JPS6329308B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動販売機、ゲーム等に用いられる
硬貨選別装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、硬貨またはメダル等を選別するための硬
貨選別装置は種々の形式のものが既知であり、例
えば、実開昭52−77797号に記載されているよう
に、表板に硬貨投入口、返却レバーおよび返却口
が設けられ、表板に硬貨選別通路、正規硬貨シユ
ートおよび返却シユートを限定する固定側板、可
動側板、シユート側板等が一体に取付けられ、不
正の投入硬貨は返却シユートを経て表板の硬貨返
却口に返却されるように構成された一般にフロン
ト形式と称せられているものがある。

また、他の代表的硬貨選別装置としてドロツプ
形式と称せられるものがあり、これは、例えば、
特公昭43−25451号公報に記載されているように、
選別すべき正規硬貨の直径より小さい間隔で離間
した一対の係合片を有する回転可能の硬貨直径チ
エツク用クレードルと、硬貨選別通路内で転動硬
貨に対して磁気制動力を作用させて硬貨材質をチ
エツクし得る磁気硬貨材質チエツク手段とを具え
るものである。

上述したフロント形式の硬貨選別装置は硬貨投
入口から返却口まで一体に具える自己充足構造を
有するための自動販売機、ゲーム機等への取付が
容易であるとともにコンパクトに構成され、取付
空間が小さい利点があるが、クレードル型硬貨選
別装置に比べ材質チエツク機能が劣る欠点があつ
た。

（発明が解決しようとする問題点） 近年、自動販売機、ゲーム機等の使用が多くな
るにしたがつて正規の硬貨以外の不正硬貨を用い
て自動販売機等のスイツチを作動させる不正行為
が種々の方法で巧妙に行われる傾向が生じてお
り、かかる不正硬貨の使用を防止するために硬貨
の直径、厚み、材質、重量等の高精度のチエツク
が要求され、これがため、本発明者は上述したフ
ロント形式の硬貨選別装置に上述したドロツプ形
式で硬貨の直径および重量を判別するために用い
られているクレードルと硬貨の材質を判別するた
めに用いられている磁気硬貨材質チエツク手段と
を組合せることに着眼した。

しかしながら、クレードルおよび磁気硬貨材質
チエツク手段が設けられた硬貨選別通路の出口に
対し正硬貨を受入れる硬貨シユートの入口および
不正硬貨の返却シユートの入口が同一個所で共に
開口する構成であるため、返却口から不正硬貨が
返却シユートを経て正硬貨の硬貨シユートに入れ
られ、これにより不正に作動されるという問題が
生じる。

したがつて、本発明の目的は、上述したフロン
ト形式の硬貨選別装置において、直径、重量およ
び材質による硬貨選別手段としてクレードルおよ
び磁気硬貨材質チエツク手段を用いて硬貨の選別
精度を向上させるとともに、上述した不正動作を
防止し得るようにした硬貨選別装置を提供しよう
とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、図面に示すように、硬貨投入
口２と返却口４とが上下に設けられ、これら投入
口および返却口の中間位置に返却レバー３が設け
られた表板１と、この表板１の裏面に一方の側端
が固着された固定側板６と、この固定側板６の上
端縁部に上端縁部がヒンジ連結されて固定側板６
との間に下方に対して開放可能の硬貨選別通路２
５を画成する可動側板７と、前記硬貨選別通路２
５の出口に対し入口がそれぞれ開口する硬貨シユ
ート２６および返却シユート２７とを具え、この
返却シユート２７が前記硬貨選別通路２５の下方
位置で前記表板１の返却口４にまで延長して設け
られ、また、前記硬貨シユート２６の下端出口８
１に設けられた正規硬化検知手段８０と、選別す
べき正規硬貨の直径より小さい間隔で離間した２
個の係合片４２，４３を有し硬貨投入口の斜め下
方位置で可動側板７の外側壁上に枢支ピン４１に
よつて枢着されて係合片４２，４３を可動側板７
に形成された溝孔４４，４５を経て硬貨選別通路
２５内に突出するクレードル４０と、硬貨選別通
路２５のクレードル４０より下流位置で固定側板
６に取付けられた材質チエツク用磁石５０と、前
記返却シユート２７の入口から返却口４に向けて
硬貨を通過させるも返却口４から返却シユート入
口に向けての硬貨の通過を阻止する手段９０とを
具えていることを特徴とする。

