JPS6330273A - 熱転写プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は熱転写プリンタに係り、特に印刷した文字記号
パターンを消去できる熱転写プリンタに関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来、熱転写プリンタ印刷文字の消去は、粘着性のある
消去用のフィルムリボンを文字上に重ねて加熱すること
によりリボンにインクを付着させ、消去用リボンの透明
フィルム層と共に用紙上に転写されたインクをはぎとっ
ていた。この印刷文字の消去時は、印字されている文字
の大きさにかかわらず、文字記号パターンの最大分（全
ドツト分）に渡って消去用リボンをヒートしていた。

その為に印字されていない部分の用紙を傷つけたりはぎ
とったりするという欠点があった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上記従来例に鑑みなされたもので、印刷パター
ンの消去の際、印刷されていない領域への加熱やはぎと
りを避けるようにした熱転写プリンタを提供することを
目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明の熱転写プリンタは以
下の様な構成からなる。即ち、パターン情報を記録媒体
に印刷する印刷手段と、該印刷手段により印刷されたパ
ターンを消去する消去手段とを備えた熱転写プリンタで
あって、前記パターン情報を複数の領域に分割する分割
手段と、前記領域におけるパターンの有無をもとに消去
用パターンを作成する消去パターン作成手段とを備える
。

［作用］ 以上の構成において、印刷されるパターン情報を複数の
領域に分割して、各領域におけるパターンの有無をもと
に消去用パターンを作成する。この消去用パターンを基
に消去用リボンを加熱して印刷された文字等の消去を行
う。

［実施例］ 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

［電子タイプライタの説明（第１図、第２図）］第１図
は本実施例の電子タイプライタの構成図である。

図中、１はタイプライタ全体の制御を行う制御部で、例
えばマイクロプロセッサ等のＣＰＵ１００、ＣＰＵ１０
０の制御プログラムやデータ等を格納するＲＯＭ％ＣＰ
Ｕ１００のワークエリアであり、かつ文書情報を格納す
るＲＡＭ等を備えている。またキーボード２より人力さ
れた文字コードをパターン情報に展開するパターン発生
器１０３をも備えている。２は文書情報をコード情報で
入力するキーボード、３は文書情報等の表示を行う表示
部である。

４は印字機構部で、制御部１よりのパターンデータや各
種動作指令を入力して用紙上に印字を行う。４００はサ
ーマルヘッド３４駆動用のヘッドドライバ、４０２はキ
ャリッジモータ４０３を駆動するモータドライバである
。５０は後述する印字用熱転写リボンと消去用リボンと
の交換を行うリボン交換用ソレノイド、４０４はリボン
交換用ソレノイド５０の駆動用ドライバである。４０６
は紙送り用モータ（ＬＦモータ）４０７駆動用のモータ
ドライバである。４０８は印字用リボンあるいは消去用
リボンの巻き取りを行うリボン巻討取りモータ４５を駆
動するモータドライバである。

第２図は本実施例の電子タイプライタの外観図である。

２０は文書情報を入力するキーボード、２１は液晶等の
表示部で、キーボード２０より入力された文書情報を表
示する。２２はキャリッジに搭載された転写用リボンカ
セット、２３はリボンプレートである。２４は印刷が行
なわれる用紙、２５は用紙２４を巻回して用紙送り等を
行うプラテンである。２６はプラテン２５よりの用紙２
４の浮き上がりを防止する紙押え部である。

［キャリッジ部の構成説明（第３図、第４図）］第３図
はキャリッジの構成を示す図で、第２図と同一部分は同
一記号で示している。

３０はプラテン２５に平行して架設されたフレーム、キ
ャリッジ３３はキャリッジモータ４０３により、プラテ
ン２５に平行してフレーム３０上を左右方向に摺動する
。リボンプレート２３は軸３２でキャリッジ３３に支持
されており、軸３２を中心として上方向に回動可能にな
っている。

またリボンカセット２２は軸３１によりリボンプレート
２３に支持されている。３４はサーマルヘッドで、熱転
写リボン４９を介して用紙上に印字を行う。

第４図はリボンプレート２３内の消去用リボン駆動部の
構成図で、第３図と同一部分は同一記号で示している。

４１は消去用リボン軸、４０は消去用リボンで、印字消
去動作毎に消去用リボン巻取υ軸４２により巻取られる
。４３は使用済の消去リボンである。４５はリボン巻取
モータで、リボン巻取ギア４６を回転させて、消去リボ
ン巻取ギア４７あるいは印字用リボン巻取部４８を回転
させる。リボン巻取モータ４５の回転を消去リボン巻取
ギア４７あるいは印字用リボン巻き取り部４８に伝達さ
せるのは、リボン巻き取りギア４６内にあるラチェット
を切り替えることにより行っている。

［印字リボン、消去リボンの切換えの説明（第５図（Ａ
）（Ｂ））］ 第５図（Ａ）は通常の印字時の状態を示す図で、熱転写
リボン４９がプラテン２５に対向して配置され、印字時
はサーマルヘッド３４が用紙２４上にリボン４９を介し
て押圧され、熱転写により印字を行う。

