JPS6331486A - 誘導電動機の速度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は誘導電動機の速度制御装置に関する。１（従来
の技術） 従来、誘導電動機は１次側開閉器により運転−停止を行
い、誘導電動機の２次回路に設けられたチョッパ素子が
導通すると３相ブリツジ整流器から直流リアクトルを通
って誘導電動機の２次回路が短絡され、チョッパ素子が
導通阻止すると２次抵抗器が接続される。従って、チョ
ッパ素子が導通制御することにより、誘導電動機の２次
電流が制御され、それによって誘導電動機の回転速度が
制御される。

速度設定器により設定された速度設定値は誘導電動機に
直結された速度検出器により得られる速度検出値と共に
加算回路に入力され、その偏差が速度調節器に入力され
る。更に、速度調節器の出力と、誘導電動機の２次回路
に設けられた直流変換器により検出された誘導電動機の
２次電流が加算回路に入力され、その偏差が電流調節器
に入力される４この偏差信号を入力された電流調節器は
該偏差を零にする方向で調節出力を発生する。

一方、パルス発信器は周期的なパルスを発生している。

パルス制御器はパルス発信器のパルス信号と電流調節器
の調節出力により、チョッパ素子の導通時間を決定する
。

このようにして、誘導電動機は速度設定器により設定さ
れた速度を維持するように制御される。

（発明が解決しようとする問題点） 以上のような誘導電動機の速度制御装置において、チョ
ッパ素子は導通−阻止間および阻止−導通間に一定の時
間をもたないと導通−阻止制御が不可となる。阻止−導
通間にある時間を要すると誘導電動機の２次電流に制限
をうけるため、トルクが制限される。

また、チョッパ素子が異常時、チョッパ素子を誘導電動
機の２次回路より切離した場合、誘導電動機の速度は２
次側に設けられた２次抵抗器で定まる速度でしか運転し
ない欠点があった。

本発明は上記の如き従来の欠点を除去するためになされ
たものであり、従って本発明の目的は、チョッパにて制
御されている誘導電動機が高速で運転し、チョッパによ
り２次電流の制限を、うけるようなとき、誘導電動機の
２次側に設けられた２次抵抗器を複数個設けることによ
り、抵抗値を減じ、２次電流を増大させて、誘導電動機
のトルクを増すことである。

また、チョッパ素子が異常となった場合、このチョッパ
素子回路を切離して、前記複数個設けられた２次抵抗器
の組合せによって１段階的な速度制御が行える装置を提
供することにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は誘導電動機の速度設定手段と、速度検出手段と
、速度設定手段により設定された速度と速度検出手段に
より検出された速度との偏差が解消するように誘導電動
機の２次抵抗回路の半導体チョッパ素子を導通−阻止駆
動する手段を有して成る誘導電動機の速度制御装置にお
いて、誘導電動機の２次回路に設けられた２次抵抗器を
複数個設けることにより、チョッパ素子より制限される
誘導電動機の２次電流を複数個設けた２次抵抗器に流す
ことにより、誘導電動機のトルクを増大する手段を備え
た誘導電動機の速度制御装置である。

（作　用） 誘導電動機の２次側に設けられたチョッパ素子と並列に
接続された２次抵抗器を複数個設けることにより、高速
時の誘導電動機のトルクを増大し、チョッパ異常時には
２次抵抗器によって段階的な速度制御が行える。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示す速度制御装置である。

誘導電動機１は１次側開閉器２により、運転−停止する
。誘導電動機１の２次回路には３相ブリツジ整流器４を
設けて、誘導電動機１の２次交流回路を直流に変換し、
直流リアクトル５に接続される。更に、２次抵抗器６を
２台と、チョッパ素子３を並列に接続し、１台の２次抵
抗器６とチョッパ素子３にはそれぞれ、直流接触器１６
．１７を設けておく。よって、誘導電動機１の２次回路
はチョッパ素子３が導通したとき短絡され、阻止したと
きは２次抵抗器６に接続される。

ここで、誘導電動機１の２次周波数よりも高い周波数で
チョッパ素子３が導通−阻止し、この導通−阻止の時間
を変えることにより、誘導電動機上の２次電流を制御し
、それに伴って誘導電動機１の速度が制御される。

一方、速度設定器７により設定された速度設定値は誘導
電動機上に直結された速度検出器８により得られる先度
検出値と共に加算回路９および切換制御装置１８に入力
される。

