JPS63316713A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は毛髪に対し、優れた光沢を与え、なめらかな感
触を付与しながら、かつ良好なセフ）保持力を有する毛
髪化粧料に関する。

〔従来の技術〕

従来、毛髪化粧料には毛髪に光沢やなめらかさを与える
目的でシリコーン油、エステル油、炭化酸水素油などの
油分を、可溶化、乳化、熔解してもちいられている。特
にシリコン油は、表面張力が低く毛髪のなじみに優れ、
良い光沢が得られた近年多用されていものある。しかし
、油分のもつ限界があり多量に用いたり消費者が長いあ
いだ用いたりすると、頭髪が脂ぎる欠点があった。また
なめらかさを付与する目的でカチオン活性剤も多用され
ているが、望ましい光沢を与えるものでなく、多量に配
合すると安全性上も好ましくないという欠点があった。

また、毛髪セントの目的で高分子化合物；ポリビニルピ
ロリドン系ポリマー、酸性ポリビニルエーテル系ポリマ
ー、酸性アクリル系ポリマーあるいはカチオン性ポリマ
ー等が用いられている。

これらは毛髪の固定すなわちセット力に優れるものの、
光沢なめらかさを満足するものではなかった。

本発明者らは、上記事情にかんがみ、これまでに、特定
のシリコンを毛髪化粧料に配合した場合、上述の条件を
満たすことを見出して特許出願をした（特願昭６ｌ−２
０７３２８）　。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この特定シリコンをのみでは、沸点が高
く毛髪塗布後の乾きが遅い、また溶液粘度が高く毛髪に
塗布しづらいという欠点があった。

本発明者らは、こりような欠点を解決し、毛髪に優れた
光沢を与え、なめらかな感触を付与し、頭髪の脂じみが
なく毛髪に塗布し易く、毛髪に塗布後の乾きが早くかつ
適度なセット力を有する毛髪化粧料を得るべく鋭意研究
を行った結果、本発明を完成するに至った。

〔問題を解決するための手段〕

すなわち、本発明は、 一般式（１） （Ｒｓはメチル基または一部がフェニル基を表し、Ｒ２
はメチル基または水酸基を表す。また、ｎは３，０００
〜２０，０００の整数を表す。）で表される高分子量シ
リコーンの一種または二種以上と トリクロロトリフロロエタン及び／またはテトラクロロ
ジフロロエタンと、 一般式（■） Ｒ３Ｒ７ Ａ　　　　　　　　　　　　　　　　０Ｒ４Ｎ　　Ｒ６
ＣＯＯＲＢ ■ （ｎ　：　ｍ＝９０：　１０から５０＝５０の範囲であ
り、分子量は、ｓｏ、ｏｏｏからｓｏｏ、ｏｏｏの範囲
である。

Ｒ３及びＲ７は、水素原子又は　スチル基、Ｒ４、Ｒ５
はそれぞれ１〜４個の炭素原子を有するアルキル基。

Ｒ６は、１〜４個の炭素原子を有するアルキレン基、Ｒ
１２は、１〜２４個の炭素原子を有する飽和又は不飽和
のアルキル基 Ａは、酸素原子又はＮｌｌ基） で表わされる両性樹脂の一種又は二種以上とを配合する
事を特徴とする頭髪毛粧料である。

本発明で使用する高分子量シリコーンは上記の一般式で
表される高分子量のもので、式中のｎの値は３．０００
〜２０．０００である０分子量でいうと、約３７万〜１
５０万程度であり、性状は常温で軟質ゴム状を呈してい
る。

具体的な構造を化学名で示せば、ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。

従来、重合度が３〜６５０の範囲のジメチルポリシロキ
サンは化粧料成分として使用されているが、本発明のご
とき高分子量のシリコーンを化粧料に配合した例は全く
みられない。

高分子量シリコーンの配合量は毛髪化粧料全量中の０．
１〜５０重量％、好ましくは１〜３０重量％である。０
．１％未満では十分な効果が得られず、５０％を超える
と熔解しにくくなる。

