進み、ここで変速機出力回転数
Np(車速)が微少設定値Nlin以上か否かを判別す
る。そうであれば、Rレンジでの通常走行である
から、制御をブロツク311に進めた後ブロツク
308において第8図のメインルーチンに復帰す
る。ブロツク311では出力デユーテ(Duty)
を100%にするが、これにより電磁弁ソレノイド
207cは増幅器29を介し付勢され続け、ドレ
ンオリフイス206を常閉する。かくて制御圧PS
およびフロントクラツチ圧PF/Cは第6図から明ら
かなように最高値にされ、フロントクラツチ10
4を完全締結状態に保ち、このフロントクラツチ
によりエンジン動力を全てアウトプツトシヤフト
112に伝えることができ、車両の通常の後退走
行を可能にする。
Np≧Nlinでなければ、つまり車両がRレンジで
の停車中であれば、ブロツク310はブロツク3
12を選択し、アイドル信号SIからアイドルスイ
ツチ216がONになつているエンジンアイドリ
ング運転中か否かを判別する。アイドリング運転
中であれば後退発進の意志がないことから、ブロ
ツク313より以下の如くにRレンジでの停車中
におけるクリープ防止を行なう。すなわち、ブロ
ツク313ではトルクコンバータ入出力回転数差
のクリープ防止上要求される上限値(制御目標
値)ΔNrefをROM25から読込む。次のブロツ
ク314ではブロツク306で求めたニユートラ
ル時のトルクコンバータ入出力回転数差ΔN′に対
応する補正量αをROM25から読込み、次のブ
ロツク314′で上記制御目標値ΔNrefに補正量
αを加算することにより補正した制御目標値
ΔN′refを求める。次のブロツク315においてト
ルクコンバータ入出力回転数差ΔNrealをNE−NT
により演算し、次のブロツク316で上記目標値
ΔN′refに対する実回転差ΔNrealの偏差ΔN1をΔN1
=ΔNreal−ΔN′refの演算により求める。
次のブロツク317では偏差ΔN1が正か否か
を判別する。ΔN1>0であれば、ΔNreal>ΔN′ref
であるからブロツク318に進んでDuty(NEW)
=Duty(DLD)+K1・ΔN1なる出力デユーテイ減
少方向の演算を行ない、ΔN1>0でなければ
ΔNreal<ΔN′refであるからブロツク319に進ん
でDuty(NEW)=Duty(OLD)−K1・ΔN1なる出
力デユーテイ増大方向の演算を行なう。ここで
Duty(NEW)は更新すべきデユーテイ、Duty
(OLD)は前回のデユーテイ、K1は制御定数を
夫々示す。
従つて、ΔN1>0の時デユーテイ増加により
第6図から明らかな如く制御圧PSおよびフロント
クラツチ圧PF/Cは上昇してフロントクラツチ10
4の締結力を強め、これによりトルクコンバータ
入出力回転数差ΔNrealを低下させて目標値ΔN′ref
に近付けることができるし、またΔN1>0でな
い時デユーテイの減少により第6図から明らかな
如く制御圧PSおよびフロントクラツチ圧PF/Cは低
下してフロントクラツチ104の締結力を弱め、
これによりトルクコンバータ入出力回転数差
ΔNrealを増加させて目標値ΔN′refに近付けること
ができる。
ブロツク318または319から制御はブロツ
ク320に進み、ここで発進制御開始判定子S3
0にリセツトする。この判定子は後述の発進制御
が開始された後に1セツトされるものとする。
その後制御はブロツク321,322を経てブ
ロツク308に至り、第8図のメインルーチンに
戻るが、ブロツク321でDuty(OLD)をDuty
(NEW)に置換え、ブロツク322でDuty
(NEW)を出力デユーテイとすることで、この
出力デユーテイにより上述の如くトルクコンバー
タ入出力回転数差ΔNrealを目標値ΔN′refに近付け
るクリープ防止制御が実行される。そして、かか
るクリープ防止制御の繰返しにより、フロントク
ラツチ104はトルクコンバータ入出力回転数差
ΔNrealがクリープ防止上必要な所定値(制御目標
値)ΔN′refに保たれるよう制御され、自動変速機
のRレンジでのクリープをフロントクラツチ10
4の滑り結合状態のままで防止することができ
る。
ところで、かかるクリープ防止中はブロツク3
09で電磁弁駆動周波数が高周波数に切換えられ
ているから、デユーテイに対する制御圧(PS)特
性およびフロントクラツチ圧(PF/C)特性は夫々
第6図に点線で示す如く、クリープ防止制御範囲
Xにおいてゆるやかなものとなり、当該クリープ
