JPS63299747A - 電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、主巻線および補助巻線をボビンに施して構成
される電動機に関する。

「従来の技術」 補助巻線と主巻線とを並列接続する電動機は、内径側へ
多数の歯部が突出して形成された固定子鉄心に巻線を施
すものであった。

この様な電動機は、固定子の歯部相互間に形成されるス
ロット数が多く、このスロットに主巻線および補助＃線
を施すことは容易ではなかった。

そこで、従来４極電動機等で歯部を内径側で一体にして
外径側を開放する星型に形成して、外径側から巻線を施
すように構成したものが試みられ、巻線を容易にする点
で効果を得ていた。

しかしながら、星型に形成された歯部に巻線を施してか
ら、外径側に歯部相互の磁路を形成する継鉄部を装着す
ると、巻線に傷等が発生し易く絶縁不良や断線等の障害
を発生した。

この様な状態では、電源電圧が高い場合は、巻線が細く
なるため、不良の発生が急増し、実用性がなくなるとい
った問題を有していた。

また、内径側を開放する歯部に特殊な巻線機を用いて歯
部に直接巻線を巻装する方法が試みられているが、これ
も巻線の不良を低減することは困難であった。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものでおり、
巻線をボビンに巻装することに着目し、静粛な運転特性
が得られ巻線が容易で絶縁不良や断線などが発生しない
電動機を得ることを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、ボビンの成形時に内径側へ突出する突出部を
形成し、この突出部によって前記歯部にポビン〃圧入す
ることによって問題点を解決している。

１作用」 ボビンを歯部に装着する際、ボビンの内径側に形成され
た突出部が歯部に対して圧接され、圧入状態となる。

そして、圧入によって生じるストレスや変形は、突出部
に集中するため、ボビンの巻線が施される部分には全く
影響がなく、巻線に不良が発生するなどの問題を生じる
ことはない。

「実施例」 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明すると
、第１図は、本発明による電動機の組み立て構造を示す
分解図であり、第２図は、そのボビンの拡大斜視図であ
る。

第１図および第２図において、電動機は、内径側が一体
になった接続部１を形成し、この接続部１から外径方向
へ突出した磁路２からなる星型の歯部３が形成されてい
る。

そして、歯部３の外径側には、円筒の継鉄部４が装着さ
れる様に構成されている。

ざらに、歯部３は、突出された磁路２に嵌合できる様に
中空に形成されたボビン５が備えられている。

このボビン５は、主巻線および補助巻線となる巻線６が
別の工程で施されるものである。

そして、ボビン５には、端子７が複数形成されており、
巻線６の内部が接続されるように構成されている。

ざらに、ボビン５は、歯部３に装着された俊、端子７が
接続され、プリント基板８が装着されるように構成され
ており、このプリント基板８には、外部の機器に接続す
るためのリード線９が接続されるように構成されている
。

また、ボビン５は、内径側の鍔ａに対して外径側の鍔す
が大きく形成され、この鍔すは、継鉄部４の内径に沿っ
て曲面を構成しており、巻線６が外径側で余計施せるよ
うに構成されており、主巻線と補助巻線とが一体に、あ
るいは単体に施される様構成されている。

ざらに、ボビン５の鍔すの側面に延出してプリント基板
８を受梁する基部７ｘが形成されており、基部７Ｘの側
面に端子７が立設されるように構成されている。

歯部３と継鉄部４とは、アリ１０とアリミゾ１１とによ
って強固に嵌合される様に構成されており、特にアリミ
ゾ１１をΩ型に形成し、このアリミゾ１１に密嵌合され
る様にアリ１０を形成することにより磁気抵抗が少なく
なり、歯部３の径方向の移動の拘束を行う様に構成され
るものである。

ざらに、巻線６が施されたボビン５を歯部３に装着し、
歯部３を継鉄部４に嵌合し、プリント基板８によって巻
線６の接続がなされた後、リード線９を外部に導出する
ようにして全体を樹脂でモールドするように構成されて
いる。

樹脂によるモールドは、図示されないが従来の技術で行
うことができ、モールド成形型に組み立てられた歯部３
などを納めてから熱硬化性の樹脂を注入して加熱成形す
る。

樹脂は、これも従来の技術である、不活性物質を大量に
含み、放熱性および絶縁性が良好なもので構成される。

第１図の（ａ）は、他のボビン５ａの要部を示しており
、（ｂ）は、巻線６が施されないボビン５の形状を示す
要部の斜視図である。

第２図において、ボビン５は、その内径側に突出部５ｂ
が複数形成されており、この突出部５ｂが歯部３にボビ
ン５を装着する時、圧入状態形成するように構成されて
いる。

