JPS63309750A - 内燃機関用回転基準角度位置検出装置 - Google Patents

内燃機関用回転基準角度位置検出装置

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JPS63309750A
JPS63309750A JP14742987A JP14742987A JPS63309750A JP S63309750 A JPS63309750 A JP S63309750A JP 14742987 A JP14742987 A JP 14742987A JP 14742987 A JP14742987 A JP 14742987A JP S63309750 A JPS63309750 A JP S63309750A
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Takamichi Nakase
中瀬 隆道
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は内燃機関のクランク軸に同期して回転する回
転体の回転角度及び基準位置を検出する検出装置に関す
るものであって、特に1組の情報発生手段から回転体の
回転角度に関する情報と、回転体の基準位置に関する情
報とを同時に検出する内燃機関用回転基準角度位置検出
装置に関するものである。
(従来の技術) 内燃機関のクランク軸に同期して回転する回転体の回転
検出では、回転体の角度情報と同時に回転体のある特定
の角度位置を基準位置として取り出す必要がある。その
ため、従来の回転基準角度位置検出装置は、角度情報の
発生手段と基準位置情報の発生手段とをそれぞれ独立に
設置するのが一般的となっているが、この構成では装置
が大型化し、コストも高くなるという問題点があった。
このため、特に電子制御装置の構成を簡単にして小型化
及び低コスト化を図ることを目的として、回転体の角度
情報の中に特定の基準位置情報をも組み込ませる方法が
特開昭57−137627号公報、特開昭60−170
720号公報等において提案されている。
そのための具体的な方法は、第15図に示すように、例
えばクランク軸に同期して回転する回転体40の円周上
に、θ2−θ3−θ4−θ5−θ6−θ7−45°とな
る等間隔部と、θ】−90°となる1つの不等間隔部と
が形成されるように同一の突起幅角度を有する突起1〜
7を設け、これらの突起1〜7の通過を通過検出センサ
により検出する。
そして、前記通過検出センサからの各突起1〜7の通過
に基づく出力を波形整形して、例えば第16図(a)に
示すようにパルス時系列信号SG5を得る。このパルス
時系列信号SGs中のi番目のパルスのパルス時間間隔
Ttを第16図(b)に示すように計測するとともに、
第16図(C)に示すように、連続して発生する3つの
パルスのパルス時間間隔T I −2、T i −1、
T Iを変数とする判別関数f3 = (Tt−+) 
2/ (Ti−2XTI)を算出し、この判別関数13
の値が所定値に以上となったとき、前記パルス時系列信
号SG5の中から前記不等間隔部θ1、即ち基準位置を
検出するものであった。
又、前記判別関数としては、連続して発生ずる2つのパ
ルスのパルス時間間隔Ti−I、Tiを変数とする判別
関数f 4 = T i −1/ T Iが挙げられ、
第16図(d)に示すように判別関数14値を算出し、
この判別関数f3の値が所定値に以上となったとき、前
記パルス時系列信号SC,5の中から前記不等間隔部θ
l、即ち基準位置を検出するものであった。
第16図は上記の検出方法において、回転体40の回転
速度を一定、即ち内燃機関を安定した運転状態に保った
場合の結果を示すものであって、第16図(C)に示す
ようにパルス時系列信号5G506つ目のパルス、即ち
第15図に示す突起2の検出時においてのみ、判別関数
f3≧にとなり、基準位置を正確に検出することができ
る。又、判別関数f4を使用した場合にも、第16図(
d)に示すようにパルス時系列信号SG5の6つ目のパ
ルス、即ち前記突起lの検出時においてのみ、判別関数
f4≧にとなり、基準位置を正確に検出することができ
る。
又、第17図は■型2気筒クランク90°点火内燃機関
において第17図(d)に示すように急激な回転上昇の
発生する熱時スタータオン時点からの圧縮着火(内燃機
関の圧縮行程において、着火のための点火栓での飛火が
なくても自然着火する現象)が発生した場合における基
準位置の検出結果を示したものである。なお、第15図
の突起5が前記通過検出センサにより検出された時を第
