JPS6330499A - オピオイドペプチド・ポリペプチド複合体 - Google Patents

オピオイドペプチド・ポリペプチド複合体

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JPS6330499A
JPS6330499A JP61176446A JP17644686A JPS6330499A JP S6330499 A JPS6330499 A JP S6330499A JP 61176446 A JP61176446 A JP 61176446A JP 17644686 A JP17644686 A JP 17644686A JP S6330499 A JPS6330499 A JP S6330499A
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JP
Japan
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leu
lys
ala
enkephalin
aib
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Pending
Application number
JP61176446A
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English (en)
Inventor
Yukio Imanishi
今西 幸男
Shunsaku Kimura
俊作 木村
Motohiko Tsukada
塚田 躬彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オピオイドペプチドをポリペプチドに共有結
合で結合させることにより得られる副作用のない鎮痛作
用の改良されたオピオイドペプチド・ポリペプチド複合
体に関するものである。
(従来の技術) 従来1モルヒネが鎮痛剤として医療分野で広く用いられ
ているが、麻薬性があるために1モルヒネに代る非麻薬
性の鎮痛剤の開発が望まれている。
エンケファリン、エンドルフィン、グイノルフィン、ネ
オエンドルフィン等の内因性のモルヒネ様ペプチドホル
モンはモルヒネと同様の鎮痛作用を示すため1モルヒネ
に代る非麻薬性の鎮痛剤として期待されており、生体よ
り抽出、精製された内因性のオピオイドペプチドあるい
はアミノ酸配列の一部を変更したオピオイドペプチドが
鎮痛剤として検討されている。たとえば、ブタ視床下部
よりネオエンドルフィン系オピオイドペプチドが抽出、
精製されている(特開昭57−134451号公報参照
)、また、  L−cly”をD−Aj2a”に代えた
Leu−エンケファリン及びM e t−エンケファリ
ンのマウス輸精管標本による生理活性の相対強度はM 
e t−エンケファリンを1.0として、それぞれ6.
19.5.0である(モレキュラー ファーマコロジイ
ー、Mo1ecular Pharmacology 
20484〜491(1981)) 。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように内因性のオピオイドペプチドはモルヒネ様
の鎮痛作用を示すが生体内で酵素によって分解されて短
時間で失活する。又、酵素による分解に対する抵抗性を
向上させるためにアミノ酸配列゛の一部のアミノ酸を他
のアミノ酸に代えたり。
削除することが試みられているが、アミノ酸配列が変っ
たために鎮痛作用が低下したり9発熱等の副作用が生じ
て目的が達せられていない。また。
β−エンドルフィンのように構成しているアミノ酸の数
が多いオピオイドペプチドは、鎮痛作用は強いが、構造
が複雑なため、生体より分離、精製したり、あるいは化
学合成することは困難である。
以上のような理由でまルヒネに代る実用的な非麻薬性の
鎮痛剤としてのオピオイドペプチドは得られていないの
が現状である。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、かかる観点から鋭意研究を行い。
次の式で示されるオピオイドペプチド・ポリペプチド複
合体が鎮痛剤として有効な鎮痛効果を有し。
鎮痛作用の持続時間が長(、シかも副作用のない物質で
