JPS63312325A - シリコ−ン球形微粒子の製造法 - Google Patents

シリコ−ン球形微粒子の製造法

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JPS63312325A
JPS63312325A JP14838487A JP14838487A JPS63312325A JP S63312325 A JPS63312325 A JP S63312325A JP 14838487 A JP14838487 A JP 14838487A JP 14838487 A JP14838487 A JP 14838487A JP S63312325 A JPS63312325 A JP S63312325A
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spherical fine
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永井 喜行
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鈴村 次男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主としてポリシロキサンからなるシリコーン
の球形微粒子であって、特に形状が球状であり、径がミ
クロンオーダーの微粒子の新規な製造法に関するもので
ある。
[従来の技術] 近年は、各種素材を原料とした微粒子に関心が高まって
おり、金属、金属化合物、セラミック、炭素などの無機
物、ポリスチレン、ポリアクリル酸、ポリアミド、エポ
キシ樹脂などの有機ポリマーを原料とした種々の形状、
径の分布を有した微粒子が製造されている。
原料が有機ポリマーであるものの中で、ポリシロキサン
を主成分とした球形の微粒子も既に知られている(特開
昭59−96122号公報)この球形微粒子の製造法と
しては、線状オルガノポリシロキサンを含有する熱硬化
性ポリマーまたはポリマー組成物を熱気流中に噴霧して
硬化させるか、線状オルガノポリシロキサンを含有する
エネルギー線硬化性ポリマーまたはポリマー組成物を高
エネルギー線の照射下で噴霧して硬化させる方法が用い
られる(同公報)。
[発明が解決しようとする問題点] 前記の方法によれば、確かにポリシロキサンを主成分と
する球形で径がミクロンオーダーの微粒子が得られるが
、径の分布の広いものすなわち小さいものから大きいも
のまで種々の径の混じったものとなる。
また装置が特殊なことから設備費が高価であったり、生
産性が低いなどの工業的な製造法としての問題点もある
そこで、本発明者らは、ポリシロキサンを主成分とする
微粒子を製造する方法について鋭意検討した結果、径が
ミクロンオーダーであって、かつ径の分布の小さい、ポ
リシロキサンを主成分とする微粒子を、工業的に容易に
製造する方法を見出し、本発明に至った。
[問題点を解決するための手段および作用]すなわち、
本発明は、シラン化合物およびポリシロキサンの中から
選ばれる1種または2種以上の混合物を、アミン(含窒
素芳香族複素環化合物を除く)、アミド、ニトリルの中
から選ばれる1種または2種以上の混合物を主成分とす
る溶媒中、縮合触媒存在下に縮合させ、0〜20モル%
の[R3S i Ol、2]単位20〜95モル%の[
R2S i O]単位3〜70モル%の[RSiO3/
2 ]単位(各々のRは同種又は異種の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数2〜4のアルケニル基またはフェニル基
を示す。) から構成されるポリシロキサンを80%以上含有し、か
つ平均粒径が0.2〜20μmであるシリコ−2球形微
粒子を製造することを特徴とするシリコ−2球形微粒子
の製造法である。
以下、本発明の方法を詳しく述べる。
本発明で球形微粒子の主成分をなすポリシロキサンは、
原料としてシラン化合物あるいはポリシロキサンを用い
て製造できる。
原料としてシラン化合物を用いる場合には、一般式R3
S ! X、R2S ! X2、R3!X3で各々表わ
される化合物を、それぞれ0〜20モル%、20〜95
モル%1.3〜70モル%の範囲で混合して使用する。
前記式R3S ! X、R2S ! X 2、R81x
3において、各/l?(7)Rは同種又は異種の炭素数