第５図（Ｂ）は印字消去時の状態を示す図で、ソレノイ
ド５０によりリボンプレート２３が押し上げられると、
消去用リボン４０がプラテンに対向する。この状態でサ
ーマルヘッド３４を粘着性のある消去用リボン４０を介
して用紙２４に押圧する。次にサーマルヘッド３４に通
電して用紙２４に消去用リボン４０を接着させ、その後
ソレノイド５０をオフにして第５図（Ａ）の状態にして
用紙２４上の印字文字をはがし取り印字消去を行う。

［印字消去動作の説明　（第６図、第７図）］第６図は
ＲＯＭ１０１に記憶されている印字消去動作のフローチ
ャートである。

本プログラムはキーボード２０より印字消去指示が人力
され、バックスペース等で誤って印字された部分にキャ
リッジを戻七た後開始される。まずステップＳ１で消去
指示された文字パターンをパターン発生器１０３、ある
いはＲＡＭ１０２の印字用バッファから読出す。ステッ
プｓ２ではこの文字パターンをもとに消去パターンを作
成する。

第７図はこの消去パターンの作成を示す図である。

７０〜７２はいずれもパターン発生器１０３に格納され
ている、印字されるパターンデータである。これらのパ
ターンデータ７０〜７２を、例えば４×４の１６エリア
に分割し、分割された各エリアにパターンデータが存在
するかを調べる。その各領域内にパターンデータが存在
するとき、その領域を′１”にし消去パターンを作成す
る。これらを示したのが、印字パターン７０〜７２に対
応する消去用パターン７３〜７５である。なおこの変換
は、各文字コード毎に消去パターン用の１６ビツトの変
換テーブルを予め用意しておき、この変換テーブルを参
照して消去パターンを作成するようにしても良い。

ステップＳ３ではヘッドドライバ４００にステップＳ２
で得られた消去用パターンを出力し、ステップＳ４でリ
ボン交換用ソレノイド５０をオンにして、プラテン２５
に消去用リボン４０を対向させる。ステップＳ５ではサ
ーマルヘッド３４をダウンさせて所定時間通電し、消去
用リボンを用紙上に接着させる。次にステップＳ６でリ
ボン交換用ソレノイド５０をオフにして用紙よりの文字
のはぎ取りを行う。

以上説明したように本実施例によれば、印字されていな
いエリアを不用意にはぎ取ることがないので、印字用紙
の保護ができるという効果がある。

尚、消去の際に印字パターンと全く同様のパターンを出
力して印字パターン部のみヒートをかける方法も、消去
バッファ内に文字コードが入っているため可能ではある
が、その場合印字の際の印字位置と、消去時のヘッド位
置を完全に一致させる必要があり、少しでも位置がずれ
ると消し残りが生じる。従って消去用パターンとしては
印字文字ドツト数以上のドツトが必要となる。

［発明の効果］ 以上説明した如く本発明によれば、印刷パターンの消去
時、印刷されていない領域でのパターンのはぎ取りを避
けることにより、用紙の傷みを減少できるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の熱転写式の電子タイプライタ
の構成図、 第２図は本実施例の電子タイプライタの外観図、 第３図はキャリッジの構成図、 第４図は消去リボン駆動部の詳細図、 第５図（Ａ）（Ｂ）は印字用リボンと消去用リボンの切
換えを示す図、 第６図は制御部の印字消去処理のフローチャート、 第７図は印字パターンと消去用パターンの関係を示す図
である。 図中、１・・・制御部、４・・・印字機構部、２ｏ・・
・キーボード、２１・・・表示部、２２・・・印字用リ
ボンカセット、２３・・・リボンプレート、２４・・・
用紙、２５・・・プラテン、３０・・・フレーム、３３
・・・キャリッジ、３４・・・サーマルヘッド、４ｏ・
・・消去用リボン、４３・・・使用済リボン、４５・・
・リボン巻取モータ、４９・・・印字用リボン、５０・
・・リボン交換用ソレノイド、１００・・・ＣＰＵ、１
０１・・・ＲＯＭ、１０２・・・ＲＡＭ、１０３・・・
パターン発生器である。 特許出願人　　　キャノン株式会社 第３図 第５図　　（Ａ） 消去パターン 一’（Ｑ７−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）パターン情報を記録媒体に印刷する印刷手段と、
   該印刷手段により印刷されたパターンを消去する消去手
   段とを備えた熱転写プリンタであつて、前記パターン情
   報を複数の領域に分割する分割手段と、前記領域におけ
   るパターンの有無をもとに消去用パターンを作成する消
   去パターン作成手段とを備えたことを特徴とする熱転写
   プリンタ。
2. （２）印刷されたパターンの消去はサーマルヘッドによ
   り消去用リボンを記録媒体に押圧して、消去用パターン
   をもとに加熱して行うようにしたことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の熱転写プリンタ。
3. （３）消去パターン作成手段は領域内にパターンデータ
   が存在するとき、前記領域を加熱領域にすることを特徴
   とする特許請求の範囲第２項に記載の熱転写プリンタ。