あることを見い出し1本発明を完成したちのである。
すなわち9本発明は一般式 %式% (式中Bはアミノ酸残基又はペプチドフラグメントを+
Jl及びJ2はLys又はArgから選ばれたアミノ酸
残基を+ZI はD−AJa 、  D−Met及びD
−3etからなる群より選ばれたアミノ酸残基を、Zt
はLeu又はM e tを、Uはアミノ酸残基を。
Try、  Gly 、  Phe、  Leu、  
Lys、 Arg、  Aj!a。
Met、  Serは、夫々チロシン、グリシン、フェ
ニルアラニン、ロイシン、リシン、アルギニン、アラニ
ン、メチオニン、セリーンを、XはC=O CH。
CH−Co○H ■ (CH2) m      m=1 〜5畷 C=0 を表し、nは、2〜20の整数を表す、)。
で示されるオピオイドペプチド・ポリペプチド複合体を
要旨とするものである。
本発明のオピオイドペプチド・ポリペプチド複合体を得
るには9例えば2通常行われているペプチド合成法によ
り合成したオピオイドペプチドとポリペプチドとを共有
結合させればよい。このオピオイドペプチドとしては9
例えばエンケファリンアナログがあげられる。エンケフ
ァリンは。
1975年Hughesらによりブタ脳より分離、同定
された5個のアミノ酸よりなる内因性のオピオイドペプ
チドであり、生体内で生合成されるが1通常のペプチド
合成法により合成することが可能である。
たとえば、アミノ基を保護したアミノ酸とカルボキシル
基を保護したアミノ酸とを、ジオキサン。
DMF (ジメチルホルムアミド)等の適当な溶媒に溶
解し、水冷下に当量のTEA (トリエチルアミン)を
加え、1.2当量のDCC(ジシクロヘキシルカルボン
ジイミド)によりカップリングしてペプチドを得ること
ができる。得られたペプチドはカルボキシル基あるいは
、アミノ基のいずれかの保護基を除去して同様の合成方
法によりアミノ酸の数を増加させることができる。上記
の操作を繰り返すことにより目的のペプチドを得ること
ができる。保護基の除去は、たとえばアミノ基の保護基
がBoc(第3ブチルオキシカルボニル基)であれば、
HCII/ジオキサン、HBr/酢酸。
HC1/酢酸のいずれかにより除去することができる。
又、カルボキシル基の保護基がメチル基あるいはエチル
基であれば、苛性ソーダによりケン化することで除去す
ることができる。さらに上記以外の通常行われているペ
プチド合成法により目的のペプチドを合成することが可
能である。エンケファリンの酵素による分解に対する安
定性を向上させるには、たとえばt、−cly2をD−
Aj?a2に置換させることによりエンケファリンアナ
ログが得られる。
本発明に用いられるポリペプチドとしては、ポリリシン
であれば市販品を用いることができるが。
新規に設計したポリペプチドは通常行われているシーケ
ンシャルオリゴマーの縮合法により合成することができ
る。すなわち、必要なアミノ酸繰返し単位をペプチド合
成法により合成し、これを縮合して目的とするポリペプ
チドを得ることができる。ポリペプチドのアミノ酸配列
は任意に選ぶことができるが、疎水性のアミノ酸と親水
性のアミノ酸を適当に選んで配列することによって得ら
れるポリペプチドの性質を制御することが可能である。
たとえば、リシンを重合して得られるポリリシンは疎水
性アルキル鎖の末端に親水性のカチオンを有する両親媒
性のポリペプチドである。又。
親水性のりシン、グルタミン酸、アルギニンと疎水性の
アラニン、ロイシン、グリシン、アミノイソ酪酸とを適
当に配列することにより得られるポリペプチドは親水性
と疎水性とを兼ね具えた両親媒性のポリペプチドである
。両親媒性のポリペプチドはオピオイドペプチドが作用
する細胞膜に対する親和性が良<、シたがって、ポリペ
プチドの両親媒性を制御することにより、細胞膜との親
和性、すなわち鎮痛作用を制御することができる。
ポリペプチドの分子量は細胞膜との親和性を制御するた
めに、 1,000以上であることが好ましく。
さらに鎮痛作用の改良のためには2,500以上である
ことが好ましい。
このような具体的なポリペプチドとして、ポリリシン以
外に+Aj!a −Lys−Ajl!a −Leu+。
+Aib −Lys −Aib −Leu+ (Aib
はアミノイソ酪酸を表す)、÷Leu −Lys −A