1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル基また
はフェニル基を示し、各々のXはシラノール基または加
水分解してシラノール基を生成する基をそれぞれ示す。
Rの好ましい具体例としては、メチル基、エチル基、ブ
チル基、ビニル基、アリル基、フェニル基などが挙げら
れる。また、Xはシラノール基または加水分解してシラ
ノール基を生成する基を示すが、加水分解してシラノー
ル基を生成する基の好ましい具体例としては、塩素原子
、臭素原子などのハロゲン原子;メトキシ基、エトキシ
基、メトキシエトキシ基などのアルコキシ基;アセトキ
シ基、プロピオキシ基などのアシロキシ基;ジメチルア
ミノ基、ジエチルアミノ基などのジアルキルアミノ基;
メチルエチルエトオキシモ基などのオキシモ基ニジエチ
ルアミノキシ基などのジアルキルアミノキシ基およびケ
イ素原子に直接結合した水素原子などを挙げることがで
きる。
前記式R35iXで表わされる化合物の具体例としては
、例えば、トリメチルシラノール、トリメチルクロルシ
ラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシ
シラン、トリメチルアセトキシシラン、トリメチル(ジ
メチルアミノ)シラン、トリメチル(メチルエチルケト
オキシモ)シラン、トリメチルシラン、トリエチルシラ
ノール、ジメチルエチルクロルシラン、ジメチル−1−
ブチルクロルシラン、ジメチルビニルクロルシラン、ジ
メチルアリルメトキシシラン、ジメチルフェニルクロル
シラン、ビニルジフェニルシラン、トリフェニルクロル
シラン、トリフェニルシランなどを挙げることができる
前記式R2S i X 2で表わされる化合物の具体例
としては、例えば、ジメチルシランジオール、ジメチル
ジクロルシラン、ジメチルクロルメトキシシラン、ジメ
チルク頃レジラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチ
ルジアセトキシシラン、ジメチルビス(ジメチルアミノ
)シラン、ジメチルビス(メチルエチルヶトオキシモ)
シラン、ジエチルシランジオール、ジエチルジク咀レジ
ラン、メチルエチルジク頃レジラン、メチル−↑−ブチ
ルジク咀レジラン、メチルビニルジクロルシラン、メチ
ルアリルジクロルシラン、メチルフェニルジクロルシラ
ン、ジノエニルクロルシランなどを挙げることができる
前記式R81X  で表わされる化合物の具体例として
は、例えば、メチルシラントリオール、メチルトリク頃
レジラン、メチルジク咀しシラノール、メチルク頃レジ
ランジオール、メチルトリアセトキシシラン、メチルジ
ク暗レジラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
アセトキシシラン、メチルトリス(ジメチルアミノ)シ
ラン、メチルトリス(ジエチルアミノキシ)シラン、エ
チルトリクロルシラン、ビニルトリクロルシラン、フェ
ニルトリクロルシラン、フェニルジクロルシランなどを
挙げることができる。
これらの化合物のうち、加水分解してシラノール基を生
成する基を有するシランを原料として用いるときは、球
形微粒子形成のための縮合反応の前に予め加水分解し、
シラノール基に変換させ、さらにシラノール基の一部を
適度に縮合させたものを用いてもよい。特に、クロルシ
ランやアセトキシシランのように加水分解に際し、塩化
水素などの酸性化合物を生ずるものは、縮合時に溶媒や
縮合触媒と反応したり塩を形成するために、予め加水分
解し、副生ずる酸性化合物を除去しておくことが好まし
い。
原料としてポリシロキサンを用いる場合には、一般式[
1]で表わされるポリシロキサンを用いる。
(RS iol /2) a (R2S f()) Q
(R2XS!0172)m(R3!03/2)x(RX
SiO>  (RX  5in1/2>7・・・・・・
[■コ (式中、各々のRは同種又は異種の炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数2〜4のアルケニル基またはフェニル基
を示し、各々のXはシラノール基または加水分解してシ
ラノール基を生成する基をそれぞれ示す。) ここで、本発明の構成単位からなるポリシロキサンを得
るには、原料ポリシロキサンが次式[II]で示される
条件を満足する必要がある。