防止中その制御をハンチングを生ずることなく安
定して行なうことができる。
次に、その後車両の発進を所望して運転者がア
クセルペダルを踏込むと、アイドルスイツチ21
6がOFFになることから、これに対応した信号SI
を基にブロツク312はブロツク323を選択す
るようになり、以下の如くに後退発進制御が実行
される。
先ずブロツク323では前記の発進制御開始判
定子S3が0か否か、つまり前回クリープ防止制御
がなされていたか否かを判別する。そうであれば
制御はブロツク324に進み、ここで電磁弁駆動
周波数を第6図中実線で示すような制御圧(PS
特性およびフロントクラツチ圧(PF/C)特性が得
られるよう低周波数に切換える。次のブロツク3
25では当該発進の開始時に生ずべき初回目の目
標トルクコンバータ出力回転数NrefをROM25
から読込む。次のブロツク326においては、ト
ルクコンバータ出力回転数の後発進用目標変化率
dNT/dtをROM25から読込み、この目標変化率 は発進シヨツクを生じないできるだけ大きなもの
とする。次で、ブロツク327において発進制御
が開始されたことを示すように判定子S3を1にセ
ツトする。
従つて、その後はブロツク323がブロツク3
28を選択するようになり、このブロツクでは2
回目以後の目標トルクコンバータ出力回転数Nref
(NEW)を次式により演算する。
Nref(NEW)=Nref(OLD)−ΔNns・(dNT/dt) ここでNref(NEW)は今回更新すべき目標トル
クコンバータ出力回転数、Nref(OLD)は前回
(前回が1回目ならNref)目標トルクコンバータ
出力回転数、ΔTnsは第11図の割込みルーチン
が実行される時間隔を夫々示す。かくて、目標ト
ルクコンバータ出力回転数はNrefからΔTns毎に
ΔTns・(dNT/dt)回転づつ減少してゆくことにな る。
ブロツク329では、ブロツク325(初回)
または328(2回目以降)において求めた目標
値Nrefに対するトルクコンバータ出力回転数NT
の偏差ΔN2をΔN2=NT−Nrefにより演算し、そ
の結果が正であるか否かを次のブロツク330で
判別する。ΔN2>0であれば、NT>Nrefである
ことから、ブロツク331においてDuty(NEW)
=Duty(OLD)+K2・ΔN2なる出力デユーテイ増
大方向の演算を行ない、ΔN2>0でなければ、
NT<Nrefであることからブロツク332におい
てDuty(NEW)=Duty(OLD)−K2・ΔN2なる出
力デユーテイ減少方向の演算を行なう。なお、
K2は制御定数である。
従つて、ΔN2>0の時デユーテイの増大によ
り第6図から明らかな如く制御圧PSおよびフロン
トクラツチ圧PF/Cは上昇してフロントクラツチ1
04の締結力を強め、これによりトルクコンバー
タ出力回転数NTを低下させて目標値Nrefに近付
けることができるし、またΔN2>0でない時デ
ユーテイの減少により第6図から明らかな如く制
御圧PSおよびフロントクラツチ圧PF/Cは低下して
フロントクラツチ104の締結力を弱め、これに
よりトルクコンバータ出力回転数NTを上昇させ
て目標値Nrefに近付けることができる。
この制御はブロツク331または332からブ
ロツク321,322への移行により遂行され、
かかる発進制御の繰返しによりトルクコンバータ
出力回転数NTは目標変化率dNT/dtに沿つて変化し (低下)され、発進シヨツクを生ずることなく滑
らかに、それでいて不必要なフロントクラツチ1
04の滑りを生ずることなく速やかに車両を後発
進させることができる。
また、前記クリープ防止はフロントクラツチ1
04が滑り結合状態のままで達成されているた
め、当該発進に際し、フロントクラツチ104が
完全締結状態に移行する時ロスストロークを持た
ず、このクラツチ結合が時間遅れを生せず、エン
ジンが空吹けしてその回転イナーシヤにより発進
シヨツクを生ずることもない。
ところで、この発進制御中はブロツク324で
電磁弁駆動周波数が低周波数に切換えられている
ため、デユーテイに対する制御圧(PS)特性およ
びフロントクラツチ圧(PF/C)特性は夫々第6図
に実線で示す如く、発進制御中その制御を特に滑
らかに行なうべき領域Zの全般に亘りゆるやかな
ものとなり、当該発進制御をこの領域Zにおいて
ハンチングの発生なしに安定して行なうことがで
きる。
なお、第11図中ブロツク305でNまたはP
レンジでないと判別した場合、前進走行(D、