ib −Leu −Aib−Lys −Aib+ 、 
 ÷A1a −Arg −Ala −Leu+、+Ai
b 、−Arg−Aib−Leu++  +Leu−A
rg−Aib−Leu−Aib−Arg−Aib)。
千Leu −Lys −Aib −Leu −Aib 
−Arg −Aib+。
などのアミノ酸配列からなるポリペプチドがあげられる
このようなポリペプチドにはエンケファリンアナログを
結合させるための反応基であるアミノ基を導入するが、
そのような置換基をもつアミノ酸としてリシン、アルギ
ニンが有効である。
このようにして得られたエンケファリンアナログとポリ
ペプチドとはアナログ分子中に導入されたりシン残基又
は、アルギニン残基のアミノ基を利用して共有結合によ
り複合体とすることができる。たとえば、リシン残基の
アミノ基を利用してエンケファリンアナログに導入した
マレイミド基とポリペプチドに導入したチオール基との
反応により両者を共有結合で結合させることができる。
エンケファリンアナログとポリペプチドとの結合反応と
しては、エンケファリンアナログの活性を失うラセミ化
等を引き起こす厳しい反応は好ましくない。このとき、
ポリペプチドに結合するエンケファリンアナログの数(
一般式におけるnに相当する。)は2個以上20個以下
が望ましい。さらに好ましくは5個以上15個以下が適
当である。
ポリペプチドに結合するエンケファリンアナログの数が
1個では目的とする鎮痛効力は得られず。
又20個以上結合させることは困難で、かつ、それ以上
結合させても鎮痛効果の向上は得られない傾向がある。
(実施例) 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1  (B= (Aj2a−Lys−Afa −
Leu)v+n=6.m=5の合成例) エンケファリン・アナログの合成 50mmolのBoc−ala (allaはD−Al
aを表す)と50mmofのGly −OMe −HC
l1とを60mlのジオキサンに溶解し、水冷下に当量
のTEAを加え1.2当量のDCCによりカップリング
してBoc−alla−Gly−OMeを得た。これを
10当量のHCII/ジオキサンによりBoc基を除去
した後、  Boc−Tyrと同様の反応によりBoc
−Tyr−ala−Glly−OMeを得た。
一方、50mmo/のBoc −P h e 、 Bo
c −Leu+G11y −OMe −HCCLys 
(Z)−NHzより上記と同様にしてBoc −Phe
 −Leu −G ly −Lys (Z)−NHtを
合成した。
次にBoc−Tyr−ala −Gay−OMeをIN
のNaOH2当量でケン化して得たBoc−Tyr−a
la−Gly−OHとBoc −Phe −Leu −
G l y−Lys (Z)−NHzを4NのHC1/
ジオキサン10当量でBoc基を除去して得たPhe−
Leu −Gly−Lys(Z)−NHz とをカップ
リングして。
Boc−Tyr −ala−G ly −Phe −L
eu−G 1y−Lys (Z)−NHzを得た。
得られたBoc−Tyr −ala −G(ly −P
he −Leu−Gly −Lys (Z)  NHz
を少量のDMFに溶解し、セファデックスLH−20カ
ラム(20mmφX900mm/DMF)により分離、
精製して2.3mmo lのエンケファリンアナログを
得た。エンケファリンアナログであることを元素分析に
より確認した。
Boc−Tyr−alla −G ly −Phe −
Leu −G lyL V s (Z )  N Hz
の元素分析結果(Cso HhqN901□)。
エンケファリンアナログ・6−マレイミドヘキサノイル
誘導体の合成 りoc −Tyr−ala −G ly −Phe −
Leu −G jay−Lys(Z) −N Hz 3
83 mg (0,38111mojりを15m1のD
MFに溶解し、100■のパラジウム・ブラックを加え
てH2気流下に攪拌、還元してZ(ベンジルオキシカル
ボニル)基を除去し2次いでパラジウム・ブラックを濾
去し、エチルアルコールで洗浄して359■(0,36
mmo /l )のBoc−Tyr−ala−G Ay
 −Phe −Leu−G Ay −Lys −NHt
を得た。得られたBoc −Tyr−a l a −G
 l y−Phe −Leu−G jay −Lys−