O≦a/l  X100≦20 20≦(Q+m>/l  xi 00≦953≦(X+
V+Z)/l  X100≦70ただし、t=a−B1
+m+x+y+z・・・・・・[II] 本発明で使用する原料ポリシロキサンの具体例としては
、例えば、Rがメチル基の場合、次式の化合物を挙げる
ことができる。
He    0H )1e    He I )18    H He He ここでRはメチル基以外にエチル基、ブチル基、ビニル
基、フェニル基などを任意の割合で含むことができる また、本発明では、原料ポリシロキサンとして、前記式
[I]で表わされるポリシロキサンの2種以上の混合物
を用いることもできる。その場合には、各原料ポリシロ
キサンが式[II]の条件を必ずしも満たす必要はなく
、そのモル比に応じた合計の値が式[II]の条件を満
たすようにすればよい。
例えば、   Me      と のモル比1:1の混合物、あるいは、 Heと のモル比1:2の混合物などが挙げられる。
また、本発明では原料として、前記式R3Sされるシラ
ン化合物と弐N]で表わされるポリシロキサンを混合し
て用いることもできる。
例えば、    γe        とHO(S!0
)10  H 肖e Mesico、3のモル比1:2の混合物、あるいは He    H Me t のモル比1:3の混合物を挙げることができる。
本発明においては、前記の原料すなわち、シラン化合物
、ポリシロキサンあるいはその混合物をアミン(含窒素
芳香族複素環化合物を除く)、アミド、ニトリルの中か
ら選ばれる1種または2種以上の混合物を主成分とする
溶媒中で縮合反応させる。
本発明で溶媒として用いるアミン(含窒素芳香族複素環
化合物を除く)、アミド、ニトリルとは分子内にアミノ
基、アミド基、ニトリル基のうちの少なくとも1個を有
するものである。
そのうち、常温下または若干の加熱で液体となるものが
好ましく、また、分子内にアルキル基、アルコキシ基、
カルボニル基、塩素原子、フッ索原子、ニトロ基などの
置換基を有していてもよい。
本発明で用いるアミン(含窒素芳香族複素環化合物を除
く)、アミド、ニトリルの具体例としては、n−ブチル
アミン、n−ヘキシルアミン、ピペリジン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、ジエチルシクロヘキシルアミ
ン、アニリン、N、N−ジメチルアニリン、トルイジン
、クロルアニリン、エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、ホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド
、N、N−ジメチルアセトアミド、ピロリドン、N−メ
チルピロリドン、アセトニトリル、プロピオニトリル、
β−クロルプロピオニトリル、β−アミノプロピオニト
リル、アクリロニトリル、スクシノニトリル、アジポニ
トリル、ベンゾニトリル、トルニトリル、クロルベンゾ
ニトリルなどを挙げることかできる。
とくに好ましくは、アセトニトリル、アニリン、ジメチ
ルシクロヘキシルアミン、ジメチルホルムアミド、ピロ
リドン、アクリロニトリル、ベンゾニトリル、アミノカ
プロニトリルなどである。これらの溶媒に少量の、水、
アルコール、エーテル、ケトン、エステルなどの有機溶
媒を加え、混合物として用いることはなんら差し支えな
い。 本発明方法において用いる溶媒の量は、原料とす
るシラン化合物、シロキサンによって異なるが、通常、
原料に対して、3〜100M量倍、好ましくは、5〜5
0重量倍である、多すぎても少な過ぎても球形の微粒子
が得られない場合がある。
本発明で使用する縮合触媒としては、通常よく知られた
もの、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化バリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、ナ
トリウムメトキサイド、カリウムブトキシド、ジアザビ
シクロウンデセン、テトラメチルアンモニウムヒドロキ
サイドなどの無機、有機のアルカリ化合物;テトラメト
キシチタン、テトラブトキシチタン、オルトチタン酸ス
テアレートなどのチタン化合物;ジブチル錫オキサイド
、ジブチル錫ジラウレート、トリブチル錫アセテートな
どの錫化合物などを挙げることができる。これらは用い
る原料によって適当なものが選ばれ、原料に対して0.