または)レンジであるから、制御をブロツク3
33に進め、以後次に説明する2→3変速シヨツ
ク防止制御を実行する。この制御に当つては先ず
ブロツク333で電磁弁駆動周波数を第6図中実
線で示すような制御圧(PS)特性およびフロント
クラツチ圧(PF/C)特性が得られるよう低周波数
に切換える。次のブロツク334では前記変速判
定子S1が1か否かにより、本例が変速シヨツク防
止対象とする2→3変速中であるか否かを判別す
る。そうであれば制御をブロツク335へ進め、
シフト信号SSから判別したギヤ位置(ただしこの
場合第3速)に対応するギヤ比G(この場合1)
をPOM25から読出し、これと、ブロツク79
で求めた変速機出力回転数N0との積によりフロ
ントクラツチ104が締結完了した時のトルクコ
ンバータ出力回転数G×Npを演算し、これをブ
ロツク77で求めた実際のトルクコンバータ出力
回転数NTから減算して、つまりNT−G・Npの演
算により変速終了(フロントクラツチ104の締
結完了)判定子Fを求める。
変速が終了して、フロントクラツチ104がし
つかりと締結していればF=0であるが、変速中
でまだフロントクラツチ104が十分に締結して
いなければF≠Oである。さらに言えば、変速に
際しギヤ比Gが(大→小)と変化するアツプシフ
トではF>O、ギヤ比Gが(小→大)と変化する
ダウンシフトではF>Oとなる。
ブロツク336では変速終了判定子Fの正負を
判定し、F>Oつまりアツプシフトの場合にのみ
ブロツク337へ進み、このアツプシフトは2→
3変速であるから、この変速中に限りブロツク3
37が選択される。この変速が終了すればF=O
となるはずであるが、トルクコンバータ出力回転
数NTと変速機出力回転数Npの検出時刻の僅かな
ずれおよび演算誤差により完全にはF=Oとなら
ない可能性がある。そのためブロツク337では
変速終了判定子Fの絶対値|F|が設定微小値ε1
以下になつた場合、変速が終了したものと判断
し、制御をブロツク338に進め、ここでS1=0
にリセツトする。一方、|F|>ε1の場合、つま
り変速中である場合、制御をブロツク339に進
める。
ブロツク339では、フロントクラツチ104
の締結開始により2→3変速が既に開始されてい
る場合に1となり、この変速が未だ開始されてい
ない場合0となる変速開始判定子S2が1か否かを
判定する。S2≠1と判別した場合ブロツク340
で新たに2→3変速の開始があつたか否かを判別
する。この判別に当つては、変速開始時第8図中
ブロツク76で求めたエンジン回転数変化ΔNE
がブロツク85における変速開始時期判断エンジ
ン回転数変化(ΔNEpを越えることから、これを
もつてフロントクラツチ104の締結開始により
2→3変速が開始されたと判別する。
変速が開始された場合、ブロツク340はブロ
ツク341を選択し、この時のフロントクラツチ
圧P1(ブロツク73で読込んだPF/C)を読込み、
次のブロツク342で2→3変速シヨツク防止上
必要なフロントクラツチ圧(フロントクラツチ1
04の締結力)の上記圧力P1に対する修正値Pp
をROM25から読込む。この修正値Ppはシフト
信号SSの前記読込みによつて判る変速の種類(こ
の場合2→3変速)および前記の如く読込んだス
ロツトル開度THのテーブルデータとしてROM
25に予め記憶させておき、テーブルルツクアツ
プ方式により読出す。なお、この例では修正値Pp
を読出した値に固定するが、変速の進行につれ変
速シヨツクが発生しない限りにおいて漸増させる
ことも可能である。
次のブロツク343では、変速シヨツク防止上
保つべきフロントクラツチ圧の目標値PainをPain
=P1+P0により求め、その後ブロツク344で
変速開始判定子S2をS2=1にセツトする。次で制
御はブロツク345に進むが、一旦S2=1にセツ
トされるとブロツク339がブロツク345を選
択するため、その後は次の2→3変速までブロツ
ク340〜344はスキツプされて選択されな
い。
ブロツク345では、フロントクラツチ圧の実
際値PF/Cと目標圧力Painの差ΔPを演算し、次のブ
ロツク346ではΔP>0か否かを判断し、ΔP>
0の場合つまりPF/C>Painの場合、制御はブロツ
ク347に進み、 Duty(NEW)=Duty(OLD)−K・ΔP なるデユーテイ減少方向の演算を行ない、その演
算結果Duty(NEW)を次のブロツク321で
Duty(OLD)に置き換える。そして、ブロツク3