NHt 359 w(0,36mmojりを8ffIl
のDMFに溶解し、攪拌しながら少量のDMFに溶解し
たN(ε−マレイミドカプロイルオキシ)スクシンイミ
ド110mg(0,36mmo l )を加えて温室で
48時間反応させた後3反応混合物を濃縮してセファデ
ックスLH−20カラム(20mn+φX 900 m
+w/ D M F )により分離、精製した。得られ
たものがエンケファリンアナログ・6−マレイミドヘキ
サノイル誘導体 であることを元素分析により確認した。
エンケファリンアナログ・6−マレイミド・ヘキサノイ
ル誘導体の元素分析結果 (Csz H?4 N、。013)。
両親媒性ポリペプチドポリ (A la −Lys (
HBr)”、Ala−Leu)の合成 りoc−Aj!aとLeu−OEt−HClとをカップ
リングしてBoc−AバーLeu−OEtを合成し。
次いで、HC1/ジオキサンでBoC基を除去して得た
Aj!a−Leu−OEt−HClとBoc−Lys(
Z)とをカップリングしてBoc −Lys (Z) 
−Ala−Leu−OEtを得た。同様にしてBoc−
AlaとLys(Z)−Ala−Leu−OEt−HC
IとをカップリングしてBoc−AバーLys(Z)−
A la −Leu −OEtを得た。
得られたBoc−AバーLys (Z) −Aj!a 
 Leu−OEtを、INのNaOHでケン化し、さら
に。
HO5u(N−ヒドロキシ・スクシンイミド)によりO
3u化した後、  Boc−Ala−Lys (Z)−
A la −Leu −OSuを得た。得られたものが
Boc−Ala−Lys (Z)−fi、1a−Leu
−O3uであることを元素分析により確認した。
Boc−A la −Lys (Z) −A la −
Leu−○Suの元素析結果(C1s Hsz Nh 
O++)。
得られたBoC−Ala−Lys (Z) −AI!a
 −Leu−O3uをTFA ()リフルオロ酢酸)で
処理してBoC基を除去し、DMF中で当量のトリエチ
ルアミンを加え、活性エステル法によりポリ(Ala−
Lys (Z) −Aj!a−Leu)を得た。
得られたポリ (Aj!a−Lys (Z) −Aj!
a −Leu)をTFA中でHBr/酢酸によりZ基を
除去してポリ (A6a−Lys (HBr)−Aha
−Leu)を得、さらに得られたポリ(A 1a −L
ys (HBr)−Ala−Leu)を少量のDMFに
溶解し、セファデックスLH−60カラム(20mmφ
×900rrllII/DMF)により分離、精製して
3.5 mmoJのポリ(Ala−Lys (HBr)
−Ala−Leu)を得た。
得られたものが(An!a−Lys (HBr)−Aj
!a−Leu)であることを”C−NMRにより確認し
た。また5分子量をセファデックスG−50カラム(1
8mmφX 600 mm/ Hz O)により測定し
た結果、 28,000であった。
ポリ (Aj2a−Lys (HBr)−Aj!a−L
eu)のI3C−NMRスペクトル(δppm 、  
DMSO−dい30℃)。
Afa;  47.8 (Cα) 、 18.0 (C
β) 、 172.7(C=O) Lys  ;  52.1 (Cα) 、 42.0 
(Cβ”) 、 31.5(Cγ) 、 28.9 (
Cδ) 、 22.1 (Cε)。
171.9(C= O) Leu  ;  51.8 (Cα) 、 41.1 
(Cβ) 、 23.7(Cγ) 、 22.8. 2
1.6.(Cδ)。
171.8(C=○) ポリ (AバーLys −A II a −Leu) 
ヘのチオール基の導入 ポリ (A la −Lys (HBr) −A j2
a −Leu) 40■を30mAの蒸留水に溶解し、
当量のトリエチルアミンを加えた後、25当量のS−ア
セチルメルカプトコハク酸無水物を0.INのNaOH
水溶液でpHを6.8に調整しながら徐々に添加した。
2時間攪拌しながら反応させた後、蒸留水で1昼夜透析
し、NH,OHで水溶液のPHを7.4に調整し、24
時間静置後、蒸留水で1週間透析を行った。この水溶液
の濃度は1■/1mlであった。
得られたものをマーキュリ−・オレンヂ法〔生物化学実
験法10rSH基の定量法」松本博1国則登代著(学会
出版センター)〕により測定した結果、ポリ (Aj!