（作用） 本発明によれば、表板１の硬貨投入口２から投
入された硬貨はクレードル４０により直径および
重量を判別され、正硬貨の直径および重量を有す
る硬貨は硬貨選別通路２５内に転動して材質チエ
ツク用磁石５０により磁気制動作用を受け、硬貨
選別通路２５の出口から正硬貨は硬貨シユートに
通過して受け入れられ、不正硬貨は返却シユート
２７を経て返却口４に返却される。また、直径お
よび重量が正規でない不正硬貨はクレードル４０
の係合片４２，４３間を経て下方に落下し、返却
シユート２７内に入り、返却口４に返却される。

また、返却口４から不正硬貨が返却シユート２
７内に押し込まれても、この不正硬貨が硬貨シユ
ート２６に入るのを阻止手段９０によつて阻止す
ることができる。

（実施例） 以下、本発明を図面につき説明する。

図面において、１は表板で、これには使用可能
の正規硬貨の直径および厚み以下のものを通し得
る寸法の硬貨投入口２と、外部から操作可能の返
却レバー３と、返却口４と、この返却口４から排
出される硬貨等を受けるＵ字形返却硬貨受け５と
が設けられている。

６は表板１の裏面に固着される固定側板、７は
固定側板６の一側に取付けられる可動側板、８は
硬貨シユート側板９および返却シユート側板１０
を一体に有して固定側板６の一側に取付けられる
シユート側板で、これらの固定側板６、可動側板
７およびシユート側板８はダイカスト成形によつ
て所要形状にそれぞれ形成され、ねじ等の緊締具
を用いることなく互に組立てられ、表板１とによ
つて硬貨選別装置の本体を構成する。

固定側板６は表板１の裏面に鋲１１等によつて
固着され、可動側板７はその上端縁部の内側に離
間して形成された円形受孔１２のそれぞれに固定
側板７の上端縁部の対応する離間位置で突設され
た突起１３の半球形先端部をそれぞれ支承させた
組立位置で両側板の上端縁部に管状弾性連結片１
４を嵌着することによつて下方に対し弾性的に開
放可能に固定側板６に連結され、シユート側板８
は固定側板６に嵌合孔１５と嵌合舌片１６との嵌
合によつて嵌着組立てられる。なお、固定側板６
およびシユート側板８は返却硬貨受け５を表板１
に取付ける際に、返却硬貨受け５の取付ねじ部１
８にナツト１９によつて表板１に一体に緊締固定
される。

２０，２１，２２は固定側板６、可動側板７お
よびシユート側板８の上端縁部外側にそれぞれ形
成された弾性連結片取付用スリツト掛合条溝で、
連結片１４のスリツト２３と掛合する。上述した
ようにスリツト掛合条溝２２をシユート側板８の
上端縁部にも設けることによつて、可動側板７を
固定側板６から外ずす必要が生じた際に、連結片
１３を可動側板７の条溝２１からシユート側板８
の条溝２２に滑らしてシユート側板８上に移動す
ることによつて連結片１４を本体上から分離する
ことなく可動側板７を取外ずすことができる。可
動側板７を再び固定側板６に連結する場合には可
動側板７を前述の組立位置に取付けた後連結片１
４を条溝２２から条溝２１に滑らして移動するだ
けで容易に連結することができる。

２５は固定側板６と可動側板７との間に画成さ
れた硬貨選別通路、２６は固定側板６とシユート
側板８の硬貨シユート側板９との間に画成された
正規硬化通路である硬貨シユート、２７は固定側
板６とシユート側板８の返却シユート側板１０と
の間に画成され表板１の硬貨返却口４に通じる不
良硬貨排除通路である不良硬貨返却シユートを示
す。

３０は自動販売機、ゲーム機等の使用禁止時に
硬貨投入口２から硬貨が投入されるのを阻止する
ブロツカーで、電磁石３１の可動接極片３２に取
付けられたブロツカーアーム３３の先端部をばね
力によつて固定側板６の孔３４を経て通路２５内
に常時突出させ、自動販売機、ゲーム機等の使用
可能時に電磁石３１が通電附勢されることによつ
て接極片３２がばねに抗して電磁石３１に吸引さ
れ、ブロツカーアーム３３が通路２５から後退し
て硬貨の投入を可能にするよう構成される。

３５は可動側板７に取付けられた硬貨擬似鉄片
等の鉄片吸着用磁石片で、第７図に示すようにそ
の内端を可動側板７の内側に設けた窪み３６内に
突出させて通路２５の一側に位置させ、投入口２
から投入された硬貨擬似鉄片等の不良硬貨を吸着
してその通過を阻止するよう設けられている。３
７は磁石片３５に吸着された硬貨擬似鉄片等の不
良硬貨を磁石片３５から引き離して排除するため
の排除板で、固定側板６に一体に形成され、通路
２５を横切つて可動側板７の窪み３６内に位置
し、この排除板３７に形成した孔３８を経て磁石
片３５が通路２５の一側に位置している。これが
ため、後述するように、返却レバー３によつて可
動側板７が第７ｂ図に示すように傾動されて下方
に対して開放される際に、磁石片３５が孔３８か
ら後退し磁石片３５に吸着されている不良硬貨か
ら磁石吸着作用を除去し、これにより不良硬貨は
下方の返却シユート２７内に落下して返却され
る。