この様な構成において、電動機は、歯部３および継鉄部
４を打扱かれた鋼板を積層して形成し、ボビン５は、ナ
イロンなどの材料で成形し製作し巻線６を施して構成す
る。

巻線６を施す場合は、回転する機械でボビン５を高速度
で回転させることにより、容易に線径の小さい巻線６で
も容易に確実に施せる。

そして、ボビン５が回転して巻線６が施されることによ
り、密巻きされると共に巻線６に全く傷等が発生しない
様に施されることになり、絶縁や断線などの巻線特有の
障害をなくすることができる。

そして、巻線６を施す場合、ボビン５の外径側の鍔すが
大きく形成されているため、外径側で余計施すことによ
り、外径側へ傾斜して巻線６が配分されることになり、
放射状に突出される磁路２の相互間に有効に巻線６が施
せることになり、歯部３における巻線密度を高くするこ
とができる。

巻線６は、ボビンに巻装された後、ボビン５に備えられ
た端子７に端部を接続することになるが、これまでの工
程は、歯部３に無関係に別工程で行うことがでへ、巻線
６が施されたボビン５を人足に製作することができる。

そして、ボビン５は、基部７ｘに多数の孔１４を形成し
てあき、必要個数のピンを打ち込み端子７とするため、
主巻線のみ巻装されるボビン５には、端子７が２個でよ
く、補助巻線が巻装される場合は、ボビン５ａに端子７
ａが４個などと必要個数が増加する。

しかし、ボビン５．５ａの形状は変らず、同じ成形型で
成形製作したもので良く、製作の都合が良くなる。

巻線６が巻装されたボビン５は、歯部３に圧入されるが
、圧入に際して、突出部５ｂが歯部３に接触し、ボビン
５のだの部分には、影響がなく、圧入される。

そして、突出部５ｂによる圧入によってボビン５は、歯
部３に対して固定され、揺動することが避けられる。

一方、歯部３を継鉄部４に嵌合するには、相当の押圧力
を要するが、アリ１０をアリミゾ１１に嵌合するように
位置付け、プレスなどによってアリ１０を押圧すること
で嵌合できる。

この場合、アリ１０が巻線６に隣設するが、巻線６がボ
ビン５に施されており、しかも鍔すが形成されているた
め、巻線６に対する悪影響を遮断することができ、巻線
６の不良発生の原因を生じることはない。

さらに、ボビン５に外径方向に余計に巻線６を施すよう
に形成し、放射状の磁路２に嵌合することにより、高密
度の巻線構造を得ることができ、小形で高出力の電動機
を構成することができる。

さらに、製造面において、歯部３と継鉄部４とを化合す
るのに、歯部３のアリ１０近傍の肩の文を継鉄部４の内
径側に衝合することにより、極めて正確に歯部３が径方
向に位置決めされ、歯部３の内径と回転子との空隙が小
さくできる。

この様な歯部３の内径側に形成される回転子との空隙は
、機械による切削で調整されても良いが、大きくて損失
が増加した場合でも、従来の巻線方法に比較してボビン
５によって歯部３に巻装される巻線方法では、巻線６の
銅損が少なくなるため、しかも、継鉄４に沿ってボビン
５の鍔すが曲面を形成しており、線積率、すなわち歯部
３相互間で巻線６が大組に巻装できるため効率が向上す
る面があり、結果として効率が悪化することは少なくな
る。

「発明の効果」 本発明によれば、ボビンの内径側に突出部を形成して歯
部に圧入したため、ボビン揺動することなく、固定され
、しかも、歯部に圧入が容易であり、組み立てが容易と
なり、細い巻線でも大組に容易確実に施すことができ、
効率の良い信頼性の高い電動機を構成することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電動機の組み立て構造を示す分
解図であり、第２図は、そのボビンの拡大斜視図である
。 ２・・・磁路、　３・・・歯部、　４・・・継鉄部、　
５・・・ボビン、　６・・・巻線、　７・・１端子、　
８・・・プリント基板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子鉄心を星型の歯部とこの歯部を囲繞する円筒の継
   鉄部とで構成し、主巻線および補助巻線をボビンに施し
   て前記歯部に嵌合する電動機において、ボビンの成形時
   に内径側へ突出する突出部を形成し、この突出部によつ
   て前記歯部にボビン圧入することを特徴とする電動機。