a−Lys−Ala−Leu)  1分子当たり6個の
チオール基が導入されていた。
エンケファリンアナログ・ポリ (Afa−Lys−A
j!a−、Leu)複合体の合成 チオール基を導入したポリ (Aj2a−Lys−Al
a−Leu)水溶液251Illを酢酸でp)Iを6に
調整し、濃縮して約1 tallとした。これにエンケ
ファリンアナログ・6−マレイミドヘキサノイル誘導体
78.8 mgを4 mlのDMSO(ジメチルスルホ
キシド)に溶解して添加し、室温で3日間反応させた後
1石油エーテルを加えて白色沈澱を得た。この白色沈澱
をDMFに溶解し1石油エーテルで5回再沈澱を行い、
乾燥して白色粉末を得た。
得られた白色粉末20gにアニソールを数滴加え、溶液
を水冷した。充分に冷却した後、TFAl mlを加え
て水冷下で20分間攪拌3反応させてBoc基を除去し
た。次に反応混合物にエーテルを加えて目的物を沈澱さ
せ、エーテルで5回洗浄した後、濾取して白色粉末を得
た。得られた沈澱に酢酸を加えて溶解し蒸留水で1週間
透析した。
透析後、凍結乾燥により23■の白色粉末状のエンケフ
ァリンアナログ・ポリ (Ala−Lys−Aj!a−
Leu)複合体を得た。ポリ (Aj!a−Lys−A
la−Leu)に結合されたエンケファリンアナログの
数はチオール基の消失より1分子当り6個であった。目
的物の確認は元素分析と1″C−NMHにより行った。
エンケファリンアナログ・ポリ (、Ala−Lys−
Ala−Leu)複合体の元素分析(Czx+ Hao
N611 054  3)6  。
エンケファリンアナログ・ポリ (Al2a−Lys−
Ala−Leu)複合体の”C−NMRスペクトル(δ
ppm、 DMSO’6+ 30℃)。
Tyr  ; 56.HCα) 、 36.7 (Cβ
) 、 171.3(C=O) 127.7 (芳香環CI)、 129.8 (芳香環
cz 、6)、 114.8 (芳香環C3,S)。
155.6 (芳香環C4)。
aj!a 、 Al1a : 47.8(Cα) 、 
18.1 (、Cβ)。
168.4(C= 0) Gly;41.4  (Cα) 、 168.3,16
8.5(C= 0)Phe  ;  53.4  (C
α) 、 37.8 (Cβ) 、170.8(C=O
) 135.0 (芳香環C,)、 128.2 (芳香環
C2,6)+ 129.6 (芳香環C3,S)。
126.8 (芳香環C4)。
Leu   ;   51.5 (Cα)  、  4
0.8 (Cβ)  、  23.9(CT)  、 
 22.8.21.7 (Cδ)171.8(C−0) Lys   ;   52.1  (Ccr)  、 
 42.2  (Cβ)、’31.6(Cr>  、 
 28.9 (Cδ)  、  22.5 (Cg) 
 。
171.6  (C=O) スペーサ一部; (五員環)172.5.169.4 
(C= O’)24.3  (CH,)   35.9
  (CH)(その他)  171.2 、171.9
 、172.0 <C=O)36.4  (CH)  
32.0 、 28.2 、 27.6 、 27.2
 。
26.6  、 25.3  (CH,)次に得られた
エンケファリンアナログ・ポリ(A jl!a −Ly
s−A Ila −Leu)の鎮痛作用を調べるため、
マウス輸精管標本によりICS、値を測定し、Met−
エンケファリンのIC3゜値を1として相対活性を求め
た。
その結果を表1に示す。
表1 表1より実施例1のエンケファリンアナログ・ポリ(A
 Ila −Lys−A la −Leu)の住理活性
はM e t−エンケファリンに比べて1 、300倍
の効力を有することが明らかである。
実施例2 (B=(Lys Ls 、 n=11. m
= 5の合成例)実施例1のポリ (Aj!a−Lys
(HBr)−AAa−Leu)(7)かわりに分子量2
9.000のポリ (L−リシン)塩酸塩を用いた以外
は実施例1と同様の方法でエンケファリンアナログ・ポ
リ (L−リジン)複合体を得た。
得られたエンケファリンアナログ・ポリ (L−リシン
)複合体にはチオール基の定量より1分子当たり11個
のエンケファリンアナログが結合していることが分かっ
た。目的物の確認は元素分析。
”C−NMRによって行った。
エンケファリンアナログ・ポリ (L−リシン)複合体
の元素分析結果 (C目) Hthx  NaI 030S)  ++・
エンケファリンアナログ・ポリ (L−リジン)複合体
の”C−NMRスペクトル(δppm、DMSOd&、
30℃)。
Tyr  ;  56.HCα) 、 36.8 (C
β) 、 171.3(C=O) 127.8 (芳香環C,)、 129.8 (芳香環
Cz 、6)、114.9 (芳香環C3,S)。
155.7 (芳香環C4)。
aha ;  47.8(C+7) 、 18.2 (
Cβ) 、 168.4(C=O) Gly:  41.3  (Cα) 、 168.3.