2気筒の上死点に対応させ、突起7が検出された時を第
1気筒の上死点に対応させている。
この例では、第17図(f)に示すように点A(パルス
時系列信号SG5の5つ目のパルス)、即ち第15図に
示す突起7の検出時においても、判別関数13の値が所
定値に以上となり、基準位置を誤検出してしまう。又、
第17図(g)に示すように点B(パルス時系列信号S
G5の5つ目のパルス)、即ち第17図(f)と同様に
前記突起7の検出時において、判別関数f4の値が所定
値に以上となり、基準位置を誤検出してしまうという問
題がある。
このような誤検出は、冷時スタータオン時点から内燃機
関が始動し始めるクランキング状態において、第2気筒
のピストンが圧縮行程がら上死点を通過し、爆発行程に
至る過程において急激な回転変動を生じる場合でも、前
述圧縮着火時と同様に発生する。
このため、上記従来の基準位置検出装置を点火系に使用
した場合、基準位置の誤検出によって誤点火を起こして
所要トルクを発生させられなかったり、バンクファイヤ
、アフタバーン等の現象を引き起こす。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来の方法において、誤検出してしまう原
因は、基準位置を検出するためのパルス時間間隔を変数
とする判別関数fの検出感度に対し、内燃機関の回転変
動が大き過ぎることにある。
従って、判別関数fの検出感度を上げるために欠落突起
数を増やして、不等間隔部θ1と等間隔部θ2〜θ7と
の比を大きくする方法が考えられるが、急激な回転上昇
の発生する角度位置での判別関数fの値を小さくするこ
とができるわけではなく、所定値Kを大きくしなければ
ならず、おのずと限界がある。又、回転体に設ける突起
数を増やして等間隔部の角度間隔を小さくすることによ
って、基準位置を誤検出しない回転変動上限を上げるこ
とが考えられるが、回転体の製作コストアンプや、突起
数の増加に伴ってデータ数が増えることによる角度情報
処理時間の増大等の種々の問題が発生する。
この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
であって、その目的は角度情報を指示する1組の被検出
体における不均一性を、角度情報の角度の不規則性で表
現することによって、基準位置の情報を角度情報の中に
組み込むという方法を対象とし、各種内燃機関に応用で
き、かつ簡潔で、しかも信頼性の高い回転基準角度位置
検出装置を提供するものである。
又、本発明は、基準位置検出のための判別関数fの検出
感度を高くでき、かつ内燃機関の急激な回転変動が発生
しても、基準位置を検出すべき角度位置以外は大きな判
別関数f値とならす、しかも上記した角度の不規則性を
含むパルスの時系列を電気的に処理して、前記パルスの
時系列の中から前記角度における不規則な特異点部、即
ち基準位置を検出し対応例&Jる手段点して、電子制御
装置が演算処理装置として内蔵するマイクロコンピュー
タを利用することによって最も有効となるような基準位
置の検出処理手段を提供すること、さらにはそれによっ
て基準位置を検出するためだけの電子回路の設置を必要
としない基準位置の検出装置を提供するものである。
発明の構成 (間匙点を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するためになされたものであ
って、内r[関のクランク軸に同期して回転する回転体
と、前記回転体に予め定められた角度間隔で設けられ回
転体の角度情報を指示する複数の被検出体と、前記被検
出体の回動通過を検出しパルス時系列よりなる角度情報
を出力する通過検出手段と、前記通過検出手段からの角
度情報に基づいて内燃機関の制御処理を実行する電子制
御装置とからなり、前記被検出体はその1つの被検出体
が他の被検出体と異なる不均一部を形成して、前記通過
検出手段から各被検出体に対応して出力されるパルスの
1つに回転体の特定基準位置を指示する特異点検出角度
情報を包含させ、前記電子制御装置は前記通過検出手段
から出力される被検出体の通過に基づくパルス時系列を
受けて、そのパルス時系列中の複数のパルス幅時間を変
数とする判別関数fを算出し、その判別関数fが所定条
件を満たすとき、その角度条件を有する部分を前記不均
一部を有した被検出体の通過に基づいて回転体の基準位
置として決定するようになっており、前記通過検出手段
は前記内燃機関を構成する単気筒若しくは全ての複数気
筒のピストンの下降行程において、電子制御装置が判別
関数fを算出するとき、前記所定条件を満たず複数の変
数内に前記特異点検出角度情報を含む被検出体が検出で