本発明の高分子量シリコーンを毛髪化粧料に配合する際
に、トリクロロトリフロロエタン及び／又はテトラクロ
ロジフロロエタンに熔解して配合することが好ましい。

もちろん、毛髪化粧料中に、別々に配合して系中で熔解
させても構わない。

本発明で用いられる両性樹脂は、製品中で可溶または、
分散性の重合体である。もし、エタノール等の任意の溶
媒が存在するならば、重合体は、組み合わされた溶媒系
に可溶または分散性の重合体である。好ましい樹脂は、
ｎ　：　ｍ＝９０：　１０〜７０：３０でＲ８が１２〜
２４個の炭素原子を有する飽和又は不飽和のアルキル基
のものが特に好ましく、配合量は、０．１〜１０重量％
、好ましくは０．５〜２重量％である。

本発明に用いられるトリクロロトリフロロエタン及び／
又はテトラクロロジフロロエタンの配合量は、毛髪化粧
料全量中の１〜９８．８ｆｆｉｆｉ％であり、好ましく
は１〜５０重量％である。

本発明の剤型は任意であり、可溶化系、乳化系、粉末分
散系、油−水の２層系、油−水一粉末の３層系など、い
ずれでも構わない。

乳化系の場合は、高分子量シリコーンを含む油相をノニ
オン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活
性剤あるいはそれらの混合物で乳化して用いるのが一般
的であるが、その際に、あらかじめ界面活性剤と水溶性
多価アルコールとの混合物を調製し、ついで油相と混合
して乳化組成物を得る方法が好ましい。

水溶性多価アルコールは、分子内に２個以上の水酸基を
有する多価アルコールであり、具体例を挙げればエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、１．３−ブチレ
ングリコール、１．４−ブチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、グリセリン、ポリグリセリン（ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、デカグリ
セリンなど）、グルコース、マルトース、マルチトール
、シｙｓｔｌｒ、フラクトース、キシリトール、ソルビ
トール、マルトトリオース、スレイトール、エリスリト
ール、デンプン分解糖還元アルコールなどであり、これ
らのうちから一種または二種以上が任意に選択されて用
いられる。

乳化化粧料の油相を構成する油としては、本発明に係る
高分子量シリコーンの他につぎのような油を挙げること
ができる。

すなわち、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ
油、綿実油などの油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルナ
ウバ口つなどのロウ類、流動パラフィン、スクワラン、
ワセリン、揮発性イソパラフィンなどの炭化水素油、脂
肪酸類、アルコール類、オクタン酸セチル、ミリスチン
酸イソプロピルなどのエステル油、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン
油、シリコーン樹脂など、化粧料で一般的に用いられる
油である。

上記成分の一般的な配合量は、界面活性剤が毛髪化粧料
全量中の０．５〜１０重量％、高分子量シリコーンを含
む油相が１０〜８０重量％であり、あらかじめ界面活性
剤と水溶性多価アルコールとの混合物を調製して油相と
混合して乳化組成物を得る方法の場合は、界面活性剤が
１〜２０重量％、高分子量シリコーンを含む油相が１０
〜７０重量％、水溶性多価アルコールが化粧料全量中の
５〜３０重量％で界面活性剤に対して５０〜９９重量％
の程度にするのが好ましい。

なお、乳化化粧料の乳化形式としては油中水型または水
中油型のいずれでも彩り得るが、本発明の効果である撥
水性を失わないように調製することが望ましい。

本発明の毛髪化粧料には上記の必須構成成分に加えて、
目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲
で、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、ビタミン、ホ
ルモンなどの薬剤、香料を配合してもよい。

〔実施例〕

以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。本
発明は、これらによって限定されるものではない。配合
量は全て重量％である。

実施例１　ヘアオイル ｉｌｌテトラクロロジフロロエタン　　　　　５７．０
％（２）デカメチルペンタシロキサン　　　　　２０．
０（３）ジメチルポリシロキサン　　　　　　　１０．
０（Ｒ１及びＲ２はメチル基、 ｎ　＝　７，０００） （４）両性樹脂　　　　　　　　　　　　　　　３．０
（Ｒ３、Ｒ４％　Ｒ５、Ｒ７はメチル基Ｒ６はエチレン
基 Ｒ８はステアリル基 Ａは酸素原子） （５）エタノール　　　　　　　　　　　　　　１０．
０（６）香料　　　　　　　　　　　　　　　適量（１
１〜（６）を攪拌溶解、混合する。透明性のよい液状ヘ
アオイルを得た。