４０は硬貨直径チエツク用クレードルで、ピン
４１によつて可動側板７に枢着され、選別すべき
正規硬貨の直径より小さい間隔で離間した２個の
係合片４２，４３を有し、これらの係合片４２，
４３を可動側板７に形成された円弧状溝孔４４，
４５を経て通路２５内に突出し、バランスウエイ
ト４６によつて両合止片４２，４３間に投入硬貨
を受けるよう常時保持され、正規硬貨が両係合片
４２，４３に掛合することによつてバランスを失
なつて回動して通路２５に通過されるも、正規直
径より小さいものは両係合片４２，４３間に通り
抜けさせて下方の返却シユート２７に落下させる
よう構成されている。

５０は材質チエツク用磁石で、第８図に示すよ
うに固定側板６に形成された取付窪み５１内に嵌
着され、窪み側壁孔５２に掛合する保持板５３に
よつて窪み５１内に保持されている。磁石５０に
対向する位置で可動側板７に孔５４を形成し、磁
路鉄板５５を孔５４内に位置させてねじ５６によ
つて可動側板７に固定し、これにより硬貨選別通
路２５を横切つて磁界を生ぜしめ、クレードル４
０によつて回動されて固定側板６上の傾斜レール
５７上を転動する硬貨に磁気制動作用を与えるよ
うに構成する。

６０，６１は不良硬貨が磁石５０の強力な磁力
によつて吸着された場合にこれを排除するための
排除板で、可動側板７に一体に成形され、通路２
５を横切つて固定側板６および磁石取付窪み５１
に形成された窪み６２，６３内に位置し、これに
より前述したと同様に返却レバー３によつて可動
側板７が第８ｂ図に示すように側方の開放される
際に、排除板６０，６１が擬似不良硬貨を排除し
て、下方の返却シユート２７内に落下させるよう
構成する。

第８図に示すように固定側板６に設けた傾斜レ
ール５７には切欠部６５を設けて可動側板７との
間にスリツト６６を画成し、可動側板７に硬貨選
別通路幅調整用ねじ６７をねじ込んで通路２５内
にその先端を突出させて傾斜レール５７の側面６
８に掛合させ、これによりスリツト幅を調整可能
とし、通路入口側から出口側に向けて傾斜してい
る傾斜レール５７の上面を可動側板７側に向けて
も傾斜させ、これにより硬貨が傾斜レール５７上
を転動する際に、規定の厚さよりも薄い不良硬貨
をスリツト６６を径て下方の返却シユート２７内
に落下させることによつて厚みチエツクが行なわ
れるよう構成する。

７０は材質チエツク用磁石５０による磁気制動
力を受けて転動通過速度が材質に応じて変化され
た硬貨との衝突によつて硬貨を硬貨シユート２６
または返却シユート２７に振分ける硬貨振分け装
置で、振子レバー７１はピン７２によつて上端が
固定側板６に枢着され、レバー下端にウエイト７
３が固着されて揺動可能ほぼ垂直に垂下支持さ
れ、レバー下端に振分け片として設けられた振分
け突耳７４を固定側板６の溝孔７５を経て磁石５
０の下流位置の硬貨選別通路２５と硬貨シユート
２６と返却シユート２７との分岐点に常時突出位
置させる。７６は振分け突耳位置調整用ねじで、
その先端を固定側板６上に設けられたストツパー
（図示せず）に掛合させる。振子レバー７１には
薄板片７８を固着し、この薄板片７８の下端にギ
ザチエツク爪７９を設け、このギザチエツク爪７
９を振分け突耳７４とほぼ平行に離間して並べて
位置させている。

かように、振分け突耳７４およびギザチエツク
７９を上述した分岐点に位置させるよう常時附勢
される振子レバー７１上に設けることによつて、
ギザの無い不良硬貨の使用を確実に防止すること
ができるとともに自動販売機、ゲーム機等の後傾
姿勢での不正使用をも防止し、また後述する硬貨
返却口４から返却シユート２７を経て硬貨シユー
ト２６への不良硬貨の通過を防止することができ
る。