きる位置に配置された内燃機関用回転基準角度位置検出
装置を要旨とする。
(作用) 回転体が内燃機関のクランク軸に同期して回転されると
、通過検出手段は回転体に設けられた各被検出体の回動
通過を検出し、パルス時系列にて回転体の角度情報と、
回転体の特定基準位置を指示する特異点検出情報とを出
力する。電子制御装置は、通i!5検出手段から出力さ
れるパルス時系列を受けて、そのパルス時系列中の複数
のパルス幅時間を変数とする判別関数fを算出し、その
判別関数fが所定条件を満たすとき、その角度条件を有
する部分を前記不均一部を有した被検出体の通過に基づ
いて回転体の基準位置として決定する。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図に示すように回転基準角度位置検出装置は、内燃
機関10、角度情報発生手段20及び電子制御袋W30
とにより構成されており、前記内燃機関10は、例えば
第1気筒11と第2気?l1i12とを備えた■型2気
筒りランク90°点火用内燃機関である。
前記角度情報発生手段20は、前記内燃機関10のクラ
ンク軸(図示路)に同期して回転し、その円周上に角度
情報を指示する被検出体としての複数の突起1〜4を設
けた磁性体よりなる回転体21と、この回転体21の近
傍に配設されかつ前記突起1〜4の通過を検出する通過
検出手段としての電磁ピックアップセンサ22とで構成
されている。
第2図に示すように、回転体21の突起1〜4はθl−
θ2−03−θ4=90’なる等間隔に配置され、回転
体21の等間隔角度情報を与えるようになっている。又
、前記各突起1,3.4は突起幅角度がθ1AJ=θw
3−θW4=10”なる等角度部となっており、又、突
起2は突起幅角度がθW2=50°なる1つの不等角度
部となっており、この突起2が回転体21の基準位置情
報を与える特異点部となっている。そして、この実施例
では前記回転体21及び電磁ピックアップセンサ22は
、内燃機関10の各気筒11,12のピストン上死点(
TDC)近傍にて回転体21の突起1,2とそれぞれ対
応するように配置されている。
前記電磁ピックアップセンサ22は前記突起1〜4の通
過を検出し、各突起1〜4に対応した角度情報としての
パルス時系列出力SGIを電子制御装置30に出力する
ようになっている。
電子制御装置30を構成する波形整形回路31は前記電
磁ピックアップセンサ22から出力されるパルス時系列
出力SGIの波形を整形し、第4図(a)に示すような
パルス時系列信号SG2を次段の1チツプマイクロコン
ピユータ32に出力するようになっている。
マイクロコンピュータ32は波形整形回路31から出力
される前記パルス時系列信号SG2に基づいて制御処理
を実行するようになっており、次段の増幅器33に制御
出力SG3を出力するようになっている。
増幅器33は、前記マイクロコンピュータ32から出力
される制御出力SG3に基づいて駆動信号SG4を出力
し、インジェクタ、イグナイタ(いずれも図示せず)等
を駆動させるようになっている。
前記マイクロコンピュータ32は、前記波形整形回路3
1から出力されるパルス時系列信号SG2中のi番目の
パルスのパルス幅時間TWiを、パルスが発生する毎に
第4図(b)に示すように計測するようになっている。
又、マイクロコンピュータ32は、このように計測した
連続する複数のパルスのパルス幅時間TWIを変数とし
た判別関数fの値を算出し、前記回転体21の基準位置
を決定するようになっている。
この判別関数fとしては下記に示すf、、f2が挙げら
れる。
fl−(Twt−t) 2/ (Twt−2xTw+)
f 2 = T w l−1/ T w iなお、Tw
lはいずれかの突起の通過検出に基づいて発生した最新
のパルスのパルス幅時間であり、Twl−1は1つ前の
パルスのパルス幅時間、Tw I −2は2つ前のパル
スのパルス幅時間である。
この実施例ではマイクロコンピュータ32は第4図(C
)に示すように判別関数f1を算出するようになってい
る。そして、マイクロコンピュータ32は前記判別関数
fの値が所定値K(この実施例では4)以上となったと
き、パルス幅時間Twi−+のパルスと対応する前記突
起2を特異点部、即ち基準位置として決定するようにな
っている。
又、マイクロコンピュータ32は、上記のように回転体
21の基準位置を決定した後は、前記突起2と対応する
パルスを基準として前記回転体21の回転角度を決定す
るとともに、その決定した基準位置及び回転角度に基づ
いて、点火時期制御あるいは燃料噴射制御等の実行処理
を行うようになっている。