168.5 (C=O)Phe  ;  53.4  
(Cα)、 37.7 (Cβ) 、170.8(C=
O) 135.1 (芳香環C,)、 128.2 (芳香環
Cz 、6)、129.6 (芳香環Cz、s)+12
6.7 (芳香環C4)1 Leu   ;   51.5  (Cα)  、  
、40.7  (Cβ”)  、  23.9(Cγ)
  、  22.9. 21.7(Cδ)171.7(
c = o) Lys   ;  、52.2 (Cα)  、  4
2.2 (Cβ”)  、  31.5(Cr’)  
、  28.9  (Cδ)  、  22.4  (
Cε)。
171.6  (C=O) スペーサ一部; (五員環)172.4,169.4 
(C= 0)24.2  (CHz)   35.8 
 (CH)(その他)  171.1 、1719 、
172.0 (C=0)36.5  (CH,)  3
2.0  、 28.1  、 27.5  。
27.2  、 26.6  、 25.4  、  
(CH2)実施例3 (B= (Aib−Lys−Ai
b−Leu  ) a 。
n=5.m=5の合成例) 実施例1のポリ (A la −Lys (HBr) 
 A j!a−Leu)のかわりに分子量14,800
のポリ (Aib−Lys (HBr) −Aib −
Leu)を用い、また、L−Gly2をD−Met”に
代えたエンケファリンアナログを用いた以外は実施例1
と同様の方法でエンケファリンアナログ・ポリ (Ai
b −Lys−Aib−Leu)複合体を得た。チオー
ル基の定量より得られたエンケファリンアナログ・ポリ
 (Aib−Lys −Aib −Leu)複合体には
、チオール基の定量より1分子当たり5個のエンケファ
リンアナログが結合していた。目的物の確認は元素分析
+ffC−NMRによって行った。
エンケファリンアナログ・ポリ (Aib−Lys −
Aib  Leu)複合体の元素分析結果(CIS:l
 H2S9 Nzs St ) sエンケファリンアナ
ログ・ポリ (Aib−Lys −Aib  Leu)
複合体のI3C−NMRスペクトル(δppm 、 D
MSO−d6 、 30℃)。
Tyr  ; 56.HCα) 、 36.8 (Cβ
) 、 171.2(C=○) 127.7 (芳香環C+)、129.8 (芳香環C
z 、h”)−114,8(芳香環C,+、s)。
155.7 (芳香環C9)。
ala  ;  47.8(Cα)  、  18.3
 (Cβ)、  168.4(C=O) Gj!y;   41.4  (Cα) 、  168
.3. 168.5(C=O) Phe  :   53.4  (Cα)  、  3
7.8 (Cβ’)  、170.9(C=O) 135.2 (芳香環C,)、 128.2 (芳香環
Cz−h)、129.7 (芳香環C:1.S)。
126.7 (芳香環C#)。
Met  ;  51.9 (Cα)  、  32.