22においてDuty(NEW)を出力デユーテイと
して、第7図の増幅器29を介し電磁弁207
(ソレノイド207C)に出力する。なお、Duty
(NEW)は新しく更新すべき出力デユーテイ、
Duty(OLD)は現在の出力デユーテイ、そしてフ
イードバツク係数Kは一定値である。もちろんフ
イードバツク係数Kを圧力差ΔNの関数とするこ
とも可能である。第6図に示すように、出力デユ
ーテイが減少するほどフロントクラツチ圧PF/C
低くなるため、PF/C>Painを補正してフロントク
ラツチ圧PF/Cを目標圧力Painに近ずけることがで
きる。
一方、ブロツク346の判別結果がΔP≠0の
場合、つまりPF/C<Painの場合、制御はブロツク
346からブロツク348に進む。ブロツク34
8では Duty(NEW)=Duty(OLD)+K・ΔP なる出力デユーテイ増大方向の演算を行ない、そ
の演算結果Duty(NEW)を次のブロツク321,
322を経て、上述のΔP>0の場合と同様に電
磁弁207へ出力する。この場合も、第6図に示
すように、出力デユーテイが増大されることでフ
ロントクラツチ圧PF/Cが高くなり、PF/C<Pain
補正してフロントクラツチ圧PF/Cを目標圧力Pain
に近ずけることができる。
かくて、変速開始判定子S2が1にされる2→3
変速開始時から変速判定子S1が0にされる変速終
了時までの間、フロントクラツチ圧PF/Cは目標値
Painに保たれ、フロントクラツト104のトルク
伝達容量を一定に保つことができる。従つて、2
→3変速に際しエンジンのイナーシヤと駆動力と
を合せた回転力は一定の割合で変速機出力軸に伝
えられることとなり、変速機出力回転数Npに対
しエンジン回転数NEをゆるやかに変化させると
共に変速機出力トルクを大きなピークトルクが存
在しないものとなし得て、2→3変速シヨツクを
防止することができる。
また、目標値Painを決定するに当り、変速開始
時のフロントクラツチ圧P1を基準とし、エンジ
ン回転数NEを変速シヨツク防止上必要な所定の
時間変化率で低下させるのに必要なフロントクラ
ツチ104のトルク伝達容量が得られるよう、上
記P1を修正値Ppだけ修正した値を目標値Painとし
たため、フロントクラツチ104の製品上のバラ
ツキや経時変化があつても、これらに影響される
ことなく目標値を常に最適なものとなし得て、フ
ロントクラツチの過剰な滑り(早期摩耗や動力損
失)を生ずることなく確実に変速シヨツクを防止
することができる。
ところで上記の変速シヨツク防止中は、ブロツ
ク333で電磁弁駆動周波数が低周波数に切換え
られているから、デユーテイに対する制御圧
(PS)特性およびフロントクラツチ圧(PF/C)特
性は夫々第6図に実線で示す如く、変速シヨツク
防止制御範囲Yにおいてゆるやかなものとなり、
当該変速シヨツク防止中その制御をハンチングを
生ずることなく安定して行なうことができる。
なお、第11図中ブロツク334がS1≠1と判
別する場合、つまり2→3変速指令がないと判別
した場合、またブロツク336がF<0、つまり
F<0で変速がダウンシフト変速であると判別し
た場合前記の変速シヨツク防止制御を行なわない
ことから、ブロツク338の実行後と同様、制御
をブロツク349に進め、変速開始判定子S2を0
にリセツトし、その後制御をブロツク350に進
める。ブロツク350では出力デユーテイを100
%にするが、この出力デユーテイ100%は第6図
に示すようにフロントクラツチ圧PF/Cをライン圧
PLそのものとし、フロントクラツチ104の作
動制御を第3図に示す変速制御油圧回路にまかせ
る。このブロツク350の実行は、ブロツク34
0がΔNE>(ΔNEpでないと判別する2→3変速
指令後2→3変速開始前においても遂行される。
なお上述の例では、電磁弁駆動周波数を切換え
て制御圧(PS)特性およびフロントクラツチ圧
(PF/C)特性を第6図に実線または点線で示すも
のに変更するようにしたが、この変更は電磁弁駆
動電圧の切換えによつても達成できる。即ち、電
磁弁207はソレノイド207cを付勢する毎に
発生する電磁力によつてプランジヤ207bを吸
引し、オリフイス206を閉じるが、電磁力と駆
動電圧とは比例関係にある。すなわち、駆動電圧
が低い程電磁力は弱まり、従つてむだ時間t1およ
び遅れ時間t2は駆動電圧が高い第13図aの場合
より駆動電圧が低い第13図bの方が大きくな