次に、マイクロコンピュータ32の基準位置検出の処理
手順を第3図に示すフローチャートに基づいて説明する
このフローチャートに示される処理はパルス時系列信号
SG2の各パルスがマイクロコンピュータ32に供給さ
れる毎に起動される割込み処理の中の一部として実行さ
れるものである。
まず、ステップS1でマイクロコンピュータ32は、第
4図(a)に示すように波形整形回路31から出力され
る各パルスの立下がりから立上がりまでのパルス幅時間
Twを第4図(b)に示すように計測する。続<32に
て基準位置の検出状態を示すフラグFGPO3が1かど
うかを判別する。このFGPO3は基準位置が既に検出
されている場合には“1”、未検出の場合には“0″で
あり、特に電子制御装置30のパワーオンリセット時に
はPC;PO2−4となっている。
マイクロコンピュータ32はS2にてFGPO8−0と
判別すると、続<33にてパルス幅時間Twを計測する
毎にTw i −2,Tw +−1゜Twlのデータを
更新していき、S4で電子制御装置30のパワーオンリ
セット後のパルス入力数が3つ、即ちTwl−2,Tw
l−+、Twiのデータが完全に出揃うと、S5に移行
して判別関数f、の値を計算し、S6に進む。
このS6でマイクロコンピュータ32は判別関数f1の
値が所定値に以上かどうかを判別する。
そして、第4図(C)に示すようにf、、<Kと判別す
ると基準位置が未検出であるとして、割り込み処理を終
了する。この後、4つ目のパルスが入力されると、前記
81〜S5の処理を実行し、S6にて第4図(C)に示
すようにf12<Kと判別すると、前記と同様に処理を
終了する。
さらに、5つ目のパルスが入力されると、マイクロコン
ピュータ32は前記S1〜S5の処理を実行し、S6に
て第4図(c)に示すようにf13≧にと判別すると、
基準位置を検出したとして、S7に進む。このS7にて
前記Slで入力されたパルスを、コンピュータ32内の
変数nとして第4図(a)に示すように対応付ける。即
ち、第4図(a)に示すようにf13≧にとなった時点
では5つ目のパルスのパルス幅時間Tw i ヲ3 ニ
、4つ目のパルスのパルス幅時間Tw + −1を2に
、さらに3つ目のパルスのパルス幅時間T w r −
2を1に対応させる。従って、これら3つのパルス幅時
間と前記回転体21の各突起1〜3との対応、即ち基準
位置との対応が採れたことになる。
続<38にてマイクロコンピュータ32は基準位置の検
出状態を示すフラグFGPO3を“1パにセットし、割
り込み処理を終了する。
フラグFGPO3=1となった後にパルス入力があると
、マイクロコンピュータ32はSlにてパルス幅時間T
Wを計測して、続<32から89に移行する。このS9
にて前記変数nに1を加算し、SIOに進む。なお、こ
の時n≧5となる場合には、n=n−4と置き換える。
次にSIOにてマイクロコンピュータ32はn−1と判
別すると、Sllに移行して計測したパルス幅時間Tw
をT w i −2に代入し、又、S12にてn=2と
判別すると、S13に移行して計測したパルス幅時間T
wfcTw i−1に代入し、処理を終了する。又、S
14にてn=3と判別すると、S15で前記S1にて計
測したパルス幅時間TWをT W iに代入し、S16
に進んで判別関数f1の値を計算する。S16に続くS
17にでマイクロコンピュータ32はf2≧にと判別す
ると、基準位置の対応に誤りはないとして処理を終了す
る。
なお、前記S14でn≠3であると判別すると、割り込
み処理を終了する。
又、マイクロコンピュータ32はS17でf2〈Kと判
別した場合には、ノイズ等何らかの原因によって基準位
置の対応に誤りが発生したとして、S18で前記フラグ
FGPO3を“0゛′とすることによって、次にパルス
が入力された時の割り込み処理において再び基準位置検
出のプログラムを起動する。
なお、回転体21の角度情報は、マイクロコンピュータ
32がパルス信号の入力毎にパルス信号の立下がり時間
間隔を計測することにより得られる。
このように、内燃機関10を安定した運転状態、即ち回
転体21の回転数を一定にした場合、パルス時系列信号
SG2の90°間隔で発生するi番目のパルスのパルス
幅時間Twlは、マイクロコンピュータ32によって第
4図(b)に示すように計測される。そして、連続する
3つのパルス幅時間Twiを変数とする判別関数f、に
より、第4図(C)に示すように特異点部θW2、即ち
基準位置を検出することができる。
なお、前記実施例では基準位置検出のために判別関数f
1を使用したが、前記判別関数f2−Twi−+/Tw
iを使用しても第4図(d)に示すようにf24≧にと