001〜10%、好ましくは0.005〜5%用いられ
る。前記の縮合触媒が用いる溶媒に溶けなかったり、溶
けにくいときには予め少量の水、アルコール、ケトン、
エーテルなどに溶かし、その溶液を用いるのがよい。
縮合反応の温度は通常、常温から溶媒の沸点までの適当
な温度が選ばれるが、加圧下に溶媒の沸点以上に加熱す
ることもできる。また、冷却下に縮合反応を行なっても
よい。
縮合に要する時間は用いる原料の種類、溶媒の種類、量
、・″縮合触媒の種類、量、温度などによって大きく変
るが、通常数10分から数10時間内に終了する。
原料であるシラン化合物、ポリシロキサンと溶媒、縮合
触媒は均一に混合するために適当に攪拌する必要がある
が、微粒子を得るための縮合反応中は特に攪拌を必要と
せず静置しておくだけでもよい。むしろ激しすぎる攪拌
は球形を破壊したり、非定型のポリシロキサンを与える
ことがある。
−15一 本発明の微粒子は、20%以下の範囲において他の任意
の成分を含有することができる。例えば、かかる特定の
構成単位以外のシロキサン構成単位を形成するシラン化
合物、あるいはかかる特定の構成単位以外のシロキサン
構成単位を含むポリシロキサンを原料の一部として用い
、本発明の微粒子中に含有せしめることができる。
かかるシラン化合物、ポリシロキサンの例として、有機
官能基を有するシラン化合物が挙げられ、通常入手でき
るものとして、エチレンジアミノプロピルトリメトキシ
シラン、エチレンジアミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、グ
リシシロキシプロピルトリメトキシシラン、メルカプト
プロピルトリメトキシシランおよびそれらのシラン化合
物を共重合した変性シリコーンオイルなどを挙げること
ができる。また、20%以下の範囲内で縮合反応におい
てポリシロキサンと共重合することのできる各種の有機
ポリマまたはその原料となる七ツマ−あるいは染料、顔
料、各種界面活性剤などの添加物を含有せしめることが
できる。
かくして 0〜20モル%(7)[R3S !01/2]単位20
〜95モル%の[R25ioコ単位3〜70モル%の[
R81o372]単位(各々のRは同種又は異種の炭素
数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のフルヶニル基ま
たはフェニル基を示す。) から構成されるポリシロキサンを80%以上含有し、か
つ平均粒径が0.2〜20μmであるシリコーン球形微
粒子か得られる。かがる特定の構成単位の種類および比
率を有するポリシロキサンは、ポリシロキサンの製造原
料を適宜に選択することによって得ることができる。微
粒子の平均径は、原料とするシラン化合物またはポリシ
ロキサンの種類、溶媒の種類、量、縮合触媒の種類、量
、反応温度などを適宜選択し組合せることによって制御
することができる。すなわち、適当な組み合せによって
前記の範囲内で任意の平均粒径を有する微粒子を得るこ
とができる。
また、本発明の方法によって得られる球形微粒子の径の
分布は比較的狭いことも特徴の1つである。原料や溶媒
、縮合触媒、縮合条件の組み合せによって異なるが、通
常、変動係数15%以下、大きくても30%以下の微粒
子が得られる。
ここで、微粒子の平均粒径や径の分布を測定する方法と
して、顕微鏡法、コールタ−カウンター法、ふるい分は
法、自然沈降法、遠心沈降法、光散乱法など各種の方法
があるが、前記のうち顕微鏡法以外は形状についての情
報を得ることができない。本発明の微粒子は形状をも測
定の対象としているため本発明でいう、平均粒径なとは
顕微鏡法によるものをいうこととする。
顕微鏡法には光学顕微鏡を用いる方法と電子顕微鏡、特
に走査型電子顕微鏡(SEM)を用いる方法とかある。
微粒子の径が1μm程度以上の場合には光学顕微鏡でも
差し支えないが、径が1μm程度以下になると分解能の
問題から電子顕微鏡を用いる必要がある。径を測定する
ために顕微鏡の視野にあるものを直接1つ1つ読み取っ
てもよいが、数多くの粒子の径を測定するために、一旦
写真にとり、その値を読み取るのが好ましい。
本発明において、径は顕微鏡の視野または写真から直接
読み取った値、すなわち、投射法による測定値を用い、
平均粒径は系の算術平均すなわち、個数平均径を用いる
こととする。
すなわち、測定したN個の粒子の個々の長径、短径をa
iSbiとしくここで長径、短径とは投射法で中心を通
る径のうち、それぞれ最も大きいものおよび最も小さい