実施例２　ヘアスプレー （１）トリクロロトリフロロエタン　　　　　３０．５
％（２）オクタメチルシクロテトラシロキサン　５．０
（３）メチルフェニルポリシロキサン　　　　　１．０
（Ｒ１は、メチル基；フェニル基＝ １：ＩＲ２はメチル基、ｎ　＝　１０，０００）（４）
両性樹脂　　　　　　　　　　　　　　　０．５（Ｒ３
、Ｒ４、Ｒｓ　、Ｒ７はメチル基Ｒ６は、エチレン基 Ｒ８は、ベヘニル基 Ａは酸素原子） （５）エタノール　　　　　　　　　　　　　　３．０
（６）香料　　　　　　　　　　　　　　　　通量（７
）テトラクロロジフロロメタン　　　　　３０．０（８
）ジクロロジフロロメタン　　　　　　　３０．０（１
１〜（６）を攪拌溶解後、エアゾール容器に入れた後に
、弁をつけ＜７１　（８）を、容器に充填する。

実施例３　ヘアムース■ ＋１１　）　’Ｊクロロトリフロロエタン　　　　　１
５．０％（２）オクタメチルシクロテトラシロキサン　
５．０（３）ジメチルポリシロキサン　　　　　　　　
３．０（Ｒ１及びＲ２はメチル基 ｎ　−２０，０００） （４）約２，０００の分子量を有し、　　　　　　　０
．５かつ（Ｃ１１３）　３　Ｓｔに　　単位；（Ｃｓ　
Ｈｓ　’＞　２　　ＳｉＯ単位：（Ｃｓ　Ｈｓ　）　Ｓ
ｉ０３／　２単位：Ｓｉ０２単位＝　　０．９　；０．
１　：　０．２　：　１からなる平均式　（ＣＩ＋３　
）　　１．２３（Ｃｓ　Ｈｓ　）　０．１８　Ｓｉ０１
．３０で表わされる有機シリコーン樹脂 （５）グリセリン　　　　　　　　　　　　　　２・０
（６）ポリエチレングリコール（１２０）硬化　２．０
ヒマシ油エステル （７）エタノール　　　　　　　　　　　　　　８．０
（８）両性樹脂　　　　　　　　　　　　　　０．５（
Ｒ３、Ｒ４ｓ　Ｒ５、Ｒ７はメチル基Ｒ６はエチレン基 Ｒ８はステアリル基 Ａは酸素原子） （９）イオン交換水　　　　　　　　　　　　５６．０
Ｑ功ジメチルエーテル　　　　　　　　　　　４（１１
）プロパン　　　　　　　　　　　　　　４（１）に（
２）　（３１（４）を加えて、熔解し、（５）　（６）
の混合物に加えて乳化し、（７）（８）　（９）と混合
してなる溶液エアゾール容器に入れ弁を取り付けたのち
にα１（１１）を充填する。

〔発明の効果〕

本発明の毛髪化粧料は、乾きが早く毛髪に豊かな光沢と
なめらかさを与え、かつ毛髪に対して優れたセント保持
力を有する毛髪化粧料である。

手Ｖｔ？！正書（自発） １、事件の表示 昭和６２年特許願第１５２０７７号 ２、　発明の名称 毛髪化粧料 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　東京都中央区銀座７丁目５番５号明細書の「特
許請求の範囲」及び「発明の詳細な説明」の欄 ５、？！正の内容 （１）明細書の箒牛賽汝す第７頁の「一般式（■）」を
次の通り補正する。