なり、5つ目のパルスと対応する特異点部θW2、即ち
基準位置を前記実施例と同様に検出できる。
次に、内燃機関を単気筒内燃機関とし、その圧縮着火時
において、急激な回転上昇が発生した場合における基準
位置検出装置の処理方法がどのように応答するのかを、
第5〜8図に基づいて説明する。
第5図は回転体21の突起1が電磁ピソクアノプナンサ
22に対向した時にピストンが気筒の上死点に対応する
ものとした場合の結果を示し、電磁ピックアップセンサ
22が突起3を検出した時にのみ、第5図(e)に示す
ように判別関数f1が所定値に以上となり、基準位置を
正確に検出できる。又、第5図(f)に示すように、判
別関数12を使用した場合にも突起3の検出時にのみ、
判別関数f2の値が所定値に以上となり、基準位置を正
確に検出できる。
第6図は前記突起2が電磁ピンクアップセンサ22に対
向した時にピストンが気筒の上死点に対応するものとし
た場合の結果を示し、第5図の例と同様に電磁ピックア
ップセンサ22が突起3を検出した時にのみ、第6図(
e)、  (f)に示すように判別関数f、、f2の値
がそれぞれの所定値に以上となり、基準位置を正確に検
出できる。
第7図は前記突起3が電磁ピックアップセンサ22に対
向した時にピストンが気筒の上死点に対応するものとし
た場合の結果を示し、パルス時系列信号SG2の7つ目
のパルス、即ち電磁ピックアップセンサ22が突起4を
検出した場合にも第7図(f)に示すように判別関数f
2≧にとなり、基準位置を誤検出してしまう。
又、第8図は前記突起4が電磁ピックアップセンサ22
に対向した時にピストンが気筒の上死点に対応するもの
とした場合の結果を示し、パルス時系列信号SG2の8
つ目のパルス、即ち電磁ピンクアップセンサ22が突起
1を検出した場合にも第8図(e)、  (f)に示す
ように、いずれの判別関数f1.r2もそれぞれの所定
値に以上となり、基準位置を誤検出してしまう。
上記第5〜8図に示した結果より、判別関数f2を用い
る場合にはピストンが気筒の上死点に対応するとき、回
転体21の突起1,2のいずれかを電磁ピックアップセ
ンサ22に対向させればよく、又、判別関数f1を用い
る場合にはピストンが上死点に対応するとき、回転体2
1の突起1〜3のいずれかを電磁ピックアップセンサ2
2に対向させればよい。
従って、基準位置検出に用いる判別関数fと、内燃機関
を構成する気筒の上死点と対応させる回転体の突起配置
関係を選択することにより、圧縮着火時等の急激な回転
変動が発生しても基準位置の誤検出を防止することがで
きる。即ち、第5〜8図に示す例では内燃機関として単
気筒内燃機関を取り上げたが、第9.10図に示すよう
に各種内燃機関に応用することができる。第9図は各種
内燃機関の機関を構成する各気筒の機関サイクル行程を
示すものであり、第9図(a)は2気筒クランク180
°点火用内燃機関、第9図(b)は4気筒クランク36
0°点火用内燃機関、第9図(C)は■型2気筒りラン
ク90°点火用内燃機関である。
第10図は急激な回転変動が発生しても基準位置を誤検
出することがないような内燃機関と判別関数fのパラメ
ータ数との組合わせと、機関を構成する各気筒の上死点
と回転体の突起配置を示すものであり、図中、○印で示
すような組合わせとすれば、急激な回転変動が生じても
基準位置を正確に検出でき、この検出した基準位置と回
転角度とに基づいて、内燃機関を適切に制御することが
できる。例えば、第1図に示す■型2気筒りランク9℃
°点火用内燃機関10において、判別関数fのパラメー
タ数が3つ、即ち判別関数f1を使用した場合、回転体
21の突起1.2.3のうち2つが機関を構成する両気
筒の上死点に対応していればよいということになる。
このように、本実施例によれば比較的簡単な手段、演算
処理で、急激な回転変動に対し、従来よりはるかに信頼
性が高く、かつ各種内燃機関に対応できる基準角度位置
検出手段を提供することができる。
なお、前記実施例における判別関数fはfl及びf2に
限定されるものではなく、下記に示すようにしても実用
上可能である。
f= (Tvz−+)”/Tw+ f = T w I−1/ T w i−2+T w 
i−1/ T w i f= (Twt−+)2/Tw+−2±T w + −
1/ T w + 又、前記実施例では回転体21を90°等間隔に突起1
〜4を配置したものとしたが、適用内燃機関に合わせて
、例えば第11図に示すように突起幅角度θWl−θw
3−θw4−θW5=θw6−8°の5つの突起1,3
〜6と、突起幅角度θw2=40°の1つの突起2をθ
1−θ2−θ3−θ4−θ5−θ6−60”の等間隔に