る。そのため第13図a,bの比較から明らかな
ように斜線で示したドレン流量は同じデユーテイ
比でも駆動電圧が低くなるにつれ増大し、制御圧
PSは駆動電圧が高い時第14図中実線で示す特性
を持つて変化するも、駆動電圧が低い時同図中点
線で示す特性を持つて変化する。また第14図に
は示さなかつたがフロントクラツチ圧(PF/C)特
性も駆動電圧の切換えによつて対応した変化を呈
する。
この観点から、第11図中ブロツク309にお
ける実行内容を電磁弁駆動電圧が低くなるよう切
換えるものに、またブロツク324および333
における実行内容を夫々電磁弁駆動電圧が高くな
るよう切換えるものに変更しても、前述した例と
同様の作用効果を得ることができる。
(発明の効果) かくして本発明圧力制御装置は上述の如く、自
動変速機の共通な摩擦要素の作動油圧を制御目的
毎に要求値に制御するに当り、制御目的毎に夫々
の油圧制御領域において丁度良い特性となるよう
圧力変化特性を変更する構成としたから、いずれ
の制御目的においてもハンチングを生じない安定
した制御が得られ、自動変速機の商品価値を大い
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明圧力制御装置の概念図、第2図
は本発明装置を具えた自動変速機の動力伝達部を
示すスケルトン図、第3図は同自動変速機の変速
制御油圧回路図、第4図は本発明装置のシステム
図、第5図aおよび同図bは夫々同装置のコンピ
ユータが出力するデユーテイの変化状況を示すタ
イムチヤート、第6図はデユーテイに対する制御
圧およびフロントクラツチ圧の変化状況を駆動周
波数をパラメータとして示す特性図、第7図はコ
ンピユータのブロツク線図、第8図、第9図a、
第10図aおよび第11図は夫々コンピユータが
実行する制御プログラムのフローチヤート、第9
図bおよび第10bは夫々エンジン回転数信号お
よびトルクコンバータ出力回転数信号の波形整形
前後における波形説明図、第12図a〜cおよび
同図d〜fは夫々電磁弁の駆動周波数が高い場合
と低い場合とで同デユーテイに対する電磁弁の開
度変化具合を比較して示すタイムチヤート、第1
3図a,bは夫々電磁弁の駆動電圧が高い場合と
低い場合とで同デユーテイに対する電磁弁の開度
変化具合を比較して示すタイムチヤート、第14
図はデユーテイに対する制御圧の変化状況を駆動
電圧をパラメータとして示す特性図である。 24……マイクロプロセツサユニツト、25…
…読取専用メモリ、26……入出力インターフエ
ース回路、27……A/D変換器、28……波形
整形回路、29……増幅器、104……フロント
クラツチ(共通な摩擦要素)、168……フロン
トクラツチ圧回路、200……本発明圧力制御装
置、201……圧力制御弁、202……ドレン回
路、203,204……分岐路、205,206
……オリフイス、207……電磁弁、208……
制御用コンピユータ、209……圧力センサ、2
10……スロツトル開度センサ、211……エン
ジン回転数センサ、212……トルクコンバータ
出力回転数センサ、213……変速機出力回転数
センサ、214……シフトスイツチ、215……
インヒビタスイツチ、216……アイドルスイツ
チ、217……温度センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 選択された共通な摩擦要素の作動油圧を複数
    の圧力制御目的に応じ異なる油圧領域で制御して
    圧力制御の目的を個々に達成するようにした自動
    変速機に設けられ、前記摩擦要素の作動油圧を前
    記いずれの油圧領域においても、通電時間幅決定
    手段で決定された設定周期内の通電時間幅中に所
    定電圧を印加されて作動される電磁弁により所定
    値にするようにした圧力制御装置において、 制御すべき前記油圧領域を判別する油圧領域判
    別手段と、 この手段により判別した油圧領域に応じ前記設
    定周期又は所定電圧を変更して設定周期に占めた
    通電時間幅の割合に対する圧力変化特性を変更す
    る圧力変化特性変更手段とを設けてなることを特
    徴とする圧力制御装置。
JP12391984A 1984-06-18 1984-06-18 圧力制御装置 Granted JPS612968A (ja)

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