加算回路９では速度設定値と速度検出値との偏差信号が
作成され、速度調節器１０に入力され、この偏差を零に
する方向で速度調節器１０は調節出力を発生する。この
調節出力と、直流変換器１１により検出された誘導電動
機１の２次電流とが加算回路１２において比較され偏差
信号が作成される。この偏差信号を入力された電流調節
器１３は該偏差を零にする方向で調節出力を発生する。

この調節出力と、周期的なパルスを発生しているパルス
発信器１４の信号とをパルス制御器１５に入力し、速度
設定値になるようにチョッパ素子３の導通−阻止時間を
決定する。

切換制御装置１８は誘導電動＠１が高速になった場合、
直流接触器１６を投入し、２次抵抗器６を並列に接続す
ることにより抵抗値を減少させ誘導電動機１の２次電流
を増加させることによりトルクを増大させる。また、切
換制御装置１８は速度設定器７と速度検出器８の信号を
比較し、追従していないと判断したときはチョッパ素子
３の異常と判断し、直流接触器１７を切離し、直流接触
器１６を入−切して速度設定器７により設定された値に
近い運転を行うようにする。

速度検出器８からの信号を切換制御装置１８に入力し、
切換制御装置１８にて誘導電動機１の速度が高速運転に
なったと判断したとき、直流接触器１６へ入指令を与え
る。こうすることにより、チョッパ素子３が導通阻止の
とき誘導電動機ｌの２電流は２次抵抗器６に２台分流れ
るので増大し、誘導電動機１のトルクは増大する。以上
の関係を第２図に示す。横軸は時間を示し、縦軸は誘導
電動機１の２次回路における３相ブリツジ整流器４の直
流電流を示している。第２図において、２次抵抗器６が
１台接続されて、チョッパ制御されているとき、直流接
触器１６が入ればチョッパ阻止時２次抵抗器６が２台接
続された状態になるので、誘導電動機１の２次電流は増
大する。

一方、切換制御′３Ａ置１８は速度設定器７の信号と速
度検出器８の信号を入力しているので、両者間の信号を
比較し、フィードバック制御が正常に動作していない場
合はチョッパ制御異常と判断して切換制御装置１８より
直流接触器１７に阻止指令を出し、チョッパ制御を停止
する。また、切換制御装置１８には２次抵抗器６の挿入
台数に対する誘導電動機１に対する速度を記憶しておき
、速度設定器７の信号に近い速度となるように直流接触
器１６を開閉し、チョッパ制御異常時にも２次抵抗器６
により段階的な速度制御ができる。

２１はチョッパ素子の導通、２２はチョッパ素子の阻止
、２３は２次抵抗器１台から２台への指令、２４は２次
短絡の直流電流、２５は２次抵抗器２台のときの２次直
流電流、２６は２次抵抗器１台のときの２次直流電流を
示している。

以上のように、本発明によれば誘導電動機の速度制御装
置において、２次抵抗器を複数台設置することにより、
高速時の誘導電動機のトルク増大およびチョッパ制御異
常時に段階的な速度制御が可能となる。

又、本発明はチョッパ素子の異常時に、チョッパ素子を
切離し、複数個設けられた２次抵抗器を組み合わせて使
用することにより、段階的な速度制御を行うこともでき
る。

本実施例では２次抵抗器６が２台であるが、３台以上と
なっても同様な効果が得られる。

〔発明の効果〕

誘導電動機の速度制御装置において、２次抵抗器を複数
個設置し、２次抵抗器の挿入台数制御により高速時にお
ける誘導電動機のトルク増大をはかるとともに、チョッ
パ素子異常時においても段階的な誘導電動機の速度制御
を行えるようにした。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す速度制御装置の構成図
、第２図は第１図の動作を示す説明図である。 ３・・・チョッパ素子 ６・・・２次抵抗器 ７・・・速度設定器 ８・・・速度検出器 ９．１２・・・加算回路 １０・・・速度調節器 １３・・・電流調節器 １４・・・パルス発信器 １５・・・パルス制御器 １６、１７・・・直流接触器 工８・・・切換制御装置 代理人　弁理士　　則　近　憲　銅 量　　三俣弘文 ３今↓霞勧才戊の

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 誘導電動機の速度設定手段と、速度検出手段と、前記速
   度設定手段により設定された速度及び前記速度検出手段
   により検出された速度との偏差が解消するように前記誘
   導電動機の２次抵抗回路のチョッパ素子を導通、阻止す
   る手段を有して成る誘導電動機の速度制御装置において
   、前記誘導電動機の２次回路に設けられた複数個の２次
   抵抗器を具備することにより、前記チョッパ素子より制
   限される誘導電動機の２次電流を分流し、前記誘導電動
   機のトルクを増大することを特徴とした誘導電動機の速
   度制御装置。