設けた回転体23としてもよい。この場合、第12図に
示すように各種内燃機関と、使用する判別関数fのパラ
メータ数との組合わせにおいて、機関を構成する各気筒
の−L死点と、回転体の突起配列を対応させれば、前記
実施例同様、急激な回転変動が生じても基準位置を誤検
出することはなし1゜さらに、第13図に示すように突
起幅角度θW1−θW3−θW4−θW5−8°の4つ
の突起l。
3〜5と、突起幅角度θw2=40°の1つの突起2を
θ1−θ3−θ4−θ5−75°の等角度間隔に、かつ
θ2−60°の不等角度に設けた回転体24としてもよ
い。この例においても、第14図に示すように各種内燃
機関と、使用する判別関数fのパラメータ数との組合わ
せにおいて、機関を構成する各気筒の上死点と、回転体
の突起配列を対応させれば、前記実施例同様、急激な回
転変動が生じても基準位置を正確に検出することができ
る。
又、前記実施例では回転体の突起間隔によって得られる
角度情報でのパルス発生位置(ノマルス波形立下がり点
)を内燃機関の上死点に対応して説明したが、上死点1
点に限定するものでなく、上死点近傍(±20°)にお
いて対応していれば、充分効果のあることはいうまでも
ない。
又、前記実施例におけるマイクロコンピュータ32の処
理手順の89〜31Bのルーチンは電子制御装置30の
信頼性を高めるものであり、基準位置の検出後に電子制
御装置30はノイズ等によって誤動作しないということ
であれば、この基準位置の確認作業を省略してもよし)
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれ番ヨ回転体の基準
位置を検出するための不均一性をノ々ルス時系列のパル
スの不等間隔部でなく、ry)レス幅特異点部で表現す
ることにより、基準位置を検出するための特異点検出角
度情報を角度情報とは分離独立して得ることができ、設
計自由度も大きく、各種内燃機関に対応させることがで
きるとともに、基準位置検出のための判別関数fの検出
感度も大きく設定することができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明を具体化した一実施例を示すブロック
図、第2図は角度情報発生手段の模式図、第3図はマイ
クロコンピュータの基準位置判別処理を示すフローチャ
ート、第4図は本発明実施例におりる一定回転時の基準
位置検出結果を示す特性図、第5〜8図は単気筒内燃機
関における回転変動時の基準位置検出結果を示す特性図
、第9図は本発明を適用可能な内燃機関とそのザイクル
行程を示す図、第10図は本発明を適用可能な内燃機関
と判別関数fのパラメータ数との組合わせと、機関を構
成する各気筒の上死点と回転体の突起配置との関係を示
す図、第11図は角度情報発生手段の第2実施例を示す
模式図、第12図は第11図の例を通用可能な内燃機関
と判別関数fのパラメータ数との組合わせと、機関を構
成する各気筒の上死点と回転体の突起配置との関係を示
す図、第13図は角度情報発生手段の第3実施例を示す
模式図、第14図は第13図の例を適用可能な内燃機関
と判別関数fのパラメータ数との組合わせと、機関を構
成する各気筒の上死点と回転体の突起配置との関係を示
す図、第15図は従来の角度情報発生手段を示す模式図
、第16図は従来の基準位置検出方法の特性図、第17
図は従来の基準位置検出方法の問題点を示す特性図であ
る。 図中、1〜4は被検出体としての突起、10は内燃機関
、20は角度情報発生手段、21は回転体、22は通過
検出手段としての電磁ピンクアップセンサ、30は電子
制御装置、32はマイクロコンピュータ、S02はパル
ス時系列信号である。 特許出願人     日本電装 株式会社代 理 人 
    弁理士 恩1)博宣(c) +      2     8        45 
    6     7(b) (f) 第6図 (a) (b) (f) 1284     bb    l   5     
Mlυ  11(b) (c) (e) (f) (a)    、1、J)C’T、1.。   TI)
に(c) (f) 第15図 1  2  8  4    5  6  7  11
   ソ第16図 (c) 第16図 (d) (b) +2345   6   7891011(e) (d)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関のクランク軸に同期して回転する回転体と
    、 前記回転体に予め定められた角度間隔で設けられ回転体
    の角度情報を指示する複数の被検出体と、前記被検出体