８０は硬貨シユート２６の下端出口８１に対し
て設けられた正規硬貨検知マイクロスイツチ、８
２はそのスイツチ作動腕、８３は上端がピン８４
によつてシユート側板８に枢着された糸吊り防止
レバーでその下端に設けられた吊上げ阻止片８５
がシユート側板８の孔８６を経てスイツチ作動腕
８２の上方位置で硬貨シユート２６内に常時突出
するようにウエイト部８７によつて附勢され、こ
れにより糸吊り硬貨によるマイクロスイツチ８０
の不正作動を防止するよう構成されている。

第７図において、８７はクレードル４０の下方
位置で固定側板６の内側に突設された阻止壁で、
その上側は傾斜面８８によつてクレードル４０の
係合片４２，４３間を通過して落下する小径の小
良硬貨を下方の返却シユート２７に通過させる
も、硬貨返却口４から細条片がクレードル４０の
下側に挿入されるのを阻止し、これにより不正使
用行為を防止することができる。

同様に第７図において、９０は表板１の硬貨返
却口４に対向して固定側板６から返却シユート２
７内に突設された阻止壁で、硬貨返却口４からは
じき入れられた不良硬貨が硬貨シユート２６に通
過してマイクロスイツチ８０を作動するのを防止
する。

返却レバー３は、その軸９１を表板１に形成し
た孔に貫通して固定側板６に突設した軸受突耳９
２の孔に回転可能に支承して取付けられ、軸９１
に押板９３が一体に回転するよう固着され、この
押板９３の押し面９４をインボリユート曲線で形
成し、この押し面９４と協働するよう可動側板７
の前端下部に受動板９５を側方に突設し、この受
動板９５の受面９６をもまたインボリユート曲線
で形成し、返却レバー３の回動力をインボリユー
ト曲線の押し面９４および受面９６の点接触を介
して伝達して可動側板７を押し開くよう構成す
る。かように互に協働する押し面９４および受面
９６をインボリユート曲線で形成することによつ
て接触掛合面の摩耗が少なく、返却レバー３によ
る固定側板６の開放作動を極めて小さい力で行な
うことができ、これにより材質チエツクを高精度
で行なうためには不可欠とされる磁力が極めて高
い磁石をも容易に用いることができる。かよう
に、返却レバー３による返却操作を極めて軽快に
行なうことができ、磁石の吸着作用に抗して無理
に押し開くことによつて連結片１４のヒンジ連結
部に生ずるこじれを防止し、可動側板７の位置が
ずれるのを防止することができる。

第９図は正規硬貨Ａと不良硬貨Ｂとのチエツク
経路を示し、硬貨は投入口２で直径および厚みを
チエツクされて直径または厚みあるいはこれら双
方が規定寸法より大きい不良硬貨B₁は排除され、
硬貨A₁は固定側板６上の案内路９５により硬貨
チエツク用クレードル４０に案内され、両係合片
４２，４３上にA₂で示すように係合保持され、
小径の不良硬貨はクレードル４０の両係合片４
２，４３間を通過して矢B₂で示すように下方の
返却シユート２７に排除され、硬貨はクレードル
２７によつて矢A₃で示すように回動され、この
間に鉄片吸着用磁石片３５により硬貨擬似鉄片は
吸着排除される。次で、硬貨は傾斜レール５７を
矢A₃で示すように転動通過し、スリツト６６に
より厚みチエツクを受けて規定より薄い不良硬貨
は矢B₃で示すように返却シユート２７に排除さ
れる。硬貨が材質チエツク用磁石５０による強力
な磁界を転動通過する際、不良硬貨は磁気制動作
用により通過速度が制動されギザチエツク爪７９
および振分け突耳７４を硬貨シユート閉止側に押
し動かして矢B₄で示すように返却シユート２７
に排除される。他方、正規硬貨は磁石５０による
磁気制動作用を受けることなく、硬貨シユート２
６に向けて回転しながら通過し、ギザチエツク爪
７９に硬貨外周ギザが掛合し、硬貨の回転運動に
よつてギザチエツク爪７９を返却シユート２７側
に押し動かし、矢A₆で示すように硬貨シユート
２６に通過し、検知用マイクロスイツチ８０を作
動した後、Ａで示すようにキヤツシユボツクス内
に落下する。しかし、寸法および材質が正規硬貨
と全く同じであつてもギザのない不良硬貨はその
平滑な外周がギザチエツク爪７９に当る際に、こ
の爪を硬貨シユート２６側に押し動かして振分け
突耳７４によつて硬貨シユート２６への入口を閉
じ、返却シユート２７に矢B₄で示すと同様に排
除される。