ものをいう)、di=1/2x(ai+bi)、 (iは1からNを示す。) とすると、平均粒径はDで表わされる。
平均粒径が0.2〜20μmとは、 0.2μm≦D≦20μmであることをいう。
測定する個数Nは多ければ多いほど好ましいが、本発明
によって得られる球状微粒子は比較的径の分布が狭いた
め、50個以上好ましくは100個以上程度でよい。
粒子の中には互いにくっつきあったり融着したようなも
のが混在する場合があるが、個々の粒子がそれぞれ球の
形をしていてくっつきあったものと認められる場合には
独立した粒子として計算するものとする。
[実施例] 以下に実施例を示すがこれらはなんら本発明を限定する
ものではない。
以下の実施例において、変動係数は、CVで表わされる
ものをいう。
σ 実施例1 攪拌機、ガス供給口、滴下漏斗を装着した2iツロフラ
スコにテトラハイドロフラン1200mσと水40C1
を仕込み、滴下漏斗にはジメチルジクロルシラン103
q (0,8モル)およびメチルトリクロルシラン30
g(0,2モル)を仕込んだ。
室温下、滴下漏斗よりクロルシラン混合物を2.20/
minで1時間に渡って滴下するとともにガス供給口よ
りアンモニアガスを40mmol/minで吹込んだ。
クロルシラン混合物の滴下終了後、反応液が塩基性であ
ることを確認した後、アンモニアガスの供給を停止した
ざらに、室温下、1時間攪拌を続けた後、生成した塩化
アンモニウムを分離するためにろ過した。塩化アンモニ
ウムをテトラハイドロフランで洗浄し、その洗液と共に
ろ液1,800mflを捕集した、この溶液を減圧下、
30〜40℃に加熱してテトラハイドロフランを留去し
、72gのクロルシラン加水分解物を得た。このものは
シラノール含有量42mΩ/Q、重量平均分子fi56
0 (GPCによる測定値)からなるポリシロキサン(
原料ポリシロキサン)であった。
500mff丸底フラスコにクロルシラン加水分解物(
原料ポリシロキサン)10Ω、アセトニトリル300m
ff、1N水酸化力リウム1m0を加え均一に混合した
。この溶液を50’Cに加熱し、5時間放置し縮合反応
をした。生成した微粒子を捕集、洗浄、乾燥し、6.2
0のシリコーン微粒子を1qだ。この微粒子は、80モ
ル%の[(CH3)23 i 0]単位、20モル%の
[CHSiO]単位から構成され るポリシロキサンからなる。
得られた微粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察、
写真園影した。第1図に粒子構造の走査型電子顕微鏡(
SEM)写真を示す。ここで、100個の微粒子の径を
測定したところ、平均粒径が2.4μm、変動係数が1
1%である球形微粒子であった。
 23 一 実施例2 実施例1においてメチルトリクロルシランのかわりにビ
ニルトリクロルシラン32Q(0゜2モル)を用いて、
テトラハイドロフラン中で加水分解し、シラノール含有
ffi 45 m g/ Q、重量平均分子1540で
あるポリシロキサン(原料ポリシロキサン)74gを得
た。
この加水分解物(原料ポリシロキサン>100を用いて
実施例1と同様にアセトニトリル中で縮合反応させて5
.80の微粒子を得た。こ0]単位、20モル%(7)
[CH2=CH3! 03/2]単位から構成されるポ
リシロキサンがら々る。 得られた微粒子を走査型電子
顕微鏡(SEM)で観察、写真撮影し、100個の微粒
子の径を測定したところ、平均粒径が2.7μm、変動
係数が13%である球形微粒子であった。
実施例3 実施例1においてジメチルジクロルシラン103Clの
かわりにメチルフェニルジクロルシラン57Ω(0,3
モル)とジメチルジクロルシラン65Q (0,5モル
)を用いて、テトラハイドロフラン中で加水分解し、シ
ラノール含有量52mCl/C!、重量平均分子量62
0であるポリシロキサン(原料ポリシロキサン)78q
を得た。
この加水分解物(原料ポリシロキサン>100を用いて
実施例1と同様にアセトニトリル中で縮合反応させて5
.70の微粒子を得た。この微粒子は、50モル%の[
(CH3)23 i0]単]単30モル%の[(CH3
)(C6H5)SiO]単位、20モル%の[CH35
iO]単位から構成されるポリシロキサンからなる。
得られた微粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察、
写真撮影し、100個の微粒子の径を測定したところ、
平均粒径が3,3μm、変動係数が19%である球形微