8(Cβ”)  、  30.1(Cγ”)  、  
14.9(Cδ)  、171.0(C=O) Lys  ;  52.3 (Cα’I 、 42.2
 (Cβ)、315(Cγ)  、  28.7 (C
δ)  、  22.4 (Cε)。
171.7  (C=O) Aib  ;  48.1 (Cα’)  、  15
.5.19.1 (、Cβ)。
169.1(C= O) スペーサ一部; (五員環) 172.5,169.3
 (C= O”)24.4  (CHり    35゜
8(CH)(その他)171.3 、171.8 、1
72.0 (C=O)36.4 (CH)  32.0
 、 2B、1 、 27.6 。
27.1  、 26.6 、 25.3 (C= O
)実施例4 (B= (Leu−Lys−Aib−Le
u−Aib−Lys−Aib)! 、n=7.m=4の
合成例)実施例1のポリ (A la −Lys (H
B r) −Ala−Leu)のかわりに分子量22,
900のポリ(Leu −Lys (HBr) −Ai
b −Leu −Aib −Lys(HBr) −Ai
b)と、GlyZをD−3er2に代えたエンケファリ
ン・アナログをN(ε−マレイミドブチルオキシ)スク
シンイミドで結合させた以外は実施例1と同様にしてエ
ンケファリンアナログ・ポリ (Leu−Lys−Ai
b−Leu−Aib−Lys −A ib)複合体を得
り。チオール基の定量より得られたエンケファリンアナ
ログ・ポリ (Leu−Lys−Aib −Leu −
Aib −Lys −Aib)複合体のチオール基の定
量より、1分子当たり7個のエンケファリンアナログが
結合していた。
目的物の確認は元素分析、13C−NMRによって行っ
た。
エンケファリンアナログ・ポリ (Leu−Lys −
Aib −Leu −Aib −Lys −Aib)複
合体の元素分析結果< CIqz Hzsz○as S
> ?エンケファリンアナログ・ポリ (Leu−Ly
s −Aib −Leu −Aib −Lys −Ai
b)複合体の1″C−NMRスペクトル(δppm 、
 DMSO−d6 。
30℃)。
Tyr  ;  56.1(Cα) 、 36.7 (
Cβ’) 、 171.4(C= 0) 127.7 (芳香環C,)、 129.8 (芳香環
C,,6)、 114.9 (芳香環C,,S)。
155.6 (芳香環Cオ)。
Ser  ;  56.7(CQ’) 、 63.4 
(Cβ) 、 170.1(C=○) Glly:   41.3  (Cα)、168.3(
C=O)Phe   ;   53.3  (Cα)、
  3T、’7  (Cβン 、171.0(C=O) 135.3 (芳香環C,)、 128.1 (芳香環
Cz =h”)、129.6 (芳香環C:l+ s)
 。
126.8 (芳香環C4)。
Leu   ;   51.6  (Cα)  、  
40.8  (Cβ)  、  23.8(Cr)、2
2.8 .21.6(Cδ”)  、171.9(C=
O) Lys   ;   52.1  (Cα)  、  
42.3  (Cβ)  、  31.6(Cy)  
、  28.8  (Cδ)  、  22.6  (
Cε)171.6  (C=O) Aib   ;   48.2  (Cα)  、  
15.6 .19.2  (Cβ)。
169.1  (C=O) スペーサ一部; (五員環) 172.5.169.4
(C=O)24.4. 35.9(CH)(その他) 
171.2 、171.9 、172.3 (C= 0
)36.3  (CH)  32.1  、 28.2
  、 27.7  。
27.7  、 26.7  、 25.3  (CH
2)参考例1 実施例2〜4で得られたエンケファリンアナログ・ポリ
ペプチド複合体を実施例1と同様にして鎮痛作用を調べ
た。
その結果を表2に示す。
表2 表2より実施例2,3.4のエンケファリンアナログ・
ポリペプチド複合体の生理活性は各々。
Met−エンケファリンに比べて、それぞれ880倍、
 1.500倍、 1 、700倍の効力を有すること
が明らかである。
(発明の効果) 本発明のオピオイドペプチド・ポリペプチド複合体は、
麻薬性のない鎮痛作用が強力で、かつ。
持続効果の長い鎮痛剤として有効なものであり。
純水、生理食塩水等に溶解して使用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Bはアミノ酸残基又はペプチドフラグメントを、
    J_1及びJ_2はLys又はArgから選ばれたアミ
    ノ酸残基を、Z_1はD−Ala、D−Met及びD−
    Serからなる群より選ばれたアミノ酸残基を、Z_2
    はLeu又はMetを、Uはアミノ酸残基を、Tyr、
    Gly、Phe、Leu、Lys、Arg、Ala、M
    et、Serは、夫々チロシン、グリシン、フェニルア
    ラニン、ロイシン、リシン、アルギニン、アラニン、メ
    チオニン、セリンを、Xは ▲数式、化学式、表等があります▼ を表し、nは、2〜20の整数を表す。)。 で示されるオピオイドペプチド・ポリペプチド複合体。
JP61176446A 1986-07-24 1986-07-24 オピオイドペプチド・ポリペプチド複合体 Pending JPS6330499A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11505577B2 (en) * 2019-03-29 2022-11-22 Riken Polypeptide comprising cell-penetrating sequence and composition comprising same

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US11505577B2 (en) * 2019-03-29 2022-11-22 Riken Polypeptide comprising cell-penetrating sequence and composition comprising same

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