    の回動通過を検出しパルス時系列よりなる角度情報を出
    力する通過検出手段と、前記通過検出手段からの角度情
    報に基づいて内燃機関の制御処理を実行する電子制御装
    置とからなり、 前記被検出体は、その1つの被検出体が他の被検出体と
    異なる不均一部を形成して、前記通過検出手段から各被
    検出体に対応して出力されるパルスの1つに回転体の特
    定基準位置を指示する特異点検出角度情報を包含させ、 前記電子制御装置は、前記通過検出手段から出力される
    被検出体の通過に基づくパルス時系列を受けて、そのパ
    ルス時系列中の複数のパルス幅時間を変数とする判別関
    数fを算出し、その判別関数fが所定条件を満たすとき
    、その角度条件を有する部分を前記不均一部を有した被
    検出体の通過に基づいて回転体の基準位置として決定す
    るようになっており、 前記通過検出手段は、前記内燃機関を構成する単気筒若
    しくは全ての複数気筒のピストンの下降行程において、
    電子制御装置が判別関数fを算出するとき、前記所定条
    件を満たす複数の変数内に前記特異点検出角度情報を含
    む被検出体が検出できる位置に配置されていることを特
    徴とする内燃機関用回転基準角度位置検出装置。 2 前記回転体に設けられた被検出体は、回転体の円周
    上に60°若しくは90°の等角度間隔に配置された突
    起であって、そのうち1つの突起は回転体の特定の基準
    位置を検出するために他の突起の突起幅角度よりも大き
    くなるように不等角度部を円周方向に延出形成してパル
    ス中に前記特異点検出角度情報を含ませるようにしたも
    のである特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関用回転
    基準角度位置検出装置。 3 前記回転体に設けられた複数の被検出体は(N+1
    )個の突起であって、N×θa+θb=360なる関係
    式を満足するように回転体の円周上に配置され、そのう
    ち1つの突起は回転体の特定の基準位置を検出するため
    に、他の突起の突起幅角度よりも大きくなるように不等
    角度部を円周方向に延出形成してパルス中に前記特異点
    検出角度情報を含ませるようにしたものである特許請求
    の範囲第1項に記載の内燃機関用回転基準角度位置検出
    装置。 4 前記判別関数fは前記パルス時系列中の連続して発
    生する2つのパルスのパルス幅時間を変数とし、前記回
    転体の被検出体と通過検出手段は、前記特異点検出角度
    情報を発生するときのパルス若しくはその1つ前のパル
    スの計測開始角度位置の少なくともいずれか1つが、内
    燃機関を構成する単気筒若しくは全てのV型2気筒の上
    死点近傍に対応するように相対配置されている特許請求
    の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載の内燃機関
    用回転基準角度位置検出装置。 5 前記判別関数fは前記パルス時系列中の連続して発
    生する3つのパルスのパルス幅時間を変数とし、前記回
    転体の被検出体と通過検出手段は、前記特異点検出角度
    情報を発生するときのパルスを含む前後3つのパルスの
    計測開始角度位置のうち1つ若しくは2つが、内燃機関
    を構成する単気筒若しくは全ての複数気筒の上死点近傍
    に対応するように相対配置されている特許請求の範囲第
    1項〜第3項のいずれか一項に記載の内燃機関用回転基
    準角度位置検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02151720A (ja) * 1988-12-02 1990-06-11 Toyota Motor Corp 回転状態検出装置
CN1038704C (zh) * 1994-03-16 1998-06-10 日本电装株式会社 双缸内燃机点火装置

Citations (1)

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JPS60170720A (ja) * 1984-02-15 1985-09-04 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関用基準位置検出装置

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