粒子であった。
実施例4 ’11ツロフラスコにテトラハイドロフラン500mf
f 、水50g、1N水酸化力リウム5m0を仕込み、
室温下で平均組成式が Me3SIO(Me28!0)10 (MeH3i 0
)33 iMe3で表わされる原料ポリシロキサン10
0CIを1時間で滴下した。滴下と共に水素の発生が認
められ、水素の発生が終了してからさらに1時間攪拌を
続けた。
減圧下に加熱してテトラハイドロフランおよび過剰の水
を留去して、シラノール含有量35mg/Cl、重量平
均分子量1860であるポリシロキサン(原料ポリシロ
キサン)102C]を得た。
この加水分解物(原料ポリシロキサン>100を用いて
実施例1と同様にアセトニトリル中で縮合反応させて7
.80の微粒子を得た。この微粒子は、13モル%の[
(CI−43>33iO1/21単位、67モル%の[
(CH3)25in]単位、20モル%の[(CH3>
S iO]単位から構成されるポリシロキサンからなる
得られた微粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察、
写真撮影し、100個の微粒子の径を測定したところ、
平均粒径が0.9μm、変動係数が7%である球形微粒
子であった。
実施例5 500mff丸底フラスコに平均組成式が(Men>2
MeS!O(Me2310)2()S iMe (OM
e)2で表わされる原料ポリシロキサン10C]、アセ
トニトリル300mα、テトラブトキシチタン0.2g
、1N水酸化力リウム1mαを加え均一に混合した。こ
の溶液を50’Cに加熱し、5時間放置し縮合反応をし
た。生成した微粒子を捕集し、メタノールで洗浄した後
乾燥し、7.4gのシリコーン微粒子を得た。この微粒
子は、91モル%の[(CH3〉2S10]単位、9モ
ル%の[CH35iO]単位から構成されるポリシロキ
サンからなる。
得られた微粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察、
写真撮影し、100個の微粒子の径を測定したところ、
平均粒径が8.3μm1変動係数が24%である球形微
粒子であった。
実施例6〜12 実施例1で得た加水分解物(原料ポリシロキサン)10
q、表1に示す各溶媒300mD、および、1N水酸化
カリウムを用いて、実施例1と同様に縮合反応させた。
結果を表1に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、主としてポリシロキサンからなる、真
珠に近い球状で径がミクロンオーダーでかつ系の分布の
幅の小さいシリコーン球形微粒子を得ることができる。
また、本発明によって得られる微粒子は化粧品、塗料、
接着剤などに添加し、はつ水性、耐熱性、滑り特性など
の向上に効果があり、さらに、樹脂の中に添加して硬化
や熱による収縮、膨張によって生じる応力の緩和剤、吸
収剤などとして有効に利用することができる。また、表
面に染料、紫外線吸収剤などを吸着、結合したり、金属
をメッキすることなどによって新たな機能を付与して利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた本発明のシリコーン球形微
粒子の粒子構造の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 シラン化合物およびポリシロキサンの中から選ばれる1
    種または2種以上の混合物を、アミン(含窒素芳香族複
    素環化合物を除く)、アミド、ニトリルの中から選ばれ
    る1種または2種以上の混合物を主成分とする溶媒中、
    縮合触媒存在下に縮合させ、 0〜20モル%の[R_3SiO_1_/_2]単位 20〜95モル%の[R_2SiO]単位 3〜70モル%の[RSiO_3_/_2]単位 (各々のRは同種又は異種の炭素数1〜4のアルキル基
    、炭素数2〜4のアルケニル基またはフェニル基を示す
    。) から構成されるポリシロキサンを80%以上含有し、か
    つ平均粒径が0.2〜20μmであるシリコーン球形微
    粒子を製造することを特徴とするシリコーン球形微粒子
    の製造法。
JP14838487A 1987-06-15 1987-06-15 シリコ−ン球形微粒子の製造法 Granted JPS63312325A (ja)

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