JPS6334315A - ボ−ルジヨイント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 自動車懸架装置および操舵装置等に使用されるボールジ
ヨイントの改良に関する。

従来の技術 ダストカバーの大開口部が、ソケット外周面に形成され
た一条の断面矩形環状溝に嵌合するボールジヨイントと
しては、実公昭５５−１４８４８号がある。また、ダス
トカバーの大開口部内周面の断面鋸歯状の環状リップと
ソケットのダストカバー取付部外周面の断面鋸歯状の環
状溝とを完全な相対形状に形成して、両鍔歯形状を変形
することなく密接させたボールジヨイントとしては、実
開昭５５−１７５６６２号がある。

発明が解決しようとする問題点 上記従来のボールジヨイントのうち、ダストカバーの大
開口部が、ソケット外周面に形成された一条の断面矩形
環状溝に嵌合するようにしたものは、−組のみの環状凹
凸の妖り合いによって軸線方向の引き抜けを阻止するよ
うになっているが、比較的低い軸線方向荷重で引き抜け
る欠点がある。

これに対し、ダストカバーの大開口部内周面とソケット
のダストカバー取付部外周面とを完全’＆相対形状の断
面鋸歯状にして噛み合わすものは、複数組の壊状鋸歯形
凹凸の噛み合いにより、軸線方向の耐引き抜き荷重が高
くなるものの、ダストカバーとソケットとの嵌合部接触
面積が増大するため、面圧が低下し、高いシール性が得
られない欠点がある。この点、仮に接触面圧を局部的に
高める目的で、ダストカバー大開口部内周面の鋸歯状の
頂部をソケット外周に強く当接させる構成にすると、ホ
ールジヨイント使用中のダストカバー回転により、その
頂部が早期にＷｉ耗し、やはり高いシール性が得られな
いという問題がある。

間馳点を解決するための手段 大開口部内周面に底に向けて漸次幅の狭くなる環状溝を
所定の間隔を置いて同芯円状に複数形成し、他方前記ソ
ケットのダストカバー取付部外周面に頂に向けて漸次輻
の狭くなる環状凸条を所定の間隔を置いて同芯円状に複
数形成し、互いに瞬接する前記環状溝間の間隔と互いに
隣接する前記環状凸条間の間隔とを微少量相異させて形
成する０作　　　　　　　　用 ダストカバーの大開口部内周面の環状溝とソケットのダ
ストカバー取付部外周面の環状凸条とが、互いの傾斜面
において局部的に強く当接すると共に、ダストカバーの
大開口部内周面の環状溝間山部が弾性変形して、環状高
面圧部が数条形成され、軸線前後方向の向きの締付力が
発生する。

実　　　施　　　例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する０ 第１図は本発明の実施例によるボールジヨイント１を表
わしている。

図において、２はボールスタッドで、柄３と球状頭部４
とより成る。

５Ｆｉ樹脂よ構成るアッパーベアリングで、球状頭部４
を摺動自在に包持する。６はソ＋、７）で、ボールスタ
ッド２の柄３を突出させる開ロアを有し、開ロア付近の
外周面にはダストカバー取付部８が形成されている。

１０はダストカバーで発泡ウレタンの如き弾性材料より
成シ、両端に小開口部１１および大開口部１２を有する
。小開口部１１はボールスタッド２の柄３に、大開口部
１２はソケット６のダストカバー取付部８に装着されて
いる。ダストカバー１０は、発泡ウレタンばかシでなく
、ラバーおよびプラスチック系ラバーで形成しても良い
。

次にソケット６のダストカバー取付部８と、ダストカバ
ー１０の大開口部１２の形状および装着状態について説
明する。第１図Ａ部の装着前の状態を第２図に拡大して
示す如く、ソケット６のダストカバー取付部８外周面に
は、頂に向けて漸次幅の狭くなる環状凸条９が間隔工ｌ
を置いて同芯円状に複数形成されている。ダストカバー
１０の大開口部１２内周面には、底に向けて漸次輻の狭
くなる環状溝１３が間隔工２を置いて同芯円状に複数形
成されている。凸条９間の間隔工１は環状溝１３間の間
隔障より微少量大きく形成されている。