一般式（ＩＩ） 暇 （２）明細書鈴学費女昏第７頁の下から第２行の「Ｒ１
２」を「Ｒ８」と補正する。

（３）　　明細Ｍｆ＆如鼻茄妊第７頁最下行「アルキル
基」の次に「、Ｒ９は、１〜４個の炭素原子を有するア
ルキレン基。」を加入する。

（４）　　明細書第１３頁第８行「ステフリル基」の次
に「、Ｒ９は、メチレン基」を加入する。

（５）明細書第１４頁第３行「ベヘニル基」の次に「、
Ｒ９は、エチレン基」を加入する。

（６）　　明細書の第１５頁第１２行「ステアリル基」
の次に「、Ｒ９は、メチレン基」を加入する。

以上 ２、特許請求の範囲 （１）一般式（１） （Ｒ，はメチル基または一部がフェニル基を表し、Ｒ２
はメチル基または水酸基を表す、また、ｎは３，０００
〜２０，０００の整数を表す、）で表される高分子量シ
リコーンの一種または二種以上と、 トリクロロトリフロロエタン及び／またはテトラクロロ
ジフロロエタンと、 一般式（ＩＩ） 「 （ｎ　：　ｍ＝９０：　１０からｓｏ：ｓｏの範囲であ
り、分子量は、５０．０００からｓｏｏ、ｏｏｏの範囲
である。

Ｒ３及びＲ７は、水素原子又は　Ｘチル基、Ｒ４、Ｒ５
はそれぞれ１〜４個の炭素原子を有するアルキル基。

Ｒ６は、１〜４個の炭素原子を宵するアルキレン基、二
ュは、１〜２４１固の炭素原子を有する飽和又はＡは、
酸素原子又はＮＨ基） で表わされる両性樹脂の一種又は二種以上とを配−合す
る事を特徴とする頭髪毛粧料。

（２）毛髪化粧料が乳化化粧料である特許請求の範囲第
１項に記載の毛髪化粧料。

（３）乳化化粧料がノニオン活性剤を含有するものであ
る特許請求の範囲第２項記載の毛髪化粧料。

（４）乳化化粧料がカチオン活性剤を含有するものであ
る特許請求の範囲第２項記載の毛髪化粧料。

（５）　　乳化化粧料がアニオン活性剤を含有するもの
である特許請求の範囲第２項記載の毛髪化粧料。

（６）乳化化粧料が、水溶性多価アルコールおよび活性
剤の混合物と、油相とを混合して乳化せしめた乳化化粧
料である特許請求の範囲第２項ないし第５項記載の毛髪
化粧料。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）一般式（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） （Ｒ＿１はメチル基または一部がフェニル基を表し、Ｒ
   ＿２はメチル基または水酸基を表す。また、ｎは３，０
   ００〜２０，０００の整数を表す。）で表される高分子
   量シリコーンの一種または二種以上と、 トリクロロトリフロロエタン及び／またはテトラクロロ
   ジフロロエタンと、 一般式（II） ▲数式、化学式、表等があります▼（II） （ｎ：ｍ＝９０：１０から５０：５０の範囲であり、分
   子量は、５０，０００から５００，０００の範囲である
   。 Ｒ＿３及びＲ＿７は、水素原子又はメチル基、Ｒ＿４、
   Ｒ＿５はそれぞれ１〜４個の炭素原子を有するアルキル
   基。 Ｒ＿６は、１〜４個の炭素原子を有するアルキレン基、
   Ｒ＿１＿２は、１〜２４個の炭素原子を有する飽和又は
   不飽和のアルキル基 Ａは、酸素原子又はＮＨ基） で表わされる両性樹脂の一種又は二種以上とを配合する
   事を特徴とする頭髪毛粧料。
2. （２）毛髪化粧料が乳化化粧料である特許請求の範囲第
   １項に記載の毛髪化粧料。
3. （３）乳化化粧料がノニオン活性剤を含有するものであ
   る特許請求の範囲第２項記載の毛髪化粧料。
4. （４）乳化化粧料がカチオン活性剤を含有するものであ
   る特許請求の範囲第２項記載の毛髪化粧料。
5. （５）乳化化粧料がアニオン活性剤を含有するものであ
   る特許請求の範囲第２項記載の毛髪化粧料。
6. （６）乳化化粧料が、水溶性多価アルコールおよび活性
   剤の混合物と、油相とを混合して乳化せしめた乳化化粧
   料である特許請求の範囲第２項ないし第５項記載の毛髪
   化粧料。