（発明の効果） 本発明によれば、硬貨投入口、返却口、返却レ
バー、硬貨選別通路、硬貨シユート、返却シユー
トを一体に有する利点と、クレードルおよび強力
な材質チエツク用磁石の磁気制動作用による優れ
た選別機能とを組合わせ得るとともに、この組合
せによつて生じ得る返却口からの不正行為を防止
し、これにより、小型で自己充足型の高精度の硬
貨選別装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による硬貨選別装置の正面斜視
図、第２図は第１図に示す硬貨選別装置の正面
図、第３図は同じく背面図、第４図は同じく右側
面図、第５図は同じく左側斜視図、第６図は同じ
く右側斜視図、第７図は鉄片吸着磁石片および返
却レバー部分の作動説明用縦断面図、第８図は材
質チエツク磁石部分の作動説明用横断面図、第９
図は選別作用説明図、第１０図は振子レバーの斜
視図、第１１図は返却レバー部分の斜視図であ
る。 １……表板、２……硬貨投入口、３……返却レ
バー、４……返却口、５……返却硬貨受け、６…
…固定側板、７……可動側板、８……シユート側
板、９……硬貨シユート側板、１０……返却シユ
ート側板、１１……鋲、１２……円形受孔、１３
……突起、１４……弾性連結片、１５……嵌合
孔、１６……嵌合舌片、２０，２１，２２……弾
性連結片取付用スリツト掛合条溝、２３……スリ
ツト、２５……硬貨選別通路、２６……正規硬貨
通路または硬貨シユート、２７……不良硬貨排除
通路または不良硬貨返却シユート、３０……ブロ
ツカー、３１……電磁石、３２……可動接極片、
３３……ブロツカーアーム、３５……鉄片吸着用
磁石片、３６……窪み、３７……排除板、３８…
…孔、４０……硬貨直径チエツク用クレードル、
４２，４３……係合片、４４，４５……円弧状溝
孔、４６……バランスウエイト、５０……材質チ
エツク用磁石、５１……取付窪み、５２……窪み
側壁孔、５３……保持板、５４……孔、５５……
磁路鉄板、５６……ねじ、５７……傾斜路、６
０，６１……排除板、６２，６３……窪み、６５
……切欠部、６６……スリツト、６７……硬貨選
別通路幅調整用ねじ、６８……側面、７０……硬
貨振分け装置、７１……振子レバー、７２……ピ
ン、７３……ウエイト、７４……振分け片または
振分け突耳、７５……溝孔、７６……位置調整用
ねじ、７７……ストツパー、７８……薄板片、７
９……ギザチエツク爪、８０……正規硬貨検知マ
イクロスイツチ、８１……下端出口、８２……ス
イツチ作動腕、８３……糸吊り防止レバー、８４
……ピン、８５……吊下げ阻止片、８６……孔、
８７……ウエイト部、８８……阻止壁、８９……
傾斜面、９０……阻止壁、９１……軸、９２……
軸受突耳、９３……押板、９４……押し面、９５
……受動板、９６……受面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 硬貨投入口２と返却口４とが上下に設けら
   れ、これら投入口および返却口の中間位置に返却
   レバー３が設けられた表板１と、この表板１の裏
   面に一方の側端が固着された固定側板６と、この
   固定側板６の上端縁部に上端縁部がヒンジ連結さ
   れて固定側板６との間に下方に対して開放可能の
   硬貨選別通路２５を画成する可動側板７と、前記
   硬貨選別通路２５の出口に対し入口がそれぞれ開
   口する硬貨シユート２６および返却シユート２７
   とを具え、この返却シユート２７が前記硬貨選別
   通路２５の下方位置で前記表板１の返却口４にま
   で延長して設けられ、また、前記硬貨シユート２
   ６の下端出口８１に設けられた正規硬化検知手段
   ８０と、選別すべき正規硬貨の直径より小さい間
   隔で離間した２個の係合片４２，４３を有し硬貨
   投入口の斜め下方位置で可動側板７の外側壁上に
   枢支ピン４１によつて枢着されて係合片４２，４
   ３を可動側板７に形成された溝孔４４，４５を経
   て硬貨選別通路２５内に突出するクレードル４０
   と、硬貨選別通路２５のクレードル４０より下流
   位置で側板６に取付けられた材質チエツク用磁石
   ５０とを具え、前記返却シユート２７の入口から
   返却口４に向けて硬貨が通過するのを許すも返却
   口４から返却シユートの入口に向けて硬貨が通過
   し得ないように阻止する手段９０が硬貨選別通路
   ２５の出口に対して入口が開口する返却シユート
   ２７内に設けられていることを特徴とする硬貨選
   別装置。