ダストカバー１０のソケット６への装着時、ダストカバ
ー１０の環状溝１３とソケット６のダストカバー取付部
８は、環状溝１３間の間隔工２と凸条９間の間隔盲が相
異するため、第３図に示す如く、まず環状溝１３の傾斜
面ｂｌと凸条９の傾斜面Ｅ１および傾斜面ａ５と傾斜面
Ｄ５の２組の傾斜面において強く当接する。

ダストカバー１０の装着がさらに進むと、第４図に示す
如く、傾斜面ｂ１と傾斜面Ｅ１および傾斜面ａ５と傾斜
面Ｄ５の当接面積が大きくなり、それに加えて傾斜面ｂ
２と傾斜面Ｅ２および傾斜面ａ４と傾斜面Ｄ４において
も強く当接するようになる。

そして装着終了時には、第５図に示す如く、傾斜面ｂ１
とＥｌ、ｂ２とＥ２．ａ４と［）４．ａ５とＤ５が各々
強く当接し、その当接面には４条の環状高面圧部が形成
されることになる。

従ってダストカバー１０の大開口部１２によるダストカ
バー取付部８への締付力は、径方向だけでなく、軸線前
後方向の向きにも強く発生する。

また、環状溝間山部０１，０２．Ｃ４，Ｃ５が軸線方向
に弾性変形でれているため、その環状溝間山部が多少摩
耗しても、軸線前後方向の向きの反発力により環状高血
圧部が残されるので、軸線方向締付力を維持できる。

効　　　　　　　　果 以上のように本発明は、大開口部内周面に底に向けて漸
次幅の狭くなる環状溝を所定の間隔を置いて同芯円状に
複数形成し、他方前記ソケットのダストカバー取付部外
周面に頂に向けて漸次幅の狭くなる環状凸条を所定の間
隔を置いて同芯円状に複数形成し、互いに隣接する前記
環状溝間の間隔と互いに隣接する前記環状凸条間の間隔
とを微少量相異させて形成したことにより、ダストカバ
ーの大開口部内周面の環状溝とソケットのダストカバー
取付部外周面の環状凸条とが、互いの傾斜面において局
部的に強く当接すると共に、ダストカバーの大開口部内
周面の環状溝間山部が弾性変形して、環状高面圧部が数
条形成され、軸線前後方向の向きの締付力が発生するの
で、高いシール性が寿られる。それと共に、仮にダスト
カバーの大開口部内周面が摩耗しても、ダストカバーの
環状溝間山部が軸線前後方向の向きに弾性変形されたそ
の反発力により、環状高面圧部は残されるため、高いシ
ール性を長期間維持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を表わすもので、ポールジヨイ
ントの断面平面図。第２図乃至第５図は第１図Ａ部を説
明する部分拡大図である。 （記号の説明） １・・・・・・ポールジヨイント。　　２・・・・・・
ボールスタッド。 ３・・・・・・　柄　　。　　　４・・・・・・球状頭
部。 ６・・・・・・ソ　り　ッ　ト。　　　　８・・・・・
・ダストカバー取付部。 ９・・・・・・環状凸条。　　　１０・・・・・・ダス
トカバー。 １１・・・・・・小開口部。　　１２・・・・・・大開
口部。 １３・・・・・・環　状　溝。　　工１．　工２・・・
・・・間　　　隔。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 先端に球状頭部４を有する柄付きボールスタッド２と、
   該ボールスタッド２の柄３を突出させるソケット６と、
   前記ボールスタッド２の柄３に一端小開口部１１が装着
   されかつ前記ソケット６の外周に他端大開口部１２が装
   着された弾性材料より成るダストカバー１０とを備えた
   ボールジョイント１において、前記大開口部１２内周面
   に底に向けて漸次幅の狭くなる環状溝１３を所定の間隔
   を置いて同芯円状に複数形成し、他方前記ソケット６の
   ダストカバー取付部８外周面に頂に向けて漸次幅の狭く
   なる環状凸条９を所定の間隔を置いて同芯円状に複数形
   成し、互いに隣接する前記環状溝１３間の間隔Ｉ＿２と
   互いに隣接する前記環状凸条９間の間隔Ｉ＿１とを微少
   量相異させて形成したことを特徴とするボールジョイン
   ト。